JP2007035947A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタック型の容量素子構造を有する半導体装置において、酸素雰囲気における高温熱処理の際にプラグの酸化を防止し、信頼性に優れた半導体装置を実現できるようにする。
【解決手段】半導体装置は、半導体基板11の上に形成された層間絶縁膜15を貫通し、半導体基板11と電気的に接続されたコンタクトプラグ16と、層間絶縁膜15の上に形成され、白金族金属からなり柱状結晶構造を有する導電膜17と、導電膜17の上に形成された絶縁膜18と、絶縁膜18の上に形成され、下部電極22と容量絶縁膜23と上部電極24とが順次積層されてなる容量素子25とを備えている。コンタクトプラグ16は導電膜17の下面と電気的に接続され、下部電極22は導電膜17の上面と電気的に接続されており、コンタクトプラグ16と下部電極22とを結ぶ最短の導経路は、柱状結晶構造を横切るように形成されている
【選択図】 図1

Description

本発明は、強誘電体又は高誘電体を用いた容量素子を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
近年のデジタル技術の進展に伴い、大容量のデータを処理したり、保存したりする必要が増大する傾向にあり、電子機器が一段と高度化され、使用される半導体装置及び半導体素子の微細化が急速に進んできている。このため、DRAM(Dynamic Random Access Memory)の高集積化を実現するために、従来の珪素酸化物又は窒化物の代わりに高誘電率を有する誘電体(以下、高誘電体と呼ぶ)を記憶容量素子の容量膜として用いる技術が広く研究開発されている。
また、従来にない低電圧で動作し且つ高速書き込み及び読み出しが可能な不揮発性メモリの実用化を目指し、自発分極特性を有する強誘電体を用いたFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)に関する研究開発が盛んに行われている。
FeRAMの容量膜には、SrBi2Ta29(略称SBT)、SrBi2Nb29(略称SBN)、SrBi2(Ta1-xNbx)29(0<x<1、略称SBTN)、Bi3.25La0.75Ti312(通称BLT)等の材料がよく用いられている。これら材料はビスマス層状構造強誘電体と総称され一般式が(Bi22)2+(Am-1m3m+1)2-(但し、mは自然数であり、Aは1〜3価の金属であり、Bは4〜6価の金属である。)で表される化合物である。
ビスマス層状構造強誘電体は、酸化ビスマス層Bi22と擬ペロブスカイト層Am-1m3m+1とが交互に積層した層状構造の結晶構造を有している。これらの化合物の大きな特徴は、分極反転を多数繰り返すと分極量が低下する膜疲労と呼ばれる現象及び片側の分極状態を保持すると逆方向の分極量が減るインプリントと呼ばれる現象が、通常のペロブスカイト構造と比べて起こりにくいことである。このような優れた性質をもつビスマス層状強誘電体を容量膜に用いることにより信頼性に優れたFeRAMが実現できる。
FeRAMの集積度を上げるにはメモリセルの小面積化が必要である。現在、メガビット級の高集積度FeRAMでは特許文献1に記載されるようなスタック型の容量素子構造が用いられている。以下、従来のスタック型の容量素子構造を有する半導体装置について図面を参照しながら説明する。
図14は従来例に係る半導体装置の構造断面図である。半導体基板101の上にソース又はドレイン領域102とゲート電極103とにより構成されたトランジスタ104が形成されている。また、半導体基板101の上にはトランジスタ104を覆う層間絶縁膜105が形成されている。層間絶縁膜105の上には、下部電極112が形成されており、下部電極112は、層間絶縁膜105を貫通するプラグ106を介在させてトランジスタ104のソース又はドレイン領域102と電気的に接続されている。下部電極112の上には、強誘電体膜113が形成され、強誘電体膜113上には上部電極114が形成されている。下部電極112と強誘電体膜113と上部電極114とは、容量素子115を構成している。トランジスタ104がアクセストランジスタとなり、容量素子115がデータ蓄積容量素子となることにより不揮発性メモリとして機能する。
特許第2898686号
しかしながら、従来の容量素子構造を有する半導体装置においては、酸化しやすいポリシリコンやタングステンプラグの上に容量素子を形成するため、強誘電体膜の結晶化に必須である酸素雰囲気における高温熱処理の際にプラグが酸化するという問題がある。
プラグの酸化を防止するために、一般的に酸化イリジウム等の白金族金属の導電性酸化物を用いて酸素バリア膜が設けられている。しかし、白金族金属の導電性酸化物は生成エネルギーが高く不安定なため、高温熱処理時に部分的に酸素を放出し還元される。このため、酸素バリア性の低下によりバリア膜を透過した酸素及びバリア膜から放出された酸素によりプラグが酸化される。
さらに、白金族金属膜を窒化チタン膜等と組み合わせて積層膜とし、酸素バリア性を向上させる方法も用いられている。しかし、積層膜を用いた場合においても酸素の拡散を完全に止めることはできず、高温熱処理においてプラグの酸化を防止することができない。
