WO2018025559A1 - 電池カバーおよび電池パック - Google Patents
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Abstract
筐体の小型化を図りながら、電池の内部からガスまたは火炎等が噴出した場合に、周囲への影響を軽減することができる電池カバーを提供する。電池カバーは、電池を収納するための筐体と、筐体の内周面に形成され、筐体の内周面と電池の外周面との間に第1の空間を形成するためのリブと、を備える。筐体は、筐体の内部と外部とを連通する通気孔と、電池のプラス極を収納するための第1の収納部と、電池のマイナス極を収納するための第2の収納部と、を有する。そして、通気孔は、筐体における第1の収納部よりも第2の収納部に近い位置に配置されている。
Description
本開示は、電池を収容するための電池カバー、および、電池が収納された電池カバーを複数備えた電池パックに関する。
繰り返し使用できる二次電池等の電池は、例えば過度の充放電や内部短絡等により、発熱して高温(例えば、100℃以上)になる場合がある。そして、過度に高温になった電池は、電池の内部からガスまたは火炎等が外部に噴出(以下、「暴発」ともいう)することがある。
そのような事態が生じたときに周囲への影響を軽減することを目的とした、電池を収納するための電池カバーが提案されている。この電池カバーは、暴発により電池の内部から噴出したガスまたは火炎等が周囲に拡散するのを抑制することができる。
例えば特許文献1には、フィルタ部が設けられた電池カバーが開示さている。この電池カバーでは、電池から噴出したガスに含まれる可燃性物質がフィルタ部に吸収されることにより、可燃性物質が電池カバーの周囲に拡散することが抑制される。
また、例えば特許文献2には、金属製のメッシュ部材で覆われた通気孔が設けられた電池カバーが開示されている。この電池カバーでは、電池の内部から噴出したガスまたは火炎等がメッシュ部材に吸収されることにより、ガスまたは火炎等が通気孔から電池カバーの周囲に拡散することが抑制される。
本開示は、筐体の小型化を図りながら、電池の内部からガスまたは火炎等が噴出した場合に、周囲への影響を軽減することができる電池カバーおよび電池パックを提供する。
本開示における電池カバーは、電池を収納するための筐体であって、当該筐体の内部と外部とを連通する通気孔と、前記電池のプラス極を収納するための第1の収納部と、前記電池のマイナス極を収納するための第2の収納部と、を有する筐体と、前記筐体の内周面に形成され、前記筐体の前記内周面と前記電池の外周面との間に第1の空間を形成するためのリブと、を備え、前記通気孔は、前記筐体における前記第1の収納部よりも前記第2の収納部に近い位置に配置されている。
本開示における電池カバーは、筐体の小型化を図りながら、電池の内部からガスまたは火炎等が噴出した場合に、周囲への影響を軽減することができる。
(本開示の基礎となった知見)
本願発明者らは、従来技術に関して、以下の問題が生じることを見出した。
本願発明者らは、従来技術に関して、以下の問題が生じることを見出した。
特許文献1に開示された電池カバーでは、フィルタ部の厚みを、電池の内部から噴出したガスまたは火炎等に含まれる可燃性物質をフィルタ部で十分に吸収できる程度に大きくする必要がある。そのため、その電池カバーでは、フィルタ部の厚みの分だけ、電池カバーが大型化するという問題が生じる。
特許文献2に開示された電池カバーでは、通気孔は、電池のプラス極の近傍に配置されている。一般的に、電池が過熱により暴発した場合には、電池のプラス極(または、プラス極の周囲)からガスまたは火炎等が噴出する傾向にある。そのため、通気孔が電池のプラス極の近傍に配置されている場合には、電池のプラス極から噴出したガスまたは火炎等が、高温のまま通気孔から電池カバーの周囲に拡散する可能性がある。
(実施の形態)
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明、および実質的に同一の構成に対する重複説明等を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明、および実質的に同一の構成に対する重複説明等を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
また、各図は、必ずしも厳密に図示されたものではなく、本開示をわかりやすく示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式図であり、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。また、各図において、実質的に同じ構成要素については同じ符号を付し、説明を省略または簡略化する場合がある。
以下、図1~図9を参照しながら本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態では、各図面にX軸、Y軸、Z軸の3軸を示し、必要に応じて、XYZ軸を用いて説明を行う。本実施の形態では、便宜的に、電池パック2の長辺方向に平行(実質的に平行)な方向をX軸方向とし、電池カバー6の上ケース34と下ケース36との接合面に平行(実質的に平行)な面においてX軸に直交する方向をY軸方向とし、X軸およびY軸の双方に直交する方向をZ軸方向とする。また、電池4a~4cのマイナス極14に対するプラス極12の配置方向をX軸正方向とし、電池4a~4cを筐体から取り出す方向をZ軸正方向とする。
(実施の形態1)
以下、図1~図6を参照しながら、実施の形態1について説明する。
以下、図1~図6を参照しながら、実施の形態1について説明する。
[1-1.電池パックの構成]
まず、図1~図4を参照しながら、実施の形態1に係る電池パック2の構成について説明する。
まず、図1~図4を参照しながら、実施の形態1に係る電池パック2の構成について説明する。
図1および図2は、実施の形態1における電池パック2の一構成例を模式的に示す斜視図である。なお、図1および図2には、互いに異なる角度から見た電池パック2の斜視図を示す。
図3は、実施の形態1における電池パック2の一構成例を模式的に示す分解斜視図である。
図4は、実施の形態1における電池パック2の一構成例を模式的に示す断面斜視図である。図4には、図1に示す電池パック2のIV-IV線断面図を示す。
図1~図4に例示するように、電池パック2は、複数(例えば、3つ)の電池4a、電池4b、電池4c(図3、図4参照)と、複数(例えば、3つ)の電池カバー6a、電池カバー6b、電池カバー6c(図1、図3、図4参照)と、セイフティユニット8(図2参照)と、被覆部材10(図1、図2参照)と、を備えている。電池パック2は、例えばポータブルテレビ等の電子機器(図示せず)に搭載され、その電子機器を駆動するための電源として用いられる。
