JP2020004129A - 音響装置、非常用装置、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】電池を電源とした誘導音の出力動作をより長く継続させることができる音響装置、非常用装置、及びプログラムを提供する。【解決手段】音響装置1は、電池70を電源とし、スピーカ21へ負荷電力を供給してスピーカ21から音を出力させる駆動回路12と、駆動回路を制御して負荷電力を調整する制御回路13と、を備える。駆動回路が負荷電力の供給を開始してから所定時間が経過するまでの期間が第1期間であり、第1期間以降の所定期間が第2期間である。制御回路は、第2期間における負荷電力の平均値を第1期間における負荷電力の平均値より小さくするように、駆動回路を制御する。【選択図】図3
Description
本開示は、一般に音響装置、非常用装置、及びプログラムに関する。
従来例として、特許文献1記載の非常用装置を例示する。特許文献1記載の非常用装置(以下、従来例という。)は、光源の点滅とスピーカから出力される音声とによって視覚的及び聴覚的に避難誘導を行う機能を有する、いわゆる誘導音付誘導灯である。
従来例は、点滅用の光源(キセノンランプ)と、光源用の二次電池から給電されて光源を点滅させる点滅ブロックと、誘導音用の二次電池から給電される電力でスピーカを駆動することにより誘導音を出力させる音声ブロックとを備えている。なお、音声ブロックは、外部から入力する非常信号に応じて誘導音をスピーカから出力する。
音声ブロックは、誘導音(例えば、「避難口はこちらです。」というような音声メッセージ)を出力する音声合成LSI(Large-Scale Integration)と、音声合成LSIの出力(音声信号)を増幅してスピーカを駆動するアンプとを有している。なお、音声ブロックの動作電源は、誘導音用の二次電池(非常用電源)から供給される。
従来例は、非常信号を受けたときに二次電池(電池)を電源として音声ブロックを駆動して、誘導音を出力する。このような装置に対して、電池を電源とした誘導音の出力動作をより長く継続させることが望まれている。
本開示の目的は、電池を電源とした誘導音の出力動作をより長く継続させることができる音響装置、非常用装置、及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様に係る音響装置は、電池を電源とし、スピーカへ負荷電力を供給して前記スピーカから音を出力させる駆動回路と、前記駆動回路を制御して前記負荷電力を調整する制御回路と、を備える。前記駆動回路が前記負荷電力の供給を開始してから所定時間が経過するまでの期間が第1期間であり、前記第1期間以降の所定期間が第2期間である。前記制御回路は、前記第2期間における前記負荷電力の平均値を前記第1期間における前記負荷電力の平均値より小さくするように、前記駆動回路を制御する。
本開示の一態様に係る非常用装置は、上述の音響装置と、電池と、スピーカと、前記音響装置、前記電池、及び前記スピーカのうち少なくとも前記音響装置を収容する筐体と、を備える。
本開示の一態様に係るプログラムは、電池を電源とし、スピーカへ負荷電力を供給して前記スピーカから音を出力させる駆動回路に組み合わされるコンピュータが実行する。前記駆動回路が前記負荷電力の供給を開始してから所定時間が経過するまでの期間が第1期間であり、前記第1期間以降の所定期間が第2期間である。そして、前記プログラムは、前記コンピュータに、前記第2期間における前記負荷電力の平均値を前記第1期間における前記負荷電力の平均値より小さくするように、前記駆動回路を制御する音調整機能を実現させる。
以上説明したように、本開示は、電池を電源とした誘導音の出力動作をより長く継続させることができるという効果がある。
以下の実施形態は、一般に音響装置、非常用装置、及びプログラムに関する。より詳細に、以下の実施形態は、電池を電源としてスピーカから音を出力させる音響装置、非常用装置、及びプログラムに関する。
以下、本実施形態の音響装置1、及び非常用装置3について、図1−図4を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態の非常用装置3は、建物の避難口を表示するための誘導灯器具として実現されている。非常用装置3は、誘導灯信号装置から誘導音指示信号を受けた場合に誘導効果を高めるために、スピーカ21から誘導音(例えば、警報音及び音声)を出力させるように構成されている。また、非常用装置3は、誘導灯信号装置から点滅指示信号を受けた場合に誘導効果を高めるために点滅光源を点滅させるように構成されている。なお、以下の説明においては、特に断りのない限り、図1に矢印で示す向きにおいて、非常用装置3の上下、左右及び前後の各方向を規定する。
非常用装置3は、図1及び図2に示すように、表示ユニット4、点滅光源ユニット5、駆動装置6、第2蓄電池ブロック7、及び筐体30などを有している。
筐体30は、それぞれ長方形の前壁31、後壁32及び4つの側壁33を有する直方体状に形成されている。ただし、本実施形態における筐体30は、本体300とプレート301で構成されている。本体300は、前面が開放された箱形に形成されており、筐体30の後壁32と4つの側壁33を構成している。上側の側壁33には一対の穴303が貫通している(図2参照)。
プレート301は、四角形の平板状に形成された主部3010と、主部3010の4つの辺から後方へ立ち上がる4つの側部3011とを有している。プレート301の主部3010は筐体30の前壁31を構成している。プレート301の4つの側部3011は筐体30の4つの側壁33の前端部分を構成している。プレート301は、一対の取付ばね302によって着脱可能に本体300に取り付けられる。本体300の前面にプレート301が取り付けられることによって筐体30が構成される。なお、筐体30(本体300及びプレート301)は、鋼板などの不燃物で形成されている。
筐体30の内底面(後壁32の前面)には取付台35がねじ止めされている。取付台35は、合成樹脂材料によって前面と下面が開放された箱形に形成されている。表示ユニット4及び駆動装置6は取付台35に取り付けられた状態で筐体30内に収容されている。
表示ユニット4は、表示板40と、光源ブロック41と、点灯ブロック42と、第1蓄電池ブロック43とを有している。
表示板40は、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料によって四角形の板状に形成されている。ただし、表示板40は、前後方向の厚みを上端から下端に向かって徐々に小さくするように形成されている。表示板40の前面には避難口を示すピクトグラムが描かれている。
