JP4485073B2 - 車両用バックミラー - Google Patents

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Description

(技術分野)
本発明は、車両用バックミラー及びその角度調整装置に関し、特に運転者が車両の進行方向に対して車両の側後方の事物を1:1倍率(Unit Magnification)で正確かつ容易に視認することができるようにすると共に、運転者の身体条件によってバックミラーの角度を自動または手動で便利に適宜調整できるようにした車両用バックミラー及びその角度調整装置に関する。
【0001】
(背景技術)
一般に、車両には運転者が車両の進行方向に対して左、右サイドの道路の後方を視認できるように、運転席及び運転補助席側において車両の前方サイドの窓枠に一対のバックミラー(Sideview Mirror)が車体外部に設けられている。
【0002】
従来の車両用バックミラーは、殆ど平面に近い反射面を有する“平面反射鏡”タイプであり、車両の外部の前方に車体の前後方向の軸線に対して横に突設されており、このため空気抵抗を誘発させるようになる。
【0003】
このような空気抵抗は車両の燃料消費を増加させ、それによる大気の汚染を発生させている。
また、このような平面反射鏡タイプのバックミラーは、車両の側後方の観察角度が比較的小さいだけでなく(約20°以内)、雪または雨が降る場合、平面反射鏡の表面に水滴、湿気または霜が接触または凝結して後方観察が容易でないという問題があった。
【0004】
また、自動車の夜間走行の時、後続車両のヘッドライトの明かりがバックミラーの反射鏡に直接反射され(反射率約50%)、運転者の視野の妨げとなるので、夜間運行時の安全性を阻害するなどの問題があった。
【0005】
このような問題点に鑑み、車両の外部に突出される突出長を減らすことができ、後方視認の角度を増大させ得るように、光学的要素を利用したバックミラーがPCT出願番号WO96/31365及び米国特許番号US5,559,640にそれぞれ開示されている。
【0006】
先ず、前記PCT出願番号WO96/31365は、その明細書及び図面に開示したように、2つの反射鏡を有し、4つのレンズで構成されたバックミラーを通じて運転者が車両の側後方の事物を視認することができるようにした。
【0007】
しかし、前記PCT出願番号WO96/31365は、4つのレンズを上下にそれぞれ配置し、その各レンズ間に2つの反射鏡を配置するようにしているので、車両の振動により、前記各レンズ及び反射鏡を通じて通過し反射される光の光軸線を一致させることが容易でないのみならず、運転者が最終的に車両の側後方を観察する対眼レンズ(スクリーンレンズ)を車両のいわゆる“Aピラー”の下部領域に設けるようになっているので、構成及び設置が複雑であるという問題点があった。
【0008】
また、前記PCT出願による構成では、遠近物体を同時に捕捉し難く、更に後方の事物が1:1単位倍率で見ることができるようにする設計が困難であって、殆ど実用化できない実情である。
【0009】
一方、前記米国特許番号US5,559,640による車両用バックミラーは、その明細書及び図面に開示したように、車両の外部に比較的小さい凸面鏡を配置し、その凸面鏡と運転者が眺める凸レンズとの間に、前記凸面鏡から反射された像が拡大反射されて前記凸面鏡に反射される拡大鏡が設けられ、車両の側後方を観察することができるようにしたものである。
【0010】
しかし、前記米国特許による車両用バックミラーは、運転者の眼に拡大鏡の像が上下及び左右方向に非常に歪んで見えるので、車両用バックミラーとしての機能を十分に遂行することができないという問題点があった。
【0011】
従って、このような従来の問題点を解決することができるようにした“車両用バックミラー”が本出願人により大韓民国実用新案公報第76588号および米国特許公報US5,264,962号に開示されている。
【0012】
上記本出願人による前記車両用バックミラーは、2つのレンズ群、即ち対物レンズ系と、対眼レンズ系、そしてこれらの間に介在される1つの平面反射鏡を含んで構成されており、車両の側後方に対する比較的広い視界角と相対的に短い光軸距離を有し、後方領域を容易に観察することができる。
【0013】
ところが、このような上記本出願人による車両用バックミラーにおいては、対物レンズ系に入射されて対眼レンズ系を通過した像が1:1倍率(Unit Magnification)を有することが容易でなく、特に運転席側に隣接設置されるハウジングは運転者の視線と対眼レンズ系の軸線とを一致させることが容易でなかったという問題点があった。
【0014】
(解決しようとする技術的課題)
従って、本発明の目的は、運転者が車両の進行方向に対して車両の側後方の事物を1:1単位倍率で正確かつ容易に視認することができるようにすると共に、運転者の身体条件によってバックミラーの角度を自動または手動で便利に適宜調整できるように車両用バックミラー及びその角度調整装置を提供することにある。
【0015】
(発明の開示)
