JP4485531B2 - ラックマウント装置におけるインターフェースケーブル接続パネル構造およびラックマウント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば光伝送装置,通信機器,情報処理機器又は計測機器等に用いられるラックマウント型の装置(ラックマウント装置)におけるインターフェースケーブル接続パネル構造および同パネル構造を装備したラックマウント装置に関する。
一般に、光伝送ネットワークにおける光伝送局(光送信端局,光中継局,光受信端局)は、光信号について、増幅,中継,終端又は挿入分岐等の処理を行なっている。また、各光伝送局には、多数本の光ケーブル(光ファイバ)が引き込まれ、光ケーブルから受信した光信号について増幅,中継等の処理が行なわれ、処理された光信号の一部は、再度光ケーブルに入力され、光信号の残りは、電気信号として例えばパケット伝送されるようになっている。上記の増幅,中継等は、光伝送局に設けられたシェルフによって行なわれる。このシェルフは、例えば回線収容又は回線終端機能をもち、受信した光信号について、分岐,分離,終端,転送又はフォーマット変換等のインターフェース処理を行なうものである。
また、シェルフは、複数台毎に1台のラック(架,装置架)に搭載され、このシェルフの搭載密度を増大させることが要請されている。ここで、搭載密度とは、1台のラックが収納可能なシェルフの台数を意味し、実装効率又は収納効率とも呼ばれる。
さらに、所望の装置が、ラックに収納された状態で稼働(又は動作)する装置全体はラックマウント装置と呼ばれ、特に、ラックマウント装置がシェルフを装備している場合はラックマウントシェルフと呼ばれる。
図12(a)は一般的なラックマウントシェルフ(ラックマウント装置)を前面側から見た斜視図であり、図12(b)は同ラックマウントシェルフを背面側から見た斜視図である。図12(a)に示すラックマウントシェルフ100は、複数本の光ケーブル(インターフェースケーブル)又は電気信号ケーブルを介して、他の光伝送局や、同一光伝送局の他のシェルフ(図示省略)に接続されている。シェルフ100の前面側には、短冊状のm1(m1は自然数を表す。)個のスロット(挿入口)90が設けられ、各スロット90には、プラグイン機能を有する基板ユニット(プラグインユニット,プリント基板ユニット又はパッケージ)91が挿入されるようになっている。
さらに、シェルフ100の背面には、例えば図12(b)に示すように、給電用(電源用)又は他のシェルフ(図示省略)と接続する複数のコネクタからなるコネクタ部(インターフェースコネクタ部)120が設けられている。
ラックのサイズは工業規格によって定められている半面、シェルフ100のサイズは定められていないので、シェルフ100のサイズは、ラックのサイズに適合するように設計され、加えて、シェルフ100を1台のラックに高密度搭載することが要請されている。このため、従来から、シェルフ100のサイズを小型化する方法と、後述するバックツーバック(Back−To−Back)搭載を用いる方法とが行なわれている。
第1に、サイズの小型化のために、シェルフ100の厚み(上下幅又は高さ)を薄くする設計方法があるが、各シェルフ100の前面には、余長ケーブル(光ケーブルの不要又は冗長なケーブル)を巻き取るための余長ケーブル処理パネルが取り付けられるので、シェルフ100の厚みを小さくすることは限界がある。なぜならば、高密度搭載によって、余長ケーブル処理パネルが、隣接する上下に収納されたシェルフ100の前面を覆ってしまうからである。具体的には、前面が覆われると、各シェルフ100が稼働している間、作業者は、上下に隣接する各シェルフ100の基板ユニット91を挿抜できず、障害発生時の復旧処置,メインテナンス,交換等の作業ができない。
なお、以下、インターフェースケーブルを、光ケーブル又は余長ケーブルと呼ぶことがある。
また、光ケーブルの曲げ半径は、光ケーブル内部における光の全反射が損なわれないように、許容曲げ半径よりも大きな値にしなければならず、この曲げ半径の制約の点からも、やはり、シェルフ100の厚みを小さくすることは限界がある。
さらに、シェルフ100は、放熱処理のために、図12(a)に示す冷却用のファンを設けたファンユニット110を、例えばスロット90の下方に内蔵することがある。このファンユニット110がシェルフ100内に設けられると、シェルフ100の上下方向のサイズが大きくなり、シェルフ100の搭載密度が低下する。また、ファンユニット110をシェルフ100の側面に取り付けることは、シェルフ100の横幅を増加させ、シェルフ100の小型化が図れない。
従って、シェルフ100のサイズは、余長ケーブル処理パネルの大きさ,光ケーブルの曲げ半径,ファンユニット110の大きさおよびユニットの取り付け位置等の各要因に基づいて決定される。そして、設計者が各要因を改善することにより、シェルフ100の搭載密度を向上させるのである。
このように、光伝送ネットワークを構築する場合、シェルフ100の台数や配置等、1台のラックに「いかに多くのシェルフを搭載できるか」が各社間の競合点となっている。
第2に、搭載密度を向上させるバックツーバック搭載方法について説明する。
図13はバックツーバック搭載時のラックマウント装置の部分斜視図であり、この図13に示す2台のシェルフ100は、それぞれ、ラックの前後方向からラック内部に搭載される。そして、各シェルフ100は、相互に背中合わせになるように、ラックを構成する2本の支柱93に固定されるようになっている。従って、この搭載方法を用いることによって、搭載密度が向上するので、バックツーバック搭載方法は、非常に有効である。
一般に、光伝送局においては、ラックの設置スペースを節約するために、フロアに、多数のラックが密集した状態で設けられている。このため、バックツーバック搭載されたラックが設けられると、作業用のスペースが十分に確保されず、作業者は、各シェルフ100の背面に設けられたコネクタ部120の接続変更等の作業が極めて困難になるか、又は作業ができなくなる。また、無理な作業は、インターフェースケーブル150にストレスを加えてしまい、インターフェースケーブル150を損傷することがある。従って、シェルフ100の稼働中に、加入者数の増減に応じた基板ユニット91(図12(a))の挿抜,その基板ユニット91の挿抜に伴うインターフェースケーブル150の接続変更およびシェルフ100の保守,点検等の各作業を行なえない。換言すれば、2台のシェルフ100とラックとが固定化(くくり付け)されているので、インターフェースケーブル150の接続等を自由に変更できない。
このため、インターフェースケーブル150の損傷を回避し、かつインターフェースケーブル150の接続状態の変更又は設定ができるように、2台のシェルフ100の底部に、複数のコネクタ(接続部)9が嵌挿されたフロントアクセスパネル140が設けられている。各コネクタ9は、インターフェースケーブル150の各一端に直接接続され、また、インターフェースケーブル150の各々の他端は、各シェルフ100の背面のコネクタ部(非表示)に接続されている。これにより、作業者は、シェルフ100の前面から、インターフェースケーブル150の接続設定および接続変更ができる。
この半面、シェルフ100にフロントアクセスパネル140を付設する方法も、搭載密度の限界がある。例えば、フロントアクセスパネル140が、図13に示すシェルフ100の下部(又は図示を省略するシェルフ100の上部)に設けられると、シェルフ100とフロントアクセスパネル140とを併せたものの上下幅Hが増加し、シェルフ100の搭載密度の低下を招く可能性がある。一方、フロントアクセスパネル140の機能と同一機能をもつアクセスボックスを、シェルフ100の側面に設けることもできるが、以下の図14を参照して述べるように、ラックの幅が狭い場合は、アクセスボックスをシェルフ100の側面に設けることができない。
