JP5502697B2 - コンデンサ装置 - Google Patents

コンデンサ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5502697B2
JP5502697B2 JP2010236341A JP2010236341A JP5502697B2 JP 5502697 B2 JP5502697 B2 JP 5502697B2 JP 2010236341 A JP2010236341 A JP 2010236341A JP 2010236341 A JP2010236341 A JP 2010236341A JP 5502697 B2 JP5502697 B2 JP 5502697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
storage
circuit
capacitor body
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010236341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012089731A (ja
Inventor
郁文 本田
正悟 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp, Mazda Motor Corp filed Critical Nippon Chemi Con Corp
Priority to JP2010236341A priority Critical patent/JP5502697B2/ja
Publication of JP2012089731A publication Critical patent/JP2012089731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5502697B2 publication Critical patent/JP5502697B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

本発明は、複数のコンデンサ本体が収納ケースに一体的に収納されるコンデンサ装置に関する。
従来、金属ブロックに開口させた複数の穴にコンデンサを挿入し得るようにしたコンデンサの取付装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、上面を開放した断面円弧状の収納部を有するホルダーに、熱収縮性の樹脂チューブを外周に配置したコンデンサを取り付け、ホルダーの開放部から樹脂チューブを外部に引き出した状態で加熱して樹脂チューブを収縮させて、コンデンサを保持させるようにしたコンデンサ装置がある(例えば、特許文献2参照)。
実開平6−62527号公報 特開2004−221182号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコンデンサの取付装置にあっては、金属ブロックに複数の穴を形成しているため、取付装置の重量が増加してしまうばかりか、その外観形状が大きくなってしまうとともに放熱性も悪くなるという問題がある。また、特許文献2に記載のコンデンサ装置にあっては、樹脂チューブを外部に引き出すための開放部をホルダーに形成しなければならず、この開放部によりホルダーの強度が弱くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、スリム化及び軽量化を図ることができ、かつ強度と放熱性を向上させることができるコンデンサ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のコンデンサ装置は、
複数のコンデンサ本体が収納ケースに一体的に収納されるコンデンサ装置であって、
前記収納ケースは、前記コンデンサ本体の外観形状に適合する形状をなして該コンデンサ本体を収納する金属製の複数の収納部を有し、該複数の収納部は、その長手が互いに同一方向を向いた状態で、樹脂製の連接部によって一体的に連接されるとともに、該各収納部の端部の開口部から前記コンデンサ本体が挿入されて、該コンデンサ本体の外面が該収納部に覆われた状態となり、該収納部の少なくとも外面側は、前記コンデンサ本体の外面に沿って均一な肉厚となっているコンデンサ装置であって、前記連接部の上部側は上方に延設されて収納部の配置形状の外周を囲むように立設して形成された壁部により前記複数のコンデンサ本体を電気的に接続する回路部を収納する回路ケースが形成されるとともに、前記収納部の外方側が外部に露呈されるようにしていることを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ本体の外面が金属製の収納部に保持された状態で、複数のコンデンサ本体が一体的に連設して、複数の収納部同士が連接部を介して互いに補強し合って強度を向上させることができ、かつ収納部をコンデンサ本体の外観形状に適合させることで、収納部のスリム化及び軽量化を図ることができ、収納ケースの重量が低減されるとともに、収納部の外面側がコンデンサ本体の外面に沿って均一な肉厚となっていることで、コンデンサ本体の発熱を収納部の外面側から効率的に放熱することができる。また回路ケースが連接部を介して収納部と強固に連結され、別途、回路ケースの取付用の部位を収納ケースに形成しないで済むようになり、収納ケースの製造コストを低減できる。更に金属製の収納部が外部に露呈されることで、コンデンサ本体2の発熱を効率的に放熱することができる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記樹脂製の連接部は、収納部の長手方向に沿って各収納部間に設置されることを特徴としている。
