JP5584460B2 - 電源装置、それを用いた防災用照明器具および防災用照明システム - Google Patents

電源装置、それを用いた防災用照明器具および防災用照明システム Download PDF

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Description

本発明は、常時に商用電源などの外部電源から電力の供給を受けて充電されるとともに、外部電源の異常時に防災用照明器具の光源部へ電力を供給する充放電可能な蓄電池部を備えた電源装置、それを用いた防災用照明器具および防災用照明システムに関するものである。
従来より、建物などには、火災や地震などで外部電源に停電などの異常が発生した場合、避難方向や周囲の状況を把握できなくなり避難が困難になることを防止するため、避難通路の照度を確保する非常灯や避難方向を示す誘導灯が設けられている。
この種の非常灯や誘導灯などの防災用照明たる防災用照明器具は、内部に冷陰極ランプや発光ダイオードなどの光源部と、非常用電源として機能する二次電池とを備えている。防災用照明器具は、火災や地震などで外部電源に停電などの異常が発生した場合、光源部が自動的に点灯できるように二次電池側から光源部に給電できるように構成されている。これにより、防災用照明器具は、停電時や火災などで電線が焼け落ち外部電源から電力の供給が断たれた場合でも、内蔵する二次電池からの電力で光源部を自動的に点灯し、避難するための明るさを確保する。
このような防災用照明器具は、防火対象施設に設置されて運用される場合、防災用照明器具の性能が常に維持できるように、日本の消防法の消防用設備等及び建築基準法の建築設備として、関連法規に基づき、維持管理され、定期点検及び報告される必要がある。防災用照明たる防災用照明器具の点検項目は、多種類にわたるが、そのうちの1つの項目に、外部電源の異常時に非常点灯に切り替わることができるかを確認するものがある。
たとえば、一般的に普及している電源内蔵型の防災用照明器具では、防災用照明器具の内部に非常用の電源装置として二次電池を内蔵しており、常時に外部電源から電力の供給を受けて充電されるとともに、外部電源の供給が断たれると自動で内蔵している二次電池で光源部へ電力を供給する非常点灯に切り替わる。このような防災用照明器具は、たとえば、ニッケルカドミウム蓄電池などの二次電池が、繰り返し充放電できるように構成されている。また、防災用照明器具は、二次電池が防災用照明器具の非常用電源を接続させるための電池線とコネクタなどで電気的に接続されており、二次電池の寿命等の場合に交換可能な構造としてある。さらに、防災用照明器具には、引き紐が取り付けられた点検スイッチや押ボタン式の点検スイッチなどの点検開始入力部が設けられており、引き紐を引っ張っている間や押ボタンを押し続けている間、防災用照明器具が非常点灯に切り替わることによって、防災用照明器具の光源部が二次電池で点灯できるか、否かを簡単に点検することができる。
ところで、防災用照明器具たる誘導灯は、近年の消防法令の改正に伴い、非常点灯に切り替えた状態で所定時間、光源部が二次電池の電池容量だけで点灯を維持できるか否かを確認する確認試験も追加された。
上述の確認試験において、防災用照明器具の点検者は、所定時間の間、光源部が防災用照明器具に内蔵する二次電池の電池容量で確実に点灯を維持できるか確認する必要がある。そのため、防災用照明器具の点検者は、防災用照明器具の点検スイッチに付けられた引き紐を、上述の所定時間の間、連続して引き続ける。あるいは、防災用照明器具の点検者が、上述の所定時間の間、押ボタン式の点検スイッチを連続して押し続ける作業をしなければならず、大変苦労する作業となっている。たとえば、防災用照明器具の確認試験は、防災用照明器具である誘導灯1台当たり約20分の時間を要し、防災用照明器具が多数設置される大規模な防火対象施設では、すべての防災用照明器具の点検にかかる工数と時間は相当なものになる。
そのため、上述の追加された確認試験に対応し、防災用照明器具は、手動スイッチやリモートコントローラでの操作による点検開始信号で、防災用照明器具自体が内蔵する二次電池により所定時間の間、光源部を点灯させ、上記確認試験の合格或いは不合格を判断する合否判断機能を有するものとすることが考えられる。
たとえば、図9に、常時に外部電源ACから電力の供給を受けてランプたる光源部30を点灯させる常用点灯部11dと、常時に外部電源ACから電力の供給を受けて充電されるとともに、外部電源ACの異常時に光源部30へ非常用点灯部11eを介して電力を供給する充放電が可能な二次電池たる蓄電池部2と、防災用照明器具10’とは別に設けられた制御装置40と信号線40aによって接続された通信部9と、制御装置40から通信部9を介して入力された点検を開始させる点検開始信号により蓄電池部2および光源部30の点検を行い、点検結果を制御装置40側に通信部9から戻す点検部11cと、蓄電池部2の点検のために蓄電池部2に電気的に接続される擬似負荷6とを備え、点検部11cが前記点検開始信号を受けて、蓄電池部2の充電を蓄電池部2から擬似負荷6への放電へと切り替えて、所定時間が経過したときの蓄電池部2の電圧を測定することにより蓄電池部2が適正か不適格かを判断する防災用照明器具10’を用いた防災用照明システムが知られている(たとえば、特許文献1を参照。)。
このような自動点検機能を備えた防災用照明器具10’により、点検者が防災用照明器具10’を点検する作業性は向上し、最近取り付けられた自動点検機能を内蔵する防災用照明器具10’では、点検が行いやすくなっている。
特開2006−40732号公報
しかしながら、自動点検機能を備えていない古い形式の防災用照明器具が、世の中にはまだ多数設置されている。また、防火対象施設によっては、自動点検機能を備えた防災用照明器具と、自動点検機能を備えていない防災用照明器具とが混在する場合もある。自動点検機能を備えていない古い形式の防災用照明器具を、自動点検機能を備えた防災用照明器具に全て交換することが望ましいものの、既に設置された防災用照明器具を交換することは、設置場所やコストなどにより難しい場合もある。
その結果、自動点検機能を備えていない既設の防災用照明器具の点検作業性を向上させなければ、防火対象施設全体での防災用照明器具の点検作業効率を向上させることができないという問題がある。そのため、防災用照明器具の点検作業を効率化させ、点検作業の省力化を図ることが、防災用照明器具を効率的に運用することができ、防火対象施設全体の安全性を向上させるために必要となる。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、防災用照明器具の点検作業を効率化させ、防火対象施設全体の安全性を向上させることが可能な電池電源、それを用いた防災用照明器具および防災用照明システムを提供することにある。
請求項1の発明は、常時に外部電源から電力の供給を受けて充電されるとともに前記外部電源の異常時に防災用照明器具の光源部へ電力を供給する充放電可能な二次電池の点検機能を備えていない前記防災用照明器具に収納され、常時に前記外部電源から電力の供給を受けて充電されるとともに前記外部電源の異常時に前記防災用照明器具の前記光源部へ電力を供給する充放電可能な蓄電池部を備えた前記二次電池と交換可能な電源装置であって、前記防災用照明器具の点灯回路部が異常時に前記光源部へ供給する電力を前記外部電源からの電力から前記電源装置からの電力に切替制御するものであり、該点灯回路部に接続された電池線の係合コネクタと電気的に接続するコネクタと、前記蓄電池部の電池容量の点検を開始する点検開始信号を出力する点検開始入力部と、前記蓄電池部の点検のために該蓄電池部に電気的に接続される擬似負荷と、前記点検開始信号を受けて、前記防災用照明器具の前記点灯回路部から前記コネクタを介して供給される電力で行われる前記蓄電池部の充電を前記蓄電池部から前記擬似負荷への放電へと切り替えて、所定時間が経過したときの前記蓄電池部の電圧を測定し、該電圧と予め設定した所定の電圧とを比較することで前記蓄電池部の電池容量の適否を判断する判断部と、該判断部により制御され前記判断部で判断した点検結果を表示する表示モニタとを有することを特徴とする。
この発明によれば、二次電池の点検機能を備えていない既設の防災用照明器具であっても、防災用照明器具の前記二次電池を蓄電池部の点検を行える電源装置と、単に、取り替えるだけで、既設の防災用照明器具の電池線を利用して、点検機能を設けることで、防災用照明器具の点検が効率化され作業効率を向上させることが可能な防災用照明器具用の電源装置とすることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電源装置と、前記光源部と、該光源部を点灯させる前記点灯回路部と、前記電源装置と前記光源部と前記点灯回路部を収納する器具本体と、該器具本体に取り付けられ前記光源部からの光に照射されるピクトグラムが表示された表示パネルとを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、自動点検機能を備えた防災用照明器具と、自動点検機能を備えていない防災用照明器具とを任意に切り替えることができ、自動点検機能を備えていない防災用照明器具として防火対象施設などに設置した後であっても、電源装置の蓄電池部を点検する自動点検機能を追加することができる防災用照明器具とすることができる。
本願と別の発明は、常時に外部電源から電力の供給を受けて充電されるとともに、前記外部電源の異常時に防災用照明器具の光源部へ電力を供給する充放電可能な充放電が可能な蓄電池部と、該蓄電池部の電池容量の点検を開始する点検開始信号を出力する点検開始入力部と、前記点検開始信号の入力を受けて、前記蓄電池部に対して充電から前記光源部への放電へ切り替え、所定時間が経過したときの前記蓄電池部の電圧を測定して、該電圧と予め設定した所定の電圧とを比較することで前記蓄電池部の電池容量の状態を判断する判断部と、該判断部からの点検結果を表示する表示モニタとを有する電源装置と、防災用照明器具の光源部を点灯させる点灯回路部と、前記光源部、前記電源装置及び前記点灯回路部とを収納する器具本体と、該器具本体の一部に前記光源部からの光で照射されるピクトグラムが表示された表示パネルとを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、光源部への放電へ切り替えて、蓄電池部の電池容量を確認するため、光源部および蓄電池部が適正か否かを同時に判断することが可能となる。
請求項3の発明は、複数個の防災用照明器具と接続でき、前記蓄電池部の点検を開始させる点検命令信号の送信および前記点検結果の受信を行う通信装置と、前記点検結果の表示を行う表示部とを備えた制御装置を有しており、該制御装置に接続される請求項2に記載の前記防災用照明器具の前記点検開始入力部は、前記制御装置からの前記点検命令信号により前記蓄電池部の点検を開始させ、前記表示モニタへ前記点検結果を表示させるとともに前記制御装置へ前記点検結果を送信することを特徴とする。
この発明によれば、制御装置が通信装置を、防災用照明器具が通信部を備えることにより、有線や無線などにより遠隔の防災用照明器具と通信でき、前記制御装置の点検開始信号に基づいて自動的に点検することができるため、点検作業をより効率化することが可能となる。
請求項1の発明は、防災用照明器具の点灯回路部に接続された電池線と電気的に接続する接続部と、蓄電池部の電池容量の点検を開始する点検開始信号を出力する点検開始入力部と、前記蓄電池部の点検のために該蓄電池部に電気的に接続される擬似負荷と、前記点検開始信号を受けて、前記接続部から供給される電力で行われる前記蓄電池部の充電を前記蓄電池部から前記擬似負荷への放電へと切り替えて、所定時間が経過したときの前記蓄電池部の電圧を測定し、該電圧と予め設定した所定の電圧とを比較することで前記蓄電池部の電池容量の適否を判断する判断部と、該判断部で判断した点検結果を表示する表示モニタとを有することで、既設の防災用照明器具の電池線に接続された二次電池と単に交換することにより、防災用照明器具の点検における作業性を向上させ、防火対象施設の安全性を維持することができるという顕著な効果がある。
実施形態1の電源装置を示し、(a)は概略説明図、(b)はブロック図、(c)は電源装置を備えた防災用照明器具の模式的説明図である。 実施形態2の別の電源装置を示し、(a)は概略説明図、(b)はブロック図である。 実施形態3の電源装置を示し、(a)は概略説明図、(b)は電源装置を備えた防災用照明器具の模式的斜視図である。 同上の別の電源装置を示す概略説明図である。 実施形態4の電源装置を示し、(a)は概略説明図、(b)はブロック図である。 同上の別の電源装置を示し、(a)は概略説明図、(b)はブロック図、(c)は電源装置を備えた防災用照明器具の模式的斜視図である。 実施形態5の電源装置を示し、(a)は概略説明図、(b)はブロック図、(c)は電源装置を備えた防災用照明システムの模式的説明図である。 同上の別の電源装置のブロック図を示す。 従来の防災用照明器具のブロック図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態の防災用照明器具に用いられる電源装置について、図1および図2に基づいて詳述する。まず、図1(c)に、本実施形態の電源装置1が内蔵される誘導灯たる防災用照明器具10について説明する。
図1(c)に示す誘導灯たる防災用照明器具10は、天井や壁などの造営材に取り付けられ、避難誘導用の標識として用いられるものである。防災用照明器具10は、前面が開口され外形が薄箱状の器具本体10aを備えている。器具本体10aは、たとえば金属で形成され、上側壁(図1(c)中の上側)において中央部には外部電源を供給するための電源線(図示していない)を器具本体10aの内部に導入するためのノックアウト16aが設けられ、このノックアウト16aを間にして左右方向の両側には固定螺子(図示していない)が挿通される螺子挿通孔18がそれぞれ設けられている。また、器具本体10aの底面(後面)において中央部には、上記電源線を後面側から器具本体10aの内部に導入するためのノックアウト16bが設けられ、このノックアウト16bを間にして左右方向両側にも固定螺子(図示していない)が挿通される螺子挿通孔18がそれぞれ設けられている。
すなわち、固定螺子を適宜に用いることによって、防災用照明器具10を天井に取り付けることも、防災用照明器具10を壁面に取り付けることもできる。
また、防災用照明器具10の器具本体10aの両端部それぞれには、エンドカバー10dを取り付けて構成している。防災用照明器具10のエンドカバー10dの内部側には、光源部30となるランプを点灯させる安定器、非常点灯時に光源部30へ供給する電力を外部電源から電源装置1に切替を制御する点灯回路部(図示していない)などが収納配置されている。
防災用照明器具10の器具本体10aには、相対向するソケット14間に光源部30を架設し、光源部30を覆うように器具本体10aの開口部に表示パネル(図示していない)を取り付けて構成することができる。表示パネルは、たとえば合成樹脂成形品であって略矩形板状に形成され、前面側には、たとえば印刷により避難経路を示す矢印などのピクトグラムが形成されている。ソケット14の下部には、エンドカバー10d内部の安定器などを冷却する放熱用穴10cが設けられている。また、器具本体10aの底板には、放熱用開口部10bが形成されている。
さらに、防災用照明器具10の器具本体10aの側壁からは、一端部が常時に外部電源で充電させ、外部電源の異常時に光源部30に電力を供給させるように切り替える前記点灯回路部と接続された電池線19aが導出しており、電池線19aの他端部に外部電源の異常時に光源部30に電力を供給する電源装置1と接続させる係合コネクタ19が設けられている。
防災用照明器具10の器具本体10aにおける一方のエンドカバー10dの下側壁(図1(c)中の下側)には、点検時に外部電源を遮断し電源装置1で光源部30を点灯させるための点検スイッチ11aが設けられている。また、前記点灯回路部と電気的に接続された光源部30の交換時期などを表示する表示部11b(たとえば、LED)が好適に設けられている。電源装置1は、防災用照明器具10の器具本体10aの下側壁に配置され、電源装置1の電源コード3aの先端部に設けられた係合コネクタ3が設けられている。防災用照明器具10のエンドカバー10dの側壁から導出した電池線19aの係合コネクタ19と、電源装置1の電源コード3aの先端部に設けられた係合コネクタ3とを係合して電気的に接続させることにより、外部電源の異常時に電源装置1からの電力を光源部30に供給することができる。なお、この防災用照明器具10には、内蔵された二次電池を点検する自動点検機能を内蔵していない。
ここで、本実施形態の電源装置1の電源コード3aの先端部には、自動点検機能を内蔵していない防災用照明器具10の既設の二次電池と交換ができるように前記二次電池の係合コネクタ3と同形状の係合コネクタ3を備えている。また、図1(a)で示すように電源装置1は、電池ボックス2aと、点検機能ボックス4とを備えている。電池ボックス2aには、複数個(ここでは、3個)の円筒状の二次電池を適宜の配線2bによって電気的に直列接続させた蓄電池部2と、該蓄電池部2と電気的に接続され、蓄電池部2が適正か否かを判断する判断部7と、を備えている。また、電池ボックス2aの判断部7は、防災用照明器具10の電池線19aの係合コネクタ19と電気的に接続することができるように、係合コネクタ3を備えた電源コード3aと接続している。同様に、電池ボックス2aの判断部7は、点検コード4aを介して電気的に接続された点検機能ボックス4と接続されている。点検機能ボックス4には、図1(b)に示す、点検を開始する入力手段を備えた点検開始入力部5と、蓄電池部2から放電された電荷を消費する擬似負荷6と、判断部7によって判断された点検結果を表示する表示モニタ8とから構成されている。
なお、電池ボックス2a内の判断部7は、点検開始入力部5からの点検開始信号を受けて、蓄電池部2に対して充電から擬似負荷6への放電に切り替えて蓄電池部2が適正か不適正かを判断する。
ここで、点検開始入力部5は、リモートコントローラの受光部や点検スイッチ(図示していない)など、点検を開始する入力手段を備えている。また、判断部7は、点検開始入力部5からの点検開始信号の入力を受けて、蓄電池部2に対して充電から擬似負荷6への放電に切り替え、所定時間が経過した後の電圧を測定する。判断部7は、測定した測定電圧が、予め設定した規定の電圧以上であれば、適正と判断する。また、判断部7は、測定した測定電圧が、規定の電圧よりも低ければ、蓄電池部2が不適正である旨の判断を行い蓄電池部2の交換時期であることを表示モニタ8に表示させる。
本実施形態の電源装置1は、たとえば、図1(c)に示す二次電池の点検機能を有しない既設の防災用照明器具10から、防災用照明器具10の前記点灯回路部と接続している電池線19aのコネクタ19を既存の単なる二次電池のコネクタから取り外して前記二次電池を除去した後、前記二次電池の代わりに本実施形態の電源装置1のコネクタ3を接続させることで点検機能を内蔵した非常用点灯器具10とすることができる。
防災用照明器具10の電源装置1は、電源装置1に設けられた点検開始入力部5のスイッチ(図示していない)を手動でON状態としたり、別途に設けたリモートコントローラを用いて電源装置1に設けられた点検開始入力部5から点検を開始させる点検開始信号を出力させる。点検開始信号が入力された判断部7は、スイッチング素子(図示していない)を操作して、蓄電池部2の充電から擬似負荷6への放電するように切り替える。また、判断部7は、蓄電池部2を擬似負荷6に接続させてから、所定時間経過後の蓄電池部2の端子間電圧を計測して、蓄電池部2の電池容量を点検する。
ここで、蓄電池部2の電池容量を点検するための、所定時間とは、たとえば、蓄電池部2の電池容量A(mA)は、流す電流B(mA)と、時間(h)との積算で計算できるため、約20分や約60分でもよいし、より大電流を流すことで、前記所定時間を短くすることもできる。
また、擬似負荷6は、たとえば、消費電力の大きい抵抗器、LEDやブザーなどを使用することができる。擬似負荷6は、光源部30を点灯させる代わりに擬似負荷6に電流を流すことによって、防災用照明器具10に備えられる光源部30の適正、あるいは、不適正とは無関係に蓄電池部2の適正あるいは、不適正かを判断することができる。擬似負荷6は、点検時間を所定の照明持続時間よりも長くして擬似負荷6に流れる電流を抑えることによって、擬似負荷6での定格電力を比較的小さく抑え、より小さな抵抗などにすることもできる。
また、点検結果の表示は、表示モニタ8として、たとえば、LEDや電球などを使用することができる。表示モニタ8として緑色LEDをモニタランプに使用する場合、たとえば、防災用照明器具10の電源装置1の蓄電池部2が、適正であれば緑色LEDを点灯させる。蓄電池部2が外れるなどして、防災用照明器具10と電気的に接続されていない場合は、緑色LEDを消灯させる。また、防災用照明器具10における電源装置1での蓄電池部2の電池容量が十分ではなく、不適正であると判断部7が判断すれば、緑色LEDを点滅させることにより表示モニタ8として機能させることができる。表示モニタ8は、防災用照明器具10の電源装置1の蓄電池部2が、適正か不適正であるかを見分けることができれば、発光色の異なる複数個のLEDの色を変える他の動作でもかまわない。また、電源装置1は、表示モニタ8に加えて、ブザーなどの音源を備えて報知することもできる。
なお、防災用照明器具10の前記点灯回路部は、たとえば、外部電源に接続されるトランスと、該トランスを介して入力される交流を直流に変換して蓄電池部2を充電する充電器と、直流を交流に変換するインバータと、前記トランスの接続点に対して、外部電源の交流装置内のスイッチング素子の制御を行うマイクロコンピュータとにより構成することができる。
このような防災用照明器具10の前記点灯回路部は、図示しない検出器によって外部電源の停電が検出されると、前記点灯回路部のマイクロコンピュータにより前記充電器および双方向3端子サイリスタがオフにされ、インバータが起動する。これにより、蓄電池部2は充電状態から放電状態に転じるとともに放電された直流出力は、前記インバータにより交流に変換され前記トランスを介して冷陰極ランプたる光源部30に供給される。
また、防災用照明器具10の点検を開始する場合には、点検開始入力部5から点検を開始させる点検開始信号を送信する。前記点検開始信号を受信した判断部7は、蓄電池部2に対して充電から擬似負荷6への放電に前記スイッチング素子によって切り替える。蓄電池部2は、擬似負荷6への電気的な接続に加えて蓄電池部2の端子電圧を測定して、測定電圧と、蓄電池部2が過放電などにより高インピーダンス状態となる不良になった場合における予め記憶手段(図示していない)で記憶させておいた電圧と、判断部7のコンパレータで比較させる。該コンパレータで比較した結果、蓄電池部2の電圧が予め設定させた所定の電圧よりも低い場合は、蓄電池部2の不良で交換を要するものと判断して、判断部7の前記マイクロコンピュータから表示モニタ8たるLEDの点灯回路を制御して表示を緑色の点灯から緑色の点滅となるように制御する。これにより、点検者は、表示モニタ8の表示が変わったことにより、防災用照明器具10の電源装置1を交換する必要があることを認識して、電源装置1を交換させることができる。また、防災用照明器具10の光源部30とは別に電源装置1に擬似負荷6を備えてなることで、防災用照明器具10の点検に伴い光源部30の寿命が短くなることを抑制することもできる。
このような点検機能を内蔵した電源装置1は、自動点検機能を内蔵していない防災用照明器具10が、20分なり、30分または、60分間点灯スイッチ11aを点検者が押し続けてたり、引き紐を引っ張り続ける必要があったが、その手間を省けるようになり、防災用照明器具10の点検作業を効率化することができる。また、従来あった点検機能付き防災用照明器具10は、点検機能が搭載された防災用照明器具10でしか点検できなかったが、本実施形態の電源装置1を使用すると、点検機能の搭載されてない既設の防災用照明器具10の点検も効率化され作業効率がよくなる。
以下、本実施形態の防災用照明器具10に用いられる各構成について、詳述する。
防災用照明器具10に用いられる光源部30は、外部電源の異常時に蓄電池部2で点灯可能なものであって、たとえば、直管形蛍光ランプ、コンパクト形蛍光ランプ、冷陰極ランプやLEDなどを挙げることができる。このような光源部30は、複数個設けてもよく1個でもよい。また、異なる種類の光源部30を複数個配置させることもできる。たとえば、光源部30としてLEDを用いた場合は、1個のLEDからの出力を導光体を介して表示パネルに面状に照射させてもよいし、複数個のLEDを用いて面状に発光させることもできる。LEDを光源部30として用いた場合は、補色となる光を発する複数種類のLEDを組み合わせても用いてもよいし、青色光や紫外線を発するLEDと、LEDからの光を吸収して異なる蛍光を発する蛍光体を備えた白色LEDを用いて構成することもできる。防災用照明器具10として、非常灯を用いる場合は、外部電源が停電等になった場合に、誘導路を照明できればよい。
電源装置1に用いられる蓄電池部2は、ニッカド電池やニッケル水素電池などの二次電池を利用することができる。また、蓄電池部2は、一個の二次電池だけでもよいし、複数個の二次電池を直列、並列や直並列に接続させたものを用いてもよい。このような蓄電池部2は、単電池をニッケル板などで接続して各種配列に並べ、熱収縮チューブや樹脂ケースなどでパックし、リード線やコネクタ、タブ端子が結線された組電池として用いることもできる。二次電池の形状も円筒形状だけに限らず板形状など所望に応じて種々の形状のものを用いることができる。
本実施形態の点検開始入力部5は、防災用照明器具10の点検を開始させる入力手段を備えたものであって、前記点検開始信号を出力可能な点検スイッチや外部のリモートコントローラからの無線や赤外線などを受けて、前記点検開始信号を出力可能な半導体受光素子などを用いることができる。また、点検開始入力部5の点検スイッチとしては、引き紐と結び付けられた機械的なスイッチを用いてもよい。
本実施形態の擬似負荷6は、蓄電池部2の状態を検査するために、蓄電池部2の放電時に給電されるものであって、蓄電池部2の点検のための、防災用照明器具10の光源部30とは別に、蓄電池部2から放電された電荷を消費するものである。擬似負荷6としては、たとえば、蓄電池部2の両端の電圧が検出することができるように、消費電力の大きい抵抗やLEDなどを用いることができる。防災用照明器具10として誘導灯を用い、擬似負荷6として、LEDを用いた場合は、LEDから、たとえば、青色光や赤色光を誘導灯の表示パネルに照射させることで、点検中であることを表示パネルを介して表示することもできる。たとえば、リモートコントローラで点検開始入力部5を制御する方式では、外部から防災用照明器具10に前記点検開始信号を送付するだけで、前記表示パネルの色彩を判別して蓄電池部2の交換の要否を判断することもできる。
本実施形態の判断部7は、点検開始入力部5からの点検開始信号の入力を受けて、内蔵する蓄電池部2に対して充電から擬似負荷6への放電へ切り替え、たとえば、所定時間が経過したときの蓄電池部2の端子間の電圧を測定して、測定した電圧が、蓄電池部2が適正値となる予め規定した所定の電圧以上であれば、表示モニタ8に蓄電池部2が適正である表示を行い、蓄電池部2の端子間の測定電圧が、予め規定の電圧ならば、表示モニタ8に蓄電池部2が不適正である表示を行う機能を有している。判断部7は、電源装置1の蓄電池部2の点検時に蓄電池部2の負荷となる擬似負荷6と、前記充電器から蓄電池部2への充電から蓄電池部2から擬似負荷6への放電に切り替えるスイッチング素子と、該スイッチング素子の制御を行うマイクロコンピュータと、蓄電池部2を擬似負荷6に接続させた場合における電圧と、予め設定した所定電圧とを比較させるコンパレータとを備えて構成することができる。
また、防災用照明器具10の点灯検査時に、擬似負荷6への電力の供給がされたままであると、蓄電池部2への充電がされず放電してしまうおそれがある。そのため、本実施形態の防災用照明器具10の判断部7には、たとえば、20分後や30分後など所定時間が経過すると擬似負荷6から再び自動的に外部電源と接続させる、タイマー機能を設けて自動的に復旧させる機能を持たせることもできる。このようなタイマー機能は、判断部7のマイクロコンピュータを利用して適宜に構成すればよい。
本実施形態の電源装置1に用いられる表示モニタ8としては、蓄電池部2の状態が適正か否かを表示可能なものであって、判断部7からの出力に基づいて点検結果を表示することが可能なものであればよい。したがって、表示モニタ8としては、蓄電池部2の状態が適正時に、たとえば、緑色に点灯し不適正となった場合に赤色に点灯するLEDランプなどを用いることもできるし、液晶表示装置で表示させることもできる。また、表示モニタ8は、必ずしも電源装置1自体に設ける必要もなく、判断部7で検査された蓄電池部2の状態の結果を、送信可能な送信部からリモートコントローラの表示部に表示させることで表示モニタ8を構成しても良い。なお、このような表示モニタ8は、無線だけでなく有線で行ってもよい。
本実施形態に用いられる防災用照明器具10の表示パネルとしては、光源部30からの光によって照射され視認性よく誘導表示が可能な避難口誘導灯や通路誘導灯に用いられる絵文字や絵単語などの視覚サインであるピトグラムが形成された誘導灯表示パネルなど適宜適正な表示が描画などされたものがあがられる。このような表示パネルは、必ずしも光源部30からの光を透過させる透過型の表示パネルだけでなく、外部に設けられた光源部30からの光を反射させる反射型の表示パネルで構成することもできる。
(実施形態2)
本実施形態の電源装置1の基本構成は、実施形態1と共通であるので、特徴となる部分について図2に基づいて説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の図2に示す電源装置1では、電源装置1の蓄電池部2と、点検開始入力部5、擬似負荷6、判断部7および表示モニタ8を備えた蓄電池部2の点検部1aとを分離可能に構成させている。また、点検部1aの判断部7には、リチウムイオン二次電池、ニッケル・水素電池、ニッケル・カドミウム蓄電池など蓄電池部2の二次電池の種類に応じた設定情報を予め保有する記憶装置(図示していない)を内蔵しており、予め使用する蓄電池部2の前記二次電池の種類に応じて選択して接続することができるように構成させている。