前記の本発明の目的を達成するための車両用バックミラーは、一側に形成された開口が車両の外側後方領域を向いており、他側に形成された開口が前記車両の内側に配置されるように前記車両の運転席の前方領域に連結されるハウジングと、前記車両の外側後方領域から通過した光が収束されるように屈折させる少なくとも一つの対物レンズと、前記対物レンズを通過した光を前記車両の内側に反射させ得るように、前記ハウジング内で前記対物レンズの焦点距離以内に所定角度をなして配置され、前記対物レンズの水平中心線の上側に通過した光を反射する上側反射部と、前記上側反射部との内角が相互直角を成して相互間の接線が前記対物レンズの水平中心線に対応するように前記上側反射部の下側に配置され、前記対物レンズの水平中心線の下側を通過した光を反射する下側反射部とを有する対物レンズ系と、前記対物レンズの焦点距離以後に配置され、前記上側反射部及び下側反射部により反射された光を前記ハウジングの内側開口領域に反射する第3反射部と、前記ハウジングの内側の開口領域に結合される少なくとも一つの対眼レンズを有し、前記第3反射部により反射された光を1:1倍率及び所定の単位倍率のいずれか一つの倍率を有する像が形成されるように拡大屈折させることによって、アフォーカル光学系を形成する対眼レンズ系とを含む。
【0016】
前記対物レンズと上側反射部及び下側反射部は、相互一体に形成されたアミシタイプのプリズムである。
前記第3反射部は、平面反射鏡である。
【0017】
前記第3反射部及び前記対眼レンズは、相互一体に形成されている。
前記第3反射部は、プリズムである。
前記対眼レンズは、前記ハウジングの内側の開口領域に配置される平凸レンズと、前記平凸レンズと前記第3反射部との間に配置される凹凸レンズとで構成されている。
【0018】
前記ハウジングは、一端に形成された球面部が前記車両の内側に挿通して結合される外管部と、前記球面に対してピボットできるように結合される内管部とで構成されている。
【0019】
前記外管部の周りにはその外管部の周りを取り囲むように結合され、一側に空気流入口が形成されている外部ダクトと、前記空気流入口を通じて前記外部ダクト内に流入された空気を前記対物レンズの表面に導く第1噴気管とを更に含む。
【0020】
前記内管部の周りにはその内管部の周りを取り囲むように結合され、一端が前記外部ダクトと相互連通される内部ダクトと、前記空気流入口を通じて流入された空気を前記ハウジングの開口領域に配置されている対眼レンズの表面に導く第2噴気管とを更に含む。
【0021】
前記車両用バックミラーは、更に前記空気流入口を通じて流入された空気の流路中に配置されて前記空気を加熱する加熱手段を含む。
前記車両用バックミラーは、更に前記外部ダクト内に配置され、外部からの空気を前記空気流入口を通じて前記外部ダクト内に流入されるようにする送風機を含む。
【0022】
前記の本発明の他の目的を達成するための車両用バックミラーの自動角度調整装置は、運転席及び助手席のドアパネル内にその一端部が回動自在に装着され、バックミラーハウジングの内管部を連通させるオート駆動ボックスと;前記オート駆動ボックスの内部に装着され、前記ハウジングの内管部の水平/垂直角度自動調節時に動力を伝達するために駆動する駆動源と;前記駆動源の駆動力により前記ハウジング内管部の角度の水平調節時に駆動する水平駆動部と;前記駆動源の駆動力により前記ハウジング内管部の角度の垂直調節時に駆動する垂直駆動部と;前記水平及び垂直駆動部の間に伝達される動力を選択的に断続するための一つ以上の中継ギアを有するクラッチ部とで構成される。
【0023】
前記水平駆動部は、駆動源であるモータのモータ軸の末端に設置され、モータ軸から伝達された回転力により回転する駆動ギアと;前記駆動ギアと複数の減速ギア及びクラッチ部を通じて伝達された回転力によりハウジングの内管部の水平角度を調節するために回転する水平動力伝達ギアと;前記水平動力伝達ギアとドアパネルに設けられた水平ラックギアとの間に噛み合うように設置され、前記水平動力伝達ギアから回転力が伝達され、水平ラックギアに沿って移動してハウジングの内管部の角度を水平方向に調節するために回転する水平調整ギアとで構成される。
【0024】
前記垂直駆動部は、前記駆動源であるモータのモータ軸の末端に設置され、モータ軸から伝達された回転力により回転する駆動ギアと;前記駆動ギアと複数の減速ギア及びクラッチ部を通じて伝達された回転力によりハウジングの内管部の垂直角度を調節するために回転する垂直動力伝達ギアと;前記垂直動力伝達ギアの中央に設置され、垂直動力伝達ギアから伝達された回転力により回転する垂直回転軸と;前記ハウジングの内管部に設置される連結部材の下端中央にその上端部がヒンジ結合され、内部に垂直回転軸が貫通して噛み合うガイドリングが固定され、垂直回転軸の回転により前記ハウジングの内管部を上昇及び下降させる垂直調整部材とで構成される。
【0025】
前記クラッチ部は、前記水平動力伝達ギアと垂直動力伝達ギアとの間に回動自在に設置される動力変換リンクと;前記動力変換リンクの上部の一側に設置され、前記減速ギアと噛み合うように設置され、伝達された回転力により前記動力変換リンクを回動するようにする第1中継ギアと;前記第1中継ギアと噛み合うように前記動力変換リンクの上部の他側に設置され、その動力変換リンクの回動により水平動力伝達ギア及び垂直動力伝達ギアに選択的に噛み合う第2中継ギアと;前記動力変換リンクの端部に形成されるガイド長孔にその一端が結合され、他端には作動片が形成されて動力変換リンクの回動を導くガイド部材と;前記作動片と対向するように設置され、その内部にはハウジング内管部の垂直角度調節の時に電源が印加されることによって前記作動片と接触される電磁石が付着されているクラッチボックスと;前記作動片とクラッチボックスの内部との間に設置され、電磁石に伝達される電源がオフした時に作動片に弾性復元力を提供するスプリングとで構成される。
