JP2007035915A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャパシタの有効領域における容量絶縁膜の端部が加工時のダメージの影響を受けず、且つ従来のプレーナキャパシタよりも微細化を図れるようにする。
【解決手段】半導体装置は、半導体基板100上の第1の層間絶縁膜104及び第2の層間絶縁膜107に形成され、これら層間絶縁膜を貫通して半導体基板の第1の拡散層103と接続されたキャパシタプラグ109Aと、第2の層間絶縁膜107の上に形成されたキャパシタ下部絶縁膜110と、該キャパシタ下部絶縁膜110の上に順次形成された第1の電極114、容量絶縁膜115及び第2の電極116と、第2の電極116の少なくとも側面上に形成され、第2の電極116とキャパシタプラグ109Aとを電気的に接続する第1の配線117とを有している。第2の電極116の平面寸法は、第1の電極114の平面寸法よりも大きい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、強誘電体又は高誘電体を容量絶縁膜に用いた半導体装置及びその製造方法に関する。
容量絶縁膜に強誘電体又は高誘電体を用いた半導体装置は、強誘電体のヒステリシス特性による残留分極や強誘電体及び高誘電体の高い比誘電率によって、不揮発性メモリ装置及びDRAM装置の分野において、酸化シリコン又は窒化シリコンからなる容量絶縁膜を有する半導体装置と置き換わる可能性がある。
半導体装置を微細化するため、各セルごとに容量絶縁膜を含むキャパシタはセルの選択トランジスタと接続されるプラグ上に形成される、いわゆるスタックキャパシタが一般的である。このスタックキャパシタの下側に位置するプラグが半導体製造プロセス、例えば温度が600℃〜900℃程度の酸素雰囲気での容量絶縁膜の成膜工程又は容量絶縁膜の結晶化アニール工程等のプロセスによるプラグの酸化を防止するため、プラグとキャパシタ電極との間には酸素バリア膜が設けられている。
近年、さらなる微細化のために、特許文献1には、酸素バリア膜を設けずに、容量絶縁膜を形成した後に、プラグとキャパシタ電極とを接続する方法が記載されている。
また、酸素バリア膜を設けない構成としては、スタックキャパシタよりも前の構成である2次元的に積層されてなるプレーナキャパシタがある(例えば、特許文献2を参照。)。
特開平2000−323685号公報(第7頁、第9図) 特開2002−83938号公報(第25頁、第7図)
しかしながら、前記の特許文献1に記載されている従来の方法は、互いに対向するキャパシタ電極に挟まれた有効領域における容量絶縁膜の端部が加工時のダメージの影響を受けるため、キャパシタ特性である保持電荷量が低下したり、リーク特性が劣化したりするという問題がある。ここで、加工時のダメージには、容量絶縁膜を構成する金属酸化物の組成ずれやプラズマによる結晶性の破壊等がある。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、キャパシタの有効領域における容量絶縁膜の端部が加工時のダメージの影響を受けず、且つ、従来のプレーナキャパシタよりも微細化を図れるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、半導体装置及びその製造方法を、キャパシタを構成する上部電極の平面寸法を下部電極の平面寸法よりも大きくし、且つ、下部電極の下方に形成されるプラグの上面を覆う絶縁膜に上部電極とプラグとを接続するための開口部を形成する際に、該開口部を上部電極の一部をマスクとして自己整合的に形成する構成とする。
具体的に、本発明に係る半導体装置は、半導体領域上の第1の絶縁膜に形成され、半導体領域と接続された第1のプラグと、第1の絶縁膜の上に形成された第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜の上に順次形成された第1の電極、容量絶縁膜及び第2の電極と、第2の電極の少なくとも側面上に形成され、第2の電極と第1のプラグとを電気的に接続する第1の配線とを備え、第2の電極の平面寸法は、第1の電極の平面寸法よりも大きいことを特徴とする。
本発明の半導体装置によると、第2の電極(上部電極)の平面寸法は、第1の電極(下部伝)の平面寸法よりも大きいため、第2の電極と容量絶縁膜とを同一のパターンでパターニングしても、キャパシタの有効領域は第1の電極における第2の電極との対向面積で決定される。このため、容量絶縁膜の端部がダメージを受けてもキャパシタ特性に影響を与えることがない。その上、第1のプラグを覆う第2の絶縁膜をエッチングして該第2の絶縁膜から第1のプラグを露出する際には、第2の電極の端部を用いたパターニングが可能となるため、第1のプラグを露出する際のアライメントマージンを小さく設定できるので、メモリセルの微細化が可能となる。また、第2の絶縁膜に対して第1のプラグを露出するエッチングを容量絶縁膜の成膜及び結晶化アニールを行なった後に実施すれば、第1のプラグの酸化を防止することが可能となる。
本発明の半導体装置において、第2の絶縁膜は第1のプラグを露出する第1の開口部を有し、第1の配線は第1の開口部を通して第1のプラグと接続されていることが好ましい。
本発明の半導体装置において、容量絶縁膜と第2の電極とは同一形状又は相似形状を有しており、第1の開口部の壁面と、容量絶縁膜の端面及び第2の電極の端面とは面一であることが好ましい。
本発明の半導体装置において、第1のプラグの側面と、第1の電極の端面とは、互いに間隔をおいて形成されていることが好ましい。
本発明の半導体装置において、第1の電極の形状は柱状であることが好ましい。
また、本発明の半導体装置において、第1の電極は筒状体であることが好ましい。このように、第1の電極及び第2の電極を立体形状とすると、基板への投影面積を小さくしながらキャパシタの蓄積電荷量を高めることができる。
本発明の半導体装置は、第2の絶縁膜の上に形成され、第2の絶縁膜を露出する第2の開口部を有する第3の絶縁膜をさらに備え、第1の電極は、第2の開口部の壁面上に形成されていることが好ましい。このようにしても、第1の電極及び第2の電極を立体形状とすることができ、基板への投影面積を小さくしながらキャパシタの蓄積電荷量を高めることができる。
本発明の半導体装置において、第1の電極は隣接する他の第1の電極と連続して形成されていることが好ましい。
本発明の半導体装置は、第2の絶縁膜の上に形成され、第1の電極と接続されたセルプレート電極をさらに備えていることが好ましい。このようにすると、第1の電極と外部との電気的な接続は、セルプレート電極の任意の部位から取ることが可能となる。
本発明の半導体装置において、容量絶縁膜は第3の開口部を有し、第2の電極は、第3の開口部を介して第1の電極と接続されていることが好ましい。このようにすると、第1の配線、第2の電極及びセルプレート電極を介して、第1の電極と外部との電気的な接続が可能となる。
本発明の半導体装置において、第1のプラグは、該第1のプラグの上端部に導電性を有する第1の水素バリア膜が形成されていることが好ましい。
本発明の半導体装置において、第1の絶縁膜は、該第1の絶縁膜の上部に形成された絶縁性を有する第2の水素バリア膜を含むことが好ましい。このようにすると、下方からのキャパシタへの水素の侵入を防ぐことができる。
本発明の半導体装置において、第1のプラグは、その側面上に導電性を有する第3の水素バリア膜が形成されていることが好ましい。このようにすると、下方からのキャパシタへの水素の侵入を防ぐことができる。
