JP2012079881A - コンデンサ装置及びその製造方法 - Google Patents

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郁文 本田
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Abstract

【課題】スリム化及び軽量化を図るとことができ、かつ強度と放熱性を向上させることができるコンデンサ装置を提供すること。
【解決手段】複数のコンデンサ本体2が収納ケース3に一体的に収納されるコンデンサ装置であって、収納ケース3は、複数のコンデンサ本体2を収納する筒形状をなす収納部5を有し、複数の収納部5は、その長手が互いに同一方向を向いて一体的に連接されるとともに、各収納部5の端部の開口部からコンデンサ本体2が挿入されて、コンデンサ本体2の全周が収納部5に覆われた状態となり、収納ケース3の外周を構成する複数の収納部5が環状に配置され、かつ収納ケース3の外周の各収納部5の少なくとも外面側は、コンデンサ本体2の外周面に沿って均一な肉厚を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のコンデンサ本体が収納ケースに一体的に収納されるコンデンサ装置及びその製造方法に関する。
従来、金属ブロックに開口させた複数の穴にコンデンサを挿入し得るようにしたコンデンサの取付装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、上面を開放した断面円弧状の収納部を有するホルダーに、熱収縮性の樹脂チューブを外周に配置したコンデンサを取り付け、ホルダーの開放部から樹脂チューブを外部に引き出した状態で加熱して樹脂チューブを収縮させて、コンデンサを保持させるようにしたコンデンサ装置がある(例えば、特許文献2参照)。
実開平6−62527号公報 特開2004−221182号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコンデンサの取付装置にあっては、金属ブロックに複数の穴を形成しているため、取付装置の重量が増加してしまうばかりか、その外観形状が大きくなってしまうととともに放熱性も悪くなるという問題がある。また、特許文献2に記載のコンデンサ装置にあっては、樹脂チューブを外部に引き出すための開放部をホルダーに形成しなければならず、この開放部によりホルダーの強度が弱くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、スリム化及び軽量化を図るとことができ、かつ強度と放熱性を向上させることができるコンデンサ装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のコンデンサ装置は、
複数のコンデンサ本体が収納ケースに一体的に収納されるコンデンサ装置であって、
前記収納ケースは、複数のコンデンサ本体を収納する筒形状をなす収納部を有し、該複数の収納部は、その長手が互いに同一方向を向いて一体的に連接されるとともに、該各収納部の端部の開口部から前記コンデンサ本体が挿入されて、該コンデンサ本体の全周が該収納部に覆われた状態となり、該収納ケースの外周を構成する複数の収納部が環状に配置され、かつ該収納ケースの外周の各収納部の少なくとも外面側は、前記コンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚を有することを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ本体の全周が収納部に保持された状態で、複数のコンデンサ本体が一体的に連設されるとともに、収納部の寸法をコンデンサ本体の寸法に合わせて収納部のスリム化及び軽量化を図ることができ、かつ収納部の外面側をコンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚としつつ、収納ケースの外周を構成する複数の収納部が環状に配置されることで、収納ケースの外面の面積を増やして放熱性を向上させつつ、収納ケースの強度を向上させることができる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記収納ケースの外周の各収納部は、回転対称をなす配置となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、外部からの外力が収納ケースに加わった際に、この外力が収納ケースの外周の各収納部に均等に加わるようになり、収納ケースの強度が向上されて収納ケースの変形を防ぐことができる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記収納部の内周面と前記コンデンサ本体の外周面との間に隙間部が形成され、該隙間部には、樹脂材が充填されることを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ本体の外周面が樹脂材を介して収納部の内周面と接着され、コンデンサ本体が収納部内で強固に保持されるとともに、樹脂材によって収納ケースへの伝熱性が高められ放熱性が向上する。
本発明のコンデンサ装置は、
前記収納ケースは、複数の収納ケースをその長手方向に連結する連結部材が配置される配置部を有することを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ装置が収納ケースの長手方向に延びて幅方向にコンパクトな形態をなし、かつ電力容量を増加させることができる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記配置部は、前記収納ケースの外周の各収納部に囲まれる位置に形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、配置部の連結部材は、収納ケースの外部に露呈されずに済み、連結部材の腐食等を防止できるとともに、コンデンサ本体の発熱や荷重が連結部材の周囲に均等に伝達されるようになり、熱や荷重の影響による連結部材の歪み等が防止される。
本発明のコンデンサ装置の製造方法は、
複数のコンデンサ本体を収納ケースに一体的に収納するコンデンサ装置の製造方法であって、
前記収納ケースは、複数のコンデンサ本体を収納する筒形状をなす収納部を有し、該複数の収納部は、その長手が互いに同一方向を向いて一体的に連接されるとともに、該収納ケースの外周を構成する複数の収納部が環状に配置され、かつ該収納ケースの外周の各収納部の少なくとも外面側が、前記コンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚を有しており、前記各収納部の端部の開口部から前記コンデンサ本体を挿入して、該コンデンサ本体の全周が該収納部に覆われることを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ本体の全周が収納部に保持された状態で、複数のコンデンサ本体が一体的に連設されるとともに、収納部の寸法をコンデンサ本体の寸法に合わせて収納部のスリム化及び軽量化を図ることができ、かつ収納部の外面側をコンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚としつつ、収納ケースの外周を構成する複数の収納部が環状に配置されることで、収納ケースの外面の面積を増やして放熱性を向上させつつ、収納ケースの強度を向上させることができる。
実施例1における2連設のコンデンサ装置を示す斜視図である。 連結部材を示す斜視図である。 図1における回路ケースを示すA−A平面図である。 図1における収納ケースを示すB−B平面図である。 図4における収納ケースを示すC−C縦断側面図である。 収納ケースを示す斜視図である。 実施例2における収納ケースを示す平面図である。
本発明に係るコンデンサ装置及びその製造方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るコンデンサ装置につき、図1から図6を参照して説明する。図1の符号1は、本発明の適用されたコンデンサ装置である。実施例1では、2台のコンデンサ装置1が互いに上下方向に連設されている。なお、このコンデンサ装置1は主に車両等の機器に搭載されて使用されるようになっている。
図4に示すように、1台のコンデンサ装置1には、5本(複数)のコンデンサ本体2が収納ケース3に一体的に収納されるようになっている。なお、本実施例では、コンデンサ本体2に電気二重層コンデンサを用いている。このコンデンサ本体2は略円筒形状をなしており、コンデンサ本体2の上端部には、陽極及び陰極の端子部4が設けられている(図5参照)。また、収納ケース3には、各コンデンサ本体2を収納する5つ(複数)の収納部5が形成されている。