【0026】
前記ドアパネルの内側に形成された安着溝の前方にはガイドレールが設置され、前記ガイドレールと対向するオート駆動ボックスの下部にはオート駆動ボックスの水平移動をガイドレールに沿って導き、一定の高さで支持するためのローラが回転可能に設けられている。
【0027】
前記した本発明の他の目的を達成するための車両用バックミラーの手動角度調整装置は、運転席及び助手席のドアパネル内にその一端部が回動自在に装着され、バックミラーハウジングの内管部を連動させる手動調整ボックスと;前記ハウジングの内管部の垂直角度の調節時に駆動する垂直駆動部と;前記ハウジングの内管部の水平角度の調節時に駆動する水平駆動部とで構成される。
【0028】
前記垂直駆動部は、前記手動調整ボックスの内部に設置される調整軸と;前記調整軸の一端に設置され、垂直角度の調節時に調整軸から伝達された回転力により回転する垂直駆動ギアと;前記ドアパネル外部の調整軸の他端に形成され、垂直角度の調節時に把持するための垂直調節ハンドルと;前記垂直駆動ギアと垂直に交差されるように設置され、ハウジングの内管部の垂直角度の調節時に相互噛み合って伝達された回転力により回転する垂直動力伝達ギアと;前記垂直動力伝達ギアの中央に設置され、垂直動力伝達ギアから伝達された回転力により回転する垂直回転軸と;前記ハウジングの内管部に設置される連結部材の下端中央にその上端部がヒンジ結合され、内部に垂直回転軸が貫通して噛み合うガイドリングが設置され、前記垂直回転軸の回転によってハウジングの内管部を上昇及び下降させるための垂直調整部材とで構成される。
【0029】
前記水平駆動部は、前記手動調整ボックスの内部に設置される調整軸と;前記調整軸を貫通して手動調整ボックスの底面に設置され、内周面に螺旋溝が形成され、円錐型からなる水平流動防止具と;前記水平流動防止具の内部に設置されるスプリング受けと;前記水平流動防止具の内部とスプリング受けとの間に設置されるスプリングと;前記調整軸の他端部に螺旋溝と噛み合うように水平流動防止具に挿入される円錐型の摩擦ギアと;前記摩擦ギアの後方に形成され、ドアパネルに設けられた水平ラックギアと噛み合う水平調整ギアと;前記水平調整ギアの後方に形成され、バックミラーの水平角度の調節時に把持して水平調整ギアを回転させるための水平調節ハンドルとで構成されている。
【0030】
(発明の実施のための最良の形態)
以下、本発明による車両用バックミラー及びその角度調整装置を添付した図面を参照して本発明について詳細に説明する。
【0031】
本発明による車両用バックミラー及びその角度調整装置に対する説明に先立ち、本発明のバックミラーにおいて、後方を視認するための光学システムにより1:1倍率で視認することができるようにするデザイン概念としてアフォーカルシステム(Afocal sysyem)を適用した。
【0032】
本発明によるバックミラーの後方観察光学システムであるアフォーカルシステムは次のようである。
アフォーカルシステムにおいて、2つのレンズ群を有するアフォーカルシステムをデザインするために、システムの全屈折能(total power:1/焦点)をkとし、各レンズの屈折能をk1,k2、そして2つのレンズ群の距離をdとする時、前記全屈折能kは次式のようにゼロに設定される。
【0033】
【数1】
k=k1+k2−k12d=0 …(1)
そして、アフォーカルシステムのラグランジュの不変量(Lagrange invariant)は次式のように示される。
【0034】
【数2】
11β1=n22β2 …(2)
各倍率(angular magnification)MAは次式のように示される。
【0035】
【数3】
MA=β2/β1=h1/h2 …(3)
ここで、n1,n2は各レンズの屈折率であり、β1,β2は視界角(field
angle)、即ち光軸線を基準として物体と眼が成す角の1/2の値であり、h1,h2はシステムを通過した光に対してその光軸線からの高さである。
【0036】
従って、1:1倍率を有するアフォーカルシステムを形成するために次の式を満たさなければならない。
【0037】
【数4】
|h1/h2|=1,すなわち、|h2|=|h1(1-k1d)|=|h1| …(4)
従って、式4においてk1d=0またはd=2/k1となる。k1d=0である時、前記システムは一対のガラス窓のようなシステムであるので、事物から光の光経路の意味はない。反面、d=2/k1である時、k1>0であり、2つのレンズ間の距離dは物理学的意味において正の値となる。そして、距離dは第1レンズ群の焦点距離の2倍となり、この場合、式1によりk1=k2となる。即ち、2つのレンズ群は同じ焦点距離を有し、2つのレンズ群間の距離は各焦点距離の和となり、このシステムは1:1倍率を有するケプラー(Kepler)光学システムの一種である。
【0038】
そして、システムの開口(aperture)が第2レンズ群(本発明の対眼レンズ系)からの距離bにある時、2つのレンズ群間の直径比率は次式の通りである。
【0039】
【数5】
2/D1=|b/b−d| …(5)
従って、bがレンズ群の焦点距離よりも大きい場合、第2レンズ群の直径は第1レンズ群の直径よりも大きい。
【0040】
以上のように、1:1倍率を有するアフォーカルシステムを基本概念として本発明の車両用バックミラーが製作される。以下、本発明による車両用バックミラーを説明する。