この特徴によれば、各収納部の固定強度を高めることができ、耐震性が向上する。
本発明のコンデンサ装置は、
前記収納部の内面と前記コンデンサ本体の外面との間に隙間部が形成され、該隙間部には、樹脂材が充填されることを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ本体の外面が樹脂材を介して収納部の内面と接着され、コンデンサ本体が収納部内で強固に保持されるとともに、樹脂材によって収納ケースへの伝熱性が高められ放熱性が向上される。
本発明のコンデンサ装置は、
前記壁部の内面と前記回路部との間に空間部が形成され、該空間部には、樹脂材が充填されることを特徴としている。
この特徴によれば、回路部が樹脂材を介して壁部の内面と接着され、回路部が壁部内で強固に保持されるとともに、回路部が樹脂材により密閉されて錆びの発生等を防止できる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記コンデンサ本体には、該コンデンサ本体内で発生するガスを開放する開放機構が設けられ、該開放機構から開放されたガスを外部に導出する導出路が前記回路ケース内に設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、導出路によって開放機構から開放されたガスを速やかに外部に導出することができ、ガスが回路ケース内の回路部等の他の部材に接触されずに済み、回路部等の腐食を防止できる。
実施例1における2連設のコンデンサ装置を示す斜視図である。 コンデンサ本体と収納ケースを示す斜視図である。 コンデンサ装置を示す斜視図である。 図1における回路ケースを示すA−A横断平面図である。 図1における収納ケースを示すB−B横断平面図である。 図4における収納ケースを示すC−C縦断側面図である。 コンデンサ装置を底面側から見た状態を示す斜視図である。 実施例2における収納ケースを示す横断平面図である。
本発明に係るコンデンサ装置を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るコンデンサ装置につき、図1から図7を参照して説明する。図1の符号1は、本発明の適用されたコンデンサ装置である。実施例1では、2台のコンデンサ装置1が互いに上下方向に連設されている。なお、このコンデンサ装置1は、主に車両等の機器に搭載されて使用されるようになっている。
図2及び図5に示すように、1台のコンデンサ装置1には、5本(複数)のコンデンサ本体2が収納ケース3に一体的に収納されるようになっている。なお、本実施例では、コンデンサ本体2に電気二重層コンデンサを用いている。このコンデンサ本体2は略円筒形状をなしており、コンデンサ本体2の上端部には、陽極及び陰極の端子部4が設けられている(図2参照)。また、収納ケース3には、各コンデンサ本体2を収納する5つ(複数)の収納部5が設けられている。
図3及び図5に示すように、各収納部5は、その長手が互いに同一方向を向いてその少なくとも一部が合成樹脂等の材質で形成された連接部6によって一体的に連接されている。また、各収納部5は、平面視において環状に配置されている。なお、環状に配置される収納部5の中央部には、後述するコンデンサ本体2内で発生するガスが開放される空洞部7となっている。
図2に示すように、収納部5はアルミニウム等の金属材料を金型によってインパクト成形することで形成されている。そのため、収納部5を容易に量産化することができ、低コストでコンデンサ装置1を製造できる。また、収納部5を押出成形により形成してもよい。また、各収納部5は、コンデンサ本体2の形状及び寸法に適合させて略円筒形状をなしている。なお、収納部5は、その一端が開口されて他端が閉塞された有底円筒形状をなす。
図5及び図6に示すように、各収納部5は、合成樹脂等の材質で形成された連接部6によって一体的に連接される。この連接部6は、収納部5の長手方向に沿って収納部5の下端から上端にかけて形成され、連接部6の上部側は、上方に延設されて壁部8が形成されている。図2に示すように、壁部8は、5つの収納部5の配置形状に合わせて、その配置形状の外周を囲むように立設されている。そして、この壁部8によって、各コンデンサ本体2の端子部4を互いに電気的に接続する内部バスバー18(回路部)やバランス回路等を設けた回路基板19(回路部)などを配置できる空間部10を有する回路ケース20が形成される(図3参照)。