本発明の半導体装置は、第1の絶縁膜を貫通する第2のプラグと、第2のプラグの上端部と接続された第3のプラグとをさらに備え、第2のプラグは、第3のプラグを介して、第2の電極の上方に形成された第2の配線と電気的に接続されていることが好ましい。このようにすると、第2の配線と半導体領域との電気的な接続を、コンタクトプラグが積層されたスタックコンタクトとして形成されるため、形成時のコンタクトホールのアスペクト比の値を低減できる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体領域の上に第1の絶縁膜を形成した後、第1の絶縁膜に半導体領域と接続される第1のプラグを形成する工程(a)と、第1の絶縁膜及び第1のプラグの上に第2の絶縁膜を形成する工程(b)と、第2の絶縁膜の上に第1の電極を形成する工程(c)と、第1の電極の上に容量絶縁膜及び第2の電極を順次形成する工程(d)と、第2の電極をマスクとして、第2の絶縁膜をエッチングすることにより、第1のプラグを露出する工程(e)と、第2の電極と第1のプラグとを接続する第1の配線を形成する工程(f)とを備え、工程(d)において、第2の電極の平面寸法を第1の電極の平面寸法よりも大きくすることを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法によると、第1の電極の上に容量絶縁膜及び第2の電極を順次形成する工程(d)において、第2の電極の平面寸法を第1の電極の平面寸法よりも大きくしているため、容量絶縁膜の端部がダメージを受けてもキャパシタ特性に影響を受けることがない。その上、容量絶縁膜を形成した後に、第2の電極をマスクとして第1のプラグを露出し、その後、第2の電極と第1のプラグとを接続する第1の配線を形成するため、第1のプラグの酸化を防止することが可能となる。その上、第2の電極をマスクとして第1のプラグを露出するため、該第1のプラグとのアライメントマージンを小さく設定できるので、メモリセルの微細化が可能となる。
本発明の半導体装置の製造方法は、工程(d)よりも後で且つ工程(e)よりも前に、第2の電極の上に第3の絶縁膜を形成する工程(g)と、第3の絶縁膜の上に、少なくとも第1のプラグの上方の領域に開口部を持つレジストパターンを形成する工程(h)とをさらに備え、工程(e)は、レジストパターンをマスクとして、第3の絶縁膜をエッチングすることにより、第2の電極及び第2の絶縁膜を露出する工程と、第3の絶縁膜及び第2の電極をマスクとして、第2の絶縁膜をエッチングする工程とを含むことが好ましい。
本発明の半導体装置の製造方法は、工程(d)よりも後で工程(e)よりも前に、容量絶縁膜に対して酸素を含む雰囲気で第1の熱処理を行なうことにより、容量絶縁膜の結晶化を図る工程(i)をさらに備えていることが好ましい。このようにすることにより、第1のプラグの酸化を防止することができる。
本発明の半導体装置の製造方法は、工程(f)より後に、容量絶縁膜に対して第1の熱処理温度よりも低い温度で第2の熱処理を行なう工程(j)をさらに備えていることが好ましい。このようにすると、工程(e)又は工程(f)におけるプラズマダメージ等の電気的なダメージにより劣化し易い容量絶縁膜の保持電荷量及びリーク特性を回復することができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、工程(a)は、第1の絶縁膜に半導体領域の他の部分と接する第2のプラグを形成する工程を含み、本発明の半導体装置の製造方法は、工程(f)より後に、第1の絶縁膜の上に、第2の電極及び第1の配線を覆う第4の絶縁膜を形成する工程(k)と、第4の絶縁膜に第2のプラグと接続される第3のプラグを形成する工程(l)と、第3のプラグの上に該第3のプラグと接続される第2の配線を形成する工程(m)とをさらに備えていることが好ましい。このようにすると、第2の配線と半導体領域との電気的な接続を、コンタクトプラグが積層されたスタックコンタクトとして形成されるため、形成時のコンタクトホールのアスペクト比の値を小さくすることができる。
本発明の半導体装置及びその製造方法において、容量絶縁膜は、一般式がSrBi2(TaxNb1-x29、Pb(ZrxTi1-x)O3、(BaxSr1-x)TiO3、(BixLa1-x4Ti312(但し、いずれもxは0≦x≦1である。)又はTa25により構成されていることが好ましい。このような強誘電体又は高誘電体を容量絶縁膜に用いる場合に、これら強誘電体又は高誘電体は酸素雰囲気下で且つ高温で形成されるため、本発明の効果がより顕著となる。
本発明に係る半導体装置及びその製造方法によると、キャパシタ(容量絶縁膜)を形成した後にキャパシタの下方に位置するプラグと第2の電極(上部電極)とを接続するため、プラグが酸化することがない。また、第2の電極をマスクとしてプラグを露出するため、キャパシタの有効領域における容量絶縁膜の端部が加工時のダメージの影響を受けることがないので、微細化が可能となる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の断面構成を示している。
図1に示すように、例えばP型シリコン(Si)からなる半導体基板100の上部には、深さが約300nmのシャロウトレンチ分離等からなる素子分離領域101が選択的に形成されており、P型半導体基板100の主面における素子分離領域101により区画された領域上には、膜厚が約10nmのゲート絶縁膜102Aと、該ゲート絶縁膜102Aの上に膜厚が約200nmのドープトポリシリコンからなるゲート電極102Bとが形成され、該ゲート電極102Bの側面上には膜厚が約50nmのサイドウォール絶縁膜102Cが形成されている。半導体基板100の上部には、ゲート電極102B及びサイドウォール絶縁膜102Cをマスクとしてイオン注入された第1の拡散層103が形成されている。これら、ゲート絶縁膜102A、ゲート電極102B及び第1の拡散層103からなるMOSトランジスタにより、セルの選択トランジスタが構成されている。
半導体基板100における選択トランジスタ形成領域の外側には、第2の拡散層103A及びゲート配線102Dが選択的に形成されている。
素子分離領域101、ゲート電極102B、第1の拡散層103及びゲート配線102Dは、ゲート電極102B及びゲート配線102Dの上側において膜厚が約200nmとなるように平坦化された酸化シリコン(SiO2 )からなる第1の層間絶縁膜104により覆われている。第1の層間絶縁膜104における拡散層103の上側には、下端部が拡散層103と接続され且つ上端部が後述するメモリセルのビット線と接続されたタングステン(W)からなる複数のビット線プラグ105が形成されている。ここで、図示はしていないが、ビット線プラグ105の底部及び側面には、半導体基板10と接し、膜厚が約10nmのチタン(Ti)と、その上に積層され膜厚が約20nmの窒化チタン(TiN)とからなり、タングステンの拡散層103に対する密着性を高めるバリア膜が形成されている。
第1の層間絶縁膜104の上には、ビット線プラグ105と接続されるように、膜厚が約10nmのチタン及び膜厚が約100nmのタングステンが順次堆積されたビット線106が形成されている。これにより、半導体基板100に形成された拡散層103はビット線プラグ105を介してビット線106と電気的に接続される。
ビット線106は、その上側部分の膜厚が約200nmとなるように平坦化された酸化シリコンからなる第2の層間絶縁膜107により覆われている。
第2の層間絶縁膜107の上には、膜厚が約100nmの窒化シリコン(SiN)からなる絶縁性下部水素バリア膜108が形成されている。
絶縁性下部水素バリア膜108、第2の層間絶縁膜107及び第1の層間絶縁膜104における各第1の拡散層103の上側部分には、これらを貫通して下端部が各第1の拡散層103と接続され、上端部が後述するキャパシタと接続されるタングステンからなる複数のキャパシタプラグ109Aが形成されている。同様に、絶縁性下部水素バリア膜108、第2の層間絶縁膜107及び第1の層間絶縁膜104における第2の拡散層103A及びゲート配線102Dの上側部分には、該第2の拡散層103A及びゲート配線102Dとそれぞれ接続される配線プラグ109B、109Cが形成されている。なお、ここでも、キャパシタプラグ109A及び配線プラグ109B、109Cの底部及び側面には、ビット線プラグ105と同様に、膜厚がそれぞれ約10nmのチタンと約20nmの窒化チタンとが順次積層されてなり、第2の拡散層103Aに対するバリア膜(図示せず)が形成されている。なお、このバリア膜は、窒化チタンを含むため、水素バリア性をも有する。このようにバリア膜に水素バリア性を付与するには、窒化チタンに他にも、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、窒化タンタル(TaN)又は窒化ケイ素(SiN)等の窒化物材料を用いることができる。
各キャパシタプラグ109A及び配線プラグ109B、109Cのそれぞれの上端部には、厚さが約50nmの窒化チタンアルミニウム(TiAlN)からなる導電性水素バリア膜110が形成されている。
絶縁性下部水素バリア膜108の上における各キャパシタプラグ109Aの側方には膜厚約50nmの酸化シリコンからなるキャパシタ下部絶縁膜111がそれぞれ選択的に形成されている。
