JP2003121658A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP2003121658A
JP2003121658A JP2001316567A JP2001316567A JP2003121658A JP 2003121658 A JP2003121658 A JP 2003121658A JP 2001316567 A JP2001316567 A JP 2001316567A JP 2001316567 A JP2001316567 A JP 2001316567A JP 2003121658 A JP2003121658 A JP 2003121658A
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optical
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optical fiber
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Yoshiyuki Sato
義幸 佐藤
Mitsuo Fujimura
満男 藤村
Hiroshi Katagiri
宏 片桐
Kenji Tsuzumi
謙二 津々見
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子装置における光信号伝送線路としての光
ファイバならびに、この光ファイバ接続用光コネクタを
高密度な実装と接続とを可能に整然とした配置とし、か
つ光コネクタの着脱が容易に行なえるようにする。 【解決手段】 外部側光ファイバ6Aと内部側光ファイ
バ6Bの光コネクタ1A,1Bを接続する光コネクタ接
続部115を平面視傾斜方向へ向けて装置前面側に配置
し、上記光コネクタ接続部115を並列支持するパネル
105の一端側を水平方向へ回動可能に支持101する
とともに外部側光ファイバ6Aならびに内部側光ファイ
バ6Bを回動中心101側にまとめるようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号伝送線路と
して光ファイバを適用し情報処理または通信などを行な
う各種装置としての電子装置に関する。なお、本明細書
では、短芯の光ファイバコード、複数芯の光ファイバケ
ーブルなどを含めて、単に光ファイバと略称する。
【0002】電子装置において、たとえば光信号を多重
化して行なう光通信システムの光多重通信装置において
は、データ通信の増大、インターネット普及にともなう
伝送需要の増大、などによる基幹網の大容量化の要求が
ある。そのための装置の高密度化、情報伝送容量の大容
量化、高機能化などが必要である。光通信装置に実装さ
れたプラグインユニット(以下、PIUと略称する)に
装置外部側の光ファイバを接続する場合、光コネクタの
種類を変換したり、被覆外径の線径を変換したりするこ
とが行なわれる。
【0003】たとえば、FLASH−600ADX装置
にDual OC−3 PIUが搭載される場合に、F
LASH−600ADX装置等が設置される通信局舎に
おいては、一般的に被覆の外径が3mmの光ファイバが
用意されるが、Dual OC−3 PIUは高密度実
装を実現するために、PIUの前面側から被覆の外径が
2mmの光ファイバに対応する小型なLC型光コネクタ
で接続する構成にしている。
【0004】したがって、顧客の通信局舎で標準的に用
意される3mmの光ファイバでは、Dual OC−3
PIUに直接接続することができないために、この間
に光ファイバ径を変換する手段が必要となる。この場
合、一方にSC型光コネクタを、他方にLC型光コネク
タをそなえた光ファイバコードを準備することで接続可
能となる。
【0005】ここで、本発明にかかる光コネクタについ
て図を参照して説明すると、図23は、SC型の光コネ
クタを図(a)に一部断面に示す側面図と、図(b)に
正面図を示す。この光コネクタ1は周囲を合成樹脂成型
になるハウジング2と、正面側の中心に突出するセラミ
ック製のフェルール3と、その周囲に円筒部4と、ハウ
ジング2の側面に位置決め用の突起(キー)5と、から
なり、背面側には保護用のゴム製のスリーブの中心から
光ファイバ6が導出されてなる。
【0006】フェルール3の中心には光ファイバ6内部
の細径な光ファイバ芯線が挿入固着され、光ファイバ芯
線の先端部がフェルール3の先端面に露出されている。
図24は、一対のSC型の光コネクタ1を対向させて光
接続させるための光コネクタ接続器7が、図(a)に平
面視断面図、図(b)に側面図、図(c)に正面図、と
してそれぞれ示してある。
【0007】光コネクタ接続器7は、合成樹脂成型にな
る一対の外部ハウジング8と、この外部ハウジング8の
内部に挟着支持される一対の内部ハウジング9と,内部
ハウジング9の中心部に保持される割りスリーブ11
と、一方の外部ハウジング8に取り付けられた金属製の
板ばね12と、からなる。上記外部ハウジング8には端
面にフランジ部13が形成されており、このフランジ部
13を対向させて図示しない手段によって結合固定され
ている。図(a)に二点鎖線に示されるように軸方向に
位置決め用の切り欠き溝(キー溝)14が一方の面に形
成されている。また、板ばね12は外部ハウジング8の
両側面に設けられており、その先端部分がフランジ部1
3と所定間隔を設けて広がり突出されている。内部ハウ
ジング9の両側面には対向するようにして対の係止爪1
5が形成されている。
【0008】割りスリーブ11は、ばね性を有する金属
材からなり軸方向にスリットが形成されるとともに、そ
の内径が光コネクタ1のフェルール3の外径よりもわず
かに小径に形成されていることにより、フェルール3が
圧挿入されることによってばね弾性によって広がりフェ
ルール3を受け入れることができ、その復元力によって
フェルール3を同一の中心位置に保持し得る。
【0009】図25は、光コネクタ接続器7の一方に光
コネクタ1を挿入させた状態の断面図であり、光コネク
タ接続器7の切り欠き溝14に光コネクタの突起5を合
わせて挿入させることにより図示状態となる。概略的に
は、前述したようにしてフェルール3が割りスリーブ1
1に挿入され、光コネクタ1の円筒部4が内部ハウジン
グ9の周囲にはまり込み、円筒部4の周囲の係止用突起
16が係止爪15を広げて通過することにより、係止用
突起16が係止爪15と係合し、光コネクタ1が光コネ
クタ接続器7から自然には抜け出ることが阻止される。
【0010】フェルール3の先端面は割りスリーブ11
の中間部分よりもわずかに進出した位置となっており、
光コネクタ接続器7の他方側から対向して挿入される図
示省略の光コネクタ1についても同様な状態となること
により、フェルール3の端面どうしが圧接されるが、フ
ェルール3は軸方向に弾性付勢されていることにより、
双方が弾性力をそなえた状態で退避することで、適宜な
圧接状態となり双方の光ファイバ芯線どうしの光接続が
同一軸心上でなされる。
【0011】図26の光コネクタ接続器17は、一方の
外部ハウジングの周囲にねじ部18を形成したものであ
り、FC型の光コネクタ19のリングナット21をねじ
込んで取り付け、緩めることによって取り外すことがで
きる構成である。このようにしてSC型の光コネクタ1
とFC型の光コネクタ19とを光接続させることができ
る。
【0012】図示状態は、光コネクタ接続器17の一方
にSC型の光コネクタ1を挿入させた状態と、他方にF
C型の光コネクタ19を挿入直前の対向位置とした状態
が概略の斜視図に示されているが、FC型の光コネクタ
19の内部には同様のフェルールが設けられており、光
ファイバ6が背面側に導出されている。図27の光コネ
クタ接続器23は、一方の外部ハウジングの周囲に突起
24を形成したものであり、ST型の光コネクタ25の
周囲の螺旋溝26を突起24に嵌め合わせて挿入回動さ
せることによりバヨネット式にねじ回して着脱し得る構
成である。このようにしてSC型の光コネクタ1とST
型の光コネクタ25とを光接続させることができる。