本発明は前記従来の問題を解決し、スタック型の容量素子構造を有する半導体装置において、酸素雰囲気における高温熱処理の際にプラグの酸化を防止し、信頼性に優れた半導体装置を実現できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明はスタック型の容量素子構造を有する半導体装置を、下部電極とプラグとの間に柱状結晶構造を有する導電膜を備え、下部電極とプラグとが導電膜の異なった位置にそれぞれ接続された構成とする。
具体的に本発明に係る半導体装置は、半導体基板の上に形成された層間絶縁膜と、層間絶縁膜を貫通し、半導体基板と接続された第1のプラグと、層間絶縁膜の上に形成され、第1のプラグと接続された白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第1の導電膜と、第1の導電膜の上に形成された絶縁膜と、絶縁膜の上に形成され、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子とを備え、下部電極は、第1の導電膜の上面と接続され、第1のプラグと下部電極とを結ぶ最短の導電経路は、柱状結晶構造を横切るように形成されていることを特徴とする。
本発明の半導体装置によれば、層間絶縁膜の上に形成され、第1のプラグと接続された白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第1の導電膜を備え、第1のプラグと下部電極とを結ぶ最短の導電経路は、柱状結晶構造を横切るように形成されているため、粒状結晶が障害となり、平面的に屈曲してつながった粒界を通らなければ、下部電極を透過した酸素がプラグに到達できない。従って、下部電極からプラグマでの酸素の拡散経路が長くなり、酸素の拡散が生じにくくなるので、プラグの酸化を防ぐことが可能となる。
本発明の半導体装置において、絶縁膜を貫通し、下部電極の下面と第1の導電膜の上面とを接続する第2のプラグをさらに備え、第2のプラグは、第1の導電膜の上面における第1のプラグと対向する部分を除く領域と接続されていることが好ましい。このような構成とすることにより、下部電極から第1の導電膜への酸素の透過を抑えることが可能となる。この場合において、第2のプラグは、下部電極と一体に形成されていることが好ましい。
本発明の半導体装置において、第2のプラグは、白金族金属からなり柱状結晶構造を有することが好ましい。また、第2のプラグは、第1の導電膜と一体に形成されていてもよい。このような構成とすることにより、下部電極の底面を平坦にすることができるため、強誘電体膜の被覆不足等の容量素子の形状に起因する不良が発生しない。従って、リーク電流や耐圧の劣化といた問題のない良好な容量素子を有する半導体装置を確実に実現することができる。
本発明の半導体装置において、絶縁膜の上に形成され、白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第2の導電膜をさらに備え、容量素子は、第2の導電膜と接続されており、第2の導電膜は、第1の導電膜における第1のプラグと対向する部分を除く領域と接続されていることが好ましい。このような構成とすることにより、下部電極を透過した酸素がプラグに到達するために、第2の導電膜及び第1の導電膜を透過しなければならず、酸素の拡散を抑制する効果がさらに向上する。
この場合において、第2の導電膜は、第1の導電膜の側面と接続されていることが好ましい。
本発明の半導体装置は、第2の導電膜は、第2の導電膜は、第1の導電膜、絶縁膜及び第2の導電膜の側面に形成されたサイドウォール導電膜により、第1の導電膜と接続されていることが好ましい。このような構成とすることにより、酸素が拡散する際にサイドウォール導電膜を通らなければならなくなるため、酸素の拡散を抑制する効果がさらに向上する。
本発明の半導体装置において、第1の導電膜は、イリジウムを含む単層膜であることが好ましい。また、第2の導電膜は、イリジウムを含む単層膜であることが好ましい。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程(a)と、層間絶縁膜に半導体基板と接続された第1のプラグを形成する工程(b)と、層間絶縁膜の上に、下面が第1のプラグと接続されるように、白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第1の導電膜を形成する工程(c)と、第1の導電膜の上に絶縁膜を形成する工程(d)と、絶縁膜の上に、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程(e)とを備え、下部電極は、第1の導電膜における第1のプラグと対向する部分を除く領域と接続することを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第1の導電膜を形成する工程を備え、部電極は、第1の導電膜における第1のプラグと対向する部分を除く領域と接続するため、下部電極からプラグへの酸素が拡散するためには、柱状結晶が障害となり、平面的に屈曲してつながった粒界を通らなければならない構造を形成できる。従って、酸素の拡散が少なく、プラグの劣化が少ない半導体装置を容易に実現することができる。