電池4a~4cの各々は、互いに実質的に同一の構成を有する。電池4a~4cは、例えばリチウムイオン等の非水電解質二次電池であるが、他の電池であってもよい。図3および図4に例示するように、電池4a~4cの各々は、例えば略円柱状に形成されている。電池4a~4cの各々の長辺方向(X軸方向)における一端部(X軸正方向側の端部)にはプラス極12が形成され、電池の4a~4cの各々の長辺方向における他端部(X軸負方向側の端部)にはマイナス極14が形成されている。
電池カバー6aは電池4aを、電池カバー6bは電池4bを、電池カバー6cは電池4cを、それぞれ収納するためのカバーである。電池カバー6a~6cは、電池パック2の長辺方向(X軸方向)に直列に並んで配置され、電池4a~4cが電気的に直列に接続されるように、相互に連結されている。図1~図4に例示するように、電池カバー6aは筐体16aを有し、電池カバー6bは筐体16bを有し、電池カバー6cは筐体16cを有している。なお、電池カバー6a~6cは互いに実質的に同じ構造を有し、筐体16a~16cは互いに実質的に同じ構造を有するため、以下では、互いを区別して説明する必要が特にない場合は、電池カバー6a~6cを総称して「電池カバー6」ともいい、筐体16a~16cを総称して「筐体16」ともいう。同様に、電池4a~4cも互いに実質的に同じ構造を有するため、互いを区別して説明する必要が特にない場合は、電池4a~4cを総称して「電池4」ともいう。
筐体16は、電池4の形状に対応した形状で形成されている。筐体16は、例えば略中空円柱状に形成されている。筐体16は、例えばポリカーボネート等の不燃性(自己消火性)の樹脂で形成されているが、他の不燃性の材料で形成されてもよい。そして、電池カバー6aの筐体16aには電池4aが、電池カバー6bの筐体16bには電池4bが、電池カバー6cの筐体16cには電池4cが、それぞれ収納されている。なお、筐体16と、当該筐体16に収納された電池4とは、互いに電気的に絶縁されている。筐体16の構成については後述する。
電池カバー6aは、プラスリード板18を有している(図2、図3参照)。プラスリード板18は、電池4aのプラス極12とセイフティユニット8とを電気的に相互に接続するための電極板である。図3に例示するように、プラスリード板18の一端部は、電池カバー6aの筐体16aの内部において、電池4aのプラス極12に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。図2に例示するように、プラスリード板18の他端部は、電池カバー6aの筐体16aの外部に引き出されており、セイフティユニット8に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。
電池カバー6cは、マイナスリード板20を有している(図2、図3参照)。マイナスリード板20は、電池4cのマイナス極14とセイフティユニット8とを電気的に相互に接続するための電極板である。図3に例示するように、マイナスリード板20の一端部は、電池カバー6cの筐体16cの内部において、電池4cのマイナス極14に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。図2に例示するように、マイナスリード板20の他端部は、電池カバー6cの筐体16cの外部に引き出されており、セイフティユニット8に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。
電池カバー6bは、中間リード板22および中間リード板24を有している(図2、図3参照)。中間リード板22は、電池4aのマイナス極14と電池4bのプラス極12とを電気的に相互に接続するための電極板である。図3に例示するように、中間リード板22の一端部は、電池カバー6aの筐体16aの内部において、電池4aのマイナス極14に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。中間リード板22の他端部は、電池カバー6bの筐体16bの内部において、電池4bのプラス極12に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。図2に例示するように、中間リード板22の、一端部と他端部との間の中間部は、電池カバー6aおよび電池カバー6bの外部に引き出されており、セイフティユニット8に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。中間リード板22の中間部は、互いに隣接する電池4aと電池4bとの電位差を示す信号をセイフティユニット8に出力してもよい。
中間リード板24は、電池4bのマイナス極14と電池4cのプラス極12とを電気的に相互に接続するための電極板である。図3に例示するように、中間リード板24の一端部は、電池カバー6bの筐体16bの内部において、電池4bのマイナス極14に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。中間リード板24の他端部は、電池カバー6cの筐体16cの内部において、電池4cのプラス極12に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。図2に例示するように、中間リード板24の、一端部と他端部との間の中間部は、電池カバー6bおよび電池カバー6cの外部に引き出されており、セイフティユニット8に、半田付けまたはスポット溶接等により取り付けられている。中間リード板24の中間部は、互いに隣接する電池4bと電池4cとの電位差を示す信号をセイフティユニット8に出力してもよい。
上述したプラスリード板18、マイナスリード板20、中間リード板22、および中間リード板24により、電池4a~4cは、互いに電気的に直列に接続されている。
セイフティユニット8は、電池4a~4cの各々の充電および放電を制御するための安全保護回路基板である。図2に例示するように、セイフティユニット8は、電池カバー6a~6cの外周面に取り付けられている。セイフティユニット8には、リード線26の一端部が電気的に接続されている。リード線26の他端部には、コネクタ28が電気的に接続されている。コネクタ28は、電子機器に搭載された回路基板(図示せず)に電気的に接続されている。これにより、セイフティユニット8からの信号および(または)電力は、リード線26とコネクタ28とを介して電子機器の回路基板に供給される。
図1および図2に例示するように、被覆部材10は、例えば、セイフティユニット8を保護するための樹脂製の熱収縮チューブである。被覆部材10は、電池カバー6a~6cおよびセイフティユニット8を被覆している。なお、説明を簡略化するために、図3および図4では、被覆部材10の図示を省略している。
[1-2.筐体の構成]
次に、図1~図6を参照しながら、筐体16の構成について説明する。
次に、図1~図6を参照しながら、筐体16の構成について説明する。
図5は、実施の形態1における電池パック2の一構成例を模式的に示す部分断面図である。図5には、図1に示す電池パック2のIV-IV線断面図を示す。
