JP6039959B2 - コンデンサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサ本体を収納する複数の収納部が形成された収納ケースを有し、前記複数の収納部は、その長手方向が互いに同一方向を向くとともに環状に配置され、複数のコンデンサ本体は、その端子部側が同じ向きに配設された状態で前記各収納部に収納されるコンデンサ装置に関する。
従来、二次電池(コンデンサ本体)においては、適切な充電条件を越えて過充電を行った場合に、二次電池が発熱し、その内部の電解液から大量のガスが発生する。このガスの発生により二次電池内部の圧力が上昇すると、外装ケースが破裂する虞がある。そのため、二次電池と感温スイッチ(異常検出手段)と温度ヒューズとにより直列回路を構成するとともに、この直列回路とツェナーダイオードとを並列に接続しており、二次電池が高温になった場合に、感温スイッチが二次電池の温度上昇を検知して開放状態となると同時に、ツェナーダイオードに電流が流れて、このツェナーダイオードが発熱し、温度ヒューズがツェナーダイオードの温度上昇により溶断されるようになっている保護回路がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−237437号公報(第3頁、第1図)
特許文献1に記載の保護回路にあっては、感温スイッチ(異常検出手段)を設けることで、比較的低温な温度状況であっても適切に作動するようになっている。しかしながら、このような二次電池(コンデンサ本体)の回路を、自動車等のエンジンルームに配置した場合に、エンジンやラジエータ等の発熱する機器が感温スイッチに近接して配置され、これら発熱する機器の影響により、感温スイッチが誤作動してしまう虞があり、二次電池に関する異常を正確に検出して、二次電池を適切に過充電等から保護できなくなるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、コンデンサ装置の外部の環境に起因する異常検出手段の誤作動等を防止でき、かつコンデンサ本体に関する異常が生じたときには、その異常の検出を正確に行うことができるコンデンサ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のコンデンサ装置は、
コンデンサ本体を収納する複数の収納部が形成された収納ケースを有し、前記複数の収納部は、その長手方向が互いに同一方向を向くとともに環状に配置され、複数のコンデンサ本体は、その端子部側が同じ向きに配設された状態で前記各収納部に収納されるコンデンサ装置であって、
前記コンデンサ本体に関する異常を検出するための異常検出手段が前記複数の収納部で囲まれた位置に設けられ
前記コンデンサ本体を収納した少なくとも2つの収納ケース同士が長手方向に連設され、前記収納ケース同士の連設部位となっている一方の収納ケースにおける前記コンデンサ本体の端子部側の近傍に、前記異常検出手段を配置したことを特徴としている。
この特徴によれば、複数の収納部に囲まれて異常検出手段が配置され、収納ケースの外部に異常検出手段が露呈されずに済み、異常検出手段がコンデンサ装置の外部の環境の影響を受け難くなり、コンデンサ装置の外部の環境に起因する異常検出手段の誤作動等を防止でき、かつコンデンサ本体に関する異常が生じたときには、その異常の検出を正確に行うことができる。また、異常検出手段を配置する空間を確保することができ、かつ複数のコンデンサ本体をコンパクトに配置してコンデンサ装置を小型化することができる。
前記課題を解決するために、本発明のコンデンサ装置は、
コンデンサ本体を収納する複数の収納部が形成された収納ケースを有し、前記複数の収納部は、その長手方向が互いに同一方向を向くとともに環状に配置され、複数のコンデンサ本体は、その端子部側が同じ向きに配設された状態で前記各収納部に収納されるコンデンサ装置であって、
前記コンデンサ本体に関する異常を検出するための異常検出手段が前記複数の収納部で囲まれた位置に設けられ、
前記異常検出手段は、前記コンデンサ本体の端子部に電気的に接続される接続部材に接触して前記異常を検出するようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、複数の収納部に囲まれて異常検出手段が配置され、収納ケースの外部に異常検出手段が露呈されずに済み、異常検出手段がコンデンサ装置の外部の環境の影響を受け難くなり、コンデンサ装置の外部の環境に起因する異常検出手段の誤作動等を防止でき、かつコンデンサ本体に関する異常が生じたときには、その異常の検出を正確に行うことができる。