すなわち、判断部7は、EEPROMなどの記録装置を備え、リチウムイオン二次電池、ニッケル・水素電池、ニッケル・カドミウム蓄電池など点検部1aと接続させる蓄電池部2の前記二次電池の種類ごとに応じた電池容量を判断するための設定電圧をそれぞれ前記記録装置に記憶させている。また、判断部7は、ディップスイッチの切替により、判断部7のコンパレータが蓄電池部2の測定値と、前記記憶装置に記憶させている二次電池の種類ごとの設定電圧の1種と比較できるように構成してある。これにより、電源装置1は、点検部1aに蓄電池部2の二次電池の種類に応じた記録装置を備え、蓄電池部2の二次電池の種類に応じて電池容量を点検する判断部7の設定電圧を適宜に変更することができる。
したがって、本実施形態の電源装置1は、既設の防災用照明器具10に用いられている様々な種類の二次電池と置き換えることができることに対応でき、点検部1aに汎用性を持たせることが可能となる。なお、電源装置1の点検部1aと、蓄電池部2とは、係合コネクタで電気的接続や着脱を適宜に行えるように構成されている。
言い換えれば、電源装置1のうち、蓄電池部2と分離された点検部1aは、常時に外部電源から電力供給を受けて充電されるとともに、前記外部電源の異常時に防災用照明器具10の光源部30に電力を供給する充放電可能な蓄電池部2と電気的に接続させて、該蓄電池部2の電池容量を点検するものであって、防災用照明器具10の点灯回路部に接続された電池線19aと電気的に接続する接続部3と、蓄電池部2の電池容量の点検を開始する点検開始信号を出力する点検開始入力部5と、蓄電池部2の点検のために該蓄電池部2に電気的に接続される擬似負荷6と、点検開始信号を受けて、接続部3から供給される電力で行われる蓄電池部2の充電を蓄電池部2から擬似負荷6への放電へと切り替えて、所定時間が経過したときの蓄電池部2の電圧を測定し、該電圧と予め設定した所定の電圧とを比較することで蓄電池部2の電池容量の適否を判断する判断部7と、該判断部7で判断した点検結果を表示する表示モニタ8とを有するものとすることができる。
(実施形態3)
本実施形態の電源装置1の基本構成は、実施形態1と共通であるので、特徴となる部分について図3ないし図4に基づいて説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の電源装置1が備えられる防災用照明器具10として、図3(b)に示す誘導灯は、天井や壁などの造営材に取り付けられ、避難誘導用の標識として用いられる。誘導灯たる防災用照明器具10は、前面が開口する矩形箱状の器具本体10aと、器具本体10aの前面に設けられた開口部を閉塞するように該開口部の大部分を覆う矩形状の表示パネル20と、表示パネル20により覆われていない器具本体10aの残りの開口部を覆うように表示パネル20の上縁に沿って配設された直管形の冷陰極ランプ(図示していない)が内蔵された光源部30とを備えている。
器具本体10aは、合成樹脂成形品(たとえば、ABS樹脂)であって、上側壁(図3(b)中の上側)において中央部に外部電源が供給される電源線(図示していない)を器具本体10aの内部に導入するためのノックアウト16aが設けられている。天井材に防災用照明器具10を固定させる場合、ノックアウト16aを間にして左右方向の両側に螺子挿通孔が設けられている。なお、図3(b)中の防災用照明器具10は、前記螺子挿入孔を挿通した固定螺子15,15により固定した例を示している。また、器具本体10aの底面(後面)において中央部の上方(図3(b)中の上方)には、上記電源線を前記後面側から器具本体10aの内部に導入するためのノックアウト16bが設けられ、ノックアウト16bを間にして左右方向の両側にも固定螺子(図示していない)が挿通される螺子挿通孔18が設けられている。すなわち、固定螺子15を用いることによって器具本体10aを天井に取り付けることができ、また螺子挿通孔18を用いて螺子止めすることにより、器具本体10aを壁面に取り付けることができる。
さらに、器具本体10aの左右両側の側壁の内側面には、光源部30の左右方向の両端部に設けた係合端子31が係合する係合コネクタ14がそれぞれ設けられている。
ここで、器具本体10aの内部には、上記電源線を接続させる端子台12や光源部30への電力を供給するための電源装置1や光源部30の点灯を制御する点灯回路部11が収納されている。なお、器具本体10aの下側壁には、点灯回路部11と電気的に接続され、電源装置1の蓄電池部2における点検時に外部電源を遮断し、電源装置1で光源部30が点灯できるか否かの点検スイッチ11aが設けられている。また、器具本体10aの下側壁には、点灯回路部11と電気的に接続され、点灯回路部11のマイクロコンピュータによって光源部の点灯時間を計測し、累積時間で光源部30の交換時期などを表示する表示部11b(たとえば、赤色LED)を好適に設けている。
また、上記電源線は、器具本体10aに設けられたノックアウト16a又はノックアウト16bを外して、器具本体10aの内部に導入され、端子台12に接続している。防災用照明器具10は、通常時には上記電源線を介して供給された外部電源が点灯回路部11に供給され、電源装置1の蓄電池部2を充電する。また、防災用照明器具10は、外部電源の停電時には電源装置1の蓄電池部2から放電して点灯回路部11に電源が供給される。
光源部30は、たとえば合成樹脂の成形品で形成され、器具本体10aの開口部の寸法と略同寸法に形成されている。光源部30の左右方向の両端側において器具本体10aの各係合コネクタ14に対応する部位には、係合コネクタ14と係合する係合端子31がそれぞれ突設している。なお、光源部30の係合端子31は、係合コネクタ14に係合するとともに電気的に接続され、点灯回路部11からの電力が供給されて点灯できるようになっている。
