JP3625683B2 - 電源装置 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、ハイブリッド自動車や電気自動車等の自動車を駆動するモーターの電源用に使用される大電流用の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車走行用のモーターを駆動する電源に使用される大電流用の電源装置は、複数の電池を直列に接続して出力電圧を高くしている。駆動モーターの出力を大きくするためである。この種の用途に使用される電源装置は、極めて大きな電流が流れる。たとえば、ハイブリッド自動車等では、スタートするときや加速するときに、電池の出力で自動車を加速するので、極めて大きな電流が流れる。さらに、短時間で急速充電するときにも大きな電流が流れる。
【0003】
大電流を流して使用される電源装置は、電池の温度が上昇したときに、強制的に冷却する必要がある。複数本の電池ユニットを、複数列に横に並べてホルダーケースに入れている電源装置は、各々の電池ユニットを均等に冷却することが大切である。冷却される電池の温度にむらができると、温度が高くなって電池の性能が低下しやすいからである。
【0004】
ホルダーケースに複数の電池ユニットを収納して、各々の電池ユニットをより均等に冷却する構造は、たとえば、特開平10−270095号公報に記載される。この公報に記載されるホルダーケース2は、図1の断面図に示すように、ホルダーケース2の下部を空気の流入口12として上部を排出口13とし、下部の流入口12から上部の排出口13に空気を流動させて、内部に収納している電池ユニット1を冷却する。ホルダーケース2の内部には、電池ユニット1の表面に流す空気の流速を調整するための冷却調整フィン14を配設している。
【0005】
この構造のホルダーケース2は、上部に配設される電池ユニット1の表面を流れる空気の流速を、下部の電池ユニット1の表面を流れる空気の流速よりも速くしている。上部と下部の電池ユニット1の表面を流れる空気の流速を同じにすると、下部の電池ユニット1の表面を通過する空気温度が低いために、下部の電池ユニット1が上部よりも効果的に冷却されて、上部と下部で電池ユニット1に温度差ができるからである。
【0006】
冷却調整フィンは、上部の電池ユニット表面の空気の流速を下部よりも速くするために、冷却調整フィンと電池ユニットとの間の空気の流動隙間を、上方に向かって次第に狭くしている。流動隙間が狭くなると、空気の流速は速くなるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この構造の電源装置は、下部の電池ユニットを冷たい空気で冷却し、上部の電池ユニットを速い流速で冷却して、上下の電池ユニットをより均一な環境で冷却する。しかしながら、この構造では、上下の電池ユニットを均一な条件で冷却するのが極めて難しい。それは、下部の電池ユニットを冷却する空気温度が低く、上部の電池ユニットを冷却する空気温度が高くなるからである。高温の空気で冷却される上部の電池ユニットは、表面を流れる空気の流速を速くしても、下部の電池ユニットと同じように効率よく冷却するのが難しい。このため、空気の流入口の近傍に配設される電池ユニットは効率よく冷却されるが、空気の排出口の近傍に配設される電池ユニットを効率よく冷却するのが難しく、ホルダーケースに収納している電池ユニットに温度差ができる欠点がある。排出口の近傍にあって、効率よく冷却するのが極めて難しい電池ユニットは、高温になって劣化しやすい弊害がある。
【0008】
本発明は、このような従来の電源装置の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、ホルダーケースに収納している電池ユニット全体をより均一に冷却して、温度差に起因する電池性能の低下を有効に防止できる電源装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の電源装置は、複数本の電池ユニット1を、内部に平行に複数列に並べて収納しているホルダーケース2を備える。ホルダーケース2は、内部を空気ダクト6として、空気ダクト6に空気を通過させて、内部に収納している電池ユニット1を冷却する。さらに、本発明の請求項1の電源装置は、隣接する電池ユニット1をリードで接続して組電池とし、電池ユニット1を、組電池の状態でホルダーケース2に収納しており、この組電池は、電池ユニット1を横1列に平行に並べて互いに連結したものである。ホルダーケース2 は、方形状であって互いに対向して離されて平行に配設してなる2枚の両面プレート部2Aを備え、この両面プレート部2Aの周囲が、端部プレート部2Bと側面プレート部2Cで閉塞されて、内部に空気ダクト6を設けており、端部プレート部2Bに排出口8を開口して、両排出口8の中間に位置するように、上側又は上下の両面プレート部2Aに列状に中間空気流入口7を開口している。さらに、両面プレート部2Aに対して電池が垂直な姿勢とするようにして、複数の電池ユニットを内蔵している。