図14は側面にアクセスボックスを設けたシェルフの一例を示す図であり、この図14に示すシェルフ100aは、複数のコネクタからなるコネクタ部120が嵌挿されたアクセスボックス140aをシェルフ100a自身の側面に設けている。
各社のラックに用いられるラック幅(Lを付した部分)のうちの多数(以下、ラック幅の主流と呼ぶ。)は、23インチ幅(1インチ=約2.54センチメートル)である。このため、従来のラックは、図14に示すアクセスボックス140aとシェルフ100aとが一体化されたものを用いることが可能であった。
これに対して、最近は、小型のラックが必要になってきている。特に、IP(Internet Protocol)パケットの転送装置としてのシェルフが増加しており、ラック幅の主流が19インチ幅になってきている。このため、シェルフ100aの側面にアクセスボックス140aを取り付けるエリア(又はスペース)を設けられなくなっている。さらに、IPパケットの転送機能と光伝送機能とを併せもつラックの需要が増加している。
このため、ラックの上下方向に沿って縦一列にシェルフ100(100a)を搭載するために、サイズの搭載方法を自由に選択できる自由度の大きいフレキシブル又は柔軟なシェルフ搭載方法が要請されている。このフレキシブルな搭載方法は、例えばアクセスボックス140aとシェルフ100aとを分離し、アクセスボックス140aおよびシェルフ100a間を、容易にかつ信頼性の高いインターフェースケーブル150により接続できる構造が必要になる。従って、ラック搭載についての自由度がないもの、例えばアクセスボックス140aとシェルフ100aとが一体化されたものは、シェルフ100aおよびラックの配置について豊富なバリエーションが必要な光伝送システムを構築する場合は不向きといえる。
このように、従来の技術によると、シェルフ100の小型化は、シェルフ100の厚みの薄小化に限界があるので、依然としてシェルフ100の高密度搭載が要請されている。さらに、バックツーバック搭載を行なうために、フロントアクセスパネル140をシェルフ100の上下面に設ける方法や、又はアクセスボックス140aをシェルフ100aの側面に取り付ける方法も限界がある。さらに、ラック搭載方法について変更の自由度がない。
なお、従来からラックマウント装置は多数提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
特許文献1記載の通信装置は、共通シェルフを設け、共通シェルフ上にリアアクセスキット又はフロントアクセスキットを局舎の広さに応じて選択的に搭載するものである。そして、フロントアクセスキットはその前面近傍に複数のコネクタを設け、外線コネクタより延びるケーブルが裏側よりコネクタに接続される。また、コネクタは装置の前側に多数のピンが突出したものであり、装置の前側より別のコネクタケーブルに接続されている。
特許文献2記載の通信装置のフロントアクセス用ターミナル盤は、装置内ケーブルに余長を与えるとともに、余長の範囲内でコネクタアッセンブリをターミナル部内で前後方向にスライド可能にしたものである。
これらの特許文献1,2記載の通信装置は、いずれも、上記のシェルフ100の高密度搭載とラック搭載方法の自由変更とをともに可能にするものではない。
しかしながら、上述したように、従来の技術を用いた場合、シェルフ100の搭載密度の向上は困難である。また、バックツーバック搭載方法を用いた場合はコネクタ部120の接続作業ができないという課題がある。
さらに、フロントアクセスパネル140等をシェルフ100の上下面又は側面に設置する場合は、フロントアクセスパネル140等の十分な設置スペースおよび適切な設置位置を確保できず、また、光ケーブルの接続作業等の負担が大きいという課題がある。
上記の特許文献1,2には、搭載密度と、搭載位置の自由変更とを改善する技術的は開示されていない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、ラックマウント装置において、シェルフ等の所望の装置と、フロントアクセスパネルのごときパネルとの間のインターフェースケーブルを適切に接続でき、また、上記のフロントアクセスパネルの設置位置を変更でき、さらに、上記のパネルおよびインターフェースケーブル間の接続工事時間を短縮可能な、ラックマウント装置におけるインターフェースケーブル接続パネル構造およびラックマウント装置を提供することを目的とする。
特開昭63−221694号公報 特開昭63−62300号公報
このため、本発明のラックマウント装置におけるインターフェースケーブル接続パネル構造は、ラックに所望の装置をマウントするラックマウント装置において、上記のラックに少なくとも開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架された断面L字型パネルをそなえ、該断面L字型パネルの開位置において露出する面部に、装置に接続されるべきインターフェースケーブルの接続部が設けられ、さらに、該装置をスライドさせることにより、少なくとも引き出し位置と収納位置とをとらせうるスライド機構をそなえ、該装置の引き出し位置において上記の断面L字型パネルが開位置となり、該スライド機構を介して、該装置の収納位置への該装置のスライド動作にともなって、上記の断面L字型パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成されたことを特徴としている。
従って、このようにすれば、装置と断面L字型パネルとの間のインターフェースケーブルを容易かつ確実に、また、インターフェースケーブルにストレスを加えずに接続できる。また、幅狭のラックに種類の異なる信号の処理装置を混載できる。
また、本発明のラックマウント装置は、ラックと、このラックにマウントされる所望の装置と、この装置の下方においてラックに少なくとも開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架された断面L字型パネルとをそなえて構成されたことを特徴としている。
従って、このようにすれば、断面L字型パネルの設置位置を、柔軟に、選択又は変更でき、作業負担が軽減され、例えば作業のための十分なスペースを確保でき、インターフェースケーブルの接続工事等の作業時間を短縮できる。
また、ラックに所望の装置をマウントするラックマウント装置において、上記のラックに少なくとも開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架された断面L字型パネルをそなえ、該断面L字型パネルの開位置において露出する面部に、該装置に接続されるべきインターフェースケーブルの接続部が設けられ、さらに、上記の装置と該断面L字型パネルとの間に、該ラックに対して引き出し位置と収納位置とを取りうる引き出し部材が設けられ、該引き出し部材の引き出し位置において上記の断面L字型パネルが開位置となり、該引き出し部材の収納位置への押し込み動作にともなって、上記の断面L字型パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成された、ラックマウント装置におけるインターフェースケーブル接続パネル構造を用いることができる。
従って、装置の高密度搭載が可能になり、また、機能の異なる装置を混載できるので、ラックマウント装置は、種々の機能をもつことができる。
また、断面L字型パネルは、パネルの端部が装置のスライド動作によって装置と接触することにより、パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成されてもよい
このようにすれば、装置が可動中に、作業者は、特定のコネクタの接続状態を確実に監視でき、また、作業者の作業スペースを確保することができる。
また、パネルの端部が引き出し部材の押し込み動作によって引き出し部材と接触することにより、パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成されてもよい
