JP2010087269A - キャパシタモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースに対する収納効率の良いキャパシタ形状に着目し、収納効率を高め、併設されるキャパシタ同士の端子配置や接続性を改善し、併設回路基板の設置性を高め、以て収納効率が高く、低背化を可能にすることにある。
【解決手段】複数のキャパシタを備えるキャパシタモジュールであって、角形の外装部材の端面隅部に陽極端子(10)と陰極端子(12)とを離間して配置し、これらより離間して圧力開放弁(14)を配置したキャパシタ(DLCAP61〜66)を備え、陽極端子と陰極端子とを近接して配列させたキャパシタ配列体(7)と、キャパシタの陽極端子と陰極端子とを接続導体(ブスバー181〜185)で接続してキャパシタを直列化し、圧力開放弁(14)と離間し且つキャパシタ配列体の幅方向に接続導体と離間して外装部材上に設置した回路基板(201〜203)を設置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電気二重層キャパシタ等のキャパシタを用いたキャパシタモジュール(バンク)に関する。
電気二重層キャパシタは小型で大容量であるが、耐電圧が低いため、直列化して高耐圧化が図られる。このような高耐圧化は、複数の電気二重層キャパシタを直列化した集合体の高耐圧化であって、各電気二重層キャパシタ自体の耐圧が高圧化されたわけではない。そのため、各電気二重層キャパシタの耐電圧を超えて使用すると、電気二重層キャパシタの寿命特性が急速に悪化するため、各電気二重層キャパシタの充電電圧が耐圧を超えないように制御し、その充電状況を監視している。
このような電気二重層キャパシタの高耐圧化に関し、特許文献1には複数の電気二重層キャパシタを直列化するとともに、各電気二重層キャパシタに並列に電流制御手段としてトランジスタを接続し、電気二重層キャパシタの充電電圧と基準電圧とを比較し、その差電圧に応じてトランジスタに流れる電流を制御し、各電気二重層キャパシタの充電電圧をバランスさせるいわゆるバイパス回路を用いることが開示されている。このようなバイパス回路を有する電気二重層キャパシタモジュール(バンク)では、電気二重層キャパシタを並べて配置されており、数百本もの電気二重層キャパシタを用いたモジュールも採用され、電気二重層キャパシタの効率的な配置が求められている。
電気二重層キャパシタモジュールを構成するための電気二重層キャパシタの配置に関し、特許文献2では、円筒形の電気二重層キャパシタを用いた配置が開示されている。このような電気二重層キャパシタの配置は、デッドスペースを解消できないため、筐体内の収納効率が低いという課題がある。
実用新案登録第2575358号公報 特開2000−12383号公報
ところで、円筒形の電気二重層キャパシタを用いた配置(特許文献1)では、配置内のデッドスペースがケース内の収納効率を低下させ、キャパシタモジュールの小型化を妨げる。電源装置として用いられるキャパシタモジュールでは占有面積や占有体積を小さくすべきという課題がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、ケースに対する収納効率の良いキャパシタ形状に着目し、収納効率を高めることにある。
また、本発明の他の目的は、併設されるキャパシタ同士の端子配置や接続性を改善し、併設回路基板の設置性を高め、以て収納効率が高く、低背化を可能にすることにある。
上記目的を達成するため、本発明のキャパシタモジュールは以下の通りである。
上記目的を達成するため、請求項1に係るキャパシタモジュールは、複数のキャパシタを備えるキャパシタモジュールであって、角形の外装部材の端面隅部に陽極端子と陰極端子とを離間して配置し、前記陽極端子及び前記陰極端子より離間して圧力開放弁を配置したキャパシタを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するには、上記キャパシタモジュールにおいて、好ましくは、前記陽極端子と前記陰極端子とを近接して複数の前記キャパシタを配列させたキャパシタ配列体と、このキャパシタ配列体の隣接する前記キャパシタの前記陽極端子と前記陰極端子とを接続し、前記キャパシタ配列体の前記キャパシタを直列化する接続導体と、前記圧力開放弁と離間し且つ前記キャパシタ配列体の幅方向に前記接続導体と離間して前記外装部材上に設置した回路基板とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するには、上記キャパシタモジュールにおいて、好ましくは、前記接続導体は、前記キャパシタの配列方向に離間するとともに、前記キャパシタ配列体の幅方向に離間して配置されたことを特徴とする。