図3及び図4に示すように、回路ケース20には、コンデンサ装置1を他の部材に固定するためのボルト12が螺合されるナット部材13を保持する上部側ナット保持部14が形成されている。更に、連接部6の下部側は、収納部5の外周側に延設されて下部側ナット保持部15が形成されている。これら上下のナット保持部14,15は、収納部5同士の谷間を利用してナット部材13を保持する空間を設けるようにしている。なお、連接部6や回路ケース20や上下のナット保持部14,15は、各収納部5をその長手が互いに同一方向を向いた状態で隣接して配置した状態の金型内に溶融されたポリブチレンテレフタレート樹脂等を流し込んで、各収納部5と一体的に樹脂インサート成形したものである。なお、樹脂インサート成形の樹脂材料としては、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリブチレンテレフタレートやナイロン等の熱可塑性樹脂を含むが、これに限定されない。なかでも熱安定性に優れたポリブチレンテレフタレート樹脂が好ましい。
また、この樹脂インサート成形の際には、収納部を構成する金属材料(特にアルミニウム)の外周にシランカップリング剤等の接着剤を塗布し、また該金属材料の外周を粗面化することで、この外周に樹脂材料の食い込みによるアンカー効果を持たせ、樹脂材料と収納部との固定強度を高めることができる。
図2及び図7に示すように、回路ケース20の中央部には、環状に配置される収納部5の中央部の空洞部7に向かって貫通されて、後述するコンデンサ本体2内で発生するガスが排出されるガス排出部16が形成されている。なお、図7では、理解を助けるためにコンデンサ装置1の一部の収納部5を省略して図示しているが、連接部6は、収納部5と一体成形されているため、収納部5を連接部6からを取り外すことはできない。
なお、各収納部5同士は連接部6により強固に接続されるとともに、収納部5の少なくとも外方側が外部に露呈されている。このように、金属製の収納部5が外部に露呈されることで、コンデンサ本体2の発熱を効率的に放熱することができる。
図2に示すように、各コンデンサ本体2は、その下端に保持キャップ21が取り付けられた状態で、各収納部5の上端部の開口部9から挿入される。保持キャップ21には、コンデンサ本体2の下端部の周囲を覆い、コンデンサ本体2を保持する保持片22が形成されている。この保持片22が、収納部5内に配置されるコンデンサ本体2の位置決め手段となっている。そして、収納部5に収納されたコンデンサ本体2は、その外周面(外面)が収納部5に覆われた状態となる。また、図5に示すように、複数の収納部5の全周(少なくとも外面側)は、コンデンサ本体2の外周面に沿って均一な肉厚となっている。
図6に示すように、収納部5の内径は、コンデンサ本体2の外径よりも若干大きい寸法に形成されている。そして、収納部5に収納されたコンデンサ本体2の外周面と収納部5の内周面との間には、保持キャップ21の保持片22によって、所定寸法Sの隙間部11が形成される。本実施例では、隙間部11の寸法Sは伝熱性や後述する樹脂の充填効率を考慮して略0.5〜3.0mmとしている。
図5及び図6に示すように、保持キャップ21の保持片22によりコンデンサ本体2がぐらつかずに済み、隙間部11の寸法Sがコンデンサ本体2の外周面に沿って均一に形成される。隙間部11には、伝熱性を有するエポキシ樹脂やウレタン樹脂等の合成樹脂である樹脂材17が充填される。このようにすることで、コンデンサ本体2の外周面が樹脂材17を介して収納部5の内周面と接着され、コンデンサ本体2が収納部5内で強固に保持されるとともに樹脂材17を通じて収納ケースへの伝熱性が向上する。更に、放熱性が高まり、かつコンデンサ本体2に対する外部からの衝撃力が樹脂材17によって緩和される。なお、コンデンサ本体2の外周面と収納部5の内周面との隙間部11の全部位Lに樹脂材17が充填されることが好ましい。
この樹脂材17を充填する充填方法としては、先ずコンデンサ本体2を収納部5に挿入して、保持キャップ21の保持片22によって隙間部11を形成した状態で、収納部5の開口部9から隙間部11に溶融された樹脂材17を流し込む方法がある。なお、樹脂材17は、隙間部11の全部位Lに充填されるようにしてもよいし、隙間部11の半分ほどの部位Hに充填されるようにしてもよく、樹脂材17の使用量は適宜変更できる。
このように保持片22が隙間部11を均一に維持して樹脂材17がコンデンサ本体2の周囲に均一に充填されるようになり、コンデンサ本体2と収納部5との間の接続強度及び伝熱性に斑が生じないようにできる。
図2に示すように、コンデンサ本体2の上側端面には、コンデンサ本体2内で発生するガスの圧力を開放する圧力開放機構25が設けられている。そして、図4に示すように、各収納部5に収納された各コンデンサ本体2の端部には、各コンデンサ本体2の圧力開放機構25に接続され、この圧力開放機構25から開放されるガスを導出するガス導出部材23が取り付けられる。
