JP2014186944A - 電池装置 - Google Patents

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Shinichi Takeda
慎一 竹田
Hitoshi Kasuya
仁 粕谷
Nobuaki Kameda
宜暁 亀田
Kosuke Kusaba
幸助 草場
Masanori Kodera
将徳 小寺
Yukihiro Isogai
幸宏 磯谷
Kazuhiro Noro
和弘 野呂
Nobuyoshi Fujiwara
伸得 藤原
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Abstract

【課題】電池装置は、複数の電池の全体にわたって優れた冷却効果を得られる。
【解決手段】電池装置10は、電池の側面の一部を少なくとも囲み、電池を収納する収納スペース62Sを形成する電池収納ケース60と、電池収納ケース60の内壁と収納スペース62Sに収納された電池Btの側面との間に配置された螺旋通路形成部材80とを備える。螺旋通路形成部材80は、電池の軸方向でありかつ電池の側面に沿って螺旋状に、冷却媒体を流すための通気路80Pを形成する。電池収納ケース60は、電池収納ケース60の内壁であって通気路80Pに面した位置に形成された複数の凹凸部81を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電池装置に関する。
複数の円筒型電池を保持する電池ホルダを有する電池装置として、特許文献1,2,3の技術が知られている。電池は、高い温度で長期間にわたって維持された場合に、その寿命が短くなる。このため、電池ホルダに保持した複数の電池の間に風を送って冷却することにより、電池の寿命を延ばしている。特許文献1の技術は、電池の側面方向で風を流すことで電池を冷却している構成である。特許文献2の技術は、電池の軸方向に風を流すことで電池を冷却している技術である。特許文献3の技術は、個々の電池を収納するケースの壁面に、電池の軸方向に対して傾斜した突条を形成して、該突条に沿って風を流すことで電池を冷却している技術である。
特開2010−225472号公報 特開2005−285454号公報 米国特許出願公開第2011/0056758号
しかし、従来の特許文献1,2,3にかかる技術では、複数の電池に当たる気流が不均一であり、複数の電池の全体にわたって優れた冷却効果を得られないという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、円筒型の電池を有する電池装置が提供される。電池装置は、上記電池の側面の一部を少なくとも囲み、上記電池を収納する収納スペースを形成する電池収納ケースと、上記電池収納ケースの内壁と上記収納スペースに収納された上記電池の側面との間に配置された螺旋通路形成部材と、を備える。上記螺旋通路形成部材は、該電池の軸方向でありかつ上記電池の側面に沿って螺旋状に、冷却媒体を流すための通気路を形成する。上記電池収納ケースは、該電池収納ケースの内壁であって上記通気路に面した位置に形成された複数の凹凸部を有する。
電池収納ケース内に通気路に冷却媒体が流入すると、冷却媒体は、螺旋通路形成部材にガイドされて電池の側面に沿って旋回しつつ電池の一端から他端へ流れ、さらに外部へ逃がされる。このとき、通気路内を流れる冷却媒体は、電池を冷却する。したがって、冷却媒体は、電池の側面の全周にわたって冷却し、冷却作用が大きい。
しかも、電池収納ケースの内壁であって通気路に面した位置に形成された複数の凹凸部は、電池の側面に沿って流れる冷却媒体の一部の流れの方向を電池の中心へ向かう方向に変える。すなわち、通気路を流れる冷却媒体の一部は、電池収納筒体の表面に形成された多数の凹凸部によって渦流のような乱流となる。こうした乱流は、電池の中心に向かう流れも含まれるから、電池の側面の冷却効率が高くなる。
(2) 他の形態において、上記電池収納ケースは、1つの電池を収納する収納スペースを形成する電池収納筒体を有し、該電池収納筒体は、該電池収納筒体の軸方向に分割された半円筒部を組み合わせることにより構成されている電池装置である。
