JP3140893B2 - 車外視認装置 - Google Patents

車外視認装置

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JP3140893B2
JP3140893B2 JP05232259A JP23225993A JP3140893B2 JP 3140893 B2 JP3140893 B2 JP 3140893B2 JP 05232259 A JP05232259 A JP 05232259A JP 23225993 A JP23225993 A JP 23225993A JP 3140893 B2 JP3140893 B2 JP 3140893B2
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のサイドミラー等
として用いられて好適であり、詳しくは鏡面手段に映る
後方視野像を拡大、縮小可能にした車外視認装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のサイドミラー等において
は、後方視野を有効に、かつ、安全に取り込むために種
々の提案がなれている。例えば、実開平2−1286
50においては、後方視野をレンズで取り込み、これ
を凹面鏡に映し出す方法が開示され、また特公平3−5
03752においてはプリズムを用いて後方視野を取
り込む方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
の走行スピードや周囲の交通状況に応じて認識できる視
野の領域を変化させたい場合や自動車をバックさせる際
に後方視野を拡大、縮小して安全性を確認したい場合等
においては、上述した方法では対処できない問題があ
る。そこで本発明は、後方視野を任意に拡大、縮小でき
るようにして上記要求を満たすことが可能な車外視認装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、後方視野映像を集光
する集光手段と、該集光手段にて集光された後方視野映
像を反射させて運転者の視野に導く鏡面手段とを具備し
た車外視認装置において、前記集光手段と前記鏡面手段
との間の光路上に配置され、前記集光手段にて集光され
た後方視野映像を拡大又は縮小する倍率変換装置と、該
倍率変換装置を前記集光手段の光軸と略平行にスライド
移動させて運転者の視野に導入される後方視野映像の倍
率を変化させる駆動装置と、を有することが特徴であ
る。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、後方視野
映像を集光する集光手段と、該集光手段にて集光された
後方視野映像を反射させて運転者の視野に導く鏡面手段
とを具備した車外視認装置において、前記鏡面手段は、
曲率を有する一枚のミラーにて構成され、一方の面が凹
面鏡、他方の面が凸面鏡とされ、且つ、回転軸を具備
し、前記鏡面手段を回転軸にて略180゜回転させるこ
とにより、前記集光手段にて集光された後方視野映像
を、前記凹面鏡または凸面鏡のいずれかにて反射させて
運転者の視野へ導入させるための切り換えを行う鏡回動
装置を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成に基づき、集光手段により集光された
後方視野を倍率変換装置により拡大、縮小して鏡面手段
に映す。この際、拡大率又は縮小率の変更は駆動装置に
より集光手段と倍率変換装置との距離を変えることによ
り行う。
【0007】また、鏡面手段の表裏面を鏡面として、凹
面鏡部及び凸面鏡部を構成する。そして鏡面手段を鏡回
動装置により回動させて後方視野を凹面鏡部又は凸面鏡
部のいずれかに映しすことにより、後方視野の拡大又は
縮小を行う。
【0008】
【実施例】本発明の各実施例の説明に先立ち、車外視認
装置の外観を図1に示す斜視図により説明する。無論、
車外視認装置の外観はこれに限定されるものではない。
車外視認装置10は後方視野光を集光する対物レンズ3
がボデー2に取付けられた構造を有している。そして対
物レンズ3からの後方視野は凹面鏡4又は凹凸面鏡6に
映され、開口部5を通して認識される。以下、この車外
視認装置の内部構造に関する幾つかの実施例を分説す
る。
【0009】<実施例1>図2は本実施例1に係る車外
視認装置10の内部構造を示す水平断面図であり、図3
は図2におけるA−A矢視断面を示している。本実施例
2では対物レンズ3として凹レンズを用い、また凹面鏡
4と対物レンズ3との間には倍率変換装置30が設けら
れている。そして倍率変換装置30を対物レンズ3の光
軸と略平行に移動させる駆動装置40がボデー底部2a
内に設けられている。倍率変換装置30は、中間レンズ
20と、これを支持する支持部材22からなり、支持部
材22の下部21にはラック歯車24が設けられてい
る。また駆動装置40は、複数の減速歯車26,27,
28を有し、これによりモータ29の回転数を減速して
ピニオン歯車25に駆動力を伝達している。そしてモー
タ29を回転させると、駆動力がピニオン歯車25から
ラック歯車24に伝達され、倍率変換装置30が図1に
示す矢印D1又は矢印D2の方向に移動するようにな
る。
【0010】上記構成により、倍率変換装置30を移動
させることにより凹面鏡4に映る後方視野を拡大又は縮
小することができる。なお中間レンズ20として凹レン
ズ又は凸レンズのいずれを用いるかにより倍率変換装置
30の移動方向が逆転する(図1においては凹レンズを
想定している)。これらの関係をまとめたものを表1に
示す。
【0011】
【表1】 なお、中間レンズ20に凹レンズ又は凸レンズのどちら