上記目的を達成するには、上記キャパシタモジュールにおいて、好ましくは、前記キャパシタは、電気二重層キャパシタであることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) キャパシタモジュールの体積効率を高め、キャパシタの導電経路の抵抗を低減でき、キャパシタが効率的に配置されたキャパシタモジュールを提供でき、キャパシタモジュールの低背化を図ることができる。
(2) 角型のキャパシタの採用により、筐体の内部に効率的にキャパシタを配置することができ、陽極端子及び陰極端子より離間して圧力開放弁を配置したので、キャパシタの上面部に対して回路基板や接続導体を配置する利用空間を確保でき、キャパシタ配置とキャパシタの安全性やキャパシタ上面部の利用効率を高めることができる。
(3) 隣接するキャパシタ間を接続する接続導体の最短距離化を図ることができ、接続導体を小さくできる。
(4) 圧力開放弁の上面に開放空間を確保でき、圧力開放弁の動作を妨げることがなく、安全性の高いキャパシタモジュールを提供できる。
(5) バランス回路等を搭載した回路基板の設置空間を確保でき、回路基板の設置の自由度が高められる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態について、図1及び図2を参照する。図1は、電気二重層キャパシタモジュールを示す図、図2は、単一の電気二重層キャパシタの上面部を示す図である。図1及び図2に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この電気二重層キャパシタモジュール2は複数のキャパシタを備えるキャパシタモジュールの一例であって、図1に示すように、断面長方形状の筐体4の内部に複数のキャパシタとして6組の電気二重層キャパシタ(以下「DLCAP」と称する)61、62、63、64、65、66が設置され、これらDLCAP61、62、63、64、65、66は一列に隣接配置され、キャパシタ配列体7を構成している。
各DLCAP61、62、63、64、65、66は、図2に示すように、角形の外装部材を備えており、その上面部を成す封口部8にはその端面隅部に外部端子として陽極端子10と陰極端子12とが離間して配置され、これら陽極端子10及び陰極端子12より離間して圧力開放弁14が配置されている。封口部8は正方形の角部を円状に形成されており、この実施の形態では、陽極端子10及び陰極端子12は対角線L上に配置されている。また、圧力開放弁14は対角線Lの中心Oから直交方向に離間する位置に設置されている。即ち、陽極端子10及び陰極端子12の中心と圧力開放弁14の中心とを結んで形成される仮想三角形は二等辺三角形を成している。このような配置は一例であって、封口部8において、陽極端子10及び陰極端子12が互いに離間し、これら陽極端子10及び陰極端子12から圧力開放弁14が離間する配置であれば、斯かる配置に限定されるものではない。
このようなDLCAP61、62、63、64、65、66を用いれば、隣接するDLCAP61とDLCAP62、DLCAP62とDLCAP63、DLCAP63とDLCAP64、DLCAP64とDLCAP65、DLCAP65とDLCAP66を左右対象配置とすることにより、互いの陽極端子10と陰極端子12とを隣接させることができる(図1)。
そして、DLCAP61とDLCAP62、DLCAP62とDLCAP63、DLCAP63とDLCAP64、DLCAP64とDLCAP65、DLCAP65とDLCAP66の隣接する陽極端子10と陰極端子12とは接続導体である各ブスバー(BUSBAR)181、182、183、184、185で接続され、DLCAP61、62、63、64、65、66はブスバー181、182、183、184、185を介して直列化されている。
また、ブスバー181、182、183、184、185の設置場所に対し、キャパシタ配列体7の幅方向に形成された各空間部16には回路基板201、202、203が設置されている。各回路基板201、202、203には直列化されたDLCAP61、62、63、64、65、66の各充電電圧を平衡にするバランス回路や電圧監視回路等の回路装置が実装されている。
