JP2006210028A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光源のメンテナンスと蓄電池の容量の点検作業とを同時に行うことができ、かつ、点検結果を表示する表示部が通常の使用状態において下方より認識できない照明器具を供給することにある。
【解決手段】本体の前面側に取付けられ周辺が非透光材料で形成される枠部を有するカバー5を備えた非常用照明器具において、カバー5が外れたことを検出して点検信号を出力するカバー外れ検出部7と、このカバー外れ検出部7が出力した点検信号により制御部4が蓄電池3の容量を点検しその結果を表示する表示部8と、を設け、カバー5を本体2に取付けた状態において表示部8はカバー5の枠部の裏側に配置されるものとした照明器具。
【選択図】 図1
【解決手段】本体の前面側に取付けられ周辺が非透光材料で形成される枠部を有するカバー5を備えた非常用照明器具において、カバー5が外れたことを検出して点検信号を出力するカバー外れ検出部7と、このカバー外れ検出部7が出力した点検信号により制御部4が蓄電池3の容量を点検しその結果を表示する表示部8と、を設け、カバー5を本体2に取付けた状態において表示部8はカバー5の枠部の裏側に配置されるものとした照明器具。
【選択図】 図1
Description
本発明は、停電時等に点灯する非常用の照明器具に関する。
この種の照明器具としては、特開2000−340028号公報に開示されたものがある。
このものは、蓄電池と、蓄電池により点灯する光源を保持した本体と、電源を遮断状態にして光源が蓄電池により点灯するかを確認する点検スイッチと、本体の下方開口を覆って取付けられる透光性材料からなるカバーと、を備えて構成されたものである。そして。点検スイッチをカバーと本体との当接面に設けることで、カバーが本体に当接しているときは、点検スイッチがカバーにより押されることにより、点検スイッチの接点が閉じて電源供給状態(通常状態)になり、カバーが本体に当接していないときは、点検スイッチがカバーにより押されていないことにより、点検スイッチの接点が開いて電源遮断状態(蓄電池にて点検状態)になるものである。
このものは、蓄電池と、蓄電池により点灯する光源を保持した本体と、電源を遮断状態にして光源が蓄電池により点灯するかを確認する点検スイッチと、本体の下方開口を覆って取付けられる透光性材料からなるカバーと、を備えて構成されたものである。そして。点検スイッチをカバーと本体との当接面に設けることで、カバーが本体に当接しているときは、点検スイッチがカバーにより押されることにより、点検スイッチの接点が閉じて電源供給状態(通常状態)になり、カバーが本体に当接していないときは、点検スイッチがカバーにより押されていないことにより、点検スイッチの接点が開いて電源遮断状態(蓄電池にて点検状態)になるものである。
このものは、カバーを外すだけで光源が蓄電池により点灯するかを確認できるので、点検作業性が向上でき、確実に点検作業を行うことができる。また、点検中の照明器具はカバーが外された状態になっている為、例え、高所に設けられていても、一目で点検中であることがわかるものとなる。
また、停電時等に蓄電池により点灯する非常用の照明器具には、蓄電池が光源を規定の時間点灯できる能力を維持しているかを確認することができる制御部を有し、その点検結果をモニターランプに表示できるものがあった。
特開2000−340028号公報
特開2000−340028号に記載されたものは、電源遮断状態に光源が蓄電池で点灯するかを目視で確認するのみで、蓄電池が光源を規定の時間点灯できる能力を維持しているかを確認することはできなかった。
一方、停電時等に蓄電池により点灯する非常用の照明器具は、この機能を備えているが点検の開始にわざわざ所定のスイッチをONさせるなどの作業が必要であり、非常用の照明器具の光源のメンテナンスと蓄電池の点検作業とを同時に行うことはできなかった。さらに点検結果をLEDを用いた表示部で表示して下方より認識できるようにしているので通常の使用状態においてこの表示部の見えることが意匠的に好ましいものではなかった。
一方、停電時等に蓄電池により点灯する非常用の照明器具は、この機能を備えているが点検の開始にわざわざ所定のスイッチをONさせるなどの作業が必要であり、非常用の照明器具の光源のメンテナンスと蓄電池の点検作業とを同時に行うことはできなかった。さらに点検結果をLEDを用いた表示部で表示して下方より認識できるようにしているので通常の使用状態においてこの表示部の見えることが意匠的に好ましいものではなかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その課題は、光源のメンテナンスと蓄電池の容量の点検作業とを同時に行うことができ、かつ、点検結果を表示する表示部が通常の使用状態において下方より認識できない照明器具を供給することにある。
