JP4487798B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、寿命検出の機能を有する照明器具に関するものである。
一般に、照明器具に用いられている絶縁材料や電子部品は経年変化により電気的特性が低下し、また照明器具に用いている構造材も経年変化により強度が低下したり外観に不良を生じたりする。たとえば、ランプを交換しても点灯装置を構成する電子部品が劣化すれば、ランプを点灯させることができなかったり、ランプが点滅したりするという不都合が生じる。
この種の不都合を回避するために、点灯装置を構成する電子部品の劣化の目安としてランプの点灯時間の累積値を用いたり、点灯装置の動作時間の累積値を用いたりすることが考えられている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−185374号公報 特開2004−259533号公報
特許文献1、2に記載された構成ではランプの点灯中の時間や点灯装置の動作中の時間を計時するから、点灯装置を構成する電子部品の劣化の程度は比較的正確に把握することができるものの、構造材や絶縁材料の経年変化については必ずしも的確な情報が得られているとは言えない。また、構造材や絶縁材料はランプを点灯させなくとも経年変化による劣化が生じるから、ランプの点灯時間や点灯装置の動作時間を計時したとしても使用頻度の少ない照明器具では、構造材や絶縁材料の劣化に伴う器具寿命を把握できないことがある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、ランプを点灯させるか否かにかかわらず器具寿命の把握を可能とした照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、ランプに電力を供給する点灯回路および器具寿命を判断する寿命判断回路を取り付けた器具本体を有し、器具本体の設置に相当する行為を検出する設置検出手段と、器具本体に設けた電源を用いて作動し設置検出手段により設置に相当する行為が検出されると起動され起動後の時間を計時する計時手段と、計時手段により計時された時間が規定した寿命時間に達すると通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、器具本体を現場に設置した時点に相当する時点から時間を計時し、この時間が寿命時間に達すると通知するから、ランプを点灯させるか否かにはかかわりなく構造材や絶縁材料の経年変化による劣化を把握することができる。つまり、使用頻度とは関係なく、材料などの経年的劣化を把握して照明器具の交換時期を知らせることができる。なお、器具本体に設けた電源としては、一次電池、出荷時に充電されており使用時に充電を繰り返す二次電池(または大容量キャパシタ)、出荷時に充電されており太陽電池により充電される二次電池などを用いることができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記設置検出手段が、器具本体の設置に相当する行為により作用する外力を検出することを特徴とする。
この構成によれば、器具本体の設置に相当する行為で生じる外力を受けて計時手段を起動させるから、外力を検出するための種々の構成を用いて簡単に実現することができる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記設置検出手段が施工者の操作するスイッチであることを特徴とする。
この構成によれば、照明器具を設置する施工者がスイッチを操作することにより計時手段が起動されるから、スイッチを設けるだけの簡単な構成で設置の時点を定めることができる。
請求項4の発明では、請求項1の発明において、前記設置検出手段が押釦スイッチであって、前記器具本体において設置時に造営材が押釦を押圧する部位に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、器具本体を設置するだけで計時手段が自動的に起動されるから、計時手段の起動忘れを防止することができる。
請求項5の発明では、請求項1の発明において、前記設置検出手段は、前記器具本体の設置時に破壊される絶縁部材を一対の導電部材間に介在させた構成であることを特徴とする。
この構成によれば、絶縁部材が破壊されることにより導電部材間を導通させることができるから、押釦スイッチを設置検出手段に用いる場合と同様に、計時手段の起動忘れを防止することができる。また、絶縁部材は設置時に破壊されるから、設置後は導電部材間がつねに導通した状態に保たれるものであり、計時手段に1回限りの指示を与えるのに適した構成といえる。