本発明の半導体装置の製造方法は、工程(d)と工程(e)との間に、絶縁膜に、第1の導電膜と接続された第2のプラグを形成する工程をさらに備え、工程(e)において、下部電極は、第2のプラグと接続されるように形成することが好ましい。このような構成とすることにより、下部電極の底面を平坦にすることができるため、強誘電体膜の被覆不足等の容量素子の形状に起因する不良が発生しない。従って、リーク電流や耐圧の劣化といた問題のない良好な容量素子を有する半導体装置を確実に実現することができる。
また、工程(d)と工程(e)との間に、絶縁膜に、第1の導電膜を露出する開口部を形成する工程をさらに備え、工程(e)において、下部電極は開口部を埋め且つ第1の導電膜と接続されるように形成してもよく、工程(c)において、第1の導電膜は凸部を有するように形成され、工程(d)において、絶縁膜は、少なくとも第1の導電膜の凸部の頂面を露出するように形成してもよい。
本発明の半導体装置の製造方法は、工程(d)と工程(e)との間に、絶縁膜の上に、白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第2の導電膜を、第1の導電膜と接続されるように形成する工程(f)をさらに備え、工程(e)において、下部電極は第2の導電膜の上に形成することが好ましい。このような構成とすることにより、下部電極を透過した酸素が、第2の導電膜と第1の導電膜を透過しなければ、プラグに到達しない構造を確実に形成することができる。
また、工程(f)において、第2の導電膜は、絶縁膜及び第1の導電膜の側面を覆うようことにより、第2の導電膜と第1の導電膜の側面とを接続することが好ましく、工程(f)と工程(e)との間に、第2の導電膜と絶縁膜と第1の導電膜との側面を覆うサイドウォール導電膜を形成する工程をさらに備えていてもよい。
本発明の半導体装置によれば、スタック型の容量素子構造を有する半導体装置において、酸素雰囲気における高温熱処理の際にプラグの酸化を防止し、信頼性に優れた半導体装置を実現できる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は第1の実施形態に係る半導体装置の断面構造を示している。図1に示すように半導体基板11に形成された拡散領域であるソース又はドレイン領域12と、ソース又はドレイン領域12の間に形成されたゲート電極13とによりトランジスタ14が形成されている。
半導体基板11の上にはトランジスタ14を覆うようにホウ素(B)及びリン(P)を添加した酸化シリコン膜(BPSG膜)からなる層間絶縁膜15が形成されている。層間絶縁膜15には、層間絶縁膜15を貫通し、ソース又はドレイン領域12と電気的に接続されたタングステンからなるコンタクトプラグ16が形成されている。層間絶縁膜15の上には、コンタクトプラグ16の上面と接するように平均粒径が約30nmの柱状結晶構造を有する膜厚が50nmのイリジウム膜である導電膜17(請求項における第1の導電膜。)が形成されている。
導電膜17の上には、膜厚50nmの窒化シリコンからなる第1の絶縁膜18が形成されている。第1の絶縁膜18の上には膜厚500nmの酸化シリコンからなる第2の絶縁膜20が形成されている。第2の絶縁膜20には、第1の絶縁膜18の上面を露出する開口部が形成されている。
開口部の底面及び側壁並びに第2の絶縁膜20の上面における開口部の周辺の部分を覆うように、膜厚が50nmの酸化イリジウムからなる下部電極22が形成されている。
下部電極22は、第1の絶縁膜18を貫通するビアプラグ26を介在させて導電膜17と電気的に接続されている。本実施形態においては、ビアプラグ26は下部電極22と一体に形成されている。これにより、下部電極22は導電膜17及びコンタクトプラグ16を介在させてトランジスタ14のソース又はドレイン領域12と電気的に接続されている。また、ビアプラグ26は、コンタクトプラグ16が導電膜17の下面と接続された部分と横方向にずれた位置において導電膜17の上面と接続されている。
下部電極22の上には、膜厚が50nmのSBTNからなる強誘電体膜23が形成されている。強誘電体膜23の上には膜厚が50nmの酸化イリジウムよりなる上部電極24が形成されている。下部電極22と強誘電体膜23と上部電極24とにより容量素子25が形成されている。トランジスタ14がアクセストランジスタとなり、容量素子25がデータ蓄積容量素子となることにより不揮発性メモリとして機能する。
本実施形態の半導体装置においては、導電膜17が柱状結晶構造を有するイリジウム膜により形成されている。図2は導電膜17の結晶構造を示している。図2に示すように導電膜17は、イリジウムの柱状結晶51が横に並んだ多結晶膜である。柱状結晶51の部分はほとんど酸素を透過しないが、柱状結晶51同士の間の粒界52の部分は、欠陥が多く疎であるため酸素が容易に拡散する。特に、3つの柱状結晶51の間に形成された粒界53においては酸素が高速に拡散する。従って、導電膜17の上下方向には酸素の拡散が容易に生じる。一方、横方向には粒状結晶が障害となり、平面的に屈曲してつながった粒界を通らなければならず拡散経路が長くなるため酸素の透過がほとんど生じない。