以上のことにより、本発明の請求項1に係る発明の照明器具は、光源を収納する本体と、電源遮断状態に前記光源に電力を供給する蓄電池と、点検信号を受けることで前記蓄電池の容量を点検する制御部と、前記本体の前面側に取付けられ周辺が非透光材料で形成される枠部を有するカバーと、を備えた照明器具において、前記カバーが外れたことを検出して点検信号を出力するカバー外れ検出部と、このカバー外れ検出部が出力した点検信号により前記制御部が前記蓄電池の容量を点検しその結果を表示する表示部と、を設け、カバーを本体に取付けた状態において前記表示部はカバーの枠部の裏側に配置されるものとしたことを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、光源を収納する本体と、電源遮断状態に前記光源に電力を供給する蓄電池と、点検信号を受けることで前記蓄電池の容量を点検する制御部と、前記本体の前面側に取付けられ周辺が非透光材料で形成される枠部を有するカバーと、を備えた照明器具において、前記カバーが外れたことを検出して点検信号を出力するカバー外れ検出部と、このカバー外れ検出部が出力した点検信号により前記制御部が前記蓄電池の容量を点検しその結果を表示する表示部と、を設け、カバーを本体に取付けた状態において前記表示部はカバーの枠部の裏側に配置されるものとしたことにより、光源のメンテナンスと蓄電池の容量の点検作業とを同時に行うことができ、かつ、点検結果の表示部が通常の使用状態において下方より認識できないものとなる。
(実施の形態)
本発明の実施の形態を図1、図2を用いて説明する。図1は照明器具のカバーを取付たときの断面図、図2はカバーを外したときの断面図、図3は、ブロック配線図である。
本発明の実施の形態を図1、図2を用いて説明する。図1は照明器具のカバーを取付たときの断面図、図2はカバーを外したときの断面図、図3は、ブロック配線図である。
この照明器具は電源10が遮断状態になったときに光源1が法令で定められた時間点灯する非常用の照明器具である。
この照明器具は、光源1を収納する本体2と、電源10の遮断状態に光源1に電力を供給する蓄電池3と、点検信号を受けることで蓄電池3の容量を点検する制御部4と、本体2の前面側に取付けられ周辺が非透光材料で形成される枠部を有するカバー5と、充電モニタ9と、を備えて構成されている。ここで電源10は、例えばAC100Vの商用電源である。
この照明器具は、光源1を収納する本体2と、電源10の遮断状態に光源1に電力を供給する蓄電池3と、点検信号を受けることで蓄電池3の容量を点検する制御部4と、本体2の前面側に取付けられ周辺が非透光材料で形成される枠部を有するカバー5と、充電モニタ9と、を備えて構成されている。ここで電源10は、例えばAC100Vの商用電源である。
光源1は、ハロゲン電球であり電源10の遮断状態に点灯する。
本体2は、有底円筒状をなしその内部には、光源1、本体2、蓄電池3、制御部4が収納されている。そして、本体2は、天井板の取り付け孔に挿通して取付けられるよう、その開口部周縁には、外方へ突出する鍔部を備えている。
蓄電池3は、ニッケル水素蓄電池で電源10が遮断されたときに光源1を法令で定められた時間点灯させることができる容量(VA)を持つものであるが、その寿命末期には、この容量が維持できなくなる特性を有するものである。
制御部4は、点検信号を受けることで蓄電池3の容量が点検できるように電子部品で所定の回路が構成されたものである。
本体2は、有底円筒状をなしその内部には、光源1、本体2、蓄電池3、制御部4が収納されている。そして、本体2は、天井板の取り付け孔に挿通して取付けられるよう、その開口部周縁には、外方へ突出する鍔部を備えている。
蓄電池3は、ニッケル水素蓄電池で電源10が遮断されたときに光源1を法令で定められた時間点灯させることができる容量(VA)を持つものであるが、その寿命末期には、この容量が維持できなくなる特性を有するものである。
制御部4は、点検信号を受けることで蓄電池3の容量が点検できるように電子部品で所定の回路が構成されたものである。
カバー5は、本体2の前面側に取付けられるものである。そしてカバー5は、周辺が非透光材料で形成される枠状ものである。カバー5は、その一部に設けられた凸部を本体に凹状に設けられた係合部に嵌合係止することで本体2に取付けられている。そして、カバー5は、その片側に落下防止用の金具が設けられており、カバー5を本体2から取り外した状態では、図2に示すようにカバー5が落下防止用の金具にぶら下がった状態になる。
充電モニタ9は、蓄電池3が充電中であることを表示するものであり、LED光源が使われている。