(3) 他の形態において、上記電池収納ケースは、複数の上記電池収納筒体を有し、該複数の電池収納筒体を筒体連結部で連結することにより構成されている電池装置である。
(4) 他の形態において、上記螺旋通路形成部材は、上記電池収納ケースの内壁に一体に形成されている電池装置である。
(5) 他の形態において、上記螺旋通路形成部材は、上記電池の側面を囲むコイル形状であり、上記電池収納ケースおよび上記電池と別体に形成され、上記電池収納ケースの内壁と上記電池の側面との間の間隙に配置されている電池装置である。
(6) 他の形態において、上記螺旋通路形成部材は、金属から形成され、複数の電池の端子を互いに接続する部材である電池装置である。
(7) 他の形態において、 複数の電池を平行に並べた電池列群を備え、
上記電池列群の複数の電池の正極端子を互いに接続する正極バスバーと、上記電池列群の複数の電池の負極端子を互いに接続する負極バスバーと、上記正極バスバーと負極バスバーとを接続する連結バスバーと、を備え、上記連結バスバーは、一つの電池列群と他の電池列群との間であって、該電池の軸方向に対して傾斜して配置され、上記螺旋通路形成部材とともに上記通気路を構成している電池装置である。
(8) 他の形態において、上記連結バスバーは、上記電池の側面に接触する嵌合穴を有する電池装置である。
本発明の第1実施例にかかる電池ホルダにより複数の電池を保持した電池装置を示す斜視図である。 図1の電池装置の平面図である。 電池収納ケースを分解して示す斜視図である。 電池収納筒体を説明する説明図である。 第2実施例にかかる電池収納ケースの一部を破断して示す斜視図である。 2つの電池および螺旋通路形成部材を示す斜視図である。 第3実施例にかかる電池装置を分解して示す斜視図である。 図7の電池セットを示す斜視図である。 図7の一つの電池列群を外して、他の電池列群および連結バスバーを示す斜視図である。 電池装置の複数の電池を接続している電気接続経路を説明する説明図である。 図9の正極バスバーおよび負極バスバーを外した状態を説明する説明図である。 他の実施例にかかる正極バスバーを電池に接続した状態を説明する説明図である。 さらに他の実施例にかかる螺旋通路形成部材を説明する説明図である。 別の実施例にかかる螺旋通路形成部材を説明する説明図である。
A.第1実施例
(1) 電池装置の概略構成
図1は本発明の一実施例にかかる電池ホルダ20により複数の電池Btを保持して構成される電池装置10を示す斜視図、図2は図1の電池装置10の平面図である。電池装置10は、電池ホルダ20により、複数の電池Btを保持した装置である。電池は、円筒形の汎用の電池であり、例えば、自動車用電源用として使用されているリチウムイオン電池を適用することができる。
電池ホルダ20は、電池Btを支持する支持基板30と、支持基板30上に載置された箱体40と、電池収納ケース60とを備え、支持基板30および箱体40により収納スペースSPを形成し、収納スペースSPに電池収納ケース60が配置されている。図1および図2では、電池装置10は、3列の電池収納ケース60を備え、各々の電池収納ケース60に、5個の電池Btを収納している。各々の電池収納ケース60は、その下部で支持基板30に支持されている。
図3は電池収納ケース60を分解して示す斜視図である。電池収納ケース60は、複数の電池Btを収納する電池収納筒体62(図3では3個)を有し、電池収納筒体62を筒体連結部63で連結することにより構成されている。電池収納筒体62は、電池Btを収納する収納スペース62Sを備えている。
電池収納ケース60は、電池収納筒体62および筒体連結部63を、同じ形状の分割体60aと分割体60bとを接合することにより構成されている。分割体60aは、半円筒部62aを備え、その半円筒部62aの端部の連結部63aを介して隣接する半円筒部62aと連結されている。分割体60bは、分割体60aと同じ形状であり、これらを接合することにより電池収納ケース60を構成する。電池収納ケース60は、支持基板30に支持されている。すなわち、支持基板30には、支持溝33が形成されており、支持溝33に、電池収納ケース60の下部が嵌合することにより、電池収納ケース60が支持基板30に立設した姿勢で支持されている。