図4及び図6に示すように、このガス導出部材23は、コンデンサ本体2の端子部4に取り付けられるとともに、コンデンサ本体2の圧力開放機構25に接続されるガス導入部26が形成されている。また、ガス導入部26を通過するガスを中央に導く導出溝部24(導出路)が形成されている。この導出溝部24は、ガス導出部材23の中央部に平面視で星形状をなすように形成されており、5つの頂点にガス導入部26が配置され、導出溝部24の中央部には、前述した回路ケース20の中央部のガス排出部16に接続されるガス導出部27が形成される。このガス導出部27の周囲には、間欠的に環状をなす複数のバリケード部28が形成されている。このバリケード部28によって、ガス排出部16側から浸入する水分の通過を阻止することができる。
図3に示すように、星形状をなす導出溝部24には、この導出溝部24の上面側を閉塞する略星形状をなす星型閉塞板29が取り付けられる。なお、ガス導出部材23や星型閉塞板29は、樹脂等の材質で形成されている。また、コンデンサ本体2の各端子部4に内部バスバー18が接続されて、各コンデンサ本体2が電気的に直列に接続される。この直列接続されたコンデンサ本体2の陽極及び陰極の末端には、末端バスバー30が設けられる。更に、回路ケース20には、この末端バスバー30が配置される末端配置部31が形成されている。
そして、バランス回路等を設けた回路基板19を取り付けた状態で、回路ケース20の開口部を閉塞板32によって閉塞する。この閉塞板32には、溶融されたエポキシ樹脂またはウレタン樹脂等を回路ケース20内に注入するための注入口33が形成されている。この注入口33から注入された樹脂材34は、回路ケース20における壁部8の内面と内部バスバー18や回路基板19等との間の空間部10に充填される。このように、回路ケース20内の内部バスバー18や回路基板19などを樹脂材34により密閉することができる。そのため、内部バスバー18や回路基板19に錆び等の腐食が発生することを防止できる。
図6に示すように、回路ケース20内が樹脂材34により充填された状態であっても、前述したガス導出部材23の導出溝部24は開通されている。そして、コンデンサ本体2内部でガスが発生して圧力開放機構25が作動した際には、ガス導出部材23の導出溝部24を介してガスが回路ケース20の中央部のガス排出部16に向かって導出されるようになっている(図7参照)。
このようにコンデンサ装置1は、末端バスバー30を介して他の回路と接続される。また、コンデンサ装置1の上下のナット保持部14,15に保持されたナット部材13を用いて、コンデンサ装置1を筐体等に固定することが可能となる。また、2台のコンデンサ装置1を上下、左右に隣接配置し、各コンデンサ装置1の上下のナット保持部14,15に保持されたナット部材13を用いて、各コンデンサ装置1を連接することもできる。
次に、実施例2に係るコンデンサ装置1’につき、図8を参照して説明する。なお、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8に示すように、実施例2における収納ケース3には、各コンデンサ本体2を収納する6つ(複数)の収納部5が設けられている。この外周の各収納部5は、コンデンサ本体2の外周面に沿って均一な肉厚となっている。
各収納部5は、その長手が互いに同一方向を向いて一体的に連接されるとともに、平面視において碁盤状に配置され、収納ケース3の形状が略直方体状をなしている。なお、碁盤状に配置される収納部5は、3つの収納部5が左右直列に配置された状態が前後2列連なった配置となっている。
以上、本実施例1及び2におけるコンデンサ装置1,1’にあっては、収納ケース3は、コンデンサ本体2の外観形状に適合する形状をなしてこのコンデンサ本体2を収納する金属製の複数の収納部5を有し、この複数の収納部5は、その長手が互いに同一方向を向いた状態で、樹脂製の連接部6によって一体的に連接されるとともに、この各収納部5の端部の開口部9からコンデンサ本体2が挿入されて、このコンデンサ本体2の外面がこの収納部5に覆われた状態となり、この収納部5の少なくとも外面側は、コンデンサ本体2の外面に沿って均一な肉厚となっていることで、コンデンサ本体2の外面が金属製の収納部5に保持された状態で、複数のコンデンサ本体2が一体的に連設して、複数の収納部5同士が連接部6を介して互いに補強し合って強度を向上させることができ、かつ収納部5をコンデンサ本体2の外観形状に適合させることで、収納部5のスリム化及び軽量化を図ることができ、収納ケース3の重量が低減されるとともに、収納部5の外面側がコンデンサ本体2の外面に沿って均一な肉厚となっていることで、コンデンサ本体2の発熱を収納部5の外面側から効率的に放熱することができる。
また、樹脂製の連接部6は、収納部の長手方向に沿って各収納部間に設置されることで、各収納部の固定強度を高めることができ、耐震性が向上する。
また、収納部5の少なくとも外面側は、外部に露呈されることで、放熱率の高い金属製の収納部5の外面側が外部に露呈されて、収納部5放熱効率を高めることができる。
また、収納部5の内面とコンデンサ本体2の外面との間に隙間部11が形成され、この隙間部11には、樹脂材17が充填されることで、コンデンサ本体2の外面が樹脂材17を介して収納部5の内面と接着され、コンデンサ本体2が収納部5内で強固に保持されるとともに、樹脂材17によって収納ケース3への伝熱性が高められ放熱性が向上される。
