JP2010533365A - 最適化された伝熱性を有するキャパシタモジュール - Google Patents
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Abstract
本発明はキャパシタモジュール(100)に関し、それぞれが上端側(11a、12a、13a、14a)および下端側(11b、12b、13b、14b)を含む複数のキャパシタセル(11〜14)であって、互いに隣接して配置されることによりキャパシタセルの束(10)を形成し、各キャパシタセルは、上端側および/または下端側において、負の(11n、12n、13n、14n)および正の(11p、12p、13p、14p)端子を有し、各端子は、隣接するセルの端子に電気的に接続され、個々のキャパシタセル間において並列接続および/または直列接続を形成する、少なくとも2つのキャパシタセル(11〜14)と、熱伝導性材料で形成され、キャパシタセルの束を支え、キャパシタ束セルの下端側を収容する形を有するベース部(20)と、キャパシタセルの束とベース部との間に設けられた伝熱部(40)と、を有する。
Description
本発明は、一般に、キャパシタセルを支えるベース部に組み立てられた複数のキャパシタセル(エネルギー蓄積セル)と、キャパシタセルとベース部との間の伝熱性を最適化する手段とを有するキャパシタモジュールに関する。
一般に、電気エネルギーを蓄積するキャパシタモジュールは、電荷を蓄積する個々のキャパシタが相互接続された多数のセル(すなわちエネルギー蓄積セルの束)を含む。たとえば車両アプリケーションにとっては、キャパシタセルは、適切な位置に保持され、冷却される必要がある。キャパシタセルの充電および放電動作の間に、寄生効果によりセル温度が増加する。それゆえに、キャパシタセルにおけるエネルギー蓄積および耐用年数を減少させる温度増加の動作を最小化するために、冷却(すなわち周囲への伝熱)が必要となる。
追加の態様は、個々のキャパシタセルの構成に関する。前記キャパシタモジュール用のエネルギー蓄積セルまたはキャパシタセルは、一般に過圧バルブまたは通気バルブを必要とする。その結果、過度に熱が生成される場合に、生成ガスが制御されるやり方で放出され、環境に危険となるキャパシタの損傷を防止することが可能となる。それゆえに、キャパシタモジュールおよびキャパシタセルが垂直の(直立した)方向の場合、過圧バルブは、通常、キャパシタセルの上端側または上端部分に配置され、電解液が前記過圧バルブから漏れ出すリスクを最小化する。
キャパシタにおける隣接して位置した端部側において、直列構成(電気的直列接続)で並んで配置されたキャパシタ間の単純な電気的接続を実現するために、第1の構成では、2つの異なるタイプのキャパシタ(「タイプのセル」)が製造される。すなわち、第1タイプのセルは、正の電極側に過圧バルブを設けられ、第2タイプのセルは、負の電極側に過圧バルブを設けられる。両方のタイプのセルにおいて、セルの上端側に過圧バルブが設けられ、さらに第1タイプのセルにおける正の電極または第2タイプのセルにおける負の電極が、各セルの上端部に設けられる。(過圧バルブに隣接する)上端側の正のおよび負の電極は、たとえばねじ電極であることが可能である。複数のキャパシタセルの直列構成において、異なるタイプのセルに属するこれらキャパシタセルは、代わりの構成としては互いに隣接して配置され、これら異なるタイプのキャパシタセルが、適切なやり方で互いに直列接続され、および直立した方向に配置され、前記キャパシタモジュールを形成する。それゆえに、過圧バルブは(および交互の正および負の電極もまた)、交互のセルタイプの上端側に置かれる。並列接続の場合、明らかに、ただ1つのタイプのセルに属するキャパシタが必要となる。