図4は電池収納筒体62を説明する説明図である。図4では、一方の半円筒部62aを外した状態で示している。電池収納筒体62の内壁には、それぞれ螺旋通路形成部材80が突設されている。螺旋通路形成部材80は、該螺旋通路形成部材80の下端から上端に向けて、電池収納筒体62の内壁に螺旋形状の突条で形成されている。螺旋通路形成部材80の内周側は、電池Btの側面に接触している。螺旋通路形成部材80、電池収納筒体62の内壁および電池Btの側面とで囲まれたスペースは、通気路80Pとなっている。通気路80Pは、外部に接続するために支持基板30に形成された流入口34に接続されている。通気路80Pは、電池の側面を旋回しつつ上方へ向かう螺旋通路になっている。また、螺旋通路形成部材80が形成されていない電池収納ケース60の内壁には、該内壁を粗面とする多数の凹凸部81が形成されている。
(2) 実施例にかかる作用・効果
(2)−1 電池装置10は、電池Btを次に説明する理由によって効率よく空冷される。図4において、電池装置10の支持基板30に気流AFが当たると、その一部の気流AFが流入口34から通気路80Pに流入する。通気路80Pに流入した気流AFは、螺旋通路形成部材80にガイドされて電池Btの側面に沿って旋回しつつ上方へ流れ、さらに外部へ逃がされる。このとき、通気路80P内を流れる空気(冷却媒体)は、電池Btを冷却する。したがって、気流AFは、電池Btの側面の全周にわたって冷却し、冷却作用が大きい。
(2)−2 図4において、電池収納ケース60の内壁であって通気路80Pに面した位置に、複数の凹凸部81が形成されている。凹凸部81は、電池Btの側面に沿って流れる冷却媒体の一部の流れの方向を電池Btの中心へ向かう方向に変える。すなわち、通気路80Pを流れる気流AFの一部は、電池収納筒体62の表面に形成された多数の凹凸部81によって渦流のような乱流となる。こうした乱流は、電池の中心に向かう流れも含まれるから、電池の側面の冷却効率が高くなる。
(2)−3 図1に示すように、電池収納ケース60は、電池収納筒体62の数だけ電池Btを収納しているので、一の電池Btの熱は、電池収納ケース60を介して他の電池Btにも伝わってそれらの電池の温度を均一化する。また、一つの電池収納ケース60の熱は、支持基板30を介して他の電池収納ケース60にも伝わる。よって、電池装置10の全体の電池Btの温度の均一化を図ることができ、全体の電池Btの寿命を長くできる。
(2)−4 図3に示すように、螺旋通路形成部材80および凹凸部81は、電池収納ケース60を製造する際に樹脂射出成形により同時に形成できるから、その製造も容易である。
B.第2実施例
図5は第2実施例にかかる電池収納ケース60Bの一部を破断して示す斜視図である。本実施例は、螺旋通路形成部材80Bの構成に特徴を有する。電池収納ケース60Bは、複数の電池(図3では3個)を1列に収納する電池収納筒体62Bを有し、複数の電池収納筒体62Bの間を筒体連結部63Bで連結することにより構成されている。電池収納筒体62Bは、収納スペース62S−Bを備えている。収納スペース62S−Bには、電池Btが収納されるとともに、螺旋通路形成部材80Bが挿入されている。螺旋通路形成部材80Bは、電池Btの側面と電池収納筒体62Bの内壁との間に介在して、螺旋形状の通気路80P−Bを形成している。
図6は2つの電池Btおよび螺旋通路形成部材80Bを示す斜視図である。図8において、螺旋通路形成部材80Bは、旋回流を生じる機能と、電池Btの正極端子Btpおよび負極端子を接続するバスバーとしての機能とを兼ねている。螺旋通路形成部材80Bは、金属線から形成されている。螺旋通路形成部材80Bの一端は、電池Btの正極端子Btpに接続され、他端は、隣接する電池Btの負極端子に接続され、複数の電池を直列に接続している。なお、螺旋通路形成部材80Bは、複数の電池の正極端子および負極端子の接続箇所を選択することにより、並列または直列の種々の接続構造をとることができる。
本実施例によっても、電池収納ケース60B内に収納された螺旋通路形成部材80Bおよび凹凸部(図示省略)による螺旋状の通気路80P−Bによって、電池を効率よく冷却することができる。さらに、螺旋通路形成部材80Bによるバスバーの機能によって、電池の接続構成を簡単にできる。