各キャパシタ下部絶縁膜111の上には、膜厚が約50nmの酸化イリジウム(IrO2 )からなるセルプレート電極112がそれぞれ選択的に形成されている。
各セルプレート電極112の上には、膜厚が約500nmの酸化シリコンからなり、円柱状の形状形成膜113が形成されている。
各セルプレート電極112及び各形状形成膜113の側面上には、膜厚が約50nmの酸化イリジウムからなる筒状の第1の電極(下部電極)114が形成されている。なお、形状形成膜113を用いずに、第1の電極114自体を円柱状に形成してもよい。
各キャパシタ下部絶縁膜111の上であって、各第1の電極114及び形状形成膜113の上には、これらを覆うように膜厚が約50nmのSBTN(SrBi2(TaxNb1-x29)からなる容量絶縁膜115がそれぞれ形成されている。
各容量絶縁膜115の上には、該容量絶縁膜115を覆うように、膜厚が約50nmの酸化イリジウムからなる第2の電極(上部電極)116が形成されている。ここで、キャパシタ下部絶縁膜111、容量絶縁膜115及び第2の電極116は同一のマスクパターンにより形成されている。なお、セルプレート電極112、第1の電極114及び第2の電極116にはそれぞれ酸化イリジウムを用いたが、いずれも酸化イリジウムに限られず、該酸化イリジウムに代えて、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)若しくはオスミウム(Os)又はこられのうちの導電性酸化物(RuO2 、OsO2 又はRh23)を用いることができる。
このように、第1の実施形態においては、第1の電極114、容量絶縁膜115及び第2の電極116からキャパシタが構成されている。
キャパシタにおける第2の電極116とキャパシタプラグ109Aとは、膜厚が約50nmの窒化チタンアルミニウムからなる第1の配線117により電気的に接続されている。具体的には、第2の電極116の上面(頂面)からキャパシタプラグ109Aの上端部に形成された導電性水素バリア膜110の上に、第2の電極116の側面及び端面、容量絶縁膜115の端面及びキャパシタ下部絶縁膜111の端面上に沿って形成されている。ここで、第2の電極116と第1の電極114との間には容量絶縁膜115及びキャパシタ下部絶縁膜111が介在しているため、第1の配線117が第1の電極114と接触することはない。なお、第1の配線117は必ずしも第2の電極117の上面にまで延ばす必要はないが、プロセス上、第2の電極116の側面上ではパターニングしにくいため、第2の電極117の上面に端部を設けるのが良い。
第2の電極116及び第1の配線117は、第1の配線117の最も高い位置の上側において、その膜厚が約300nmとなるように平坦化された酸化シリコンからなる第3の層間絶縁膜118により覆われている。第3の層間絶縁膜118におけるキャパシタ列の外側部分には、絶縁性下部水素バリア膜108を露出する水素バリア接続溝119が形成されている。水素バリア接続溝119の底面及び側面上を含み第3の層間絶縁膜118の上には、膜厚が約50nmの絶縁性を持つ酸化チタンアルミニウム(TiAlO)からなる上部水素バリア膜120が形成されている。上部水素バリア膜120における水素バリア接続溝119に対してキャパシタ列の外側部分は、第3の層間絶縁膜118が露出するように除去されている。
上部水素バリア膜120及び第3の層間絶縁膜118の露出部分は、上部水素バリア膜120の最も高い位置の上側において、その膜厚が約200nmとなるように平坦化された酸化シリコンからなる第4の層間絶縁膜121により覆われている。
第4の層間絶縁膜121上におけるキャパシタ列の外側部分、具体的には上部水素バリア膜120を設けない領域には、配線プラグ109A、109Bと、後述する第2の配線とを接続するタングステンからなるスタック配線プラグ122A、122Bがそれぞれ形成されている。
第4の層間絶縁膜121の上には、スタック配線プラグ122A、122Bと接続されるように下層から順次積層された、膜厚が約10nmのチタン、膜厚が約50nmの窒化チタン、膜厚が約500nmのアルミニウム及び膜厚が約50nmの窒化チタンからなる第2の配線123A、123Bがそれぞれ形成されている。第2の配線123A、123Bは、スタック配線プラグ122A、122Bを介して第2の拡散層103A及びゲート配線102Dとそれぞれ接続されている。
図2は図1の断面方向に対して垂直な方向、すなわちセルプレート電極112に平行な方向の断面構成を示し、図3は図1及び図2に係る半導体装置の平面構成を示している。但し、図3において、第4の層間絶縁膜121及び第2の配線123A、123Bは省略している。また、図1は図3のI−I線における断面図であり、図2はII−II線における断面図である。図2に示すように、セルプレート電極112を共有するキャパシタ列の一端部に位置するキャパシタはダミーキャパシタであって、該ダミーキャパシタの容量絶縁膜115には、その形状形成膜113の上面及び第1の電極114の上端面を露出する容量絶縁膜開口部124が形成されている。このため、該容量絶縁膜開口部124を介して第1の電極114と第2の電極116とが電気的に接続される。従って、セルプレート電極112を介して接続された複数の(一連の)第1の電極114は実質的にセルプレートを構成するため、第1の電極114に対する外部との電気的な接続は、セルプレート電極112の任意の部位で取ることができる。
このように、第1の実施形態においては、第1の電極114、容量絶縁膜115及び第2の電極116は筒状(柱状)に形成されているため、平面積(投影面積)を小さくしながら大きい電荷量を保持することができる。
また、セルプレート電極112は、第1の電極114とは別体に形成されているため、第2の電極116の隣接パターン同士の分離が容易になる。すなわち、立体形状を有する第1の電極114の側面上に第2の電極116の形成膜が残存して、隣接パターンにまで跨る(ブリッジ)するおそれがない。
また、選択トランジスタとキャパシタとの間に、絶縁性水素バリア膜108及び導電性水素バリア膜110を設けているため、キャパシタの下方から侵入する水素を防ぐことができる。なお、導電性水素バリア膜110を設ける代わりに、各プラグ109A、109B、109Cの密着層が導電性水素バリア膜により形成されていてもよい。
また、半導体基板100に形成された第2の拡散層103Aと第4の層間絶縁膜121上に形成された第2の配線123Aとの電気的な接続を取るコンタクトプラグを配線プラグ109B及びスタック配線プラグ122Aにより形成し、同様に、半導体基板100上に形成されたゲート配線102Dと第4の層間絶縁膜121上に形成された第2の配線123Bとの電気的な接続を取るコンタクトプラグを配線プラグ109C及びスタック配線プラグ122Bにより形成している。このように、いわゆるスタックコンタクトとすると、層間絶縁膜が複数層に積層された場合のコンタクトホールのアスペクト比の値を低減できる。
以下、前記のように構成された半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図4(a)〜図4(d)、図5(a)〜図5(c)、図6(a)〜図6(c)及び図7(a)〜図7(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。
[MOSトランジスタ形成]
まず、図4(a)に示すように、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、例えばP型シリコンからなる半導体基板100の上部に深さが約300nmの複数の溝部を選択的に形成する。続いて、CVD法により、半導体基板100の上に酸化シリコンを堆積し、化学機械的研磨(CMP)法により、堆積した酸化シリコンの上面を平坦化して溝部にシリコン酸化膜を埋め込むことにより、素子分離領域101を形成する。その後、例えば熱酸化法により、半導体基板100の主面上に膜厚が約10nmのゲート絶縁膜102Aを形成し、続いて、低圧CVD法により、膜厚が約200nmのドープトポリシリコンを堆積し、堆積したドープトポリシリコンに対してリソグラフィ法及びドライエッチング法によりパターニングを行なって、該ドープトポリシリコンからなる複数のゲート電極102Bを形成する。続いて、CVD法により、半導体基板100の上にゲート電極102Bを覆うように膜厚が約50nmの酸化シリコンを堆積し、堆積した酸化シリコンに対してエッチバックを行なってサイドウォール絶縁膜102Cを形成する。続いて、半導体基板100に対してゲート電極102B及びサイドウォール絶縁膜102Cをマスクとして、不純物イオンをイオン注入することにより、複数の第1の拡散層103を形成する。ここでは、キャパシタの形成領域以外にも、ゲート配線102Dが形成されると共に、半導体基板100の上部に第2の拡散層103Aが形成される。