【0013】図示状態は、光コネクタ接続器23の一方
にSC型の光コネクタ1を挿入させた状態、他方にST
型の光コネクタ25を挿入直前の対向位置とした状態が
概略の斜視図に示されているが、ST型の光コネクタ2
5の内部には同様のフェルールが設けられており、光フ
ァイバ6が背面側に導出されている。
【0014】
【従来の技術】本発明にかかる従来の電子装置について
図28以降を参照して概略的に説明するが、この電子装
置は本願出願人が、特願平11−206820号として
出願したものである。図28は、電子装置であるところ
の光多重通信装置31の外観図であり、図(a)は正面
図、図(b)は側面図、である。光多重通信装置31に
ついて図28を参照して主要構成の説明をすると、全体
としては金属板の折り曲げ加工によって形成された筐体
により構成され、その内部に回路要素が収容される。
【0015】その概略構成は、本体部分32、本体部分
32の前面を覆う前面カバー33、本体部分32の背面
側上部を覆う光ファイバカバー34、からなり、本体部
分32の両側面には図示しないキャビネットなどの支柱
にねじで取り付けるためのL形をなす取り付け金具35
が側面から張り出して設けられている。前面カバー3は
取り外し容易に取り付けられており、その正面上部には
通気孔36が開けられている。光ファイバカバー34に
ついても背面側から取り外すことが可能である。
【0016】図(b)を参照し、本体部分32の上部に
は前面側から入り込んだ位置に、点線の斜線に示される
よう、背面側へ向けて上昇傾斜される空気案内手段37
が、正面視左右方向に延びて設けられている。この空気
案内手段37で仕切られた図示左側の前面側の領域が光
コネクタ接続部の設けられる領域であり、図示右側の背
面側が内部下方からの空気を背面側へ排出させる空気排
出領域である。
【0017】図29は正面図であって、前面カバー33
を取り外した状態に示される。概略の構成について下側
から順に、電動送風機による第1の送風ユニット38、
第1のプリント板ユニット実装領域39、第2の送風ユ
ニット41、第2のプリント板ユニット実装領域42、
最上部の二点鎖線で示される領域に光コネクタ接続部4
3が設けられる。
【0018】光コネクタ接続部43の設けられる領域の
背面側に空気案内手段37が見え、この領域の図示最右
端に、空気案内手段37の側端部に隣接し前後方向へ向
けて通じる光ファイバ通路44が形成されている。第
1,第2の送風ユニット38,41は、いずれもが下方
の空気を上方へ送風するものであり、それぞれ上方のプ
リント板ユニット実装領域39,42内に冷却用の空気
を強制的に送り込む。
【0019】第1,第2のプリント板ユニット実装領域
39,42には、それぞれに複数のプリント板ユニット
がプラグイン挿入されており、個々の前面には正面板が
設けられており、全体として概略平坦面となるように構
成されている。第1のプリント板ユニット実装領域39
には図示左方から順に、受信光増幅部45、第1,第2
の受信光ブースタ46,47、送信光増幅部48、第
1,第2の送信光ブースタ49,51、各種機能別の制
御部52、などのプリント板ユニットが実装されてい
る。
【0020】第2のプリント板ユニット実装領域42に
は同じく図示光方から順に、光波長分離部55、第1,
第2の分離光波長レベル調整部56,57、光波長多重
部58、第1,第2の多重光波長レベル調整部59,6
1、第1,第2のスペクトルアナライザ62,63、制
御部64、電源部65、などのプリント板ユニットが実
装されている。
【0021】図30は、図29に示されるプリント板ユ
ニットすべてを取り出した状態が示されており、プリン
ト板でなるバックボード67に、それぞれの上記プリン
ト板ユニットに対応する位置にバックボード側光コネク
タ68ならびにバックボード側電気コネクタ69が縦列
し、並列して実装されている。光コネクタ68は個別単
位に図示したが、電気コネクタ69は高密度な多極のコ
ネクタであり1つのプリント板ユニット単位に複数組が
縦列に配設されるが、煩雑となることから一体的に図示
してある。
【0022】図31は、背面側の光ファイバカバー34
を取り外した状態の側面図が示され、バックボード67
とバックボード側光コネクタ68とが点線で示されてい
る。最上部領域の光コネクタ接続部43として、ここで
は、直立して取り付けられた取り付け金具71に光コネ
クタ接続器が設けられ、これに接続される光コネクタが
側板の孔を通して見えている。光コネクタ接続部43か
らの内部側光ファイバは光ファイバ通路44を経由して
背面側に導かれバックボード側光コネクタ68に接続さ
れる。
【0023】以上のことについて以下各図を参照し詳述
すると、まず、図32は本体部分32からすべてのプリ
ント板ユニットを取り外し、多数の通気孔72の設けら
れた天井板73を一部破断除去した状態として正面側か
らみた斜視図に示されており、左右に立設されたキャビ
ネットなどの支柱74に本体部分32が取り付け金具3
5によって取り付け支持されている。
【0024】実際には各送風ユニット38,41の上面
板には、プリント板ユニットを挿入させるための前後方
向のガイド溝と多数の通気孔とが形成されているのであ
るが、これらについては図示煩雑なことから省略してあ
る。最上部には、前面側に多数の光コネクタ接続部43
が左右方向へ並列して設けられており、その背面側には
空気案内手段37と、この空気案内手段37の最右端に
隣接し右側の側面板75に沿った光ファイバ通路44が
見える。
【0025】光コネクタ接続部43には、左側の側面板
76の孔77から導入される多数の外部側光ファイバ6
Aが前面側からそれぞれに接続され、背面側には内部側
光ファイバが接続される。この状態が図33の平面図
に、よく示されている。図33によると、天井板73が
図示省略されるとともに、左右方向の中間部が破断され
て短縮図示されている。このような構成の理解を容易と
するために、光コネクタ接続部43の構成について図3
4の組み立て状態の側面図により説明する。
【0026】取り付け金具71は、金属板をプレス加工
して形成されたものであり、光コネクタ接続器7を嵌め
込み、そのフランジ部13を取り付け金具71の取り付
け面のねじ孔にねじ81で取り付け固定させる。また、
直角に折り曲げ形成された底面82には取り付けねじ挿
通孔が設けられており、この底面82を筐体の取り付け
面83(図33)にねじで取り付け固定させる。光コネ
クタ接続器7は図24を参照して説明のものであり、両
側にSC型の光コネクタ1を対向して挿入接続し得る。
【0027】光コネクタ接続器7の両側には、それぞれ
光ファイバの接続された光コネクタ1A,1Bが挿入接
続される。図示左側の光コネクタ1Aに接続される光フ
ァイバは、外部側光ファイバ6Aであり、右側の光コネ
クタ1Bに接続される光ファイバは、内部側光ファイバ
6Bである。この光コネクタ1A,1Bに構成について
も、図23を参照して説明と同様であり、光コネクタ接
続器7を介して接続されることについても、図25で説
明と同様である。
【0028】図33を参照すると、光コネクタ接続部4
3は、平面視で傾斜方向となるよう、しかも、正面視重
畳するよう左右方向に配列して下側の取り付け面83上
に配置され、取り付け金具71の底面82が取り付け面
83上に取り付けられる。このようにして、外部側光フ
ァイバ6Aの接続された光コネクタ1Aは、前面側から
光コネクタ接続部43に傾斜方向に挿入されるので、外
部側光ファイバ6Aは装置前面とは緩やかな彎曲線をえ
がくように比較的に小さな曲率で彎曲される。このこと
は、図からも明らかなように内部側光ファイバ6Bにつ
いても同様である。
【0029】図において、導入される外部側光ファイバ
6Aは図示煩雑となることから、1本に纏めて示されて
いるが、実際には多数本であるし、光ファイバ通路44
に導かれている内部側光ファイバ6Bについても同様に
多数本である。このようにして設けられた光コネクタ接
続部43の実装領域と光ファイバを含む光コネクタ1
A,1Bの接続領域とは、大幅に奥行き方向のスペース
を圧縮可能であり、その背面側に空気案内手段37を隣