C.第3実施例
図7は第3実施例にかかる電池装置10Cを分解して示す斜視図である。本実施例は、バスバーが旋回流を生じさせる機能を加えた構成および螺旋通路形成部材180の構成に特徴を有する。図7では、電池装置10Cを構成する電池セット100から電池収納ケース160を外した状態を示している。
図8は図7の電池セット100を示す斜視図である。図8に示すように、X方向に複数の電池が配列されている場合において、これらの電池の組み合わせを、電池列群とする。本実施例では、Y方向に、電池列群が2列だけ配置されている場合を示す。なお、以下の説明において、これらの電池列群を、BG(1),BG(2)として表わし、2つの電池列群を総称する場合には、BGとして表わす。また、電池列群の各電池を支持する部材や装着される部材も、同様に電池列群に付した添え文字(1),(2)を付して表わす。
図8において、各々の電池Btは、円筒型電池であり、電池の一端面(図示の上面)には、正極端子Btpが形成されている。また、電池Btの他端面には、負極端子Btnが形成されている。電池セット100は、電池列群BG(1),BG(2)の電池Btの正極端子Btpを互いに接続する正極バスバー110(1),110(2)と、電池列群BG(1),BG(2)の電池Btの負極端子Btnを互いに接続する負極バスバー120(1),120(2)と、連結バスバー130と、電池収納ケース160(図7)と、各々の電池Btの側面に配置された螺旋通路形成部材180とを備えている。
正極バスバー110は、電池列群BGにおける複数の電池Btの正極端子Btpを互いに接続する金属製の板材である。正極バスバー110のうち、正極バスバー110(1)が電池列群BG(1)の電池Btの正極端子Btpを互いに接続しており、正極バスバー110(2)が電池列群BG(2)の電池Btの正極端子Btpを互いに接続している。
負極バスバー120は、電池列群BGにおける複数の電池Btの負極端子Btnを互いに接続する金属製の板材である。負極バスバー120のうち、負極バスバー120(1)が電池列群BG(1)の電池Btの負極端子Btnを互いに接続しており、負極バスバー120(2)が電池列群BG(2)の電池Btの負極端子Btnを互いに接続している。
図9は図8の一つの電池列群BG(2)を外して、他の電池列群BG(1)および連結バスバー130を示す斜視図である。連結バスバー130は、電池列群BG(1)と、電池列群BG(2)との間に配置されており、電池列群BG(1)の負極バスバー120(1)の端部から電池列群BG(2)の正極バスバー110(2)の他端へ接続するように、電池Btの軸方向へ傾斜して配置されている。
連結バスバー130は、金属製の板状の連結部材本体131と、連結部材本体131の一端部に形成された接続端子132と、連結部材本体131の他端部に形成された接続端子133とを備えている。接続端子132は、負極バスバー120(1)に接続されている。接続端子133は、正極バスバー110(2)に接続されている。
さらに、連結バスバー130の両側の側部には、半円形状の嵌合穴134が形成されている。嵌合穴134は、電池Btの数(図示では一方の側に4箇所)だけ形成されている。各々の嵌合穴134は、電池Btの側面に接触するように形成されている。
図10は電池装置の電池列群BGの複数の電池Btを接続している電気接続経路を説明する説明図である。電池列群BG(1)において、正極バスバー110(1)は、電池列群BG(1)の電池Btの正極端子を互いに接続している。負極バスバー120(1)は、電池Btの負極端子を互いに接続している。したがって、電池列群BG(1)は、4つの電池Btを並列に接続していることになる。
一方、電池列群BG(2)において、正極バスバー110(2)が電池列群BG(2)の電池Btの正極端子を互いに接続している。負極バスバー120(2)が電池Btの負極端子を互いに接続している。したがって、電池列群BG(2)は、4つの電池Btを並列に接続していることになる。また、連結バスバー130は、負極バスバー120(1)と正極バスバー110(2)とを接続している。よって、電池列群BG(1)と電池列群BG(2)とが直列に接続され、正極バスバー110(1)と負極バスバー120(2)とが外部端子に接続可能になっている。