充電モニタ9は、蓄電池3が充電中であることを表示するものであり、LED光源が使われている。
ここで重要なことは、カバー5が外れたことを検出して点検信号を出力するカバー外れ検出部7を設けたことである。さらに、このカバー外れ検出部7が出力した点検信号により制御部4が蓄電池3の容量を点検しその結果を表示する表示部8を設け、この表示部8をカバー5が本体2に取付けられた状態においてカバー5の枠部の裏側に配置したことである。
これを詳しく説明すると、カバー外れ検出部7は、所定の部位に圧力が加わったときに開放、所定の部位の圧力がなくなったときに短絡する接点機構が内蔵されたマイクロスイッチであり、この接点が短絡状態になったときに点検信号が出力されたとしている。
そして、この点検信号を受けた制御部4が蓄電池3の容量を点検する。このときに制御部4は、蓄電池3を抵抗などの擬似負荷を用いて放電し、このときの蓄電池3の電源電圧の時間的な推移より、この蓄電池3が光源1を所定の時間点灯させるだけの容量を備えたものであるかを判定している。こうすることで蓄電池3の容量が点検できるものとなる。
そして、この点検信号を受けた制御部4が蓄電池3の容量を点検する。このときに制御部4は、蓄電池3を抵抗などの擬似負荷を用いて放電し、このときの蓄電池3の電源電圧の時間的な推移より、この蓄電池3が光源1を所定の時間点灯させるだけの容量を備えたものであるかを判定している。こうすることで蓄電池3の容量が点検できるものとなる。
さらに表示部8は、制御部4の点検結果を表示できるようLED光源で構成され、点検の結果が良好であれば緑色に点灯し、点検の結果が不良であれば赤色に点灯するもので形成されている。そして、この表示部8は、図1に示すようにカバー5が本体2に取付けられた状態において、カバー5の枠部の裏側に配置されている。
次に、この照明器具の光源のメンテナンスを説明する。
まず、図2のようにカバー5を開ける(取り外す)。そして、古くなった光源1を交換する。このときカバー外れ検出部7の所定の部位に加わっていた圧力が開放され、カバー外れ検出部7(マイクロスイッチ)の接点が短絡状態になる。(ここでは、これを点検信号が出力されたとしている。)この点検信号を受けて制御部4は、蓄電池3の容量の点検を開始する。次に、作業者は、別の同じ構成の照明器具の光源1を交換する。同様に、別の照明器具の制御部4は、蓄電池3の容量の点検を開始する。作業者は、順次この手順で別の同じ構成の照明器具の光源1の交換を行う。このようにしてメンテナンスを行う全ての照明器具の光源1の交換を行う。
まず、図2のようにカバー5を開ける(取り外す)。そして、古くなった光源1を交換する。このときカバー外れ検出部7の所定の部位に加わっていた圧力が開放され、カバー外れ検出部7(マイクロスイッチ)の接点が短絡状態になる。(ここでは、これを点検信号が出力されたとしている。)この点検信号を受けて制御部4は、蓄電池3の容量の点検を開始する。次に、作業者は、別の同じ構成の照明器具の光源1を交換する。同様に、別の照明器具の制御部4は、蓄電池3の容量の点検を開始する。作業者は、順次この手順で別の同じ構成の照明器具の光源1の交換を行う。このようにしてメンテナンスを行う全ての照明器具の光源1の交換を行う。
その後、作業者は、最初に光源1を交換した照明器具の表示部8を確認し、これが緑色に点灯していればそのままカバー5を本体2に取付けてこの照明器具のメンテナンスを終了させる。このとき表示部8が赤色に点灯していれば蓄電池3を交換した後にカバー5を本体2に取付けてこの照明器具のメンテナンスを終了させる。この作業を全ての照明器具にわたって行う。
以上の手順でメンテナンスは、終了である。
以上の手順でメンテナンスは、終了である。
この実施の形態によると、カバー5が外れたことを検出して点検信号を出力するカバー外れ検出部7と、このカバー外れ検出部7が出力した点検信号により制御部4が蓄電池3の容量を点検しその結果を表示する表示部8と、を設けカバー5を本体2に取付けた状態において表示部8はカバー5の枠部の裏側に配置されたものとしたことにより、光源1のメンテナンスでカバー5を外したときに制御部4が蓄電池3の容量を点検しその結果を表示部8が表示するので光源1のメンテナンスと蓄電池3の容量の点検作業とを同時に行うことができる。さらに表示部8はカバー5を本体2に取付けた状態においてカバー5の非透光材料で形成された枠部の裏側に配置されているので、通常の使用状態であるカバー5を本体2に取付けた状態では、表示部8は下方より認識できないものとなる。
そして表示部8が下方より認識できないようになったことで、非常用の照明器具に良く用いられる蓄電池3が充電中であることを示す充電モニタ9との混同を避けることが可能となる。