図6に示すように、収納ケース3はアルミニウム等の金属材料を金型に沿って押出成形することにより形成されている。収納ケース3が押出成形により形成されることで、収納ケース3を容易に量産化することができ、低コストでコンデンサ装置1を製造できる。また、各収納部5は、コンデンサ本体2の形状及び寸法に合わせて略円筒形状をなしている。
図4及び図6に示すように、各収納部5は、その長手が互いに同一方向を向いてその少なくとも一部が一体的に連接されている。本実施例においては図6に示すように、各収納部5は、互いにその長手方向の全面において一体的に連接されているが、長手方向の一部、例えば上端部や下端部を連接してもよい。また、各収納部5は、平面視において環状に配置されている。なお、環状に配置される収納部5の中央部には、後述する連結部材21を配置する配置部23が形成される。
即ち平面視において、収納ケース3の中心に配置部23が設けられるとともに、この中心部を軸として5つの各収納部5が回転対称をなす配置となっている。このようにすることで、外部からの外力が収納ケース3に加わった際に、この外力が収納ケース3の外周の各収納部5に均等に加わるようになり、収納ケース3の強度が向上されて収納ケース3の変形を防ぐことができる。
更に、各収納部5を互いに連接する連接部6には、小径溝部8が形成されている。これら配置部23と連接部6と小径溝部8とは、収納ケース3の押出成形時に、収納部5とともに形成される。
図2及び図4に示すように、収納部5と配置部23とは、収納ケース3の上端部から下端部まで貫通されている。また小径溝部8は、収納ケース3を後述する回路ケース20や連結板24と螺合部材13によって固定するために設けられたものであり、収納ケース3の上端部から下端部まで形成されてもよいし、収納ケース3の上端部または下端部から一定長さの溝としてもよい。また、配置部23は、収納ケース3の内部に配置される。この配置部23の内周には、前述した小径溝部8と同様の補助溝部7が形成されている。この補助溝部7には、後述する連結部材21を補助する棒状をなす補助部材22を配置することができる。
図4及び図5に示すように、各コンデンサ本体2は各収納部5の上端部の開口部9から挿入されて、コンデンサ本体2の側面の全周が収納部5に覆われた状態で保持されるようになっている。なお、収納ケース3の外周を構成する複数の収納部5の外面側は、コンデンサ本体2の外周面に沿って均一な肉厚となっている。また、収納部5の内径は、コンデンサ本体2の外径よりも若干大きい寸法に形成されており、収納部5に収納されたコンデンサ本体2の外周面と収納部5の内周面との間には、所定寸法Sの隙間部11が形成される(図5参照)。本実施例では、隙間部11の寸法Sは伝熱性や後述する樹脂の充填効率を考慮して略0.5〜3.0mmとしている。
図5に示すように、収納ケース3にコンデンサ本体2が収納された状態で、収納ケース3の上端部には、各コンデンサ本体2の端子部4を互いに電気的に接続する接続部材18(回路部)やバランス回路等を設けた回路基板19(回路部)などを収納する回路ケース20が取り付けられる。
なお、この回路ケース20は、収納ケース3の連接部6に設けられた小径溝部8に螺合部材(取付部材)等(図示略)を用いて固定される。このようにすることで、押出成形時に収納部5とともに形成される小径溝部8を利用して回路ケース20を固定することができ、別途、回路ケース20の取付用の部位を収納ケース3に形成しないで済むようになり、収納ケース3の製造コストを低減できる。
また、収納ケース3の下端部には、連結板24が取り付けられるようになっている。収納部5の上下の開口部9,10は、回路ケース20及び連結板24により閉塞される(図5参照)。この回路ケース20及び連結板24は、コンデンサ本体2の上下端部を保持する保持部14,15が形成されている。
なお、図3に示すように、回路ケース20には、コンデンサ本体2の端子部4を導出する導出孔16と、コンデンサ本体2の上側端面に設けられた圧力開放機構25(図4参照)に対応する位置に設けられた開放孔12と、溶融された樹脂材17を流し込むことができる注入孔26と、が形成されている。なお、開放孔12は、圧力開放機構25が作動した際に該開放孔12を通じてコンデンサ本体2の圧力を開放することができる。
なお、この保持部14,15の厚みは、前述した隙間部11と同一寸法になっている(図5参照)。この保持部14,15によりコンデンサ本体2がぐらつかずに済み、隙間部11の寸法Sがコンデンサ本体2の外周面に沿って均一に形成される。