図6は、実施の形態1における電池パック2が備える筐体16の一構成例を模式的に示す分解斜視図である。
図1~図5に例示するように、筐体16は、電池4のプラス極12を収納するための第1の収納部30と、電池4のマイナス極14を収納するための第2の収納部32と、を有している。第1の収納部30は、筐体16の長辺方向(X軸方向)における一端部(X軸正方向側の端部)に形成され、第2の収納部32は、筐体16の長辺方向における他端部(X軸負方向側の端部)に形成されている。
図1に例示するように、電池パック2では、電池カバー6aの筐体16aの他端部にある第2の収納部32の端面(筐体16aのX軸負方向側の端部の面)と、電池カバー6bの筐体16bの一端部にある第1の収納部30の端面(筐体16bのX軸正方向側の端部の面)とが、例えば凹凸嵌合等により相互に連結されている。また、電池パック2では、電池カバー6bの筐体16bの他端部にある第2の収納部32の端面(筐体16bのX軸負方向側の端部の面)と、電池カバー6cの筐体16cの一端部にある第1の収納部30の端面(筐体16cのX軸正方向側の端部の面)とが、例えば凹凸嵌合等により相互に連結されている。なお、筐体16における第1の収納部30の端面および第2の収納部32の端面は、筐体16の長辺方向(X軸方向)に対して略垂直(YZ平面に略平行)になるように形成された面であり、それぞれが、筐体16の長辺方向(X軸方向)における両端を閉塞している。
図1~図6に例示するように、筐体16は、上ケース34と、下ケース36と、を有している。上ケース34および下ケース36は、それぞれが略半円筒状に形成されている。図6に例示するように、上ケース34の2つの長辺(X軸に平行な辺)の縁における外周面には、それぞれ、複数の爪38が形成されている。下ケース36の2つの長辺(X軸に平行な辺)の縁における外周面には、それぞれ、複数の孔40が形成されている。そして、図3に例示するように上ケース34と下ケース36とが分離した状態から、上ケース34の複数の爪38が、電池4が搭載された下ケース36の複数の孔40にそれぞれ差し込まれることにより、図1に例示するように上ケース34と下ケース36とが相互に連結され、筐体16内に電池4が収納される。
図6に例示するように、第1の収納部30における下ケース36の内面には、第2の空間44(図4、図5参照)を設けるための一対の空間保持部42が形成されている。一対の空間保持部42は、下ケース36の一端部側の端面(X軸正方向側の端面)の内面から、筐体16の長辺方向(X軸負方向)にリブ状に突出した形状で形成されている。図5に例示するように、一対の空間保持部42の各先端部は、筐体16に収納された電池4のプラス極12(または、電池4のプラス極12の周囲の面)に当接して電池4をマイナス極14側(X軸負方向)に押圧している。これにより、電池4は、筐体16内において、長辺方向の第2の収納部32側(X軸負方向側)に偏って配置される。そのため、筐体16の一端部側の第1の収納部30の端面(筐体16のX軸正方向側の端部の面)と電池4のプラス極12との間の距離は、筐体16の他端部側の第2の収納部32の端面(筐体16のX軸負方向側の端部の面)と電池4のマイナス極14との間の距離よりも大きくなる。このようにして、電池4を収納した筐体16の内部には、図4、図5に例示するように、筐体16の一端部側の第1の収納部30の端面(筐体16のX軸正方向側の端部の面)と、電池4のプラス極12との間に、第2の空間44が形成される。筐体16の内部に第2の空間44が設けられることで、過熱によりプラス極12(または、プラス極12の周囲)からガスまたは火炎等が噴出した場合に、そのガスまたは火炎等は、第2の空間44内の空気により緩衝され、筐体16の一端部側の端面(X軸正方向側の端面)およびその周辺に衰勢して衝突し、第2の空間44から第1の空間52に流動する。したがって、筐体16の内部に第2の空間44を設けず、過熱によりプラス極12(または、プラス極12の周囲)から噴出したガスまたは火炎等が衰勢されないまま筐体16の一端部側の端面(X軸正方向側の端面)およびその周辺に衝突する場合と比較して、第2の空間44を有する筐体16では、そのガスまたは火炎等による損傷を低減することができる。
図6に例示するように、上ケース34の内周面には、第1の空間52を設けるための複数の上側リブ46が形成されている。複数の上側リブ46は、例えば、樹脂等により、上ケース34と一体成形で形成されてもよい。複数の上側リブ46は、上ケース34の長辺方向(X軸方向)に並列に実質的に等間隔で配置され、上ケース34の長辺方向(X軸方向)に対して傾斜して延伸している。
図6に例示するように、下ケース36の内周面には、第1の空間52を設けるための複数の下側リブ48が形成されている。複数の下側リブ48は、例えば、樹脂等により、下ケース36と一体成形で形成されてもよい。複数の下側リブ48は、下ケース36の長辺方向(X軸方向)に並列に実質的に等間隔で配置され、下ケース36の長辺方向(X軸方向)に対して傾斜して延伸している。
図5に例示するように、複数の上側リブ46および複数の下側リブ48は、上ケース34と下ケース36とが互いに連結されたときに、上側リブ46の各々と下側リブ48の各々とが相互に接続されて、螺旋状の連続した1本の排出リブ50を筐体16の内周面に形成するように設けられている。すなわち、本実施の形態に示す電池カバー6は、上ケース34と下ケース36とが互いに連結されて構成される筐体16の内周面に、螺旋状の連続した1本の排出リブ50を有する。このように、本実施の形態において、筐体16の内周面に設けられる1本の排出リブ50は、複数の上側リブ46と複数の下側リブ48とで形成されている。排出リブ50は、筐体16の内周面において、第1の収納部30から第2の収納部32に向けて、筐体16のX軸に平行な中心軸線C1を中心に、螺旋状に延伸している。なお、この螺旋の回転の向きは、右回りであってもよく、左回りであってもよい。
排出リブ50は、筐体16に収納された電池4の外周面に接触する大きさ(高さ)で形成されている。これにより、筐体16の内部において、電池4は排出リブ50によって支持され、筐体16の内周面と電池4の外周面との間に、排出リブ50の高さに応じた間隙が生じる。このようにして、筐体16の内周面と電池4の外周面との間には、排出リブ50による第1の空間52が形成される。本実施の形態において、第1の空間52は、電池4を収納した筐体16において、第1の収納部30から第2の収納部32へ向かう螺旋状の気流を発生させるための空間である。
