JP5821249B2 - コンデンサ装置 - Google Patents
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Description
複数のコンデンサ本体が収納ケースに一体的に収納されるコンデンサ装置であって、
前記コンデンサ本体の外観形状に適合する形状をなして該コンデンサ本体を収納できる複数の収納部が、その長手が互いに同一方向を向いて一体的に形成された前記収納ケースが設けられ、該収納ケースの外面には、略平板状をなす平板部が形成されており、前記各収納部の端部の開口部から前記コンデンサ本体が挿入されて、該コンデンサ本体の全周が該収納部に覆われた状態となるとともに、
少なくとも2つの収納ケースが、その各平板部が略板形状をなす冷却手段の一方の面と他方の面に接触して配置されたことを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ本体の全周が収納部に覆われた状態で、複数のコンデンサ本体が一体的に連設され、複数のコンデンサ本体の互いの固定強度を向上させつつ、コンデンサ本体の寸法に合わせて収納ケースのスリム化及び軽量化を図ることができる。さらに、コンデンサ本体の発熱は、収納部から平板部まで伝導されるとともに、略平板状をなす外周面とすることにより別途冷却手段を設置した場合に、冷却手段との熱交換を効率よく行えるようになっており、コンデンサ装置の放熱性を向上させることができ、また、略平板状をなす外周面により他の部材やコンデンサ装置を隣接する際の配置性が向上する。更に少なくとも2つの収納ケースを厚み方向に並べてコンパクトな配置形態にでき、かつ各収納ケースの収納部に配置されるコンデンサ本体の発熱が効率よく冷却手段に伝導され、コンデンサ装置の放熱性を向上させることができる。なお、各収納部に各コンデンサ本体を挿入することで、コンデンサ本体同士の接触を防止して配置できるようになり、コンデンサ装置の組立作業を容易に実施することができる。
前記複数の収納部が直線状に配置され、前記平板部が前記複数の収納部の配置方向に沿って形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、収納部の内面から平板部までの距離が短くなり、各収納部に挿入されたコンデンサ本体の発熱が平板部まで伝導し易くなり、コンデンサ装置の放熱性を向上させることができる。
前記複数の収納部が直線状に配置され、前記平板部が前記複数の収納部の配置方向のうち一方側の面に沿って形成されるとともに、他方側の面は、コンデンサ本体の外周形状に沿って均一な肉厚を有する肉厚部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、外周形状に沿って均一な肉厚を有する肉厚部によって、放熱効果が高まる。
前記肉厚部には、コンデンサ本体の長手に沿って放熱用の凹凸部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、放熱用の凹凸部によって肉厚部の放熱面積が拡大するため、放熱性が向上し、かつコンデンサ本体の長手方向の略全体に渡って放熱性を向上させることができる。
前記冷却手段には、前記収納ケースが連結される連結部が設けられ、前記複数の収納ケースが前記冷却手段を介して互いに連結されることを特徴としている。
この特徴によれば、少なくとも2つの収納ケースを、その厚み方向に並べて連結してもよいし、その長手方向に並べて連結してもよく、様々な配置形態を実現でき、かつ複数の収納ケースを連結させる連結手段と冷却手段とを兼用させることができる。
前記冷却手段には、冷却用流体が流通される流通路が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、流通路内を流れる冷却用流体により冷却手段の冷却効率を向上させることができる。
前記収納部は、前記コンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚を有する肉厚部により形成されるとともに、前記肉厚部と前記平板部との間に、空洞部が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、空洞部を形成した分だけ収納ケースの重量を軽減できるとともに、空洞部に空気が出入りすることにより空洞部を介して収納ケースの放熱を行うことができる。
前記収納部の内周面と前記コンデンサ本体の外周面との間に隙間部が形成され、該隙間部には、樹脂材が充填されることを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ本体の外周面が樹脂材を介して収納部の内周面と接着され、コンデンサ本体が収納部内で強固に保持されるとともに、樹脂材によって収納ケースへの伝熱性が高められ放熱性が向上する。なお、各収納部に各コンデンサ本体を挿入することで、コンデンサ本体の外面と収納部の内面とで形成される隙間部が一定寸法の隙間をなす簡素な形状となり、充填される樹脂材が隙間部に均一に流れ込み、樹脂材を介した熱伝導が効率よく行われるようになる。
3 冷却板(冷却手段)
4 コンデンサ本体
5 収納ケース
8 収納部
9 内側平板部
10 外側平板部
13 挿通孔(連結部)
15 水冷用流通路
16 空冷用流通路
21 肉厚部
22 空洞部
25 隙間部
26 樹脂材
30 収納ケース
31 肉厚部
35 凹凸部
Claims (8)
- 複数のコンデンサ本体が収納ケースに一体的に収納されるコンデンサ装置であって、
前記コンデンサ本体の外観形状に適合する形状をなして該コンデンサ本体を収納できる複数の収納部が、その長手が互いに同一方向を向いて一体的に形成された前記収納ケースが設けられ、該収納ケースの外面には、略平板状をなす平板部が形成されており、前記各収納部の端部の開口部から前記コンデンサ本体が挿入されて、該コンデンサ本体の全周が該収納部に覆われた状態となるとともに、
少なくとも2つの収納ケースが、その各平板部が略板形状をなす冷却手段の一方の面と他方の面に接触して配置されたことを特徴とするコンデンサ装置。 - 前記複数の収納部が直線状に配置され、前記平板部が前記複数の収納部の配置方向に沿って形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ装置。
- 前記複数の収納部が直線状に配置され、前記平板部が前記複数の収納部の配置方向のうち一方側の面に沿って形成されるとともに、他方側の面は、コンデンサ本体の外周形状に沿って均一な肉厚を有する肉厚部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ装置。
- 前記肉厚部には、コンデンサ本体の長手に沿って放熱用の凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコンデンサ装置。
- 前記冷却手段には、前記収納ケースが連結される連結部が設けられ、前記複数の収納ケースが前記冷却手段を介して互いに連結されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコンデンサ装置。
- 前記冷却手段には、冷却用流体が流通される流通路が形成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のコンデンサ装置。
- 前記収納部は、前記コンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚を有する肉厚部により形成されるとともに、前記肉厚部と前記平板部との間に、空洞部が形成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のコンデンサ装置。
- 前記収納部の内周面と前記コンデンサ本体の外周面との間に隙間部が形成され、該隙間部には、樹脂材が充填されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のコンデンサ装置。
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