中間空気流入口7から、冷却空気が吸入され、中間空気流入口7から流入される外気を、両側に分岐して流して空気ダクト6の内部を通過させて、電池ユニット1を冷却して、排出口8から排出されて、ホルダーケース2の内部に収納している複数の電池ユニット1を強制的に冷却する。
【0010】
本発明の請求項2の電源装置は、中間空気流入口7の外側に外気供給ダクト11を設けている。この外気供給ダクト11には、外気を供給する冷却ファン9を連結している。冷却ファン9は、外気を外気供給ダクト11に供給する。外気供給ダクト11に供給された外気は、中間空気流入口7を通過して空気ダクト6に強制的に送風される。
【0011】
本発明の請求項3の電源装置は、空気を吸引する冷却ファン9を排出口8に連結している。冷却ファン9が、排出口8から空気を吸引すると、中間空気流入口7を通過して外気が空気ダクト6に強制的に流入され、空気ダクト6を通過する空気が電池ユニット1を冷却する。
【0012】
本発明の請求項4の電源装置は、ホルダーケース2の両端に複数の排出口8を開口している。各々の排出口8には、冷却ファン9を連結している。冷却ファン9は各々の排出口8から空気を吸引して、空気ダクト6に空気を流動させる。
【0013】
さらに、本発明の請求項5の電源装置は、ホルダーケース2に、大きさが異なる複数の中間空気流入口7を列状に開口している。この電源装置は、大きさの異なる中間空気流入口7から空気ダクト6に空気を流入させて、空気ダクト6に配設している電池ユニット1を均一に冷却する。
【0014】
本発明の請求項6の電源装置は、ホルダーケース2の内部には、下側の両面プレート部2Aの表面に電池ユニット1を固定し、上側の両面プレート部2Aと電池ユニット1の上端との間に空気を通過できる隙間を設けている
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。
【0016】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0017】
図2ないし図4に示す電源装置は、複数の電池ユニット1をホルダーケース2に収納している。電池ユニット1は、1本の円筒型の二次電池、または静電容量の大きなスーパーキャバシタである。電池ユニットに使用する二次電池は、ニッケル−水素電池が適している。ただ、電池ユニットの二次電池は、ニッケル−カドミウム電池やリチウムイオン二次電池とすることもできる。
【0018】
電池ユニットは、複数の二次電池やスーパーキャバシタを直線状に連結したものとすることもできる。図に示す電池ユニットは、全長が短いので、1〜2本の二次電池やスーパーキャバシタを直線状に連結したものである。
【0019】
図5に示す電池ユニット1は、隣接するものをリードで直列に接続した組電池としている。電池ユニット1は、組電池の状態でホルダーケース2に収納される。組電池は、図5に示すように、リード3を介して、電池ユニット1を横1列に平行に並べて互いに連結したものである。図の組電池は、複数の電池ユニット1が同一平面に位置するように連結している。図示しないが、組電池は、隣接する電池ユニットを同一平面に配設することなく、凹凸ができるように多少ジグザグ状に連結することもできる。さらに、組電池は、図に示すように、2列に連結した電池ユニット1を、間に隙間ができるように連結した構造とすることもできる。
【0020】
電池ユニット1を連結して組電池の状態でホルダーケース2に収納する電源装置は、多数の電池ユニット1を能率よくホルダーケース2に収納できる。このため、能率よく組み立てできる。さらに、隣接する電池ユニット1をリード3で連結しているので、多数の電池ユニット1を正確な位置に配設できる特長もある。
【0021】