また、接続部材には、端子部を介してコンデンサ本体の状況が反映されるため、この接続部材の異常を検出することで、コンデンサ本体で異常が生じたときに、即座に異常検出手段が検出することができる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記異常検出手段は、前記コンデンサ本体の端子部に電気的に接続される接続部材に接触して前記異常を検出するようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、接続部材には、端子部を介してコンデンサ本体の状況が反映されるため、この接続部材の異常を検出することで、コンデンサ本体で異常が生じたときに、即座に異常検出手段が検出することができる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記接続部材は、前記収納ケースの外部と接続される入力端子または出力端子となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、接続部材には、外部の電気回路の状況が反映されるため、この接続部材の異常を検出することで、外部の電気回路で異常が生じてコンデンサ本体に異常が生じるときに、即座に異常検出手段が検出することができる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記異常検出手段は、前記複数の収納部で囲まれた位置に形成された空洞部に設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、異常検出手段を配置する空間を確保することができ、かつ複数のコンデンサ本体をコンパクトに配置してコンデンサ装置を小型化することができる。
本発明のコンデンサ装置は、
所定の電力量で溶断されるヒューズと前記複数のコンデンサ本体とを直列に接続したコンデンサ回路を備えるコンデンサ装置であって、
前記異常検出手段は、前記コンデンサ回路に並列に接続されるスイッチを有し、前記異常が検出されたときに該スイッチがONになることを特徴としている。
この特徴によれば、異常検出手段が異常を検出してスイッチがONになると、コンデンサ回路が短絡され、複数のコンデンサ本体に蓄えられた電力によりヒューズが溶断されるようになり、コンデンサ装置の動作を停止させることができる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記異常検出手段は、所定温度になったときに動作するサーモスタットとなっていることを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ本体に関する異常は、異常な温度上昇などの温度変化により顕在化し易いため、サーモスタットを用いることで、簡素な構成で異常検出手段を設けることができ、コンデンサ装置の製造コストを低減できる。
本発明のコンデンサ装置は、
前記サーモスタットの感温部が、前記収納ケースの外部と接続される入力端子または出力端子となっている接続部材に接触しているとともに、該サーモスタットの端子部が、前記接続部材に接続されることを特徴としている。
この特徴によれば、接続部材には、収納ケースの外部の電気回路の状況が反映されるため、この接続部材の温度の異常をサーモスタットの感温部により検出し、収納ケースの外部の電気回路で異常が生じてコンデンサ本体に異常が生じるときに、即座にサーモスタットが異常を検出することができ、かつサーモスタットの端子部が、接続部材に接続されることにより、サーモスタット及び接続部材をコンパクトに配置してコンデンサ装置を小型化することができる。
実施例におけるコンデンサ装置を上方側から見た状態を示す斜視図である。 コンデンサ装置を下方側から見た状態を示す斜視図である。 コンデンサ本体と収納ケースを示す斜視図である。 収納ケースを示す斜視図である。 センターガイドを収納ケースに取り付けた状態を示す斜視図である。 サーモスタット及びバスバーをセンターガイドに取り付けた状態を示す斜視図である。 サーモスタットの端子部を下方側から見た状態を示す斜視図である。 センターガイドの固定爪及びバスバーの支持爪を示す拡大斜視図である。 サーモスタット及び外部バスバーを示す斜視図である。 収納ケースの開放空洞部を示す横断平面図である。 コンデンサ装置の回路構成を示す回路図である。
本発明に係るコンデンサ装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係るコンデンサ装置につき、図1から図11を参照して説明する。図1の符号1は、本発明の適用されたコンデンサ装置である。図1及び図2に示すように、本実施例のコンデンサ装置1では、複数のコンデンサ本体2が収納された2つの収納ケース3が互いに上下方向(長手方向)に連設されている。なお、このコンデンサ装置1は、主に自動車等の車両に搭載されて使用されるようになっている。