[ビット線形成]
次に、図4(b)に示すように、CVD法により、半導体基板100の上にゲート電極102Bを含む全面にわたって酸化シリコンを堆積する。その後、CMP法により、堆積した酸化シリコンに対してゲート電極102B及びゲート配線102Dの上側部分の膜厚が約200nmとなるように平坦化して、酸化シリコンからなる第1の層間絶縁膜104を形成する。続いて、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、第1の層間絶縁膜104における第1の拡散層103の上側部分に該第1の拡散層103を露出するコンタクトホールを形成する。その後、CVD法により、第1の層間絶縁膜104の上に、膜厚が約10nmのチタン、膜厚が約20nmの窒化チタン及び膜厚が約300nmのタングステンを順次コンタクトホールに充填されるように堆積する。続いて、CMP法により堆積膜における第1の層間絶縁膜104上に残る部分を除去することにより、該第1の層間絶縁膜104に第1の拡散層103と接続するビット線プラグ105を形成する。続いて、スパッタ法により、第1の層間絶縁膜104の上に、膜厚が約10nmのチタン及び膜厚が約100nmのタングステンを順次堆積し、その後、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、堆積した金属積層膜をパターニングして、該金属積層膜からビット線プラグ105と接続されるビット線106を形成する。
[下部水素バリア膜形成]
次に、図4(c)に示すように、例えばCVD法により、第1の層間絶縁膜104の上にビット線106を含む全面にわたって酸化シリコンを堆積する。その後、CMP法により、堆積した酸化シリコンに対してビット線106の上側部分の膜厚が約100nmとなるように平坦化して、酸化シリコンからなる第2の層間絶縁膜107を形成する。続いて、CVD法により、第2の層間絶縁膜107の上に、膜厚が約100nmの窒化シリコンからなる絶縁性下部水素バリア膜108を堆積する。なお、絶縁性下部水素バリア膜108に窒化シリコンを用いたが、これに代えて、酸化窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化チタンアルミニウム(TiAlO)、酸化タンタルアルミニウム(TaAlO)、珪化酸化チタン(TiSiO)又は珪化酸化タンタル(TaSiO)を用いてもよい。
[プラグ形成]
次に、図4(d)に示すように、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、第1の拡散層103、第2の拡散層103A及びゲート配線102Dの上側部分にこれらを露出するコンタクトホールを形成する。続いて、CVD法により、絶縁性下部水素バリア膜108の上に、膜厚が約10nmのチタン、膜厚が約20nmの窒化チタン及び膜厚が約300nmのタングステンを順次コンタクトホールに充填されるように堆積する。続いて、CMP法により、堆積膜における絶縁性下部水素バリア膜108の上に残る部分を除去する。これにより、第1の拡散層103と接続されるキャパシタプラグ109A、第2の拡散層103Aと接続される配線プラグ109B及びゲート配線109Dと接続される配線プラグ109Cが、絶縁性下部水素バリア膜108、第2の層間絶縁膜107及び第1の層間絶縁膜104を通してそれぞれ形成される。続いて、ドライエッチング法により、キャパシタプラグ109A及び配線プラグ109B、109Cの上側部分をそれぞれ選択的に除去した後、膜厚が約100nmの窒化チタンアルミニウム(TiAlN)をキャパシタプラグ109の上側部分が充填されるように堆積する。その後、CMP法により、堆積膜における絶縁性下部水素バリア膜108の上に残る部分を除去することにより、キャパシタプラグ109A及び配線プラグ109B、109Cの上部にそれぞれ導電性水素バリア110を形成する。ここでは、導電性水素バリア膜110に窒化チタンアルミニウムを用いたが、これに代えて、珪化窒化チタン(TiSiN)、窒化タンタル(TaN)、珪化窒化タンタル(TaSiN)、窒化タンタルアルミニウム(TaAlN)又はタンタルアルミニウム(TaAl)を用いることができる。
[キャパシタ形成]
次に、図5(a)に示すように、CVD法により、絶縁性下部水素バリア膜108の上に、膜厚が約50nmの酸化シリコンからなるキャパシタ下部絶縁膜111を堆積する。続いて、例えばスパッタ法により、堆積したキャパシタ下部絶縁膜111の上に、膜厚が約50nmの酸化イリジウムを堆積する。続いて、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、堆積した酸化イリジウムから複数のセルプレート電極112を互いに平行に延びるように形成する。具体的には、各セルプレート電極112は、断面方向に垂直な方向(図5(a)の前後方向)に連続して延びており、キャパシタプラグ109Aの側面から約50nm程度以上離れた位置にそれぞれ形成する。なぜなら、キャパシタプラグ109Aがセルプレート電極112と接すると、後述する強誘電体膜の結晶化を図るアニール工程において、キャパシタプラグ109Aが酸化してしまうからである。さらに、第1の実施形態においては、キャパシタプラグ109Aの酸化を防止するために、各キャパシタプラグ109Aと各セルプレート電極112とはキャパシタの対向電極にそれぞれ接続される。すなわち、キャパシタプラグ109Aは第2の電極と接続され、セルプレート電極112は第1の電極と接続される。
次に、図5(b)に示すように、CVD法により、キャパシタ下部絶縁膜111の上にセルプレート電極112を含む全面にわたって膜厚が約500nmの酸化シリコンを堆積する。続いて、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、堆積した酸化シリコンから各セルプレート電極112の上に円柱状の形状形成膜113をそれぞれ選択的に形成する。なお、形状形成膜113の形状は、円柱状に限られず、角柱状等でも構わない。
次に、図5(c)に示すように、例えばスパッタ法により、キャパシタ下部絶縁膜111の上に、形状形成膜113及びセルプレート電極112の側面を含む全面にわたって、膜厚が約50nmの酸化イリジウムを堆積する。続いて、異方性のドライエッチング(エッチバック)により、堆積した酸化イリジウムを形状形成膜113の側面及びセルプレート電極112の側面上に残して、それぞれ酸化イリジウムからなる筒状の第1の電極114を形成する。
次に、図6(a)に示すように、有機金属気相堆積(MOCVD)法により、キャパシタ下部絶縁膜111の上に、第1の電極114及び形状形成膜113を含む全面にわたって、膜厚が約50nmで、ストロンチウム、ビスマス、タンタル又はニオブを主成分とするビスマス層状ペロブスカイト型酸化物である強誘電体(例えばSBTN)からなる容量絶縁膜115を堆積する。容量絶縁膜25には、SBTN以外にも、一般式がPb(ZrxTi1-x)O3、(BaxSr1-x)TiO3又は(BixLa1-x4Ti312(但し、いずれもxは0≦x≦1である。)等の強誘電体を用いることができる。さらには、高誘電体材料である五酸化タンタル(Ta25)を用いることができる。このような強誘電体及び高誘電体を用いた容量絶縁膜は、酸素雰囲気下で且つ高温で形成されるため、本発明に係る半導体装置の構成に適している。なお、容量絶縁膜115の膜厚は50nmに限られず、20nm〜200nm程度が好ましい。
