JP2006269652A - コンデンサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特別な部品を追加することなく耐熱性を向上させることが可能なコンデンサ装置を提供する。
【解決手段】 コンデンサ装置100は、耐熱性の高いフィルムを有する第1コンデンサ素子110と、第1コンデンサ素子110よりも耐熱性の低い第2コンデンサ素子120と、第1および第2コンデンサ素子110,120を収納する外装ケース101とを備える。第1コンデンサ素子110および第2コンデンサ素子120が耐熱性を考慮して外装ケース101内に配置される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、コンデンサ装置に関し、より特定的には、複数のコンデンサ素子を有するコンデンサ装置に関するものである。
従来、コンデンサ装置は、たとえば特開2001−326131号公報(特許文献1)、実開平5−43533号公報(特許文献2)、実開平5−76028号公報(特許文献3)および特開平3−48412号公報(特許文献4)に開示されている。
特開2001−326131号公報 実開平5−43533号公報 実開平5−76028号公報 特開平3−48412号公報
たとえば特許文献1では、複数個のコンデンサ素子の間に外部と連続的な空気層を設けることによりコンデンサ素子の発熱を放熱する。
特許文献2では、コンデンサを複数個横積みし、各列間に密着するように金属板または熱伝導率の高い絶縁板を挿入する技術が開示されている。
特許文献3では、コンデンサ間に金属製放射板を挿入する技術が開示されている。
特許文献4では、絶縁性の高いフィルム層と耐熱性の高いフィルム層の2種類のフィルム層により構成されるガス充填フィルムコンデンサが開示されている。
従来の技術では、コンデンサ素子の内部に蓄積される熱を放熱させるために特別な冷却構造を設ける技術が知られている。このような方法では、特別な冷却構造を設けるための特別なスペースを必要とするため、車載のような限られたスペースしかない場合においては有効な方法ではない。また、従来では内部を均一に冷却する場合しか想定されておらず、外部との接続関係から耐熱が必要な箇所を重点的に冷却する構造は何ら開示されていない。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、特別な冷却構造を設けることなくコンデンサ素子を冷却することが可能なコンデンサ装置を提供することを目的とする。
この発明に従ったコンデンサ装置は、耐熱性の高いフィルムを有する第一コンデンサ素子と、第一コンデンサ素子よりも耐熱性の低い第二コンデンサ素子と、第一および第二コンデンサ素子を収容する外装ケースとを備える。第一および第二コンデンサ素子が耐熱性の観点から外装ケース内に配置される。
このように構成されたコンデンサ装置では、特別な冷却構造を設けることなく第一および第二コンデンサ素子の配列を調整するだけで十分な冷却を図ることができる。その結果省スペース化を図ることができる。また、全体の使用温度を上げることが可能になる。さらに、すべてのコンデンサ素子に耐熱性の高いコンデンサ素子を用いた場合に比べてコストを安くすることができる。
より好ましくは、外装ケース内部の中心部付近および外部接続との関係において耐熱性が必要な第一領域に第一コンデンサ素子が配置され、第一領域よりも耐熱性が要求されない第二領域に第二コンデンサ素子が配置される。
好ましくは、第一コンデンサ素子はポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムまたはポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムを使用したコンデンサ素子であり、第二コンデンサ素子はポリプロピレン(PP)フィルムを使用したコンデンサ素子である。
好ましくは、コンデンサ装置の使用環境における温度分布を考慮して第一および第二コンデンサ素子が配置される。
この発明に従えば、特別な冷却構造を設けることなく十分な冷却を図ることができるコンデンサ装置を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
図1は、この発明に従ったコンデンサ装置を有する負荷駆動装置の主要部の構成を示す電気回路図である。
