JP2009211908A - 電池およびそれを用いた電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電池の製造工程や電池パックにおいて、電池の均一な加熱や発熱などによる熱を効率的に分散できる電池およびそれを用いた電池パックを提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも絶縁性外装チューブ20を備えた電池100であって、絶縁性外装チューブ20は両端に開口部26を有するとともに、その少なくとも外周面に凹部22と凸部24を有し、凸部24と凹部22が絶縁性外装チューブ20に連続して設けられた構成を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の電池の製造工程や電池パックにおいて、電池の均一な加熱や発熱などによる熱を効率的に放出できる電池およびそれを用いた電池パックに関する。
近年、省資源や省エネルギーの観点から、繰り返し使用できるニッケル水素、ニッケルカドミウムやリチウムイオンなどの二次電池への需要が高まっている。中でもリチウムイオン二次電池は、軽量でありながら、起電力が高く、高エネルギー密度であるという特徴を有しているため、携帯電話やデジタルカメラ、ビデオカメラ、ノート型パソコンなどの様々な種類の携帯型電子機器や移動体通信機器の駆動用電源としての需要が拡大している。
一般に、二次電池の製造工程においては、電池の形態で作製後、電池の特性を得るために種々の処理工程を経過後に、商品化される。そのとき、処理工程として、初期充放電工程、エージング工程や出荷充放電などが行われる。これにより、電池の軽微な内部ショートや、電池を構成している部品の機能などを検査し、高性能で信頼性の高い二次電池を供給している。そして、これらの処理工程は、生産性などを考慮して、複数の電池が、個別に分離された状態や、集合した状態でトレイに収納して行われる。
このとき、特にエージング工程においては、複数の電池を均一なエージング温度に保つ必要がある。また、充放電工程においては、充放電端子と電池との位置ずれを防止する必要がある。しかし、従来の電池では、電池間の短絡などを防止する絶縁性外装チューブは備えているが、図9に示すようにトレイに集合した状態で電池を収納した場合、周囲の電池510に囲まれた電池500は、周囲の電池510の温度の影響により、温度上昇が大きくなる。また、複数の電池を、例えば隔壁部材を有するトレイで個別に分離した状態においては、隔壁部材と当接する部分としない部分で、エージング時の均一な温度を維持する温風などが均等に電池に当たらない。このため、均一な温度環境で、電池のエージングが行われず、高い信頼性や安全性を有する電池を効率よく生産できないという課題がある。
また、従来の電池を用いて、電池パックを構成する場合、筺体内に収納される電池の位置固定が困難で、電池パックの振動や落下衝撃などにより、位置ずれや接続端子などとの接続不良を生じやすかった。それを回避するために、電池と筺体間を、例えば両面テープなどを介して固定すると、充放電に伴う電池の発熱を均一に分散できず、また付加部材により生産性の低下を招いていた。
そこで、上記課題を解決するために、シート状の電池において、シート状電池を固定するシート状ケースまたは筺体の非対称な凹凸面を設けた電池パックの例が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、電池体の表面または外装容器に内面の少なくとも一面に粗面を形成した電池パックの例が開示されている(例えば、特許文献2参照)。これにより、振動や衝撃に対する耐性の向上や電池の位置ずれを防止できるとしている。
特開2003−132936号公報 特開平9−245752号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に示す電池パックでは、電池の位置ずれや、落下衝撃、振動に対する耐性は向上できるが、エージング工程の均一加熱や電池パック内での熱の分散に関しては何ら記載されていない。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、複数の電池の製造工程や電池パックにおいて、電池の均一な加熱や発熱などによる熱を効率的に分散できる電池およびそれを用いた電池パックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電池は、少なくとも絶縁性外装チューブを備えた電池であって、絶縁性外装チューブは両端に開口部を有するとともに、その少なくとも外周面に凹部と凸部を有し、凸部と凹部が絶縁性外装チューブに連続して設けられている構成を有する。