表示パネル20は、前面側に人物を模したピクトグラムとなる表示パターン21aが形成された略矩形板状の表示部21と、表示部21の後面側に配設される略矩形板状の導光板22とで構成されている。導光板22は、たとえば透明なアクリル樹脂成形品であって、表示部21と略同形状に形成され、後面側から適宜の取付手段により表示部21に取り付けられるようになっている。この導光板22では、光源部30からの照射光が上端面から導光板22内に入射し、導光板22の前面(表示部21側の面)から略均一に照射することができる。表示部21は、たとえば合成樹脂成形品であって略矩形板状に形成され、前面側に、たとえば印刷された表示パターン21aが形成されている。
ここで、本実施形態の防災用照明器具10に搭載された電源装置1は、実施形態1,2と同様に機能し、動作する。したがって、自動点検機能を内蔵していない既存の防災用照明器具10でも、本実施形態の自動点検機能を備えた電源装置1を実装させることによって点検作業を簡略化することが可能となる。また、本実施形態の電源装置1の代わりに通常の単なる二次電池を搭載することもできる。
このような防災用照明器具10は、たとえば、防火対象施設が新築の販売時点では、自動点検機能の搭載されていない電源装置1を搭載して販売することで防災用照明器具10の価格を抑えることができる。また、防災用照明器具10に、自動点検機能が搭載されていない単なる二次電池を搭載した状態では、点検者の点検作業性が悪くなる。そのため、点検者の点検作業性を改善などさせる場合には、単なる二次電池を本実施形態の電源装置1と交換すればよい。
また、図3に示す電源装置1の代わりに、図4に示す、始めから蓄電池部2を備えた電源パッケージ部1cとは別に、蓄電池部2の検査を行うことができる点検部1aを収納する点検パッケージ部1dとを別途に形成し、矩形状の点検パッケージ部1dの一側辺側から突設した係止部1e,1eと、電源パッケージ部1cの対向する一側辺側に設けられた係合孔部(図示していない)とを嵌め合わせて着脱自在の電源装置1とすることもできる。
すなわち、防災用照明器具10の図3に示す電源装置1の蓄電池部2を、電源パッケージ1cと、電源判定部1dとを着脱自在に構成しておき、電源判定部1dを設けない場合でも、常時に外部電源から電力の供給を受けて充電されると共に、外部電源の異常時に防災用照明器具10の光源部30に電力を供給するように電源パッケージ1cを電気的に接続させている。図4に示す防災用照明器具10は、点検部1aが内蔵された点検パッケージ部1dを後付けできれば、点検者の作業性に応じて、防災用照明器具10に自動点検機能を付けたり、付けなかったりすることを選択することが可能となる。そのため、本実施形態の電源装置1に、単に、点検部1aを備えた点検パッケージ部1dを追加させるだけで、防災用照明器具10に用いられる二次電池の点検作業の作業性を改善させることができる。
(実施形態4)
本実施形態の電源装置1の基本構成は、実施形態3と共通であるので、特徴となる部分について図5ないし図6に基づいて説明する。なお、実施形態3と同様の構成要素には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の図5に示す防災用照明器具10に用いられる電源装置1の構成は、蓄電池部2の点検機能を内蔵した電源装置1が、蓄電池部2と、点検を開始する入力手段を備えた点検開始入力部5と、点検開始信号の入力を受けて、蓄電池部2を充電から放電へ切り替え、所定時間が経過したときの蓄電池部2の電圧を測定して、測定電圧が規定の電圧以上の場合、表示モニタ8に蓄電池部2が適正である表示を行う。また、前記点検開始信号の入力を受けて、蓄電池部2に対して充電から放電へ切り替え、所定時間が経過したときの蓄電池部2の電圧を測定して、測定電圧が規定の電圧よりも低ければ、表示モニタ8に蓄電池部2が不適格である表示を行う機能を有した判断部7と、上記の点検結果を表示する表示モニタ8とから構成している。
なお、本実施形態の防災用照明器具10も実施形態3の図3(b)に示す防災用照明器具10と同様に、ランプたる光源部30、光源部30を点灯させる点灯回路部11や電源装置1を組み込んだ器具本体10aと、避難口や通路などを表示する表示部21を備えた表示パネル20で構成されている。
本実施形態4の防災用照明器具10は、蓄電池部2を点検する場合、防災用照明器具10を手動やリモートコントローラなどで点検を開始させて、防災用照明器具10の光源部30に蓄電池部2の電力を放電させ、所定時間経過後の蓄電池部2の電圧を測定する。判断部7は、蓄電池部2の測定した電圧を、予め設定している所定の電圧値とコンパレータで比較することで、蓄電池部2の電池容量が適正か否かを点検することができる。
ここで、本実施形態の電源装置1として、実施形態3の電源装置1を用いた防災用照明器具10との違いは、本実施形態の電源装置1が擬似負荷6で蓄電池部2を放電させ、蓄電池部2の電圧を点検するのではなく、防災用照明器具10のランプたる光源部30を点灯させて蓄電池部2の電池容量を点検している。すなわち、実施形態3の電源装置1は、自動点検機能を備えていない既設の防災用照明器具10の二次電池と置き換えて、蓄電池部12の電池容量を自動点検機能を備えさせるために、電源線19と接続される電源装置1側に擬似負荷6を備えているのに対し、本実施形態の電源装置1は、予め自動点検機能を備えていない新設の防災用照明器具10として、防災用照明器具10に予め光源部30を点検できる構成としている。これにより、防災用照明器具10は、電源装置1の蓄電池部2の充電が適正値を保っているか否かを点検することができると同時に、防災用照明器具10のランプたる光源部30の状態も点検することができる。なお、本実施形態の電源装置1の別の例として、図6に示すように電源パッケージ1cと、電源パッケージ1cは別に蓄電池部2の点検を行う点検部1aが収納された点検パッケージ1dとを別体に形成させてもよい。
(実施形態5)
本実施形態の防災用照明器具10に用いられる電源装置1の基本構成は、実施形態4と共通であるので、特徴となる部分について図7および図8に基づいて説明する。なお、実施形態4と同様の構成要素には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の図7に示す防災用照明器具10に用いられる電源装置1は、図5に示す実施形態4の防災用照明器具10に用いられる電源装置1に、信号線や電力線を用いた有線式、赤外線や電場を利用した無線式などで防災用照明器具10とは別にある制御装置40と通信できる通信部9を点検開始入力部5に接続させた点が異なる。
すなわち、本実施形態の防災用照明器具10に用いられる電源装置1は、制御装置40が防災用照明器具10に対して点検を開始させる点検命令信号を信号線40aを介して送信することにより、電源装置1の通信部9で点検命令信号を受信し、点検開始入力部5を働かせる。電源装置1は、点検開始入力部5からの点検開始信号により、判断部7が蓄電池部2の点検を行う。
また、判断部7で判断した蓄電池部2の点検結果は、電源装置1の点検開始入力部5および通信部9を通って、前記点検命令信号の伝送とは逆に、防災用照明器具10から信号線40aを介して制御装置40に送られる。ここで、制御装置40においては、電源装置1で点検した蓄電池部2の点検結果を表示する表示部40bを備えている(図7(c)を参照)。
制御装置40の表示部40bには、防災用照明器具10に用いられる電源装置1の蓄電池部2、光源部30、通信部9の異常や寿命切れが発生した際にLEDなどのモニタ点灯で報知する表示灯を備えている。また、制御装置40は、複数個の防災用照明器具10を制御する場合、制御装置40の表示部40bに、複数個の防災用照明器具10の中から異常が発生した防災用照明器具10を特定する確認スイッチやアドレス表示部(図示していない)などを備えることができる。これにより、本実施形態の防災用照明システムは、制御装置40が通信部9を備えた複数個の防災用照明器具10を集中監視することができる。なお、本実施形態に用いられる電源装置1は、図8に示すように、電池電源部2を通信部9を備えた点検部1dと分離可能に構成させることもできる。
いいかえれば、本実施形態の防災用照明システムは、複数個の自動点検機能つき防災用照明器具10と接続でき、点検命令信号の送信および点検結果の受信を行う通信装置と、前記点検結果の表示を行う表示部40bとを備えた制御装置40に接続される点検開始入力部5は、制御装置40からの点検命令信号により蓄電池部2の点検を開始させ、点検結果を表示モニタ8へ表示させるとともに制御装置40へ送信することになる。
ところで、防災用照明器具10として、遠隔で点検できるものは、全数、自動的に点検することができるため、点検作業という観点では非常に効果が大きい。
しかしながら、防災用照明器具10を設置するための初期費用が高額になる傾向にあり、防災用照明システムを導入することが設置予定者に敬遠される傾向にある。逆に、防災用照明器具10の点検者としては、新築などで防災用照明システムが採用されていると、点検費用は大きく削減される場合がある。そのため、点検者側にとっても防災用照明システムの導入が敬遠され、通信部9を備えた防災用照明器具10が世の中に広まりにくい現状にある。
本実施形態の照明器具システムは、新築などで防災用照明器具10を購入して設置する場合、二次電池や光源部30を点検する点検機能がない、あるいは、個別の点検の機能だけ搭載された既存の防災用照明器具10を設置させ、通信部9を後付けすることもできる。すなわち、防災用照明器具10の点検者が、防災用照明器具10に別途通信部9を取り付けたほうが、点検作業として効率的と判断した場合には、点検者の判断で通信部9を後付けすることもできる。
1 電源装置
2 蓄電池部
3 接続部
5 点検開始入力部
6 擬似負荷
7 判断部
8 表示モニタ
9 通信部
10 防災用照明器具
10a 器具本体
19a 電池線
21 表示パネル
30 光源部
40 制御装置
40b 表示器

Claims (3)

  1. 常時に外部電源から電力の供給を受けて充電されるとともに前記外部電源の異常時に防災用照明器具の光源部へ電力を供給する充放電可能な二次電池の点検機能を備えていない前記防災用照明器具に収納され、常時に前記外部電源から電力の供給を受けて充電されるとともに前記外部電源の異常時に前記防災用照明器具の前記光源部へ電力を供給する充放電可能な蓄電池部を備えた前記二次電池と交換可能な電源装置であって、前記防災用照明器具の点灯回路部が異常時に前記光源部へ供給する電力を前記外部電源からの電力から前記電源装置からの電力に切替制御するものであり、該点灯回路部に接続された電池線の係合コネクタと電気的に接続するコネクタと、前記蓄電池部の電池容量の点検を開始する点検開始信号を出力する点検開始入力部と、前記蓄電池部の点検のために該蓄電池部に電気的に接続される擬似負荷と、前記点検開始信号を受けて、前記防災用照明器具の前記点灯回路部から前記コネクタを介して供給される電力で行われる前記蓄電池部の充電を前記蓄電池部から前記擬似負荷への放電へと切り替えて、所定時間が経過したときの前記蓄電池部の電圧を測定し、該電圧と予め設定した所定の電圧とを比較することで前記蓄電池部の電池容量の適否を判断する判断部と、該判断部により制御され前記判断部で判断した点検結果を表示する表示モニタとを有することを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置と、前記光源部と、該光源部を点灯させる前記点灯回路部と、前記電源装置と前記光源部と前記点灯回路部を収納する器具本体と、該器具本体に取り付けられ前記光源部からの光に照射されるピクトグラムが表示された表示パネルとを備えたことを特徴とする防災用照明器具。
  3. 複数個の防災用照明器具と接続でき、前記蓄電池部の点検を開始させる点検命令信号の送信および前記点検結果の受信を行う通信装置と、前記点検結果の表示を行う表示部とを備えた制御装置を有しており、該制御装置に接続される請求項2に記載の前記防災用照明器具の前記点検開始入力部は、前記制御装置からの前記点検命令信号により前記蓄電池部の点検を開始させ、前記表示モニタへ前記点検結果を表示させるとともに前記制御装置へ前記点検結果を送信することを特徴とする防災用照明システム。
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