接して設けることになんらの不都合をおよぼすものとは
ならない。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上記、光多重通信装置
31によると、光コネクタの接続構造を大幅に改善し得
たが、光コネクタ接続部43が装置筐体に固定されてい
るため、内部側光コネクタ1Bの着脱操作のためには装
置背面の光ファイバカバー34を取り外すとともに、空
気案内手段37をも背面側から取り外して行なうように
していたために、装置の背面側に、このような作業スペ
ースを確保することが必要であった。
【0031】以上のようなことから、新たな要求として
装置据え付け現地での、顧客の通信局舎内での光ファイ
バの種類に応じての変更や、交換することに多くの時間
を要する問題点がある。さらには、プリント板ユニット
の光回路に接続される光コネクタは装置背面側のバック
ボード67のバックボード側光コネクタ68を介してプ
ラグイン接続させることからこれらの光コネクタの変更
に応じても同様に装置背面側での作業となる。
【0032】本発明は、以上のような要求に対処可能と
なし操作性の改善された電子装置の提供をすることを課
題とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めの本発明の構成要旨とするところの第1の手段は、外
部側光ファイバと内部側光ファイバの光コネクタを接続
する光コネクタ接続部を平面視傾斜方向へ向けて装置前
面側に配置し、この光コネクタ接続部を並列支持するパ
ネルの一端側を水平方向へ回動可能に支持するとともに
外部側光ファイバならびに内部側光ファイバを回動中心
側にまとめるようにしてなる電子装置である。
【0034】この第1の手段によると、光コネクタ接続
部を平面視傾斜方向へ向けて配置することで光ファイバ
を含む装置の奥行き方向の実装スペースを大幅に短縮し
得る。また、光コネクタを並列支持するパネルを水平方
向に回動させることで、内部側光コネクタを装置前面の
空間に位置させることができるので、装置前面側から容
易に内部側光コネクタの着脱操作の作業をなし得る。
【0035】外部側光ファイバと内部側光ファイバとを
パネルの回動中心側にまとめることで、パネルの開閉の
回動に際して光ファイバに無理な引っ張りや圧縮の力が
作用することがきわめて少ないものとなる。内部側光フ
ァイバはバックボードに介してプラグイン接続させるの
ではなく、プリント板ユニットの前面で光コネクタによ
る着脱可能に接続させることから同様に作業が容易であ
る。
【0036】本発明第2の手段は、外部側光ファイバと
内部側光ファイバの光コネクタを接続する光コネクタ接
続部を平面視傾斜方向へ向けて複数を左右方向へ重畳す
るように装置前面側に配置し、この光コネクタ接続部を
支持するパネルの一端側を水平方向へ回動可能に支持す
るとともに外部側光ファイバならびに内部側光ファイバ
を回動中心側にまとめるようにしてなる電子装置であ
る。
【0037】この第2の手段によると、光コネクタ接続
部を平面視傾斜方向へ向けて複数を左右方向へ重畳する
よう高密度に配置することを可能とするにもかかわら
ず、光ファイバを含む装置の奥行き方向の実装スペース
を短縮するとともに大幅に実装密度を向上させることが
できる。光コネクタを並列支持するパネルを水平方向に
回動させることで、内部側光コネクタを装置前面の空間
に位置させることができるので、実装密度の高い内部側
光コネクタの着脱操作の作業を装置前面側から容易にな
し得る。
【0038】第1の手段同様に、外部側光ファイバと内
部側光ファイバとをパネルの回動中心側にまとめること
で、パネルの開閉の回動に際して光ファイバに無理な力
が作用することがほとんどない。本発明第3の手段は、
光コネクタ接続部に支持される光コネクタ接続器を側面
視で上下方向へ傾斜させることが、第1の手段または第
2の手段に付加される。
【0039】この第3の手段によると、光コネクタ接続
器を水平姿勢でなく、好ましくは前面側を下方側として
背面側を上方側に傾斜姿勢とすることで、内部側光コネ
クタと光ファイバとを空気案内手段に接することなく引
き回すことができるし、内部側光コネクタの着脱に際し
ても傾斜姿勢なことから作業が容易となる。上下方向に
複数の光コネクタ接続器を設ける場合には、上下の光コ
ネクタ接続器の傾斜角度に変化を与えることで、作業空
間を広げることが可能となりより一層作業を容易になし
得る。
【0040】本発明第4の手段は、光コネクタ接続部に
支持される光コネクタ接続器を支持部に対して傾動可能
に支持させることが、第1の手段ないし第3の手段のい
ずれかに付加される。この第4の手段によると、光コネ
クタ接続器は光コネクタ接続部に固定状態に支持される
のではなく、任意方向へ自在に傾動し得るように支持さ
れることから複数の光コネクタ接続器に対して、特定の
光コネクタ接続器に光コネクタを着脱する作業時に、他
の光コネクタを退避方向に傾動させることにより、作業
空間が得られ容易に操作することができる。取り付けが
固定されないことから光コネクタ接続器を光コネクタ接
続部に着脱することもきわめて容易に行なえる。
【0041】本発明第5の手段は、光コネクタ接続部を
支持するパネルの他端側をM字型の対向傾斜面と台形状
の傾斜面との組み合わせによる締め付け結合によって取
り付け固定させることが第2の手段に組み合わせ適用さ
れる。この第5の手段によると、単に平面どうしの接触
によって締め付け結合させることに比して、互いの対向
傾斜面に接する傾斜面どうしの接触であることから外力
の作用に対しても位置ずれなどを生じることなく長期に
わたっての強固かつ安定した結合状態が得られる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子装置につい
て、構成要旨にもとづいた好適な実施の形態につき、図
を参照しながら具体的詳細に説明する。なお、全図を通
じて同様箇所には理解を容易とするために便宜上、同一
符号を付して示すものとする。図1は、本発明電子装置
の要部平面図であり、図2に、その前面カバーを取り外
した状態の斜視図が示される。また、図3は、図1の図
示右側の側面図であり、図4は、図1の図示左側の側面
図、である。
【0043】図を参照して概略の構成を述べると、装置
架に取り付け固定される本体部91と、本体部91に一
端側を支持され水平方向前面側に回動可能な可動部92
とからなる。本体部91は、単独に示される図5の図
(a)の平面図と、図(b),図(c)の両側面図をも
参照すると、両側の側面板93,94と、この両側の側
面板93,94を連結するように取り付けられる空気案
内板95とからなり、側面板93,94の両外側にはL
形の取り付け金具96が対称に取り付けられており、上
面には前面カバー取り付け金具97が対称に設けられて
いる。前面カバー98はこの取り付け金具97の前端面
にワンタッチ式のファスナ99で着脱可能に取り付け固
定される。
【0044】右側面板93の内面側前端部に可動部92
を回動支持する蝶番101と、左側面板94の内面側前
端部に可動部92を固定する取り付け金具102と、が
取り付けられている。また、右側面板93の上面には可
動部92の回動位置を位置決め支持するステー103の
一端固定側が回動可能に取り付けられている。これらに
ついては詳細に後述する。
【0045】空気案内板95は前面側が両側の側面板9
3,94間の前面下端部から、背面上端部に到るように
傾斜しているが、その途中は図5の側面図によく示され
るよう補強のための折り曲げ部分が形成されており、下
部ユニットからの加熱された冷却用空気を装置背面側に
案内排出するように構成されている。可動部92は、単
独に示される図6の図(a)の平面図と、図(b),図
(c)の両側面図をも参照すると、本体部91の両側の
側面板93,94間におよぶ長さで上下面が背面方向に
折り曲げ形成され側面視コの字型で長方形のパネル10
5と、その前面下部に左右方向に長い溝形のケーブルダ
クト106と、パネル105の左右両端部に設けられる
側面板107,108と、前面側下部から背面側上部へ