図7において、電池収納ケース160は、各々の電池の側面を囲むように円筒形状を組み合わせ、これらの円筒形状の一部を連結することにより、電池セット100の全体を囲むように形成されている。また、電池収納ケース160の内壁には、多数の凹凸部181が形成されている。
図11は図9の正極バスバー110および負極バスバー120を外した状態を説明する説明図である。電池Btの側面には、螺旋通路形成部材180が配置されている。螺旋通路形成部材180は、樹脂材料から形成された細い螺旋状の板材であり、電池Btの側面に沿いつつ該電池Btの一端面から他端面に向けて配置されている。螺旋通路形成部材180は、複数に分割された螺旋状部180aから形成されており、その螺旋状部180aの端部は、連結バスバー130の連結端136に接続されている。これにより、連結バスバー130の上面から螺旋状部180aを経て、電池Btの側面を旋回しつつ電池の一端部(図示の下端)から他端部(図示の上端)へと連続した通路を形成している。
本実施例にかかる電池装置10Cでは、電池収納ケース160内に気流が入ると、気流は、電池収納ケース160の内壁に沿い、かつ螺旋通路形成部材180によってガイドされることにより、電池の側面の一端から他端に向けて、螺旋状に流れる。このような螺旋状の旋回流により、電池を効率よく冷却することができる。
また、連結バスバー130が電池の各端子を接続するバスバーとして作用するとともに、旋回流を形成するための部材としても作用するので、部品点数を削減できる。
さらに、図11に示すように、連結バスバー130は、電池Btの側面の少なくとも一部に接触する嵌合穴134を有し、嵌合穴134が一の電池列群BGと他の電池列群BGとの電池Btの側面に接触することで、電池Btの熱を他の電池Btへ伝えることができ、これにより、複数の電池Btの温度を均一化する。
第3実施例において、正極バスバーの代わりに、図12のバスバーを用いてもよい。図12は正極バスバー140Dを電池Btに接続した状態を説明する説明図である。正極バスバー110Dは、金属製の薄板をプレス成形することによって形成されている。正極バスバー140Dの中心部に沿って、電池の正極端子に接続される複数の正極接続部141Dが形成されている。正極接続部141Dは、Z形状の片持ち片であり、電池Btの正極端子に接続される。また、正極接続部141Dの外周側であり、かつ正極接続部141Dを囲むように、4箇所、導入用ガイド片142Dが形成されている。各々の導入用ガイド片142Dは、電池Bt側へ切り起こされて、流入口142Daを形成している。
この正極バスバー140Dの構成において、外部から流入口142Daへ気流が入ったときに、気流は、導入用ガイド片142Dによりガイドされて、電池Btの側面に流れる旋回流となって、電池を冷却する。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。
上記実施例では、電池収納ケースは、電池の側面の全体を囲む筒体で形成した構成について説明したが、これに限らず、電池の一部を囲み、旋回流を形成する構成であってもよい。
例えば、図13に示すように、電池収納ケース260は、支持基板30Eから立設された、電池の側面の一部を囲む半円筒形状であり、その傾斜面に、螺旋通路形成部材261を形成している。また、図14に示すように、電池収納ケース270は、円筒形状であって、電池Btの側面の一部を全周にわたって支持する円筒体271であって、その円筒体271の内壁に、螺旋溝272を形成している。こうした螺旋溝272に気流を通すことにより、電池Btを効率よく冷却することができる。
また、図4に示す凹凸部181の形状は、電池収納ケース160の内壁に沿った気流を乱流とする構成であれば、微小な凹凸や溝などの粗面であってもよい。
また、上記全ての実施例に記載された凹凸部は、電池収納ケースの内壁に形成され、該内壁と交差する方向に突出または凹んだ面を有し、こうした面が電池の側面に沿って流れる冷却媒体の一部の流れの方向を電池の中心へ向かう方向に変えるように構成することができる。
10…電池装置
10C…電池装置
20…電池ホルダ
30…支持基板
30E…支持基板
33…支持溝
34…流入口
40…箱体