光源ブロック41は、1つ以上のLED(Light Emitting Diode)と、LEDから放射される光を導光する導光部材と、LED及び導光部材を収容するケース410とを備える。ケース410の下面には導光部材から出射する光をケース410の外に放射するための開口が設けられている。光源ブロック41は、図2に示すように、取付台35の上部に取り付けられる。また、表示板40は、上側面を光源ブロック41のケース410の開口に対向させるようにして取付台35に取り付けられる。
第1蓄電池ブロック43は、電気絶縁性を有する合成樹脂製の電池ケースに複数の電池セルを収容して構成されている。電池セルは、ニッケル水素電池のような蓄電池である。第1蓄電池ブロック43は、取付台35の右端に収容されている(図2参照)。
点灯ブロック42は、常用点灯回路と、第1充電回路と、非常用点灯回路と、第1制御回路とを有している。常用点灯回路は、外部電源(例えば、商用の電力系統)から供給される電力でLEDを点灯させる。第1充電回路は、外部電源から供給される電力で第1蓄電池ブロック43の電池セルを充電する。非常用点灯回路は、外部電源の電力供給が停止した場合、第1蓄電池ブロック43から放電される電力でLEDを点灯させる。第1制御回路は、外部電源の給電状況を監視し、外部電源から電力供給されているときは常用点灯回路と第1充電回路を動作させるとともに非常用点灯回路を停止させる。また、第1制御回路は、外部電源の電力供給が停止(停電)したときは常用点灯回路と第1充電回路を停止させるとともに非常用点灯回路を動作させる。
さらに、第1制御回路は、第1充電回路を動作させているときに第1表示素子を発光させて充電中であることを表示する。第1制御回路は、第1点検スイッチがオンされている間、常用点灯回路及び第1充電回路を強制的に停止させるとともに非常用点灯回路を強制的に動作させて光源ブロック41のLEDを点灯させる。第1制御回路は、自己点検スイッチが所定時間(例えば、2秒)以上オンされると自己点検動作を行う。また、第1制御回路は、受光素子において赤外線を通信媒体とする制御信号を受信した場合も自己点検動作を行う。自己点検動作は、規定時間(20分又は60分)が経過するまで常用点灯回路及び第1充電回路を強制的に停止させるとともに非常用点灯回路を強制的に動作させて光源ブロック41のLEDを点灯させる動作である。そして、第1制御回路は、規定時間が経過したら非常用点灯回路を停止させて非常用点灯回路の入力電圧、すなわち、第1蓄電池ブロック43の電池電圧を測定し、電池電圧の測定値に基づいて第1蓄電池ブロック43の良否を判定する。第1制御回路は、第1蓄電池ブロック43を良好と判定した場合に第1表示素子を連続して発光させ、第1蓄電池ブロック43を不良と判定した場合に第1表示素子を間欠的に発光(点滅)させる。
表示ユニット4は、筐体30の前壁31(プレート301の主部3010)に設けられた四角形状の窓310から表示板40の前面を露出させるようにして筐体30内に収容される。表示ユニット4は、光源ブロック41から表示板40の上面に光を入射させ、表示板40全体を発光させることにより、表示板40の前面の輝度を高めてピクトグラムの視認性を高めている。
点滅光源ユニット5は、LEDからなる点滅光源と、点滅光源(LED)から放射される光の配光を制御するレンズ55と、点滅光源及びレンズ55が取り付けられる取付部材56とを有している。点滅光源ユニット5は、筐体30の内底面(後壁32の前面)における下端部分に取付部材56が固定されることによって筐体30内に収容されている(図2参照)。ただし、レンズ55は、筐体30の下側の側壁33における長手方向(左右方向)の中央に設けられた挿通穴34を通して筐体30の外に突出する。
また、取付部材56には点滅光源ユニット5だけでなく、第1スイッチブロック57及び第2スイッチブロック58が取り付けられている。
第1スイッチブロック57は、上述した第1点検スイッチ、自己点検スイッチ、第1表示素子、受光素子が実装されたプリント配線板と、プリント配線板を収容する第1ケースと、第1点検スイッチを操作するための第1押釦571とを備える。第1ケースは、合成樹脂材料によって直方体形状の箱形に形成されている。第1ケースの下面には、第1押釦571が収容される第1操作穴と、第1操作穴よりも径の小さい第2操作穴と、第1表示穴と、第1操作穴とほぼ同径の受光穴とが設けられている。
第1押釦571は円柱状に形成されており、上下方向に移動可能な状態で第1操作穴内に収容されている。第1ケース内において第1操作穴と上下方向に対向する位置に、押釦スイッチからなる第1点検スイッチが配置されている。したがって、第1ケースの外から押された第1押釦571が第1ケース内に移動し、第1押釦571の上端で第1点検スイッチが押操作されてオンする。第1ケース内において第2操作穴と上下方向に対向する位置に、押釦スイッチからなる自己点検スイッチが配置されている。すなわち、自己点検スイッチは、第2操作穴を通して第1ケースの外から挿入される細い工具(例えば、ドライバなど)の先端で押操作されてオンする。第1ケース内において第1表示穴と上下方向に対向する位置に第1表示素子が配置されている。すなわち、第1表示素子の発する光は第1表示穴を通して第1ケースの外に放射される。第1ケース内において受光穴と上下方向に対向する位置に受光素子が配置されている。すなわち、自己点検用のリモートコントローラから送信される制御信号が受光穴を通して受光素子で受光(受信)される。なお、第1点検スイッチ、自己点検スイッチ、第1表示素子及び受光素子は、それぞれ複数の電線によって点灯ブロック42と電気的に接続されている。
第2スイッチブロック58は、第2点検スイッチ及び第2表示素子が実装されたプリント配線板と、プリント配線板を収容する第2ケース580と、第2点検スイッチを操作するための第2押釦581とを備える。第2ケース580は、合成樹脂材料によって直方体形状の箱形に形成されている。
第2ケース580の下面には、第2押釦581が収容される第3操作穴と、第3操作穴よりも径の小さい第2表示穴とが設けられている。第2押釦581は円柱状に形成されており、上下方向に移動可能な状態で第3操作穴内に収容されている。第2ケース580内において第3操作穴と上下方向に対向する位置に、押釦スイッチからなる第2点検スイッチが配置されている。したがって、第2ケース580の外から押された第2押釦581が第2ケース580内に移動し、第2押釦581の上端で第2点検スイッチが押操作されてオンする。第2ケース580内において第2表示穴と上下方向に対向する位置に第2表示素子が配置されている。すなわち、第2表示素子の発する光は第2表示穴を通して第2ケース580の外に放射される。