を用いるかは、必要とされる倍率等考慮して適宜選択さ
れる。
【0012】<実施例2>図4は本実施例2に係る車外
視認装置10の内部構造を示す水平断面図を示し、図5
は図4におけるBーB矢視断面を示している。また、図
6は後述する倍率変換用レンズの斜視図を示している。
なお、実施例1と構成が同じ部分については同一符号を
付して説明を省略する。
【0013】実施例1ではラック歯車24にモータ29
の駆動力を伝達して倍率変換装置30を略平行移動させ
ていた。この点に関し本実施例2では、中間レンズ20
を支持する支持部材22とボデー2に固着されたねじ部
2aとが歯合し、支持部材22が回転することに支持部
材22が進退し、対物レンズ3との距離を変えるように
なっている。この支持部材22の回動力は支持部材22
と歯合した歯車27bから伝達され、歯車27bにはモ
ータ29の回動力が伝達されるようになっている。な
お、実施例1及び実施例2における中間レンズ20は、
複数のレンズからなる複合レンズであっても良く、また
手動により中間レンズ20を移動させてもよい。
【0014】<実施例3> 図7は本実施例3に係る車外視認装置の内部構造を示す
水平断面図を示している。また、図8は凹面鏡部の正面
図を示し、図9にその斜視図を示す。なお、実施例1と
構成が同じ部分については同一符号を付して説明を省略
する。本実施例1又は2においては、倍率変換装置30
を用い、これと対物レンズ3との距離を変えることによ
り凹面鏡4に映る後方視野像の倍率を設定していた。こ
の点に関し、本実施例3では凹面鏡4の裏面形状が凸面
となることを利用して、この凸面を凸面鏡にした実施例
である。図7に見られる様に、車外視認装置10の内部
には凹凸面鏡6が設けられ、この凹凸面鏡6の片方の面
が凹面鏡部6a、他方の面が凸面鏡部6bとなってい
る。また凹凸面鏡6の回動軸60は鏡回動装置50と係
合して、鏡回動装置50のモータ29から回動力を複数
の歯車26,27,28により回動軸60に減速伝達す
ることにより凹凸面鏡6を回動軸60の回りに回動させ
ようにしている。
【0015】上記構成において、運転者が後方視野を拡
大して見たい時は、凹凸面鏡6を回動させて対物レンズ
3からの後方視野を凹面鏡部6aに映し、また後方視野
を縮小してみたい時は凸面鏡部6bに後方視野が映る様
に凹凸面鏡6を回動させれば良い。なお、本実施例3と
上述した実施例1又は2との結合した態様の実施例も可
能であり、また凹凸面鏡6の回動を手動で行ってもよ
い。
【0016】
【効果】以上説明した様に、凹面鏡又は凹凸面鏡に映る
後方視野を拡大、縮小することができるので自動車の走
行スピードや周囲の交通状況に応じて認識できる視野領
域を変えることが可能となり、また自動車をバックさせ
る際の安全性を向上させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明に適用される車外視認装
置の斜視図である。
【図2】実施例1の説明に適用される車外視認装置の水
平断面図である。
【図3】図2におけるA−A矢視での断面図である。
【図4】実施例2の説明に適用される車外視認装置の水
平断面図である。
【図5】図4におけるB−B矢視での断面図である。
【図6】図4における中間レンズ部の斜視図である。
【図7】実施例3の説明に適用される車外視認装置の水
平断面図である。
【図8】図7における凹凸面鏡部の正面図である。
【図9】図8の斜視図である。
【符号の説明】
3 対物レンズ(集光手段) 4 凹面鏡(鏡面手段) 6 凹凸面鏡(鏡面手段) 6a 凹面鏡部 6b 凸面鏡部 10 車外視認装置 30 倍率変換装置 40 駆動装置 50 鏡回動装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方視野映像を集光する集光手段と、該
    集光手段にて集光された後方視野映像を反射させて運転
    者の視野に導く鏡面手段とを具備した車外視認装置にお
    いて、 前記集光手段と前記鏡面手段との間の光路上に配置さ
    、前記集光手段にて集光された後方視野映像を拡大又
    は縮小する倍率変換装置と、 該倍率変換装置を前記集光手段の光軸と略平行にスライ
    ド移動させて運転者の視野に導入される後方視野映像の
    倍率を変化させる駆動装置と、 を有することを特徴とする車外視認装置。
  2. 【請求項2】 後方視野映像を集光する集光手段と、該
    集光手段にて集光された後方視野映像を反射させて運転
    者の視野に導く鏡面手段とを具備した車外視認装置にお
    いて、 前記鏡面手段は、曲率を有する一枚のミラーにて構成さ
    れ、一方の面が凹面鏡、他方の面が凸面鏡とされ、且
    つ、回転軸を具備し、 前記鏡面手段を回転軸にて略180゜回転させることに
    より、前記集光手段にて集光された後方視野映像を、前
    記凹面鏡または凸面鏡のいずれかにて反射させて運転者
    の視野へ導入させるための切り換えを行う鏡回動装置を
    備えた ことを特徴とする車外視認装置。
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US8331038B1 (en) * 2008-09-30 2012-12-11 Magna Mirrors Of America, Inc. Vehicular rearview/sideview mirror assembly utilizing afocal optical assembly
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