強誘電体膜23を酸素雰囲気で高温熱処理する際には、下部電極22を透過した酸素が導電膜17に供給される。導電膜17は、上下方向には酸素を透過しやすいため、導電膜17に対して下部電極22と反対側の部分にコンタクトプラグ16が形成されている場合には、導電膜17を透過した酸素によってコンタクトプラグ16が酸化される(図3(a))。
一方、本実施形態の半導体装置においては、図3(b)に示すように下部電極22が導電膜17の上面と接続された位置は、コンタクトプラグ16が導電膜17の下面と接続された位置と横方向にずれており、下部電極22とコンタクトプラグ16とを電気的に接続する最短の導電経路54は柱状結晶構造を横切るように形成されている。
従って、下部電極22を通して導電膜17に供給された酸素が、導電膜17の横方向にはほとんど拡散しないため、コンタクトプラグ16にほとんど到達せず、コンタクトプラグ16の酸化を抑えることができる。
以下に、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。図4(a)〜(c)及び図5(a)〜(c)は、本実施形態の半導体装置の製造方法を工程順に示している。
まず、図4(a)に示すように半導体基板11の上に既知の方法に従いソース又はドレイン領域12と、ゲート電極13とを有するトランジスタ14を形成する。
次に、図4(b)に示すように半導体基板11の上に、トランジスタ14を覆うようにBPSG膜からなる層間絶縁膜15を形成する。層間絶縁膜15にソース又はドレイン領域12を露出するコンタクトホールを形成した後、コンタクトホールにタングステン等を充填してコンタクトプラグ16を形成する。
次に、図4(c)に示すように層間絶縁膜15の上に、コンタクトプラグ16を覆う導電膜17を形成する。導電膜17にはイリジウムを用い、スパッタ法を用いて成膜した。例えば、基板温度を200℃とし、アルゴン雰囲気でイリジウムターゲットをスパッタすることにより、膜厚が50nmで粒径が約30nmの柱状結晶構造を有するイリジウム膜が得られる。得られたイリジウム膜は、緻密化するために急速加熱法を用いて窒素雰囲気にて650℃で加熱処理する。
次に、図5(a)に示すように導電膜17の上に膜厚が50nmの窒化シリコン膜である第1の絶縁膜18を形成した後、形成した第1の絶縁膜18に、導電膜17の上面を露出するビアホール18aを形成する。この際に、導電膜17の上面以外の部分が露出しないようにする。また、導電膜17の上面のうちコンタクトプラグ16の真上(直上)の部分を露出しないようにする。続いて、第1の絶縁膜18の上に膜厚が500nmの酸化シリコンからなる第2の絶縁膜20を形成した後、第2の絶縁膜20にビアホール18aを露出する開口部20aを形成する。なお、第1の絶縁膜18と第2の絶縁膜20とを堆積し、続いて開口部20aを形成した後にビアホール18aを形成してもよい。
次に、図5(b)に示すようにビアホール18aを埋め且つ開口部20aの底面及び側壁並びに第2の絶縁膜20の上における開口部20aの周辺の領域を覆うように、膜厚が25nmの酸化イリジウムからなる下部電極22を形成する。下部電極22は、導電膜17及びコンタクトプラグ16を介在させてトランジスタ14のソース又はドレイン領域12と電気的に接続する。
次に、図5(c)に示すように下部電極22の上に、膜厚が50nmのSBTNからなる強誘電体膜23を形成する。次に、強誘電体膜23の上に膜厚が50nmの酸化イリジウムよりなる上部電極24を形成する。続いて、既知の方法により酸素雰囲気において強誘電体膜23を熱処理して結晶化することにより、下部電極22と強誘電体膜23と上部電極24とからなる容量素子25が形成される。トランジスタ14がアクセストランジスタ、容量素子25がデータ蓄積容量素子となることで不揮発性メモリが形成される。
本実施形態によれば、下部電極22をビアホール18aに埋め込むように形成する。従って、ビアプラグ26と下部電極22とを一体に形成することができるので、工程数を削減することができる。
(第1の実施形態の第1変形例)
以下に、本発明の第1の実施形態の第1変形例について図面を参照しながら説明する。図6は本変形例に係る半導体装置の断面構造を示している。図6において図1と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図6に示すように本変形例の半導体装置は、下部電極22とは別に形成されたビアプラグ27を介在させて導電膜17の上面と電気的に接続されている。
以下に、本変形例に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。図7(a)〜(c)は本変形例に係る半導体装置の製造方法を工程順に示している。なお、ビアホール18aを形成するまでの工程は、第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
図7(a)に示すように第1の絶縁膜18の上に、ビアホール18aを埋め導電膜17と接するように酸化イリジウム膜を形成した後、化学機械研磨(CMP)法により不要な酸化イリジウム膜を除去して、ビアプラグ27を形成する。
次に、図7(b)に示すように第1の絶縁膜18の上に膜厚が500nmの酸化シリコンからなる第2の絶縁膜20を形成した後、第2の絶縁膜20にビアプラグ27を露出する開口部20aを形成する。