このようにすれば、上下幅が大きい装置を高密度搭載でき、実装機能を維持できる。また、各種の機能を有する異なる装置が混載された場合においても、インターフェースケーブルを接続でき、装置の搭載方法を自由に選択でき、断面L字型パネルの設置位置を柔軟に決定,変更できる。
さらに、上記のパネルが、両端がラックに枢支された回転軸と、回転軸の軸線上において交叉する2枚の面部とをそなえ、上記の交叉する2枚の面部のうちの一面部が装置又は引き出し部材と接触するとともに、2枚の面部のうちの他の面部に、装置に接続されるべきインターフェースケーブルの接続部が設けられてもよく、このようにすれば、装置の美観の向上に寄与できる。また、作業者の視認性が格段に向上するので、設置作業や接続作業の作業時間が短縮される。
また、上記のパネルに、インターフェースケーブルの余長分を処理する余長処理部が設けられてもよく、あるいは、上記のパネルに、複数のインターフェースケーブルを分別するケーブル保持部が設けられてもよい。このようにすれば、余長ケーブル処理,伝送特性の改善等の既存の技術を用いることができる。また、インターフェースケーブルとして、例えば光ケーブルの微妙な長さを調整する作業が不要となり、伝送特性の劣化を引き起こす光ケーブルの接続を回避できる。
本発明の第1実施形態に係るラックマウント装置の模式的な前方斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシェルフの引き出し状態におけるラックマウント装置の模式的な前方斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るラックマウント装置に使用される断面L字型パネルの斜視図である。 (a)は本発明の第1実施形態に係るラックマウント装置における断面L字型パネルのラック挿入時における回転位置を示す図であり、(b)は本発明の第1実施形態に係るラックマウント装置における断面L字型パネルのラック搭載の完了時における回転位置を示す図である。 (a)〜(c)はいずれも本発明の第1実施形態に係るフロントアクセスパネルの回転を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るヒートバッフルを設けたラックマウント装置のシェルフの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るラックマウント装置におけるシェルフの設置手順を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係るラックマウント装置における断面L字型パネルのケーブル接続状態を説明する斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るラックマウント装置における断面L字型パネルの設置完了状態を説明する斜視図である。 本発明の第1〜第3の各実施形態のラックマウント装置に使用される断面L字型パネルの第1変形例を示す斜視図である。 本発明の第1〜第3の各実施形態のラックマウント装置に使用される断面L字型パネルの第2変形例を示す斜視図である。 (a)は一般的なラックマウント装置を前面側から見た斜視図であり、(b)は一般的なラックマウント装置を背面側から見た斜視図である。 バックツーバック搭載時のラックマウント装置の部分斜視図である。 側面にアクセスボックスを設けたシェルフの一例を示す図である。
(A)本発明の第1実施形態の説明
本発明が適用されるラックマウント装置(ラックマウント型装置)におけるインターフェースケーブル接続パネル構造:以下、特に断らない限り、パネル構造と略称する。)は、例えば通信装置(光伝送装置,パケット転送装置,回線収容装置等),情報処理機器,計測機器等に用いられるものである。
第1実施形態においては、光伝送局において、複数台のシェルフが1台のラック(架,装置架)に収納されたものをラックマウント装置とし、また、各シェルフに接続された光ケーブルを、インターフェースケーブルとして各々説明する。なお、光ケーブルをインターフェースケーブル又は余長ケーブルと呼ぶことがある。
この光ケーブルは、電気信号用のケーブルと異なり、光ケーブル全長に亘って、許容曲げ半径よりも大きい曲げ半径が維持されるように配線しなければならないので、以下、装置,部材,構造等は、いずれも、光ケーブルの曲げ半径の制約を考慮して設置,形成されたものとして説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るラックマウント装置の模式的な前方斜視図である。この図1に示すラックマウント装置20は、ラック21にn台(nは自然数を表す。この例ではn=2)のシェルフ(所望の装置)1をマウントするものである。
ここで、ラック21は、n台のシェルフ1をマウントする枠部材(固定部材,支持部材)であり、シェルフ1の両側面e,fと平行に設けられた例えば4本の支柱93を有し、各支柱93の上端側および下端側に設けられ隣接する2本の支柱93間をつなぎ止めるための補強部材97が設けられている。なお、補強部材97の代わりに、又は補強部材97と併用し、必要に応じて、天板,床板等の平板等が、各支柱93に取り付けられる。また、断面形状が例えばU字型,H字型等の支柱を用いることもできる。
各シェルフ1は、多数本のインターフェースケーブル150と接続され、光信号について、分岐,分離,終端,転送又はフォーマット変換等のインターフェース処理を行なうとともに、電気信号(例えば、パケット信号,加入者回線信号等)についてもインターフェース処理を行なうものである。そして、各シェルフ1は、いずれも、ラック21を構成する4本の支柱93に取り付けられ、隣接する上下のシェルフ1どうしが所定間隔を空けて上下方向に沿って縦一列に配設されている。
すなわち、n台のシェルフ1がラック21にマウントされた状態で稼働(又は動作)する装置全体がラックマウント装置20を構成するようになっている。
そして、各シェルフ1は、後述するように、装置スライド用のスライダを有し、また、ラック21側にスライド用のガイド又はガイドレールが設けられており、各シェルフ1のスライダが、ラック21のガイド上をスライドすることにより、シェルフ1は、ラック21に対して、前後に移動可能になっている。すなわち、スライダとガイドとが協働することにより、スライド機能が発揮され、ラック21への押し込みと、ラック21からの引き出しとがいずれも可能になる。図1に示すラックマウント装置20は、シェルフ1がラック21に押し込まれた状態であり、この状態においては、複数本のインターフェースケーブル150のそれぞれと接続される複数のコネクタ(接続部)9がシェルフ1の前面aに現れている。このため、作業者は、各コネクタ9の位置を正確に認識して接続作業が可能となり、これにより、インターフェースケーブル150およびコネクタ9の誤接続が防止される。一方、シェルフ1がラック21から引き出された状態の外観を図2に示す。
図2はシェルフ1の引き出し状態におけるラックマウント装置20の模式的な前方斜視図である。この図2に示すように、ラックマウント装置20は、さらに、ラック21にマウントされるシェルフ1の下方においてラック21に開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架されたフロントアクセスパネル(断面L字型パネル)2をそなえている。ここで、フロントアクセスパネル2の開位置とは、図2に示すように、複数のコネクタ9が水平方向になっている状態をいい、また、フロントアクセスパネル2の閉位置とは、図4(b)に示すように、フロントアクセスパネル2がシェルフ1の前面a側に現れている状態をいう。なお、フロントアクセスパネル2の位置は、開位置および閉位置のほかに、多段階の位置を取るように構成することもできる。