図2に示す電源装置は、ホルダーケース2に6列の組電池を収納している。図6と図7に示す電源装置は、2列に連結している電池ユニットを3列に収納している。各列の組電池は、引出用リード線4とコネクター5を介して、互いに直列に接続される。電池ユニット1をスーパーキャバシタとする電源装置は、引出リード線4とコネクター5を介して全てのスーパーキャバシタを並列に接続する。
【0022】
組電池は、図示しないが、各電池ユニット1の表面に温度センサーを固定している。温度センサーは、電池ユニット1の温度を検出できる素子である。この温度センサーには、好ましくは、電池ユニット1の温度で電気抵抗が変化するにPTCが使用される。各電池ユニット1の表面に固定される温度センサーは、センサーリード(図示せず)を介して直列に連結されて、外部に引き出される。
【0023】
ホルダーケース2は、図2において上下の両面プレート部2Aと、両面プレート部2Aの周囲を閉塞している端部プレート部2Bおよび側面プレート部2Cとを備える。ホルダーケース2は、両面プレート部2Aと端部プレート部2Bと側面プレート部2Cとで内部に空気ダクト6を設けている。この構造のホルダーケース2は、下側の両面プレート部2Aと上側の両面プレート部2Aを、プラスチックで別々に成形し、これをネジ止あるいは接着して連結して、内部に空気ダクト6を形成する。下側の両面プレート部2Aは、端部プレート部2Bおよび側面プレート部2Cを一体成形して箱型に成形し、上側の両面プレート部2Aは板状に成形する。箱型に成形している下側の両面プレート部2Aに電池ユニットを固定した後、下側の両面プレート部2Aの開口部を閉塞するように上側の両面プレート部2Aを連結する。
【0024】
図において、上下の両面プレート部2Aは中間空気流入口7を開口しており、互いに対向して配設している端部プレート部2Bに排出口8を開口している。両面プレート部2Aの中間空気流入口7は、両端の端部プレート部2Bに開口している排出口8の間に位置するように、両面プレート部2Aの中間に配設している。図4に示すホルダーケース2は、上下両面の両面プレート部2Aに中間空気流入口7を開口している。
【0025】
ホルダーケース2の内部には、下側の両面プレート部2Aの表面に電池ユニット1を固定し、上側の両面プレート部2Aと電池ユニット1の上端との間に空気を通過できる隙間を設けている。この構造のホルダーケース2は、電池ユニット1と上側の両面プレート部2Aとの間に空気を流して、空気ダクト6の電池ユニット1をより効率よく冷却できる。ただし、本発明の電源装置は、上下の両面プレート部の内面に電池ユニットを接触させて、電池ユニットを空気ダクトに配設することもできる。この構造の電池ユニットは、電池の間を空気が通過して、電池ユニットを冷却する。
【0026】
電池ユニット1は、両面プレート部2Aに対して、電池を垂直な姿勢として、ホルダーケース2に固定される。ホルダーケース2にこの姿勢で電池ユニットを配設する電源装置は、空気ダクト6を通過する空気で、効率よく電池ユニット1を冷却できる。ただし、本発明の電源装置は、必ずしも電池ユニットをこの姿勢に配設する必要はない。たとえば、電池ユニットの電池を、両面プレート部に対して平行な姿勢で収納することもできる。
【0027】
図2と図3に示すホルダーケース2は、図4の矢印Aで示す方向に空気を通過させて、空気ダクト6に内蔵している電池ユニット1を強制冷却する。空気を矢印Aの方向に通風させるために、端部プレート部2Bの排出口8に冷却ファン9を配設している。冷却ファン9は、排出口8から空気を吸引して、空気ダクト6内の空気を強制的に排出する。排出口8はプラスチック製の端部プレート部2Bに排出ダクト10を一体成形して設けている。この排出ダクト10に冷却ファン9を連結している。
【0028】
空気ダクト6に収納する全ての電池ユニット1を均一に冷却するために、排出口8の中間に位置して、両面プレート部2Aを貫通して中間空気流入口7を開口している。図のホルダーケース2は、両面プレート部2Aに複数の中間空気流入口7を開口している。さらに、図に示すホルダーケース2は、大きさが異なる複数の中間空気流入口7を、両面プレート部2Aに3列に並べて開口している。中央の列の中間空気流入口7は大きく、その両側に小さい中間空気流入口7を2列に開口している。この構造のホルダーケース2は、空気ダクト6に収納している電池ユニットをより均一に冷却できる特長がある。
【0029】