図3~図6に例示するように、上ケース34における、第2の収納部32側(上ケース34のX軸負方向側の端部の面に相対的に近い位置)の側面には、筐体16の内部と外部とを連通する通気孔54が形成されている。また、図2、図4~図6に例示するように、下ケース36における、第2の収納部32側(下ケース36のX軸負方向側の端部の面に相対的に近い位置)の側面には、筐体16の内部と外部とを連通する通気孔56が形成されている。したがって、通気孔54および通気孔56は、筐体16における第1の収納部30よりも第2の収納部32に近い位置(筐体16の、X軸正方向側の端部の面よりもX軸負方向側の端部の面に近い位置)に配置されている。すなわち、筐体16の他端部側の第2の収納部32の端面(筐体16のX軸負方向側の端部の面)と通気孔54および通気孔56との間の距離は、筐体16の一端部側の第1の収納部30の端面(筐体16のX軸正方向側の端部の面)と通気孔54および通気孔56との間の距離よりも短い。これにより、通気孔54および通気孔56は、筐体16に収納された電池4のマイナス極14の近傍に配置される。
図6に例示するように、下ケース36には、2つの長辺(X軸に平行な辺)の一方の辺の縁における外周面と内周面との間に溝部58が形成され、2つの長辺(X軸に平行な辺)の他方の辺の縁における外周面と内周面との間に溝部60が形成されている。溝部58および溝部60の各々は、プラスリード板18またはマイナスリード板20を収納するための溝である。溝部58および溝部60の各々は、下ケース36の長辺方向(X軸方向)に沿って直線状に延伸している。
下ケース36には、図6に例示するように、2つの長辺(X軸に平行な辺)の一方の辺の縁において、第1の収納部30側(下ケース36のX軸正方向側の端部の面に相対的に近い位置)に開口部62が形成され、第2の収納部32側(下ケース36のX軸負方向側の端部の面に相対的に近い位置)に開口部64が形成されている。開口部62および開口部64の各々は、溝部58と連通している。また、下ケース36の、2つの長辺(X軸に平行な辺)の一方の辺の縁には、第2の収納部32側(開口部64よりも、下ケース36のX軸負方向側の端部の面に近い位置)に、溝部58と連通していない開口部65が形成されている。
また、下ケース36には、図6に例示するように、2つの長辺(X軸に平行な辺)の他方の辺の縁において、第1の収納部30側(下ケース36のX軸正方向側の端部の面に相対的に近い位置)に開口部66が形成され、第2の収納部32側(下ケース36のX軸負方向側の端部の面に相対的に近い位置)に開口部68が形成されている。開口部66および開口部68の各々は、溝部60と連通している。
図2および図3に例示するように、電池カバー6aにおいて、プラスリード板18は、筐体16aの溝部58に収納されている。プラスリード板18の一端部は、筐体16aの開口部62を通して筐体16aの内部に挿入されて、筐体16a内の電池4aのプラス極12に接続されている。プラスリード板18の他端部は、筐体16aの開口部64を通して筐体16aの外部に引き出されている。このようにプラスリード板18を筐体16aの溝部58に収納することにより、電池パック2においては、プラスリード板18が、筐体16aに収納された電池4aの外周面に接触しない。これにより、電池パック2では、プラスリード板18と、筐体16aに収納された電池4aとを、プラス極12を除いて電気的に絶縁することができる。
図2および図3に例示するように、中間リード板22の一端部は、電池カバー6aにおいて、筐体16aの開口部68を通して筐体16aの内部に挿通され、筐体16a内の電池4aのマイナス極14に接続されている。中間リード板22の他端部は、電池カバー6bにおいて、筐体16bの開口部66を通して筐体16bの内部に挿通され、筐体16b内の電池4bのプラス極12に接続されている。
また、図2および図3に例示するように、中間リード板24の一端部は、電池カバー6bにおいて、筐体16bの開口部65を通して筐体16bの内部に挿通され、筐体16b内の電池4bのマイナス極14に接続されている。中間リード板24の他端部は、電池カバー6cにおいて、筐体16cの開口部62を通して筐体16cの内部に挿通され、筐体16c内の電池4cのプラス極12に接続されている。
図2および図3に例示するように、電池カバー6cにおいて、マイナスリード板20は、筐体16cの溝部60に収納されている。マイナスリード板20の一端部は、筐体16cの開口部68を通して筐体16cの内部に挿入されて、筐体16c内の電池4cのマイナス極14に接続されている。マイナスリード板20の他端部は、筐体16cの開口部66を通して筐体16cの外部に引き出されている。このようにマイナスリード板20を筐体16cの溝部60に収納することにより、電池パック2においては、マイナスリード板20が、筐体16cに収納された電池4cの外周面に接触しない。これにより、電池パック2では、マイナスリード板20と、筐体16cに収納された電池4cとを、マイナス極14を除いて電気的に絶縁することができる。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、電池カバーは、電池を収納するための筐体と、筐体の内周面に形成され、筐体の内周面と電池の外周面との間に第1の空間を形成するためのリブと、を備える。筐体は、筐体の内部と外部とを連通する通気孔と、電池のプラス極を収納するための第1の収納部と、電池のマイナス極を収納するための第2の収納部と、を有する。そして、通気孔は、筐体における第1の収納部よりも第2の収納部に近い位置に配置されている。
以上のように、本実施の形態において、電池カバーは、電池を収納するための筐体と、筐体の内周面に形成され、筐体の内周面と電池の外周面との間に第1の空間を形成するためのリブと、を備える。筐体は、筐体の内部と外部とを連通する通気孔と、電池のプラス極を収納するための第1の収納部と、電池のマイナス極を収納するための第2の収納部と、を有する。そして、通気孔は、筐体における第1の収納部よりも第2の収納部に近い位置に配置されている。
なお、電池カバー6(6a~6c)は、それぞれが電池カバーの一例である。電池4(4a~4c)は、それぞれが電池の一例である。筐体16(16a~16c)は、それぞれが筐体の一例である。第1の空間52は第1の空間の一例である。排出リブ50はリブの一例である。通気孔54および通気孔56は、それぞれが通気孔の一例である。プラス極12はプラス極の一例である。第1の収納部30は第1の収納部の一例である。マイナス極14はマイナス極の一例である。第2の収納部32は第2の収納部の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、電池カバー6は、電池4を収納するための筐体16と、筐体16の内周面に形成され、筐体16の内周面と電池4の外周面との間に第1の空間52を形成するための排出リブ50と、を備える。筐体16は、筐体16の内部と外部とを連通する通気孔54および通気孔56と、電池4のプラス極12を収納するための第1の収納部30と、電池4のマイナス極14を収納するための第2の収納部32と、を有する。そして、通気孔54および通気孔56は、筐体16における第1の収納部30よりも第2の収納部32に近い位置に配置されている。