また、複数のコンデンサ本体2を電気的に接続する内部バスバー18や回路基板19等を収納する回路ケース20が、連接部6から一体的に突出される壁部8により形成されることで、回路ケース20が連接部6を介して収納部5と強固に連結され、別途、回路ケース20の取付用の部位を収納ケース3に形成しないで済むようになり、収納ケース3の製造コストを低減できる。
また、壁部8の内面と内部バスバー18や回路基板19等との間に空間部10が形成され、この空間部10には、樹脂材34が充填されることで、内部バスバー18や回路基板19等が樹脂材34を介して壁部8の内面と接着され、内部バスバー18や回路基板19等が壁部8内で強固に保持されるとともに、内部バスバー18や回路基板19等が樹脂材34により密閉されて錆びの発生等を防止できる。
また、コンデンサ本体2には、このコンデンサ本体2内で発生するガスを開放する圧力開放機構25が設けられ、この圧力開放機構25から開放されたガスを外部に導出する導出溝部24が回路ケース20内に設けられることで、導出溝部24によって圧力開放機構25から開放されたガスを速やかに外部に導出することができ、ガスが回路ケース20内の内部バスバー18や回路基板19等の他の部材に接触されずに済み、内部バスバー18や回路基板19等の腐食を防止できる。
また、金属製の複数の収納部5が、その長手が互いに同一方向を向いた状態で隣接して金型内に配置され、樹脂を該金型内に注入されて硬化することで、前記複数の収納部が樹脂製の連接部によって一体的に連接されるため、各収納部5の一体化工程が簡略的となり、コンデンサ装置1の製造が容易となる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1及び2では、コンデンサとして電気2重層コンデンサを例示しているが、本発明が適用されるコンデンサはこれに限らず、電解コンデンサ、電気化学キャパシタなどの各種コンデンサ、キャパシタに適用できる。
また、前記実施例1及び2では、円筒形状のコンデンサ本体を例示しているが、本発明はこれに限らず、角型形状等の非円筒形のコンデンサにも適用することができる。角型形状のコンデンサであれば、その角型形状に適合させ、収納ケースの収納部を角筒形状にすれば、収納ケースの外周の各収納部の少なくとも外面側は、コンデンサ本体の外周面に沿って均一な肉厚となる。
また、前記実施例1では、5つの収納部5が形成され、前記実施例2では、6つの収納部5が形成されているが、これら収納部5の個数や配置形態は特に限定されるものではなく、収納部5の少なくとも外面側がコンデンサ本体2の外面に沿って均一な肉厚となっていれば本願発明に含まれる。
また、前記実施例1では、5つの収納部5が平面視で環状に配置され、前記実施例2では、6つの収納部5が平面視で碁盤状に配置されているが、この収納部5を平面視で千鳥状に配置してもよい。なお、千鳥状に配置される収納部5は、3つの収納部5が左右直列に配置された状態で、他2つの収納部5が各収納部5の谷間に収まる配置となっている。このようにすることで、隣り合う収納部5の間に更にもう1つの収納部5の一部を配置させることができ、収納ケース3をスリム化することができる。
また、前記実施例1及び2では、収納部5の外方側が外部に露呈されているが、収納部5の外周全体を薄い樹脂材で覆ってもよい。このようにすることで、金属製の収納部5が外部に露呈されないようになり、収納部5の腐食等を防止することができる。
また、前記実施例1及び2では、保持キャップ21の保持片22が、収納部5内に配置されるコンデンサ本体2の位置決め手段となっているが、位置決め手段はこれに限ることなく、収納部5の内周面に位置決め用の凸部を形成して、この凸部をコンデンサ本体2の外周面に接触させて位置決め手段としてもよい。更に、回路ケース20においてコンデンサ本体2が配置される部位の内径を、コンデンサ本体2の外径よりも若干狭くして、回路ケース20によってコンデンサ本体2の位置決めを行ってもよい。
また、前記実施例1及び2では、ガス導出部材23の導出溝部24によって、コンデンサ本体2で生じるガスを外部に導出する導出路が形成されており、この導出溝部24を介してガスが回路ケース20の中央部のガス排出部16に向かって導出されるが、導出路の他の形態としては、例えば、圧力開放機構25から回路ケース20の外部に繋がる中空状のチューブを設けたものでもよい。
また、前記実施例1では、先ず収納部5の開口部9から隙間部11に、溶融された樹脂材17を流し込んで充填し、その後に、回路ケース20の開口部を閉塞板32によって閉塞して、この閉塞板32の注入口33から溶融された樹脂材34を注入し、回路ケース20の内の空間部10に樹脂材34を充填するようにしているが、隙間部11及び空間部10の樹脂材の充填作業は、別工程で行うことに限らず、例えば、回路ケース20の開口部を閉塞板32によって閉塞した後に、閉塞板32の注入口33から溶融された樹脂材を注入して、隙間部11と空間部10とに樹脂材を同じ工程で同時に充填するようにしてもよい。
1 コンデンサ装置
2 コンデンサ本体