ここで、上下に連設された2つの収納ケース3は、同一構成となっているので、下方側に配置される収納ケース3を例に以下に詳述する。先ず、図3に示すように、1つの収納ケース3には、5本(複数)のコンデンサ本体2が一体的に収納されるようになっている。なお、本実施例では、コンデンサ本体2に電気二重層コンデンサを用いている。このコンデンサ本体2は円筒形状をなしており、コンデンサ本体2の上端部の封口板6には、正極用及び負極用の各端子部4が設けられている。また、収納ケース3には、各コンデンサ本体2を収納する5つ(複数)の収納部5が設けられており、収納ケース3は、その上部側が開口され、この開口部9を介して5つの収納部5が外部に露呈される。
なお、収納ケース3は、5つの収納部5を一体的に成型した樹脂製となっている。この収納ケース3を構成する樹脂材料としては、熱可塑性樹脂が用いられ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン、ポリフェニレンサルファド、アクリル、ポリカーボネートなどが用いられる。また、各種樹脂材料に添加剤としてガラス繊維等を添加して収納ケース3の強度や耐熱性を向上させることもできる。また、収納ケース3は、樹脂材料を金型に流し込んで製造する樹脂成型により形成される。そのため、収納ケース3を容易に量産化することができ、低コストでコンデンサ装置1を製造できる。
また、収納ケース3の5つの収納部5は、コンデンサ本体2の形状及び寸法に適合する円筒形状をなし、各収納部5は、その一端が開口されて他端が閉塞された有底円筒形状をなしている。そして、各収納部5は、その長手方向が互いに同一方向を向いて平面視において環状に配置されている。さらに、収納部5同士の間には、隣接する収納部5同士を連接する連接部39が形成されているとともに、環状に配置される収納部5の中央部には、コンデンサ本体2の内部で発生する水素ガスが開放される開放空洞部7が形成されている(図10参照)。
また、収納部5の上部側には、上方に延設された壁部8が形成されている。この壁部8は、5つの収納部5の配置形状に合わせて、その配置形状の外周を囲むように立設されている。そして、この壁部8によって、後述する各コンデンサ本体2の端子部4を互いに電気的に接続する内部バスバー55やバランス回路等を設けた回路基板(図示略)などを配置できる回路配置部20が形成される。さらに、この壁部8には、収納ケース3の内部から外部に貫通する2つの貫通孔56が設けられている。
また、図3に示すように、収納ケース3の収納部5同士を連接する連接部39の上端部及び壁部8で形成されるコーナー部には、収納ケース50の中心方向かつ上方向に向かって延びるケース凸部42が形成されている。このケース凸部42は、収納部5同士の間にそれぞれ1つずつ設けられている。なお、このケース凸部42の周囲の連接部39上端部は、後述するセンターガイド23(要素部材)の底面(下面)が当接する当接面43としての機能を有する。
そして、収納ケース3の上部側の中央部には、環状に配置される収納部5の中央部の開放空洞部7に向かって貫通して略円筒形状をなす円筒孔部44(空洞部)が形成されている。なお、この円筒孔部44には、後述するサーモスタット57(異常検出手段)を配置することができる。
また、円筒孔部44の周囲には、コンデンサ本体2内で発生するガスが前述の開放空洞部7に向かって導出させるための5つ(複数)の導出孔45が形成されている。この導出孔45は、収納部5同士に囲まれた谷間部分に略三角形状をなすように形成されている。さらに、これら5つの導出孔45のうち、適宜4つの導出孔45の上方には、隣り合う収納部5同士の谷間部分に略三角形状をなすように架設された段部46が形成されている。
また、収納部5の上部の側周面には、複数の収納ケース3同士を連設したり、収納ケース3に他の部材を固定したりするためのボルト58が螺合されるナット(図示略)を保持する上部側ナット保持部14が形成されている。さらに、収納部5の下部の側周面にも、下部側ナット保持部15が形成されている。これら上下のナット保持部14,15は、収納部5同士の谷間を利用してナットを保持する空間を設けるようにしている。
次に、図5に示すように、5つのコンデンサ本体2が収納された収納ケース3には、5つのコンデンサ本体2を上方から覆うようにセンターガイド23が取り付けられる。このセンターガイド23は、その外周縁が5つの収納部5を合わせた全体形状とほぼ同じ形状をなす略星形状をなす樹脂製の板部材となっている。なお、このセンターガイド23を構成する樹脂は、前述した収納ケース3と同様の樹脂となっている。
また、センターガイド23の縁辺において、外方に膨出された部位の端縁には、下方に屈曲された屈曲片24が形成されている。この屈曲片24の外面側には、凸状の凸条47が上下方向に延設されており、この凸条47が収納部5の壁部8の内周面に接触されて、センターガイド23の収納ケース3に対する径方向の位置決めが行われる。
さらに、センターガイド23の縁辺において、外方に膨出された部位の間の谷間となる部位には、前述した収納ケース3のケース凸部42と対をなし、略U字状に窪んだガイド凹部48(係止部)が設けられている。このガイド凹部48は、センターガイド23を収納ケース3内に収納した際に、収納ケース3のケース凸部42に係止されるようになっている。なお、センターガイド23のガイド凹部48は、収納ケース3のケース凸部42に沿って上下方向に案内される。