このように構成された電池カバー6では、筐体16の小型化を図りながら、電池4の内部からガスまたは火炎等が噴出した場合に、周囲への影響を軽減することができる。
過度の充放電や内部短絡等により二次電池が発熱して過度に高温になった場合には、その二次電池の内部からガスまたは火炎等が外部に噴出(暴発)することがある。そのような場合、その二次電池のプラス極(または、プラス極の周囲)からガスまたは火炎等が噴出する傾向にある。例えば、二次電池である電池4が過熱により暴発した場合には、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)からガスまたは火炎等(電池4の電解液等の内容物を含む)が噴出する可能性がある。
本実施の形態に示す電池カバー6では、筐体16の内周面に設けられた排出リブ50により、筐体16の内周面と電池4の外周面との間に、第1の収納部30から第2の収納部32へ向かう第1の空間52が形成される。そして、筐体16の、電池4のマイナス極14の近傍に、通気孔54および通気孔56が形成されている。これにより、電池4が過熱により暴発し、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)からガスまたは火炎等が噴出した場合には、図5に白抜きの矢印で示すように、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)から噴出したガスまたは火炎等は、排出リブ50により形成された第1の空間52を流動して通気孔54および通気孔56まで移動し、通気孔54および通気孔56から筐体16の外部に排出される。
このとき、そのガスまたは火炎等は、第1の空間52を第1の収納部30から第2の収納部32まで流動する間に冷却される。これにより、電池カバー6では、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)から噴出したガスまたは火炎等の温度を低下(例えば、100℃未満に低下)させることができる。すなわち、電池カバー6では、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)からガスまたは火炎等が噴出した場合に、そのガスまたは火炎等を、温度を十分に下げた状態で通気孔54および通気孔56から電池カバー6の外部に排出することができる。したがって、電池カバー6では、電池4の内部から噴出したガスまたは火炎等が高温のまま電池カバー6の周囲に拡散するのを抑制することができる。これにより、電池カバー6では、例えば、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)からガスまたは火炎等が噴出した場合に、電池カバー6の周囲に設けられた回路基板等への類焼を抑制することができる。
本実施の形態に示す電池カバー6では、電池4のプラス極12からガスまたは火炎等が噴出した場合に、上述した特許文献1に開示されたフィルタ部を用いずに、そのガスまたは火炎等の温度を低下させることができる。したがって、本実施の形態に示す電池カバー6は、特許文献1に開示された従来技術と比較して、そのようなフィルタ部を用いない分だけ、電池カバー6の小型化を図ることができる。
なお、筐体16を、例えばポリカーボネート等の自己消火性を有する材料で形成することにより、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)からガスまたは火炎等が噴出した場合に、電池カバー6の周囲に設けられた回路基板等への類焼をより効果的に抑制することができる。
電池カバーにおいて、リブは、第1の収納部から第2の収納部に向けて螺旋状に延伸していてもよい。
例えば、実施の形態1に示した例では、排出リブ50は、第1の収納部30から第2の収納部32に向けて螺旋状に延伸している。
このように構成された電池カバー6では、筐体16の内周面に設けられた螺旋状の連続した1本の排出リブ50により、筐体16の内周面と電池4の外周面との間に、第1の収納部30から第2の収納部32へ向かう螺旋状の第1の空間52が形成される。そのため、電池カバー6では、電池4が過熱により暴発した場合に、図5に白抜きの矢印で示すように、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)から噴出したガスまたは火炎等は、排出リブ50に沿って第1の空間52を螺旋状に流動して通気孔54および通気孔56まで移動し、通気孔54および通気孔56から筐体16の外部に排出される。これにより、電池カバー6では、ガスまたは火炎等が第1の空間52を流動する経路を相対的に長くすることができるので、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)から噴出したガスまたは火炎等の温度を、効果的に低下させることができる。なお、第1の空間52を形成する、筐体16の内径、排出リブ50の高さ、および排出リブ50の螺旋の粗密、等は、電池4の外径に基づき、プラス極12(または、プラス極12の周囲)から噴出したガスまたは火炎等が、第1の空間52を適切に流動できるように設定されることが望ましい。
電池カバーは、第1の収納部の内面に形成され、第1の収納部の端面と電池のプラス極との間に第2の空間を形成するための空間保持部をさらに備えてもよい。
なお、空間保持部42は空間保持部の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、電池カバー6は、第1の収納部30の内面(筐体16の第1の収納部30側の端面の内面)に形成され、第1の収納部30の端面と電池4のプラス極12との間に第2の空間44を形成するための空間保持部42をさらに備えている。
このように構成された電池カバー6では、電池4のプラス極12を第1の収納部30の端面(筐体16の第1の収納部30側の端面)から離間させることができる。これにより、電池カバー6では、電池4が過熱により暴発した場合に、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)から噴出したガスまたは火炎等が第1の収納部30の端面に与える損傷を低減することができる。
電池カバーは、一端部が電池のプラス極およびマイナス極の一方と電気的に接続された電極板と、筐体の内部に形成された溝部であって、電極板が収納され、電極板の他端部を筐体の外部に引き出すための溝部と、を備えてもよい。
なお、プラスリード板18およびマイナスリード板20は、それぞれが電極板の一例である。溝部58および溝部60は、それぞれが溝部の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、電池カバー6(6a)は、一端部が電池4(4a)のプラス極12と電気的に接続されたプラスリード板18と、筐体16(16a)の内部に形成され、プラスリード板18を収納してプラスリード板18の他端部を筐体16(16a)の外部に引き出す溝部58と、を備える。また、電池カバー6(6c)は、一端部が電池4(4c)のマイナス極14と電気的に接続されたマイナスリード板20と、筐体16(16c)の内部に形成され、マイナスリード板20を収納してマイナスリード板20の他端部を筐体16(16c)の外部に引き出す溝部60と、を備える。