【0041】
図1は、本発明の実施例による車両用バックミラーを示した横断面図であり、ここで示すように、本発明の車両用バックミラー2は、一端に形成された開口が車両1の側後方領域を向くと共に、他端に形成された開口が車両1の内側を向くように車両1の運転席及び助手席の前方領域に連結される管状部材からなるハウジング3と、そのハウジング3の外側開口領域に配置され、車両1の側後方領域の光を収束するように屈折させる対物レンズ系と、その対物レンズ系を通過した光軸線(Lpc)の進行方向に沿って前記対物レンズ系の前方に配置され、その対物レンズ系を通過した光を運転者が肉眼で見るものと同一に見える1:1倍率および所定の単位倍率のいずれか一つの倍率を有する像となるように拡大屈折させることによって、対物レンズ系とアフォーカル光学系とを形成する対眼レンズ系と、車両1の外側ハウジング3の周りの領域に設置され、外部からの空気を対物レンズ系及び対眼レンズ系に提供する空気供給部とを有する。
【0042】
前記ハウジング3は、一端に形成された開口が車両1の側後方領域を向くと共に、他端が車両1の内部に向かうように結合される外管部5と、その外管部5と相互連通され、前記外管部5に対してピボットできるように結合される内管部7とを有する。
【0043】
前記車両1の内側を向いて結合される外管部5の他端内部には球面部6が形成されており、その球面部6には前記内管部7の球面部8がピボットできるように嵌合されている。
【0044】
前記空気供給部は、外管部5の開口に対向するように延在され、外部から空気が流入され得るように空気流入口25を有し、外管部5との間に空気供給のための間隔を置いて外管部5を取り囲むように結合される外部ダクト23と、内管部7との間に空気供給のための間隔を置いて内管部7の端部領域を取り囲むように結合される内部ダクト24を有する。
【0045】
前記外部ダクト23の内部には、空気流入口25を開閉することができるように開閉装置(図示せず)が備えられており、空気の流通経路を形成する空気誘導管27が設けられている。
【0046】
空気誘導管27の末端には、空気流入口25を通じて流入された空気を対物レンズ系及び対眼レンズ系に供給することができるように第1噴気管29及び第2噴気管31がそれぞれ設けられている。
【0047】
前記第1噴気管29は、外管部5の周りの領域にコイル形状に配置されており、その端部は最外郭に配置される対物レンズ11の表面に空気を噴射することができるように固定されている。
【0048】
また、第2噴気管31は内管部7の周りの領域にコイル形状に配置されており、その端部は内管部7の最外郭に配置される対眼レンズ19の表面に空気を噴射することができるように固定されている。
【0049】
一方、空気誘導管27の内部には空気の流動経路に対して横方向に配置されて外部から流入された空気中の異物質を遮断できるようにフィルタ部材33が結合されており、フィルタ部材33の後方領域には各空気供給管29、31を通じて対眼レンズ系及び対物レンズ系に向かって空気を供給することができるように送風機35が設置されている。
【0050】
また、空気の流動方向に沿って前記送風機35の下流側には、外部から流入された空気を加熱することができるようにヒータコイル37が設置されている。
ここで、前記ヒータコイル37は送風機35の上流側に配置してもよい。
【0051】
図2は、本発明の実施例による車両用バックミラーの要部平断面図であり、図3は、本発明の実施例による光学要素の配置状態を示した斜視図であり、図4は、本発明の実施例の光学要素による光経路を示した説明図であり、図5は、本発明による車両用バックミラーの使用状態を示した図である。
【0052】
これらの図面に示すように、対物レンズ系は、外管部5の内側に配置されて車両1の側後方領域の像を車両1の内側に収束するように屈折及び反射させる光伝達部材9を有する。
【0053】
前記光伝達部材9は、通過した光を収束できるように屈折させる凸レンズタイプの対物レンズ11と、対物レンズ11の焦点距離以内に所定の角度(本実施例では45°)をなして配置され、対物レンズ11の水平中心線の上側を通過した光を反射する上側反射部13と、その上側反射部13と内角が直角をなして相互間の接線が対物レンズ11の水平中心線に対応するように対物レンズ11の焦点距離以内に配置され、対物レンズ11の水平中心線の下側領域を通過した光を反射する下側反射部15とが一体に形成された、いわゆるアミシ(Amici)タイプのプリズムで構成されている。
【0054】
対眼レンズ系は、内管部7の内側開口領域に配置されて光伝達部材9を通過して入射される像を1:1倍率および所定の単位倍率のいずれか一つの倍率を有する像が形成されるように拡大屈折させる凸レンズタイプの対眼レンズ19と、前記光伝達部材9と対眼レンズ19との間に配置されて光伝達部材9から提供された像を対眼レンズ19に反射する平面反射鏡またはプリズム形態の第3反射部17で構成される。
【0055】
ここで、前記第3反射部17は、上側反射部13及び下側反射部15によって反射された光経路(LPL,LPR)が相互交差され得るように対物レンズ11の焦点距離の以後に配置される平面反射鏡で構成されており、プリズムで構成することができる。
【0056】