このようにセンターガイド23のガイド凹部48が収納ケース3のケース凸部42に係合された状態でセンターガイド23の収納ケース3に対する位置決めがなされる。なお、収納ケース3のケース凸部42とセンターガイド23のガイド凹部48とで、前述したように収納ケース3に対してセンターガイド23の位置決めがなされるので、収納ケース3にセンターガイド23の取り付けがし易くなり、コンデンサ装置1の製造作業を簡便化できる。
図5に示すように、センターガイド23の上面には、コンデンサ本体2の端子部4が挿通される挿設孔26が形成されている。また、内部バスバー55に形成された孔部30や、回路基板(図示略)の下面の係合穴部(図示略)に係合される突出棒31が突出されている。さらに、センターガイド23の上面には、内部バスバー55が縁部に沿って係合されるバスバー係合凸部40が突出されるとともに、回路基板の縁部に係止されるフック状の係止爪41が設けられている。これら突出棒31やバスバー係合凸部40、係止爪41により内部バスバー55及び回路基板の位置決めが行われる。なお、回路基板のバランス回路は、バスバー毎に接続されるようになっている。
また、センターガイド23は、平面視で環状をなしており、センターガイド23の中央部には、収納ケース3の円筒孔部44に対応する位置に中央穴49が形成されている。この中央穴49は、センターガイド23の上面側に流れたガスを収納ケース3の導出孔45に導くようになっている。なお、この中央穴49は、センターガイド23において、複数の挿設孔26に囲まれる位置に形成されており、センターガイド23にコンデンサ本体2や内部バスバー55を取り付けると、これらコンデンサ本体2や内部バスバー55が中央穴49の周囲に配置される。
さらに、センターガイド23の中央穴49には、下方に向けて突出されるフック状の4つの固定爪53が設けられている。この固定爪53によりセンターガイド23が収納ケース3に固定されるようになっている。そして、この4つ(複数)の固定爪53は、中央穴49の周方向に並んで配置されている。なお、固定爪53は、中央穴49の内方に向けて水平に突出されるとともに、中央穴49の周方向に屈曲されて、さらにセンターガイド23の下方に延設されて延設部59が形成され、その先端が鉤状に形成されている。
このように複数の方向に屈曲されることで、固定爪53が撓み易くなっており、センターガイド23を収納ケース3に取り付ける際に、固定爪53が撓んで容易に取り付けることができる。また、図8に示すように、センターガイド23の固定爪53は、前述した収納ケース3の段部46に係合するようになっている。さらに、4つの固定爪53の鉤状の先端部の向きは、一対ずつ反対方向を向くように配置されており、センターガイド23を固定した際にぐらつかないようなっている。
なお、本実施例のコンデンサ装置1は、車両等の機器に搭載されて使用されるようになっており、車両の走行中に加わる荷重や振動がコンデンサ本体2や内部バスバー55にも加わるようになっている。そして、センターガイド23には、複数の挿設孔26に固定されたコンデンサ本体2や内部バスバー55から車両の走行中に加わる荷重や振動が伝達されるようになっており、この荷重や振動に起因する応力が、センターガイド23に加わるようになっている。しかしながら、図5に示すように、センターガイド23の固定爪53が中央穴49の周方向に並んで設けられていることで、センターガイド23に荷重や振動が加えられても、この荷重や振動に起因する応力が、複数の固定爪53に分散され、一部の固定爪53が疲労してヒビが入ったり折れたりすることを防止できるようになっている。
また、図7に示すように、固定爪53の鉤状に形成された先端部は、センターガイド23の外周側に向けて突出され、かつ傾斜されたテーパ面54を有している。そして、センターガイド23を収納ケース3に取り付ける際に、固定爪53のテーパ面54が収納ケース3の段部46に接触することで、固定爪53の先端が段部46に沿って撓み易くなっており、その後、段部46を通過した固定爪53の先端部が段部46に係止されやすくなっている。図8に示すように、センターガイド23の固定爪53が収納ケース3の段部46に係止されることで、収納ケース3とセンターガイド23との固定性の向上がなしえるようになり、特に、振動が加わる車両用途にコンデンサ装置1を用いる場合に効果的である。
図6に示すように、コンデンサ本体2の各端子部4は、センターガイド23の挿設孔26から上方に突出し、この端子部4に内部バスバー55が接続されて、5本の各コンデンサ本体2が電気的に直列に接続される。なお、各端子部4と内部バスバー55との接続には、螺子接続、レーザー接続、超音波接続等を用いるようになっている。