このように構成された電池カバー6(6a、6c)では、プラスリード板18を筐体16(16a)の溝部58に収納することにより、プラスリード板18は電池4(4a)の外周面に接触しない。また、マイナスリード板20を筐体16(16c)の溝部60に収納することにより、マイナスリード板20は電池4(4c)の外周面に接触しない。これにより、電池カバー6(6a、6c)では、例えば絶縁テープ等の絶縁部材を用いなくても、プラスリード板18と電池4(4a)の外周面とを電気的に絶縁することができ、マイナスリード板20と電池4(4c)の外周面とを電気的に絶縁することができる。
本実施の形態において、電池パックは、複数の電池カバーと、複数の電池カバーのそれぞれに収納され、相互に電気的に接続された複数の電池と、を備える。
なお、電池パック2は電池パックの一例である。電池カバー6a~6cは複数の電池カバーの一例である。電池4a~4cは複数の電池の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、電池パック2は、複数の電池カバー6a~6cと、複数の電池カバー6a~6cのそれぞれに収納され、相互に電気的に接続された複数の電池4a~4cと、を備える。
このように構成された電池パック2では、上述した電池カバー6が用いられることにより、前述と同様に、電池パック2の小型化を図りながら、電池パック2に収納された複数の電池4のいずれか1つまたは複数の内部からガスまたは火炎等が噴出した場合に、周囲への影響を軽減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に示す電池パック2Aおよび電池カバー6Aは、実施の形態1に示した電池パック2および電池カバー6と実質的に同じ構成を有する。ただし、実施の形態2に示す電池カバー6Aは、実施の形態1に示した電池カバー6と比較して、プレート部材70を有する点が異なる。以下では、実施の形態1に示した電池カバー6と実施の形態2に示す電池カバー6Aとの相違点を主に説明する。
実施の形態2に示す電池パック2Aおよび電池カバー6Aは、実施の形態1に示した電池パック2および電池カバー6と実質的に同じ構成を有する。ただし、実施の形態2に示す電池カバー6Aは、実施の形態1に示した電池カバー6と比較して、プレート部材70を有する点が異なる。以下では、実施の形態1に示した電池カバー6と実施の形態2に示す電池カバー6Aとの相違点を主に説明する。
なお、以下の説明では、実施の形態1で説明した構成要素と実質的に同じ構成要素には、その構成要素と同じ符号を付与し、説明を省略または簡略化する。
[2-1.電池パックの構成]
以下、図7を参照しながら、実施の形態2に係る電池パック2Aの構成について説明する。
以下、図7を参照しながら、実施の形態2に係る電池パック2Aの構成について説明する。
図7は、実施の形態2における電池パック2Aの一構成例を模式的に示す部分断面図である。なお、図7には、電池パック2Aが備える複数(例えば、3つ)の電池カバー6Aのうちの1つの断面図を示しているが、電池パック2Aが備える電池カバー6Aは、1つまたは2つであってもよく、あるいは4つ以上であってもよい。
図7に例示するように、実施の形態2における電池パック2Aが備える複数(例えば、3つ)の電池カバー6Aの各々は、実施の形態1に示した電池カバー6の構成に加えて、さらに、プレート部材70を有している。プレート部材70は、例えば、ステンレス等の板金で形成され、電池カバー6Aの筐体16の内径に応じた大きさで円板状に形成されている。
電池カバー6Aにおいて、プレート部材70は、電池カバー6Aの筐体16の第1の収納部30に収納されており、両面粘着テープまたは接着剤等の接着部材により電池4のプラス極12に取り付けられている。そして、プレート部材70は、電池4のプラス極12を覆っている。
なお、一対の空間保持部42にプレート部材70を差し込むことができるスリット(図示せず)を設け、両面粘着テープや接着剤等の接着部材に代えて、プレート部材70をそのスリットに差し込むことで、電池カバー6Aの筐体16内にプレート部材70を取り付けてもよい。
[2-2.効果等]
以上のように、電池カバーは、実施の形態1に示した電池カバーの構成に加え、さらに、第1の収納部に収納され、電池のプラス極を覆うプレート部材を備えてもよい。
以上のように、電池カバーは、実施の形態1に示した電池カバーの構成に加え、さらに、第1の収納部に収納され、電池のプラス極を覆うプレート部材を備えてもよい。
なお、プレート部材70は、プレート部材の一例である。
例えば、実施の形態2に示した例では、電池カバー6Aは、実施の形態1に示した電池カバー6の構成に加え、さらに、第1の収納部30に収納され、電池4のプラス極12を覆うプレート部材70を備える。
このように構成された電池カバー6Aでは、電池4が過熱により暴発した場合に、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)から噴出したガスまたは火炎等を、プレート部材70により遮蔽または衰勢することができる。これにより、電池カバー6Aでは、電池4のプラス極12(または、プラス極12の周囲)から噴出したガスまたは火炎等が第1の収納部30の端面に与える損傷をより低減することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1では、電池カバー6a~6cが電池パック2の長辺方向(X軸方向)に直列に並んで配置された構成例を説明したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。電池パックにおいて、複数の電池カバーは互いに並列に配置されてもよい。実施の形態3では、電池パック2Bにおいて、複数(例えば、3つ)の電池カバー6Ba~6Bcが互いに並列に配置された構成例を説明する。
実施の形態1では、電池カバー6a~6cが電池パック2の長辺方向(X軸方向)に直列に並んで配置された構成例を説明したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。電池パックにおいて、複数の電池カバーは互いに並列に配置されてもよい。実施の形態3では、電池パック2Bにおいて、複数(例えば、3つ)の電池カバー6Ba~6Bcが互いに並列に配置された構成例を説明する。
なお、複数の電池カバーの配置形態を除き、実施の形態3に示す電池パック2Bの構成と、実施の形態1に示した電池パック2の構成とは、互いに実質的に同じである。以下の説明では、実施の形態1で説明した構成要素と実質的に同じ構成要素には、その構成要素と同じ符号を付与し、説明を省略または簡略化する。
[3-1.電池パックの構成]
