JP3063794B2 - 車両用間接視界確認システム - Google Patents

車両用間接視界確認システム

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JP3063794B2 JP3173136A JP17313691A JP3063794B2 JP 3063794 B2 JP3063794 B2 JP 3063794B2 JP 3173136 A JP3173136 A JP 3173136A JP 17313691 A JP17313691 A JP 17313691A JP 3063794 B2 JP3063794 B2 JP 3063794B2
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武明 三平
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラとディス
プレイを利用して運転席に間接視界の映像を表示する車
両用間接視界確認システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、車体の側方及び
後方などの状況を運転中に後を振り向くことなく確認で
きるように、車体の適所に各種のミラーを取付け、ミラ
ーでとらえた間接視界から情報を得ている。特に、バン
ボデー付のトラックやバスのような車両は、車体付近を
直接視界でとらえることのできない盲域部が多く、これ
を補うために大型のミラーが車体から突出していくつも
取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の車両
においては、燃費の向上や風切音の低減などに効果があ
るため、車体をフラッシュサーフェイス化して空力特性
を向上させる工夫が種々なされている。このような傾向
はトラックなどの大型車両にも及んでおり、ミラーステ
ーを介して車体から突出した状態に取付けられる大型の
ミラーは、空力特性上好ましいものではなかった。ま
た、対歩行者安全対策や運転操作性などの面でも車体か
らの突出量をできるだけ小さくすることが望まれるが、
必要な間接視界を得るためには曲面鏡を使用するなどの
工夫をしても突出量の減少には限界があった。
【0004】さらに、ミラーを使用した従来の間接視界
確認システムには、ドライバーのアイポイントによって
視界が異なる問題がある。たとえば、不特定多数のドラ
イバーが運転する車両では、ドライバー変わるたびにミ
ラー角度を調整しなければならないといった不都合を生
じることも考えられる。また、同じドライバーであって
も、ちょっとした運転姿勢の変化によって視界が変わる
といった不都合もあった。
【0005】そこで、本発明の目的は、車体からの突出
量を最少限にとどめて空力特性の向上に貢献しうると共
に、ドライバーのアイポイントの変化にかかわらず常に
一定の間接視界が得られる車両用間接視界確認システム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するもので、車体直前の盲域部を撮影する正像撮影
手段と、車体後方付近の盲域部を撮影する逆像変換後方
撮影手段と、車体前端部近傍から車体後端部近傍の側方
盲域部を左右各々独立して撮影する逆像変換側方撮影手
段と、車体側方の中央付近から車体後方までの広い範囲
を左右各々独立して撮影する逆像変換広角撮影手段と、
前記正像撮影手段又は前記逆像変換撮影後方手段の映像
をトランスミッションの選択に対応して選択表示する車
体前後表示手段と、車速センサに連動して低速時には車
体左側の前記逆像変換側方撮影手段の映像を、また中高
速時には車体左側の前記逆像変換広角撮影手段の映像を
選択して表示する車体左側表示手段と、同じく前記車速
センサに連動して低速時には車体右側の前記逆像変換側
方撮影手段の映像を、また中高速時には車体右側の前記
逆像変換広角撮影手段の映像を選択して表示する車体右
側方表示手段とを具備して構成したことを特徴とする車
両用間接視界確認システムである。
【0007】
【作用】前述の手段によれば、車体後方付近の映像を進
行方向に応じて選択表示し、これと同時に車速に応じ
て、すなわち低速時には車体の側方盲域部(側方近傍映
像)を、また中高速時には車体の側方から後方までの広
角範囲(側方遠方映像)を左右各々独立して選択表示す
るので、これらの表示手段を運転席の適所に配置するこ
とにより、ドライバーは運転状況に応じて必要な間接視
界を得ることができる。
【0008】
【実施例】本発明による車両用間接視界確認システムの
一実施例を図1ないし図2に基づいて説明する。
【0009】図1(a)は撮影手段としてのテレビカメ
ラの配置及びその撮影範囲概要を示した斜視図、図1
(b)は各表示手段の配置例を示した図、図2は各テレ
ビカメラの撮影範囲を平面的に示した図である。