代わりの構成として、第2の構成では、ただ1つのタイプのセルが製造される。このセル構成では、過圧バルブはセルの上端部に設けられる。しかしながら、最初に上述したセル構成とは反対に、異なる極性を有する2つの異なるタイプのセルを製造する必要はない。代わりに、セルの上端側「過圧バルブ」にたとえば正の電極を設け、セルの下端側に負の電極を設けることが可能である。好ましくは、これらのセルは、上端部の電極に対して電気的に絶縁された円筒形で環状の側壁と電気的に接続されまたは一体になった、閉じられた下端部を含む、ポット形を有する筐体を備えている。
第3の構成では、過圧バルブに隣接するセルの上端側に、負のおよび正の電極を設けることが可能である。代わりの構成としては、第4の構成では、もちろん過圧バルブとは反対のセルの下端側に、負および正の電極を配置することが可能である。
キャパシタセルにおける上述した配置の有利な点は、多数の、並んでかつ並列に配置されたキャパシタセルの束が、スペースを節約した構成で配置されていることである。しかしながら、このように密に束になった構造の不利な点は、充電および放電動作の間に、特にこのようなキャパシタ束またはモジュールが車両アプリケーションにおいて使用される場合に、過熱するリスクがあることである。車両アプリケーションにおいて、セルは頻繁に充電され放電される。
ドイツ特許出願公開第102005007607A1号は、筐体内に配置された多数のキャパシタセルを有するキャパシタモジュールを開示し、この筐体はキャパシタセルからの放出を吸収するのに利用される液体で充填される。しかしながら、液密性の筐体が必要となり、生産コストの増加をもたらすことになる。さらに、筐体がかさばり、車両内のスペースを過度に占有する。
本発明の目的は、上述した不利な点を軽減し、伝熱および放熱特性が改善された、費用対効果の高いキャパシタモジュールを提供することである。
上述した目的は、請求項1において規定されたキャパシタモジュールによって達成される。キャパシタモジュールの好ましい実施の形態は、従属項において設定される。
本発明によれば、キャパシタモジュールは、それぞれが上端側および下端側を含む複数のキャパシタセルであって、互いに隣接して配置されることによりキャパシタセルの束を形成する、少なくとも2つのキャパシタセルを有する。各キャパシタセルは、同キャパシタセルの上端側および/または下端側において、負のおよび正の端子(電極)を有する。個々のセルの端子は、隣接するセルの端子に電気的に接続され、個々のキャパシタセル間において並列のおよび/または直列の電気的接続を形成する。キャパシタモジュールは、さらに好ましくは熱伝導性材料で形成されたベース部であって、キャパシタセルの束を支えるベース部を有する。ベース部は、キャパシタ束セルの下端側を収容する形を有する。
好ましくは、キャパシタモジュールのキャパシタ束セルは、(動作位置または組み立て位置において)実質的に垂直のおよび直立した方向に合わせられる。好ましい構成では、各キャパシタセルは、同セルの上端側に位置する過圧バルブを含み、キャパシタセルの下端部分は、前記ベース部内に収容される。
キャパシタモジュールのベース部は、ベース板と、収容されたキャパシタ束セルの下端側または下端部分を支えるのに適合した支持部とを有する。好ましくは、ベース部は、たとえば金属、銅、真ちゅう、またはアルミニウムで形成されている。好ましい実施の形態では、支持部は、ベース板の上面に溶接された(または固定されたもしくは一体になった)、支持壁もしくは支持壁切片によって実現される。壁および壁切片は、好ましくは、たとえば金属、銅、真ちゅう、またはアルミニウムなどの熱伝導性材料で形成される。さらに、支持壁(または支持壁切片)は、隣接して配置されたキャパシタセルの下端部分における外側環状の表面に、すなわち、支持部内に(すなわちベース板および支持部によって形成されたベース部内に)収容されたセル束の下端側または下端部分における環状の形状と一致する形を有している。それゆえに、隣接して配置された少なくとも2つのキャパシタセルの束における下端部分は、周囲の支持壁およびベース板によって形成された支持部へ挿入可能である。ここで、用語「支持壁」は、上述したように熱伝導性材料で形成された壁または壁切片に対する一例として使用されることに留意すべきである。支持板および支持壁(支持壁切片)には、金属の代わりに別の熱伝導性材料が利用可能であることは明らかである。