シェルフ1は、シェルフ本体10と、一対の取り付け部材80と、スライド機構11とのそれぞれをそなえている。ここで、シェルフ本体10は、内部が中空の外観箱状のものであり、この中空部分に複数枚の仕切り板が挿入されて、m2個(m2は自然数を表し例えばm2は8)個のスロット90と開口部94とが形成されている。そして、m2個のスロット90に最大m2枚の基板ユニット91が挿入され、また、開口部94に冷却用のユニット又は冷却用部材が挿入されることにより、シェルフ本体10は、基板ユニット91等の枠組み(又はフレーム)として機能する。また、シェルフ本体10の幅(シェルフ幅)Wは、例えばIPパケット等のパケット転送装置(図示省略)のシェルフ幅と同一の19インチ(1インチ=約2.54センチメートル)であり、1台のラック21に、光信号用のシェルフ1とパケット転送用のシェルフとを混載できるようになっている。
なお、図2において、フロントアクセスパネル2を表示するために、スライド機構11の一部分が破断され非表示にされている。
また、シェルフ本体10は、前面(開放面)aのほかに、面(面部)b,c,d,e,fを有する。前面aは基板ユニット91を挿抜するための作業面であり、面bは背面であって給電ケーブルや、他の光伝送局又は図1に示すように隣接する他のシェルフ1と接続するためのN(Nは自然数を表す。)本のインターフェースケーブル150を集線するための面である。また、天井面c,dはそれぞれ天井面,底面であり、面e,fはそれぞれ面aからみて左側面,右側面である。これらの各面の名称は以下の説明においても同様の意味で使用する。
また、m2個のスロット90は、複数の回線終端回路92を実装した基板ユニット91を挿入するためのスペースである。各スロット90は、シェルフ本体10の天井面cの裏側に形成された溝に、スロット90の高さと同一高のm2−1枚の仕切り板を差し込むことにより生成される。
さらに、開口部94は、冷却用ユニット等のインターフェース処理用のユニットと別個の機能をもつユニットを内蔵可能なスペースである。この開口部94がシェルフ本体10の両側面e,fに設けられずに、各スロット90の下側に設けられ、シェルフ幅Wのスリム化が図られている。
なお、各スロット90および開口部94の形状,大きさ,位置等は、設計上、種々変更可能である。例えば、スロット90の高さの約半分の高さのところに仕切り板を設けて1個のスロット90を2分割したり、開口部94を縦方向又は横方向に複数個のスペースに分割することもできる。さらに、例えば各スロット90を水平方向と平行に設けるようにもできる。
また、2個の取り付け部材80は、いずれも、2本の支柱93の各々にネジ止め又はボルト締めするための例えば薄厚の平板である。各取り付け部材80は、縦方向に付設された平板の一辺部がシェルフ本体10の両側面e,fに固定(又は両側面e,fと一体形成)されている。ここで、各取り付け部材80には、所定間隔毎に、ネジ止め又はボルト締め用の穴が形成され、支柱93の穴(又は開口部)に、ネジ又はボルト等によって固定されている。
さらに、シェルフ1側のコネクタ部(シェルフ1のインターフェースコネクタ部)120は、背面bに設けられたN個(又はN個以上)のコネクタ9を有し、シェルフ本体10内部の基板ユニット91に接続されたインターフェースケーブル(又は電気ケーブル)150や、給電ケーブルを集線するものである。そして、集線されたインターフェースケーブル150の一端側が、フロントアクセスパネル2に接続されている。
そして、スライド機構11は、シェルフ1をスライドさせることにより、シェルフ1の引き出し位置と収納位置とをとらせうるものである。この機能は、例えば、シェルフ1の左側面eおよび右側面fのそれぞれに設けられたスライダ11aと、ラック21又は受け皿(各支柱93の所望の高さの部分に固定されたパネル支持部材)12に固定されたガイド11bとが協働することにより発揮される。ここで、シェルフ1のスライダ11aは、例えば溝等が形成された板上の金属部材からなり、また、ラック21等に固定されたガイド11bは、例えば、内部にスライダ11aを収納できる程度の中空部を有し、扁平な開口部をもつ中空部材が用いられている。換言すれば、スライダ11aとガイド11bとは、各々、「刀」と「刀を納める鞘(さや)」とに類似している。
そして、シェルフ1がスライドして、ラック21側に近づくと、スライダ11aが、ガイド11bに収納され、これにより、シェルフ1のスライドと同時に、スライド機構11を構成する部材が収納されるのである。
なお、図2に示すスライド機構11は、シェルフ1の前面からみて、右側面側のものだけが表示されているが、シェルフ1の左側面側にも同一構造のスライド機構11が設けられている。また、スライダ11aとガイド11bとの収納関係を逆にして、スライダ11a,ガイド11bをそれぞれラック21,シェルフ1に設けて構成することもできる。
このように、インターフェース処理機能をもつシェルフ1は、作業者の手動でスライド機構11を用いてスライドする。
そして、このように、スライド機構11が、シェルフ1の前面側の2本の支柱93と例えば約90°に交叉する方向に設けられ、シェルフ1がガイド11b上をスライドすることにより、引き出し位置(図2)と収納位置(図1)とを取ることができる。なお、交叉角として、厳密に90°に固定することまでは要求されず、フロントアクセスパネル2の回動が円滑に可能であり、また、作業者の視認性がよい位置等の要因を考慮して交叉角を決定することができる。
このインターフェース処理機能は、シェルフ1の内部に設けられた各基板ユニット91によって行なわれる。各基板ユニット91は、一例として、信号の増幅,終端および中継等の各インターフェース処理するものであり、1枚又は複数枚の回線終端回路92を実装している。各処理とは、光信号処理(光分岐,光合波および光増幅等の物理的処理)と、終端処理(光および電気の相互変換等)と、転送処理(パケット送受信,パケット多重およびパケット分離等)と、各加入者回線信号のフォーマット変換等とを意味する。
さらに、各基板ユニット91は、いずれも、プラグイン機能を有する。具体的には、作業者が1枚の基板ユニット91を開口部94から挿入し、この基板ユニット91を、シェルフ本体10内部のボード(図示省略)に勘合させると、その1枚の基板ユニット91が通電する。すなわち、1枚の基板ユニット91がスロット90に差し込まれると、その1枚の基板ユニット91は自動的に動作可能状態になり、他の光伝送局や、他のシェルフ1と、信号の送受信が可能になる。
また、各基板ユニット91は、いずれも、ボードと脱着可能になっており、基板ユニット91の挿入枚数を調整することにより、1台のシェルフ1が収容(処理)できる加入者数を増減できる。例えば、m2個のスロット90の全てに基板ユニット91が挿入されることにより、最大、m2枚の基板ユニット91を実装可能になる。すなわち、加入者数の増減に応じて、基板ユニット91の増設又は減設が可能になる。
次に、本ラックマウント装置20におけるパネル構造(インターフェースケーブル接続パネル構造)について説明する。
本パネル構造は、図2に示すように、上記の一対の支柱93間に、回転機構3を介して取り付けられた断面L字型(断面L字状)のフロントアクセスパネル2と、上記の受け皿12とをそなえて構成されている。
2本の支柱93には、固定用ボルト径の大きさ,ボルト径の位置等が記されている。ラック21のサイズは、例えばJIS(Japanese
IndustrialStandards Committee:日本工業標準),EIA(Electronic Industries Alliance:米国電子工業会)等の工業規格によって規格化されている一方、シェルフ1のサイズは規格化されていない。このため、シェルフ1の設計者は、複数個のシェルフ1の全長が、規格化されたラック21のサイズの範囲内になるように設計している。また、光伝送局のフロアにおいて、ラック21の底面積を小さくしてラック21の設置台数を増加させることにより、加入者数の拡大を促進でき、この点からも、シェルフ1の小型化が必要となる。