次に、図7(c)に示すように開口部20aの底面及び側壁並びに第2の絶縁膜20の上における開口部20aの周辺の領域を覆うように、膜厚が25nmの酸化イリジウムからなる下部電極22を形成する。下部電極22はビアプラグ27と導電膜17とコンタクトプラグ16とを介在させてトランジスタ14のソース又はドレイン領域12と電気的に接続される。続いて、下部電極22の上に、膜厚が50nmのSBTNからなる強誘電体膜23を形成する。次に、強誘電体膜23の上に膜厚が50nmの酸化イリジウムよりなる上部電極24を形成する。続いて、酸素雰囲気において強誘電体膜23を熱処理して結晶化することにより、下部電極22と強誘電体膜23と上部電極24とからなる容量素子25が形成される。トランジスタ14がアクセストランジスタ、容量素子25がデータ蓄積容量素子となることで不揮発性メモリが形成される。
本変形例の半導体装置においては、ビアプラグ27を別途形成しているため、上述した第1の実施形態よりも容量素子25の底面を平坦な面の上に形成することができる。従って、下部電極膜の形成が容易となり膜質の安定した下部電極を形成できる。その結果、強誘電体膜24の被覆不足等の容量素子25の形状に起因する不良が発生せず、リーク電流や耐圧の劣化といた問題のない良好な容量素子を有する半導体装置を得ることができる。
(第1の実施形態の第2変形例)
以下、本発明の第1の実施形態の第2変形例に係る半導体装置について図面を参照しながら説明する。図8は本変形例に係る半導体装置の断面構造を示している。図8において図1と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図8に示すように本変形例の半導体装置は、導電膜17が凸部37を有し、凸部37をビアプラグとして下部電極22の下面と導電膜17の上面とが電気的に接続されている。
以下に、本変形例に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。図9(a)〜(c)は本変形例に係る半導体装置の製造方法を工程順に示している。なお、コンタクトプラグ16を形成するまでの工程は、第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
図9(a)に示すように層間絶縁膜16の上にスパッタ法を用いて厚さが100nmのイリジウム膜を形成した後、ドライエッチング法によりイリジウム膜を選択的に50nm除去する。これにより、凸部37を有するイリジウム膜を形成する。続いて、ドライエッチング法により、不要なイリジウム膜を除去して凸部37を有する導電膜17を形成する。次に、化学気相成長法により層間絶縁膜16の上に、導電膜17を覆う窒化シリコン膜を形成した後、CMP法により窒化シリコン膜を研磨して凸部37の上面を露出することにより第1の絶縁膜18を形成する。
次に、図9(b)に示すように第1の絶縁膜18の上に膜厚が500nmの酸化シリコンからなる第2の絶縁膜20を形成した後、第2の絶縁膜20に凸部37の上面を露出する開口部20aを形成する。
次に、図9(c)に示すように開口部20aの底面及び側壁並びに第2の絶縁膜20の上における開口部20aの周辺の領域を覆うように、膜厚が25nmの酸化イリジウムからなる下部電極22を形成する。下部電極22は導電膜17及びコンタクトプラグ16を介在させてトランジスタ14のソース又はドレイン領域12と電気的に接続される。続いて、下部電極22の上に、膜厚が50nmのSBTNからなる強誘電体膜23を形成する。次に、強誘電体膜23の上に膜厚が50nmの酸化イリジウムよりなる上部電極24を形成する。続いて、酸素雰囲気において強誘電体膜23を熱処理して結晶化することにより、下部電極22と強誘電体膜23と上部電極24とからなる容量素子25が形成される。トランジスタ14がアクセストランジスタ、容量素子25がデータ蓄積容量素子となることで不揮発性メモリが形成される。
本変形例の半導体装置においては、断面凸状に形成された導電膜17に設けられた凸部37によって下部電極22の底面と導電膜17の上面とが電気的に接続されている。従って、容量素子25の底面は平坦な面の上に形成されるので、強誘電体膜24の被覆不足等の容量素子25の形状に起因する不良が発生せず、リーク電流や耐圧の劣化といた問題のない良好な容量素子を得ることができる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。図10は第2の実施形態に係る半導体装置の断面構造を示している。図10において図1と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態の半導体装置は、第1の絶縁膜18の上に形成された上部導電膜47(請求項における第2の導電膜。)を備えており、容量素子25は上部導電膜25の上に形成されている。また、上部導電膜47は、導電膜17及び第1の絶縁膜18の側面を覆うように形成されており、上部導電膜47は、導電膜17の側面と電気的に接続されている。なお、上部導電膜47は、粒径約30nmの柱状結晶構造を有する膜厚50nmのイリジウム膜からなる。
