JP7261974B2 - 防災用照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に防災用照明器具に関し、より詳細には、外部電源から電力が供給されて光源を点灯させる防災用照明器具に関する。
従来、非常時に予備電源(外部電源)からの電力の供給を受けて光源部を点灯させる非常用照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された非常用照明器具は、光源部を構成するLED(Light Emitting Diode)と、器具本体と、点灯回路とを備える。器具本体には、光源部が設けられている。点灯回路は、LEDを点灯させるための回路である。予備電源は、非常用照明器具とは別の場所に配置されている。
特開2012-113906号公報
特許文献1に記載された従来の非常用照明器具は、上述したように、非常用照明器具とは別の場所に配置されている外部電源から電力の供給を受けている。このため、外部電源と非常用照明器具とを接続する電力線において、電圧降下が発生する。この電圧降下は、外部電源と非常用照明器具の点灯回路との間の距離が長くなるほど大きくなる。この場合、外部電源の出力端における出力電圧が正常な電圧値であるにもかかわらず、点灯回路の入力端における入力電圧が予備電源の出力電圧よりも低くなるため、光源の光量が少なくなり、光が照射される面において必要な照度が得られないことがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、外部電源から電力が供給される電源別置型の場合であっても、外部電源から点灯回路に供給される電力に関する電気的変量が小さいことを容易に知らせることができる防災用照明器具を提供することにある。
本発明の一態様に係る防災用照明器具は、光源と、本体と、点灯回路と、判定部と、報知部とを備える。前記点灯回路は、前記本体に収容されており、前記本体外に設けられる外部電源から電力が供給されて前記光源を点灯させる。前記判定部は、前記外部電源から前記点灯回路に供給される前記電力に関する電気的変量が基準範囲内であるか否かを判定する。前記報知部は、前記電気的変量が前記基準範囲内でないと前記判定部が判定する場合に前記判定部の判定結果を報知する。前記判定部は、少なくとも、前記防災用照明器具が前記外部電源に電気的に接続された後、前記外部電源から前記防災用照明器具への給電のための操作が最初に行われたときに、前記電気的変量が前記基準範囲内であるか否かを判定する。
本発明の上記態様に係る防災用照明器具によれば、外部電源から電力が供給される電源別置型の場合であっても、外部電源から点灯回路に供給される電力に関する電気的変量が基準範囲内でないことを容易に知らせることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明器具の回路図である。 図2は、同上の照明器具の斜視図である。 図3は、同上の照明器具の使用状態を示す概略図である。
以下、実施形態に係る照明器具について、図面を参照して説明する。
下記の実施形態等において説明する図1~図3は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態)
(1)照明器具の全体構成
まず、本実施形態に係る照明器具1の全体構成について、図1~図3を参照して説明する。
照明器具1は、図1に示すように、光源ブロック2と、点灯装置3と、入力端子部4とを備える。また、照明器具1は、図2に示すように、本体51と、カバー52と、複数(図2では2つ)の支持具53とを備える。
本実施形態に係る照明器具1は、図3に示すように、外部電源6から電力が供給される電源別置型の照明器具である。照明器具1は、高層ビル又は大型商業施設などの建物8に設置される。照明器具1は、例えば建物8内における通路又は廊下などの天井材81に設置される。また、照明器具1は、非常時に光源ブロック2のLED(Light Emitting Diode)21(光源)を点灯させる非常灯(非常用照明器具)である。さらに、照明器具1は、図2に示すように、建物8内の天井材81に形成された埋込孔を介して一部分が天井材81の裏側に埋め込まれるようにして天井材81に設置される埋込型の照明器具である。
図1に示すように、光源ブロック2は、光源としてLED21を備え、点灯装置3は、点灯回路31と、制御回路34と、モニタランプ35(報知部)とを備える。点灯回路31は、後述の本体51(図2参照)に収容されており、本体51外に設けられる外部電源6から電力が供給されてLED21を点灯させる。