この構成により、絶縁性外装チューブの凸部により、振動や落下衝撃を吸収するとともに、凹部により電池自体の発熱や、エージング時の均一加熱のために流路を構成できる。
また、本発明の電池パックは、少なくとも上記に記載の電池を筺体に収納する電池パックであって、電池の絶縁性外装チューブの凸部を、筺体の内面に当接させた構成を有する。これにより、電池パック内での電池の位置ずれの防止や、衝撃などを効果的に緩和できる。さらに、凹部により、電池の熱を効率的に分散できるため、安全で信頼性の高い電池パックを実現できる。
本発明によれば、検査時や電池パック構成時において、熱の流路を確保するとともに、振動や衝撃を効率的に緩和して、周囲の電池の熱などの影響を受けない安全性や信頼性に優れた電池およびそれを用いた電池パックを実現できる。
本発明の第1の発明は、少なくとも絶縁性外装チューブを備えた電池であって、絶縁性外装チューブは両端に開口部を有するとともに、その少なくとも外周面に凹部と凸部を有し、凸部と凹部が絶縁性外装チューブに連続して設けられている構成を有する。
この構成により、絶縁性外装チューブの凸部により、振動や落下衝撃を吸収するとともに、凹部により電池自体の発熱や、エージング時の均一加熱のために流路を構成できる。
本発明の第2の発明は、第1の発明において、凹部と凸部が、絶縁性外装チューブの両端の開口部まで連続して設けられている。これにより、確実で効率的に熱を分散する流路を形成できる。
本発明の第3の発明は、第1の発明において、凹部と凸部が、絶縁性外装チューブの周囲に連続して設けられている。これにより、電池を横置きにした場合において、確実で効率的に熱を分散する流路を形成できる。
本発明の第4の発明は、第1の発明または第3の発明において、凹部と凸部が、螺旋状に設けられている。これにより、電池の配置によらず、確実で効率的に熱を分散する流路を形成できる。また、隣接する電池間を凸部により確実に離間することができる。
本発明の第5の発明は、第1の発明から第4の発明のいずれかにおいて、絶縁性外装チューブの少なくとも凸部が、弾性部材からなる。これにより、電池に加わる振動や衝撃を効率的に緩和できる。
本発明の第6の発明は、第1の発明から第5の発明のいずれかにおいて、絶縁性外装チューブが、少なくとも吸熱部材を含有する。これにより、電池の放熱効果を向上するとともに、電池パック時において、熱を筺体に伝達して温度上昇を抑制できる。
本発明の第7の発明は、第1の発明から第6の発明のいずれかにおいて、絶縁性外装チューブが、少なくとも消火剤を含有する。これにより、電池のガス噴出に引火した炎を効果的に消火できる。
本発明の第8の発明は、第1の発明から第7の発明のいずれかにおいて、少なくとも上記の発明の記載の電池を筺体に収納する電池パックであって、電池の絶縁性外装チューブの凸部を、筺体の内面に当接させた構成を有する。これにより、電池パック内での電池の位置ずれの防止や、衝撃などを効果的に緩和できる。さらに、凹部により、電池の熱を効率的に分散できるため、安全で信頼性の高い電池パックを実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら、同一部分には同一符号を付して説明する。なお、本発明は、本明細書に記載された基本的な特徴に基づく限り、以下に記載の内容に限定されるものではない。また、以下では電池として、リチウムイオンなどの非水電解質二次電池(以下、「電池」と記す)を例に説明するが、これに限られないことはいうまでもない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電池の横断面図である。
図1に示すように、円筒型の電池は、例えばアルミニウム製の正極リード8を備えた正極1と、その正極1と対向する、例えば銅製の負極リード9を一端に備えた負極2とをセパレータ3を介して、捲回された電極群4を有する。そして、電極群4の上下に絶縁板10a、10bを装着して電池ケース5に挿入し、正極リード8の他方の端部を封口板6に、負極リード9の他方の端部を電池ケース5の底部に溶接する。さらに、リチウムイオンを伝導する非水電解質(図示せず)を電池ケース5内に注入し、電池ケース5の開放端部をガスケット7を介して正極キャップ16、PTC素子などの電流遮断部材18および封口板6をかしめた構成を有する。また、正極キャップ16には、電極群4の不具合により生じるガスを抜くための排気孔17を設けている。そして、正極1は正極集電体1aと正極活物質を含む正極層1bから構成されている。
また、電池ケース5の外周側面には、以下で詳細に説明する絶縁性外装チューブ(以下、「外装チューブ」と記す)20が設けられている。