請求項6の発明では、請求項1の発明において、前記器具本体が天井構造材に垂設された吊りボルトに吊下される照明器具であって、前記設置検出手段は、器具本体において吊りボルトとの結合部位の近傍に配置され自重による器具本体の変形を検出する歪センサであることを特徴とする。
この構成によれば、器具本体において吊りボルトにより吊下される部位付近に歪センサを設けていることにより、器具本体が自重で変形したことを歪センサで検出することができる。つまり、押釦スイッチを設置検出手段に用いる場合と同様に、計時手段の起動忘れを防止することができる。
請求項7の発明では、請求項1の発明において、前記器具本体は設置時に別部材が組み付けられ、前記設置検出手段は器具本体において前記別部材の取付部位に配置され前記別部材の取付状態を検出する圧力センサであることを特徴とする。
この構成は、器具本体にセード、ルーバ、グローブなどの別部材を取り付ける場合に適しており、別部材を取り付けたときに計時手段が起動されるから、押釦スイッチを設置検出手段に用いる場合と同様に、計時手段の起動忘れを防止することができる。
請求項8の発明では、請求項1の発明において、前記器具本体は電源線が接続される端子台を備え、前記設置検出手段は端子台への電線の結線を検出することを特徴とする。
この構成によれば、電源線を接続する端子台において結線を検出することにより計時手段を起動するから、設置時に電源線を接続した時点から計時手段を自動的に作動させることができ、計時手段の起動忘れを防止することができる。
請求項9の発明では、請求項1の発明において、前記器具本体には電源線の一部を器具本体との間に挟持する張力止め部材が設けられ、前記設置検出手段は器具本体と張力止め部材との間に電源線が挟持されたときの圧力を検出する圧力センサであることを特徴とする。
この構成によれば、電源線を器具本体と張力止め部材との間で挟持すると圧力センサの出力により計時手段が自動的に起動されるから、計時手段の起動忘れを防止することができる。
請求項10の発明では、請求項1の発明において、前記設置検出手段は通電時にトリガ信号を発生して前記計時手段を起動するトリガ回路であることを特徴とする。
この構成によれば、最初の通電時に計時手段が自動的に起動されるのであり、一般に、照明器具の設置時に接続確認のために通電するから、このときの通電によって計時手段が自動的に起動されることになる。その結果、計時手段の起動忘れを防止することができる。
本発明の構成によれば、器具本体を現場に設置した時点に相当する時点から時間を計時し、この時間が寿命時間に達すると通知するから、ランプを点灯させるか否かにはかかわりなく構造材や絶縁材料の経年変化による劣化を把握することができるという利点がある。その結果、使用頻度とは関係なく、材料などの経年的劣化を把握して照明器具の交換時期を知らせることができるという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態では照明器具として、図2および図3に示すように、天井Cに取り付けられる器具本体1を有したダウンライトを例示する。器具本体1は、下端開放されたコ字状の保持枠11と、保持枠11の上片に結合された取付片12とからなるフレーム10を有し、保持枠11の上片にはソケット13が保持される。また、器具本体1は、ソケット13と保持枠11の下端部との間において、下面開放された椀状の反射板14を備える。
本実施形態ではランプ15として、放電路が複数箇所で折り曲げられた形のいわゆるコンパクト型蛍光ランプを用いている。このランプ15では、ソケット13に結合される口金がランプ15の長手方向の一端部に設けられている。つまり、ランプ15の上端をソケット13に結合し、ランプ15の長手方向が上下方向になるように反射板14の上下方向の中心線付近に配置される。したがって、ランプ15からの光出力は反射板14の開口を通して下向きに取り出される。
反射板14には下端縁から外向きに突出する外鍔片16が連続して設けられ、フレーム10における保持片11の両脚片の下端部には外鍔片16の上方に位置する挟み片17が取り付けられる。挟み片17は保持片11に対して先端部が上下方向に回転可能になるように取り付けられ、下向きに回転するようにばね付勢されている。したがって、天井Cを構成する天井パネル31に取付孔32を形成し、挟み片17の先端部を上に押し上げた状態で天井パネル31の下から器具本体1を取付孔32に挿入すると、挟み片17が天井パネル31の上面側に達した時点で挟み片17の先端部がばね力により下向きに回転し、取付孔32の周囲において外鍔片16と挟み片17との間で天井パネル31が挟持される。このようにして器具本体1が天井Cに取り付けられる。