3 収納ケース
4 端子部
5 収納部
6 連接部
7 空洞部
8 壁部
9 開口部
10 空間部
11 隙間部
12 ボルト
13 ナット部材
14,15 ナット保持部
16 ガス排出部
17 樹脂材
18 内部バスバー(回路部)
19 回路基板(回路部)
20 回路ケース
21 保持キャップ
22 保持片
23 ガス導出部材
24 導出溝部(導出路)
25 圧力開放機構
26 ガス導入部
27 ガス導出部
28 バリケード部
29 星型閉塞板
30 末端バスバー
31 末端配置部
32 閉塞板
33 注入口
34 樹脂材

Claims (5)

  1. 複数のコンデンサ本体が収納ケースに一体的に収納されるコンデンサ装置であって、
    前記収納ケースは、前記コンデンサ本体の外観形状に適合する形状をなして該コンデンサ本体を収納する金属製の複数の収納部を有し、該複数の収納部は、その長手が互いに同一方向を向いた状態で、樹脂製の連接部によって一体的に連接されるとともに、該各収納部の端部の開口部から前記コンデンサ本体が挿入されて、該コンデンサ本体の外面が該収納部に覆われた状態となり、該収納部の少なくとも外面側は、前記コンデンサ本体の外面に沿って均一な肉厚となっているコンデンサ装置であって、前記連接部の上部側は上方に延設されて収納部の配置形状の外周を囲むように立設して形成された壁部により前記複数のコンデンサ本体を電気的に接続する回路部を収納する回路ケースが形成されるとともに、前記収納部の外方側が外部に露呈されるようにしていることを特徴とするコンデンサ装置
  2. 前記樹脂製の連接部は、収納部の長手方向に沿って各収納部間に設置されることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ装置。
  3. 前記収納部の内面と前記コンデンサ本体の外面との間に隙間部が形成され、該隙間部には、樹脂材が充填されることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ装置。
  4. 前記壁部の内面と前記回路部との間に空間部が形成され、該空間部には、樹脂材が充填されることを特徴とする請求項1ないし3に記載のコンデンサ装置。
  5. 前記コンデンサ本体には、該コンデンサ本体内で発生するガスを開放する開放機構が設けられ、該開放機構から開放されたガスを外部に導出する導出路が前記回路ケース内に設けられることを特徴とする請求項1ないし4に記載のコンデンサ装置。
JP2010236341A 2010-10-21 2010-10-21 コンデンサ装置 Expired - Fee Related JP5502697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010236341A JP5502697B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 コンデンサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010236341A JP5502697B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 コンデンサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012089731A JP2012089731A (ja) 2012-05-10
JP5502697B2 true JP5502697B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=46261014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010236341A Expired - Fee Related JP5502697B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 コンデンサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5502697B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5887866B2 (ja) * 2011-11-22 2016-03-16 日本ケミコン株式会社 コンデンサ装置の製造方法
JP6039959B2 (ja) * 2012-07-31 2016-12-07 日本ケミコン株式会社 コンデンサ装置
KR101458600B1 (ko) * 2013-01-18 2014-11-05 엘에스엠트론 주식회사 울트라 캐패시터 방열 모듈
CN117153567A (zh) * 2017-06-30 2023-12-01 京瓷Avx元器件公司 用于超级电容器模块的平衡电路中的热耗散
KR20210063940A (ko) * 2019-11-25 2021-06-02 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 모듈 및 배터리 팩