以下に、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。図11(a)〜(c)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示している。なお、コンタクトプラグ16を形成するまでの工程は、第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
図11(a)に示すようにコンタクトプラグ16を形成した後、層間絶縁膜16の上にイリジウム膜及び窒化シリコン膜を順次積層する。続いて、ドライエッチ法によりイリジウム膜及び窒化シリコン膜の不要な部分を除去して導電膜17及び第1の絶縁膜18を形成する。
次に、図11(b)に示すように層間絶縁膜16の上に、第1の絶縁膜18の上面並びに導電膜17及び第1の絶縁膜18の側面を覆うようにイリジウム膜を形成する。続いて、ドライエッチング法によりイリジウム膜の不要な部分を除去して、第1の絶縁膜18の上面並びに導電膜17及び第1の絶縁膜18の側面を覆う上部導電膜47を形成する。続いて、層間絶縁膜16及び上部導電膜47の上に第2の絶縁膜20を形成した後、上部導電膜47を露出する開口部20aを形成する。
次に、図11(c)に示すように、開口部20aの底面及び側壁並びに第2の絶縁膜20の上における開口部20aの周辺の領域を覆うように、膜厚が25nmの酸化イリジウムからなる下部電極22を形成する。下部電極22は上部導電膜47と導電膜17とコンタクトプラグ16とを介在させてトランジスタ14のソース又はドレイン領域12と電気的に接続される。続いて、下部電極22の上に、膜厚が50nmのSBTNからなる強誘電体膜23を形成する。次に、強誘電体膜23の上に膜厚が50nmの酸化イリジウムよりなる上部電極24を形成する。続いて、酸素雰囲気において強誘電体膜23を熱処理して結晶化することにより、下部電極22と強誘電体膜23と上部電極24とからなる容量素子25が形成される。トランジスタ14がアクセストランジスタ、容量素子25がデータ蓄積容量素子となることで不揮発性メモリが形成される。
本実施形態の半導体装置においては、上部導電膜47及び第1の導電膜47を透過しなければ、下部電極22を透過した酸素がコンタクトプラグ16に到達しないため、酸素の拡散を抑制する効果がさらに向上する。
なお本変形例においては、上部導電膜としてイリジウムを用いたが、他の白金族金属である白金、ルテニウム、パラジウム、ロジウム又はオスミウムを用いてもよい。
このような構成とすることにより、下部電極22とコンタクトプラグ16との導電経路は、コンタクトプラグ16の真上を迂回し、導電膜17の側面を経由する。このため、導電経路つまり酸素の拡散距離が長くなる。また、導電経路が導電膜17の柱状結晶を横切るため、酸素は導電膜17の柱状結晶を迂回しなければ拡散できない。その結果、コンタクトプラグ16の酸化をより効果的に防止することができる。
(第2の実施形態の一変形例)
以下に、本発明の第2の実施形態の一変形例について図面を参照しながら説明する。図12は本変形例に係る半導体装置の断面構造を示している。なお、図12において図10と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図12に示すように本変形例の半導体装置は、上部導電膜47と導電膜17とが、導電膜17、第1の絶縁膜18及び上部導電膜47の側面を覆うサイドウォール導電膜48によって電気的に接続されている。
以下に、本変形例に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。図13(a)〜(c)は本変形例に係る半導体装置の製造方法を工程順に示している。なお、コンタクトプラグ16を形成するまでの工程は、第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
図13(a)に示すようにコンタクトプラグ16を形成した後、層間絶縁膜16の上に第1のイリジウム膜、窒化シリコン膜及び第2のイリジウム膜からなる積層膜49を順次積層する。続いて、ドライエッチ法により積層膜49の不要な部分を除去して導電膜17、第1の絶縁膜18及び上部導電膜47を形成する。
次に、図13(b)に示すように層間絶縁膜16の上に、イリジウム膜を形成した後、不要な部分を除去することにより積層膜49の側面を覆うサイドウォール導電膜48を形成する。続いて、層間絶縁膜16及び上部導電膜47の上に第2の絶縁膜20を形成した後、上部導電膜47を露出する開口部20aを形成する。
次に、図13(c)に示すように、開口部20aの底面及び側壁並びに第2の絶縁膜20の上における開口部20aの周辺の領域を覆うように、膜厚が25nmの酸化イリジウムからなる下部電極22を形成する。下部電極22は上部導電膜47と導電膜17とコンタクトプラグ16とを介在させてトランジスタ14のソース又はドレイン領域12と電気的に接続される。続いて、下部電極22の上に、膜厚が50nmのSBTNからなる強誘電体膜23を形成する。次に、強誘電体膜23の上に膜厚が50nmの酸化イリジウムよりなる上部電極24を形成する。続いて、酸素雰囲気において強誘電体膜23を熱処理して結晶化することにより、下部電極22と強誘電体膜23と上部電極24とからなる容量素子25が形成される。トランジスタ14がアクセストランジスタ、容量素子25がデータ蓄積容量素子となることで不揮発性メモリが形成される。