ところで、フレーム10には、ランプ15に電力を供給する点灯回路3を収納したケースと、器具本体1の施工時からの経過時間によって器具寿命を判断する寿命判断回路2を収納したケースとが取り付けられる。点灯回路3には、銅鉄型とインバータ式とのどちらを用いてもよいが、インバータ式のほうが軽量であり、また寿命判断回路2による制御も容易であるから、インバータ式のものを用いるのが望ましい。
図1に示すように、点灯回路3には商用電源のような電源Vsから電力が供給され、ランプ15を点灯させる。一方、寿命判断回路2は、器具本体1の設置に相当する時点からの経過時間を計時し、計時した時間が寿命時間に達すると点灯回路3に指示を与えてランプ15が点灯しないようにする。一般に、電源Vsと点灯回路3との間には電源スイッチが挿入されるが、寿命時間に達すると電源スイッチを投入してもランプ15が点灯しなくなるのである。また、ランプ15の点灯中に寿命時間に達したときにはランプ15を消灯させる。もっとも、電源スイッチを投入してもランプ15が点灯しないだけではランプ15の玉切れと誤認する可能性があるから、発光ダイオードなどからなる適宜の表示灯を設けて寿命時間に達したことを利用者に通知するようにしてもよい。また、ランプ15の点灯中にランプ15が急に消灯すると危険な場合もあるから、ランプ15の減光や点滅により通知してもよい。
設置からの時間の計時は計時手段としてのタイマ回路23により行い、タイマ回路23の起動は設置検出手段としてのスイッチ21で行う。つまり、スイッチ21が一度オンになるとトリガ信号発生回路22からトリガ信号が出力され、このトリガ信号によりタイマ回路23が起動される。タイマ回路23はトリガ信号発生回路22から1個のトリガ信号が入力されると起動され、以後は、トリガ信号が入力されても無視するように構成されている。要するに、再トリガがかからない構成のタイマ回路23を用いている。タイマ回路23により計時される時間は判定回路24に入力され、タイマ回路23で計時した時間が、判定回路24で規定した寿命時間(たとえば、40000時間)に達すると、判定回路24から点灯回路3に通知してランプ15の点灯を禁止する。つまり、判定回路24は通知手段として機能する。
タイマ回路23には種々構成のものを用いることができ、たとえば1日1パルス程度のクロック信号を発生するとともに、クロック信号を計数するカウンタを設け、判定回路24においてカウンタの計数値が規定値(つまり、寿命時間)に達したか否かを判断する構成を採用することができる。あるいはまた、タイマ回路23として寿命時間を時限するものを用い、判定回路24ではタイマ回路23の時限満了を検出するようにしてもよい。
ところで、タイマ回路23および判定回路24を動作させるには電源が必要であるが、電源Vsと点灯回路3との間には通常は電源スイッチが介在するから、施工時において電源スイッチがオフである間に電源Vsを点灯回路3に接続しただけでは、電源Vsからの電力を受けることができない。そこで、タイマ回路23および判定回路24を動作させる電源として、一次電池あるいは二次電池を設けている。一次電池はリチウム電池などを用いることによりタイマ回路23を5〜10年間は動作させることが可能であり、上述のように寿命時間を40000時間に設定しているとすれば、一次電池の寿命でタイマ回路23および判定回路24を動作させることが可能である。あるいはまた、工場出荷時に充電された二次電池を電源に用い、使用時において二次電池を充電する構成を採用すれば、比較的容量の小さい二次電池をタイマ回路23および判定回路24の電源に用いることが可能である。二次電池を充電する構成としては、電源Vsからの通電時に充電する構成を採用したり、電源Vsとは無関係に太陽電池で充電する構成を採用したりすることができる。また、二次電池に代えて、大容量のコンデンサを用いることも可能である。
上述した構成により、スイッチ21がオンになった時点からの経過時間が寿命時間に達すると、ランプ15を点灯させないように点灯回路3に指示され、ランプ15が点灯しなくなることにより照明器具の寿命を知ることが可能になる。また、寿命時間に達したときにランプ15が点灯しないようにするのではなく、表示灯により通知するようにすれば、寿命時間に達したことを利用者に示すのが容易になる。さらには、照明器具が寿命になったことをコンピュータネットワークを介して遠方に通知する構成を採用することも可能であり、設備のメンテナンスを行う業者を通知先にしておけば、照明器具の交換時期を業者に通知して遅滞なくメンテナンスを受けることが可能になる。
ところで、上述したスイッチ21は、機械的スイッチに限らず、実質的にスイッチと同様に外力を検出する構成であればスイッチ21に置き換えて用いることが可能である。たとえば、以下の各実施形態で説明するように、圧力センサや歪センサを用いるとともに、その出力をコンパレータで2値化すれば、機械的スイッチと同様の接点出力を得ることができるから、そのような構成をスイッチ21として用いることができる。