図に示すホルダーケース2は、円形の中間空気流入口7を多数に開口しているが、中間空気流入口7はスリットとすることもできる。スリット状の中間空気流入口7は、中央の列で幅を広くして、両側で幅を狭くして、空気ダクト6に収納している電池ユニット1を均一に冷却する。
【0030】
中間空気流入口は、開口面積を大小にするのではなくて、開口する密度を変更して、空気ダクトの電池ユニットを均一に冷却することもできる。このホルダーケースは、たとえば、中央部分に密集させて多数の中間空気流入口を開口してより多くの空気を空気ダクトに供給し、その両側にまばらに中間空気流入口を開口して、空気の流入量を少なくして、空気ダクトの電池ユニットを均一に冷却する構造とすることもできる。
【0031】
この構造のホルダーケース2は、冷却ファン9で排出口8から空気を吸引すると、内部の空気ダクト6を冷却空気が通過する。空気ダクト6の中間に連結している中間空気流入口7からは、冷たい冷却空気が吸入され、中間空気流入口7から流入される冷たい外気は、両側に分岐して流れて空気ダクト6の内部を通過して、電池ユニット1を冷却し、排出口8から排出される。
【0032】
この構造のホルダーケース2は、全体を薄くして電池ユニット1を効率よく冷却できる特長がある。排出口8に冷却ファン9を連結しているからである。ただ、本発明の電源装置は、必ずしも冷却ファンで強制的に送風する必要はない。たとえば、自動車が走行することによって発生する風の流れを、ホルダーケースの中間空気流入口に流入させて、電池ユニットを冷却することができるからである。
【0033】
さらに、図8ないし図10に示す電源装置は、ホルダーケース2の中間空気流入口7に、冷却ファン9で空気を送風して、電池ユニット1を冷却する。この構造のホルダーケース2は、中間空気流入口7の外側に外気供給ダクト11を設け、この外気供給ダクト11に外気を送風させる冷却ファン9を連結している。冷却ファン9は、冷たい外気を吸入して外気供給ダクト11を供給する。外気供給ダクト11に供給された外気は、中間空気流入口7を通過して空気ダクト6に強制的に送風される。
【0034】
これ等の図に示す電源装置は、上側の両面プレート部2Aにのみ中間空気流入口7を開口して、ここに外気供給ダクト11を連結している。この構造の電源装置は、図10の矢印Bで示すように空気を流動させる。すなわち、外気は、冷却ファン9で外気供給ダクト11に供給される。外気供給ダクト11の空気は、中間空気流入口7を通過して空気ダクト6に流入する。空気ダクト6内で、外気は両側に分岐して流れて、電池ユニット1を冷却し、両端部に開口している排出口8から排出される。
【0035】
この図のホルダーケース2は、上側の両面プレート部2Aにのみ外気供給ダクト11を連結しているが、上下両面の両面プレート部に外気供給ダクトを連結し、両方の外気供給ダクトから外気を空気ダクトに供給することもできる。外気供給ダクト11を連結している両面プレート部2Aは、中間空気流入口7を開口して、外気供給ダクト11から空気ダクト6に空気を流入させる。
【0036】
ホルダーケース2は、単一で電源装置として使用され、あるいは複数のホルダーケース2に内蔵している電池ユニット1を連結して電源装置として使用させる。複数のホルダーケース2を備える電源装置は、ホルダーケース2を多段に積層して連結する。多段に連結されるホルダーケース2は、間に防振ゴムを挟着して、互いに振動を吸収する状態で連結する。さらに、単一のホルダーケース2を使用する電源装置においても、ホルダーケース2の底面に防振ゴムを設けて、たとえば、自動車等に装着するときに、振動を吸収させる。
【0037】
複数のホルダーケース2を多段に積層する電源装着は、積層するホルダーケース2の間に外気供給ダクト11を設けて、各段のホルダーケース2を有効に冷却できる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の電源装置は、ホルダーケースに収納している電池ユニットの全体をより均一に冷却して、温度差に起因する電池性能の低下を有効に防止できる特長がある。それは、本発明の電源装置が、ホルダーケースの両端に空気の排出口を開口すると共に、空気ダクトの途中に中間空気流入口を開口して、中間空気流入口からホルダーケース内の空気ダクトに外気を流入させて、内蔵する電池ユニットを冷却するからである。とくに、本発明の電源装置は、冷却するのが最も難しいとされる、ホルダーケースの中央部分に、中間空気流入口から冷たい外気を供給できるので、ホルダーケースの中央部分に収納している電池ユニットを効率冷却できる。このため、電池ユニットに収納する全電池ユニットを均一に効率よく冷却できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電源装置の断面図