続いて、図示はしないが、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、堆積した容量絶縁膜115に対して、複数の第1の電極114のうち例えばセルプレート電極112の一端部に位置する第1の電極114の上側部分を選択的に除去する。その結果、容量絶縁膜115に、セルプレート電極112の一端部上の第1の電極114を露出する開口部(図2における開口部124に相当)が形成される。これにより、各セルプレート電極112上の一端部には、該セルプレート電極112を外部配線と接続するためのダミーキャパシタ構造を得ることができる。具体的には、図2に示すように、セルプレート電極112は、ダミーキャパシタの第1の電極114を介して該ダミーキャパシタの第2の電極116と接続される。また、図1に示すように、第2の電極116は、第1の配線117、導電性水素バリア膜110及びキャパシタプラグ109Aを介して第1の拡散層103に接続される。さらに、第1の拡散層103と接続された第2の拡散層103Aは、配線プラグ109B、導電性水素バリア膜110及び配線プラグ122Aを介して第2の配線123Aと接続される。このようにして、各セルプレート電極112は、第2の配線123Aと接続することができる。
続いて、例えばCVD法により、容量絶縁膜115の上に膜厚が約50nmの酸化イリジウムを堆積する。その後、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、堆積した酸化イリジウムと容量絶縁膜115を第1の電極114を含む領域でそれぞれパタ−ニングして、酸化イリジウムからなる複数の第2の電極116を形成する。このとき、各第2の電極116におけるキャパシタプラグ109A側の端面は隣接するキャパシタプラグ109Aの側面の延長線を越えて内側に位置する。続いて、各容量絶縁膜115に対して、温度が600℃〜900℃程度、ここでは700℃程度の酸素雰囲気で約10分間の第1のアニール処理を施すことにより、容量絶縁膜115を構成するSBTNを結晶化する。このようにして、第1の電極114、容量絶縁膜115及び第2の電極116からなるキャパシタが形成される。第1の実施形態においては、容量絶縁膜115の結晶化を図る第1のアニール工程において、各キャパシタプラグ109Aの上方がそれぞれキャパシタ下部絶縁膜111によって覆われているため、酸素によるキャパシタプラグ109の酸化を防止することができる。
[プラグ−キャパシタ間配線形成]
次に、図6(b)に示すように、例えばドライエッチング法により、第2の電極116をマスクとして、キャパシタ絶縁膜111における第2の電極116を除く領域を自己整合的に除去することにより、絶縁性下部水素バリア膜108及び各キャパシタプラグ109A上の導電性水素バリア膜110の一部を露出させる。このように、第2の電極116をマスクとしたエッチングを行なえるため、絶縁性下部水素バリア膜108における各キャパシタプラグ109Aの上側部分を自己整合的に開口することができる。これにより、メモリセルの微細な加工を可能としながら、キャパシタとして実質的に機能する容量絶縁膜115の有効領域に対してエッチングダメージを与えることがなく、従って、キャパシタの特性劣化を防止することができる。
次に、図6(c)に示すように、例えばスパッタ法により、絶縁性下部水素バリア膜108の上に、各キャパシタの第2の電極116を含む全面にわたって、膜厚が約50nmの窒化チタンアルミニウムを堆積する。続いて、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、堆積した窒化チタンアルミニウムをパターニングして、各第2の電極116と各キャパシタプラグ109Aの導電性水素バリア膜110とを電気的に接続する、窒化チタンアルミニウムからなる第1の配線117をそれぞれ形成する。続いて、温度が400℃程度の酸素雰囲気で約30分間の第2のアニール処理を施すことにより、各容量絶縁膜115の保持電荷量及びリーク特性の劣化を回復する。
[上部水素バリア膜形成]
次に、図7(a)に示すように、CVD法により、絶縁性下部水素バリア膜108の上に、各第2の電極116及び第1の配線117を含む全面にわたって酸化シリコンを堆積する。その後、CMP法により、堆積した酸化シリコンに対して第1の配線117の最も高い部分の上側の膜厚が約300nmとなるように平坦化して、酸化シリコンからなる第3の層間絶縁膜118を形成する。続いて、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、第3の層間絶縁膜118のキャパシタ列の外側部分を溝状に除去することにより、絶縁性下部水素バリア膜108を露出する水素バリア接続溝119を形成する。続いて、例えばスパッタ法により、第3の層間絶縁膜118の上面、水素バリア接続溝119の壁面及び絶縁性下部水素バリア膜108の露出面上に、膜厚が約50nmの酸化チタンアルミニウムからなる上部水素バリア膜120を堆積する。これにより、上部水素バリア膜120は、キャパシタ列の外側において絶縁性下部水素バリア膜108と接続される。その後、上部水素バリア膜120における水素バリア接続溝119に対してキャパシタ列の外側部分をリソグラフィ法及びドライエッチングにより選択的に除去する。
[配線形成]
次に、図7(b)に示すように、CVD法により、上部水素バリア膜120及び第3の層間絶縁膜118の上に全面にわたって酸化シリコンを堆積する。その後、CMP法により、堆積した酸化シリコンに対して上部水素バリア膜120のキャパシタの上側部分の膜厚が約200nmとなるように平坦化して、酸化シリコンからなる第4の層間絶縁膜121を形成する。続いて、第4の層間絶縁膜121に配線プラグ109B、109Cの上端部に形成された各導電性水素バリア膜110を露出するコンタクトホールを選択的に形成する。続いて、CVD法により、第4の層間絶縁膜121の上に、膜厚が約10nmのチタン、膜厚が約20nmの窒化チタン及び膜厚が約300nmのタングステンを順次コンタクトホールに充填されるように堆積する。続いて、CMP法により堆積膜における第4の層間絶縁膜121の上に残る部分を除去することにより、該第4の層間絶縁膜121に各配線プラグ109B,109C上の導電性水素バリア膜110とそれぞれ接続されるスタック配線プラグ122A、122Bを形成する。その後、スパッタ法により、第4の層間絶縁膜30の上にスタック配線プラグ122A、122Bとそれぞれ接続されるように、膜厚が約10nmのチタン、膜厚が約50nmの窒化チタン、膜厚が約500nmのアルミニウム及び膜厚が約50nmの窒化チタンを順次堆積する。続いて、堆積した積層膜に対してドライエッチングによりパターニングを行なって、積層膜から第2の配線123A、123Bをそれぞれ形成する。これにより、第2の配線123Aは、スタック配線プラグ122A、導電性水素バリア膜110及び配線プラグ109Bを介して第2の拡散層103Aと電気的に接続される。また、第2の配線123Bは、スタック配線プラグ122B、導電性水素バリア膜110及び配線プラグ109Cを介してゲート配線102Dと電気的に接続される。図示はしないが、第2の拡散層103Aと接続される第2の配線123Aは、メモリ領域においては、例えば、セルプレート電極112と接続されるか、又はビット線106と直接に若しくは拡散層103及びビット線プラグ105を介して接続される。また、ゲート配線102Dと接続される第2の配線123Bは、メモリ領域においては、例えばワード線であるゲート電極102Bと接続される。なお、第2の配線123A、123Bの接続方法は、上記に限られず、メモリセル周辺回路、メモリセルに混載されるロジック回路、アナログ回路、入出力(I/O)回路又はSRAM回路等との接続に使用される。
次に、図示はしていないが、多層配線の形成、保護膜の形成及びパッドの形成等の公知の製造プロセスにより、図1に示す半導体装置を得る。
このように、第1の実施形態によると、図6(c)に示したように、容量絶縁膜115を形成した後に、キャパシタプラグ109A上の導電性水素バリア膜110とキャパシタの第2の電極116とを接続するため、容量絶縁膜115の形成によるキャパシタプラグ109の酸化を防止することができる。また、各キャパシタの第2の電極116をマスクとしてキャパシタ下部絶縁膜108を自己整合的に除去するため、アライメントマージンを小さく設定できる。このため、メモリセルの微細化が可能である。
また、第2の電極116の平面寸法を第1の電極114の平面寸法よりも大きくしているため、容量絶縁膜115を第2の電極116と同一のパターンでパターニングしても、キャパシタの有効領域は第2の電極116よりも平面寸法が小さい第1の電極114の面積で規制されるので、容量絶縁膜115は実質的にパターニングの影響を受けることがない。