図4および図5に示す構成例は、スイッチ21として施工者が操作する押釦スイッチ25を設けたものである。押釦スイッチ25は反射板14の外鍔片16の上面に配置され、押釦スイッチ25の操作部である押釦25aは外鍔片16を通して外鍔片16の下面側に突出する。外鍔片16は、外周縁に立上片16aが突設されており、押釦スイッチ25のうち押釦25aを除く部位は、立上片16aの突出寸法内の厚み寸法に形成されており、天井パネル31に器具本体1を取り付けた状態では、押釦スイッチ25において押釦25aを除く部位は、天井パネル31の下面と外鍔片16との間に収納される。なお、外鍔片16の上面には押釦スイッチ25を保持するための断面コ字状の一対のリブ16bが突設されている。この構成では、照明器具を天井Cに取り付ける施工者が照明器具の設置後に押釦25aを押操作することによりタイマ回路23が起動される。なお、スイッチ21は押釦スイッチ25に限定されず、スライドスイッチのような他の構成のものも用いることが可能である。
(実施形態2)
実施形態1の構成例では、押釦スイッチ25の押釦25aを外鍔片16の下面側に露出させ、施工者が押釦スイッチ25を押操作する構成を採用しているが、図6および図7に示すように、外鍔片16の上面に取り付けた押釦スイッチ25の押釦25aを、外鍔片16の下面側に露出させずに上面側に突出させる構成を採用してもよい。図6および図7に示す構成では、押釦25aが立上片16aの上端よりも上方に突出するように押釦スイッチ25を配置する。この構成では、器具本体1を天井Cに取り付けたときに、押釦25aが天井パネル31により押圧され、押釦スイッチ25がオンになる。
つまり、実施形態1の構成では、押釦スイッチ25を施工者が操作する必要があったのに対して、本実施形態の構成を採用することにより、器具本体1を天井Cに取り付けるだけで押釦スイッチ25が自動的に押され、押釦スイッチ25の押し忘れを防止することができる。つまり、器具本体1を天井Cに取り付けた時点からの経過時間を正確に計測することができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
ここに、上述した押釦スイッチ25に代えて圧力センサを用いてもよい。圧力センサを用いる場合には押釦スイッチ25と同様の接点出力(オンとオフとの2値出力)を発生させるために、圧力センサの出力を閾値と比較するコンパレータが必要である。また、器具本体1の天井Cへの取付時に圧力センサに圧力が作用するように、圧力センサの受圧部を立上片16aよりも上方に突出させて取り付けるか、圧力センサの受圧部を押圧する押圧部材を設け押圧部材の上端部を立上片16aよりも上方に突出させる。この構成によっても押釦スイッチ25と等価に動作する。
さらにまた、スイッチ21として、押釦スイッチ25に代えて図8に示す構成のスイッチ26を採用してもよい。図示するスイッチ26は、導電部材である導電板26aと導電針26bとの間に絶縁部材としてシート状のシリコン樹脂からなる絶縁シート26cを挟んだ構成を有する。絶縁シート26cはたとえば0.5mm厚のものを用いる。導電針26bにおいて導電板26aに対向する部位は円錐状に形成されている。また、導電針26bの上部は立上片16aよりも上方に突出しており、器具本体1を天井Cに取り付けると天井パネル31により導電針26bが押圧され、導電針26bの先端部が絶縁シート26cを突き抜いて導電板26aに接触するようにしてある。この構成により、器具本体1を天井Cに取り付けたときに、絶縁シート26cの一部が破壊され、導電板26aと導電針26bとが接触するから、スイッチ21として機能する。
(実施形態3)
本実施形態は、上述した実施形態とは器具本体1の形状が異なるものであって、図9に示すように、下面開口する直方体状に形成された器具本体1を用いる。また、この器具本体1は天井下地のような天井構造材に垂設された吊りボルトに吊下されることにより天井Cに取り付けられるように構成されている。
すなわち、器具本体1の上面には、大径の導入部18aと、導入部18aに連続し大径部18aの直径よりも幅狭に形成された取付部18bとを有するボルト用孔18が2個並設されている。器具本体1を天井Cに取り付ける際には、ボルト用孔18の大径部18aに吊りボルト(図示せず)の下端部を挿入し、吊りボルトに対して器具本体1を移動させて吊りボルトの下端部を取付部18bに導入した後、吊りボルトの下端部を締め付けることで器具本体1が上方に引き上げられる。器具本体1の下端縁には天井パネル31に設けた取付孔32の周囲で天井パネル31の下面に当接可能な鍔部19が形成されており、器具本体1が上方に引き上げられると鍔部19が天井パネル31に当接し、器具本体1が天井Cに固定される。