以下、図8および図9を参照しながら、実施の形態3に係る電池パック2Bの構成について説明する。
以下、図8および図9を参照しながら、実施の形態3に係る電池パック2Bの構成について説明する。
図8は、実施の形態3における電池パック2Bの一構成例を模式的に示す斜視図である。
図9は、実施の形態3における電池パック2Bの内部構造の一構成例を模式的に示す斜視図である。
なお、実施の形態3における電池パック2Bは、実施の形態1に示した電池パック2と同様に、セイフティユニット8、被覆部材10、リード線26、およびコネクタ28等を備えるが、説明を簡略化するために、図8および図9では、それらの図示を省略している。
図8、図9に示すように、実施の形態3における電池パック2Bは、複数(例えば、3つ)の電池4a、電池4b、電池4cと、複数(例えば、3つ)の電池カバー6Ba、電池カバー6Bb、電池カバー6Bcと、を備えている。また、電池カバー6Baは筐体16aを備え、電池カバー6Bbは筐体16bを備え、電池カバー6Bcは筐体16cを備えている。電池カバー6Baは電池4aを、電池カバー6Bbは電池4bを、電池カバー6Bcは電池4cを、それぞれ収納するためのカバーである。なお、電池カバー6Ba~6Bcは互いに実質的に同じ構造を有するため、以下では、互いに区別して説明する必要が特にない場合は、電池カバー6Ba~6Bcを総称して「電池カバー6B」ともいう。本実施の形態に示す電池カバー6Bは、実施の形態1に示した電池カバー6と実質的に同じ構成を有するため、電池カバー6Bの詳細な説明は省略する。
電池カバー6Ba~6Bcは、電池カバー6Ba~6Bcの長辺方向に直交する方向(Y軸方向)に並列に並んで配置されている。そして、電池カバー6Ba~6Bcは、電池4a~4cが電気的に直列に接続されるように、電池カバー6Baおよび電池カバー6Bcの配置方向(例えば、第1の収納部30がX軸負方向側に配置され、第2の収納部32がX軸正方向側に配置される向き)に対して、電池カバー6Bbの配置方向が逆向き(例えば、第1の収納部30がX軸正方向側に配置され、第2の収納部32がX軸負方向側に配置される向き)になるようにそれぞれが配置されて相互に連結されている。これにより、電池カバー6Baの筐体16aの第2の収納部32と、電池カバー6Bbの筐体16bの第1の収納部30とが相互に隣接し、電池カバー6Bbの筐体16bの第2の収納部32と、電池カバー6Bcの筐体16cの第1の収納部30とが相互に隣接する。
図9に例示するように、電池カバー6Baにおいて、プラスリード板18は、筐体16aの溝部58に収納されている。プラスリード板18の一端部は、筐体16aの開口部62を通して筐体16aの内部に挿入されて、筐体16a内の電池4aのプラス極12に接続されている。プラスリード板18の他端部は、筐体16aの開口部64を通して筐体16aの外部に引き出されている。
図9に例示するように、中間リード板22Bの一端部は、電池カバー6Baにおいて、筐体16aの開口部68を通して筐体16aの内部に挿通され、筐体16a内の電池4aのマイナス極14に接続されている。中間リード板22Bの他端部は、電池カバー6Bbにおいて、筐体16bの開口部66を通して筐体16bの内部に挿通され、筐体16b内の電池4bのプラス極12に接続されている。
また、図9に例示するように、中間リード板24Bの一端部は、電池カバー6Bbにおいて、筐体16bの開口部65を通して筐体16bの内部に挿通され、筐体16b内の電池4bのマイナス極14に接続されている。中間リード板24Bの他端部は、電池カバー6Bcにおいて、筐体16cの開口部62を通して筐体16cの内部に挿通され、筐体16c内の電池4cのプラス極12に接続されている。
図9に例示するように、電池カバー6Bcにおいて、マイナスリード板20は、筐体16cの溝部60に収納されている。マイナスリード板20の一端部は、筐体16cの開口部68を通して筐体16cの内部に挿入されて、筐体16c内の電池4cのマイナス極14に接続されている。マイナスリード板20の他端部は、筐体16cの開口部66を通して筐体16cの外部に引き出されている。
上述したプラスリード板18、マイナスリード板20、中間リード板22Bおよび中間リード板24Bにより、電池4a~4cは、互いに電気的に直列に接続されている。
[3-2.効果等]
以上のように、電池パックは、実施の形態1に示した複数の電池カバーが電池パックの長辺方向(X軸方向)に直列に並んで配置された構成に限定されず、本実施の形態に示すように、複数の電池カバーが互いに並列に配置されて構成されもよい。
以上のように、電池パックは、実施の形態1に示した複数の電池カバーが電池パックの長辺方向(X軸方向)に直列に並んで配置された構成に限定されず、本実施の形態に示すように、複数の電池カバーが互いに並列に配置されて構成されもよい。
このように構成された電池パック2Bにおいても、実施の形態1に示した電池カバー6と実質的に同じ構成の電池カバー6Bが用いられることにより、前述と同様に、電池パック2Bの小型化を図りながら、電池パック2Bに収納された複数の電池4のいずれか1つまたは複数の内部からガスまたは火炎等が噴出した場合に、周囲への影響を軽減することができる。すなわち、本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1~3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1~3で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1~3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1~3で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、電池4をリチウムイオン等の非水電解質二次電池であると説明したが、電池4は何ら非水電解質二次電池に限定されない。電池4は非水電解質二次電池以外の電池であってもよい。
実施の形態1では、上ケース34と下ケース36とを相互に連結することにより筐体16が形成される構成例を説明したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。例えば、3つ以上のケースを相互に連結することにより筐体16が形成されてもよい。あるいは、筐体16は、例えば略円筒状に一体成形されて形成されてもよい。
実施の形態1では、電池パック2が3つの電池カバー6(6a~6c)を備える構成例を説明したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。電池パック2が備える電池カバー6は、1つまたは2つであってもよく、あるいは4つ以上であってもよい。