なお、この実施の形態においてカバー外れ検出部7が出力した点検信号により制御部4が蓄電池3の容量を点検するものとしたが、この点検信号は、この照明器具への電源供給を遮断することでもよく、制御部4は、電源が遮断されたことを点検信号としこれを検知して実際に光源1を蓄電池3で点灯させその点灯時間で蓄電池3の容量を点検するものでもよい。
また、カバー外れ検出部7は、カバーの圧力の有、無で動作するもので説明したが、カバー5の存在を光で検出するもの、電気的に検出するものなど他の手段で検出するものでもかまわない。
1 光源
2 本体
3 蓄電池
4 制御部
5 カバー
7 カバー外れ検出部
8 表示部
2 本体
3 蓄電池
4 制御部
5 カバー
7 カバー外れ検出部
8 表示部
Claims (1)
- 光源を収納する本体と、電源遮断状態に前記光源に電力を供給する蓄電池と、点検信号を受けることで前記蓄電池の容量を点検する制御部と、前記本体の前面側に取付けられ周辺が非透光材料で形成される枠部を有するカバーと、を備えた照明器具において、前記カバーが外れたことを検出して点検信号を出力するカバー外れ検出部と、このカバー外れ検出部が出力した点検信号により前記制御部が前記蓄電池の容量を点検しその結果を表示する表示部と、を設け、カバーを本体に取付けた状態において前記表示部はカバーの枠部の裏側に配置されるものとしたことを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005017617A JP2006210028A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005017617A JP2006210028A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | 照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006210028A true JP2006210028A (ja) | 2006-08-10 |
Family
ID=36966643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005017617A Pending JP2006210028A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006210028A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007214037A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Mitsubishi Electric Corp | 点灯装置及び照明モジュール |
JP2009004231A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Toshiba Lighting & Technology Corp | Led標識灯 |
CN102121657A (zh) * | 2010-12-21 | 2011-07-13 | 芜湖安得物流股份有限公司 | 一种物流仓库应急照明装置 |
JP2014519689A (ja) * | 2011-06-10 | 2014-08-14 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | レトロフィット照明装置 |
JP2015088335A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明器具 |
JP2017212073A (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 東芝ライテック株式会社 | 照明装置 |
-
2005
- 2005-01-26 JP JP2005017617A patent/JP2006210028A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4579845B2 (ja) * | 2006-02-10 | 2010-11-10 | 三菱電機株式会社 | 非常用照明器具 |
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JP2014519689A (ja) * | 2011-06-10 | 2014-08-14 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | レトロフィット照明装置 |
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