【図2】本発明の実施例の電源装置の斜視図
【図3】図2に示す電源装置の平面図
【図4】図2に示す電源装の断面図
【図5】ホルダーケースに内蔵される電池ユニットの斜視図
【図6】ホルダーケースに内蔵される電池ユニットの斜視図
【図7】図6に示す電池ユニットを内蔵する本発明の実施例にかかる電源装置の斜視図
【図8】本発明の他の実施例の電源装置を示す斜視図
【図9】図8に示す電源装置の平面図
【図10】図8に示す電源装置の断面図
【符号の説明】
1…電池ユニット
2…ホルダーケース 2A…両面プレート部 2B…端部プレート部
2C…側面プレート部
3…リード
4…引出用リード線
5…コネクター
6…空気ダクト
7…中間空気流入口
8…排出口
9…冷却ファン
10…排出ダクト
11…外気供給ダクト
12…流入口
13…排出口
14…冷却調整フィン

Claims (6)

  1. 複数本の電池ユニット(1)を、内部に平行に複数列に並べて収納しているホルダーケース(2)を備え、このホルダーケース(2)の内部を空気ダクト(6)として、この空気ダクト(6)に空気を通過させてホルダーケース(2)の内部に収納している電池ユニット(1)を冷却するように構成してなる電源装置において、
    電池ユニット (1) は、隣接する電池ユニット (1) をリードで接続して組電池として、電池ユニット (1) を、組電池の状態でホルダーケース (2) に収納しており、この組電池は、電池ユニット (1) を横1列に平行に並べて互いに連結したもので、
    ホルダーケース (2) は、方形状であって互いに対向して離されて平行に配設してなる2枚の両面プレート部 (2A) を備え、この両面プレート部 (2A) の周囲が、端部プレート部 (2B) と側面プレート部 (2C) で閉塞されて、内部に空気ダクト (6) を設けており、互いに対向して配設している端部プレート部 (2B) に排出口 (8) を開口して、両排出口 (8) の中間に位置するように、上側又は上下の両面プレート部 (2A) に列状に中間空気流入口 (7) を開口しており、
    さらに、両面プレート部 (2A) に対して電池を垂直な姿勢とするようにして、複数の電池ユニットをホルダーケース (2) に内蔵しており、
    中間空気流入口 (7) から、冷却空気が吸入され、中間空気流入口 (7) から流入される外気を、両側に分岐して流して空気ダクト (6) の内部を通過させて、垂直姿勢の電池ユニット (1) を冷却して、排出口 (8) から排出されて、ホルダーケース(2)の内部に収納している複数の電池ユニット(1)を冷却するように構成してなる電源装置。
  2. 中間空気流入口(7)の外側に外気供給ダクト(11)を設けて、この外気供給ダクト(11)に外気を送風させる冷却ファン(9)を連結しており、冷却ファン(9)が外気を外気供給ダクト(11)に供給して、供給された外気が中間空気流入口(7)を通過して空気ダクト(6)に強制的に送風されるようにしてなる請求項1に記載される電源装置。
  3. 空気を吸引する冷却ファン(9)を排出口(8)に連結しており、冷却ファン(9)が排出口(8)から空気を吸引して、空気ダクト(6)に強制的に空気を流動させるようにしてなる請求項1に記載される電源装置。
  4. ホルダーケース(2)の両端に複数の排出口(8)を開口しており、各々の排出口(8)に冷却ファン(9)を設けている請求項3に記載される電源装置。
  5. ホルダーケース(2)に、大きさが異なる複数の中間空気流入口(7)を列状に開口しており、大きさの異なる中間空気流入口(7)から空気ダクト(6)に空気を流入させて、空気ダクト(6)に配設している電池ユニット(1)を均一に冷却するようにしてなる請求項1に記載される電源装置。
  6. ホルダーケース (2) の内部には、下側の両面プレート部 (2A) の表面に電池ユニット (1) を固定し、上側の両面プレート部 (2A) と電池ユニット (1) の上端との間に空気を通過できる隙間を設けている請求項1に記載される電源装置。
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