また、対眼レンズ19は単一の凸レンズからなっているが、運転者との距離によって、即ち本車両用バックミラー2が助手席に設置される場合のように、運転者との距離が相対的に遠くなる場合、内管部7の前方開口領域に平凸レンズ(PLANO−CONVEX LENS)を設置し、平凸レンズと第3反射部17との間に凹凸レンズ(CONCAVE−CONVEX LENS)を設置することができる。
【0057】
前記の光伝達部材9は、対物レンズ11と上側反射部13、そして下側反射部15を一体に形成した場合であるが、前記対物レンズ11と、上側反射部15及び下側反射部15を別途に構成することができ、上側反射部13及び下側反射部15は一体に形成し、これらの一側に別途に形成された対物レンズ11を配置することもできる。
【0058】
また、前記第3反射部17及び対眼レンズ19を別途に構成しているが、前記第3反射部17及び対眼レンズ19を相互一体に形成されるように構成することができる。
【0059】
前記の通り構成される本発明によるバックミラーの作用を説明する。
先ず、ハウジング3が結合された車両1の側後方領域の事物の像が殆ど平行光の形態で対物レンズ11を通過すると、上側反射部13では、対物レンズ11の水平中心線の上側領域を通じて入射された光が入射角に対応した反射角をなして下側反射部15に反射し、その下側反射部15では、再び第3反射部17に下向反射するようになる。
【0060】
これと同時に、下側反射部15では、対物レンズ11の水平中心線の下側領域を通じて入射された光を、所定の反射角をなして上側反射部13に反射され、その上側反射部13では、入射角に対応した反射角を有し、第3反射部17に下向反射するようになる。
【0061】
これによって、上側反射部13及び下側反射部15によりそれぞれ反射された光は対物レンズ11の焦点で相互交差されることにより、第3反射部17には左右及び上下が補正された状態で結像が成される。
【0062】
前記第3反射部17により反射された光は、光伝達部材9と共にアフォーカル光学系を構成する対眼レンズ19を通過して1:1倍率または所定の単位倍率を有する像が形成されるように拡大され、殆ど平行光の形態で運転者に伝達されることによって、運転者は側後方領域の事物を歪みなしに、正確かつ容易に視認することができるようになる。
【0063】
一方、車両1の移動中、対物レンズ11または対眼レンズ19の表面に水滴または霜がつく場合、空気流入口25の開閉装置(図示せず)により空気流入口25が開放されると、空気誘導管27の内部に空気が流入される。
【0064】
前記空気誘導管27の内部に流入された空気は、フィルタ部材33を経ながら濾過され、第1噴気管29及び第2噴気管31を通じて対物レンズ11の表面及び対眼レンズ19の表面にそれぞれ噴射され、対物レンズ11及び対眼レンズ19の各表面の水滴または霜を除去するようになる。
【0065】
他方、車両1が停止している時には、送風機35に電源を印加して外部から空気を流入し、流入された空気が各噴気管29、31を通じて対物レンズ11及び対眼レンズ19の表面に噴射されるようにする。
【0066】
そして、外気温度が比較的低い冬期のように対物レンズ11の表面に結氷が発生する場合には、ヒータコイル37に電源を印加して空気が加熱されるようにし、加熱された空気を対物レンズ11の表面に噴射されるようにすることによって、表面の結氷状態を容易に解消することができる。
【0067】
一方、前記のように構成されて作用する本発明の実施例によるバックミラーを運転者の身体条件に応じて便利に自動または手動で調節して使用することができるようにする、バックミラーの角度調整装置を添付図面に示された実施例によって説明する。
【0068】
先ず、図6は、本発明によるバックミラーを上下左右方向への角度を自動に調節するためのバックミラー角度自動調整装置を示した側断面図であり、図7は、本発明によるバックミラー角度自動調整装置を示した平面図であり、図8は、図6のVIII−VIII線断面図である。
【0069】
車両の運転席と助手席ドアの内部に装着されたドアパネル40の内側に安着溝41が設けられ、その安着溝41の内部にはオート駆動ボックス50が設置され、そのオート駆動ボックス50の一端に形成された支持ブラケット51がドアパネル40に固定ピン52により回動自在に結合されている。
【0070】
前記オート駆動ボックス50内の一側にバックミラー2の角度の自動調節の時に駆動するモータ60が装着され、そのモータ60から伝達される駆動力により回転するモータ軸61の末端にはベベルギアからなる駆動ギア70が設置されている。
【0071】
また、前記駆動ギア70の一側にはその駆動ギア70の回転力を減速させるため、前記駆動ギア70と噛み合うベベルギアからなる第1減速ギア71及び平歯ギアからなる第2減速ギア72が第1支持軸62の上部及び下部にそれぞれ回転可能に設置され、その一側には前記第2減速ギア72と噛み合う第3減速ギア73が第2支持軸63の下部に設置され、その第2支持軸63の上部に第4減速ギア74が設置されている。
【0072】
また、前記第3、第4減速ギア73、74の一側には前記第4減速ギア74と噛み合う第5減速ギア75が第3支持軸64の上部に設置され、その第3支持軸64の下部に第6減速ギア76がそれぞれ回転可能に設置されている。
【0073】
また、前記第5減速ギア75及び第6減速ギア76の一側にはバックミラー2の角度の自動調節時に回動する動力変換リンク80が設置されるが、その動力変換リンク80の上部には前記第6減速ギア76と噛み合い、伝達された回転力により回転する第1、2中継ギア81、82が噛み合うように設置され、前記動力変換リンク80の端部にはガイド長孔83が形成され、そのガイド長孔83には回動を導くガイド部材91の一端が固定ピン92により結合され、前記ガイド部材91の他端には作動片93が構成されている。