この構成では吊りボルトにより器具本体1が吊下されるから、器具本体1の上面には自重によって撓みが生じる。そこで、図9(a)のように器具本体1の上面であって吊りボルトとの結合部位の近傍、つまり両ボルト用孔18に挟まれる部位に、歪センサ27aを設けている。この歪センサ27aの出力をコンパレータで適宜の閾値と比較することにより接点出力を発生させることができ、この接点出力でタイマ回路23にトリガ信号を与えることができる。
本実施形態の構成は、実施形態2と実質的に同様の機能であって、器具本体1を天井Cに取り付けるとタイマ回路23が起動して計時を行う。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
本実施形態は、図10および図11に示すように、天井Cに取り付けられる器具本体1に着脱可能なグローブ33を取り付けるものである。また、ランプ15には蛍光ランプに代えて白熱ランプを用いている。したがって、とくに点灯回路3は用いておらず、寿命判断回路2では器具寿命に達したと判断したときに、ランプ15への給電経路を遮断するように構成してある。
器具本体1に対してグローブ33はねじ込み式であって、器具本体1において天井Cの下面に露出する部位に設けた円筒状のねじ受け部34に、グローブ33の上端部外周面に形成したねじ部35を螺合させることで器具本体1に取り付けられる。グローブ33の上端部とねじ受け部34との間にはパッキン36が挟装され、防滴型の照明器具を構成している。
この構成では、器具本体1からグローブ33を外した状態で工場から出荷し、現場での施工時に器具本体1にグローブ33を結合する。そこで、器具本体1におけるねじ受け部34のうちグローブ33との間にパッキン36を挟装する部位に、圧力センサ28aを配置し、この圧力センサ28aの出力をコンパレータで適宜の閾値と比較することにより接点出力を発生させるようにしてある。つまり、圧力センサ28aの出力から得られる接点出力をトリガ信号に用いてタイマ回路23を起動するのである。
本実施形態の構成は、実施形態2と実質的に同様の機能であって、器具本体1を天井Cに取り付けた後にグローブ33を器具本体1に取り付けると、タイマ回路23が起動される。他の構成および動作は実施形態1と同様である。なお、本実施形態では、器具本体1に取り付ける別部材としてグローブ33を例示したが、セードやルーバでも同様である。
(実施形態5)
本実施形態は、器具本体1の設置時ではなく梱包を解いた時にタイマ回路23を起動するようにしたものである。たとえば、図12に示すように、梱包材40として、照明器具Aを囲む矩形枠状の積圧パッド41の上下を蓋42で挟む構成のものを用いるものとする。図中符号43は照明器具Aが傾かないように支持する支持材である。このような梱包材40を用いて照明器具Aを梱包するにあたり、器具本体1において梱包時に蓋42に当接する部位(図示例では施工時に上面となる部位)に、圧力センサもしくは押釦スイッチからなるスイッチ21を設ける。このスイッチ21は圧力が除去された時点でタイマ回路23を起動するように構成される。したがって、器具本体1の設置時に梱包材40を開梱して照明器具Aを取り出すとタイマ回路23が起動され、照明器具Aの劣化による器具寿命の計測が可能になる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態6)
本実施形態は、器具本体1において電源線が接続される部位に設けた端子台37(図3参照)にスイッチ21を設けたものである。端子台37には、いわゆる速結端子を設けてあり、速結端子は、図13に示すように、板ばねを曲成して形成した錠ばね51のばね力を用いて電源線50を端子板52との間に挟持する構成を有している。錠ばね51は、板ばねをJ字状に曲成した形状を有し、端子板52に対向する鎖錠片51aと接触片51bとを備える。また、端子台37には電源線50が挿入される電線挿入孔48が開口しており、電源線50を電線挿入孔48に挿入すると、錠ばね51のばね力によって端子板52と鎖錠片51aおよび接触片51bとの間に電源線50が挟持されるとともに、鎖錠片51aの先端縁が電源線50に食い込むことで抜け止めがなされるようにしてある。
本実施形態は、端子台37において錠ばね51を配置している部位に歪センサ27bを配置してあり、電源線50が挿入されたときの錠ばね51の変形に伴って端子台37の内部に撓みが生じ、この撓みを歪センサ27bで検出するようにしてある。歪センサ27bの出力はコンパレータで適宜の閾値と比較され接点出力に変換される。したがって、本実施形態の構成も歪センサ27bとコンパレータとを用いてスイッチ21として機能させることができ、器具本体1の設置時に電源線50を接続すると、タイマ回路23が起動されて器具寿命の計時が行われるのである。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態7)