向けて上昇傾斜し両側の側面板107,108に取り付
けられた光ファイバガイド板109と、からなる。
【0046】パネル105の図示右端部内面に本体部9
1と結合する蝶番101が取り付けられ、左端部内面に
本体部91に取り付け固定させる金具111および取り
付けねじ112が取り付けられている。パネル105の
正面側には長方形の角孔113が形成されており、この
角孔113の図示右端部分を光ファイバ挿通窓孔114
として、それよりも左側全部の領域を光コネクタ接続部
115を覗かせる窓孔116としてなる。
【0047】光ファイバガイド板109は前後方向の中
間部に左右方向に長い開口117が形成されており、背
面側には開口117に接するようにして左右方向に複数
の光ファイバホルダ118が並列して設けられている。
光ファイバホルダ118の背面側は光ファイバガイド1
19として形成されている。この光ファイバガイド11
9の図示右端部は前後方向の光ファイバ通路121とし
てパネル105の光ファイバ挿通窓孔114に連続して
おり、その上面には透明な合成樹脂板(図1および図2
に示される)122がワンタッチ式のファスナ123で
着脱可能に取り付けられている。
【0048】可動部92の背面側上部には左右端部に延
びるガイド金具124が取り付けられており、その上面
左右方向に長いガイド孔125が形成され、このガイド
孔125にステー103の先端部が係合され移動し得
る。可動部92の、左側の側面板108の側面下部と、
背面側下部の両端部と、には、下端面からわずかに突出
するように合成樹脂製のスライド部材126が取り付け
られている。
【0049】上記、本体部91と可動部92とを構成す
る各部の構成部材は、個々には記述しなかったが、機械
的強度と防錆性にすぐれた、たとえばステンレス鋼材か
ら製造される。全体の概略構成は以上のようであるが、
以下に各構成要素部分の、その特徴的構成内容と作用と
について図を参照しながら詳細に説明することとする。
まず、本体部91に対して可動部92を回動可能に支持
する蝶番101について図7を参照すると、図(a)に
組み立て状態の平面図、図(b)に分離状態が、示され
る。
【0050】蝶番101は、図8の図(a)の斜視図に
示されるように側面視コの字型の第1のブロック131
と、第1のブロック131のコの字の部分に嵌まり合う
第2のブロック132と、第1のブロック131と第2
のブロック132とを回動可能に結合する軸部材133
と、からなり、それぞれのブロックの側面にはねじ穴1
34が形成されてなる。
【0051】図7に示されるように、第1のブロック1
31を可動部92のパネル105の右端部の内面にねじ
135を座金136,137を介してねじ挿通孔に挿入
してねじ穴134にねじ込み締め付けて固定させる。第
2のブロック132を本体部91の右側の側面板93の
前端部の内面にねじ135を座金136,137を介し
てねじ挿通孔に挿入してねじ穴134にねじ込み締め付
けて固定させる。
【0052】蝶番101のブロックは機械的な精度と剛
性を維持させる必要上、亜鉛合金からなるダイカスト製
であり、ねじ135についても標準的な既製品でなくス
テンレス鋼材を切削加工して製したものである。ねじ1
35は、既製品の場合ねじを転造によって形成させるこ
とから頭部の首部分がねじ径よりも細く、かつ時間の経
過とともにねじ部がねじ挿通孔によって押しつぶされる
ように変形することで、蝶番101の取り付け面とパネ
ル105および側面板93の取り付け面に対して締め付
けの接触面が滑り傾くことが生じる。
【0053】そこで、図7の図(b)から明らかなよう
に、ねじ135の首部分を、パネル105および側面板
のねじ挿通孔に対して最小限度の隙間で嵌まり合うよう
に、ねじ部よりも僅かに大径に設定したものとしてい
る。このようにすることで上記したような変形にもとづ
く滑り移動することの不都合が生じることなく、長期に
わたっての信頼性が確保されるようにしている。
【0054】パネル105、すなわち可動部92は図7
の図(a)に実線で示される位置から、側面板93、す
なわち本体部91に対して矢印方向の二点鎖線に示され
る位置へ軸部材133を中心に回動し得る。蝶番101
は図8の図(a)の姿勢から図(b)に示される姿勢と
なる。図9は、本体部91の左側の側面板94に設けら
れる取り付け金具102と、可動部92のパネル105
に設けられる金具111と、の構成関係を説明する側面
図であり、図(a)は分離状態、図(b)は結合状態、
に示してある。
【0055】取り付け金具102は、側面板94への取
り付け部141と平面視でL形をなす取り付け面142
が形成され、この取り付け面142は図示されるような
台形状に折り曲げられて、両側が傾斜面143に形成さ
れている。台形状の中央面にはねじ孔144が設けられ
ている。そうして、側面板94にねじ145で強固に取
り付け固定されている。
【0056】金具111は、M字形の両脚部146がパ
ネル105の左端の内部面にリベット147で取り付け
固定されており、中央部の平坦面がパネル105の内面
に接触しており、それぞれに貫通孔148が形成されて
いる。M字形の傾斜面149は取り付け金具102の傾
斜面143に一致するように設定されている。パネル1
05の前面側から貫通孔148に嵌められる鍔付きブッ
シュ151は先端側に軸方向4箇所のスリット152と
先端周囲に係止鍔部153とが設けられており大径な鍔
部側の内部に雌ねじ154が形成されている。この鍔付
きブッシュは強度と適宜な弾性とを有する合成樹脂ある
いは、ばね性を有する金属でなり、パネル105の内面
側に配置されている係止リング155内径の大径部分1
56に係止鍔部153が嵌まり合って抜け止めされる。
【0057】このように鍔付きブッシュ151と係止リ
ング155とが組み合わせられた状態とし、取り付けね
じ112先端の首付きのねじ部157を雌ねじ154に
ねじ込むことにより、取り付けねじ112はパネル10
5に取り付けられた状態となり自由に抜け落ちることが
ないものとなる。この状態において、蝶番101を中心
にパネル105を回動させて金具111を取り付け金具
102に接するようにすることにより、取り付け金具1
02の傾斜面143に金具111の傾斜面149が一致
するように接するから、取り付けねじ112先端のねじ
部157を取り付け金具102のねじ孔144にねじ込
み締めつけることにより、傾斜面143,149どうし
の面接触による食いつくような作用、効果を生じ強固安
定な結合と位置決め状態とが得られる。
【0058】取り付け金具102および金具111は強
度と弾性とにすぐれた、たとえばステンレス鋼板からな
るので、その締めつけによる結合状態は一層安定したも
のとなる。前述したように、蝶番101ならびに、その
取り付け構造は強固かつ安定したものであるから、パネ
ル105の開閉による回動に応じての懸垂方向への移動
が少なく、したがって、金具111の取り付け金具10
2への接近に際しての格別な位置合わせを要することな
く位置決めがなされ、取り付け金具102と金具111
との締結による結合も安定かつ輸送などの移動に際して
の振動、衝撃に対して変化を生じることがないものとな
る。
【0059】図10は、パネル105に取り付けられる
ケーブルダクト106であり、図(a)に正面図、図
(b)に平面図、図(c)に側面図、にそれぞれ示して
ある。このケーブルダクト106は、側面視溝形であ
り、平坦な底面161と前面側壁面162と背面側壁面
163と背面側壁面163の上面が背面側に折り曲げ形
成された位置決め用の係合面164とからなる。
【0060】前面側壁面162は、背面側壁面163よ
りも左右方向の長さが短く、背面側壁面163よりも高
さを高く形成されている。背面側壁面163の右端部に
は、水平方向の切り欠き溝165が設けられており、左
端部は位置決め用の係合面164よりも高く延びてお
り、この面に右端部の切り欠き溝165と同様の切り欠
き溝166が設けられている。
【0061】また、底面161の図示右端部は下方へ折
り曲げ密着されることによる曲面となっている。このケ