【0074】
前記作動片93と対向し、その作動片93が挿入されるクラッチボックス100が設置されるが、そのクラッチボックス100の内部にはバックミラー2の角度の垂直(上下方向)調節の時、電源が印加されることによって作動片93と接触する電磁石101が付着され、前記作動片93とクラッチボックス100の内部の間には電磁石101に伝達される電源がオフした時に作動片93に弾性復元力を提供するためのスプリング102が設置される。
【0075】
また、前記動力変換リンク80の上部に設置された第2中継ギア82の一側には、バックミラー2の角度の水平調節時に前記第2中継ギア82と噛み合って伝達された回転力により回転する水平動力伝達ギア110が設置され、その水平動力伝達ギア110の一側には、その水平動力伝達ギア110とドアパネル40に設けられた水平ラックギア111との間に噛み合って水平動力伝達ギア110から回転力が伝達され、水平ラックギア111に沿って移動してバックミラー2の角度を水平方向に調節するように回転する水平調整ギア120が設置されている。
【0076】
また、前記動力変換リンク80の上部に設置された第2中継ギア82の他側には、バックミラー2の角度の垂直調節時に前記第2中継ギア82と噛み合って伝達された回転力により回転する垂直動力伝達ギア130が設置され、その垂直動力伝達ギア130の中央には前記垂直動力伝達ギア130から伝達された回転力により回転する垂直回転軸140が設置され、前記垂直回転軸140にはバックミラー2の内管部7に設置された連結部材150の下端中央にその上端部がヒンジ結合され、内部に垂直回転軸140が貫通して噛み合うガイドリング161が設置され、垂直回転軸140の回転により内管部7を上昇及び下降させるための垂直調整部材160が設置されている。
【0077】
そして、前記ドアパネル40の内側に形成された安着溝41の前方の底面にはガイドレール170が設置され、そのガイドレール170と対向するオート駆動ボックス50の下部には前記オート駆動ボックス50の水平移動を前記ガイドレール170に沿って案内し、一定の高さで支持するためのローラ180が回転可能に設置されて構成されている。
【0078】
前記のように構成されるバックミラー角度自動調整装置の動作を説明する。
使用者がバックミラー2を左側または右側方向に自動調節するため、運転席のコントロールパネルに付着されたスイッチ(図示せず)を押すと、ドア(図示せず)の内部に装着されたドアパネル40の内側の安着溝41の内部に設置されたオート駆動ボックス50内のモータ60が駆動するようになり、これによりモータ軸61が時計方向または反時計方向に回転するようになる。
【0079】
これと共に、前記モータ軸61の末端にはベベルギアからなる駆動ギア70がモータ軸61から伝達された回転力により回転するようになり、前記駆動ギア70に垂直交差されて相互噛み合うベベルギアからなる第1減速ギア71が伝達された回転力により回転すると同時に、順次に第1減速ギア71の下部の第2減速ギア72と、第2減速ギア72と噛み合う第3減速ギア73と、第3減速ギア73の上部に設置された第4減速ギア74と、前記第4減速ギア74と噛み合う第5減速ギア75と、前記第5減速ギア75の下部に設置された第6減速ギア76とが前記駆動ギア70の回転力を減速させたままで回転するようになる。
【0080】
この時、動力変換リンク80の上部に回転可能に設置され、前記第6減速ギア76と噛み合って伝達された回転力により回転する第1、第2中継ギア81、82の、第2中継ギア82の一側には、水平動力伝達ギア110が噛み合っているので、前記第2中継ギア82から回転力が伝達され、前記第2中継ギア82の他側には、垂直動力伝達ギア130が離隔して設置されるので、前記第2中継ギア82から回転力が伝達されない。
【0081】
従って、前記第2中継ギア82から回転力が伝達される水平動力伝達ギア110と水平調整ギア120が回転するようになると共に、水平調整ギア120が噛み合っているドアパネル40の水平ラックギア111に沿って左側または右側方向に移動することによって、バックミラー2の内管部7を水平方向に自動調節することがきるようになる。
【0082】
一方、バックミラー2を垂直方向に自動調節するための動作は、使用者が運転席のコントロールパネル(図示せず)に付着されたスイッチ(図示せず)を押すと、ドア(図示せず)の内部に装着されたドアパネル40の内側の安着溝41の内部に設けられたオート駆動ボックス50内のモータ60が駆動することによって、モータ軸61が時計方向または反時計方向に回転するようになる。
【0083】
これと共に、前記モータ軸61の末端にはベベルギアからなる駆動ギア70がモータ軸61から伝達された回転力により回転するようになり、前記駆動ギア70に垂直に交差されて相互噛み合うように設置されたベベルギアからなる第1減速ギア71が伝達された回転力により回転すると同時に、順次に第1減速ギア71の下部の第2減速ギア72と、その第2減速ギア72と噛み合う第3減速ギア73と、第3減速ギア73の上部に設置された第4減速ギア74と、前記第4減速ギア74と噛み合う第5減速ギア75と、その第5減速ギア75の下部に設置された第6減速ギア76とが前記駆動ギア70の回転力を減速させたままで回転するようになる。