その上、キャパシタプラグ109の上にそれぞれ形成された導電性水素バリア膜110をキャパシタ下部絶縁膜111から露出する前に、容量絶縁膜115に対して結晶化のアニール処理を実施するため、キャパシタプラグ109及び導電性水素バリア膜110の酸化を防止できる。また、従来は、横方向から拡散してくる酸素を防ぐために、酸素バリアの端部とキャパシタプラグとの間隔を少なくとも300nm程度は空ける必要があったが、本発明によれば、その必要がなくなり、キャパシタプラグ109Aと酸素バリアの端部との距離を最小限にまで小さくできるため、メモリセルをより微細化することが可能となる。
また、第1の実施形態においては、各キャパシタに第1の配線117を形成した後に、結晶化の第1のアニール処理よりも温度が低い第2のアニール処理を行なうため、導電性水素バリア膜110の露出工程又は第1の配線117の形成工程におけるプラズマダメージ等の電気的なダメージによって劣化する容量絶縁膜115の保持電荷量及びリーク特性を回復することができる。
また、第4の層間絶縁膜121上に形成された第2の配線123A、123Bと半導体基板100の第2の拡散層103A及びゲート配線102Dとの電気的な接続を取るコンタクトプラグとして、配線プラグ109Bとその上のスタック配線プラグ122A、及び配線プラグ109Cとその上のスタック配線プラグ122Bのようにスタックコンタクトとしているため、コンタクトホールのアスペクト比の低減が可能となる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図8は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の部分的な断面構成を示している。ここで、図8において、図1に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図8において、第1の実施形態に係る半導体装置と異なる点は、各キャパシタの下側に形成されたキャパシタ下部絶縁膜111をキャパシタごとにパターニングする構成に代えて、第2の電極116を含めキャパシタ下部絶縁膜111の上に、膜厚が約50nmの酸化シリコンからなるキャパシタ上部絶縁膜200を形成している点である。
キャパシタ上部絶縁膜200には、それぞれ第2の電極116におけるキャパシタプラグ109A側の端部及びキャパシタプラグ109A上に形成された導電性水素バリア膜110の一部を露出する複数のキャパシタ上部絶縁膜開口部201が形成されている。ここで、第2の電極116及び導電性水素バリア膜110の各露出部は、1つのキャパシタ上部絶縁膜開口部201内に並存している。
キャパシタ上部絶縁膜開口部201を含むキャパシタ上部絶縁膜200の上には、膜厚が約50nmの窒化チタンアルミニウムからなる第1の配線202が、キャパシタ上部絶縁膜開口部201を塞ぐように選択的に形成されている。
第2の実施形態に係る半導体装置によると、第1の実施形態に係る半導体装置と同様に、各キャパシタプラグ109Aを酸化させることなく、メモリセルの微細化を実現できる。
以下、前記のように構成された半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。ここでは、第1の実施形態に係る製造方法との相違点のみを説明する。
図9(a)〜図9(c)は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法における一部の工程の断面構成を示している。但し、図9(a)に到るまでの工程は、第1の実施形態における図4(a)から図6(a)と同一である。
[プラグ−キャパシタ間配線形成]
次に、図9(a)に示すように、CVD法により、酸化シリコンからなるキャパシタ下部絶縁膜111の上に、第2の電極116を含む全面にわたって膜厚が約100nmの酸化シリコンからなるキャパシタ上部絶縁膜200を形成する。続いて、リソグラフィ法により、キャパシタ上部絶縁膜200の上に、各第2の電極116におけるキャパシタプラグ109A側の一端部及び各キャパシタプラグ109Aの上方を共に含む領域にそれぞれ開口パターン203aを持つレジストパターン203を形成する。
次に、ドライエッチング法により、レジストパターン203をマスクとしてキャパシタ上部絶縁膜200をエッチングして、該キャパシタ上部絶縁膜200に開口部201を形成する。ここでは、各開口部201から第2の電極116の端部とキャパシタ下部絶縁膜111が露出した状態でエッチングを停止し、その後、レジストパターン203を除去する。続いて、例えば温度が700℃程度の酸素雰囲気で約10分間の第1のアニール処理を施すことにより、容量絶縁膜115を構成するSBTNを結晶化する。続いて、キャパシタ上部絶縁膜200及び第2の電極116をマスクとし、ドライエッチング法により、各開口部201から露出するキャパシタ下部絶縁膜111を除去することにより、図9(b)に示すように、各開口部201から導電性水素バリア膜110の一部をそれぞれ露出させる。
次に、図9(c)に示すように、例えばスパッタ法により、キャパシタ上部絶縁膜200の上に各開口部201から露出する第2の電極116及び導電性水素バリア膜110を含む全面にわたって、膜厚が約50nmの窒化チタンアルミニウムを堆積する。続いて、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、堆積した窒化チタンアルミニウムをパターニングして、各第2の電極116とキャパシタプラグ109A上の各導電性水素バリア膜110とを電気的に接続する第1の配線202を形成する。続いて、温度が400℃程度の酸素雰囲気で約30分間の第2のアニール処理を施すことにより、各容量絶縁膜115の保持電荷量及びリーク特性の劣化を回復する。
なお、第2の電極116とキャパシタプラグ109Aとを電気的に接続する第1の配線202は、第2の電極116と導電性水素バリア膜110とが接続されればよく、第1の配線202を第2の電極116と接するように、キャパシタプラグ109Aの上方にのみ形成してもよい。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法によると、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法と同様に、キャパシタプラグ109Aを酸化することなく、メモリセルを微細化することができる。
また、容量絶縁膜115の結晶化を図る第1のアニール処理の後には、キャパシタ上部絶縁膜200がその開口部201以外の領域で容量絶縁膜115を覆っており、また、開口部201を形成した後も、第1の配線202によって比較的に早い段階で開口部201を覆うことができるため、大気中の水分との反応による容量絶縁膜115の劣化を防止することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図10は本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の部分的な断面構成を示している。ここで、図10において、図1に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図10に示すように、第3の実施形態に係る半導体装置は、第1の実施形態における円柱状の形状形成膜113を用いるキャパシタに代えて、キャパシタ形成絶縁膜300中に形成された開口部(凹部)を用いて立体形状を有するキャパシタを形成している。
具体的には、キャパシタ下部絶縁膜111及びセルプレート電極112の上に膜厚が約500nmの酸化シリコンからなるキャパシタ形成絶縁膜300が形成されている。キャパシタ形成絶縁膜300には、各セルプレート電極112を露出する複数の開口部301が形成されており、各開口部301の壁面及び露出したセルプレート電極112上には膜厚が約50nmの酸化イリジウムからなる有底筒状の第1の電極302がそれぞれ形成されている。
キャパシタ形成絶縁膜300及び各第1の電極302の上には、膜厚が約50nmのSBTN(SrBi2(TaxNb1-x29)からなる容量絶縁膜303が形成されている。
容量絶縁膜303の上には、該容量絶縁膜303を覆うように膜厚が約50nmの酸化イリジウムからなる第2の電極304が形成されている。ここで、容量絶縁膜303及び第2の電極304は、それら上端面が第1の電極302の外側に位置する同一パターンにより形成されている。これにより、第1の電極302、容量絶縁膜303及び第2の電極304からなるキャパシタが構成される。