60…電池収納ケース
60B…電池収納ケース
60a…分割体
60b…分割体
62…電池収納筒体
62B…電池収納筒体
62S…収納スペース
62S−B…収納スペース
62a…半円筒部
63…筒体連結部
63B…筒体連結部
63a…連結部
80…螺旋通路形成部材
80B…螺旋通路形成部材
80P…通気路
80P−B…通気路
81…凹凸部
100…電池セット
110…正極バスバー
120…負極バスバー
130…連結バスバー
131…連結部材本体
132…接続端子
133…接続端子
134…嵌合穴
136…連結端
140D…正極バスバー
141D…正極接続部
142D…導入用ガイド片
142Da…流入口
160…電池収納ケース
180…螺旋通路形成部材
180a…螺旋状部
181…凹凸部
260…電池収納ケース
261…螺旋通路形成部材
270…電池収納ケース
271…円筒体
272…螺旋溝
AF…気流
BG…電池列群
SP…収納スペース
Bt…電池
Btn…負極端子
Btp…正極端子

Claims (8)

  1. 円筒型の電池(Bt)を有する電池装置において、
    上記電池の側面の一部を少なくとも囲み、上記電池を収納する収納スペース(62S)を形成する電池収納ケース(60)と、
    上記電池収納ケース(60)の内壁と上記収納スペース(62S)に収納された上記電池(Bt)の側面との間に配置された螺旋通路形成部材(80)と、
    を備え、
    上記螺旋通路形成部材(80)は、該電池の軸方向でありかつ上記電池の側面に沿って螺旋状に、冷却媒体を流すための通気路(80P)を形成し、
    上記電池収納ケース(60)は、該電池収納ケース(60)の内壁であって上記通気路(80P)に面した位置に形成された複数の凹凸部(81)を有する電池装置。
  2. 請求項1に記載の電池装置において、
    上記電池収納ケース(60)は、1つの電池を収納する収納スペース(62S)を形成する電池収納筒体(62)を有し、該電池収納筒体(62)は、該電池収納筒体(62)の軸方向に分割された半円筒部(62a)を組み合わせることにより構成されている電池装置。
  3. 請求項2に記載の電池装置において、
    上記電池収納ケース(60)は、複数の上記電池収納筒体(62)を有し、該複数の電池収納筒体(62)を筒体連結部(63)で連結することにより構成されている電池装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電池装置において、
    上記螺旋通路形成部材(80)は、上記電池収納ケース(60)の内壁に一体に形成されている電池装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電池装置において、
    上記螺旋通路形成部材(80B)は、上記電池(Bt)の側面を囲むコイル形状であり、上記電池収納ケース(60B)および上記電池(Bt)と別体に形成され、上記電池収納ケース(60B)の内壁と上記電池(Bt)の側面との間の間隙に配置されている電池装置。
  6. 請求項5に記載の電池装置において、
    上記螺旋通路形成部材(80B)は、金属から形成され、複数の電池の端子を互いに接続する部材である電池装置。
  7. 請求項1に記載の電池装置において、
    複数の電池を平行に並べた電池列群を備え、
    上記電池列群の複数の電池の正極端子(Btp)を互いに接続する正極バスバー(110)と、
    上記電池列群の複数の電池の負極端子(Btn)を互いに接続する負極バスバー(120)と、
    上記正極バスバー(110)と負極バスバー(120)とを接続する連結バスバー(130)と、
    を備え、
    上記連結バスバー(130)は、一つの電池列群と他の電池列群との間であって、該電池の軸方向に対して傾斜して配置され、上記螺旋通路形成部材(180)とともに上記通気路(80P)を構成している電池装置。
  8. 請求項7に記載の電池装置において、
    上記連結バスバー(130)は、上記電池の側面に接触する嵌合穴(134)を有する電池装置。
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