キャパシタ束セル(特にキャパシタ束セルにおける下端部分または下端側)とベース部との間の接触領域を増加させるために、キャパシタ束における収容された下端部分とベース部との間に、伝熱部が設けられる。好ましくは、伝熱部は、堅固なまたは弾性のあるまたは柔軟性のあるまたは液状のまたは流動性の材料であり、キャパシタセル束の下端部分とベース部(すなわちベース板および支持部)との間のスペースに、挿入されまたは形作られまたは流し込まれる。1つの実施の形態によれば、伝熱部は、前もって形成されたプラスチックエレメントであり、その形状は少なくとも部分的にキャパシタセル束の下端部分とベース部との間のギャップ(スペース)の形状に対応する。代替的実施の形態によれば、伝熱部は、ベース部、すなわち支持部内に規定されたスペースへ挿入される熱パッドである。熱パッドの形状は、支持部の断面積に一致するように構成される。それゆえに、熱パッドは、支持部内におけるベース板の上端部の表面を覆う。熱パッドは、ゴム状材料で形成される。すべての場合において、伝熱部は、優れた伝熱特性を有するように選ばれる。同時に、好ましくは、ポット材料はさらに電気的絶縁特性を有する。
キャパシタセルとベース部との間に信頼性のある電気的絶縁を得るためには、キャパシタ束セルの下端部分の外側表面とベース部の内側表面との間に、一定の厚さの伝熱部が必要となる。本発明の1つの態様によれば、この課題は、キャパシタセル束の下端部分の外側表面とベース部の内側表面との間に配置されるスペーサ部によって解決される。このようなスペーサ部の目的は、キャパシタ束セルとベース部との間に、一定で所定の間隔を確保することである。好ましい実施の形態では、スペーサ部は、好ましくは電気的絶縁性のおよび熱伝導性のプラスチック材料による、骨格のようなフレームで構成される。スペーサ部およびキャパシタセルの束をベース部の内側スペースに挿入後、液状のまたは流動性の伝熱材料(ポット材料)が、フレーム部とベース部とキャパシタセルとの間に残存するギャップに流し込まれる。ポット材料が、熱によってまたは当業者には既知の別の技術によって硬化可能であることは、上述から明らかである。
好ましい実施の形態では、ポット材料は、ガラス、プラスチック、または別の材料で形成された小さい粒体物を含み、キャパシタ束セルとベース部との間に所望の間隔に対応する直径を確保してもよい。それゆえに、ベース部の内側スペースが複数のこのような粒体物を含む液状のポット材料で部分的に充填され、キャパシタ束セルがベース部へ挿入され押し込まれる場合、粒体物を含むポット材料の層がキャパシタ束セルとベース部との間に配置され、規定された間隔を維持するように、粒体物といっしょにポット材料が移動する。
別の好ましい実施の形態によれば、熱パッドの形の伝熱部は、支持部への内部に挿入され、支持部内のベース部におけるベース板の上面を少なくとも部分的に覆う。その後、キャパシタセル束は、ベース部内に挿入され、キャパシタセル束とベース部との間で結合することにより、伝熱を与える。キャパシタセル束と支持部との間の電気的絶縁および/または所望の間隔を確実にするため、キャパシタセル束の環状の表面と支持部の内側表面との間に、スペーサ部が配置される。
本発明および細目、その特徴および有利な点は、図面において示される、種々の非限定的な実施の形態に関連して、次のように説明される。
図1に示されるように、本発明のキャパシタモジュール100における典型的なキャパシタ束10は、第1のセル構成における4つのキャパシタセル11〜14を有し、各セルは、上端側11a、12a、13a、14aおよび下端側11b、12b、13b、14bを含み、互いに隣接して配置されることによりキャパシタセルの前記束を形成する。キャパシタセル11〜14は、各セルの上端側および/または下端側において、負の端子11n、12n、13n、14nおよび正の端子11p、12p、13p、14pを含む。個々のセルの端子は、隣接するセルの端子にそれぞれ電気的に接続され、個々のキャパシタセル11〜14間において、並列および/または直列接続を形成する。図1に示すように、導体板15は、セル13の負の端子13nおよびセル14の正の端子14pに溶接され、導体板16(図示されない)は、セル11の負の端子11nおよびセル12の正の端子12pに溶接され、セル13の正のねじ電極13pは、セル12の負のねじ電極12nに電気的に接続され(図示されない)、直列のセル構成を得る。最後に、各セル11〜14の上端側には、過圧バルブ11o〜14oが設けられる。
さらに本発明のキャパシタモジュールは、図1のキャパシタセルの束10を支える、熱伝導性材料で形成されたベース部20を有する。図2に示されるように、ベース部20は、キャパシタ束セル11〜14の下端側(下端部分)11b、12b、13b、14bを収容する形を有する。図1を参照して上述したように、各キャパシタセル11〜14は、各セルの上端側に位置する過圧バルブ11o〜14oを含み、キャパシタセルの下端側は前記ベース部20内に収容される。キャパシタモジュールのベース部20は、収容されたキャパシタ束セルの下端側を支えるのに適合した、ベース板21および支持部22を有する。好ましくは、ベース部20は、熱伝導性材料、たとえば金属、銅、真ちゅう、またはアルミニウムで形成される。好ましい実施の形態では、支持部22は、ベース板21の上面に溶接された(または固定されたもしくは一体になった)支持壁によって実現され、支持壁は、前記隣接して配置されたキャパシタ束セルの下端側における外側環状の表面と一致する形を有する。図2の実施の形態において、4つの半円の途切れない支持壁22が設けられるが、別の支える構造、たとえばいくつかの壁切片が可能である。種々の熱伝導性材料が、支持板、および支持壁もしくは支持壁切片に利用可能であることは明らかである。ベース部20の中央において、内部にねじ山を有する支柱部材23が設けられる。支柱部材23は、ねじ棒(図示されない)を固定し、キャパシタ束セルに対して支える手段を追加するのに利用可能である。たとえば、キャパシタセルの上方の側は、ねじ棒を経由して支柱部材に付着された固定エレメントに結合される。
図3は、キャパシタセル束10の下端側11b、12b、13b、14bの外側表面とベース部20の内側表面との間に配置された、本発明のスペーサ部30の典型的な実施の形態を示す。スペーサ部30は、ベース部20に対してセルの下端部の端子を電気的に絶縁する絶縁手段として機能する。さらに、スペーサ部30によって、キャパシタ束セルとベース部20との間に、一定かつ所定の間隔が達成される。図3の実施の形態において、スペーサ部30は、絶縁プラスチック材料で形成されたフレームまたは骨組みである。好ましくは、スペーサ部の材料は、極めて良好な熱伝導特性を有する。本発明の1つの態様によれば、スペーサ部30はベース部20へと挿入される。その後、キャパシタセルの束が、スペーサ部30へと挿入される。それゆえに、スペーサ部30は、ベース部20に対してキャパシタセルの端子を電気的に絶縁し、セル端子とベース部との間に熱伝導を与える。電気的絶縁および熱伝導を改善するために、液状のまたは流動性のポット材料が、スペーサ部によって形成された残存するギャップへと流し込まれる。好ましくは、ポット材料は、液状のしかし硬化性の材料である。上述した理由のため、ポット材料は、優れた伝熱特性および電気的絶縁特性を有するべきである。流動性のポット材料における代わりの構成としては、図4に示されるように、前もって形成された伝熱部40が使用可能である。このような伝熱部40によって、キャパシタ束セルとベース部(すなわち壁22とベース板21)との間に一定の厚さの材料が介在し、信頼性のある電気的絶縁が達成される。さらに、伝熱部40の優れた伝熱特性が、セルとベース部との間に熱伝導を与える。
本発明の別の実施の形態によれば、スペーサ部30または伝熱部40の代わりに、液状のポット材料が使用可能であり、前記ポット材料は、好ましくはガラス、プラスチック、または別の適切な材料で形成された複数の小さい粒体物を含む。粒体物の直径は、キャパシタ束セルとベース部との間の所望の間隔に対応する。この実施の形態では、最初に、ベース部の内側スペースは、ポット材料を含む前記粒体物で部分的に充填される。その後、キャパシタセル束10が、ベース部へと挿入され、押し込まれる。それゆえに、粒体物を含む前記ポット材料の層がキャパシタ束セルとベース部との間に配置され、規定されたこれらの間の間隔を維持するように、ポット材料を含む粒体物が移動する。
代替的実施の形態によれば、伝熱部は、支持部22、23内のベース部20へと挿入された熱パッドである。熱パッドの形状は、支持部22、23の断面積に一致するように構成される。それゆえに、熱パッドは、支持部22、23内におけるベース板21の上端部の表面を覆う。熱パッドは、熱伝導特性を有するゴム状材料で形成される。さらに加えて、キャパシタセル束の外側環状の壁と支持部22の内側表面との間に、スペーサ部30が設けられ、これらの間に所定の間隔およびさらに電気的絶縁を得る。
図5は、本発明の好ましいキャパシタモジュール100の分解斜視図を示す。キャパシタモジュールは、キャパシタセル束10、スペーサ部30、伝熱部40、およびベース部20を有する。
図6は、図5のキャパシタモジュール100が組み立てられた図を示す。さらに図6に示されるように、ベース板21は、全キャパシタモジュール100をたとえば車両内の組み立て構造に固定する、いくつかの穴28を含む。
上述したように、キャパシタセルにおける2つの異なる構成が使用可能である。すなわち、第1の構成のキャパシタセルでは、図1に示されるように、圧力バルブに隣接するセルの上端部において、正の電極または負の電極のいずれか一方が設けられる。このキャパシタセルの構成の不利な点は、2つの異なるタイプのキャパシタセルが製造されなければならならず、それゆえに生産および物流コストが増加することである。
図7には、第2の構成のキャパシタセルが図式的に示される。第2の構成のキャパシタセルにおけるセル200は同一である。圧力バルブ202に隣接するセルの上端部において、すべての第2タイプのセルについて正の電極201が設けられ、ポッド形を有するセルの筐体によって負の電極203が形成される。図7の実施の形態では、負の電極203を形成する筐体は、電気的伝導性材料で形成され、下端部と、(上端部のエッジにおいて)正の電極201に対して電気的に絶縁された円筒形で環状の壁とを有する。当業者には明らかなように、セルの上端部に負の電極を設け、ポッド形を有する筐体によって正の電極を形成することが可能である。代わりの構成としては、過圧バルブに隣接するセルの上端側またはセルの下端側において、正のおよび負の電極を両方とも設けることが可能である。
さらに、図7に示されるように、隣接して配置されたセル200の正の電極201および負の電極203が、エレメント204を結合することによって互いに接続され、セルの直列接続を得る。もちろん、当業者によって知られているように、別の結合するエレメント、および結合するエレメントをセルの正のおよび負の電極に固定するいくつかの方法が使用可能である。
図7における第2の構成セルの有利な点は、ただ単に1つのタイプのセルが製造され、それゆえにセルの生産コストが最小化されることである。さらに、セル束を形成するセルの部品が簡素化される。
Claims (14)
- それぞれが上端側(11a、12a、13a、14a)および下端側(11b、12b、13b、14b)を含む複数のキャパシタセル(11〜14)であって、互いに隣接して配置されることによりキャパシタセルの束(10)を形成し、各前記キャパシタセル(11〜14)は、前記上端側および/または下端側において、負の端子(11n、12n、13n、14n)および正の端子(11p、12p、13p、14p)を有し、各前記端子は、隣接する前記キャパシタセルの端子に電気的に接続され、個々の前記キャパシタセル(11〜14)間において並列接続および/または直列接続を形成する、少なくとも2つのキャパシタセル(11〜14)と、
熱伝導性材料で形成され、前記キャパシタセル(11〜14)の束(10)を支え、前記キャパシタ束セルの下端側を収容する形を有するベース部(20)と、