第2の電極304及びキャパシタ形成絶縁膜300の上には、膜厚が約50nmの酸化シリコンからなるキャパシタ上部絶縁膜305が形成されている。キャパシタ上部絶縁膜305には、それぞれ第2の電極304におけるキャパシタプラグ109A側の端部及びキャパシタプラグ109A上に形成された導電性水素バリア膜110の一部を露出する複数のキャパシタ上部絶縁膜開口部306が形成されている。ここで、第2の電極304及び導電性水素バリア膜110の各露出部は、1つのキャパシタ上部絶縁膜開口部306内に並存している。
キャパシタ上部絶縁膜開口部306を含むキャパシタ上部絶縁膜305の上には、膜厚が約50nmの窒化チタンアルミニウムからなる第1の配線307が、キャパシタ上部絶縁膜開口部306内にキャパシタ形成絶縁膜300の壁面に沿って第2の電極304と導電性水素バリア膜110とを接続するように形成されている。
第3の実施形態に係る半導体装置によると、第1の実施形態と異なり、形状形成膜113を用いず且つ第1の電極302を有底筒状としていることから、平面積(投影面積)を小さくしながら第1の電極302と第2の電極304との対向面積を大きくできるので、半導体基板100の主面の単位面積当たりで大きな電荷量を保持することができる。
なお、図10において、第1の配線307は、開口部306の壁面及び底面上に沿うように形成しているが、開口部306を埋め込むように形成してもよい。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図11本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の部分的な断面構成を示している。ここで、図11において、図1に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
第4の実施形態に係る半導体装置は、第1の実施形態の半導体装置における円柱状のキャパシタに代えて、平坦な形状を持ついわゆるプレーナ型キャパシタとしている。
具体的には、キャパシタ下部絶縁膜111の上における各キャパシタプラグ109Aの近傍に、膜厚が約50nmの酸化イリジウムからなる複数の第1の電極400が形成されている。ここで、各第1の電極400は、断面方向に垂直な方向(図11の前後方向)に互いに間隔をおいて延びており、セルプレート電極として機能する。
キャパシタ下部絶縁膜111上における各第1の電極400の周辺部分には、第1の電極400同士の間を埋めるように複数のキャパシタ層間膜401が形成されている。
各第1の電極400の上には、周縁部がキャパシタ層間膜401の端部に跨るように、膜厚が約50nmのSBTN(SrBi2(TaxNb1-x29)からなる容量絶縁膜402が形成されている。容量絶縁膜402上には、膜厚が約50nmの酸化イリジウムからなる第2の電極403が形成されている。容量絶縁膜402及び第2の電極403は、平面寸法が第1の電極400の平面寸法よりも大きい同一パターンにより形成されている。これにより、第1の電極400、容量絶縁膜402及び第2の電極403からなるキャパシタが構成される。
第2の電極403及びキャパシタ層間膜401の上には、膜厚が約50nmの酸化シリコンからなるキャパシタ上部絶縁膜404が形成されている。キャパシタ上部絶縁膜404には、それぞれ第2の電極403におけるキャパシタプラグ109A側の端部及びキャパシタプラグ109A上に形成された導電性水素バリア膜110の一部を露出する複数のキャパシタ上部絶縁膜開口部405が形成されている。ここで、第2の電極403及び導電性水素バリア膜110の各露出部は、1つのキャパシタ上部絶縁膜開口部405内に並存している。
キャパシタ上部絶縁膜開口部405を含むキャパシタ上部絶縁膜404の上には、膜厚が約50nmの窒化チタンアルミニウムからなる第1の配線406が、キャパシタ上部絶縁膜開口部405内に第2の電極403と導電性水素バリア膜110とを接続するように形成されている。
第4の実施形態に係る半導体装置によると、キャパシタをプレーナ形状としているため、他の実施形態と比べて1セル当たりの保持電荷量は小さい。しかしながら、他の実施形態と同様に、第2の電極403の平面寸法を第1の電極403の平面寸法よりも大きくしている。このため、容量絶縁膜402を第2の電極403と同一のパターンでパターニングしても、キャパシタの有効領域は第2の電極403よりも平面寸法が小さい第1の電極400の面積で規制されるので、容量絶縁膜402は実質的にパターニングの影響を受けることがない。その上、第2の電極403とキャパシタプラグ109Aとを電気的に接続する第1の配線406の形成を、容量絶縁膜402の形成及び結晶化のアニール処理の後で行なうため、キャパシタプラグ109Aの酸化を防止できる。また、第2の電極403とキャパシタプラグ109Aとを電気的に接続する第1の配線406は、他の絶縁膜を設けなくても、第1の電極400と短絡するおそれがない。
第4の実施形態においては、セルプレート電極を設けることなく、第1の電極400をそのままセルプレートとして使用できる。また、第1の電極400、容量絶縁膜402及び第2の電極403の形成が、立体形状のキャパシタと比較して容易となる。
なお、第1の電極400とは別に、第1の電極400の下に、セルプレート電極を設ける構成としてもよい。
第1〜第4の各実施形態においては、絶縁性下部水素バリア膜108及び上部水素バリア膜120を設ける構成を説明したが、これら絶縁性下部水素バリア膜108及び上部水素バリア膜120は必ずしも設けなくてもよい。
また、上部水素バリア膜120に水素バリア接続溝119を形成し、該水素バリア接続溝119において上部水素バリア膜120が下部水素バリア膜108と接続する構成を説明したが、上部水素バリア膜120と下部水素バリア膜108との接続方法は他の構成であってもよい。
また、キャパシタの下方にビット線106を設ける構成を説明したが、これに限られず、ビット線106をキャパシタの上方に設けても構わない。
本発明に係る半導体装置及びその製造方法は、キャパシタの下方に位置するプラグの酸化を防止でき、また、キャパシタの有効領域における容量絶縁膜の端部が加工時のダメージの影響を受けることがなくなって微細化が可能となるという効果を有し、強誘電体又は高誘電体を容量絶縁膜に用いた半導体装置及びその製造方法等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の要部を示し、図3のI−I線における構成断面図である。 図1の断面方向に対して垂直な方向の断面を示し、図3のII−II線における構成断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を示す模式的な平面図である。 (a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。 (a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。 (a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の要部を示す構成断面図である。 (a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の要部を示す構成断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の要部を示す構成断面図である。
符号の説明
100 半導体基板(半導体領域)
101 素子分離領域
102A ゲート絶縁膜
102B ゲート電極
102C サイドウォール絶縁膜
102D ゲート配線
103 第1の拡散層
103A 第2の拡散層
104 第1の層間絶縁膜
105 ビット線プラグ
106 ビット線
107 第2の層間絶縁膜
108 絶縁性下部水素バリア膜
109A キャパシタプラグ
109B 配線プラグ
109C 配線プラグ
110 導電性水素バリア膜
111 キャパシタ下部絶縁膜
112 セルプレート電極
113 形状形成膜
114 第1の電極
115 容量絶縁膜
116 第2の電極
117 第1の配線
118 第3の層間絶縁膜
119 水素バリア接続溝
120 上部水素バリア膜
121 第4の層間絶縁膜
122A スタック線プラグ
122B スタック配線プラグ
123A 第2の配線
123B 第2の配線
124 容量絶縁膜開口部