そして、コンデンサ本体2の端子部4同士を接続する内部バスバー55は、屈曲された棒状をなしており、隣接するコンデンサ本体2の端子部4同士が接続される。また、直列に接続されて収納ケース3内において電気的な末端となる2つのコンデンサ本体2の端子部4には、正極バスバー60と負極バスバー61が接続されている。これらの正極バスバー60と負極バスバー61は、後述するように、収納ケース3の外部に配置される外部バスバー62にそれぞれ接続される。
また、下方の収納ケース3の正極バスバー60は、コンデンサ本体2の端子部4から収納ケース3の円筒孔部44の上部まで延設されており、円筒孔部44とほぼ等しい大きさの略円状部63が形成されている。そして、この略円状部63の外周には対向して突出する2つの突出部64が設けられている。また、略円状部63の正極端子部65に対向する側の端縁には下方に屈曲された屈曲部66が設けられている(図7参照)。さらに、略円状部63の外周において屈曲部66と突出部64との間には、前述したセンターガイド23の支持爪67に支持される被支持部68がそれぞれ形成されている(図6及び図8参照)。
なお、正極バスバー60をセンターガイド23に設けた支持爪67で係止することで、正極バスバー60やサーモスタット57等の各部材の固定性の向上がなしえるようになり、特に、振動が加わる車両用途にコンデンサ装置1を用いる場合に効果的である。
図6及び図7に示すように、この正極バスバー60の略円状部63の下面には、所定部位の温度状況(温度上昇)に応じて作動するサーモスタット57が、正極バスバー60の突出部64に螺合部材69を介して取り付けられている。このサーモスタット57は、感温部90が正極バスバー60の略円状部63の下面に接触されている。また、サーモスタット57は、上下方向に連設された2つの収納ケース3のうち(図1参照)、下方側の収納ケース3の円筒孔部44に収められている。
また、サーモスタット57の正極端子部70は、正極バスバー60の屈曲部66に螺合部材69で固定されており、サーモスタット57の負極端子部74は、ワイヤーハーネス72が接続されている。このワイヤーハーネス72は、収納ケース3の円筒孔部44及び開放空洞部7を通されて、コンデンサ装置1の底面に設けられた後述する底面ブラケット73に接続されている(図9参照)。
図9に示すように、サーモスタット57は、前述したように上下2つの収納ケース3の下方の収納ケース3に取り付けられている。即ち2つの収納ケース3のうち連設部位となっている下方側の収納ケース3の上部側にサーモスタット57が設けられている。このサーモスタット57の取り付け位置が、コンデンサ装置1全体における略中央部の位置となっており、コンデンサ装置1外部の環境の影響を最も受け難い位置となっている。
また、サーモスタット57の負極端子部74には、ワイヤーハーネス72をサーモスタット57の負極端子部74に固定するハーネス固定部品76が取り付けられている。このハーネス固定部品76は、略円柱状をなしており、開放空洞部7の内周面に接触する外径を有している。そして、ハーネス固定部品76の側面には、軸方向にワイヤーハーネス72を保持する保持溝77が形成されている。この保持溝77にワイヤーハーネス72とサーモスタット57の負極端子部74の接続部分が覆われて保持されることで、ワイヤーハーネス72の固定性が向上して、ワイヤーハーネス72が負極端子部74から脱落することが防止される。
さらに、正極バスバー60は、コンデンサ本体2の正極端子部65から収納ケース3の貫通孔56に延設されており、コンデンサ本体2と内部バスバー55で構成される収納ケース3内部の回路を、収納ケース3の外部の回路と繋ぐための入出力端子部78を構成している。
一方、負極バスバー61は、センターガイド23の中央穴49の外周付近からコンデンサ本体2の負極端子部71を通って、収納ケース3の貫通孔56まで延設されている。そして、負極バスバー61も正極バスバー60と同様に、収納ケース3内部の回路を、収納ケース3の外部の回路と繋ぐための入出力端子部78を構成している。
なお、上方の収納ケース3における正極バスバー60及び負極バスバー61は、センターガイド23の中央穴49の外周付近からコンデンサ本体2の端子部65、71を通って、収納ケース3の貫通孔56まで延設されており、収納ケース3の外部の回路と繋ぐための入出力端子部78をそれぞれ構成している。
図1及び図2に示すように、本実施例では、前述したように複数のコンデンサ本体2が収納された2つの収納ケース3が互いに上下方向に連設されており、上方の収納ケース3は下方の収納ケース3に対して、水平方向に5分の1回転程度ずれて連設されている。なお、2つの収納ケース3ともに、収納されたコンデンサ本体2の端子部4が上側となるように配置されている。