筐体30の下側の側壁33に、第1スイッチブロック57の第1ケースの第1操作穴、第2操作穴、第1表示穴及び受光穴、第2スイッチブロック58の第2ケース580の第3操作穴及び第2表示穴と各々一対一に対応した複数の穴331〜336が設けられている。穴331は、第1操作穴と対向している。したがって、第1押釦571の先端部分が穴331を通して筐体30の外に突出する。穴332は第2操作穴と対向している。穴333は第1表示穴と対向している。穴334は受光穴と対向している。穴335は第3操作穴と対向している。したがって、第2押釦581の先端部分が穴335を通して筐体30の外に突出する。穴336は第2表示穴と対向している。
第2蓄電池ブロック7は、複数本の乾電池型の電池セルが熱収縮チューブに包まれて構成されている。各電池セルは、ニッケル水素電池のような蓄電池である。第2蓄電池ブロック7は、筐体30内において取付台35の左隣に収容されている(図2参照)。また、筐体30内における第2蓄電池ブロック7の上方に、スピーカ21が収容されている。筐体30の前壁31(プレート301の主部3010)における窓310の左側に、スピーカ21用の窓311が開口している。この窓311は、カバー312で塞がれている。ただし、カバー312は、カバー312の厚み方向に貫通する多数の穴を有している。つまり、スピーカ21から出力される音がカバー312を貫通する多数の穴を通して筐体30の外に放出される。
駆動装置6は、点滅光源ユニット5の点滅光源を駆動する点滅光源駆動回路と、スピーカ21から誘導音を出力させる音響装置1(図3参照)とを有する。駆動装置6は、更に、点滅光源駆動回路及び音響装置1に電力を供給するための第2蓄電池ブロック7を充電する第2充電回路と、点滅光源駆動回路及び第2充電回路を制御する第2制御回路とを有する。第2制御回路は、信号線を介して誘導灯信号装置から点滅指示信号を受信したとき、点滅光源駆動回路を制御し、第2蓄電池ブロック7から供給される電力で点滅光源を駆動して点滅光源を発光させる。ただし、第2制御回路は、誘導効果を高めるために点滅光源を間欠駆動するように駆動回路を制御する。例えば、第2制御回路は、約500ms毎に約50msの期間だけ点滅光源を駆動して発光させるように駆動回路を制御することが好ましい。第2充電回路は、外部電源から供給される電力で第2蓄電池ブロック7を充電する。さらに、第2制御回路は、第2充電回路を動作させているときに第2表示素子を発光させて充電中であることを表示する。第2制御回路は、第2点検スイッチがオンされている間、第2充電回路を強制的に停止させるとともに駆動回路を制御して第2蓄電池ブロック7から供給される電力で点滅光源ユニット5の点滅光源を発光させる。
非常用装置3は、壁や天井9などの造営材に取り付けられる。例えば、天井9に上端部分が埋め込まれている2本の吊りボルト91の各々が、非常用装置3の筐体30の上方の側壁33に設けられている一対の穴303のそれぞれに挿通され、各吊りボルト91にナット(図示せず)が締め付けられる。このように非常用装置3は、一対の吊りボルト91に筐体30が固定されることで天井9に設置される。
続いて、本実施形態の音響装置1について、図3及び図4を参照して詳細に説明する。
音響装置1は、図3に示すように、電源回路11と、駆動回路12と、制御回路13とを備える。
電源回路11は、電力変換回路として昇圧チョッパ回路を有するコンバータであり、第2蓄電池ブロック7の電池70から直流の電池電圧Viを入力され、電池70から放電電流Iiを供給される。そして、電源回路11は、電池電圧Viを昇圧し、当該昇圧した電圧を直流の駆動電圧Vaとして駆動回路12へ出力するように構成されている。すなわち、電源回路11は、電池電圧Viを駆動回路12の動作に適した駆動電圧Vaに電力変換し、駆動回路12にスピーカ21を駆動するための電力を供給する。なお、電源回路11が電力変換回路として昇圧チョッパ回路を有することは必須ではない。例えば、電池70の構成または電池電圧Viに応じて、電源回路11は、電力変換回路として昇降圧チョッパ回路または降圧チョッパ回路などの他の回路を有していてもよい。
駆動回路12は、例えば、音声アンプ又はスピーカアンプで構成される。駆動回路12は、駆動電圧Vaを入力され、スピーカ21から誘導音を出力させるための音響信号として、負荷電流Ioをスピーカ21へ供給する。すなわち、電源回路11から駆動電圧Vaを入力される駆動回路12は、電池70を電源としてスピーカ21を駆動し、スピーカ21から誘導音を出力させる。
制御回路13は、駆動回路12を制御して負荷電流Ioの大きさを調整することで、スピーカ21から出力される誘導音の音圧レベルを制御できるように構成されている。負荷電流Ioの値が小さくなると、音圧レベルは小さくなり、負荷電流Ioの値が大きくなると、音圧レベルは大きくなる。また、制御回路13は、駆動回路12を制御して負荷電流Ioの大きさを調整することで、駆動回路12からスピーカ21に供給される電力(負荷電力)を制御できる。負荷電流Ioの値が小さくなると、負荷電力は小さくなり、負荷電流Ioの値が大きくなると、負荷電力は大きくなる。さらに、制御回路13は、駆動回路12からスピーカ21に供給される負荷電力を制御することで、負荷電力の平均値(平均電力)を制御できる。平均電力は、対象期間に駆動回路12からスピーカ21へ供給された電力量を対象期間の時間長さで除した値である。
制御回路13は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における制御回路13の一部又は全部の機能が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、又はLSI(large scale integration)を含む一つ又は複数の電子回路で構成される。ここでは、ICやLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(very large scale integration)、若しくはULSI(ultra large scale integration) と呼ばれるものであってもよい。LSIの製造後にプログラムされる、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができる再構成可能な論理デバイスも同じ目的で使うことができる。複数の電子回路は、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは一つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