【0084】
この時、前記モータ60が駆動すると共に、クラッチボックス100の内部に付着されている電磁石101に電源が印加されることによって、ガイド部材91の他端に形成された作動片93が前記電磁石101に引かれて密着されながら、垂直動力伝達ギア130が第2中継ギア82と離隔された状態から前記ガイド部材91及び動力変換リンク80が垂直動力伝達ギア130の方に移動するようになる。
【0085】
これと共に、前記第2中継ギア82が垂直動力伝達ギア130と噛み合うようになるので、垂直動力伝達ギア130は前記第2中継ギア82から回転力が伝達され、前記水平動力伝達ギア110は離隔されているので、前記第2中継ギア82から回転力が伝達されることができなくなる。
【0086】
従って、前記垂直動力伝達ギア130が回転することになると共に、垂直動力伝達ギア130の中央に設置された垂直回転軸140が回転するようになり、これと同時に前記垂直回転軸140にバックミラー2の内管部7に設置された連結部材150の下端中央にその上端部がヒンジ結合され、内部に垂直回転軸140が貫通して噛み合うガイドリング161が固定された垂直調整部材160が、垂直回転軸140に沿って上昇または下降するようになるので、バックミラー2の内管部7を垂直方向に自動調節することができるようになる。
【0087】
以上は、本発明によるバックミラーの角度を自動で調節するための構成と作用の説明である。
一方、本発明のバックミラーの角度を手動で調節するためのバックミラーの角度手動調節装置を、添付図面に示した実施例によって説明する。
【0088】
図9は、本発明によるバックミラーの角度を手動で調節するためのバックミラー角度手動調整装置の平面図であり、図10は、本発明によるバックミラーの角度を手動で調節するためのバックミラー角度手動調整装置の側面図である。
【0089】
図示するように、自動車ドアの内部に装着されたドアパネル40の内側に安着溝41が形成され、その安着溝41の内部には手動調整ボックス190が設置され、その手動調整ボックス190の一端に形成された支持ブラケット191が前記ドアパネル40に固定ピン52により回動自在に結合されている。
【0090】
また、前記手動調整ボックス190の内部には調整軸200が長手方向に装着され、その調整軸200の一端には垂直角度の調節の時、調整軸200から伝達された回転力により回転するベベルギアからなる垂直駆動ギア210が設けられ、前記ドアパネル40の外部の調整軸200の他端には垂直角度の調節時に把持するための垂直調整ハンドル220が設けられている。
【0091】
また、前記手動調整ボックス190の底面には円錐型の水平流動防止具230が前記調整軸200が貫通された状態で設置され、その水平流動防止具230の内部にはスプリング受け231が設置され、前記水平流動防止具230の内部とスプリング受け231との間にはスプリング232が設置され、前記水平流動防止具230の内周面には螺旋溝233が形成されている。
【0092】
また、前記水平流動防止具230に挿入され、螺旋溝232と噛み合う円錐型の摩擦ギア234は前記調整軸200が貫通された状態で挿入される。
前記摩擦ギア234の後方にはドアパネル40に設けられた水平ラックギア240と噛み合う水平調整ギア250が設けられ、その水平調整ギア250の後方にはバックミラー2の水平角度の調節時に把持して水平調整ギア250を回転させるための水平調整ハンドル260が設けられている。
【0093】
そして、前記垂直駆動ギア210には、バックミラー2の角度の垂直調節時に垂直駆動ギア210と相互噛み合って伝達された回転力により回転するベベルギアからなる垂直動力伝達ギア270が垂直で交差されて設置され、その垂直動力伝達ギア270の中央には、前記垂直動力伝達ギア270から伝達された回転力により回転する垂直回転軸140が設置され、前記垂直回転軸140にはバックミラー2の内管部7に設置された連結部材150の下端中央にその上端部がヒンジ結合され、内部に垂直回転軸140が貫通して噛み合うガイドリング161が固定されており、垂直回転軸140の回転により内管部7を上昇及び下降させるための垂直調整部材160が設置されている。
【0094】
前記のように構成されるバックミラーの角度手動調整装置の動作を説明する。使用者がバックミラー2を左側または右側方向に移動させるための手動調節をしようとする時には、水平調節ハンドル260を前方に若干推すと、水平流動防止具230の内部とスプリング受け231との間に設置されたスプリング232が圧縮される。
【0095】
これと同時に、前記水平流動防止具230の内周面の螺旋溝233と、これと噛み合った前記水平調節ハンドル260の前方の摩擦ギア234との結合状態が解除されるので、水平調整ハンドル260を反時計または時計方向に回転させると、水平調節ハンドル260の前方に一体に形成されており、ドアパネル40に設けられている水平ラックギア240と噛み合う水平調整ギア250が反時計または時計方向に回転することによって、バックミラー2を左側または右側方向に調節することができるようになる。
【0096】
また、使用者がバックミラー2を上昇または下降させるための手動調節をしようとする時は、前記調整軸200の他端に設置された垂直調整ハンドル220を把持して時計または反時計方向に回転させながら、前記調整軸200の一端に設置された垂直駆動ギア210と垂直に交差されて設置された垂直動力伝達ギア270が噛み合あった状態で伝達された回転力により回転するようになる。