また、この2連設の収納ケース3の外周面は、正面側の一部を覆う正面ブラケット79と背面側の一部を覆う背面ブラケット80とで覆われている。なお、下方側の収納ケース3の底面は、覆う底面ブラケット73で覆われている。さらに、正面ブラケット79、背面ブラケット80及び底面ブラケット73は、それぞれ導電性を有する金属製となっており、収納ケース3の上部側ナット保持部14と下部側ナット保持部15を利用して、螺合部材69でコンデンサ装置1に固定されている。また、正面ブラケット79及び背面ブラケット80は、それぞれ底面ブラケット73に接触されており、接触部分が螺合部材69で固定されている。
また、背面ブラケット80の外側には、後述する車両に搭載されて発電を行うオルタネータ81や電力機器82などの外部の電気回路(図11参照)と接続されるターミナルボックス83が螺合部材84を介して取り付けられている。
図9に示すように、ターミナルボックス83から外部バスバー62が延設されており、下方の収納ケース3の正極側の入出力端子部78に接続されている。なお、図9では、理解を助けるために収納ケース3やコンデンサ本体2など一部の部材を省略して図示している。
なお、正面ブラケット79や背面ブラケット80は車両本体の電気回路において接地されている。また、下方の収納ケース3の負極側の入出力端子部78は外部バスバー62を介して、上方の収納ケース3の正極側の入出力端子部78に接続されている。そして、上方の収納ケース3の上部付近には、所定の電力量が流れると溶断されるヒューズ85(図11参照)が内蔵されたヒューズボックス86が設けられており、このヒューズボックス86は、上方の収納ケース3の負極側の入出力端子部78と接続されている。
さらに、図1及び2に示すように、ヒューズボックス86の出口端子部87は、正面ブラケット79に接続されている。即ち正面ブラケット79及び底面ブラケット73、ワイヤーハーネス72を介して、サーモスタット57の負極端子部74とヒューズボックス86の出口端子部87とが互いに電気的に接続されている。また、収納ケース3外部に配置される外部バスバー62はいずれも合成樹脂製のケースで覆われている。
前述のように、2つの収納ケース3を電気的に接続することで、保護回路88が構成される。図11に示すように、本実施例の保護回路88では、10本のコンデンサ本体2とヒューズ85とが直列に接続されてコンデンサ回路89が形成され、このコンデンサ回路89に並列にサーモスタット57が接続される。また、コンデンサ回路89に対して並列にオルタネータ81や車両に搭載されるその他の電力機器82など外部の電気回路が接続される。
本実施例のサーモスタット57はバイメタル式となっており、100度±5度程度の動作温度で動作するようになっている。そして、サーモスタット57は、感温部90に内蔵されたバイメタルが動作することで、ON/OFF状態が切り換わるスイッチ91を有している。また、前述したように、サーモスタット57の正極端子部70は、正極バスバー60に接続されているとともに、サーモスタット57の負極端子部74は、ワイヤーハーネス72に接続されており(図7参照)、サーモスタット57のスイッチ91は、これら正極端子部70及び負極端子部74の間に配置されてON/OFF状態が切り換わるようになっている。
また、通常の状態では、サーモスタット57がOFF状態で維持される。オルタネータ81や電力機器82が正常に作動している状態では、コンデンサ回路89とオルタネータ81及び電力機器82との間で電力の需給調整がなされて、コンデンサ本体2が充電または放電される。
一方、オルタネータ81や電力機器82の動作が異常を生じた場合、例えばオルタネータ81の出力電圧がコンデンサ装置1の定格電圧を大幅に上回る状態で充電が継続されるような場合には、コンデンサ回路89に過電圧がかかり、通常よりも大きな電流がコンデンサ回路89内を流れる。そして、この過電圧が続くと、コンデンサ本体2や各バスバー55、60、61、62が発熱して、コンデンサ本体2や各バスバー55、60、61、62の温度が上昇する。さらに、発熱が続いて、サーモスタット57と正極バスバー60の接触部分の温度が、予め設定されたサーモスタット57の動作温度(約100度)を越えると、サーモスタット57がON状態となり、コンデンサ回路89がサーモスタット57のスイッチ91を介して短絡状態となる。
すると、コンデンサ本体2に蓄電された電力が放電され、コンデンサ回路89内にサーモスタット57のスイッチ91を介して、正常時よりも大きな電流が流れる。この電流によってヒューズ85の温度が上昇してヒューズ85が溶断され、コンデンサ装置1がオルタネータ81等から切り離された状態となり、コンデンサ本体2に過電圧が印加され続けることが回避される。
また、コンデンサ装置1内のコンデンサ回路89の一部で短絡が生じてしまって過電流が流れた場合や、コンデンサ本体2が異常発熱してしまった場合であっても、サーモスタット57の感温部90が所定温度を上回ると前述のようにコンデンサ本体2が電気的に切り離された状態となる。即ちコンデンサ装置1内外どちらの異常であっても正確に検出して、コンデンサ本体2の劣化や破損を防止することができる。