ここで、正極層1bは、例えばLiCoOやLiNiO、LiMnO、またはこれらの混合あるいは複合化合物などの含リチウム複合酸化物を正極活物質として含む。また、正極層1bは、さらに、導電剤と結着剤とを含む。導電剤として、例えば天然黒鉛や人造黒鉛のグラファイト類、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラックなどのカーボンブラック類を含み、また結着剤として、例えばPVDF、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アラミド樹脂、ポリアミド、ポリイミドなどを含む。
また、正極1に用いる正極集電体1aとしては、アルミニウム(Al)、炭素、導電性樹脂などが使用可能である。
非水電解質には有機溶媒に溶質を溶解した電解質溶液や、これらを含み高分子で非流動化されたいわゆるポリマー電解質層が適用可能である。非水電解質の溶質としては、LiPF、LiBF、LiClO、LiAlCl、LiSbF、LiSCN、LiCFSO、LiN(CFCO)、LiN(CFSOなどを用いることができる。さらに、有機溶媒としては、例えばエチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート(EMC)などを用いることができる。
また、負極2の負極集電体11は、ステンレス鋼、ニッケル、銅、チタンなどの金属箔、炭素や導電性樹脂の薄膜などが用いられる。
さらに、負極2の負極層15としては、黒鉛などの炭素材料や、ケイ素(Si)やスズ(Sn)などのようにリチウムイオンを可逆的に吸蔵および放出する理論容量密度が833mAh/cmを超える負極活物質を用いることができる。
以下、本発明の実施の形態1における電池の外装チューブについて、図2を用いて詳細に説明する。
図2(a)は本発明の実施の形態1における電池の斜視図で、図2(b)は図2(a)の電池を正極キャップ側から見た平面図である。
図2に示すように、電池100は、電池ケース5の外周側面に、例えばポリプロピレン樹脂などの熱収縮性の絶縁性樹脂材料よりなる両端に開口部26を備えた外装チューブ20を有している。そして、外装チューブ20の外表面には、図2(b)に示すように、例えば電池100の円周方向に凹部22と凸部24が形成され、それらは電池100の高さ方向で、両端の開口部26に向けて連続して設けられている。
上記構成により、例えば図3に示すように、電池が円筒状の隔壁部材32を有するトレイ30に収納されたとき、外装チューブ20の凸部24が隔壁部材32に当接しても、外装チューブ20の凹部22により、熱の流路を形成できる。この結果、エージング工程において、電池を加熱するための温風の流れを均一にし、電池を均一な温度でエージングできる。
このとき、外装チューブ20は、例えばゴム系などの弾性部材で構成してもよい。これにより、電池100に加わる振動や衝撃を効率的に緩和できる。また、外装チューブ20に、例えば水酸化マグネシウム(Mg(OH))などの吸熱部材を含有していてもよい。これにより、電池100の熱を効率的に放出または伝熱できる。なお、ゴム系の弾性部材としては、例えばブタジエン系ゴムやプロピレン系ゴムなどが好ましい。また、吸熱部材としては、上記以外に、水酸化アルミニウム(Al(OH))や水酸化カルシウム(Ca(OH))などが好ましい。さらに、外装チューブ20に、例えば炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、炭酸水素カルシウム(KaHCO)などの消火剤を含有していてもよい。この場合、消火剤の含有量を電池の排気孔近傍で多くすることが好ましい。これにより、電池の排気孔から噴出する高温のガスに引火して炎が発生しても、消火剤で効果的に消火できる。
以下に、本発明の実施の形態1における電池の製造方法を、図4を用いて簡単に説明する。
図4は、本発明の実施の形態1における電池の製造方法を説明する図である。ここで、図4の左図は、本発明の実施の形態1における電池の製造方法を説明する側面図で、図4の右図は、本発明の実施の形態1における電池の製造方法を説明する正極キャップ側から見た平面図である。
まず、図4(a)に示すように、円筒型の素電池102を準備する。なお、素電池102は、例えばリチウムイオン電池など通常知られている方法で作製できるので、説明は省略する。
つぎに、図4(b)に示すように、例えばポリプロピレン樹脂を金型に充填して、型成型により凹部22と凸部24を有する円筒形の外装チューブ20を形成する。このとき、円筒形の絶縁性のチューブに、凸部となる部材を、貼り付けや成型により形成して、凸部24と凹部22を個別に作製し、一体化してもよい。
つぎに、図4(c)に示すように、素電池102の電池ケース5の外表面に沿って、外装チューブ20を挿入し、例えば80℃程度に加熱して外装チューブ20を熱収縮させて、電池100を作製する。
なお、凹部と凸部を形成したシートを素電池の外表面に貼り合せて形成してもよい。これにより、製造工程を簡略化できる。