図5に示すように、隙間部11には、伝熱性を有するエポキシ樹脂等の合成樹脂である樹脂材17が充填される。このようにすることで、コンデンサ本体2の外周面が樹脂材17を介して収納部5の内周面と接着され、コンデンサ本体2が収納部5内で強固に保持されるとともに樹脂材17を通じて収納ケースへの伝熱性が向上し、放熱性が高まる。なお、コンデンサ本体2の外周面と収納部5の内周面との隙間部11全体に樹脂材17が充填されることが好ましい。
この樹脂材17を充填する充填方法としては、先ずコンデンサ本体2を収納部5に挿入して、収納部5の上下端部に回路ケース20及び連結板24が取り付けて、収納部5の上下の開口部9,10を閉塞するとともに、隙間部11を形成した状態で、回路ケース20の注入孔26から隙間部11に溶融された樹脂材17を流し込む方法がある。なお、樹脂材17は、隙間部11の全部位Lに充填されるようにしてもよいし、隙間部11の半分ほどの部位Hに充填されるようにしてもよく、樹脂材17の使用量は適宜変更できる。
このように、連結板24により硬化前の樹脂材17の流出を防止できるとともに、保持部15が隙間部11を均一に維持して樹脂材17がコンデンサ本体2の周囲に均一に充填されるようになり、コンデンサ本体2と収納部5との間の接続強度及び伝熱性に斑が生じないようにできる。
更に、収納ケース5の下端部に取り付けられる連結板24と同様の連結板25が、収納ケース3の上端部の回路ケース20の上面側にも取り付けられる。そして、上下に連設されたコンデンサ装置1において、上方のコンデンサ装置1の上端部に連結板25と回路ケース20が設けられ、下方のコンデンサ装置1の下端部に連結板24が設けられ、上下のコンデンサ装置1,1の間には、連結板24の構成を有する回路ケース20’が設けられる。
そして、上下の連結板24,25同士を連結固定する連結部材21が設けられている。この連結部材21は、上下のコンデンサ装置1の各収納ケース3の長手方向に延びる棒状部材となっている。上下のコンデンサ装置1を連結部材21により連結することで、コンデンサ装置1が収納ケース3の長手方向に延びて幅方向にコンパクトな形態をなし、かつ電力容量を増加させることができる。
連結部材21は、各収納ケース5の前述した配置部23に配置される。この連結部材21によって上下に連設されたコンデンサ装置1が一体的に連結されるようになっている。このように、配置部23は、収納ケース3の外周の各収納部5に囲まれる位置に形成されており、配置部23の連結部材21は、収納ケース3の外部に露呈されずに済み、連結部材21の腐食等を防止できるとともに、コンデンサ本体2の発熱や荷重が連結部材21の周囲に均等に伝達されるようになり、熱や荷重の影響による連結部材21の歪み等が防止される。
次に、実施例2に係るコンデンサ装置につき、図7を参照して説明する。なお、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
図7に示すように、実施例2における収納ケース3には、各コンデンサ本体2を収納する7つ(複数)の収納部5が形成されている。収納ケース3の中心に1つの収納部5が形成されるとともに、この中心の収納部5の周りに6つの収納部5が環状に配置される。そして、この外周の各収納部5の外面側は、コンデンサ本体2の外周面に沿って均一な肉厚となっている。
以上、本実施例1及び2におけるコンデンサ装置1にあっては、コンデンサ本体2の全周が収納部5に保持された状態で、複数のコンデンサ本体2が一体的に連設されるとともに、収納部5の寸法をコンデンサ本体2の寸法に合わせて収納部5のスリム化及び軽量化を図ることができ、かつ収納部5の外面側をコンデンサ本体2の外周面に沿って均一な肉厚としつつ、収納ケース3の外周を構成する複数の収納部5が環状に配置されることで、収納ケース3の外面の面積を増やして放熱性を向上させつつ、収納ケース3の強度を向上させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、コンデンサとして電気2重層コンデンサを例示しているが、本発明が適用されるコンデンサはこれに限らず、電解コンデンサ、電気化学キャパシタなどの各種コンデンサ、キャパシタに適用できる。
また、前記実施例では、円筒形状のコンデンサ本体を例示しているが、本発明はこれに限らず、角型形状等の非円筒形のコンデンサにも適用することができる。角型形状のコンデンサであれば、その角型形状に適合させ、収納ケースの収納部を角筒形状にすれば、収納ケースの外周の各収納部の少なくとも外面側は、コンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚となる。
また、前記実施例では、収納ケース3を押出成形にて形成しているが、本発明はこれに限らず、アルミニウム等の金属材料を融点よりも高い温度で熱して液体にした後、金型に流し込み、冷やして収納ケース3を形成する鋳造成形を利用することもできる。また、他の形成方法としては、アルミニウム等の金属板を衝撃押出成形によって収納ケース3を形成することもできる。具体的には、複数の凹部を備えた下型内に金属板を配置し、該凹部より小径の複数のパンチを用い、該凹部に向かってパンチを下降させて金属板に押し当てる。金属板はパンチと下型の凹部に挟まれ、押圧されて変形し、パンチの側面に沿って延伸して複数の互いに連接した有低の筒形状となる。これにより実施例で示した筒形状をなす収納部5を有する収納ケース3を形成することができる。この衝撃押出成形を用いると、収納ケース3の製造時間を短縮でき、低コスト化が図れる。
また、前記実施例では、収納ケース3の円筒形状をなす各収納部5を、その下端部に別途連結板24を取り付けて収納部5の開口部10を閉塞しているが、本発明はこれに限らず、収納ケース3を押出成形にて形成する際に、収納部5の下端部に底部を一体に形成し、有底の円筒形状をなす収納部5としてもよく、これにより別途連結板24を設けることがなく、製造工程の簡略化が成される。
なお、前記実施例1では、5つの収納部5が形成され、前記実施例2では、中心の1つの収納部5の周りに6つの収納部5が形成されているが、これら収納部5の個数や配置形態は特に限定されるものではなく、収納ケース3の外周の収納部5が環状に配置される構成なら本願発明に含まれる。
1 コンデンサ装置
2 コンデンサ本体
3 収納ケース
4 端子部
5 収納部
6 連接部
7 補助溝部
8 小径溝部
9,10 開口部
11 隙間部
12 開放孔
13 螺合部材
14,15 保持部
16 導出孔
17 樹脂材
18 接続部材
19 回路基板
20 回路ケース
21 連結部材
22 補助部材
23 配置部
24 連結板
25 圧力開放機構
26 注入孔

Claims (6)

  1. 複数のコンデンサ本体が収納ケースに一体的に収納されるコンデンサ装置であって、
    前記収納ケースは、複数のコンデンサ本体を収納する筒形状をなす収納部を有し、該複数の収納部は、その長手が互いに同一方向を向いて一体的に連接されるとともに、該各収納部の端部の開口部から前記コンデンサ本体が挿入されて、該コンデンサ本体の全周が該収納部に覆われた状態となり、該収納ケースの外周を構成する複数の収納部が環状に配置され、かつ該収納ケースの外周の各収納部の少なくとも外面側は、前記コンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚を有することを特徴とするコンデンサ装置。
  2. 前記収納ケースの外周の各収納部は、回転対称をなす配置となっていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ装置。
  3. 前記収納部の内周面と前記コンデンサ本体の外周面との間に隙間部が形成され、該隙間部には、樹脂材が充填されることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ装置。
  4. 前記収納ケースは、複数の収納ケースをその長手方向に連結する連結部材が配置される配置部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  5. 前記配置部は、前記収納ケースの外周の各収納部に囲まれる位置に形成されることを特徴とする請求項4に記載のコンデンサ装置。
  6. 複数のコンデンサ本体を収納ケースに一体的に収納するコンデンサ装置の製造方法であって、
    前記収納ケースは、複数のコンデンサ本体を収納する筒形状をなす収納部を有し、該複数の収納部は、その長手が互いに同一方向を向いて一体的に連接されるとともに、該収納ケースの外周を構成する複数の収納部が環状に配置され、かつ該収納ケースの外周の各収納部の少なくとも外面側が、前記コンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚を有しており、前記各収納部の端部の開口部から前記コンデンサ本体を挿入して、該コンデンサ本体の全周が該収納部に覆われることを特徴とするコンデンサ装置の製造方法。
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