以上、本実施例におけるコンデンサ装置1では、コンデンサ本体2に関する異常を検出するためのサーモスタット57が複数の収納部5で囲まれた位置に設けられることで、5つ(複数)の収納部に囲まれてサーモスタット57(異常検出手段)が配置され、収納ケース3の外部にサーモスタット57が露呈されずに済み、サーモスタット57がコンデンサ装置1の外部の環境の影響を受け難くなり、外部の環境に起因するサーモスタット57の誤作動等を防止でき、かつコンデンサ本体2に関する異常が生じたときには、その異常の検出を正確に行うことができる。
また、サーモスタット57(異常検出手段)が、複数の収納部5で囲まれた位置に形成された円筒孔部44(空洞部)に設けられることで、サーモスタット57を配置する空間を確保することができ、かつ複数のコンデンサ本体2をコンパクトに配置してコンデンサ装置1を小型化することができる。
また、コンデンサ本体2を収納した少なくとも2つの収納ケース3同士が長手方向に連設され、収納ケース3同士の連設部位となっている一方の収納ケース3におけるコンデンサ本体2の端子部4側の近傍に、サーモスタット57(異常検出手段)を配置したことで、長手方向に連設された収納ケース3のうち、収納ケース3同士の連設部位となっている一方の収納ケース3におけるコンデンサ本体2の端子部4側の近傍が、最も外部の環境の影響を受け難い位置となっており、この位置にサーモスタット57を配置することで、外部の環境に起因するサーモスタット57の誤作動等を防止できる。
また、サーモスタット57(異常検出手段)は、コンデンサ本体2の端子部4に電気的に接続されるバスバー55、60、61、62(接続部材)に接触して異常を検出するようになっていることで、バスバー55、60、61、62には、端子部4を介してコンデンサ本体の状況が反映されるため、これらのバスバー55、60、61、62の異常を検出することで、コンデンサ本体2の内部で異常が生じたときに、即座にサーモスタット57が異常を検出することができる。
また、バスバー(接続部材)が、収納ケース3の外部と接続される入出力端子部78となっていることで、バスバー60には、外部の電気回路の状況が反映されるため、このバスバー60の異常を検出することで、外部の電気回路で異常が生じ、コンデンサ本体2に異常が生じるときに、即座にサーモスタット57が検出することができる。
また、サーモスタット57(異常検出手段)が異常を検出してスイッチがON状態になると、コンデンサ回路89が短絡され、複数のコンデンサ本体2に蓄えられた電力によりヒューズ85が溶断されるようになり、コンデンサ装置1の動作を停止させることができる。
また、コンデンサ本体2に関する異常は、異常な温度上昇などの温度変化により顕在化し易いため、サーモスタット57を用いることで、簡素な構成で本発明の異常検出手段を設けることができ、コンデンサ装置1の製造コストを低減できる。
また、サーモスタット57(異常検出手段)の感温部90が、収納ケース3の外部と接続される入出力端子部78となっているバスバー60(接続部材)に接触していることで、バスバー60には、収納ケース3の外部の電気回路の状況が反映されるため、このバスバー60の温度の異常をサーモスタット57の感温部90により検出し、収納ケース3の外部の電気回路で異常が生じてコンデンサ本体2に異常が生じるときに、即座にサーモスタット57が異常を検出することができ、かつサーモスタット57の端子部70が、バスバー60に接続されることにより、サーモスタット57及びバスバー60をコンパクトに配置してコンデンサ装置1を小型化することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、コンデンサとして電気二重層コンデンサを例示しているが、本発明が適用されるコンデンサはこれに限らず、電解コンデンサ、電気化学キャパシタなどの各種コンデンサ、キャパシタに適用できる。
また、前記実施例では、円筒形状のコンデンサ本体2を例示しているが、本発明はこれに限らず、角型形状等の非円筒形のコンデンサ本体にも適用することができる。なお、角型形状のコンデンサ本体であれば、その角型形状に適合させ、収納ケースの収納部を角筒形状にすればよい。
また、前記実施例では、1つの収納ケース3に対して、5つの収納部5が環状に形成されているが、これら収納部5の個数や配置形態は特に限定されるものではなく、少なくとも2個や3個の収納部5、或いは6個や7個以上の収納部5を形成してもよく、また収納部を一列や複数列に配置してもよい。