なお、上記実施の形態では、外装チューブの開口部まで連続するように凹部と凸部を形成した例で説明したが、これに限られない。例えば、図5に示すように、外装チューブ40の円周方向に連続する凹部42と凸部44を形成してもよい。この場合、特に電池を横置きに配置して、エージング処理する場合において、熱の流路を効果的に確保できる。また、隣接して電池を配置しても、凹部42により隣接する電池間に流路を形成できる。
また、本実施の形態では、外装チューブに設けた4個または3個の凸部を設けた例で説明したが、これに限られない。例えば、凸部や凹部の数や形状(幅、厚み)などは、放熱効率などを考慮して任意に設計できる。
(実施の形態2)
図6(a)は本発明の実施の形態2における電池の斜視図で、図6(b)は図6(a)の電池を正極キャップ側から見た平面図である。
本実施の形態は、外装チューブ220の凹部222と凸部224を、両端の開口部226に向かって螺旋状に設けた点で、実施の形態1とは異なる。なお、他の構成は実施の形態1と同様である。このとき、少なくとも螺旋の始端と終端の到達するまでに、電池200の外周を1周することが好ましい。
上記構成により、例えば図7(a)に示すように、複数の電池200自体を集合してトレイに収納しても、隣接する電池200の外装チューブ220の螺旋状の凸部224が、図7(b)に示すように必ず当接する。この結果、トレイに電池を個別に収納する隔壁部材を設ける必要がない。また、隔壁部材で囲まれる形状として、円形でなく角形など任意の形状の隔壁部材を有するトレイを用いることができる。さらに、凹部222が螺旋状に連続するため、エージング工程において、電池を加熱するための温風の流れに乱流を生じにくいので、より効果的に電池の温度を均一にできる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明した電池100を用いて電池パックを構成したものである。
図8(a)は本発明の実施の形態3における電池パックの分解斜視図である。また、図8(b)は図8(a)のA−A線断面図で、筺体に外部から付加が加わる前の状態を説明する図で、図8(c)は図8(b)において、筺体に外部から付加が加わった状態を説明する図である。なお、図8において、理解を助けるために、電池を断面図ではなく斜視図で示している。
図8に示すように、電池パック300は、例えばポリカーボネート樹脂などからなる第1筺体301と第2筺体302を有し、それらに収納される電池100で構成される。このとき、図8(b)に示すように、電池100の外装チューブ20の凸部24が、第1筺体301および第2筺体302に当接して収納される。また、電池パック300の内部には、例えば電池と接続端子330を介して接続され、電池100の充放電を制御する制御回路310や、第1筺体301または第2筺体302に、電池から電解液が漏液した場合に電解液などの制御回路310へ到達を防止するために隔壁320を有している。さらに、電池パック300の第1筺体301または第2筺体302のいずれかに設けられる、外部機器と接続するための外部接続端子(図示せず)を有している。
ここで、外装チューブ20は、例えばゴム系などの弾性部材で構成される。さらに、外装チューブ20は、例えば水酸化マグネシウム(Mg(OH))などの吸熱部材を含有していてもよい。
このとき、図8(b)に示す上記構成の電池パック300に、図面中の矢印で示すような、外部からの付加(例えば、振動、落下衝撃や押圧など)が加わり電池パック300の第1筺体301または第2筺体302が変形する。
しかし、図8(c)に示すように、電池100の外装チューブ20の凸部24の弾性変形により、電池パック300の第1筺体301または第2筺体302の変形を吸収し、緩和される。
本実施の形態によれば、電池100の外装チューブ20の凸部24の弾性変形により、電池特性の低下を招きやすい電池ケース5の変形などを防止できる。
また、電池100の外装チューブ20の凸部24の吸熱部材の含有および凹部22による放熱空間を形成することにより、効率的に電池パックの各筺体に伝熱して、効率的に放熱できる。この結果、電池のハイレート放電などでの発熱を抑制し、信頼性や安全性を向上できる。
さらに、電池100の外装チューブ20の凸部24の各筺体との当接により、電池の位置ずれを防止するとともに、電池と接続される接続端子の破断や接続不良を防止できる。
なお、本実施の形態では、第1筺体や第2筺体の材質をポリカーボネート樹脂を例に説明したが、これに限られない。例えば、フェノール樹脂、ユニレート、ガラスエポキシ樹脂、セラミックや発泡樹脂を用いてもよい。このとき、上記樹脂中に、炭素繊維やガラス繊維などのフィラーを含有することが好ましい。これは、含有されるフィラーにより、筺体の機械的強度を向上することができる。