図1を参照して、負荷駆動装置10は、コンバータ20と、インバータ30と、制御装置40と、コンデンサC1,C2と、電源ラインPL1〜PL3と、出力ライン62〜66とを備える。コンバータ20は、電源ラインPL1,PL3を介してバッテリBと接続され、インバータ30は、電源ラインPL2,PL3を介してコンバータ20と接続される。また、インバータ30は、出力ライン62〜66を介して電気負荷としてのモータジェネレータMGと接続される。
バッテリBは、直流電源であって、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池である。バッテリBは、発生した直流電力をコンバータ20に供給し、また、コンバータ20から受取る直流電力によって充電される。
モータジェネレータMGは、たとえば3相交流同期電動発電機であって、負荷駆動装置10から受ける交流電力によって駆動力を発生する。また、モータジェネレータMGは、発電機としても使用され、減速時の発電作用(回生発電)により交流電力を発生し、その発生した交流電力を負荷駆動装置10に供給する。
コンバータ20は、各々が半導体モジュールからなる上アームおよび下アームと、リアクトルLとを含む。上アームおよび下アームは、電源ラインPL2,PL3間に直列に接続され、電源ラインPL2に接続される上アームは、パワートランジスタQ1と、パワートランジスタQ1に逆並列に接続されるダイオードD1とからなり、電源ラインPL3に接続される下アームは、パワートランジスタQ2と、パワートランジスタQ2に逆並列に接続されるダイオードD2とからなる。そして、リアクトルLは、電源ラインPL1とパワートランジスタQ1,Q2の接続点との間に接続される。
このコンバータ20は、バッテリBから受ける直流電圧をリアクトルLを用いて昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインPL2に供給する。また、コンバータ20は、インバータ30から受ける直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。
インバータ30は、U相アーム52と、V相アーム54と、W相アーム56とを含む。U相アーム52、V相アーム54およびW相アーム56の各々は、電源ラインPL2,PL3間に並列に接続され、半導体モジュールからなる上アームおよび下アームからなる。各相アームにおける上アームおよび下アームは、電源ラインPL2,PL3間に直列に接続される。
U相アーム52の上アームは、パワートランジスタQ3と、パワートランジスタQ3に逆並列に接続されるダイオードD3とからなり、U相アーム52の下アームは、パワートランジスタQ4と、パワートランジスタQ4に逆並列に接続されるダイオードD4とからなる。V相アーム54の上アームは、パワートランジスタQ5と、パワートランジスタQ5に逆並列に接続されるダイオードD5とからなり、V相アーム54の下アームは、パワートランジスタQ6と、パワートランジスタQ6に逆並列に接続されるダイオードD6とからなる。W相アーム56の上アームは、パワートランジスタQ7と、パワートランジスタQ7に逆並列に接続されるダイオードD7とからなり、W相アーム56の下アームは、パワートランジスタQ8と、パワートランジスタQ8に逆並列に接続されるダイオードD8とからなる。そして、各相アームにおける各パワートランジスタの接続点は、対応する出力ラインを介してモータジェネレータMGの対応する相のコイルの反中性点側に接続されている。
インバータ30は、制御装置40からの制御信号に基づいて、電源ラインPL2から受ける直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMGへ出力する。また、インバータ30は、モータジェネレータMGによって発電された交流電圧を直流電圧に整流して電源ラインPL2に供給する。
コンデンサC1は、電源ラインPL1,PL3間に接続され、電源ラインPL1の電圧レベルを平滑化する。また、コンデンサC2は、電源ラインPL2,PL3間に接続され、電源ラインPL2の電圧レベルを平滑化する。
制御装置40は、モータジェネレータMGのトルク指令値、各相電流値、およびインバータ30の入力電圧に基づいてモータジェネレータMGの各相コイル電圧を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ3〜Q8をオン/オフするPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成してインバータ30へ出力する。ここで、モータジェネレータMGの各相電流値は、インバータ30の各アームを構成する半導体モジュールに組込まれた電流センサによって検出される。この電流センサは、S/N比が向上するように半導体モジュール内に配設されている。また、制御装置40は、上述したトルク指令値およびモータ回転数に基づいてインバータ30の入力電圧を最適にするためのパワートランジスタQ1,Q2のデューティ比を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ1,Q2をオン/オフするPWM信号を生成してコンバータ20へ出力する。