また、前記実施例では、収納ケース3内にサーモスタット57を配置することで、バスバー60の温度に基づいて異常を検出しているが、本発明の異常検出手段はこれに限るものではなく、例えば、サーモスタットに代えて電流センサや電圧センサを異常検出手段として配置して、コンデンサ装置1に入出力される電流や電圧に基づいて異常を検出してもよい。その際には、更にリレー等も組み合わせることで、異常の検出に伴いコンデンサ回路を短絡させて、ヒューズを溶断させることができる。なお、異常検出手段を電流センサや電圧センサとした場合に、このセンサ類が複数の収納部5で囲まれた位置に設けられていると、収納部5内のコンデンサ本体2によりセンサ類が囲まれ、発電を行うオルタネータ等の機器から発生する電磁波の影響からセンサ類を保護できるようになる。
1 コンデンサ装置
2 コンデンサ本体
3 収納ケース
4 端子部
5 収納部
6 封口板
7 開放空洞部
8 壁部
9 開口部
12 テーパ面
14,15 ナット保持部
20 回路配置部
23 センターガイド(要素部材)
24 屈曲片
26 挿設孔
30 孔部
31 突出棒
39 連接部
40 バスバー係合凸部
41 係止爪
42 ケース凸部
43 当接面
44 円筒孔部(空洞部)
45 導出孔
46 段部
47 凸条
48 ガイド凹部(係止部)
49 中央穴
53 固定爪
54 テーパ面
55 内部バスバー(接続部材)
56 貫通孔
57 サーモスタット(異常検出手段)
58 ボルト
59 延設部
60 正極バスバー(接続部材)
61 負極バスバー(接続部材)
62 外部バスバー(接続部材)
63 略円状部
64 突出部
65 正極端子部
66 屈曲部
67 支持爪
68 被支持部
69 螺合部材
70 正極端子部
71 負極端子部
72 ワイヤーハーネス
73 底面ブラケット
74 負極端子部
76 ハーネス固定部品
77 保持溝
78 入出力端子部
79 正面ブラケット
80 背面ブラケット
81 オルタネータ
82 電力機器
83 ターミナルボックス
84 螺合部材
85 ヒューズ
86 ヒューズボックス
87 出口端子部
88 保護回路
89 コンデンサ回路
90 感温部
91 スイッチ

Claims (8)

  1. コンデンサ本体を収納する複数の収納部が形成された収納ケースを有し、前記複数の収納部は、その長手方向が互いに同一方向を向くとともに環状に配置され、複数のコンデンサ本体は、その端子部側が同じ向きに配設された状態で前記各収納部に収納されるコンデンサ装置であって、
    前記コンデンサ本体に関する異常を検出するための異常検出手段が前記複数の収納部で囲まれた位置に設けられ
    前記コンデンサ本体を収納した少なくとも2つの収納ケース同士が長手方向に連設され、前記収納ケース同士の連設部位となっている一方の収納ケースにおける前記コンデンサ本体の端子部側の近傍に、前記異常検出手段を配置したことを特徴とするコンデンサ装置。
  2. コンデンサ本体を収納する複数の収納部が形成された収納ケースを有し、前記複数の収納部は、その長手方向が互いに同一方向を向くとともに環状に配置され、複数のコンデンサ本体は、その端子部側が同じ向きに配設された状態で前記各収納部に収納されるコンデンサ装置であって、
    前記コンデンサ本体に関する異常を検出するための異常検出手段が前記複数の収納部で囲まれた位置に設けられ、
    前記異常検出手段は、前記コンデンサ本体の端子部に電気的に接続される接続部材に接触して前記異常を検出するようになっていることを特徴とするコンデンサ装置。
  3. 前記異常検出手段は、前記コンデンサ本体の端子部に電気的に接続される接続部材に接触して前記異常を検出するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ装置。
  4. 前記接続部材は、前記収納ケースの外部と接続される入力端子または出力端子となっていることを特徴とする請求項2または3に記載のコンデンサ装置。
  5. 前記異常検出手段は、前記複数の収納部で囲まれた位置に形成された空洞部に設けられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  6. 所定の電力量で溶断されるヒューズと前記複数のコンデンサ本体とを直列に接続したコンデンサ回路を備えるコンデンサ装置であって、
    前記異常検出手段は、前記コンデンサ回路に並列に接続されるスイッチを有し、前記異常が検出されたときに該スイッチがONになることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  7. 前記異常検出手段は、所定温度になったときに動作するサーモスタットとなっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のコンデンサ装置。
  8. 前記サーモスタットの感温部が、前記収納ケースの外部と接続される入力端子または出力端子となっている接続部材に接触しているとともに、該サーモスタットの端子部が、前記接続部材に接続されることを特徴とする請求項7に記載のコンデンサ装置。
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