前記キャパシタセル(11〜14)の束(10)と前記ベース部(20)との間に設けられた伝熱部(40)と、を有し、
前記伝熱部(40)は、
前記ベース部と前記キャパシタ束セルとの間に所定の間隔を得るためのスペーサ部(30)、および
前記ベース部(20)と前記スペーサ部(30)と前記キャパシタ束セル(11〜14)との間のスペースを充填するポット材料を有する、キャパシタモジュール(100)。 - 前記ベース部(20)は、
ベース板(21)と、
収容された前記キャパシタ束セルの下端側を支える支持部(22)と、を有する、請求項1に記載のキャパシタモジュール(100)。 - 前記ベース部(20)は、
ベース板(21)と、
前記ベース板の上面に付着され、前記キャパシタ束セルの下端側を収容する、支持壁(22)または支持壁切片と、を有する、請求項1または2に記載のキャパシタモジュール(100)。 - 前記ベース部(20)は、
ベース板(21)と、
前記ベース板の上面に付着され、前記キャパシタ束セルの下端側を収容する上部開放型の入れ物を形成する、支持壁(22)または支持壁切片と、を有する、請求項1から3のいずれか1つに記載のキャパシタモジュール(100)。 - 前記ベース部(20)の前記支持壁(22)または前記支持壁切片は、前記キャパシタ束セルの下端側の外側形状と一致する形を有する、請求項4に記載のキャパシタモジュール(100)。
- 前記伝熱部(40)は、前記ベース部(20)と、前記キャパシタ束セル(11〜14)の収容された下端側との間に設けられ、前記キャパシタ束セルから前記ベース部への放熱を可能とする、請求項1から5のいずれか1つに記載のキャパシタモジュール(100)。
- 前記伝熱部(40)は、前記ベース板(21)と、前記ベース部の支持壁(22)または支持壁切片と、収容された前記キャパシタ束セルの下端側との間に設けられ、前記キャパシタ束セルから前記ベース部への放熱を可能とし、前記ベース部と前記キャパシタ束セルとの間に電気的絶縁を与える、請求項1から6のいずれか1つに記載のキャパシタモジュール(100)。
- 前記ベース部と前記キャパシタ束セルとの間に所定の間隔を得るための前記伝熱部(40)は、スペーサ部(30)を有するか、それ自身がスペーサ部として機能する、請求項1から7のいずれか1つに記載のキャパシタモジュール(100)。
- 前記伝熱部(40)は、前記ベース部と前記キャパシタ束セルとの間のスペースを充填する、液状のまたは流動性のポット材料を有する、請求項1から8のいずれか1つに記載のキャパシタモジュール(100)。
- 前記伝熱部(40)は、前記ベース部と前記キャパシタ束セルとの間のスペースを充填する、液状のまたは流動性のポット材料を有し、
前記ポット材料は、所定の直径を有し、ガラス、プラスチック、または別の適切な材料で形成された複数の小さい粒体物を含み、前記ベース部と前記キャパシタ束セルとの間に所定の間隔を確保する、請求項1から9のいずれか1つに記載のキャパシタモジュール(100)。 - 前記伝熱部(40)は、前記キャパシタ束セルと前記ベース部との間に配置される熱パッドを設け、前記キャパシタ束セルから前記ベース部への放熱を可能とし、さらに前記ベース部と前記キャパシタ束セルとの間に電気的絶縁を与える、請求項1から10のいずれか1つに記載のキャパシタモジュール(100)。
- 前記ベース部と前記キャパシタ束セルとの間に所定の間隔を得るために、スペーサ部(30)が設けられた、請求項11に記載のキャパシタモジュール(100)。
- 各前記キャパシタセルは、同キャパシタセルの上端側において、過圧バルブ(11o、12o、13o、14o)を有する、請求項1から12のいずれか1つに記載のキャパシタモジュール(100)。
- 前記ベース部(20)は、熱伝導性材料で形成された、請求項1から13のいずれか1つに記載のキャパシタモジュール(100)。
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