本実変形例の半導体装置においては、下部電極22を透過した酸素がコンタクトプラグ16に到達するためには、上部導電膜47、サイドウォール導電膜48及び第1の導電膜47を透過しなければならない。従って、酸素の拡散を抑制する効果がさらに向上する。また、第4の実施形態と異なり上部導電膜47を加工する工程がないため、フォトマスク工程を1回削減することができる。従って、製造コストを低減することができる。また、フォトマスクのずれ等を考慮するとより微細なメモリセルを形成することが可能となる。
なお、下部電極22とコンタクトプラグ16との間の酸素の拡散経路を長くするためには、サイドウォール導電膜48により上部導電膜47と導電膜17とを電気的に接続することが好ましいが、第1の絶縁膜18を貫通するビアプラグ等により上部導電膜47と導電膜17とを電気的に接続することも可能である。この場合には、ビアプラグと上部導電膜47とが接続された部分が、下部電極22と上部導電膜とが接続された部分の反対側とならないようにすると共に、ビアプラグと導電膜17とが接続された部分が、コンタクトプラグ16と導電膜17とが接続された部分の反対側とならないようにする。
なお、本変形例においては、サイドウォール導電膜としてイリジウムを用いたが、他の白金族金属である白金、ルテニウム、パラジウム、ロジウム又はオスミウムを用いてもよい。
また、各実施形態及び変形例において導電膜17にイリジウムを用いたが、他の白金族金属である白金、ルテニウム、パラジウム、ロジウム又はオスミウムを用いてもよい。第1の絶縁膜18には窒化シリコンを用いたが、酸化チタン、酸化タンタル、酸化シリコン及び窒化チタン等の絶縁性を有し、酸素の拡散が生じにくい他の材料を用いてもよい。また、これらの材料を含む混合物を用いてもよい。下部電極22には酸化イリジウムを用いたが、他の白金属金属であるルテニウム、パラジウム、ロジウム又はオスミウムの酸化物を用いてもよい。強誘電体膜には、SBTNに代えてBLT等の他の強誘電体膜を用いてもよい。コンタクトプラグには、タングステンに代えてポリシリコンを用いてもよい。
なお、強誘電体膜19を凹部に形成する立体スタック型構造を形成する例を示したが、単なる平面スタック型構造を用いてもよいし、他の構造を用いてもよい。
本発明の半導体装置及びその製造方法は、スタック型の容量素子構造を有する半導体装置において、酸素雰囲気における高温熱処理の際にプラグの酸化を防止し、信頼性に優れた半導体装置を実現できるという効果を有し、強誘電体又は高誘電体を用いた容量素子を有する半導体装置及びその製造方法等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の導電膜の構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の要部を、従来の半導体装置と比較して示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の第2変形例に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の第2変形例に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の一変形例に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の一変形例に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 従来例に係る半導体装置を示す断面図である。
符号の説明
11 半導体基板
12 ソース又はドレイン領域
13 ゲート電極
14 トランジスタ
15 層間絶縁膜
16 コンタクトプラグ
17 導電膜
18 第1の絶縁膜
18a ビアホール
20 第2の絶縁膜
20a 開口部
22 下部電極
23 強誘電体膜
24 上部電極
25 容量素子
26 ビアプラグ
27 ビアプラグ
37 凸部
47 上部導電膜
48 サイドウォール導電膜
49 積層膜
51 柱状結晶
52 粒界
53 粒界
54 最短の導電経路

Claims (17)

  1. 半導体基板の上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜を貫通し、前記半導体基板と接続された第1のプラグと、
    前記層間絶縁膜の上に形成され、前記第1のプラグと接続された白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第1の導電膜と、
    前記第1の導電膜の上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜の上に形成され、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子とを備え、
    前記下部電極は、前記第1の導電膜の上面と接続され、
    前記第1のプラグと前記下部電極とを結ぶ最短の導電経路は、前記柱状結晶構造を横切るように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記絶縁膜を貫通し、前記下部電極の下面と前記第1の導電膜の上面とを接続する第2のプラグをさらに備え、