このような照明器具1において、電力線7による電圧降下が点灯回路31の電圧変換能力を超えて発生した場合、LED21の光量が減少するため、LED21からの光が照射される面(例えば床面)の照度が低くなる。
そこで、照明器具1では、制御回路34が判定部36を備え、判定部36が、外部電源6から点灯回路31に供給される電力に関する電気的変量が基準範囲内であるか否かを判定する。そして、電気的変量が基準範囲内でないと判定部36が判定する場合に、モニタランプ35が判定部36の判定結果を報知する。
(2)外部電源
図3に示す外部電源6は、照明器具1の本体51(図2参照)外に設けられており、商用電源とは異なる電源である。つまり、外部電源6は、照明器具1とは別に配置されている。外部電源6は、電力線7によって照明器具1と電気的に接続されている。
外部電源6は、複数のセルで構成されている蓄電池を備える。つまり、外部電源6は、直流電圧を出力する直流電源である。複数のセルは、互いに直列に接続されている。蓄電池は、例えば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、又はニカド電池などの2次電池である。外部電源6は、照明器具1の本体51に設けられており、複数の照明器具1と電気的に接続されている。外部電源6は、複数の照明器具1に対して電力を供給することが可能な容量を有する。
(3)照明器具の各構成要素
次に、本実施形態に係る照明器具1の各構成要素について、図面を参照して説明する。
(3.1)光源ブロック
図2に示す光源ブロック2は、LED21と、レンズ22とを備える。LED21は、例えば、パッケージ型の照明用白色LEDである。レンズ22は、例えばガラス製であって、回転放物面形状の入射面を有する。レンズ22は、入射面に入射する光(LED21から放射される光)の配光を制御するように構成されている。
(3.2)本体
本体51は、図2に示すように、下面が開口した有底筒状であり、点灯装置3(図1参照)を収容する。本体51は、例えば亜鉛鋼板又はステンレス鋼板などの1枚の板金に打ち抜き加工内を施し、かつ、曲げ加工を施すことにより形成されている。本体51は、四角形状の窓511を有する。窓511は、本体51の上部に形成されている。そして、入力端子部4(図1参照)を構成する端子ブロック54が、本体51に収容されている状態で、窓511を通して露出する。
本体51は、多角形状の底板(図示せず)と、2つの側板55とを有する。各側板55は、底板と繋がっており、本体51の側部を構成する。各側板55は、上下方向に長い矩形状の5つの片(第1片551、第2片552、第3片553、第4片(図示せず)、第5片(図示せず))を有する。言い換えると、本体51は、第1片551、第2片552、第3片553、第4片、及び第5片を、それぞれ2つずつ有する。各側板55において、第1片551、第2片552、第3片553、第4片、及び第5片は一体に形成されている。
(3.3)カバー
カバー52は、本体51の外径(複数のフランジ片の先端縁の外径)よりも大きい円盤状である。カバー52の中央には、円形の窓孔521が形成されている。窓孔521には、光源ブロック2のレンズ22が通る。カバー52は、本体51の前面の開口を開放可能に塞ぐように構成されている。
(3.4)支持具
複数の支持具53は、本体51の2つの側板55の第1片551に、それぞれ1つずつ取り付けられている。各支持具53は、長尺の板ばね状に形成されている。各支持具53は、長手方向の一端部で本体51の第1片551に固定されており、かつ、長手方向の他端部が本体51の底板に近付く向き(上向き)に撓み可能に構成されている。複数の支持具53は、天井材81の埋込孔を通って天井材81の上側に位置することにより、複数の支持具53と、本体51の下端面に設けられている複数のフランジ片との間に天井材81を挟み込むようにして、照明器具1は天井材81に支持される。
(3.5)入力端子部
図1に示す入力端子部4は、本体51に点灯装置3が収容されている状態において、電力線7を介して外部電源6に電気的に接続される。
(3.6)点灯装置
点灯装置3は、図1に示すように、光源ブロック2のLED21を点灯させるように構成されている。点灯装置3は、点灯回路31と、電流測定部32と、記憶部33と、制御回路34と、モニタランプ35(報知部)とを備える。
点灯回路31は、外部電源6から電力が供給されて光源ブロック2のLED21を点灯させるように構成されている。より詳細には、点灯回路31は、後述の点灯制御部37の指示に従って、外部電源6から供給される直流電流を定電流化してLED21に供給するように構成されている。点灯回路31は、本体51に収容されている。
本実施形態に係る照明器具1は非常灯であるから、点灯回路31は、非常時に外部電源6から電力が供給されてLED21を点灯させる。言い換えると、点灯回路31は、外部から照明器具1に対して非常点灯の指示が行われたときに、外部電源6から電力が供給されてLED21を点灯させる。ここで、非常時とは、例えば商用電源の停電時である。
電流測定部32は、点灯回路31の出力電流I1を測定するために設けられている。つまり、電流測定部32は、光源ブロック2のLED21に供給される電流を測定するために設けられている。例えば、電流測定部32は、点灯回路31の出力端間においてLED21に直列に接続されている抵抗を備える。点灯回路31の出力電流I1を測定する際に、電流測定部32は、上記抵抗の両端電圧を出力電流I1として制御回路34に出力する。つまり、上記抵抗の両端電圧が、出力電流I1の大きさを表す情報として、制御回路34に出力される。
記憶部33は、例えば半導体メモリであり、外部電源6から点灯回路31に供給される電力に関する電気的変量を比較するための基準範囲を記憶する。本実施形態では、記憶部33は、LED21の出力電流I1に対応する基準範囲(基準電流範囲)をあらかじめ記憶する。記憶部33は、後述の判定部36による判定が行われる前に、基準範囲を記憶する。例えば照明器具1の製造時に、記憶部33は、基準範囲を記憶する。
基準範囲は、例えば、光源であるLED21の光量が必要な光量になるような出力電流I1の範囲である。特に、照明器具1が非常灯(非常用照明器具)又は誘導灯などの防災用照明器具である場合、LED21からの光が照射される面の照度は、法律などで定められている。基準範囲は、LED21の定格電流を含む範囲である。
制御回路34は、判定部36と、点灯制御部37とを備える。制御回路34は、プロセッサ及びメモリが搭載されたコンピュータ(マイクロコンピュータを含む)を主構成要素として備える。上記コンピュータは、適宜のプログラムを実行することにより、制御回路34として機能する。
点灯制御部37は、非常時に外部電源6からLED21へ給電するように点灯回路31を制御する。より詳細には、点灯制御部37は、停電時に、外部電源6から照明器具1に電力が供給されるので、点灯回路31を動作させる。一方、停電でないときは、点灯制御部37は、照明器具1には電力が供給されないため、動作しない。
判定部36は、外部電源6から点灯回路31に供給される電力に関する電気的変量が基準範囲内であるか否かを判定するように構成されている。本実施形態の電気的変量は、点灯回路31から光源ブロック2のLED21へ出力される出力電流I1である。本実施形態の判定部36は、電流測定部32で測定された出力電流I1が基準範囲(基準電流範囲)の下限値以上であるか否かを判定する。基準範囲の下限値は、例えば定格電流の90%である。
より詳細には、判定部36は、点灯回路31の出力電流I1に関する情報を電流測定部32から取得する。また、判定部36は、基準範囲を記憶部33から取得する。そして、判定部36は、点灯回路31の出力電流I1が基準範囲内であるか否かを判定する。出力電流I1が基準範囲内である場合、判定部36は、LED21の光量が適切であると判定する。一方、出力電流I1が基準範囲内でない場合、判定部36は、外部電源6からの電圧が十分でなく、LED21の光量が少ないと判定する。
電気的変量が基準範囲内であると判定部36が判定する場合、つまり、出力電流I1が基準範囲内であると判定部36が判定する場合、点灯回路31は、LED21を定格電流の明るさで点灯させる。
ところで、本実施形態では、判定部36は、例えば外部電源6から照明器具1への給電のための操作が行われたときに、電気的変量が基準範囲内であるか否かを判定する。より詳細には、判定部36は、照明器具1が外部電源6に電気的に接続された後、外部電源6から照明器具1への給電のための操作が最初に行われたときに、電気的変量が基準範囲内であるか否かを判定する。例えば、照明器具1が天井材81(図3参照)に取り付けられる施工時において、照明器具1が外部電源6に電気的に接続された後、外部電源6から照明器具1への給電のための操作が最初に行われたときに、上記判定が行われる。つまり、施工時の点検において、上記判定が行われる。
ここで、外部電源6から照明器具1への給電のための操作は、例えば、LED21が正常に点灯するか否かを点検するときに操作される点検スイッチ(図示せず)への操作である。上記点検スイッチは、例えば外部電源6、又は、外部電源6を制御する制御装置(図示せず)に設けられている。
なお、判定部36による判定は、外部電源6から照明器具1への給電のための操作が行われたときに限定されず、他のタイミングで行われてもよい。照明器具1が非常用照明器具である場合、定期点検時に、上記判定が行われてもよい。定期点検とは、照明器具1において、外部電源6からの給電によって、光源としてのLED21を点灯させることである。定期点検は、例えば6か月など一定期間ごとに行われる。
モニタランプ35は、電気的変量が基準範囲内でないと判定部36が判定する場合に判定部36の判定結果を報知する。つまり、モニタランプ35は、電気的変量が基準範囲内でないと判定部36が判定する場合に、LED21の光量が少ないことを報知する。より詳細には、電気的変量が基準範囲内でない場合、モニタランプ35は、正常時とは異なる点灯状態で点灯する。正常時とは異なる点灯状態として、モニタランプ35は、例えば点滅する。モニタランプ35は、例えば、緑色光を放射する発光ダイオードであり、少なくとも光の出射面が露出するように本体51(図2参照)に設けられている。
ところで、上述の出力電流I1のように、外部電源6から点灯回路31へ供給される電力が大きくなるほど、電気的変量が大きくなるという条件を満たすような電気的変量を用いることが好ましい。この場合、判定部36は、電気的変量が基準範囲の下限値以上であるか否かを判定する。そして、モニタランプ35は、電気的変量が基準範囲の下限値未満であると判定部36が判定する場合に判定部36の判定結果を報知する。
(4)照明器具の動作
次に、本実施形態に係る照明器具1の動作について、図1を参照して説明する。点灯装置3の記憶部33は、基準範囲をあらかじめ記憶している。
照明器具1が天井材81(図2参照)に取り付けられた後、作業者が外部電源6側に設けられている点検スイッチを押すと、外部電源6から照明器具1に電力が供給される。外部電源6からの給電により、制御回路34が起動し、制御回路34の判定部36は、電流測定部32の抵抗の両端電圧を用いて、点灯回路31の出力電流I1を測定する。そして、判定部36は、点灯回路31の出力電流I1が記憶部33に記憶されている基準範囲内であるか否かを判定する。
出力電流I1が基準範囲内であると判定部36が判定する場合、制御回路34の点灯制御部37は、LED21の光量が十分である状態(正常状態)を報知するようにモニタランプ35を制御する。モニタランプ35は、点灯制御部37の指示に従って、正常状態を表す点灯状態で点灯する。
また、出力電流I1が基準範囲内であると判定部36が判定する場合、点灯制御部37は、点灯回路31に対して点灯指示を行う。具体的には、点灯制御部37は、LED21が定格で点灯するように、点灯回路31を制御する。点灯回路31は、点灯制御部37からの点灯指示に従い、LED21に出力電流I1を供給する。LED21は、点灯回路31の指示に従って、定格で点灯する。
一方、点灯回路31からの出力電流I1が基準範囲内でないと判定部36が判定する場合、点灯制御部37は、LED21の光量が不十分である状態(異常状態)を報知するようにモニタランプ35を制御する。モニタランプ35は、点灯制御部37の指示に従って、異常状態を表す点灯状態で点灯する。
上記の動作により、外部電源6の出力電圧が定格電圧であっても、電力線7での電圧降下によってLED21の光量が不十分であることを報知することができる。
例えば、建物8内に複数の照明器具1が接続されている場合について、図3を参照して説明する。外部電源6は、例えば建物8の地下に設けられている。複数の照明器具1のうち、外部電源6に近い照明器具1を第1照明器具1aとし、外部電源6から遠い照明器具1を第2照明器具1bとする。
外部電源6がオン状態になると、外部電源6から各照明器具1へ電力が供給される。ここで、外部電源6から遠い第2照明器具1bと外部電源6との間の第2距離D2は、外部電源6に近い第1照明器具1aと外部電源6との間の第1距離D1よりも長い。このため、第2照明器具1bでは、第1照明器具1aよりも、電力線7による電圧降下が大きくなる傾向にある。
この場合、外部電源6の出力電圧の電圧値が正常値であっても、照明器具1と外部電源6との間の距離が長くなるほど、電力線7による電圧降下により、照明器具1の点灯回路31(図1参照)の入力電圧V1(図1参照)が低くなる。このため、外部電源6から遠い第2照明器具1bでは、点灯回路31の入力電圧V1が点灯回路31の電圧変換能力を超えて低くなることがある。点灯回路31の電圧変換能力を超えて電圧降下が発生すると、点灯回路31からLED21へ適切な出力電流I1を流すことが難しくなる。その結果、点灯回路31の出力電流I1が定格電流より小さくなり、LED21の光量が減少する。
LED21の光量が少ない場合、LED21からの光が照射される面において必要な照度が得られず、照明器具1は要求されている機能を発揮することができないため、対策を施す必要がある。このため、照明器具1では、点灯回路31の出力電流I1が基準範囲の下限値未満である場合、LED21の光量が少ないことをモニタランプ35が報知する。上記対策としては、例えば、電力線7の直径を太くして電力線7の断面積を大きくしたり、電力線7の線長を短くしたり、外部電源6を交換したり、又は、外部電源6の台数を増やしたりする。
(5)変形例
以下、本実施形態の変形例について説明する。
照明器具1において、点灯装置3の判定部36での判定に用いられる電気的変量は、点灯回路31の出力電流I1であることに限定されない。上記電気的変量は、点灯回路31の入力電圧V1であってもよいし、点灯回路31の出力電流I1及び点灯回路31の入力電圧V1の両方であってもよい。要するに、上記電気的変量は、点灯回路31の入力電圧V1及び点灯回路31の出力電流I1の少なくとも一方であればよい。
上記電気的変量が点灯回路31の入力電圧V1である場合、点灯装置3は、入力電圧V1を測定するための電圧測定部を備える。電圧測定部は、例えば、点灯回路31の入力端間に接続されている2つの抵抗を備える。2つの抵抗は、直列に接続されている。点灯回路31の入力電圧V1を測定する際に、電圧測定部は、上記2つの抵抗のうちのいずれかの両端電圧を入力電圧V1として制御回路34に出力する。つまり、上記2つの抵抗のうちのいずれかの両端電圧が、入力電圧V1の大きさを表す情報として、制御回路34に出力される。制御回路34の判定部36は、電圧測定部で測定された入力電圧V1が基準範囲(基準電圧範囲)の下限値以上であるか否かを判定する。基準範囲の下限値は、例えば定格電圧の90%である。
電気的変量が基準範囲内でないと判定部36が判定する場合に判定部36の判定結果を報知する報知部は、モニタランプ35に限定されない。言い換えると、報知部は、電気的変量が基準範囲内でないと判定部36が判定する場合に判定部36の判定結果を報知する機能を有していればよい。
例えば、上記報知部は、光源ブロック2のLED21(光源)と兼用してもよい。点灯回路31は、電気的変量が基準範囲内でないと判定部36が判定する場合に、あらかじめ決められた点灯状態でLED21を点灯させる。上記点灯状態として、LED21は、例えば点滅する。
あるいは、上記報知部は、モニタランプ35及びLED21(光源)とは別体の表示部であってもよい。
また、上記報知部は、上記のような表示部に限定されない。上記報知部は、例えばスピーカのような、音又は音声を出力する音出力部であってもよい。
さらに、上記報知部は、判定部36の判定結果を通信にて外部に出力する通信部であってもよい。例えば、通信部は、電力線7とは別の信号線を用いて、判定部36の判定結果を外部に出力する。あるいは、通信部は、電力線7を用いた電力線搬送通信(Power Line Communication:PLC)によって、判定部36の判定結果を外部に出力してもよい。あるいは、通信部は、無線通信によって、判定部36の判定結果を外部に出力してもよい。
外部電源6は、直流電圧を出力する直流電源であることに限定されず、交流電圧を出力する交流電源であってもよい。外部電源6が交流電源である場合、点灯回路31は、交流電圧を直流電圧に変換する電圧変換回路を備えればよい。
照明器具1は、埋込型の非常灯に限定されず、天井材81に直付けされる直付け型の非常灯であってもよい。
また、照明器具1は、非常灯でなく、非常時に人を誘導するための誘導灯であってもよい。要するに、照明器具1は、防災用照明器具であってもよい。
上記の各変形例に係る照明器具1においても、本実施形態に係る照明器具1と同様の効果を奏する。
以上説明した実施形態及び変形例は、本発明の様々な実施形態及び変形例の一部に過ぎない。また、実施形態及び変形例は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(6)効果
第1の態様に係る照明器具(1)は、光源(LED21)と、本体(51)と、点灯回路(31)と、判定部(36)と、報知部(モニタランプ35;LED21)とを備える。点灯回路(31)は、本体(51)に収容されており、本体(51)外に設けられる外部電源(6)から電力が供給されて光源を点灯させる。判定部(36)は、外部電源(6)から点灯回路(31)に供給される電力に関する電気的変量(出力電流I1;入力電圧V1)が基準範囲内であるか否かを判定する。報知部は、電気的変量が基準範囲内でないと判定部(36)が判定する場合に判定部(36)の判定結果を報知する。
第1の態様に係る照明器具(1)では、外部電源(6)から点灯回路(31)に供給される電力に関する電気的変量(出力電流I1;入力電圧V1)が基準範囲内でない場合、判定部(36)の判定結果を報知することができる。これにより、外部電源(6)から電力が供給される電源別置型の場合であっても、外部電源(6)から点灯回路(31)に供給される電力に関する電気的変量が基準範囲内でないことを知らせることができる。その結果、電源別置型の場合であっても、光源(LED21)の光量が十分でないことを知らせることができる。
第2の態様に係る照明器具(1)では、第1の態様において、電気的変量は、点灯回路(31)から光源(LED21)へ出力される出力電流(I1)である。
第2の態様に係る照明器具(1)によれば、点灯回路(31)から光源(LED21)へ出力される出力電流(I1)を用いて判定を行うことによって、光源の光量が十分でないことを精度よく知らせることができる。
第3の態様に係る照明器具(1)では、第1又は2の態様において、報知部は、外部電源(6)から点灯回路(31)に電力が供給されているか否かを報知するモニタランプで(35)ある。
第3の態様に係る照明器具(1)によれば、光源(LED21)とは別体の報知部(モニタランプ35)によって、光源の光量が十分でないことを知らせることができる。
第4の態様に係る照明器具(1)では、第1又は2の態様において、報知部は、光源(LED21)と兼用する。点灯回路(31)は、電気的変量(出力電流I1;入力電圧V1)が基準範囲内でないと判定部(36)が判定する場合に、あらかじめ決められた点灯状態で光源を点灯させる。
第4の態様に係る照明器具(1)によれば、報知部として別部材を追加する必要がないので、光源(LED21)とは別に報知部を備える場合に比べて、部品点数を低減させることができる。
第5の態様に係る照明器具(1)では、第1~4の態様のいずれか1つにおいて、点灯回路(31)は、外部から前記照明器具に対して非常点灯の指示が行われたときに、前記外部電源から電力が供給されて光源(LED21)を点灯させる。
1 照明器具
21 LED(光源、報知部)
31 点灯回路
35 モニタランプ(報知部)
36 判定部
51 本体
6 外部電源
I1 出力電流(電気的変量)
V1 入力電圧(電気的変量)

Claims (5)

  1. 光源と、
    本体と、
    前記本体に収容されており、前記本体外に設けられる外部電源から電力が供給されて前記光源を点灯させる点灯回路と、
    前記外部電源から前記点灯回路に供給される前記電力に関する電気的変量が基準範囲内であるか否かを判定する判定部と、
    前記電気的変量が前記基準範囲内でないと前記判定部が判定する場合に前記判定部の判定結果を報知する報知部と、を備える防災用照明器具であって
    前記判定部は、少なくとも、前記防災用照明器具が前記外部電源に電気的に接続された後、前記外部電源から前記防災用照明器具への給電のための操作が最初に行われたときに、前記電気的変量が前記基準範囲内であるか否かを判定する、
    防災用照明器具。
  2. 前記電気的変量は、前記点灯回路から前記光源へ出力される出力電流である、
    請求項1に記載の防災用照明器具。
  3. 前記報知部は、前記外部電源から前記点灯回路に前記電力が供給されているか否かを報知するモニタランプである、
    請求項1又は2に記載の防災用照明器具。
  4. 前記報知部は、前記光源と兼用し、
    前記点灯回路は、前記電気的変量が前記基準範囲内でないと前記判定部が判定する場合に、あらかじめ決められた点灯状態で前記光源を点灯させる、
    請求項1又は2に記載の防災用照明器具。
  5. 前記点灯回路は、外部から前記防災用照明器具に対して非常点灯の指示が行われたときに、前記外部電源から電力が供給されて前記光源を点灯させる、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の防災用照明器具。
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