このような構成において、その特徴事項や効果を列挙すれば次の通りである。
(1) DLCAPが角型で外部端子が同一端面の隅部に対称配置され、圧力開放弁が隅部に形成されている。
(2) 隣接するDLCAPの陽極端子及び陰極端子を近接して配置し、ブスバー接続を最短距離で行え、ブスバーでの電力損失を低減できる。
(3) バランス回路等を搭載する回路基板を圧力開放弁から避けて配置することができる。キャパシタの導電経路での抵抗が低く、効率的な配置のモジュールを構成できる。
(4) バランス回路等を搭載した配線基板がDLCAPの配列体の上面空間に設置されているので、電気二重層キャパシタバンクの低背化を図ることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について、図3を参照する。図3は、第2の実施の形態に係る電気二重層キャパシタモジュールを示す図である。図3に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図3において、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してある。
この電気二重層キャパシタモジュール2を構成するための各DLCAP61、62、63、64、65、66には、外装部材の表面に絶縁スリーブを施して絶縁したもの(図9)、外装部材の表面に絶縁スリーブを施すことなく外装部材がアルミニウム等の表面を剥き出しにしたもの(図2)で構成することができるが、本発明では何れであってもよい。
そこで、この第2の実施の形態では、外装部材に絶縁スリーブを被せることなく剥き出しのDLCAP61、62、63、64、65、66が用いられている。そのため、図3に示すように、各DLCAP61、62、63、64、65、66には隣接側に絶縁間隔dが確保されるとともに、筐体4の内部に絶縁樹脂22が充填されており、各DLCAP61、62、63、64、65、66が絶縁樹脂22によって絶縁されているとともに筐体4の内部に強固に固定されたキャパシタ配列体7を構成している。
その他の構成は第1の実施の形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。斯かる構成によっても第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
本発明の実施例について、図4を参照する。図4は、電気二重層キャパシタモジュールの実施例の外観形態を示す図である。図4に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図4において、図3と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例は、第2の実施の形態を具体化した一例であって、この電気二重層キャパシタモジュール2は、複数のキャパシタを備えるキャパシタモジュールの一例である。この電気二重層キャパシタモジュール2は、直方体状の筐体4に複数のDLCAP61、62、63、64、65、66を備えるキャパシタバンクである。筐体4は例えば、金属板で構成された第1、第2、第3及び第4の側板208、210、212、214、底板216及び天板218で構成されている。即ち、側板208、210、212、214は、底板216の上面に複数のDLCAP61、62、63、64、65、66を収容する収納空間220を形成する周壁部材であって、天板218は、収納空間220を塞ぐ蓋部材を構成する。
筐体4の側板208には端子引出窓部222が形成されて陽極端子224が引き出されているとともに、側板10にも同様に端子引出窓部222が形成されて陰極端子226が引き出されている。陽極端子10及び陰極端子12は、底板216からの高さが同一に設定されているが、異なる高さに設定し、陽極、陰極の区別を可能にしてもよい。
この実施の形態では、側板208、210は側板212、214に比較して狭小な長方形であって、側板208及び側板210は平行面であり、同様に側板212及び側板214も平行面を成している。従って、収納空間220は、偏平な直方体即ち、角筒状の空間部を構成している。また、底板216及び天板218は長大な長方形であって、平行面を成している。