さらに、制御装置40は、モータジェネレータMGによって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリBを充電するため、コンバータ20およびインバータ30におけるパワートランジスタQ1〜Q8のスイッチング動作を制御する。
この負荷駆動装置10においては、コンバータ20は、制御装置40からの制御信号に基づいて、バッテリBから受ける直流電圧を昇圧して電源ラインPL2に供給する。そして、インバータ30は、コンデンサC2によって平滑化された直流電圧を電源ラインPL2から受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMGへ出力する。
また、インバータ30は、モータジェネレータMGの回生動作によって発電された交流電圧を直流電圧に変換して電源ラインPL2へ出力する。そして、コンバータ20は、コンデンサC2によって平滑化された直流電圧を電源ラインPL2から受け、その受けた直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。
コンデンサ装置100はコンデンサC1,C2を含み、コンデンサC1,C2を同一のケースに収納することで構成される。コンデンサC1の正極(P極)は電源ラインPL1に接続され、負極(N極)は電源ラインPL3に接続される。コンデンサC2の正極(P極)は電源ラインPL2に接続され、コンデンサC2の負極(N極)は電源ラインPL3に接続される。
図2は、図1で示すコンデンサ装置の平面図である。図2を参照して、コンデンサ装置100は、耐熱性の高いフィルムを有する第一コンデンサ素子110と、第一コンデンサ素子110よりも耐熱性の低い第二コンデンサ素子120と、第一および第二コンデンサ素子110,120を収容する外装ケース101とを備える。第一および第二コンデンサ素子110,120が耐熱性の観点から外装ケース101内に配置されている。
外装ケース101の内部の中心部および外部接続との関係において耐熱性が必要な第一領域に第一コンデンサ素子110が配置され、第一領域よりも耐熱性が要求されない第二領域に第二コンデンサ素子120が配置される。
第一コンデンサ素子110はポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムまたはポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムを使用したコンデンサ素子であり、第二コンデンサ素子120は、ポリプロピレン(PP)フィルムを使用したコンデンサ素子である。
外装ケース101は箱形状であり、その内部空間に複数の第一および第二コンデンサ素子110,120が配置される。図2では、外装ケース101は四角形状であるが、この形状に限られず、円形状または多角形状とされてもよい。
外装ケース101の中央領域を境として、外装ケース101内にコンデンサC1,C2が収納される。コンデンサC1,C2は同一数のコンデンサ素子から構成されているが、これに限られるものではなく、コンデンサC1,C2のいずれか一方では、他方よりコンデンサ素子が多く含まれていてもよい。
また、この実施の形態では、コンデンサC1,C2の境界領域は外装ケース101の短辺方向に延びるが、これに限られず、外装ケース101の長辺方向にコンデンサC1,C2の境界領域が延びてもよい。
第一コンデンサ素子110および第二コンデンサ素子120はそれぞれ扁平した円柱形状であり、互いに接触するように配列されている。第一コンデンサ素子110および第二コンデンサ素子120は電極の間に絶縁フィルムを挟み込み、この絶縁フィルム間の正極および負極間で電荷を蓄積するキャパシタであり、絶縁フィルムの材質によって誘電率が異なる。これにより容量が異なる。また、絶縁フィルムの材質を変化させることで、耐熱性も変化する。具体的には、第一コンデンサ素子110の絶縁フィルムであるポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレンナフタレートは耐熱性が高く、第二コンデンサ素子120の絶縁フィルムであるポリプロピレンは耐熱性が低い。