ーブルダクト106はステンレス鋼板を加工形成された
ものである。図11は、ケーブルダクト106を可動部
92に取り付けることを説明する図であり、図(a)に
平面図、図(b)に正面図、として示してある。図示し
ていないが図(a)において図示左右方向の実線167
はパネル105の前面位置を示しており、図示右側の取
り付けねじ168は光ファイバガイド板109の前面側
をパネル105面と同一面に折り曲げた部分に設けたね
じ孔にねじ込ませた状態であり、図示左側の取り付けね
じ168はパネル105の面に設けたねじ孔にねじ込ま
せた状態が示されている。
【0062】図示のように取り付けねじ168は適宜わ
ずかに緩めた状態として、頭部169が面167から離
れた位置にしてある。図(b)に示されるようにケーブ
ルダクト106の背面側壁面163を面167に接する
ようにしてあてがう。このようにするには光ファイバガ
イド板109の下部前端面とパネル105の下端面との
間に形成された図示省略の隙間に位置決め用の係合面1
64をさし込むことにより上下方向の位置が決められる
とともに面接触させることができる。このとき、図示さ
れるように取り付けねじ168を避けた実線位置に設定
させることが肝要である。
【0063】ついで、ケーブルダクト106を図示右方
向に移動させ、二点鎖線に示される位置とすることによ
り、切り欠き溝165,166が取り付けねじ168の
頭部169と面167との間の首部に嵌まり合うから、
取り付けねじ168を手で回転させて締めつけることに
より固定状態に取り付けることができる。切り欠き溝1
65,166と取り付けねじ168との位置関係はこの
ように設定されている。
【0064】ケーブルダクト106を取り外す必要のあ
る場合には、取り付けねじ168を緩めてケーブルダク
ト106を図示左方向の実線位置に移動させることによ
り容易に取り外すことができる。以上の作業はケーブル
ダクト106の前面側壁面162の長さが両側の取り付
けねじ168の位置間隔よりも短く形成されていること
により、手による直接の作業を容易に行なうことが可能
である。
【0065】図12は、ステー103の構成を示す断面
図(a)と、平面図(b)である。ステー103は平面
視くの字形であるがここでは理解を容易とするために便
宜上直線形状に図示してあることを理解されたい。ステ
ー103は、本体部91の右側の側面板93上に取り付
けられる側が段付き形状の折り曲げ部171としてあ
り、その先端部の孔に所定高さの間隔管172を嵌め込
み、側面板93上のねじ孔にねじ173をねじ込んで締
めつけることにより、ねじ173の座金と側面板93の
上面との間に間隔が設けられステー103はねじ173
を中心として自在に回動し得る。
【0066】ステー103の反対側の先端部は上側に傾
斜するように曲げられて傾斜面174としてあり、その
水平部には細径な軸部175と先端の大径な鍔部176
と軸部175よりも大径で鍔部176よりも小径な係合
部177とからなる、平面視円形のスライダ178がね
じ179によって取り付け固定されている。図13の図
(a)は、可動部92の背面上部に取り付けられている
ガイド金具124の要部平面図であり左右方向に長いガ
イド孔125が示される。また、ガイド孔125にはス
テー103に取り付けられたスライダ178が示されて
いるが、ここではステー103を図示省略してある。ス
ライダ178についても軸部175を点線で、係合部1
77を実線で示し、鍔部176は図示省略してある。
【0067】図から明らかなように、ガイド孔125の
幅は、係合部177よりも狭く軸部175が丁度嵌まり
合う幅の長孔部181と、長孔部181の右端の円形孔
部182と左端の幅広な切り欠き部183とから構成さ
れ、円形孔部182はスライダ178の係合部177が
嵌まり込む大きさであり、切り欠き部183はスライダ
178の鍔部176が通過可能な大きさに設定されてい
る。
【0068】図13の図(a)の状態、すなわちガイド
孔125に対してスライダ178が位置している状態は
図1に示された状態であって、本体部91に可動部92
が収まっている状態である。つぎに、図13の図(b)
の状態はスライダ178が円形孔部182の部分に位置
した状態であって、この円形孔部182にスライダ17
8の係合部177がステー103の重量によって、図
(c)の断面図によく示されるように落ち込み嵌まり込
んだ状態となり、そのままではスライダ178、すなわ
ちステー103は傾斜面174を持って持ち上げない限
り長孔部181の部分に位置することができない状態と
なる。このことについては後述することとする。
【0069】スライダ178が図(a)の位置状態、す
なわち、図1に示される位置状態に組み立てられること
については、ステー103にスライダ178を取り付け
た状態として、切り欠き部183の位置から鍔部176
をガイド孔125内に嵌め込ませ、ついで、軸部175
を長孔部181内に移動させた状態で、折り曲げ部17
1の先端を側面板93上にねじ173で取り付け図12
の状態に固定させることにより組み立てることができ
る。このように組み立てられた後は、スライダ178は
図13の図(a)と図(b)に示される位置を移動する
のみであり、切り欠き部183の部分に位置することが
ないので外れることがない。これについても後述するこ
とから理解されよう。
【0070】図14は、可動部92のパネル105の角
孔113の右端部に構成される光ファイバ挿通窓孔11
4の部分を、図(a)の正面図、図(b)の側断面図、
に示したものであり、角孔113の上下部分と右側の側
面部分とに、U字形に形成した薄い板ばね材でなる保護
板185をリベット186で取り付けて構成している。
【0071】この保護板185は、金属または合成樹脂
からなり、リベット186で取り付けられている中間部
は図(c)の拡大断面図に示されるようにパネル105
の面とは離間しており、その弾性によって適宜な変形な
いしは移動が可能であることから、この内部に挿通され
る光ファイバの被覆面に傷を付けたり急激な曲げが生じ
ることのないように保護し得るものである。
【0072】図15は、可動部92の光ファイバガイド
板109の開口117端部に取り付けられる光ファイバ
ホルダ118の部分の正面図が示される。光ファイバガ
イド板109には、その面から直立するようにホルダ取
り付け板191が取り付けられ図示されるような切り欠
き192が並列して形成され、隣接する領域の直立片1
93の先端部分は折り返されて板の先端部分が丸められ
ている。
【0073】この切り欠き192に、図示されるような
合成樹脂成型品でなる光ファイバホルダ118の平行す
る両外側の溝が嵌め込まれて抜け止めされ、上部の可動
片194が実線位置に示される閉鎖位置と二点鎖線に示
される解放位置とに弾性によって移動可能であり、閉鎖
位置において突起195が係合して自然には解放位置と
ならないように閉鎖姿勢が維持される。なお、図15に
おいては、説明の都合上光ファイバホルダ118が1箇
所にのみ取り付けられた状態を示しているが、実際には
図1に示されるように並列して取り付けられるものであ
る。
【0074】図16は、可動部92の、左側の側面板1
08の側面下部と、背面側下部の両端部と、に取り付け
られているスライド部材126を、図(a)の正面図、
図(b)の側断面図、に示してある。このスライド部材
126は、図示のように長方形板をなす合成樹脂成型品
でなり、側面板108の側面および光ファイバガイド板
109の背面両端部分にリベット196によって取り付
け固定されており、図(b)の側断面に示されるように
本体部91の空気案内板95の傾斜面とは、側面板10
8と光ファイバガイド板109の底面とは、わずかな間
隔を隔てるように位置決め設定されて、スライド部材1
26が空気案内板95の傾斜面と接触している。
【0075】スライド部材126をこのようにして設け
たことにより、可動部92が本体部に収容された状態で
可動部92の金属面でなる底面が空気案内板95の面と
直接接触することなく、可動部92が空気案内板95面
上に安定状態に支持されるので、金属面どうしの接触に