次に、フロントアクセスパネル2は、例えば図3に示すように、断面L字型(L字を反転した逆L字も含む。)であり、両端がラック21に枢支された回転軸(軸部)4と、回転軸4の軸線上においてほぼ直角に交叉する2枚のフラット面5aおよびコネクタ面5bを設けている。
ここで、回転機構3は、回転軸4の両端部を枢支する軸受構造を有し、この軸受機能は、例えば一対の支柱93のそれぞれに固定された固定部材3a(図2における奥側の固定部材3aは非表示)に形成された穴又は溝等(図示省略)によって発揮される。また、回転軸4は、フラット面5aの一辺部とコネクタ面5bの一辺部との間に介装されたものである。なお、固定部材3aの大きさ,形状,取り付け位置等は、フロントアクセスパネル2,支柱93,受け皿12等の各位置,形状等に応じて、適切に決定され、また、回転軸4および固定部材3aの材料や強度等についても、設計上、適切なものが選択される。なお、軸受部材としてギア状のものを使用することにより、回転機構3は、回転位置を多段階に固定するようにもでき、このようにすれば、フロントアクセスパネル2は、多段階の回転位置を取ることができる。
さらに、この回転軸4と一体となって回転するフラット面5aとコネクタ面5bとについてそれぞれ詳述する。
フラット面5aは、例えば金属平板であり、シェルフ1がラック21側に押し込まれると、シェルフ1に接触してラック21側に倒れ、これにより、フロントアクセスパネル2が回動可能になっている。従って、フロントアクセスパネル2の端部(フラット面5a)がシェルフ1のスライド動作によってシェルフ1と接触することにより、フロントアクセスパネル2が、開位置から閉位置へ回動するように構成されているのである。なお、図3に示すフラット面5aの両側部(点線で表示された部分)は、ラックマウント装置20に実装するときに、スライダ11aおよびガイド11bと接触しないように取り除かれる。
また、コネクタ面5bには、N本のインターフェースケーブル150のそれぞれと接続するN個(又はN個以上)のコネクタ9が取り付けられている。すなわち、コネクタ面5bは、パネル側コネクタ部(フロントアクセスパネル2のインターフェースコネクタ部)として機能している。そして、上記の交叉する2枚のフラット面5a,コネクタ面5bのうちのフラット面5aがシェルフ1と接触するとともに、2枚のフラット面5a,コネクタ面5bのうちのコネクタ面5bに、シェルフ1に接続されるべきインターフェースケーブル150のコネクタ9が設けられている。
従って、本ラックマウント装置20におけるインターフェースケーブル接続パネル構造は、ラック21にシェルフ1をマウントするラックマウント装置20において、ラック21に、開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架されたフロントアクセスパネル2をそなえ、このフロントアクセスパネル2の開位置において露出するコネクタ面5bに、シェルフ1に接続されるべきインターフェースケーブル150のコネクタ9が設けられていることになる。
なお、フラット面5aの高さh1は、コネクタ面5bの高さh2よりも長くされている。この理由は、コネクタ面5bの高さh2がフラット面5aの高さh1よりも長いと、フロントアクセスパネル2の回転時に、コネクタ面5bがシェルフ本体10の下部に接触して回転が阻害されるからである。また、フロントアクセスパネル2の形状,設置場所等は、ラック21が設けられるフロアの位置や作業内容に応じて変更することもある。
さらに、回転軸4の両端は、固定部材3aを介して各支柱93に固定されている。換言すれば、フロントアクセスパネル2は、フラット面5aおよびコネクタ面5b間のコーナー部(パネルが折り曲がる部分)に回転軸4を設け、L字型の板部材の一辺側(コネクタ面5b)には、少なくともN個のコネクタ9が搭載され、また、板部材の他辺側(フラット面5a)には切り欠き部5cが形成されている。
さらに、この切り欠き部5cは、インターフェースケーブル150の配線のガイド機能をもち、切り欠き形状の一例として、フラット面5aの面上の中央部分に位置し、この切り欠き部5cにインターフェースケーブル150が通されるようになっている。この切り欠き部5cによって、インターフェースケーブル150の無理な折り曲げが防止される。なお、切り欠き部5cの形状は、インターフェースケーブル150の径,本数,許容曲げ半径や、シェルフ本体10およびフロントアクセスパネル2間の位置関係等によって種々変更される。
同様に、図2に示す各部材の形状や位置等は一例であって、形状および位置はともに本発明の趣旨の範囲において変更可能であり、図2に示すものに限定されるものではない。
また、図2に示すスライド機構11を構成するスライダ11aとガイド11bとの各位置は、引き出し位置および収納位置のほかに、多段階の位置を取るように構成することもできる。そして、シェルフ1の引き出し位置において上記のフロントアクセスパネル2が開位置となり、シェルフ1の収納位置へのスライド動作にともなって、フロントアクセスパネル2が、開位置から閉位置へ回動するようになっている。
従って、シェルフ1が可動中に、作業者は、特定のコネクタ9の接続状態を確実に監視できる。また、スライド機構11によって、作業者の作業スペースを確保することができる。
次に、図2に示す受け皿12は、フロントアクセスパネル2の回転角を約90°で止めるためのストッパーとして機能するものである。図2に示す位置のコネクタ面5bは水平である一方、回転後(図4(b))のコネクタ面(符号5bを付した面)は、作業者の正面に向いており、回転角は、約90°である。従って、図2においてアクセスパネル2が約90°回転するとフラット面(符号5aを付した面)が受け皿12に接触し、これにより、約90°以上の回転が止められるようになっている。
この受け皿12は、シェルフ本体10のシェルフ幅Wとほぼ同一幅の平板と、この平板の両端部に設けられた立壁部とを有する。ここで、平板の奥行き長は、フロントアクセスパネル2のフラット面5aの長さよりも大きくする必要があり、回転したフロントアクセスパネル2を止めるのに必要な程度の長さを要する。そして、立壁部は、受け皿12を支柱93に固定するものであり、平板の両端部を折り曲げたもの、又は平板の両端部に固定した壁部等により形成される。また、立壁部のシェルフ本体10側の先端部は、L字型(逆L字も含む)に折り曲げられ、この折り曲げられた固定部材3aが支柱93に固定されている。なお、立壁部の高さは、好ましくは、スライド機構11等の周囲の部材と接触しない大きさに設定される。また、受け皿12は、シェルフ本体10およびフロントアクセスパネル2の各々の高さ,位置に基づいて、適切な高さの支柱93に固定される。
次に、フロントアクセスパネル2の設置手順の一例を説明する。
作業者は、まず、2本の支柱93にフロントアクセスパネル2を装着し、シェルフ1のスライダ11aをガイド11bの上に配置し、この状態において、N本のインターフェースケーブル150のそれぞれを、シェルフ1の背面bおよびコネクタ面5bの各々に接続する。この接続作業において、各コネクタ9はいずれも上向きになっているので、作業者は、各コネクタ9の位置を明確に認識できるようになり、一層正確なケーブル接続が可能となる。
図4(a)は本発明の第1実施形態に係るラックマウント装置20におけるフロントアクセスパネル2のラック挿入時における回転位置を示す図であり、シェルフ1がラック21に挿入されるときの状態を表示している。この図4(a)に示すフロントアクセスパネル2のフラット面5aは、シェルフ1によって押し込まれながら、回転軸4を中心に回転する。従って、フラット面5aの切り欠き部5cによって、インターフェースケーブル150への過大な負荷が回避される。
なお、図4(a)および次に示す図4(b)の各々に示すもので上述したものと同一符号を有するものはそれらと同一のものを表す。
ケーブル接続が完了すると、作業者は、シェルフ1をラック21側(矢印を付した方向)に押し込み、ラック21への搭載作業が終了する。