本実施形態の制御回路13は、コンピュータを具備するマイクロコントローラ131と、音声合成LSIを具備する音声回路132とを備える。なお、マイクロコントローラ131、及び音声回路132がそれぞれ単独の半導体集積回路で分離して構成される形態と、マイクロコントローラ131、及び音声回路132が1つの半導体集積回路で一体に構成される形態とのいずれでもよい。
マイクロコントローラ131は、誘導灯信号装置から誘導音指示信号を受け取ると制御信号Y1を生成し、制御信号Y1を音声回路132へ出力する。制御信号Y1は、音声回路132に誘導音の出力動作の内容を指示するための信号であり、この場合、制御信号Y1は、音声回路132に誘導音の出力の開始を指示する。
音声回路132は、制御信号Y1によって誘導音の出力の開始を指示されると、音声合成処理によって生成された音響信号Y2を駆動回路12へ出力する。音響信号Y2は、予め決められている誘導音の音響信号である。駆動回路12は、音声回路132から受け取った音響信号Y2を、電源回路11から供給される駆動電力を用いて増幅する。駆動回路12は、増幅した音響信号を負荷電流Ioとしてスピーカ21に供給することで、スピーカ21から誘導音を出力させるように構成されている。
ここで、駆動回路12の増幅率が予め決められた所定値になるように、駆動回路12は構成されている。そして、音響信号Y2の信号レベルが大きいほど、負荷電流Ioの電流値はより大きくなり、誘導音の音圧レベルがより大きくなる。また、音響信号Y2の信号レベルが小さいほど、負荷電流Ioの電流値はより小さくなり、誘導音の音圧レベルがより小さくなる。
そして、本実施形態の制御信号Y1は、誘導音の出力動作の内容として、誘導音の音圧レベルの指示値を音声回路132に伝えることができる。そして、音声回路132は、音圧レベルの指示値にしたがって音響信号Y2の信号レベルを設定することで、負荷電流Ioの電流値を調整できる。音圧レベルの指示値が大きいほど、音響信号Y2の信号レベルがより大きくなり、負荷電流Ioの電流値がより大きくなって、スピーカ21から出力される誘導音の音圧レベルはより大きくなる。音圧レベルの指示値が小さいほど、音響信号Y2の信号レベルがより小さくなり、負荷電流Ioの電流値がより小さくなって、スピーカ21から出力される誘導音の音圧レベルはより小さくなる。また、音圧レベルの指示値が大きいほど、負荷電力がより大きくなり、音圧レベルの指示値が小さいほど、負荷電力がより小さくなる。なお、音響信号Y2の波形、信号レベル、周波数、及び音響信号Y2の出力期間は、負荷電流Ioの波形、電流値、周波数、及び負荷電流Ioの出力期間にそれぞれ対応する。
非常用装置3の音響装置1は、非常時に誘導灯信号装置から誘導音指示信号を受けると、誘導音の出力を開始する。一般に、非常時の音響装置1の動作内容は、規格、又は法令(法律、及び規則など)などによって決められている。
例えば、JIL5502(一般社団法人日本照明工業会によって制定された規格)によると、誘導音は、2回続けて出力される警報音(1回目の警報音及び2回目の警報音)と、2回続けて出力される音声(1回目の音声及び2回目の音声)とで構成される。警報音は、例えば「ピンポーン」という音であり、音声は、例えば「非常口はこちらです」というメッセージで構成される。そして、誘導音装置は、火災が発生した非常時に火災信号を誘導音指示信号として受けると、警報音を2回出力した後に音声を2回出力する1周期(サイクル)の誘導音の出力動作を、定格時間として規定されている60分間継続して繰り返すことが求められている。さらに、JIL5502は、60分間継続して実行される誘導音の出力動作について、誘導音の音圧レベル、警報音の出力期間の時間長さ、及び音声の出力期間の時間長さがそれぞれの規定値を満たすことを求めている。さらに、JIL5502は、60分間継続して実行される誘導音の出力動作について、1回目の警報音と2回目の警報音の時間間隔、2回目の警報音と1回目の音声の時間間隔、1回目の音声と2回目の音声の時間間隔、及び2回目の音声と1回目の警報音の時間間隔がそれぞれの規定値を満たすことを求めている。
上述のように、音響装置1は、非常時において、誘導音の出力動作を開始してから予め決められた定格時間T1(図4、図5参照)が経過するまで、規格又は法令によって求められている要件(規定値など)を満たす必要がある。すなわち、少なくとも誘導音の出力動作が開始されてから定格時間T1が経過するまでは、誘導音の出力動作は各規定値を満たさなければならない。なお、定格時間T1は、60分以外の所定時間であってもよく、特定の値に限定されない。
そして、従来の音響装置は、規格又は法令によって求められる要件を満たす誘導音の出力動作を、電池の残容量が所定量に低下して誘導音の出力が停止されるまで行っていた。すなわち、従来では、誘導音の出力動作が開始されてから定格時間T1が経過する前、及び定格時間T1が経過した後の両方において、誘導音の出力動作は同じであった。
一方、本実施形態では、図4、図5に示すように、誘導音の出力動作が開始された時刻t0から定格時間T1が経過するまでの期間を第1期間P1とする。また、第1期間P1の終了時点である時刻t1から、電池70の残容量が所定量に低下するまでの期間(電池電圧Viの電圧値が予め決められた下限値Vsに低下するまでの期間)(所定期間)を第2期間P2とする。そして、音響装置1は、第1期間P1における誘導音の出力動作と、第2期間P2における誘導音の出力動作とを、互いに異ならせている。具体的に、音響装置1は、第2期間P2における平均電力を、第1期間P1における平均電力より小さくする。第1期間P1における平均電力は、第1期間P1に駆動回路12からスピーカ21へ供給された電力量を第1期間P1の時間長さ(T1)で除した値である。第2期間P2における平均電力は、第2期間P2に駆動回路12からスピーカ21へ供給された電力量を第2期間P2の時間長さで除した値である。
図4は、音響装置1における主に第1期間P1の各波形を示す。図4の上段は負荷電流Ioの波形を示し、図4の中段は放電電流Iiの波形を示し、図4の下段は電池電圧Viの波形を示す。
第1期間P1における負荷電流Ioは、警報音の出力時に流れる負荷電流Io1、及び音声の出力時に流れる負荷電流Io2を含んでいる。負荷電流Io1のピーク値Ip1は、負荷電流Io2のピーク値Ip2より小さい。そして、負荷電流Io1が2回続けてスピーカ21を流れた後、負荷電流Io2が2回続けてスピーカ21を流れることで、1周期の誘導音の出力動作W1が行われる。
1つの警報音の出力期間をT11、1つの音声の出力期間をT12とすると、出力期間T11に負荷電流Io1が流れ、出力期間T12に負荷電流Io2が流れる。1回目の警報音と2回目の警報音の時間間隔をTi1とすると、1回目の負荷電流Io1と2回目の負荷電流Io1の時間間隔もTi1になる。2回目の警報音と1回目の音声の時間間隔をTi2とすると、2回目の負荷電流Io1と1回目の負荷電流Io2の時間間隔もTi2になる。1回目の音声と2回目の音声の時間間隔をTi3とすると、1回目の負荷電流Io2と2回目の負荷電流Io2の時間間隔もTi3になる。2回目の音声と1回目の警報音の時間間隔をTi4とすると、2回目の負荷電流Io2と1回目の負荷電流Io1の時間間隔もTi4になる。