200 キャパシタ上部絶縁膜
201 キャパシタ上部絶縁膜開口部
202 第1の配線
203 レジストパターン
203a 開口パターン
300 キャパシタ形成絶縁膜
301 開口部
302 第1の電極
303 容量絶縁膜
304 第2の電極
305 キャパシタ上部絶縁膜
306 キャパシタ上部絶縁膜開口部
400 第1の電極
401 キャパシタ層間膜
402 容量絶縁膜
403 第2の電極
404 キャパシタ上部絶縁膜
405 キャパシタ上部絶縁膜開口部
406 第1の配線

Claims (21)

  1. 半導体領域上の第1の絶縁膜に形成され、前記半導体領域と接続された第1のプラグと、
    前記第1の絶縁膜の上に形成された第2の絶縁膜と、
    前記第2の絶縁膜の上に順次形成された第1の電極、容量絶縁膜及び第2の電極と、
    前記第2の電極の少なくとも側面上に形成され、前記第2の電極と前記第1のプラグとを電気的に接続する第1の配線とを備え、
    前記第2の電極の平面寸法は、前記第1の電極の平面寸法よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2の絶縁膜は、前記第1のプラグを露出する第1の開口部を有し、
    前記第1の配線は、前記第1の開口部を通して前記第1のプラグと接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記容量絶縁膜と前記第2の電極とは同一形状又は相似形状を有しており、
    前記第1の開口部の壁面と、前記容量絶縁膜の端面及び前記第2の電極の端面とは面一であることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1のプラグの側面と、前記第1の電極の端面とは、互いに間隔をおいて形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1の電極の形状は柱状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1の電極は、筒状体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記第2の絶縁膜の上に形成され、前記第2の絶縁膜を露出する第2の開口部を有する第3の絶縁膜をさらに備え、
    前記第1の電極は、前記第2の開口部の壁面上に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の電極は、隣接する他の第1の電極と連続して形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記第2の絶縁膜の上に形成され、前記第1の電極と接続されたセルプレート電極をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記容量絶縁膜は第3の開口部を有し、
    前記第2の電極は、前記第3の開口部を介して前記第1の電極と接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の半導体装置。
  11. 前記第1のプラグは、該第1のプラグの上端部に導電性を有する第1の水素バリア膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の半導体装置。
  12. 前記第1の絶縁膜は、該第1の絶縁膜の上部に形成された絶縁性を有する第2の水素バリア膜を含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の半導体装置。
  13. 前記第1のプラグは、その側面上に導電性を有する第3の水素バリア膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の半導体装置。
  14. 前記第1の絶縁膜を貫通する第2のプラグと、
    前記第2のプラグの上端部と接続された第3のプラグとをさらに備え、
    前記第2のプラグは、前記第3のプラグを介して、前記第2の電極の上方に形成された第2の配線と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の半導体装置。
  15. 前記容量絶縁膜は、一般式がSrBi2(TaxNb1-x29、Pb(ZrxTi1-x)O3、(BaxSr1-x)TiO3、(BixLa1-x4Ti312(但し、いずれもxは0≦x≦1である。)又はTa25により構成されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の半導体装置。
  16. 半導体領域の上に第1の絶縁膜を形成した後、前記第1の絶縁膜に前記半導体領域と接続される第1のプラグを形成する工程(a)と、
    前記第1の絶縁膜及び前記第1のプラグの上に第2の絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記第2の絶縁膜の上に第1の電極を形成する工程(c)と、
    前記第1の電極の上に容量絶縁膜及び第2の電極を順次形成する工程(d)と、
    前記第2の電極をマスクとして、前記第2の絶縁膜をエッチングすることにより、前記第1のプラグを露出する工程(e)と、
    前記第2の電極と前記第1のプラグとを接続する第1の配線を形成する工程(f)とを備え、
    前記工程(d)において、前記第2の電極の平面寸法を前記第1の電極の平面寸法よりも大きくすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 前記工程(d)よりも後で且つ前記工程(e)よりも前に、
    前記第2の電極の上に第3の絶縁膜を形成する工程(g)と、
    前記第3の絶縁膜の上に、少なくとも前記第1のプラグの上方の領域に開口部を持つレジストパターンを形成する工程(h)とをさらに備え、
    前記工程(e)は、
    前記レジストパターンをマスクとして、前記第3の絶縁膜をエッチングすることにより、前記第2の電極及び前記第2の絶縁膜を露出する工程と、
    前記第3の絶縁膜及び前記第2の電極をマスクとして、前記第2の絶縁膜をエッチングする工程とを含むことを特徴とする請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記工程(d)よりも後で前記工程(e)よりも前に、
    前記容量絶縁膜に対して酸素を含む雰囲気で第1の熱処理を行なうことにより、前記容量絶縁膜の結晶化を図る工程(i)をさらに備えていることを特徴とする請求項16又は17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記工程(f)より後に、
    前記容量絶縁膜に対して、前記第1の熱処理の温度よりも低い温度で第2の熱処理を行なう工程(j)をさらに備えていることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記工程(a)は、前記第1の絶縁膜に前記半導体領域の他の部分と接する第2のプラグを形成する工程を含み、
    前記工程(f)より後に、
    前記第1の絶縁膜の上に、前記第2の電極及び前記第1の配線を覆う第4の絶縁膜を形成する工程(k)と、
    前記第4の絶縁膜に前記第2のプラグと接続される第3のプラグを形成する工程(l)と、
    前記第3のプラグの上に該第3のプラグと接続される第2の配線を形成する工程(m)とをさらに備えていることを特徴とする請求項16〜19のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  21. 前記容量絶縁膜は、一般式がSrBi2(TaxNb1-x29、Pb(ZrxTi1-x)O3、(BaxSr1-x)TiO3、(BixLa1-x4Ti312(但し、いずれもxは0≦x≦1である。)又はTa25により構成されていることを特徴とする請求項16〜20に記載の半導体装置の製造方法。
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CN111180506A (zh) * 2018-11-09 2020-05-19 三星电子株式会社 半导体器件

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