図4(b)は本発明の第1実施形態に係るラックマウント装置20におけるフロントアクセスパネル2のラック搭載の完了時における回転位置を示す図である。この図4(b)に示すフロントアクセスパネル2を右側面f側からみた場合、フロントアクセスパネル2の回転角は、シェルフ1の挿入前における回転角から約90°回転した角度になっている。そして、コネクタ面5bは、シェルフ1の前面a側(コネクタ部120の反対側)に現れ、フロントアクセスパネル2の前面aの一部を構成するようになる。この位置において、作業者は、前面aからインターフェースケーブル150および給電ケーブルを接続する。
これらの図4(a)および図4(b)にそれぞれ示すフロントアクセスパネル2の回転について、回転軸4を基準にして表示したものを図5(a)〜図5(c)に示す。
図5(a)〜図5(c)はいずれも本発明の第1実施形態に係るフロントアクセスパネル2の回転を説明するための図である。この図5(a)に示すシェルフ1の位置は、支柱93(図2)側から引き出された状態であって、フロントアクセスパネル2が現れている。そして、作業者は、図5(a)に示すシェルフ1を支柱93側に押し込むと、フロントアクセスパネル2が回転軸4を中心にして回転する(図5(b)参照)。そして、搭載完了時には、図5(c)に示すように、フロントアクセスパネル2がシェルフ1の前面a側に現れる。
このように、断面L字型のフロントアクセスパネル2が設けられ、シェルフ1のラック搭載前の状態においては、フロントアクセスパネル2が現れて、作業者は、容易にシェルフ1の背面bに、インターフェースケーブル150を接続できる。さらに、シェルフ1をラック側に押し込みしていくと、フロントアクセスパネル2が約90°回転して、前面aにフロントアクセスパネル2が現れて、シェルフ1の美観の向上に寄与できる。
従って、本フロントアクセスパネル2の回転によれば、作業者の視認性が格段に向上し、また、フロントアクセスパネル2の設置作業と、フロントアクセスパネル2へのインターフェースケーブル150の接続作業との両方の作業時間(工事時間)が短縮される。これにより、作業負担が軽減されるので、作業のための十分なスペースを確保でき、作業効率を大幅に改善できる。
本発明と従来技術とを比較すると、従来技術を用いた場合、光伝送局(図示省略)のフロア内に多数のラック21が設けられ、シェルフ1どうしがケーブル接続され、かつシェルフ1を搭載したラック21は大きな重量になるので、作業者が作業スペースを確保することは極めて困難であった。具体的には、ラック21の移動,ラック21の設置向きの変更等のほかに、微少スペースを作るためにラック21の位置をずらす等の作業手順を遂行することが極めて困難だったからである。
これに対して、本発明によれば、シェルフ1等の所望の装置と、フロントアクセスパネル2のごときパネルとの間のインターフェースケーブル150を適切に接続でき、また、フロントアクセスパネル2の設置位置を変更できる。
このようにして、シェルフ1およびフロントアクセスパネル2間を適切にケーブル接続でき、また、フロントアクセスパネル2の設置位置を変更できる。
(B)本発明の第2実施形態の説明
次に、図6,図7を参照して、シェルフ1の上下幅が長い場合について、冷却機能をもつヒートバッフルを挿入した状態と、設置手順と、冷却方法の一例とについてそれぞれ説明する。
図6は本発明の第2実施形態に係るヒートバッフルを設けたラックマウント装置20のシェルフの斜視図であり、この図6に示すシェルフ1aは、例えば図2に示すシェルフ1の前面aの開口部94の下部に、吸気用のヒートバッフル130を設け、また、開口部94内に、冷却用の例えば3台の冷却ファン95を収納したものである(なお、図6では1台のみ表示されている)。
ここで、ラック21は、光伝送局内部の狭いフロア面積に密集して設けられ、複数台のシェルフ1aが、ラック21に高密度に搭載されるので、基板ユニット91から出る熱を発散する必要がある。このため、シェルフ1aは、上記のヒートバッフル130を直近に設け、冷却ファン95をシェルフ本体10の内部に搭載するとともに、シェルフ本体10の背面bに排気口131(点線で表したもの)を設けている。
ヒートバッフル130は、シェルフ1aとフロントアクセスパネル2との間に、ラック21に対して引き出し位置と収納位置とを取りうる引き出し部材であり、両側面に設けられた固定部材130bが支柱93(図示省略)にネジ等により固定されるようになっている。そして、このヒートバッフル130の引き出し位置においてフロントアクセスパネル2が開位置となり、ヒートバッフル130の収納位置への押し込み動作にともなって、フロントアクセスパネル2が、開位置から閉位置へ回動するようになっている。
また、ヒートバッフル130の引き出しと押し込みとの各機能は、ヒートバッフル130およびシェルフ1aの双方に設けられたレール部材等からなる引き出し機構160によって実現される。なお、引き出し機構160は、シェルフ1aの右側面fと、図示を省略する左側面eとのそれぞれに形成されている。この引き出し機構160の一例として、例えば図7に示すように、シェルフ1aの右側面fおよび左側面e(図示省略)の各裏側の下方に、引き出し用のガイド(レール又は回転体)160bが設けられるとともに、ヒートバッフル130の左側面および右側面の各裏側に、引き出し用のスライダ160aが形成されている。そして、作業者により、ヒートバッフル130のスライダ160aが、シェルフ1aの裏側のガイド160b上を、前後にスライドするようになっている。
一方、図6に示す各冷却ファン95は、いずれも、シェルフ本体10内部の基板ユニット91,インターフェースケーブル150およびフロントアクセスパネル2のそれぞれを冷却する冷却風を生成するものである。
また、フロントアクセスパネル2の端部が引き出し部材としてのヒートバッフル130の押し込み動作によってヒートバッフル130と接触することにより、フロントアクセスパネル2が、開位置から閉位置へ回動するようになっている。
従って、フロントアクセスパネル2は、ヒートバッフル130等、様々な機能をもつユニットをシェルフ1の近傍に搭載でき、かつインターフェースケーブル150の接続作業が簡素化される。
なお、冷却方法は、例えば外部から冷却風をシェルフ1aに当てる方法等、種々の方法を用いることができ、図6に示す構成に限定されるものではない。また、冷却ファン95の個数や、縦置き,横置き等の配置の仕方は種々変更できる。
図7は本発明の第2実施形態に係るラックマウント装置20におけるシェルフ1aの設置手順を説明するための図である。設置手順は、まず、作業者がシェルフ1aとフロントアクセスパネル2とをそれぞれラック21に搭載し、シェルフ1aおよびフロントアクセスパネル2間をインターフェースケーブル150により接続する。これに続いて、作業者は、ヒートバッフル130を前面aから、シェルフ1aとフロントアクセスパネル2との間にスライドさせるとともに、ヒートバッフル130がフロントアクセスパネル2のフラット面5aを押しながら挿入する。
そして、ヒートバッフル130の搭載完了時において、フロントアクセスパネル2が、約90°回転し、シェルフ1aの前面a側にコネクタ面5bが現れ、フロントアクセスパネルとして機能する。なお、図7では冷却ファン95の表示は省略されている。
これにより、ヒートバッフル130におけるエアの通風路は、底部130aの傾斜を登り、シェルフ1aの下部に吸気され、例えば3台の冷却ファン95において、エアの通風路が曲げられ、シェルフ1aの内部を上昇し、内部の基板ユニット91を冷却して排出口131から外部に排気されるのである。
従って、この設置手順によれば、ヒートバッフル130のほかに、フロントアクセスパネル2のフラット面5aを作業者が押して挿入できる冷却機能以外の他の機能をもつユニットを搭載できる。さらに、ヒートバッフル130によってシェルフ1aの上下幅が大きくなる場合においても、高密度実装機能を維持できる。また、ヒートバッフル130等の様々なシェルフ類が、近傍に搭載されてもインターフェースケーブル150を接続可能な、フレキシブル性の高いフロントアクセスパネル2を実装できる。
このように、例えば19インチ等の幅狭のラック21を用いるとともに、シェルフ1aに対してフレキシブルな位置にフロントアクセスパネル2を搭載できる。
また、搭載完了時において、フロントアクセスパネル2が、シェルフ1,1aの前面aの下方に現れるので、作業者は、インターフェースケーブル150のそれぞれを、フロントアクセスパネル2のコネクタ9に一層正確に接続できる。
さらに、第1実施形態と同様に、第2実施形態においても、シェルフ1a等の装置と断面L字型のフロントアクセスパネル2との間のインターフェースケーブル150を、容易,確実およびインターフェースケーブル150にストレスを加えずに接続できる。
さらに、ヒートバッフル130を設けた状態のシェルフ1aは、第1実施形態における信号処理とほぼ同一の信号処理を行なえるので、フロントアクセスパネル2をシェルフ1aの上下面に設置することができ、作業効率の負担の増加を回避できる。
また、このように、サイズが異なる複数台のシェルフ1aを、1台のラック21に搭載することもでき、搭載位置を比較的自由に選択できるようになる。
(C)本発明の第3実施形態の説明
第1,第2の各実施形態におけるフロントアクセスパネル2,2a,2bは、それぞれ、シェルフ本体10の接触によって倒されるようにして回転するものである。第3実施形態においては、作業者が上記のフロントアクセスパネル2,2a,2bを手動により回転させて、フロントアクセスパネル2,2a,2bをラック21に収納するようにしている。なお、フロントアクセスパネル2a,2bは、いずれも、フロントアクセスパネル2と同様に回転するので、重複説明を省き、フロントアクセスパネル2について説明する。
図8は本発明の第3実施形態に係るラックマウント装置20におけるフロントアクセスパネル2のケーブル接続状態を説明する斜視図であり、また、図9は本発明の第3実施形態に係るラックマウント装置20におけるフロントアクセスパネル2の設置完了状態を説明する斜視図である。これらの図8,図9にそれぞれ示すもので、上述したものと同一符号を有するものはそれらと同一のものを表す。
ここで、図8に示すフロントアクセスパネル2は、受け皿12に固定され、また、回転軸4の両端は、例えば受け皿12に設けられた穴(図示省略)に回転可能に挿入されている。さらに、フロントアクセスパネル2は、受け皿12を介して、支柱93に取り付けられ、これにより、フロントアクセスパネル2は、ラック21に固定されるのである。なお、回転軸4は、支柱93に固定されたフランジ3aに形成された穴(図示省略)に挿入されるようにもできる。
これにより、作業者は、フロントアクセスパネル2をラック21から引き出して、ケーブル接続を行ない、接続作業が終了すると、フロントアクセスパネル2を手動で回転させる。この回転により、コネクタ面5bが正面に現れるので、図9に示すシェルフ本体10の前面aは、優れた美観を有し、かつ省スペースなラック21の搭載を実現できる。
このように、本発明の第3実施形態に係るフロントアクセスパネル2によれば、インターフェースケーブル150を、容易,確実およびストレスを与えずに接続できる。また、フロントアクセスパネル2は、幅狭のラック21に収納可能となり、その設置位置を、フレキシブルに選択又は変更できる。さらに、インターフェースケーブル150の設置工事の効率が格段に向上する。
以下、フロントアクセスパネル2の変形例について説明する。
図10は本発明の第1〜第3の各実施形態のラックマウント装置20に使用されるフロントアクセスパネル2の第1変形例を示す斜視図である。この図10に示すフロントアクセスパネル2aは、例えばフラット面5aに、光ケーブル150の不要又は冗長なケーブル長を巻回するケーブル余長処理部18が設けられている。よく知られているように、光ケーブル150の切断および再接続は、伝送光の損失が極めて大きい。従って、例えばシェルフ1,1aやラック21等の配置が変更される場合が考慮されて、予め光ケーブル長に余裕をもたせるのである。
また、ケーブル余長処理部18の半径は、光ケーブル150の許容曲げ半径よりも大きな値であり、ケーブル余長処理部18は、例えばP1,P2と付したところに設置することができる。なお、コネクタ面5bの面積が大きくなるように設計したり、あるいは、コネクタ9の設置個数を少なくする等によって、コネクタ面5bに、光ケーブルの許容曲げ半径以上の大きさを有するスペースを確保できる場合には、余長ケーブル処理部18を、コネクタ面5b上に、設置するようにもできる。
なお、図10に示すもので、上述したものと同一符号を有するものはそれらと同一のものを表す。
これにより、シェルフ1,1aの背面bに接続されたインターフェースケーブル150が余長分を有する場合、作業者は、インターフェースケーブル150をケーブル余長処理部18に巻き付けることができ、インターフェースケーブル150の微妙な長さを調整する作業が不要となる。
また、ラック搭載前の状態において、シェルフ1の背面bからのインターフェースケーブル150について余長処理が可能となる。従って、特別な設置作業や装置設定を行なわずに、光伝送局に設置できるので、高い汎用性を実現できる。
そして、余分なインターフェースケーブル150がシェルフ1,1aの外部に出ないので、シェルフ1,1aは、美観に優れ、かつ省スペースなラック搭載を実現できる。
図11は本発明の第1〜第3の各実施形態のラックマウント装置20に使用されるフロントアクセスパネル2の第2変形例を示す斜視図である。この図11に示すフロントアクセスパネル2bは、フラット面5aに、インターフェースケーブル150の配線経路毎にケーブルホルダ(ケーブル保持部)19が設けられている。各ケーブルホルダ19はフラット面5aに取り付けられている。すなわち、上記のフラット面5a,コネクタ面5bのうちのフラット面5aが、複数のインターフェースケーブル150を分別するケーブルホルダ19を設けている。なお、コネクタ面5bの面積が大きい場合、あるいは、コネクタ9の設置個数が少ない場合は、各ケーブルホルダ19は、コネクタ面5b上に設置することもできる。
なお、ケーブルホルダ19の形状はフラット面5aに取り付けし易い例えば四角形状である。また、ケーブルホルダ19の大きさや、インターフェースケーブル150の本数等についても種々の値を選択できる。
加えて、図10,図11に示すフラット面5aの両側部は、スライダ11aおよびガイド11bと接触しないように除去加工することもできる。なお、図11に示すもので、上述したものと同一符号を有するものはそれらと同一のものを表す。
これにより、シェルフ1,1aの背面bに接続されたインターフェースケーブル150のうちの、例えば給電ケーブルや、信号ケーブル等、用途の異なる1本又は複数本のインターフェースケーブル150をケーブルホルダ19に集線することにより、ケーブルルートを分別できる。また、ラック搭載前の状態において、インターフェースケーブル150の各々について、作業者は、用途毎に分別し整線できる。
このように、複数本のインターフェースケーブル150がフロントアクセスパネル2bに導かれ、電気的ノイズによる影響等に起因する伝送特性の劣化を引き起こすケーブル接続を回避できる。
さらに、余長ケーブル処理,伝送特性の改善等の既存の技術を用いることができる。
そして、このようにして、本フロントアクセスパネル構造によれば、シェルフ1,1aとフロントアクセスパネル2,2a,2bとの間のインターフェースケーブル150を容易、かつ確実に行なえる。さらに、インターフェースケーブル150にストレスを与えずに、接続可能になる。
また、シェルフ1,1aは、いずれも、幅狭のラック21に適用できるので、IPパケットの転送装置としてラック21に収納し、あるいは、転送装置と光伝送装置とを混載することもできる。さらに、シェルフ1,1aに対してフレキシブルな位置において、フロントアクセスパネル2,2a,2bを搭載できる。
これらに加えて、フロントアクセスパネル2,2a,2bの設置と、フロントアクセスパネル2,2a,2bに接続されるインターフェースケーブル150の接続作業効率が格段に向上する。
(D)その他
本発明は上述した実施態様およびその変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
本フロントアクセスパネル構造を装備した装置は、例えばオーディオ・ビジュアル機器に適用できる。具体的には、CD(Compact Disc)プレイヤ,ビデオデッ,メディアプレイヤ,スピーカ等は、いずれも、上記シェルフ1の基板ユニット91に相当する。また、CDプレイヤ等を設けたオーディオ・ビジュアル機器と、このオーディオ・ビジュアル機器を収納するラック21と、フロントアクセスパネル構造とのそれぞれについては、第1実施形態におけるシェルフ1等と同様である。
また、ヒートバッフル130(図6,図7)の代わりに、開口部94に、例えば記憶装置等を挿入することもできる。この記憶装置を設けることにより、例えば通信状況を記録することもできる。
さらに、フロントアクセスパネル2とシェルフ1,1aとの接触や、フロントアクセスパネル2とヒートバッフル130との接触は、所望の部材を介して接触するようにもできる。
以上、詳述したように、本発明のラックマウント装置におけるインターフェースケーブル接続パネル構造によれば、ラックの小型化が図れ、また、通信機器,情報処理機器および計測機器等の各種機能をもつ多様なラックマウント装置に適用できる。そして、特別な設置作業や装置設定を行なわずに、光伝送局に設置できるので、高い汎用性を実現できる。
さらに、本発明のラックマウント装置によれば、幅の狭いラックに実装できるので、複数のラックマウント装置を有する1台のラック全体が、例えばIPパケット転送装置と光伝送装置とを混載しそれぞれを動作させることができる。従って、装置の汎用性が向上する。

Claims (10)

  1. ラックに所望の装置をマウントするラックマウント装置において、
    上記のラックに少なくとも開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架された断面L字型パネルをそなえ、
    断面L字型パネルの開位置において露出する面部に、該装置に接続されるべきインターフェースケーブルの接続部が設けられ、さらに、
    該装置をスライドさせることにより、少なくとも引き出し位置と収納位置とをとらせうるスライド機構をそなえ、
    該装置の引き出し位置において上記の断面L字型パネルが開位置となり、該スライド機構を介して、該装置の収納位置への該装置のスライド動作にともなって、上記の断面L字型パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成されたことを特徴とする、ラックマウント装置におけるインターフェースケーブル接続パネル構造。
  2. ラックに所望の装置をマウントするラックマウント装置において、
    上記のラックに少なくとも開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架された断面L字型パネルをそなえ、
    該断面L字型パネルの開位置において露出する面部に、該装置に接続されるべきインターフェースケーブルの接続部が設けられ、さらに、
    上記の装置と該断面L字型パネルとの間に、該ラックに対して引き出し位置と収納位置とを取りうる引き出し部材が設けられ、
    該引き出し部材の引き出し位置において上記の断面L字型パネルが開位置となり、該引き出し部材の収納位置への押し込み動作にともなって、上記の断面L字型パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成されたことを特徴とする、ラックマウント装置におけるインターフェースケーブル接続パネル構造。
  3. ラックと、
    上記のラックにマウントされる所望の装置と、
    該装置の下方において上記のラックに少なくとも開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架された断面L字型パネルとをそなえ、
    該装置をスライドさせることにより、少なくとも引き出し位置と収納位置とをとらせうるスライド機構をそなえ、
    該装置の引き出し位置において上記の断面L字型パネルが開位置となり、該スライド機構を介して、該装置の収納位置への該装置のスライド動作にともなって、上記の断面L字型パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成されたことを特徴とする、ラックマウント装置。
  4. ラックと、
    上記のラックにマウントされる所望の装置と、
    該装置の下方において上記のラックに少なくとも開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架された断面L字型パネルとをそなえ、
    上記の装置と該断面L字型パネルとの間に、該ラックに対して引き出し位置と収納位置とを取りうる引き出し部材が設けられ、
    該引き出し部材の引き出し位置において上記の断面L字型パネルが開位置となり、該引き出し部材の収納位置への押し込み動作にともなって、上記の断面L字型パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成されたことを特徴とする、ラックマウント装置。
  5. 断面L字型パネルの端部が該装置のスライド動作によって該装置と接触することにより、上記の断面L字型パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成されたことを特徴とする、請求項3記載のラックマウント装置。
  6. 断面L字型パネルの端部が該引き出し部材の押し込み動作によって該引き出し部材と接触することにより、上記の断面L字型パネルが、開位置から閉位置へ回動するように構成されたことを特徴とする、請求項4記載のラックマウント装置。
  7. ラックと、
    上記のラックにマウントされる所望の装置と、
    該装置の下方において上記のラックに少なくとも開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架された断面L字型パネルとをそなえ、
    断面L字型パネルが
    両端が該ラックに枢支された回転軸と、該回転軸の軸線上において交叉する2枚の面部とをそなえ、
    上記の交叉する2枚の面部のうちの一面部が該装置と接触するとともに、該2枚の面部のうちの他の面部に、該装置に接続されるべきインターフェースケーブルの接続部が設けられたことを特徴とする、ラックマウント装置。
  8. ラックと、
    上記のラックにマウントされる所望の装置と、
    該装置の下方において上記のラックに少なくとも開位置と閉位置とを取りうるよう回動自在に装架された断面L字型パネルとをそなえ、
    断面L字型パネルが
    両端が該ラックに枢支された回転軸と、該回転軸の軸線上において交叉する2枚の面部とをそなえ、
    上記の交叉する2枚の面部のうちの一面部が該引き出し部材と接触するとともに、該2枚の面部のうちの他の面部に、該装置に接続されるべきインターフェースケーブルの接続部が設けられたことを特徴とする、ラックマウント装置。
  9. 断面L字型パネルに、該インターフェースケーブルの余長分を処理する余長処理部が設けられたことを特徴とする、請求項7又は請求項8に記載のラックマウント装置。
  10. 断面L字型パネルに、複数のインターフェースケーブルを分別するケーブル保持部が設けられたことを特徴とする、請求項7又は請求項8に記載のラックマウント装置。
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