そして、音声回路132は、誘導音の音圧レベル、出力期間T11、T12、及び時間間隔Ti1、Ti2、Ti3、Ti4が規格又は法令によって求められている要件(規定値など)をそれぞれ満たすように構成された音響信号Y2を出力する。例えば、JIL5502では、出力期間T11の時間長の規定値は1020msであり、出力期間T12の時間長の規定値は1700msである。また、JIL5502では、時間間隔Ti1の規定値は260msであり、時間間隔Ti2の規定値は300msであり、時間間隔Ti3の規定値は600msであり、時間間隔Ti4の規定値は900msである。また、音響信号Y2の信号レベル(負荷電流Io1、Io2の各電流値)は、誘導音の音圧レベルが規定値以上になるように設定されている。
放電電流Iiは、警報音の出力期間T11に生じる放電電流Ii1、及び音声の出力期間T12に生じる放電電流Ii2を含む。放電電流Ii1のピーク値Ip11は、放電電流Ii2のピーク値Ip12より小さい。
第1期間P1では、誘導音の出力動作が開始された時刻t0直後の電池70は満充電状態であり、電池電圧Viは比較的高い電圧値Vi1である。そして、警報音の出力期間T11では、放電電流Ii1によって電池70の内部インピーダンスに電圧降下Vd1が生じることで、電池電圧Viが低下する。また、音声の出力期間T12では、放電電流Ii2によって電池70の内部インピーダンスに電圧降下Vd2が生じることで、電池電圧Viが低下する。放電電流Ii2のピーク値Ip12は放電電流Ii1のピーク値Ip11より大きいので、電圧降下Vd2のピーク値は電圧降下Vd1のピーク値より大きくなる。この結果、音声の出力期間T12における電池電圧Viの電圧値は、警報音の出力期間T11における電池電圧Viの電圧値よりも小さくなる。
そして、時刻t0に誘導音の出力動作が開始された後、電池70の残容量が減少するにしたがって、電池電圧Viは低下する。ここで、マイクロコントローラ131は、電池電圧Viの電圧値を表す電圧検出信号Ysを入力される。電圧検出信号Ysは、例えば電池電圧Viの電圧値が複数の抵抗で分圧されることで生成される。マイクロコントローラ131は、電圧検出信号Ysに基づいて、電池電圧Viの電圧値を監視できる。時刻t0以降、電池70が放電され続けると、電池電圧Viが徐々に低下していく。そして、放電による電池電圧Viの低下、及び電池70の内部インピーダンスに起因する電圧降下Vd1、Vd2によって、電池電圧Viの電圧値が予め決められた下限値Vsより低くなると、電源回路11が昇圧動作を停止し、駆動電圧Vaが、駆動回路12の動作可能電圧の下限値よりも低くなる。駆動電圧Vaが動作可能電圧の下限値よりも低くなると、駆動回路12は動作を停止し、負荷電流Ioがゼロになって、スピーカ21からの誘導音の出力が停止する。また、電池電圧Viの電圧値が下限値Vsより低くなると、マイクロコントローラ131は、制御信号Y1によって音声回路132に誘導音の出力動作の停止を指示する。音声回路132は、制御信号Y1によって誘導音の出力動作の停止を指示されると、音響信号Y2の出力を停止する。
この場合、第1期間P1が開始されてから定格時間T1が経過すると、電池電圧Viは、電圧値Vi1から電圧値Vi2まで低下する。しかしながら、電圧値Vi2から電圧降下Vd1、Vd2の各電圧値を差し引いた値は下限値Vs以上になるので、誘導音の出力動作は停止しない。
上述のように、第1期間P1では、誘導音の音圧レベル、出力期間T11、T12、及び時間間隔Ti1、Ti2、Ti3、Ti4が規格又は法令によって求められている要件をそれぞれ満たすように、誘導音が出力される。
マイクロコントローラ131は、時刻t0からの経過時間を計測することができるタイマ機能を有しており、時刻t0から定格時間T1が経過した時刻t1で、第1期間P1に対応する上述の動作を終了し、第2期間P2に対応する以下の動作を開始する。すなわち、第1期間P1は時刻t0から定格時間T1が経過した時刻t1で終了し、時刻t1からは第2期間P2が開始する。図5は、音響装置1における主に第2期間P2の各波形を示す。図5の上段は負荷電流Ioの波形を示し、図5の中段は放電電流Iiの波形を示し、図5の下段は電池電圧Viの波形を示す。
第2期間P2の誘導音の出力動作は、規格又は法令によって求められている要件を満たす必要がない。そこで、音声回路132は、第2期間P2における誘導音の音圧レベルを、第1期間P1における誘導音の音圧レベルより小さくする音圧抑制処理を行う。このとき、第2期間P2における誘導音の音圧レベルを規定値より小さくしてもよい。なお、音圧抑制処理の対象となる音を対象音とすると、本実施形態では、誘導音に含まれる警報音及び音声の両方を対象音とする。
第2期間P2における負荷電流Ioは、警報音の出力時に流れる負荷電流Io3、及び音声の出力時に流れる負荷電流Io4を含んでいる。負荷電流Io3のピーク値Ip3は、負荷電流Io4のピーク値Ip4より小さい。そして、負荷電流Io3が2回続けてスピーカ21を流れた後、負荷電流Io4が2回続けてスピーカ21を流れることで、1周期の誘導音の出力動作W2が行われる。
第2期間P2における警報音及び音声の各出力期間、及び警報音及び音声の各時間間隔は、第1期間P1における警報音及び音声の各出力期間、及び警報音及び音声の各時間間隔と同じになる。具体的に、負荷電流Io3の出力期間はT11になり、負荷電流Io4の出力期間はT12になる。1回目の負荷電流Io3と2回目の負荷電流Io3の時間間隔はTi1になり、2回目の負荷電流Io3と1回目の負荷電流Io4の時間間隔はTi2になる。1回目の負荷電流Io4と2回目の負荷電流Io4の時間間隔はTi3になり、2回目の負荷電流Io4と1回目の負荷電流Io3の時間間隔はTi4になる。
すなわち、第2期間P2では、音声回路132は、出力期間T11、T12、及び時間間隔Ti1、Ti2、Ti3、Ti4が規格又は法令によって求められている要件をそれぞれ満たすように構成された音響信号Y2を出力する。一方で、マイクロコントローラ131は、第2期間P2では、第1期間P1の音圧レベルより小さい音圧レベルを指示する制御信号Y1を出力する。そして、音声回路132は、第2期間P2における音響信号Y2の信号レベルを、第1期間P1における音響信号Y2の信号レベルより小さくする。すなわち、負荷電流Io3のピーク値Ip3は、負荷電流Io1のピーク値Ip1より小さくなり、負荷電流Io4のピーク値Ip4は、負荷電流Io2のピーク値Ip2より小さくなる。この結果、第2期間P2における誘導音の音圧レベルは、第1期間P1における誘導音の音圧レベルより小さくなり、第2期間P2における平均電力は、第1期間P1における平均電力より小さくなる。なお、負荷電流Io3及び負荷電流Io4の各電流値は、誘導音の音圧レベルが規定値未満になるように設定されてもよい。
第2期間P2における放電電流Iiは、警報音の出力期間T11に生じる放電電流Ii3、及び音声の出力期間T12に生じる放電電流Ii4を含む。放電電流Ii3のピーク値Ip13は、放電電流Ii4のピーク値Ip14より小さい。また、放電電流Ii3のピーク値Ip13は、放電電流Ii1のピーク値Ip11より小さく、放電電流Ii4のピーク値Ip14は、放電電流Ii2のピーク値Ip12より小さい。この結果、第2期間P2における放電電力は、第1期間P1における放電電力より小さくなる。
第2期間P2の警報音の出力期間T11では、放電電流Ii3によって電池70の内部インピーダンスに電圧降下Vd3が生じることで、電池電圧Viは低下する。また、第2期間P2の音声の出力期間T12では、放電電流Ii4によって電池70の内部インピーダンスに電圧降下Vd4が生じることで、電池電圧Viは低下する。放電電流Ii4のピーク値Ip14は放電電流Ii3のピーク値Ip13より大きいので、電圧降下Vd4のピーク値は電圧降下Vd3のピーク値より大きくなる。
そして、第2期間P2における電圧降下Vd3は、第1期間P1における電圧降下Vd1より小さく、第2期間P2における電圧降下Vd4は、第1期間P1における電圧降下Vd2より小さい。この結果、第2期間P2における電池電圧Viの電圧値は、下限値Vs(電源回路11が動作可能な下限電圧値)より下がりにくくなる。
上述のように、第1期間P1では、音圧レベル、出力期間T11、T12、及び時間間隔Ti1、Ti2、Ti3、Ti4が規格又は法令によって求められている要件をそれぞれ満たすように、誘導音が出力される。一方、第2期間P2では、音圧レベルを第1期間P1に比べて低下させることで、第2期間P2の負荷電流Ioを、第1期間P1の負荷電流Ioより減少させる。この結果、第2期間P2における平均電力は、第1期間P1における平均電力より小さくなり、第2期間P2における誘導音の出力動作を従来よりも長く継続させることができる。
また、第2期間P2の放電電流Iiのピーク値は、第1期間P1の放電電流Iiのピーク値より減少するため、電池70の内部インピーダンスに起因する電圧降下も、第2期間P2では第1期間P1に比べて減少する。この結果、第2期間P2では、電池70の残容量が少なくなって電池電圧Viが低下しても、下限値Vsに対する電池電圧Viの余裕が生じることで、第2期間P2における誘導音の出力動作を従来よりも長く継続させることができる。
したがって、音響装置1は、電池70を電源とした誘導音の出力動作をより長く継続させることができる。
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じてさらなる種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(第1変形例)
第1変形例の音響装置1及び非常用装置3の各構成は、上述の実施形態と同様に図1−図3で示される。なお、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
第1変形例の音響装置1及び非常用装置3の各構成は、上述の実施形態と同様に図1−図3で示される。なお、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
マイクロコントローラ131は、電圧検出信号Ysに基づいて電池電圧Viの電圧値を監視しており、第2期間P2では電池電圧Viの電圧値に応じた誘導音の出力動作の内容を指示する制御信号Y1を生成してもよい。第2期間P2では、時間の経過に伴って電池電圧Viが低下する。そこで、マイクロコントローラ131は、第2期間P2では、電池電圧Viの電圧値がより低くなると、誘導音の音圧レベルがより低くなるように制御信号Y1を生成する。
例えば、マイクロコントローラ131は、電池電圧Viの電圧値と音圧レベルの指示値との対応関係を表す数式又はデータテーブルを予め記憶している。電池電圧Viの電圧値と音圧レベルの指示値との対応関係は、電池電圧Viの電圧値が小さくなるにつれて音圧レベルの指示値が減少する関係になる。そして、マイクロコントローラ131は、第2期間P2では、電池電圧Viの電圧値に対応する音圧レベルの指示値を伝える制御信号Y1を生成する。
したがって、音響装置1は、第2期間P2における平均電力をさらに小さくすることができ、第2期間P2における誘導音の出力動作をさらに長く継続させることができる。
(第2変形例)
第2変形例の音響装置1及び非常用装置3の各構成は、上述の実施形態と同様に図1−図3で示される。なお、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
第2変形例の音響装置1及び非常用装置3の各構成は、上述の実施形態と同様に図1−図3で示される。なお、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
音圧抑制処理は、誘導音に含まれる複数の音の全てを対象音とせずに、誘導音に含まれる一部の音のみを対象音としてもよい。この場合、誘導音に含まれる複数の音のうち、音圧レベルの規定値が最も大きい音を対象音に含むことが好ましい。
そこで、第2変形例の制御回路13は、誘導音に含まれる警報音及び音声のうち、音声を対象音とし、警報音を非対象音とする。音声回路132は、第2期間P2における対象音である音声の音圧レベルを、第1期間P1における音声の音圧レベルより小さくする。また、音声回路132は、第2期間P2における非対象音である警報音の音圧レベルを、第1期間P1における警報音の音圧レベルと同じにする。
図6は、第2変形例の音響装置1における主に第2期間P2の各波形を示す。図6の上段は負荷電流Ioの波形を示し、図6の中段は放電電流Iiの波形を示し、図6の下段は電池電圧Viの波形を示す。
第2期間P2における負荷電流Ioは、警報音の出力時に流れる負荷電流Io1、及び音声の出力時に流れる負荷電流Io4を含んでいる。そして、負荷電流Io1が2回続けてスピーカ21を流れた後、負荷電流Io4が2回続けてスピーカ21を流れることで、1周期の誘導音の出力動作W3が行われる。
すなわち、第2期間P2では、誘導音に含まれる複数の音(警報音及び音声)のうち、規定値がより高い音声の音圧レベルが第1期間P1に比べて低下する。この結果、第2期間P2における電池電圧Viの電圧値が下限値Vsより下がる可能性を低減し、かつ誘導音の音圧レベルの低下を抑制できる。
(第3変形例)
第3変形例の音響装置1及び非常用装置3の各構成は、上述の実施形態と同様に図1−図3で示される。なお、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
第3変形例の音響装置1及び非常用装置3の各構成は、上述の実施形態と同様に図1−図3で示される。なお、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
第3変形例のマイクロコントローラ131が出力する制御信号Y1は、誘導音の出力動作の内容として、誘導音の出力周期(警報音及び音声の各時間間隔)の指示値を音声回路132に伝えることができるように構成されている。そして、音声回路132は、出力周期の指示値にしたがって、音響信号Y2の出力周期を設定する。この結果、音響信号Y2の出力周期が設定され、負荷電流Ioの出力周期が調整され、スピーカ21から出力される誘導音の出力周期が制御される。また、マイクロコントローラ131は、負荷電流Ioの出力周期を調整することで、平均電力を制御できる。
そして、第3変形例の制御回路13は、第2期間P2における誘導音の出力周期を第1期間P1における誘導音の出力周期より長くするように、駆動回路12を制御する。図7は、第3変形例の音響装置1における主に第2期間P2の各波形を示す。図7の上段は負荷電流Ioの波形を示し、図7の中段は放電電流Iiの波形を示し、図7の下段は電池電圧Viの波形を示す。
第2期間P2における警報音及び音声の各出力期間は、第1期間P1における警報音及び音声の各出力期間と同じになる。具体的に、負荷電流Io1の出力期間はT11になり、負荷電流Io2の出力期間はT12になる。
しかしながら、第2期間P2における警報音及び音声の各時間間隔は、第1期間P1における警報音及び音声の各時間間隔より長くなる。具体的に、1回目の負荷電流Io1と2回目の負荷電流Io1の時間間隔はTi11になり、2回目の負荷電流Io1と1回目の負荷電流Io2の時間間隔はTi12になる。1回目の負荷電流Io2と2回目の負荷電流Io2の時間間隔はTi13になり、2回目の負荷電流Io2と1回目の負荷電流Io1の時間間隔はTi14になる。
そして、時間間隔Ti11、Ti12、Ti13、Ti14は、Ti11>Ti1、Ti12>Ti2、Ti13>Ti3、Ti14>Ti4の関係になるようにそれぞれ設定されている。したがって、第3変形例の第2期間P2における誘導音の出力動作W4の周期は、第1期間P1における誘導音の出力動作W1(図4参照)の周期よりも長くなる。この結果、第2期間P2における平均電力は、第1期間P1における平均電力より小さくなる。
したがって、音響装置1は、第2期間P2における誘導音の出力動作を従来よりも長く継続させることができる。すなわち、音響装置1は、電池70を電源とした誘導音の出力動作をより長く継続させることができる。
また、マイクロコントローラ131は、第2期間P2では、電池電圧Viの電圧値が低くなる程、誘導音の出力動作W4の周期がより長くなるように制御信号Y1を生成してもよい。
例えば、マイクロコントローラ131は、電池電圧Viの電圧値と誘導音の出力動作W4の周期との対応関係を表す数式又はデータテーブルを予め記憶している。電池電圧Viの電圧値と音圧レベルとの対応関係は、電池電圧Viの電圧値が小さくなるにつれて誘導音の出力動作W4の周期が長くなる関係になる。そして、マイクロコントローラ131は、第2期間P2では、電池電圧Viの電圧値に対応する出力動作W4の周期を指示する制御信号Y1を生成する。
したがって、音響装置1は、第2期間P2における平均電力をさらに小さくすることができ、第2期間P2における誘導音の出力動作をさらに長く継続させることができる。
なお、上述の実施形態及び各変形例のそれぞれにおいて音声回路132を省略し、マイクロコントローラ131は、駆動回路12に制御信号Y1を出力してもよい。この場合、駆動回路12は、制御信号Y1に基づいて増幅率又は出力の周期を可変とすることで、スピーカ21からの誘導音の出力動作を調整することができる。
上述の実施形態及び各変形例のそれぞれでは、制御回路13(マイクロコントローラ131)は、誘導灯信号装置からの誘導音指示信号をトリガとして、誘導音の出力動作を開始している。つまり、所定の条件は、誘導灯信号装置から誘導音指示信号を受信することであるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、制御回路13は、外部電源の停電を自動的に検知することで得られる情報など、誘導音指示信号以外の情報を取得することを所定の条件として、誘導音の出力動作を開始してもよい。
上述の実施形態及び各変形例のそれぞれでは、非常用装置3は、表示ユニット4及び点滅光源ユニット5の両方を備えているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、非常用装置3は、表示ユニット4及び点滅光源ユニット5のうち少なくとも一方を備えていなくてもよい。更に言えば、非常用装置3は、音響装置1のみを備え、表示ユニット4及び点滅光源ユニット5をいずれも備えていなくてもよい。
以上述べたように、第1の態様に係る音響装置(1)は、電池(70)を電源とし、スピーカ(21)へ負荷電力を供給してスピーカ(21)から音(誘導音)を出力させる駆動回路(12)と、駆動回路(12)を制御して負荷電力を調整する制御回路(13)と、を備える。駆動回路(12)が負荷電力の供給を開始してから所定時間(T1)が経過するまでの期間が第1期間(P1)であり、第1期間(P1)以降の所定期間が第2期間(P2)である。制御回路(13)は、第2期間(P2)における負荷電力の平均値を第1期間(P1)における負荷電力の平均値より小さくするように、駆動回路(12)を制御する。
上述の音響装置(1)は、電池(70)を電源とした誘導音の出力動作をより長く継続させることができる。
第2の態様に係る音響装置(1)では、第1の態様において、音には対象音が含まれていることが好ましい。制御回路(13)は、第2期間(P2)における対象音の音圧レベルを、第1期間(P1)における対象音の音圧レベルより小さくするように、駆動回路(12)を制御する。
上述の音響装置(1)は、第2期間(P2)における平均電力を小さくすることができ、第2期間(P2)における誘導音の出力動作を長く継続させることができる。
第3の態様に係る音響装置(1)では、第2の態様において、制御回路(13)は、第2期間(P2)において、電池(70)の残容量が少ないほど、対象音の音圧レベルを減少させることが好ましい。