よる、可動部92の収容あるいは解放位置への回動移動
に際しての傷つきや摺動音、輸送時の振動などに対する
保護がなされる。
【0076】図17は、可動部92のパネル105の窓
孔116の部分に覗かされる光コネクタ接続部115を
構成する光コネクタ接続器を取り付ける取り付け金具2
01であり、図(a)に側面図、図(b)に正面図、図
(c)に平面図、として示してある。取り付け金具20
1は上下に平行する取り付け面202,203と、前面
側に上下2箇所の光コネクタ接続器を取り付ける接続器
取り付け面204,205と、からなり、接続器取り付
け面204,205は、取り付け面202,203の面
に直角な垂直線とは所定角度でもって前面が下方向を向
くように傾斜しており、上側の接続器取り付け面204
よりも下側の接続器取り付け面205の方が傾き角度を
大きく設定されている。
【0077】また、これらの接続器取り付け面204,
205には角孔206が形成されている。取り付け面2
02,203には、上側に2箇所、下側に1箇所の取り
付け孔207も形成されている。この取り付け金具20
1の角孔206に前面側から、図24で説明の光コネク
タ接続器7を板ばね12側から挿入させることにより、
図18に示されるように嵌め込ませることができる。
【0078】この状態は、角孔206の内部周囲の間と
光コネクタ接続器7の外側ハウジング8の周囲との間に
適宜な隙間が設けられ、フランジ部13を接続器取り付
け面204,205の前面に密着状態に接触させると、
板ばね12の先端部分と接続器取り付け面204,20
5の背面側との間にも適宜間隔が設けられるような板厚
さに設定されている。
【0079】このようであるから、図18の下側の接続
器取り付け面205に嵌め込まれた光コネクタ接続器7
のように、フランジ部13の下端部が接続器取り付け面
205の前面に接触し、上側の板ばね12の先端部分が
接続器取り付け面205の背面に接触するようになっ
て、フランジ部13の面と接続器取り付け面205との
間に傾斜した隙間が生じる。このようなことは光コネク
タ接続器7の重量が前面側を下げるように働くことから
であって、結果として接続器取り付け面205の傾き角
度よりも光コネクタ接続器7の傾き角度の方が大きく傾
くことになるのである。
【0080】光コネクタ接続器7の前面側を持ち上げる
ことにより、フランジ部13の上側の端部が接続器取り
付け面205の前面に接触するとともに、下側の板ばね
12の先端部分が接続器取り付け面205の背面に接触
するようになり、図示状態と逆転した姿勢が得られる。
つまり光コネクタ接続器7は接続器取り付け面205の
面に対して上下方向へ任意自在に傾かせることが可能な
ことである。
【0081】このようなことは、上側の接続器取り付け
面204と光コネクタ接続器7との関係についても同様
であり、実線位置に示される自然な姿勢と二点鎖線に示
される持ち上げられた状態姿勢とに示してあるようであ
り、その傾き角度は一点鎖線に示される中心線と二点鎖
線に示される中心線とに示されるような角度範囲を傾か
せることができることを示している。
【0082】以上のことは、角孔206と光コネクタ接
続器7の外部ハウジング8との間の隙間による上下方向
の傾斜が可変であることについて説明したが、水平方向
の角度が可変し得ることについて、図19の平面視断面
図を参照して説明すると、まず、図(a)によると、角
孔206の図示左端部内面に外部ハウジング8の面が接
触し、外部ハウジング8の内部先端が取り付け金具20
1の側面に接するとともに、板ばね12の先端部分が下
側の接続器取り付け面205の背面に接して傾斜位置が
決められており、その傾斜角度が中心線で示される範囲
であることが理解される。
【0083】つぎに、図(b)によると、下側の接続器
取り付け面205の前面にフランジ部13の図示右端部
が接触し、外部ハウジング8の図示左端面が角孔206
の内面に接するとともに、板ばね12の先端部分が接続
器取り付け面205の背面に接して傾斜位置が決めら
れ、その傾斜角度が中心線で示される範囲である。つま
り、図(a)に示される範囲から図(b)に示される範
囲内を任意自在に傾斜可能であるが、これは手によって
傾斜し得ることを意味しており、手を離すと水平方向の
中心位置となり図18で説明した下側の接続器取り付け
面205の状態の安定姿勢になるものである。
【0084】このように光コネクタ接続器7は上下左右
方向へ傾斜移動し得るように構成されているが、図25
で説明のように光コネクタ接続器7の両側に光コネクタ
1を接続させた状態においても同様なことは、あえて説
明するまでもなく容易に理解されようことから図示なら
びに説明を省略することとする。図18に示されるよう
に、取り付け金具201に光コネクタ接続器7を取り付
けた状態の光コネクタ接続部115を、多数並列させて
取り付け金具201の上側の取り付け面202と下側の
取り付け面202とをパネル105の上下の平行する内
面に嵌め合わせて、取り付け孔207を介してリベット
で取り付け結合させることにより、図2に示されるよう
に構成される。図2に示される状態は光コネクタ接続器
7の前面側がパネル105の窓孔116から前面側に覗
いている状態が示されている。
【0085】図20は、可動部92を本体部91に対し
て蝶番101を中心にして前面側に回動させた状態の斜
視図が示されており、ステー103の先端部のスライダ
178がガイド金具124の長孔部181に沿ってスラ
イド移動し、図13の図(b)ならびに図(c)の状態
位置に到って位置決めされている。すなわち、スライダ
178の係合部177がガイド金具124の円形孔部1
82に嵌まり込んだ状態となり、可動部92が図示解放
位置に位置決めされた状態となり、自然には収容方向に
回動し得ない。
【0086】可動部92を本体部91に回動収容させる
には、ステー103先端の傾斜面174を持ち上げるこ
とによりスライダ178の係合部177がガイド金具1
24の円形孔部182から外れて鍔部176がガイド金
具124の下面に接触するから、そのままの状態で可動
部92を収容方向に回動させることで軸部175がガイ
ド金具124の長孔部181に入り込み係合状態が解放
されるので、図13の図(a)の収容方向にスライド移
動し回動させることができる。
【0087】図21は、図2,図6に状態に対して光コ
ネクタ接続部115の光コネクタ接続器7の内外両側に
光コネクタ1を挿入接続させた状態を、パネル105の
上側の折り曲げ面を破断除去した状態に示した可動部9
2の平面図である。光コネクタ接続部115である取り
付け金具201は整然と斜め方向に傾斜並列状態に重畳
してパネル105に取り付けられていることがよく示さ
れており、外部側光コネクタ1Aの光ファイバ6Aは外
側のケーブルダクト106内に収容されて可動部92の
回動中心方向にまとめられるようになっている。
【0088】内部側光コネクタ1Bの光ファイバ6B
は、可動部92背面側の複数の光ファイバホルダ118
に配分保持され、光ファイバガイド板109の光ファイ
バガイド119にそって右端部の光ファイバ通路121
を通り、やはり可動部92の回動中心方向である光ファ
イバ挿通窓孔114から外部にまとめられるようになっ
ている。
【0089】図からも明らかなように、外部側光ファイ
バ6A、内部側光ファイバ6Bのいずれもが光コネクタ
接続部115が左右方向へ傾斜配置されたことで緩やか
な曲げ形状で彎曲されており、光ファイバを含む装置の
奥行き方向の実装スペースを大幅に無理なく短縮してい
る。外部側光コネクタ1Aの着脱操作は正面側から容易
に操作することができ、内部側光コネクタ1Bについて
は、可動部92を図20の状態の解放位置とすることに
より装置外部の空間位置とすることで、可動部92の背
面側から容易に操作可能となる。すなわち、上面側につ
いては上部空間から、ならびに下面側については背後の
光ファイバガイド板109の下方向の開口117から手
指を挿入して操作可能である。
【0090】とくに、図18で説明のように光コネクタ
接続器7を上下方向に傾斜させたことにより、外部側光