CN115312323B (zh) * 2022-07-04 2023-08-04 武汉神动汽车电子电器股份有限公司 防渗入表压陶瓷电容

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1154356A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Honda Motor Co Ltd 電源装置
JP3597348B2 (ja) * 1997-08-29 2004-12-08 本田技研工業株式会社 コンデンサ
JP4168486B2 (ja) * 1998-08-25 2008-10-22 日産自動車株式会社 電気自動車のバッテリコントローラ格納構造および格納方法
JP2000268791A (ja) * 1999-03-12 2000-09-29 Toshiba Battery Co Ltd 電池パック
JP3967551B2 (ja) * 2001-02-08 2007-08-29 本田技研工業株式会社 電気二重層キャパシタ容器の蓋体
JP4492002B2 (ja) * 2001-07-31 2010-06-30 新神戸電機株式会社 電池モジュール
JP4024021B2 (ja) * 2001-07-31 2007-12-19 三洋電機株式会社 電源装置
JP3715275B2 (ja) * 2002-11-29 2005-11-09 本田技研工業株式会社 蓄電装置
JP4784067B2 (ja) * 2004-10-29 2011-09-28 トヨタ自動車株式会社 蓄電モジュール
JP5018204B2 (ja) * 2007-04-19 2012-09-05 パナソニック株式会社 蓄電ユニット
JP5162918B2 (ja) * 2007-02-16 2013-03-13 パナソニック株式会社 キャパシタユニット、およびその製造方法
JP2008300692A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Fuji Heavy Ind Ltd 蓄電デバイス
JP2010087269A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Nippon Chemicon Corp キャパシタモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012089731A (ja) 2012-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5502697B2 (ja) コンデンサ装置
WO2012020624A1 (ja) コンデンサ装置及びその製造方法
CN110611066A (zh) 一种液冷电池包
KR101156539B1 (ko) 배터리 팩
JP6767631B2 (ja) フィルムコンデンサおよびフィルムコンデンサの製造方法
JP6847733B2 (ja) コンデンサ装置
JP5477628B2 (ja) 蓄電池用端子部、その蓄電池用端子部の端子用ナット、その蓄電池用端子部を備えた蓄電池用蓋及び蓄電池
JP2013008655A (ja) 電池保持構造
JP6768090B2 (ja) 電子ユニット及び電子ユニットを形成する方法
JP5480062B2 (ja) コンデンサ装置
WO2013077389A1 (ja) コンデンサ装置
JP5542622B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2010108699A (ja) 蓄電装置及びその製造方法
WO2012059977A1 (ja) コンデンサ装置及びその製造方法
JP5887866B2 (ja) コンデンサ装置の製造方法
JP2010040832A (ja) 金属化フィルムコンデンサ
WO2018074138A1 (ja) コンデンサ
JP5821249B2 (ja) コンデンサ装置
JP5906657B2 (ja) キャパシタモジュールの製造方法
US20180310655A1 (en) Light Emitting Helmet and Manufacturing Method Thereof
JP6088130B2 (ja) コンデンサ装置
FI118168B (fi) Sähkölaitteen, jossa on valettu kuori, suojaaminen räjähtämistä vastaan
JP5477629B2 (ja) 蓄電池用蓋、蓄電池用蓋の射出成形方法、及びその蓄電池用蓋を備えた蓄電池
JP5477627B2 (ja) 蓄電池用蓋、蓄電池用蓋の射出成形方法、及びその蓄電池用蓋を備えた蓄電池
CN114069118A (zh) 单体电池、电池模组及电池包

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5502697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees