JP4485965B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、強誘電体又は高誘電体を容量絶縁膜に用いた半導体装置に関する。
キャパシタの容量絶縁膜に強誘電体又は高誘電体を用いた半導体装置は、強誘電体又は高誘電体がヒステリシス特性による残留分極及び高い比誘電率を有しているため、不揮発性メモリ装置やダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)装置の分野において、酸化シリコン又は窒化シリコンからなる容量絶縁膜を有する半導体装置と置き換わる可能性がある。
一般に、強誘電体又は高誘電体は、結晶構造自体がその物理的特性を決定する酸化物であるため、水素による還元作用によりその特性が劣化する。一方、MOSトランジスタの形成プロセス、多層配線の形成プロセス及び保護膜の形成プロセス等には、水素ガスはもとより、水素原子を含むシランガス、レジスト材料及び水(水分)等を用いる工程を多く含む。
例えば、下記の特許文献1及び特許文献2によると、図5及び図6に示すように、各製造プロセスにおける水素による劣化を防ぐため、強誘電体キャパシタはその上側及び下側に設けられた水素バリア膜により覆われており、さらに、これらの水素バリア膜は、その内側に強誘電体キャパシタを閉じ込めるように形成されている。
特開平11−126881号公報 特開2001−237393号公報
本願発明者は、強誘電体からなる容量絶縁膜を含む半導体装置の製造プロセスにおける該容量絶縁膜の水素による劣化をさらに低減するため種々の検討を重ねた結果、前記従来の半導体装置は、水素バリア膜が強誘電体キャパシタの周囲をその上方及び下方を含め全面的に覆ってはいるものの、キャパシタの形成領域のみを全面的に覆うという従来の構成では、容量絶縁膜の水素に対するバリア性が不十分であるという結論を得ている。
さらに、キャパシタを水素バリア膜により閉じ込めるには、該水素バリア膜を図5及び図6に示すように、必然的に複数の膜により構成することになる。このため、水素バリア膜には必ず複数の膜同士を接合する接合部が形成される。その上、複数の水素バリア膜は必ずしも同一の材料とは限られず、また、強誘電体キャパシタを閉じ込めるには、水素バリア膜には少なくとも1つの屈曲部を設けて接合部を設ける必要がある。この水素バリア膜の接合部からは水素が侵入しやすく、強誘電体キャパシタの水素による劣化を完全に防ぐことはできない。特に、接合される水素バリア膜が同一の材料でない場合には、接合部による劣化はさらに顕著となる。また、一般に屈曲部は、膜特性が変化したり、応力が集中して亀裂が入ったりする等して水素が侵入しやすい箇所であるため、強誘電体キャパシタの水素による劣化の要因となっている。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、強誘電体又は高誘電体を用いた容量絶縁膜を有する半導体装置において、容量絶縁膜のプロセス中の水素による劣化を防止できるようにすることを目的とする。
本願発明者は、キャパシタ形成領域の周囲を水素バリア膜で覆うだけでは、水素の容量絶縁膜への侵入を十分に防ぐことができないという検討結果から、キャパシタ形成領域の周囲を第1の水素バリア膜(キャパシタ水素バリア膜)で覆うと共に、該第1の水素バリア膜の上方で且つキャパシタの形成領域を含む半導体装置の全体を第2の水素バリア膜(全面水素バリア膜)により覆った。これにより、第2の水素バリア膜の上方で発生した水素がキャパシタにまで到達するまでの距離を拡大させることができ、その結果、キャパシタの形成領域の水素濃度を格段に下げることができるという知見を得ている。本発明はこの知見に基づいてなされたものであって、具体的には、以下の構成により実現される。
本発明に係る半導体装置は、キャパシタを有するメモリ回路部と、該メモリ回路部を制御する周辺回路部とを含む半導体装置を対象とし、キャパシタの形成領域を覆う耐水素性を有する第1の水素バリア膜と、第1の水素バリア膜の上に、少なくともメモリ回路部及び周辺回路部を覆う耐水素性を有する第2の水素バリア膜とを備え、第2の水素バリア膜は、第1の水素バリア膜の上方で且つキャパシタに最も近い配線層と第1の水素バリア膜との間において、半導体装置に形成されたコンタクトプラグを除く領域を覆うことを特徴とする。
本発明の半導体装置によると、キャパシタの形成領域を覆う耐水素性を有する第1の水素バリア膜と、該第1の水素バリア膜の上において、少なくともメモリ回路部及び周辺回路部を覆う第2の水素バリア膜とを備え、第2の水素バリア膜は半導体装置における第2の水素バリア膜を貫通するコンタクトプラグを除く領域を覆うように全面的に形成されている。このため、プロセス中に生じる水素のキャパシタに至るまでの距離が長くなるので、キャパシタに到達する水素の量(水素濃度)を確実に低減することができる。また、第2の水素バリア膜は、キャパシタを覆う第1の水素バリア膜よりも上方に形成されたキャパシタに最近接の配線層と第1の水素バリア膜との間に形成されているため、キャパシタ形成以降の工程にて発生する水素がキャパシタの形成領域内に侵入することを抑制することができる。その結果、キャパシタを構成する容量絶縁膜の水素による劣化を防止することができるようになる。特に、第2の水素バリア膜がキャパシタの下方の領域に形成されている場合には、半導体基板を通過してくる水素がキャパシタに到達することをさらに防止することができる。
本発明の半導体装置において、第1の水素バリア膜は、キャパシタの上方及び下方を含めその周囲を覆うように形成されていることが好ましい。このようにすると、第2の水素バリア膜を貫通するコンタクトホールを通過する水素、又はキャパシタと第2の水素バリア膜との間に形成される層間膜、コンタクトホール及びコンタクトプラグの形成時に生じる水素によるキャパシタの劣化をより確実に防止することができる。
この場合に、第1の水素バリア膜は、互いに組成が異なるバリア膜同士がキャパシタの側方で接合するように形成されていることが好ましい。このようにすると、キャパシタを第1の水素バリア膜の内側に閉じ込めることができると共に、キャパシタの下側を覆う下部バリア膜とキャパシタの上側及び側方を覆う上部バリア膜とに、プロセスに合った材料を選択できるようになる。
本発明の半導体装置は、第1の水素バリア膜を覆うと共にコンタクトプラグが貫通する層間絶縁膜と、コンタクトプラグの側面上に形成された耐水素性を有する第3の水素バリア膜とをさらに備え、第2の水素バリア膜は層間絶縁膜の上に形成され、第3の水素バリア膜は、コンタクトプラグの上端部において第2の水素バリア膜と接していることが好ましい。このようにすると、第2の水素バリア膜の上方に位置する配線とのコンタクトホールを通過する水素をも低減することができる。また、このように、層間絶縁膜の上に第2の水素バリア膜を形成することにより、平坦化された屈曲部の少ない膜が得られるため、水素に対するバリア性を高度に且つ確実に維持できる。
本発明の半導体装置において、キャパシタの下方に形成された耐水素性を有する第4の水素バリア膜をさらに備えていることが好ましい。このように、第4の水素バリア膜がキャパシタの下方の領域に形成されている場合には、半導体基板を通過してくる水素がキャパシタに到達することをさらに防止することができる。
本発明の半導体装置において、第4の水素バリア膜は、第3の水素バリア膜と接していることが好ましい。このようにすると、第2の水素バリア膜の下方に位置する半導体基板の拡散層又は配線とのコンタクトホールを通過する水素を低減することができる。
この場合に、第3の水素バリア膜は、導電性であって、チタンアルミニウム、窒化チタンアルミニウム又はこれらの積層膜により構成されていることが好ましい。
また、この場合に、第3の水素バリア膜は、絶縁性であって、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンアルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタルからなることが好ましい。このようにすると、コンタクトプラグの下地層とプラグ材料との相互拡散を防止できると共にこれらの間の密着性を確保することができる。
本発明の半導体装置において、配線層は、第2の水素バリア膜の上にコンタクトプラグと接続されるように形成された耐水素性を有する導電性材料を含むことが好ましい。このようにすると、第2の水素バリア膜の上方に位置する配線とのコンタクトホールを通過する水素をも低減することができる。
この場合に、導電性材料は、チタンアルミニウム、窒化チタンアルミニウム又はこれらの積層膜により構成されていることが好ましい。このようにすると、コンタクトプラグのプラグ材料と配線又は電極との相互拡散を防止できると共にこれらの間の密着性を確保することができる。
本発明の半導体装置は、第1の水素バリア膜を覆うと共にコンタクトプラグが貫通する層間絶縁膜をさらに備え、第2の水素バリア膜は、上面が平坦化された層間絶縁膜の上に形成されていることが好ましい。このようにすると、上面が平坦化された層間絶縁膜の上に形成される第2の水素バリア膜も平坦化されて屈曲部が生じないため、水素に対するバリア性を高度に且つ確実に維持できる。
本発明の半導体装置において、第2の水素バリア膜は、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンアルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタルからなることが好ましい。これらの材料は、半導体製造プロセスに一般に使用され、コンタミネーション防止の対策が容易である。
本発明の半導体装置において、該半導体装置は半導体チップに形成されており、第2の水素バリア膜は半導体チップ上の全面を覆うように形成されていることが好ましい。このようにすると、本発明の半導体装置がメモリ部とロジック部とを搭載したシステムLSIであっても、半導体チップの全面を覆うため、第2の水素バリア膜にはパターニングを行なう必要がなくなるので、キャパシタに対する水素バリア性を高度に確保しながら、プロセスを簡略化することができる。
本発明の半導体装置において、キャパシタは強誘電体又は高誘電体からなる容量絶縁膜を有していることが好ましい。一般に強誘電体又は高誘電体は金属酸化物からなり、水素による還元作用によりその特性が劣化するため、本発明を適用するとその効果が著しい。
本発明に係る半導体装置によると、キャパシタの形成領域を覆う第1の水素バリア膜の上方を覆う第2の水素バリア膜は、半導体装置におけるコンタクトプラグを除く領域を覆うように全面的に形成されているため、キャパシタに到達する水素の量を格段に低減することができるので、キャパシタを構成する容量絶縁膜の水素による劣化をより効果的に防止することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の断面構成を示している。
図1に示すように、例えばP型の半導体基板10の主面は、複数のメモリ素子が配置されたメモリ回路部50と、該メモリ回路部50に対する書き込み及び読み出し動作を制御する周辺回路部60とに区画されている。
半導体基板10の上部には、深さが約300nmの素子分離領域11が選択的に形成されており、該半導体基板10における素子分離領域11により区画された領域上には、イオン注入された複数の拡散層12が形成されている。
素子分離領域11及び拡散層12上は、膜厚が約500nmとなるように平坦化された酸化シリコン(SiO2 )からなる第1の層間絶縁膜13により覆われている。
第1の層間絶縁膜13の上には、膜厚が10nmから200nm程度、より好ましくは約100nmの窒化シリコンからなる第1の全面水素バリア膜14がチップの全面にわたって形成されている。なお、ここでは、第1の全面水素バリア膜14として窒化シリコン(Si34)を用いたが、これには限定されず、例えば酸化窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化チタンアルミニウム(TiAlO)、酸化タンタルアルミニウム(TaAlO)、珪化酸化チタン(TiSiO)又は珪化酸化タンタル(TaSiO)等を用いてもよい。
メモリ回路部50であって、第1の全面水素バリア膜14及び第1の層間絶縁膜13における拡散層12の上側部分には、拡散層12に接続するように、下層から膜厚が2nmから20nm程度、より好ましくは約5nmのチタンアルミニウム(TiAl)と、膜厚が5nmから50nm程度、より好ましくは約10nmの窒化チタンアルミニウム(TiAlN)からなる第1のコンタクト水素バリア膜15と、タングステン(W)が埋め込まれた第1のコンタクトプラグ16とが形成されている。なお、第1のコンタクト水素バリア膜15としてチタンアルミニウムと窒化チタンアルミニウムの積層膜を用いたが、これには限定されず、例えばチタンアルミニウム又は窒化チタンアルミニウムの単層膜等を用いてもよい。
第1の全面水素バリア膜14の上には、膜厚が10nmから200nm程度、より好ましくは約100nmの窒化チタンアルミニウムからなる第1の導電性水素バリア膜17が第1のコンタクトプラグ16を覆うように選択的に形成されている。第1の導電性水素バリア膜17は第1のコンタクトプラグ16とその中央部で接続すると共に、第1の全面水素バリア膜14とその周縁部で接続されている。なお、第1の導電性水素バリア膜17として窒化チタンアルミニウムを用いたが、これには限定されず、例えばチタンアルミニウムやチタンアルミニウムと窒化チタンアルミニウムの積層膜等を用いても構わない。
第1の導電性水素バリア膜17の上には、該第1の導電性水素バリア膜17と形状が同一で、膜厚が約50nmのイリジウム(Ir)、膜厚が約50nmの酸化イリジウム(IrO2 )及び膜厚が約50nmの白金(Pt)とからなる下部電極18が形成されている。
下部電極18は、その表面が露出するように平坦化された酸化シリコンからなる第2の層間絶縁膜19により覆われており、下部電極18及び第2の層間絶縁膜19上には、膜厚が約100nmの、ストロンチウム(Sr)、ビスマス(Bi)、タンタル(Ta)及びニオブ(Nb)を主成分とするビスマス層状ペロブスカイト型酸化物である強誘電体からなる容量絶縁膜20が下部電極18を覆うように形成されている。なお、容量絶縁膜20は、これらの組成を持つ強誘電体に限られず、これらの組成に鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、バリウム(Ba)及びランタン(La)を加えた群から選ばれた酸化物からなる強誘電体を用いることができる。さらには、強誘電体に限られず、五酸化タンタル(Ta25)等の高誘電体を用いてもよい。
容量絶縁膜20の上には、該容量絶縁膜20と形状が同一で、膜厚が約50nmの白金からなる上部電極21が形成されている。この下部電極18、容量絶縁膜20及び上部電極21によりキャパシタ22が構成されている。
容量絶縁膜20及び上部電極21は、酸化シリコンからなる第3の層間絶縁膜23により覆われている。第3の層間絶縁膜23及び第2の層間絶縁膜19におけるキャパシタ22の外側部分は、第1の全面水素バリア膜14が露出されるように除去されている。第3の層間絶縁膜23、第2の層間絶縁膜19及び第1の全面水素バリア膜14の各露出面は、膜厚が10nmから200nm程度、より好ましくは約20nmの酸化チタンアルミニウムからなるキャパシタ水素バリア膜24により覆われ、第3の層間絶縁膜23及び第2の層間絶縁膜19の端面よりも外側部分は、第1の全面水素バリア膜14が露出するように除去されている。
キャパシタ水素バリア膜24の周縁部は、第1の全面水素バリア膜14と接合部24aを有している。キャパシタ水素バリア膜24がキャパシタ22を覆う範囲は、セルプレート単位又は複数のセルプレートを含むブロック単位が好ましい。なお、キャパシタ水素バリア膜24として酸化チタンアルミニウムを用いたが、これには限定されず、例えば窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタル等を用いてもよい。
キャパシタ水素バリア膜24及び第1の全面水素バリア膜14の露出部分は、キャパシタ水素バリア膜24におけるキャパシタ22の上方部分の膜厚が約200nmとなるように平坦化された、酸化シリコンからなる第4の層間絶縁膜25により覆われている。第4の層間絶縁膜25の上には、膜厚が10nmから200nm程度、より好ましくは約100nmの窒化シリコンからなる第2の全面水素バリア膜26がチップ全体にわたって形成されている。なお、第2の全面水素バリア膜26として窒化シリコンを用いたが、これには限定されず、例えば酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンアルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタル等を用いてもよい。
周辺回路部60であって、第2の全面水素バリア膜26及び第4の層間絶縁膜25には、キャパシタ22の外側の領域、すなわちキャパシタ水素バリア膜24の外側の領域において、半導体基板10の拡散層12と接続するように、下層から膜厚が2nmから20nm程度、より好ましくは約5nmのチタンアルミニウムと、膜厚が5nmから50nm程度、より好ましくは約10nmの窒化チタンアルミニウムからなる第2のコンタクト水素バリア膜27と、タングステンで埋め込まれた第2のコンタクトプラグ28が形成されている。なお、第2のコンタクト水素バリア膜27としてチタンアルミニウムと窒化チタンアルミニウムの積層膜を用いたが、これには限定されず、例えばチタンアルミニウム又は窒化チタンアルミニウムの単層膜等を用いてもよい。
第2の全面水素バリア膜26の上には、下層から、膜厚が2nmから20nm程度、より好ましくは約5nmのチタンアルミニウムと、膜厚が10nmから200nm程度、より好ましくは約50nmの窒化チタンアルミニウムの積層膜からなる第2の導電性水素バリア膜29が、第2のコンタクト水素バリア膜27及び第2のコンタクトプラグ28を覆うように選択的に形成されている。第2の導電性水素バリア膜29は、第2のコンタクト水素バリア膜27及び第2のコンタクトプラグ28と接続されると共に、第2の全面水素バリア膜26とも接続されている。なお、第2の導電性水素バリア膜29としてチタンアルミニウムと窒化チタンアルミニウムの積層膜を用いたが、これには限定されず、例えばチタンアルミニウムや窒化チタンアルミニウムの単層等を用いてもよい。
第2の導電性水素バリア膜29の上には、該第2の導電性水素バリア膜29と形状が同一で、下層から、膜厚が約500nmのアルミニウム(Al)及び膜厚が約50nmの窒化チタン(TiN)からなる配線30が形成されており、該配線30は第2のコンタクトプラグ28及び第2のコンタクト水素バリア膜27を介して拡散層12と電気的に接続されている。
配線30及び第2の導電性水素バリア膜29の上には、図示はしていないが、他の層間絶縁膜及び配線等が形成されて多層配線が構成されている。
第1の実施形態によると、キャパシタ22は、該キャパシタ22の形成領域を第1の全面水素バリア膜14及びキャパシタ水素バリア膜24により閉じ込められるように形成され、さらに、キャパシタ水素バリア膜24の上側が平坦な第2の全面水素バリア膜26により覆われている。第2の全面水素バリア膜26は、半導体基板10すなわち半導体チップ上にパターニングされることなく形成されている。従って、製造中に発生する水素がキャパシタ22に到達するまでの経路が、第1の全面水素バリア膜14及びキャパシタ水素バリア膜24でのみ覆う場合と比べて格段に長くなるため、キャパシタ22を構成する容量絶縁膜20に到達する水素の量が大幅に低減するので、容量絶縁膜20の水素による特性劣化を防止することができる。すなわち、周辺回路部60の端部において、第1の全面水素バリア膜14及び第2の全面水素バリア膜26の端部から回り込んで、メモリ回路部50の内部のキャパシタ22にまで拡散する距離が非常に長くなるため、各全面水素バリア膜の外側からメモリ回路部50の内部に侵入する水素濃度を低減することができる。
なお、第1の実施形態においては、第1の全面水素バリア膜14は、キャパシタ水素バリア膜24との接合部に囲まれる範囲内では、下部キャパシタ水素バリア膜として機能する。
また、第1のコンタクトプラグ16の側面上には第1のコンタクト水素バリア膜15が形成され、且つ、第2のコンタクトプラグ28の側面上には第2のコンタクト水素バリア膜27が形成されているため、各コンタクトホールを通過する水素をも確実に低減することができる。
その上、第1のコンタクトプラグ16と下部電極18との間には第1の導電性水素バリア膜17が形成され、且つ、第2のコンタクトプラグ28と配線30との間には第2の導電性水素バリア膜29が形成されているため、各コンタクトホールを通過する水素をも確実に低減することができる。
なお、第1のコンタクトプラグ16及び第2のコンタクトプラグ28は、導電性材料に限られず、絶縁性材料、例えば窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンアルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタルを用いることができる。但し、これら絶縁性材料を用いる場合には、各コンタクトホールの底面上部分を除去する必要がある。
なお、キャパシタ水素バリア膜24は、本発明における第1の水素バリア膜である。また、第2の全面水素バリア膜26は、本発明における第2の水素バリア膜である。また、第2のコンタクト水素バリア膜14は、本発明における第3の水素バリア膜である。さらに、第1の全面水素バリア膜は、本発明における第4の水素バリア膜である。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図2は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の断面構成を示している。第1の実施形態と異なる部分について説明する。図2に示すように、第2の実施形態に係る半導体装置は、第1の実施形態に係る第1の全面水素バリア膜14をキャパシタ22の下側のみを覆う第1のキャパシタ水素バリア膜31として構成している。
具体的には、第1の層間絶縁膜13の上には、膜厚が10nmから200nm程度、より好ましくは約100nmの窒化シリコンからなる第1のキャパシタ水素バリア膜31がキャパシタ22を含む領域にのみ選択的に形成されている。なお、第2の実施形態においては、第1のキャパシタ水素バリア膜31として窒化シリコンを用いたが、これには限定されず、例えば酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンアルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタル等を用いてもよい。
第3の層間絶縁膜23、第2の層間絶縁膜19、第1のキャパシタ水素バリア膜31及び第1の層間絶縁膜13の各露出面は、膜厚が10nmから200nm程度、より好ましくは約20nmの酸化チタンアルミニウムからなる第2のキャパシタ水素バリア膜24Aにより覆われ、第3の層間絶縁膜23及び第2の層間絶縁膜19の端面よりも外側部分は、第1の層間絶縁膜13が露出するように除去されている。さらに、第2のキャパシタ水素バリア膜24Aの周縁部は、第1のキャパシタ水素バリア膜31の周縁部と接合部24aを持つ。なお、第2のキャパシタ水素バリア膜24Aとして酸化チタンアルミニウムを用いたが、これには限定されず、例えば窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタル等を用いてもよい。
第2の実施形態によると、第1のキャパシタ水素バリア膜31が、半導体基板10の全面を覆っていないため、半導体基板10を通過する水素が、第1のキャパシタ水素バリア膜31と第2のキャパシタ水素バリア膜24Aとの接合部及び第2のキャパシタ水素バリア膜24Aの屈曲部に到達するので、第1の実施形態と比べると、容量絶縁膜20の水素に対するバリア性が若干低下する。しかしながら、第2のコンタクトプラグ28を形成する際のコンタクトホールのドライエッチング工程において、第1の層間絶縁膜13及び第4の層間絶縁膜25との間にこれらと組成が異なる水素バリア膜が存在しないため、エッチングが容易となる。その上、エッチング条件及び膜種の選択肢も広がる。例えば、第2の全面水素バリア膜26、第4の層間絶縁膜25及び第1の層間絶縁膜13はシリコン(Si)を主成分とした膜で形成する。その後、フッ素(F)系ガスを用いた装置及び条件で、半導体基板10の拡散層12が露出するまでエッチングする。従って、第4の層間絶縁膜25と第1の層間絶縁膜13との間にこれらとは組成が異なる絶縁膜が存在しないため、エッチング装置を変更することによる工程数の増加や、エッチング生成物の影響を受けることがなくなる。また、コンタクトホールの形状もノッチ等の発生がなくなるため、密着層の段切れが発生しにくくなる。また、水素の大部分は第2の全面水素バリア膜26によって抑止されるため、第1のキャパシタ水素バリア膜31と第2のキャパシタ水素バリア膜24Aのみの場合と比べて、容量絶縁膜20の特性を大きく改善することができる。
なお、第2の実施形態における第1のキャパシタ水素バリア膜31は、本発明の第1の水素バリア膜又は第4の水素バリア膜である。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図3は本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の断面構成を示している。第3の実施形態に係る半導体装置は、第2の実施形態に係る半導体装置における容量絶縁膜20の基板方向からの水素による劣化を防止する構成を持つ。すなわち、キャパシタ22は第1の水素バリア膜に覆われると共に、該第1の水素バリア膜を覆う第2の水素バリア膜及び第4の水素バリア膜によりさらにその外側を覆われている構成である。
ここでは、第2の実施形態と異なる部分について説明する。
図3に示すように、半導体基板10の主面上における素子分離領域11及び拡散層12の上に膜厚が10nmから200nm程度、より好ましくは約20nmの酸化チタンアルミニウムからなる第1の全面水素バリア膜32がチップの全面にわたって形成されている。なお、第3の実施形態においては、第1の全面水素バリア膜32として酸化チタンアルミニウムを用いたが、これには限定されず、例えば窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタル等を用いてもよい。
第3の実施形態によると、半導体基板10の主面上の全面に、第1の全面水素バリア膜32を設けているため、容量絶縁膜20に対する水素による劣化を防止することができる。また、第2のコンタクトプラグ28を形成する際のコンタクトホールのドライエッチング工程において、第1の層間絶縁膜13及び第4の層間絶縁膜25との間にはこれらと組成が異なるバリア膜が存在しないため、エッチングが容易となる。その上、エッチング条件及び膜種の選択肢も広がる。例えば、第2の全面水素バリア膜26、第4の層間絶縁膜25及び第1の層間絶縁膜13をシリコン(Si)を主成分とした膜で形成し、且つ、第1の全面水素バリア膜32をチタン又はアルミニウムを主成分とした膜で形成する。その後、フッ素(F)系ガスを用いた装置及び条件で、第1の全面水素バリア膜32が露出するまでエッチングする。続いて、第1の全面水素バリア膜32を、塩素(Cl)系ガスを用いた装置及び条件で拡散層12が露出するまでエッチングする。従って、第4の層間絶縁膜25と第1の層間絶縁膜13との間にはこれらと組成が異なる絶縁膜が存在しないため、エッチング装置を変更することによる工程数の増加や、エッチング生成物の影響を受けることがなくなる。
なお、第3の実施形態において、第2の全面水素バリア膜26は、半導体チップ(半導体基板)10の周囲に設けられているシールリングと接続していることが好ましい。さらに、シールリングを構成する溝の内壁に、耐水素性を有する水素バリア膜を形成してもよい。このように、シールリングの側面に水素バリア膜を設けることにより、シールリングの外部からメモリ回路部50又は周辺回路部60の内部に侵入する水素を効果的に防止することができる。
すなわち、半導体基板10を通り、キャパシタ22の下方から侵入する水素を第1の全面水素バリア膜32により防止し、キャパシタ22の上方から侵入する水素を第2の全面水素バリア26及び第2のコンタクト水素バリア膜27によって防止する。さらに、半導体チップ10の側方から侵入する水素をシールリングに設けた水素バリア膜によって防止することができる。従って、キャパシタ形成工程以降の配線形成工程において発生する水素の侵入をより効果的に防止することができる。
また、第3の実施形態に、第1の実施形態を組み合わせた構成でも構わない。
ここで、本発明の第1〜第3の実施形態に係る半導体装置のウェハ状態での構成を図面により説明する。
図4(a)はウェハ状の半導体装置の平面構成を示し、図4(b)はチップ形成領域を拡大した平面構成を示し、図4(c)はメモリ回路部及び周辺回路部の平面構成を示している。なお、図1は図4(c)のI−I線における断面図である。
図4(b)に示すように、半導体チップ10上には、メモリ回路部50及び周辺回路部60に加え、例えばロジック回路、アナログ回路又はスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)回路等を含む他の回路部70が形成されている。第2の全面水素バリア膜26は、半導体ウェハ10Aから各半導体チップ10に切り分ける際のスクライブ領域10aを含め、半導体チップ10上を全面的に覆っている。
また、図4(c)に示すように、例えば、第1の全面水素バリア膜14とメモリ回路部50の周縁部において接合部24aを持つキャパシタ水素バリア膜24は、各メモリ回路50のみを覆う構成である。さらには、前述したように、第2及び第3の実施形態に係る第1のキャパシタ水素バリア膜31は、各メモリ回路50のみに形成される構成である。
なお、第1の全面水素バリア膜14、32及び第2の全面水素バリア膜26を、半導体チップ10におけるコンタクト形成部分を除く領域の全面にパターニングをすることなく形成しているが、本発明は、少なくとも半導体装置におけるキャパシタ22を有するメモリ回路部50と該メモリ回路部50を制御する周辺回路部60とを含む回路部分を覆うように形成しても、その効果を得ることができる。
上述したように、本発明における半導体装置は、例えば周辺回路部60を構成する多層配線の最下層の配線層と、メモリ回路部50を構成するキャパシタ22との間に、半導体チップ10の全面を覆う水素バリア膜(14、26、32)を設けることに特徴を持つ。これにより、キャパシタ形成以降の配線形成工程において発生する水素がキャパシタ22に到達するための拡散距離が長くなるので、キャパシタ領域中の容量絶縁膜20が水素により還元する事態を防ぐことができる。
本発明に係る半導体装置は、キャパシタを構成する容量絶縁膜の水素による劣化を抑制できるという効果を有し、強誘電体又は高誘電体を容量絶縁膜に用いた半導体装置等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を示し、図4(c)のI−I線における断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 (a)〜(c)は本発明に係る半導体装置を示し、(a)はウェハ状の平面図であり、(b)はチップ状の平面図であり、(c)は半導体チップにおけるメモリ回路部及びその周辺回路部の一部を拡大した平面図である。 従来例に係る半導体装置を示す断面図である。 他の従来例に係る半導体装置を示す断面図である。
符号の説明
10 半導体基板(半導体チップ)
10A 半導体ウェハ
10a スクライブ領域
11 素子分離領域
12 拡散層
13 第1の層間絶縁膜
14 第1の全面水素バリア膜(第4の水素バリア膜)
15 第1のコンタクト水素バリア膜
16 第1のコンタクトプラグ
17 第1の導電性水素バリア膜
18 下部電極
19 第2の層間絶縁膜
20 容量絶縁膜
21 上部電極
22 キャパシタ
23 第3の層間絶縁膜
24 キャパシタ水素バリア膜(第1の水素バリア膜)
24a 接合部
24A 第2のキャパシタ水素バリア膜(第1の水素バリア膜)
25 第4の層間絶縁膜
26 第2の全面水素バリア膜(第2の水素バリア膜)
27 第2のコンタクト水素バリア膜(第3の水素バリア膜)
28 第2のコンタクトプラグ
29 第2の導電性水素バリア膜
30 配線
31 第1のキャパシタ水素バリア膜(第1の水素バリア膜)
32 第1の全面水素バリア膜(第4の水素バリア膜)
50 メモリ回路部
60 周辺回路部
70 他の回路部

Claims (12)

  1. キャパシタを有するメモリ回路部と、該メモリ回路部を制御する周辺回路部とを含む半導体装置であって、
    前記キャパシタの下方に形成された耐水素性を有する第1の下部水素バリア膜及び第2の下部水素バリア膜と、
    前記キャパシタの下方に形成された耐水素性を有する第1の導電性水素バリア膜又は耐水素性を有する第1のコンタクト水素バリア膜と
    前記キャパシタの形成領域を覆う耐水素性を有する第1の水素バリア膜と、
    前記第1の水素バリア膜の上に、少なくとも前記メモリ回路部及び周辺回路部を覆う耐水素性を有する第2の水素バリア膜とを備え、
    前記キャパシタは、その周囲全体が前記第1の下部水素バリア膜、前記第1の導電性水素バリア膜又は前記第1のコンタクト水素バリア膜、及び第1の水素バリア膜により覆われており、
    前記第2の下部水素バリア膜は、前記メモリ回路部及び前記周辺回路部における素子分離領域上及び拡散層上に、該素子分離領域上及び拡散層のそれぞれと直接に接するように形成され、
    前記第2の水素バリア膜は、前記第1の水素バリア膜の上方で且つ前記キャパシタに最も近い配線層と前記第1の水素バリア膜との間において、前記半導体装置に形成されたコンタクトプラグを除く領域を覆うことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の下部水素バリア膜と前記第1の水素バリア膜は、互いに組成が異なるバリア膜同士が前記キャパシタの側方で接合するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の水素バリア膜を覆うと共に前記コンタクトプラグが貫通する層間絶縁膜と、
    前記コンタクトプラグの側面上に形成された耐水素性を有する第3の水素バリア膜とをさらに備え、
    前記第2の水素バリア膜は前記層間絶縁膜の上に形成され、
    前記第3の水素バリア膜は、前記コンタクトプラグの上端部において前記第2の水素バリア膜と接していることを特徴とする請求項1又は2に記載に半導体装置。
  4. 前記第2の下部水素バリア膜は、前記第3の水素バリア膜と接していることを特徴とする請求項3に記載に半導体装置。
  5. 前記第3の水素バリア膜は、チタンアルミニウム、窒化チタンアルミニウム又はこれらの積層膜により構成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記第3の水素バリア膜は、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンアルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタルからなることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  7. 前記配線層は、第2の水素バリア膜の上に前記コンタクトプラグと接続されるように形成された耐水素性を有する導電性材料を含むことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記導電性材料は、チタンアルミニウム、窒化チタンアルミニウム又はこれらの積層膜により構成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記第1の水素バリア膜を覆うと共に前記コンタクトプラグが貫通する層間絶縁膜をさらに備え、
    前記第2の水素バリア膜は、上面が平坦化された前記層間絶縁膜の上に形成されていることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記第2の水素バリア膜は、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンアルミニウム、酸化タンタルアルミニウム、珪化酸化チタン又は珪化酸化タンタルからなることを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 前記半導体装置は半導体チップに形成されており、前記第2の水素バリア膜は前記半導体チップ上の全面を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の半導体装置。
  12. 前記キャパシタは、強誘電体又は高誘電体からなる容量絶縁膜を有していることを特徴とする請求項1〜10のうちのいずれか1項に半導体装置。
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