本実施形態で用いる照明器具は、図14に示すように、器具本体1の上部が円筒状に形成され下部に反射板14を備えている。器具本体1の上部の中には寿命判断回路2および点灯回路3が収納される。この照明器具は、天井Cの下面に直付けするほか、天井下地のような天井構造材から垂下する吊りボルトにより吊下することが可能になっている。
図15に示すように、器具本体1の上面には電源線50を接続するための端子台38と、電源線50の一部を器具本体1との間に挟持する板状の張力止め39aとが設けられる。器具本体1の上端部には端子台38を覆う端子カバーとしても兼用される取付板55が結合される。取付板55には木ねじ(図示せず)を用いて天井Cに取り付ける際に用いる貫通孔56と、吊りボルトを用いて取り付ける際に用いる貫通孔57とが設けられる。取付板55と器具本体1との結合様式はバヨネット式であって、取付板55に設けたL字状の引掛溝58に器具本体1に螺合したつまみねじ59を係合させることで、両者を結合させることができる。
ところで、張力止め部材39aは、図16および図17に示すように、2本の取付ねじ39bを用いて器具本体1に固定される。図示するように、張力止め部材39aにおいて器具本体1との対向面には圧力センサ28bを取り付けてあり、張力止め部材39aを用いて電源線50を器具本体1との間に挟持すると、その圧力を圧力センサ28bが検出する。したがって、圧力センサ28bの出力をコンパレータで適宜の閾値と比較することで接点出力を得ることができ、圧力センサ28bとコンパレータとを用いてスイッチ21として機能させることができる。
なお、図示例では張力止め部材39aを平板状に形成しているが、中央部が器具本体1から離れるように湾曲した形状とすれば、電源線50を挟持していないときに圧力センサ28bが器具本体1と接触するのを防止することができる。また、圧力センサ28bとコンパレータとはスイッチ21として用いるものであるから、小型の押釦スイッチに置き換えることが可能である。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態8)
上述した各実施形態では、スイッチ21が外力を受けることによりタイマ回路23を起動するトリガ信号を発生させていたが、本実施形態では、スイッチ21を設けずに、図18に示すように、施工後の通電時にトリガ信号を発生するトリガ回路29を設けている。この種の回路は通電開始を検出する微分回路と微分回路の出力でトリガされるワンショット回路とを組み合わせることにより容易に実現できる。上述のようにタイマ回路23は再トリガを受け付けないから、初回通電時にトリガ回路29から発生するトリガ信号のみが有効になる。つまり、照明器具の設置後に確認のために点灯させると、その時点でタイマ回路23が起動され器具寿命を計時するのである。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
参考例
本例は、非常灯のようにランプ15を点灯させるための電池を内蔵する照明器具の構成例であって、電池の寿命を照明器具の寿命と判断するものである。この種の照明器具は、一般に二次電池を内蔵しており、商用電源の通電時には二次電池を充電し、停電時には二次電池を電源としてランプ15を点灯させる。ただし、二次電池は経時変化により劣化し、放電可能な時間が短くなる。
そこで、図19のように、二次電池Bの放電可能な時間を評価するために二次電池Bの出力電圧を規定の閾値と比較し閾値以下になると出力を反転させる電圧検出回路45を設ける。この種の照明器具では二次電池Bをトリクル充電しているものであるから、二次電池Bの寿命は20000時間程度になることが知られている。一方、器具寿命は40000時間程度であるから、二次電池Bを1回交換した後の二次電池Bの寿命を器具寿命と判断することができる。そこで、充電が満了していると考えられる状態で、一定負荷で所定時間だけ二次電池Bを放電させ、このときの電圧変化により二次電池Bの寿命を判断する。この機能は通知手段としての判定回路46に持たせ、判定回路46が電圧検出回路45の出力により二次電池Bの寿命を検出すると寿命時間に達したと判断し通知する。一般に非常灯には照明器具の異常を報知するための表示灯が内蔵されているから、これらの表示灯を用いて表示方法を変化させることにより器具寿命についても表示することができる。本例では二次電池Bの劣化を器具寿命の評価に用いるから、タイマ回路23は不要であり、しかも二次電池Bの充電は施工後に開始されるから、上述した他の実施形態のようにタイマ回路23を起動するためのスイッチ21も不要である。他の構成は実施形態1と同様である。