この実施の形態では、面積の大きい側板212、214を放熱手段に設定し、放熱効果を高めるため、複数の放熱フィン228が形成されている。この場合、側板208、210の一部又は全部に放熱フィン228を設けてもよく、底板216や天板218にもその一部又は全部に同様に放熱フィン228を設けてもよい。
底板216の縁部には側板212、214が着脱可能な固定手段の一例である複数のボルト229を用いて固定され、同様に、側板208、210も着脱可能に固定されている。このように底板216の各辺部に立設された側板208、210、212、214によって既述の収納空間220が形成され、その収納空間220に複数のDLCAP61、62、63、64、65、66が収納される。そして、筐体4の上部には上部開口部2308(図5)を塞ぐ天板218が設置され、この天板218は縁部側にそれぞれ固定フランジ部232を備えており、これら固定フランジ部232を通して側板212、214の上縁に複数のボルト229によって固定されている。
斯かる構造の筐体4によれば、側板208、210、212、214、底板216及び天板218によって剛性の高い筐体構造を構成しているとともに、各ボルト229を外すことによって分解することができる。
次に、電気二重層キャパシタモジュール2の内部構造について、図5、図6、図7及び図8を参照する。図5は、筐体から側板の一部を取り外した電気二重層キャパシタモジュールを示す図、図6は、筐体内の電気二重層キャパシタの配置を示す図、図7は、筐体内部の電気二重層キャパシタを示す図である。図5、図6及び図7に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図5、図6及び図7において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
筐体4から側板208、212、天板218を外すと、図5に示すように、筐体4の収納空間220には複数のキャパシタとして6組のDLCAP61、62、63、64、65、66が並列状態で収納されているとともに、充填剤として硬質の絶縁樹脂22が充填されている。絶縁樹脂22には、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂の何れか又はこれらと同等の絶縁性樹脂であって、硬質化のため無機フィラーが含有されている。この場合、絶縁樹脂22は充填の際、軟化状態であって、既述の側板208、210、212、214及び底版216で包囲された角筒状の収納空間220が成す形状によって成形され、硬化されている。この絶縁樹脂22は、並列状態にある各DLCAP61、62、63、64、65、66の間隔内に介在して絶縁する絶縁手段であるとともに、DLCAP61、62、63、64、65、66が発する熱を側板208、210、212、214に伝達する熱伝導手段の一例である。各DLCAP61、62、63、64、65、66は、図6に示すように、筐体4内に配置され、各DLCAP61、62、63、64、65、66の間及びDLCAP61、62、63、64、65、66と筐体4の内壁との間には、絶縁樹脂22が介在している。
各DLCAP61、62、63、64、65、66の封口部8は図5に示すように、絶縁樹脂22から露出しており、各DLCAP61、62、63、64、65、66の陽極端子10及び陰極端子12には各DLCAP61、62、63、64、65、66を直列化するための導電部材であるブスバー181、182、183、184、185がボルト244によって固定され、6個のDLCAP61、62、63、64、65、66はブスバー181、182、183、184、185を介して直列に接続されている。この実施の形態では、6組のDLCAP61、62、63、64、65、66を直列に接続しているので、各DLCAP61、62、63、64、65、66の静電容量をC、耐圧をVとすれば、電気二重層キャパシタモジュール2の静電容量Cmは、Cm=C/6、耐圧Vmは、Vm=6Vである。また、DLCAP61、62、63、64、65、66の上部の空間部には、充電状態を平衡にするバランス回路を搭載した複数の回路基板201、202、203が一定の間隔で設置され、ねじ止めされている。
筐体4の内部に設置された各DLCAP61、62、63、64、65、66の封口部8には、既述の陽極端子10及び陰極端子12とともに圧力開放弁14が設置されている。この圧力開放弁14は、DLCAP61、62、63、64、65、66の内圧が所定値に到達した際に開弁し、爆発を防止する。この圧力開放弁14の上部側には、筐体4の天板218で覆われた収納空間220が存在し、この部分には、絶縁樹脂22が存在していない。
各DLCAP61、62、63、64、65、66は、底板216の上面に複数の区画壁部248が一定の間隔で設置されており、各区画壁部248の内部に立設されている。このような区画壁部248によれば、各DLCAP61、62、63、64、65、66の設置位置が区画壁部248によって決定されるので、各DLCAP61、62、63、64、65、66の間には所定の絶縁間隔を維持することができる。
このような電気二重層キャパシタモジュール2では、図7に示すように、筐体4の内部には複数のDLCAP61、62、63、64、65、66が収納され、各DLCAP61、62、63、64、65、66は硬質の絶縁樹脂22によって固定されるとともに、角筒状の外装ケース250が絶縁樹脂22によって被覆されるので、スリーブを設置していない所謂ノースリーブの外装ケース50を用いることができる。また、外装ケース250と筐体4の内壁、即ち、側板212、214の内面との間に平行間隔部分には絶縁樹脂22が介在し、外装ケース250から発せられる熱が絶縁樹脂22を介して側板208、210、212、214に流れて放熱され、既述の放熱フィン228から効果的に放熱される。
また、絶縁樹脂22は、DLCAP61、62、63、64、65、66の高さL1の1/2以上の範囲で設置されればよく、筐体4内のDLCAP61、62、63、64、65、66の外装ケース250を覆って(覆う高さL2)設置されても、収納空間220の上部に空間部252を形成すれば、圧力開放弁14が絶縁樹脂22によって塞がされることがなく、しかも、空間部252によって圧力開放弁14を動作させることができる。
また、絶縁樹脂22にシリコン樹脂又はエポキシ樹脂のいずれか又は他の樹脂を用いても内部に無機フィラーを含有させているので、十分な強度が得られ、DLCAP61、62、63、64、65、66の膨張を抑制でき、筐体4の変形を防止できる。また、外装ケース250には、その壁面部に長円状の立壁状を成す複数のリブ254が形成されているので、外装ケース250がアルミニウム等の金属板で形成されても、内圧上昇によって膨出する等の変形を抑制することができ、筐体4及び絶縁樹脂22が持つ強度と相俟って外装ケース250の変形が防止される。
次に、各DLCAP61、62、63、64、65、66について、図8を参照する。図8は、DLCAPの横断面を示す断面図である。図8に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図8において、図4〜図7と同一部分には同一符号を付してある。
各DLCAP61、62、63、64、65、66は、角筒状の外装ケース250の内部にキャパシタ素子256が設置され、そのキャパシタ素子256の側面部を外装ケース250の内壁面に密接状態で収納させている。キャパシタ素子256は集電体258に形成された複数の分極性電極(陽極)260と分極性電極(負極)262とをセパレータ264を介して交互に配置して構成され、分極性電極260には陽極引出しタブ266、分極性電極260には陰極引出しタブ268が接続されている。このキャパシタ素子256を外装ケース250にその内壁面に密着させて収納させれば、キャパシタ素子256の熱を外装ケース250に流し、外装ケース250から既述の絶縁樹脂22を通して筐体4側に流すことができ、放熱フィン228で効率よく放熱させ、キャパシタ素子256を冷却することができる。
この実施例の電気二重層キャパシタモジュール2について、特徴事項及び効果を以下に列挙する。
(1) 角型のDLCAPを採用したので、筐体4の内部に効率的にDLCAPを配置することができ、硬質の絶縁樹脂22を充填することで、DLCAPの外装ケース50の変形を防止できる。
(2) 絶縁樹脂22がシリコン樹脂、エポキシ樹脂のいずれかであり、無機フィラーを含有することで、熱伝導率を向上し、放熱効果が高められる。
(3) 筐体4に放熱フィン28を取付けることで、放熱効率が高められる。
(4) 角型のキャパシタ素子56が、外装ケース50の内面に密着しているので、内部発熱を効率的に外部に放散できる。
(5) DLCAPが封口部8に圧力開放弁14を備え、絶縁樹脂22の上面と封口部8との間には空間部252が形成され、DLCAP61、62、63、64、65、66の内圧が上昇した際に、速やかに内圧の開放を図ることができる。