ファイバ6Aがケーブルダクト106内に案内されるよ
うであり、内部側光ファイバ6Bについては背面側が上
昇方向に傾斜案内されることで、光ファイバガイド板1
09の傾斜面に添って光ファイバホルダ118に無理な
く収容保持させることができる。
【0091】光コネクタ接続部115の取り付け金具2
01である上側の接続器取り付け面204と、下側の接
続器取り付け面205との傾斜角度を図18で説明のよ
うに異ならせたことによって、外部側光コネクタ1Aの
着脱操作が容易であり、さらには、図18、図19で説
明のようにそれぞれの光コネクタ接続器7が上下左右方
向に傾動自在なことから、内外ともにその隣接する光コ
ネクタ操作の作業空間が拡げられることとなり、その作
業性は一層良好なものとなる。
【0092】図21において、外部側光ファイバ6Aな
らびに内部側光ファイバ6Bが多数本まとめられるので
あるが、図では1本にして示しているのは説明の都合上
図示煩雑となることからであって実際には図22に示さ
れるように多数本であることを理解されたい。図22に
示されるように、多数本の外部側光ファイバ6Aは装置
上部側から導入され、内部側光ファイバ6Bは装置の下
方側へ導かれるようになっている。このようであっても
可動部92の回動中心近傍に位置していることから、可
動部92の回動にともなっての光ファイバ6への影響は
ほとんどない。
【0093】内部側光ファイバ6Bの通路である光ファ
イバ通路に配置される光ファイバが浮き上がったりする
のを防止する透明な合成樹脂板122は、ファスナ12
3によって容易に着脱し得ることから、光ファイバの交
換や増設などに即座に対応し得る。外部側光ファイバ6
Aを支持ガイドするケーブルダクト106についても、
光コネクタ1Aの着脱作業に応じて容易に着脱し得るの
で、外部側光コネクタ1Aの着脱が容易に行なえる。
【0094】内部側光ファイバ6Bは、従来が装置の背
面側へ導かれてバックボードを介してプラグイン接続さ
れるようにしていたが、本発明では各プラグインユニッ
トの正面側から個々にコネクタ接続するようにしたこと
により、光ファイバの変更や増設に応じて装置背面での
作業を要することなく、前面側からすべて作業すること
を可能とした。光コネクタの種類の変更に応じても、光
コネクタ接続器7の板ばね12の拡がりを適当な工具ま
たは操作用具によって縮小させることにより取り付け金
具201から取り外すことが容易であり、取り付けにつ
いても挿入させるのみで可能なことである。このような
ことは、図26、図27で説明の光コネクタ接続器、あ
るいは、その他の光コネクタ接続器などについて実施可
能なことである。
【0095】本発明は、従来が下部の装置本体部分と一
体であったことをユニット化し、下部の構成が変化し得
る装置本体ユニット部と組み合わせることで電子装置を
構成する構成要素としたことについても特徴をそなえ
る。 (付記1) 外部側光ファイバと内部側光ファイバの光
コネクタを接続する光コネクタ接続部を平面視傾斜方向
へ向けて装置前面側に配置し、上記光コネクタ接続部を
並列支持するパネルの一端側を水平方向へ回動可能に支
持するとともに外部側光ファイバならびに内部側光ファ
イバを回動中心側にまとめるようにしてなることを特徴
とする電子装置。 (付記2) 外部側光ファイバと内部側光ファイバの光
コネクタを接続する光コネクタ接続部を平面視傾斜方向
へ向けて複数を左右方向へ重畳するように装置前面側に
配置し、上記光コネクタ接続部を支持するパネルの一端
側を水平方向へ回動可能に支持するとともに外部側光フ
ァイバならびに内部側光ファイバを回動中心側にまとめ
るようにしてなることを特徴とする電子装置。 (付記3) 光コネクタ接続部に支持される光コネクタ
接続器を側面視上下方向へ傾斜させてなることを特徴と
する付記1または付記2に記載の電子装置。
【0096】(付記4) 光コネクタ接続部に支持され
る光コネクタ接続器を支持部に対して傾動可能に支持さ
せてなることを特徴とする付記1ないし付記3のいずれ
かに記載の電子装置。 (付記5) 光コネクタ接続部を支持するパネルの他端
側をM字型の対向傾斜面と台形状の傾斜面との組み合わ
せによる締めつけ結合によって取り付け固定させるよう
にしてなることを特徴とする付記2に記載の電子装置。 (付記6) 光コネクタ接続部の傾斜方向は外部側光フ
ァイバが回動中心方向へガイドされる方向であり、内部
側光ファイバは折り曲げ彎曲され可動側背面の光ファイ
バガイドを経由して回動中心方向へガイドされることを
特徴とする付記1または付記2に記載の電子装置。
【0097】(付記7) 光コネクタ接続部に支持され
る光コネクタ接続器を上下方向へ複数取り付けるととも
に上下の光コネクタ接続器の上下方向の傾き角度を異な
らせてなることを特徴とする付記1ないし付記4のいず
れかに記載の電子装置。 (付記8) 光コネクタ接続部の背面側の光ファイバガ
イド板に設けられる背面側の光ファイバガイドの中間部
に開口を設けたことを特徴とする付記7に記載の電子装
置。
【0098】
【発明の効果】以上、詳細に説明のように本発明電子装
置によると、光コネクタ接続部を平面視傾斜方向へ向け
て配置すること、さらには、単に配置するにとどまら
ず、光コネクタ接続部を平面視傾斜方向へ向けて複数を
左右方向へ重畳するよう高密度に配置することを可能と
することも含むことにより、装置の奥行き方向の実装ス
ペースを大幅に短縮し得るのみならず、光コネクタ接続
部を並列支持するパネルを水平方向に回動させることに
よって内部側光コネクタを装置前面の空間に位置させる
ことができ、装置前面側から内部側光コネクタの着脱操
作の作業を容易に行なえる。
【0099】外部側光ファイバと内部側光ファイバとを
パネルの回動中心側にまとめることで、パネルの開閉の
回動に際して光ファイバに無理な力の作用することがき
わめて少なくなる。光コネクタ接続部に支持される光コ
ネクタ接続器を側面視上下方向へ傾斜させること、好ま
しくは前面側を下方側に向け背面側を上方側の傾斜姿勢
とすることで、背面側に空気案内手段を設けることを可
能とし、内部側光コネクタと光ファイバを空気案内手段
に接することなく引き回すことができ、内部側光コネク
タの着脱に際しても傾斜姿勢であるから装置外部空間で
の作業を容易に行なえる。
【0100】上下方向に複数の光コネクタ接続器を設け
る場合には、上下の光コネクタ接続器の傾斜角度に変化
を持たせることで作業空間を拡げることが可能なことか
ら、より一層作業が容易となる。光コネクタ接続部に支
持される光コネクタ接続器を支持部に対して任意方向へ
自在に傾動可能に支持させることで、複数の光コネクタ
接続器に対して特定の光コネクタの着脱作業時に周囲の
光コネクタを退避方向に傾動させて作業空間を拡げ作業
を容易に行なえる。傾動可能とすることは取り付けが固
定されないので、光コネクタを光コネクタ接続部に着脱
することも容易である。
【0101】光コネクタを支持する可動部の回動パネル
の他端側をM字型の対向傾斜面と、固定側の本体部の台
形状の傾斜面との組み合わせによる締めつけ結合によっ
て取り付け固定させることで、単に平面どうしの接触締
めつけ結合に比して、互いの対向傾斜面どうしの接触で
あることから位置決めならびに長期にわたっての強固か
つ安定した結合状態が得られる。
【0102】以上のようであって、本発明電子装置によ
ると実用上のすぐれた効果はきわめて顕著なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電子装置の要部平面図である。
【図2】図1の前面カバーを取り外した状態の斜視図で
ある。
【図3】図1の図示右側の側面図である。
【図4】図1の図示左側の側面図である。
【図5】本体部の平面図と両側面図である。
【図6】可動部の平面図と両側面図である。
【図7】蝶番の取り付け組み立て図と分離状態の平面図
である。
【図8】蝶番の斜視図である。
【図9】本体部と可動部とを結合固定する取り付け金具
と金具との説明図である。
【図10】ケーブルダクトの三面図である。
【図11】ケーブルダクトを可動部に取り付けることの
説明図である。