実施形態を示すブロック図である。 同上の正面図である。 同上の側面図である。 実施形態1を示し、(a)は上側から見た要部斜視図、(b)は下側から見た要部斜視図である。 同上の要部断面図である。 実施形態2を示す要部斜視図である。 同上の要部断面図である。 同上の他の構成例を示し、(a)は要部斜視図、(b)は要部の概略構成図である。 実施形態3を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 実施形態4を示す一部破断した側面図である。 同上の要部断面図である。 実施形態5を示す分解斜視図である。 実施形態6を示す要部断面図である。 実施形態7を示す一部破断した側面図である。 同上の要部分解斜視図である。 同上の要部分解斜視図である。 同上の要部断面図である。 実施形態8を示すブロック図である。 参考例を示すブロック図である。
符号の説明
1 器具本体
2 寿命判断回路
3 点灯回路
15 ランプ
21 スイッチ
22 トリガ信号発生回路
23 タイマ回路
24 判定回路
25 押釦スイッチ
25a 押釦
26a 導電板(導電部材)
26b 導電針(導電部材)
26c 絶縁シート(絶縁部材)
27a 歪センサ
27b 歪センサ
28a 圧力センサ
28b 圧力センサ
29 トリガ回路
31 天井パネル(造営材)
33 グローブ
37 端子台
39a 張力止め部材
39b 取付ねじ
45 電圧検出回路
46 判定回路
B 二次電池(電池)

Claims (10)

  1. ランプに電力を供給する点灯回路および器具寿命を判断する寿命判断回路を取り付けた器具本体を有し、器具本体の設置に相当する行為を検出する設置検出手段と、器具本体に設けた電源を用いて作動し設置検出手段により設置に相当する行為が検出されると起動され起動後の時間を計時する計時手段と、計時手段により計時された時間が規定した寿命時間に達すると通知する通知手段とを備えることを特徴とする照明器具。
  2. 前記設置検出手段が、設置に相当する行為により作用する外力を検出することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記設置検出手段が施工者の操作するスイッチであることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  4. 前記設置検出手段が押釦スイッチであって、前記器具本体において設置時に造営材が押釦を押圧する部位に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  5. 前記設置検出手段は、前記器具本体の設置時に破壊される絶縁部材を一対の導電部材間に介在させた構成であることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  6. 前記器具本体が天井構造材に垂設された吊りボルトに吊下される照明器具であって、前記設置検出手段は、器具本体において吊りボルトとの結合部位の近傍に配置され自重による器具本体の変形を検出する歪センサであることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  7. 前記器具本体は設置時に別部材が組み付けられ、前記設置検出手段は器具本体において前記別部材の取付部位に配置され前記別部材の取付状態を検出する圧力センサであることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  8. 前記器具本体は電源線が接続される端子台を備え、前記設置検出手段は端子台への電線の結線を検出することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  9. 前記器具本体には電源線の一部を器具本体との間に挟持する張力止め部材が設けられ、前記設置検出手段は器具本体と張力止め部材との間に電源線が挟持されたときの圧力を検出する圧力センサであることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  10. 前記設置検出手段は通電時にトリガ信号を発生して前記計時手段を起動するトリガ回路であることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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