上述の音響装置(1)は、第2期間(P2)における平均電力をさらに小さくすることができ、第2期間(P2)における誘導音の出力動作をさらに長く継続させることができる。
第4の態様に係る音響装置(1)では、第2又は第3の態様において、音は、対象音である音声と、非対象音である警報音とを含むことが好ましい。
上述の音響装置(1)は、第2期間(P2)における平均電力をさらに小さくすることができ、第2期間(P2)における誘導音の出力動作をさらに長く継続させることができる。
第5の態様に係る音響装置(1)では、第1の態様において、制御回路(13)は、スピーカ(21)から音を間欠的に出力させる。そして、制御回路(13)は、第2期間(P2)における音の出力周期を第1期間(P1)における出力周期より長くするように、駆動回路(12)を制御することが好ましい。
上述の音響装置(1)は、第2期間(P2)における平均電力を小さくすることができ、第2期間(P2)における誘導音の出力動作を長く継続させることができる。
第6の態様に係る音響装置(1)では、第5の態様において、制御回路(13)は、第2期間(P2)において、電池(70)の残容量が少ないほど、出力周期を長くすることが好ましい。
上述の音響装置(1)は、第2期間(P2)における平均電力をさらに小さくすることができ、第2期間(P2)における誘導音の出力動作をさらに長く継続させることができる。
第7の態様に係る非常用装置(3)は、第1乃至第6のいずれか一つの音響装置(1)と、電池(70)と、スピーカ(21)と、音響装置(1)、電池(70)、及びスピーカ(21)のうち少なくとも音響装置(1)を収容する筐体(30)と、を備える。
上述の非常用装置(3)は、電池(70)を電源とした誘導音の出力動作をより長く継続させることができる。
第8の態様に係るプログラムは、電池(70)を電源とし、スピーカ(21)へ負荷電力を供給してスピーカ(21)から音(誘導音)を出力させる駆動回路(12)に組み合わされるコンピュータが実行する。駆動回路(12)が負荷電力の供給を開始してから所定時間(T1)が経過するまでの期間が第1期間(P1)であり、第1期間(P1)以降の所定期間が第2期間(P2)である。そして、プログラムは、コンピュータに、第2期間(P2)における負荷電力の平均値を第1期間(P1)における負荷電力の平均値より小さくするように、駆動回路(12)を制御する音調整機能を実現させる。
上述のプログラムは、電池(70)を電源とした誘導音の出力動作をより長く継続させることができる。
なお、上述の実施形態及び各変形例は本開示の一例である。このため、本開示は、上述の実施形態及び各変形例に限定されることはなく、これらの実施形態及び各変形例以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 音響装置
3 非常用装置
12 駆動回路
13 制御回路
21 スピーカ
30 筐体
70 電池
T1 定格時間(所定時間)
P1 第1期間
P2 第2期間
3 非常用装置
12 駆動回路
13 制御回路
21 スピーカ
30 筐体
70 電池
T1 定格時間(所定時間)
P1 第1期間
P2 第2期間
Claims (8)
- 電池を電源とし、スピーカへ負荷電力を供給して前記スピーカから音を出力させる駆動回路と、
前記駆動回路を制御して前記負荷電力を調整する制御回路と、を備え、
前記駆動回路が前記負荷電力の供給を開始してから所定時間が経過するまでの期間が第1期間であり、前記第1期間以降の所定期間が第2期間であり、
前記制御回路は、前記第2期間における前記負荷電力の平均値を前記第1期間における前記負荷電力の平均値より小さくするように、前記駆動回路を制御する
音響装置。 - 前記音には対象音が含まれており、
前記制御回路は、前記第2期間における前記対象音の音圧レベルを、前記第1期間における前記対象音の音圧レベルより小さくするように、前記駆動回路を制御する
請求項1記載の音響装置。 - 前記制御回路は、前記第2期間において、前記電池の残容量が少ないほど、前記対象音の音圧レベルを減少させる
請求項2記載の音響装置。 - 前記音は、前記対象音である音声と、非対象音である警報音とを含む
請求項2又は3記載の音響装置。 - 前記制御回路は、前記スピーカから前記音を間欠的に出力させ、前記第2期間における前記音の出力周期を前記第1期間における前記出力周期より長くするように、前記駆動回路を制御する
請求項1記載の音響装置。 - 前記制御回路は、前記第2期間において、前記電池の残容量が少ないほど、前記出力周期を長くする
請求項5記載の音響装置。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の音響装置と、
電池と、
スピーカと、
前記音響装置、前記電池、及び前記スピーカのうち少なくとも前記音響装置を収容する筐体と、を備える、
非常用装置。 - 電池を電源とし、スピーカへ負荷電力を供給して前記スピーカから音を出力させる駆動回路に組み合わされるコンピュータが実行するプログラムであって、
前記駆動回路が前記負荷電力の供給を開始してから所定時間が経過するまでの期間が第1期間であり、前記第1期間以降の所定期間が第2期間であり、
前記コンピュータに
前記第2期間における前記負荷電力の平均値を前記第1期間における前記負荷電力の平均値より小さくするように、前記駆動回路を制御する音調整機能を実現させる
プログラム。
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KR102321474B1 (ko) * | 2021-03-11 | 2021-11-03 | 주식회사 와이디이엔지 | 소방용 비상 안내등 장치 |
KR102321475B1 (ko) * | 2021-03-11 | 2021-11-03 | 주식회사 와이디이엔지 | 소방용 비상 유도 램프 장치 |
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2018
- 2018-06-28 JP JP2018123632A patent/JP2020004129A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102321474B1 (ko) * | 2021-03-11 | 2021-11-03 | 주식회사 와이디이엔지 | 소방용 비상 안내등 장치 |
KR102321475B1 (ko) * | 2021-03-11 | 2021-11-03 | 주식회사 와이디이엔지 | 소방용 비상 유도 램프 장치 |
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