【図12】ステーの構成を説明する断面図と平面図であ
る。
【図13】ステーとガイド金具との位置関係説明図であ
る。
【図14】パネルに構成される光ファイバ挿通窓孔の構
成説明図である。
【図15】可動部の光ファイバガイド板に設けられる光
ファイバホルダの説明図である。
【図16】可動部の周囲に設けられるスライド部材の説
明図である。
【図17】光コネクタ接続器を取り付ける取り付け金具
の三面図である。
【図18】取り付け金具に光コネクタ接続器を取り付け
た状態の説明図(その1)である。
【図19】取り付け金具に光コネクタ接続器を取り付け
た状態の説明図(その2)である。
【図20】可動部を本体部に対して前面側に回動位置さ
せた状態の斜視図である。
【図21】光コネクタ接続部に光コネクタを接続させた
状態の平面図である。
【図22】本体部を含む図21の斜視図である。
【図23】SC型の光コネクタの側面図および正面図で
ある。
【図24】SC型の光コネクタ接続器の断面図と側面図
および正面図である。
【図25】光コネクタ接続器の一方にSC型の光コネク
タを挿入させた状態である。
【図26】SC型の光コネクタとFC型の光コネクタと
を接続させる光コネクタ接続器である。
【図27】SC型の光コネクタとST型の光コネクタと
を接続させる光コネクタ接続器である。
【図28】光多重通信装置の外観正面図および側面図で
ある。
【図29】図28の光多重通信装置の前面カバーを取り
外した状態の正面図である。
【図30】図29のプリント板ユニットを取り出した状
態の正面図である。
【図31】図28の背面側光ファイバカバーを取り外し
た状態の側面図である。
【図32】図29の正面側上部からみた斜視図である。
【図33】図32の要部平面図である。
【図34】光コネクタ接続部を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 SC型の光コネクタ 1A 外部側光コネクタ 1B 内部側光コネクタ 2 ハウジング 3 フェルール 4 円筒部 5 突起 6 光ファイバ 6A 外部側光ファイバ 6B 内部側光ファイバ 7 光コネクタ接続器 8 外部ハウジング 9 内部ハウジング 11 割りスリーブ 12 板ばね 13 フランジ部 14 切り欠き溝 15 係止爪 16 係止用突起 17 光コネクタ接続器 18 ねじ部 19 FC型の光コネクタ 21 リングナット 23 光コネクタ接続器 24 突起 25 ST型の光コネクタ 26 螺旋溝 31 光多重通信装置 32 本体部分 33 前面カバー 34 光ファイバカバー 35 取り付け金具 36 通気孔 37 空気案内手段 38 第1の送風ユニット 39 第1のプリント板ユニット実装領域 41 第2の送風ユニット 42 第2のプリント板ユニット実装領域 43 光コネクタ接続部 44 光ファイバ通路 45 受信光増幅部 46 第1の受信光ブースタ 47 第2の受信光ブースタ 48 送信光増幅部 49 第1の送信光ブースタ 51 第2の送信光ブースタ 52 制御部 55 光波長分離部 56 第1の分離光波長レベル調整部 57 第2の分離光波長レベル調整部 58 光波長多重部 59 第1の多重光波長レベル調整部 61 第2の多重光波長レベル調整部 62 第1のスペクトルアナライザ 63 第2のスペクトルアナライザ 64 制御部 65 電源部 67 バックボード 68 バックボード側光コネクタ 69 バックボード側電気コネクタ 71 取り付け金具 72 通気孔 73 天井板 74 支柱 75 右側の側面板 76 左側の側面板 77 孔 81 ねじ 82 底面 83 取り付け面 91 本体部 92 可動部 93 右側の側面板 94 左側の側面板 95 空気案内板 96 取り付け金具 97 前面カバー取り付け金具 98 前面カバー 99 ファスナ 101 蝶番 102 取り付け金具 103 ステー 105 パネル 106 ケーブルダクト 107 右側の側面板 108 左側の側面板 109 光ファイバガイド板 111 金具 112 取り付けねじ 113 長方形の角孔 114 光ファイバ挿通窓孔 115 光コネクタ接続部 116 窓孔 117 開口 118 光ファイバホルダ 119 光ファイバガイド 121 光ファイバ通路 122 合成樹脂板 123 ファスナ 124 ガイド金具 125 ガイド孔 126 スライド部材 131 第1のブロック 132 第2のブロック 133 軸部材 134 ねじ穴 135 ねじ 136,137 座金 141 取り付け部 142 取り付け面 143 傾斜面 144 ねじ孔 145 ねじ 146 両脚部 147 リベット 148 貫通孔 149 傾斜面 151 鍔付きブッシュ 152 スリット 153 係止鍔部 154 雌ねじ 155 係止リング 156 大径部分 157 ねじ部 161 底面 162 前面側壁面 163 背面側壁面 164 位置決め用の係合面 165,166 切り欠き溝 167 パネルの前面位置を示す面 168 取り付けねじ 169 頭部 171 折り曲げ部 172 間隔管 173 ねじ 174 傾斜面 175 軸部 176 鍔部 177 係合部 178 スライダ 179 ねじ 181 長孔部 182 円形孔部 183 切り欠き部 185 保護板 186 リベット 191 ホルダ取り付け板 192 切り欠き 193 直立片 194 可動片 195 突起 196 リベット 201 取り付け金具 202 上側の取り付け面 203 下側の取り付け面 204 上側の接続器取り付け面 205 下側の接続器取り付け面 206 角孔 207 取り付け孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤村 満男 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 片桐 宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 津々見 謙二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H038 CA38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部側光ファイバと内部側光ファイバの
    光コネクタを接続する光コネクタ接続部を平面視傾斜方
    向へ向けて装置前面側に配置し、上記光コネクタ接続部
    を並列支持するパネルの一端側を水平方向へ回動可能に
    支持するとともに外部側光ファイバならびに内部側光フ
    ァイバを回動中心側にまとめるようにしてなることを特
    徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 外部側光ファイバと内部側光ファイバの
    光コネクタを接続する光コネクタ接続部を平面視傾斜方
    向へ向けて複数を左右方向へ重畳するように装置前面側
    に配置し、上記光コネクタ接続部を支持するパネルの一
    端側を水平方向へ回動可能に支持するとともに外部側光
    ファイバならびに内部側光ファイバを回動中心側にまと
    めるようにしてなることを特徴とする電子装置。
  3. 【請求項3】 光コネクタ接続部に支持される光コネク
    タ接続器を側面視上下方向へ傾斜させてなることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 光コネクタ接続部に支持される光コネク
    タ接続器を支持部に対して傾動可能に支持させてなるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の電子装置。
  5. 【請求項5】 光コネクタ接続部を支持するパネルの他
    端側をM字型の対向傾斜面と台形状の傾斜面との組み合
    わせによる締め付け結合によって取り付け固定させるよ
    うにしてなることを特徴とする請求項2に記載の電子装
    置。
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