外装ケース101において、熱がこもりやすい領域および高温になりやすい領域には、耐熱性の高い第一コンデンサ素子110が配置される。具体的には、外装ケース101の中心付近では、外部に放熱することが困難であるため高温となりやすい。この領域には、第一コンデンサ素子110が配置される。さらに、N極バスバー152、第一P極バスバー153および第二P極バスバー154付近では、電流が集中し発熱しやすい。この付近でも耐熱性の高い第一コンデンサ素子110が配置される。
なお、図2においてハッチングを付したコンデンサ素子が第一コンデンサ素子であり、ハッチングが付されていない素子が第二コンデンサ素子である。
第二コンデンサ素子120は、高い耐熱性を要求されない領域に配置される。具体的には、外装ケース101に直接接触する領域であり、かつバスバーから離れた領域では熱が直接外装ケース101へ伝わり、外装ケース101から放熱がなされるため、低い耐熱性の第二コンデンサ素子120を配置することができる。
外装ケース101には、N極バスバー152、第一P極バスバー153および第二P極バスバー154が設けられている。N極バスバー152は電源ラインPL3に接続されて、第一および第二コンデンサ素子110,120のN極端子と接続される。N極バスバー152は電源ラインPL3に電気的に接続される。N極バスバー152は平板形状であり、導電部材として作用する。N極バスバー152上には第一P極バスバー153および第二P極バスバー154がそれぞれ配置される。第一P極バスバー153はコンデンサC1側に配置され、第二P極バスバー154はコンデンサC2側に配置される。
図3は、図2中のIII−III線に沿った断面図である。図3を参照して、コンデンサ装置100は、窪んだ形状の外装ケース101と、外装ケース101の底面に配置されるN極バスバー152と、N極バスバー152上に載置される第一コンデンサ素子110と、第一コンデンサ素子110の上面に接触する第一P極バスバー153および第二P極バスバー154とを有する。N極バスバー152はすべてのコンデンサ素子のN極と接続されており、外装ケース101の内表面に沿った形状とされる。第一コンデンサ素子110の上面がP極端子111であり、下面がN極端子112である。なお、図では示していないが、第二コンデンサ素子120でも上面がP極端子であり、下面がN極端子である。すべてのN極端子112はN極バスバー152に接続されている。外装ケース101内には第一コンデンサ素子110が規則正しく配列されている。第一コンデンサ素子110の上面のP極端子111は第一P極バスバー153および第二P極バスバー154と接触している。なお、図3で示す断面では、第一コンデンサ素子110の高さはすべて一定であるが、第一コンデンサ素子110の高さは必ずしもすべてが一定でなくてもよい。また、第一コンデンサ素子110の大きさはすべて均等であるが、これに限られず、大きいコンデンサ素子と小さいコンデンサ素子が設けられていてもよい。
図4は第一コンデンサ素子の斜視図である。図4を参照して、第一コンデンサ素子110は円柱形状であり、頂面にP極端子111が設けられ、底面にN極端子112が設けられる。第一コンデンサ素子110の形状としては、円柱だけでなく、角柱、楕円柱形状などとしてもよい。さらに、隙間なく充填するために六角柱形状、四角柱形状または三角柱形状などの形状とされてもよい。
図5は第一コンデンサ素子の分解斜視図である。図5を参照して、第一コンデンサ素子110は、絶縁フィルム113と、カソード電極114と、絶縁フィルム113とアノード電極115とを積層した形状とされる。絶縁フィルム113はポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)などの耐熱性の高い材料により構成される。なお、第二コンデンサ素子も同様に絶縁フィルム、カソード電極、絶縁フィルムおよびアノード電極の積層構造とされ、絶縁フィルムとして、ポリプロピレン(PP)などの比較的耐熱性の低い材料が用いられる。
本発明では、フィルムコンデンサの素子の実装方法において、内部温度の上昇するバスバー近傍およびコンデンサ圧子の中心部に耐熱性の高い、PET、PEN等のフィルムを有する第一コンデンサ素子110を配置する。温度上昇の低い部分については、コストが低く、耐熱性の低いPPフィルムを有する第二コンデンサ素子120を用いる。第一および第二コンデンサ素子110,120はフィルムを巻回して構成される。第一および第二コンデンサ素子110,120の隙間は基本的に樹脂モールドされる。