【0097】
これと同時に、前記垂直動力伝達ギア270の中央に設置された垂直回転軸140が回転するようになると共に、前記垂直回転軸140にバックミラー2の内管部7に設置された連結部材150の下端中央にその上端部がヒンジ結合され、内部に垂直回転軸140が貫通して噛み合うガイドリング161が固定された垂直調整部材160が、垂直回転軸140に沿って上昇または下降することによって、バックミラー2の内管部7を垂直方向に手動調節することができるようになる。
【0098】
以上で説明したように、本発明による車両用バックミラーは運転者が車両の進行方向に対して車両の側後方の事物を1:1倍率で見られるようにし、事物を歪みなしに正確かつ容易に視認することができるという効果を有する。
【0099】
また、本発明による車両用バックミラーは、光軸線を容易に一致することができ、車両の振動に起因する像の揺れが少ないだけでなく、物体から出た殆ど平行光の像を、アフォーカル光学系を構成する対物レンズ及び対眼レンズを通じて認識することができ、車両の後方領域を容易に視認することができるという効果を有する。
【0100】
また、前記本発明による車両用バックミラーの角度を、運転者の身体条件によって便利に自動または手動で調節して使用することができるので、運転者が常に安全運転を行うことができ、車両の安全性と信頼性を向上させ得るという効果を有する。
【0101】
以上で本発明の好適な実施例を図示して説明したが、本発明は前記の実施例に限定されず、以下請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、当該発明が属する技術分野で通常の知識を有した者ならば誰しも種々の変更実施が可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による車両用バックミラーの横断面図。
【図2】 本発明の実施例による車両用バックミラーの要部平断面図。
【図3】 本発明の実施例による光学要素の配置状態を示す斜視図。
【図4】 本発明の実施例の光学要素による光経路を示す説明図。
【図5】 本発明による車両用バックミラーの使用状態を示す図面。
【図6】 本発明によるバックミラーを上下左右方向への角度を自動的に調節するためのバックミラー角度調整装置を示す側断面図。
【図7】 本発明によるバックミラーの角度を自動的に調節するバックミラー調整装置を示す平面図。
【図8】 図6のVIII−VIII線に沿った断面図。
【図9】 本発明によるバックミラーの角度を手動で調節するためのバックミラー角度の手動調整装置の平面図。
【図10】 本発明によるバックミラーの角度を手動で調節するためのバックミラー角度の手動調整装置の側面図。

Claims (7)

  1. 車両用バックミラーであって、一側に形成された開口が前記車両の外側の後方領域に向いており、他側に形成された開口が前記車両の内側に配置されるように、前記車両の運転席の前方領域に連結されるハウジングと、
    前記車両の外側後方領域から通過してきた光が収束されるように屈折させる少なくとも一つの対物レンズと、前記対物レンズを通過した光を前記車両の内側に反射させ得るように、前記ハウジング内で前記対物レンズの焦点距離以内に所定角度をなして配置され、前記対物レンズの水平中心線の上側を通過した光を反射する上側反射部と、前記上側反射部との内角が相互直角を成し、相互間の接線が前記対物レンズの水平中心線に対応するように前記上側反射部の下側に配置され、前記対物レンズの水平中心線の下側を通過した光を反射する下側反射部とを有する対物レンズ系と、
    前記対物レンズの焦点距離以後に配置され、前記上側反射部及び下側反射部により反射された光を前記ハウジングの内側開口領域に反射する第3反射部と、前記ハウジングの内側の開口領域に結合される少なくとも一つの対眼レンズを有し、前記第3反射部により反射された光を1:1倍率及び所定の単位倍率のいずれか一つの倍率を有する像が形成されるように拡大屈折させることによって、アフォーカル光学系を形成する対眼レンズ系とを含むことを特徴とする車両用バックミラー。
  2. 前記上側反射部及び下側反射部は、相互一体に形成されたアミシタイプのプリズムであることを特徴とする請求項1記載の車両用バックミラー。
  3. 前記対物レンズと上側反射部及び下側反射部は、相互一体に形成されたアミシタイプのプリズムであることを特徴とする請求項1記載の車両用バックミラー。
  4. 前記第3反射部は、平面反射鏡であることを特徴とする請求項1記載の車両用バックミラー。
  5. 前記第3反射部及び前記対眼レンズは、相互一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用バックミラー。
  6. 前記第3反射部は、プリズムであることを特徴とする請求項5記載の車両用バックミラー。
  7. 前記対眼レンズは、前記ハウジングの内側開口領域に配置される平凸レンズと、前記平凸レンズと前記第3反射部との間に配置される凹凸レンズとを備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用バックミラー
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