(6) 圧力開放弁14の上は開放空間となっているので、圧力開放弁14の動作が妨げられることがない。
〔他の実施の形態〕
(1) 電気二重層キャパシタモジュール2を構成するための各DLCAP61、62、63、64、65、66について、図9に示すように、外装部材に絶縁スリーブ270を設置してもよく、斯かる構成では各DLCAP61、62、63、64、65、66を密着配置してキャパシタ配列体7を構成することができる。斯かる構成とすれば、筐体4の体積効率を高め、キャパシタモジュールの小型化を図ることができる。また、外装部材は、絶縁性合成樹脂で構成してもよい。
(2) 上記実施の形態及び実施例では、DLCAP61、62、63、64、65、66を例示したが、電気二重層キャパシタに代えて他のキャパシタで構成してもよい。また、設置数も6組のDLCAPに限定されるものではなく、直並列された6以上のDLCAPで構成してもよいし、6以下であってもよい。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための最良の形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、複数の電気二重層キャパシタを備える電気二重層キャパシタモジュールに関し、電気二重層キャパシタモジュール全体の体積あたりの静電容量の増加及びコストダウンを図ることができ、有用である。
第1の実施の形態に係る電気二重層キャパシタモジュールを示す図である。 電気二重層キャパシタを示す平面図である。 第2の実施の形態に係る電気二重層キャパシタモジュールを示す図である。 電気二重層キャパシタモジュールの実施例を示す斜視図である。 筐体から側板の一部を取り外した電気二重層キャパシタモジュールを示す図である。 筐体内の電気二重層キャパシタの配置及び充填樹脂を示す図である。 筐体内部の電気二重層キャパシタを示す図である。 電気二重層キャパシタモジュールの縦断面を示す断面図である。 他の実施の形態に係る電気二重層キャパシタモジュールを示す図である。
符号の説明
2 電気二重層キャパシタモジュール
4 筐体
61、62、63、64、65、66 DLCAP
7 キャパシタ配列体
8 封口部
10 陽極端子
12 陰極端子
14 圧力開放弁
16 空間部
181、182、183、184、185 ブスバー
201、202、203 回路基板
22 絶縁樹脂
208 210、212、214 側板
216 底板
218 天板
220 収納空間
222 端子引出窓部
228 放熱フィン
229 ボルト
230 上部開口部
232 固定フランジ部
244 ボルト
248 区画壁部
250 外装ケース
252 空間部
254 リブ
256 キャパシタ素子
258 集電体
260 分極性電極(陽極)
262 分極性電極(負極)
264 セパレータ
266 陽極引出しタブ
268 陰極引出しタブ
270 絶縁スリーブ

Claims (4)

  1. 複数のキャパシタを備えるキャパシタモジュールであって、
    角形の外装部材の端面隅部に陽極端子と陰極端子とを離間して配置し、前記陽極端子及び前記陰極端子より離間して圧力開放弁を配置したキャパシタを備えることを特徴とするキャパシタモジュール。
  2. 請求項1に記載のキャパシタモジュールにおいて、
    前記陽極端子と前記陰極端子とを近接して複数の前記キャパシタを配列させたキャパシタ配列体と、
    このキャパシタ配列体の隣接する前記キャパシタの前記陽極端子と前記陰極端子とを接続し、前記キャパシタ配列体の前記キャパシタを直列化する接続導体と、
    前記圧力開放弁と離間し且つ前記キャパシタ配列体の幅方向に前記接続導体と離間して前記外装部材上に設置した回路基板と、
    を備えることを特徴とするキャパシタモジュール。
  3. 請求項2に記載のキャパシタモジュールにおいて、
    前記接続導体は、前記キャパシタの配列方向に離間するとともに、前記キャパシタ配列体の幅方向に離間して配置されたことを特徴とするキャパシタモジュール。
  4. 請求項1、2又は3に記載のキャパシタモジュールにおいて、
    前記キャパシタは、電気二重層キャパシタであることを特徴とするキャパシタモジュール。
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