高温半導体(SiC、GaNなど)を高温で使用しようとすると、コンデンサに半導体素子温度が受熱するが、この場合でも、本発明であればコンデンサが劣化することを防止できる。
以上のように構成された、この発明に従ったコンデンサ装置では、コンデンサおよびインバータなどの設計において、一部の高温部分の温度に律速されることなく全体の使用温度を上げることが可能である。
さらに、全面的にPEN、PETフィルムを使用した場合と比較すると、コストを低下させることができる。
また、PET、PENフィルムはPPフィルムに比べて誘電率が高く、その分容量を向上させることができる。なお、PPの誘電率は2、PETの誘電率は3、PENの誘電率は2.5である。
また、PET、PENフィルムは、PPフィルムに比べ分子の架橋強度が強く、PPに比べ薄膜化が可能なため、その分容量を向上させることができる。
以上、この発明について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。
まず、実施の形態では、1つの外装ケース101内に2つのコンデンサC1およびC2を構成する第一および第二コンデンサ素子が収納される構造を示したが、さらに別のコンデンサC3を構成する第一および第二コンデンサ素子を外装ケース101内に設けてもよい。
また、外装ケース101内に配置される第一および第二コンデンサ素子を構成する絶縁フィルムは2種類のみでなく、3種類以上の構成を採用してもよい。
さらに、第一および第二コンデンサ素子110,120の配置については、上記の実施の形態で示したものに限られず、コンデンサ装置100の使用環境における温度分布を考慮して、第一および第二コンデンサ素子110,120を配置してもよい。具体的には、車両冷却風、冷媒流れなどに応じて第一および第二コンデンサ素子110,120を配置する。コンデンサ装置100を車両に搭載する場合には、走行風(走行時にコンデンサ装置にあたる風)、冷媒(空気または水など)によりコンデンサ装置100を冷却することが可能であり、冷却が積極的に行われる部分(例えば、冷媒導入口付近)に耐熱性の低い第二コンデンサ素子120を配置し、冷却が積極的に行われない部分(例えば冷媒溜りとなる部分)に耐熱性の高い第一コンデンサ素子110を配置することが可能である。また、走行風が直接当たる部分に第二コンデンサ素子120を配置し、走行風が直接当たらない部分に第一コンデンサ素子110を配置することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、たとえば車両に搭載されるコンデンサの分野で用いることができる。
この発明に従ったコンデンサ装置を有する負荷駆動装置の主要部の構成を示す電気回路図である。 図1で示すコンデンサ装置の平面図である。 図2中のIII−III線に沿った断面図である。 第一コンデンサ素子の斜視図である。 第一コンデンサ素子の分解斜視図である。
符号の説明
100 コンデンサ装置、101 外装ケース、110 第一コンデンサ素子、120 第二コンデンサ素子。

Claims (4)

  1. 耐熱性の高いフィルムを有する第一コンデンサ素子と、
    前記第一コンデンサ素子よりも耐熱性の低い第二コンデンサ素子と、
    前記第一および第二コンデンサ素子を収容する外装ケースとを備え、
    前記第一および第二コンデンサ素子が耐熱性を考慮して前記外装ケース内に配置される、コンデンサ装置。
  2. 前記外装ケースの内部の中心部付近および外部接続との関係において耐熱性が必要な第一領域に第一コンデンサ素子が配置され、前記第一領域よりも耐熱性が要求されない第二領域に前記第二コンデンサ素子が配置される、請求項1に記載のコンデンサ装置。
  3. 前記第一コンデンサ素子がポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムまたはポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムを使用したコンデンサ素子であり、前記第二コンデンサ素子がポリプロピレン(PP)フィルムを使用したコンデンサ素子である、請求項1または2に記載のコンデンサ装置。
  4. 前記コンデンサ装置の使用環境における温度分布を考慮して前記第一および第二コンデンサ素子が配置される、請求項1に記載のコンデンサ装置。
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