    前記第2のプラグは、前記第1の導電膜の上面における前記第1のプラグと対向する部分を除く領域と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2のプラグは、前記下部電極と一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2のプラグは、白金族金属からなり柱状結晶構造を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記第2のプラグは、前記第1の導電膜と一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  6. 前記絶縁膜の上に形成され、白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第2の導電膜をさらに備え、
    前記容量素子は、前記第2の導電膜と接続されており、
    前記第2の導電膜は、前記第1の導電膜における前記第1のプラグと対向する部分を除く領域と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記第2の導電膜は、前記第1の導電膜の側面と接続されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第2の導電膜は、前記第1の導電膜、絶縁膜及び第2の導電膜の側面に形成されたサイドウォール導電膜により、前記第1の導電膜と接続されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記第1の導電膜は、イリジウムを含む単層膜であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記第2の導電膜は、イリジウムを含む単層膜であることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程(a)と、
    前記層間絶縁膜に前記半導体基板と接続された第1のプラグを形成する工程(b)と、
    前記層間絶縁膜の上に、下面が前記第1のプラグと接続されるように、白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第1の導電膜を形成する工程(c)と、
    前記第1の導電膜の上に絶縁膜を形成する工程(d)と、
    前記絶縁膜の上に、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程(e)とを備え、
    前記下部電極は、前記第1の導電膜における前記第1のプラグと対向する部分を除く領域と接続することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 前記工程(d)と前記工程(e)との間に、
    前記絶縁膜に、前記第1の導電膜と接続された第2のプラグを形成する工程をさらに備え、
    前記工程(e)において、前記下部電極は、前記第2のプラグと接続されるように形成することを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記工程(d)と前記工程(e)との間に、
    前記絶縁膜に、前記第1の導電膜を露出する開口部を形成する工程をさらに備え、
    前記工程(e)において、前記下部電極は前記開口部を埋め且つ前記第1の導電膜と接続されるように形成することを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記工程(c)において、前記第1の導電膜は凸部を有するように形成され、
    前記工程(d)において、前記絶縁膜は、少なくとも前記第1の導電膜の凸部の頂面を露出するように形成することを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記工程(d)と前記工程(e)との間に、
    前記絶縁膜の上に、白金族金属からなり柱状結晶構造を有する第2の導電膜を、前記第1の導電膜と接続されるように形成する工程(f)をさらに備え、
    前記工程(e)において、前記下部電極は前記第2の導電膜の上に形成することを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記工程(f)において、前記第2の導電膜は、前記絶縁膜及び第1の導電膜の側面を覆うようことにより、前記第2の導電膜と前記第1の導電膜の側面とを接続することを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記工程(f)と前記工程(e)との間に、
    前記第2の導電膜と前記絶縁膜と前記第1の導電膜との側面を覆うサイドウォール導電膜を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
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CN111656511A (zh) * 2018-04-04 2020-09-11 松下知识产权经营株式会社 电子设备

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