実施の形態1では、各図面に例示するように、通気孔54および通気孔56の各々が平面視で略矩形状に形成された構成例を示したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。通気孔54および通気孔56、例えば円形、楕円形、または多角形等の形状で形成されてもよい。
実施の形態1では、上ケース34に通気孔54を設け、下ケース36に通気孔56を設ける構成例を説明したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。筐体16が有する通気孔は1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
実施の形態1では、上ケース34の側面に通気孔54を設け、下ケース36の側面に通気孔56を設ける構成例を説明したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。通気孔54は、例えば上ケース34の端面に設けられてもよい。通気孔56は、例えば下ケース36の端面に設けられてもよい。
実施の形態1では、螺旋状に延伸する1本の排出リブ50が筐体16の内周面に形成される構成例を示したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。例えば、第1の収納部30から第2の収納部32に向けて蛇行した形状(波状)で延伸する複数の排出リブ50が、筐体16の内周面に周方向に間隔を置いて配置されるように形成されてもよい。
実施の形態1では、筐体16に溝部58および溝部60を設ける構成例を説明したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。例えば、筐体16から、溝部58および溝部60の双方または一方を省略してもよい。このように構成された筐体16においては、プラスリード板18および(または)マイナスリード板20を絶縁テープ等で覆うことにより、プラスリード板18および(または)マイナスリード板20と電池4とを電気的に絶縁すればよい。
実施の形態1では、例えば図6等に、空間保持部42がリブ状に突出した形状で形成された構成例を示したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。空間保持部42は、筐体16に収納された電池4をマイナス極14側(X軸負方向)に押圧するように形成されていれば、どのような形状であってもよい。
また、実施の形態1では、例えば図6等に、筐体16の第1の収納部30の端面(筐体16のX軸正方向側の端面)の内面に空間保持部42が設けられた構成例を示したが、本開示は何らこの構成例に限定されない。空間保持部42は、筐体16に収納された電池4をマイナス極14側(X軸負方向)に押圧することができる位置であれば、どこに配置されていてもよい。空間保持部42は、例えば、筐体16の内週面に設けられていてもよい。
実施の形態2に示したプレート部材70の径は、電池カバー6Aの筐体16の内径と実質的に同じであってもよく、筐体16の内径より小さくてもよい。また、実施の形態2では、円板状に形成されたプレート部材70を例示したが、プレート部材70の形状は何ら円状に限定されるものではなく、矩形、楕円、または多角形等の形状であってもよい。プレート部材70は、目的とする効果(すなわち、過熱により暴発した電池4のプラス極12(またはプラス極12の周辺)から噴出するガスまたは火炎等を遮蔽または衰勢する効果)を得ることができれば、大きさおよび形状は何ら限定されない。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、電池を収納するための電池カバーに適用可能である。また、本開示は、電池を収納した電池カバーを複数個並べて互いに電気的に接続した電池パックに適用可能である。
2,2A,2B 電池パック
4,4a,4b,4c 電池
6,6a,6b,6c,6A,6Aa,6Ab,6Ac,6B,6Ba,6Bb,6Bc 電池カバー
8 セイフティユニット
10 被覆部材
12 プラス極
14 マイナス極
16,16a,16b,16c 筐体
18 プラスリード板
20 マイナスリード板
22,22B,24,24B 中間リード板
26 リード線
28 コネクタ
30 第1の収納部
32 第2の収納部
34 上ケース
36 下ケース
38 爪
40 孔
42 空間保持部
44 第2の空間
46 上側リブ
48 下側リブ
50 排出リブ
52 第1の空間
54,56 通気孔
58,60 溝部
62,64,65,66,68 開口部
70 プレート部材
4,4a,4b,4c 電池
6,6a,6b,6c,6A,6Aa,6Ab,6Ac,6B,6Ba,6Bb,6Bc 電池カバー
8 セイフティユニット
10 被覆部材
12 プラス極
14 マイナス極
16,16a,16b,16c 筐体
18 プラスリード板
20 マイナスリード板
22,22B,24,24B 中間リード板
26 リード線
28 コネクタ
30 第1の収納部
32 第2の収納部
34 上ケース
36 下ケース
38 爪
40 孔
42 空間保持部
44 第2の空間
46 上側リブ
48 下側リブ
50 排出リブ
52 第1の空間
54,56 通気孔
58,60 溝部
62,64,65,66,68 開口部
70 プレート部材
Claims (6)
- 電池を収納するための筐体であって、当該筐体の内部と外部とを連通する通気孔と、前記電池のプラス極を収納するための第1の収納部と、前記電池のマイナス極を収納するための第2の収納部と、を有する筐体と、
前記筐体の内周面に形成され、前記筐体の前記内周面と前記電池の外周面との間に第1の空間を形成するためのリブと、を備え、
前記通気孔は、前記筐体における前記第1の収納部よりも前記第2の収納部に近い位置に配置されている、
電池カバー。 - 前記リブは、前記第1の収納部から前記第2の収納部に向けて螺旋状に延伸する、
請求項1に記載の電池カバー。 - 前記電池カバーは、前記第1の収納部の内周面に形成され、前記第1の収納部の端面と前記電池の前記プラス極との間に第2の空間を形成するための空間保持部をさらに備える、
請求項1または2に記載の電池カバー。 - 前記電池カバーは、前記第1の収納部に収納され、前記電池の前記プラス極を覆うプレート部材をさらに備える、
請求項1~3のいずれか1項に記載の電池カバー。 - 前記電池カバーは、
一端部が前記電池の前記プラス極および前記マイナス極の一方と電気的に接続された電極板と、
前記筐体の内部に形成された溝部であって、前記電極板が収納され、前記電極板の他端部を前記筐体の外部に引き出すための溝部と、をさらに備える、
請求項1~4のいずれか1項に記載の電池カバー。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載の複数の電池カバーと、
前記複数の電池カバーのそれぞれに収納され、相互に電気的に接続された複数の電池と、を備える、
電池パック。
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