また、本実施の形態では、1個の電池を有する電池パックを例に説明したが、これに限られず、複数の電池を収納する電池パックでもよい。この場合においても、電池間の外装チューブの凹部を介して、効率的に放熱するとともに、電池間の温度が不均一になることを回避し、電池間の特性ばらつきを防止できる。これにより、例えば充放電サイクルの長寿命化などを実現できる。
また、本実施の形態では、実施の形態1の電池を例に説明したが、これに限られず、他の実施の形態の電池を用いてもよく、同様の効果が得られる。
なお、各実施の形態では、外装チューブが、電池ケースの外周側面に形成した例で説明したが、これに限られない。例えば、電池の電極端子を部分的に露出できるのであれば、電池ケースの上面や下面を部分的に被覆してもよい。これにより、吸熱効果や消火効果を向上できる。
また、各実施の形態では円筒型の電池を例に説明したが、本発明に係わる電池の形状は、これに限定するものではなく、平型電池、捲回式または積層構造の角形電池にも適用することができる。
本発明は、高い信頼性と安全性が要求される、携帯用に電子機器などの電池や電池パックとして有用である。
本発明の実施の形態1における電池の横断面図 (a)本発明の実施の形態1における電池の斜視図(b)図2(a)の電池を正極キャップ側から見た平面図 本発明の実施の形態1の電池を収納するトレイの平面図 本発明の実施の形態1における電池の製造方法を説明する図 (a)本発明の実施の形態1における電池の別の例を示す斜視図(b)図5(a)の電池を正極キャップ側から見た平面図 (a)本発明の実施の形態2における電池の斜視図(b)図6(a)の電池を正極キャップ側から見た平面図 (a)本発明の実施の形態2における電池の集合状態を説明する斜視図(b)図7(a)の集合した電池を正極キャップ側から見た平面図 (a)本発明の実施の形態3における電池パックの分解斜視図(b)図8(a)のA−A線断面図で、筺体に外部から付加が加わる前の状態を説明する図(c)図8(b)において、筺体に外部から付加が加わった状態を説明する図 (a)従来の電池を集合した状態を説明する斜視図(b)図9(a)の集合した電池を正極キャップ側から見た平面図
符号の説明
1 正極
1a 正極集電体
1b 正極層
2 負極
3 セパレータ
4 電極群
5 電池ケース
6 封口板
7 ガスケット
8 正極リード
9 負極リード
10a,10b 絶縁板
11 負極集電体
15 負極層
16 正極キャップ
17 排気孔
18 電流遮断部材
20,40,220 絶縁性外装チューブ(外装チューブ)
22,42,222 凹部
24,44,224 凸部
26,226 開口部
30 トレイ
32 隔壁部材
100,200,500,510 電池
102 素電池
300 電池パック
301 第1筺体
302 第2筺体
310 制御回路
320 隔壁
330 接続端子

Claims (8)

  1. 少なくとも絶縁性外装チューブを備えた電池であって、
    前記絶縁性外装チューブは両端に開口部を有するとともに、その少なくとも外周面に凹部と凸部を有し、前記凸部と前記凹部が前記絶縁性外装チューブに連続して設けられていることを特徴とする電池。
  2. 前記凹部と前記凸部が、前記絶縁性外装チューブの両端の前記開口部まで連続して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電池。
  3. 前記凹部と前記凸部が、前記絶縁性外装チューブの周囲に連続して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電池。
  4. 前記凹部と前記凸部が、螺旋状に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池。
  5. 前記絶縁性外装チューブの少なくとも前記凸部が、弾性部材からなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電池。
  6. 前記絶縁性外装チューブが、少なくとも吸熱部材を含有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電池。
  7. 前記絶縁性外装チューブが、少なくとも消火剤を含有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電池。
  8. 少なくとも請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電池を筺体に収納する電池パックであって、
    前記電池の前記絶縁性外装チューブの前記凸部を、前記筺体の内面に当接させたことを特徴とする電池パック。
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