【0010】車体前部のフロントガラス1上方には、車
体直前の盲域部を撮影する正像撮影手段として正像テレ
ビカメラ2が取付けられている。この正像テレビカメラ
2には、車幅方向の略中心部に取付けて上方から撮影範
囲Aの正像を撮影しうるようなテレビカメラを採用す
る。また、車体後方には、車体後方付近の盲域部を撮影
する逆像変換後方撮影手段として、後方テレビカメラ3
がバンボデー4の上端部中心付近に取付けられている。
この後方テレビカメラ3には、撮影範囲Dを撮影して逆
像変換しうるものを採用する。なお、ここでの逆像変換
とは、鏡に映した像の如く左右を逆転させた映像にする
ことを意味している。さらに、車体側方には、左右に各
々2台ずつ合計4台の逆像変換型テレビカメラが取付け
られている。逆像変換側方撮影手段として設けた側方テ
レビカメラ5は、キャブ6の側面前端付近、たとえばド
ア7上方のルーフ側面適所に左右一対取付けられる。左
側方テレビカメラ5L及び右側方テレビカメラ5Rの撮
影範囲BL,BRは、車体前端部近傍から車体後端部近
傍までの側方盲域部を左右各々独立してカバーしうるよ
うに設定する。逆像変換広角撮影手段として設けた側方
広角テレビカメラ8は、キャブ6の側面上部後端付近の
適所に左右一対取付けられる。左広角テレビカメラ8L
及び右広角テレビカメラ8Rの撮影範囲CL,CRは、
車体側方の中央付近から車体後方までの広い範囲を左右
各々独立してカバーしうるように設定する。すなわち、
広角レンズを備えた逆像変換型テレビカメラを採用し、
従来のバックミラーに相当する範囲を撮影する。
【0011】上述した各カメラで撮影した映像は、運転
室内の適所、たとえば計器盤9に表示手段として配置し
たディスプレイに表示される。本実施例では、3つのデ
ィスプレイが横一列に並んでおり、向かって左側から車
体左側方表示手段としての左側方ディスプレイ10、車
体前後表示手段としての車体前後ディスプレイ11、及
び車体右側表示手段としての右側方ディスプレイ12と
してある。車体前後ディスプレイ11は、正像テレビカ
メラ2又は後方テレビカメラ3の映像のいずれか一方を
表示するもので、その切換えはトランスミッション(図
示略)の選択と連動させればよい。すなわち、トランス
ミッションのシフト位置を検出するセンサを設けてお
き、前進方向にシフトされた時は正像テレビカメラ2の
映像を表示し、後退方向にシフトされた時は後方テレビ
カメラ3の映像を表示するように切換える。
【0012】また、左側方ディスプレイ10及び右側方
ディスプレイ12の表示映像は、左右各々独立して側方
テレビカメラ5又は側方広角テレビカメラ8のいずれか
一方から選択する。すなわち、左側方ディスプレイ10
には左側方テレビカメラ5L又は左広角テレビカメラ8
Lの撮映した映像の一方が表示され、右側方ディスプレ
イ12には右側方テレビカメラ5R又は右広角テレビカ
メラ8Rの撮映した映像の一方が表示される。この映像
選択は、本発明によれば、車庫入れなどの低速走行時に
は側方テレビカメラ5の車体側方近傍映像を、また中高
速時には側方広角テレビカメラ8の車体側方遠方映像を
表示するようにされている。そして、これらの映像選択
は車速センサ(図示略)に連動して行われ、この場合車
速センサに連動した自動切換え及び手動スイッチ(図示
略)の併用が好ましい。なお、車体前後ディスプレイ1
1の表示切換えにも車速センサや手動スイッチとの連動
を追加してもよく、たとえば高速前進走行時には後方テ
レビカメラ3の映像を表示(後方テレビカメラ3の向き
を若干上向きに変更できる機構を設ければさらによい)
するようにし、また、後退時であっても誘導者がいる場
合は正像テレビカメラ2の映像を表示するようにしても
よい。
【0013】ところで、上述した各テレビカメラ2,
3,5,8の取付け部は、車体の空力特性向上を考慮
し、適当な曲面のカバーによってカメラを覆う構造が好
ましい。また、各テレビカメラのレンズ部分にも、雨水
などが直接付着しないように適当な透明カバーを設ける
とよい。
【0014】以下上述した構成の車両用間接視界確認シ
ステムの作用を説明する。通常の前進走行時、すなわち
中高速時には、左側方ディスプレイ10には左広角テレ
ビカメラ8Lの車体側方遠方映像を、右側方ディスプレ
イ12には右広角テレビカメラ8Rの車体側方遠方映像
を表示するので、従来のバックミラーと同様の後方間接
視界が得られる。この時、車体前後ディスプレイ11に
は正像テレビカメラ2の撮影した車体直前の映像を表示
してもよいが、走行速度が高い程ドライバーの視点は遠
方にあるので、後方テレビカメラ3による車体後方の映
像を表示するか、あるいは、映像表示を停止してもよ
い。これに対して、発車前及び低速前進時などには、安
全確認のため車体直前の盲域部の影像が必要となり、従
って、正像テレビカメラ2の映像を車体前後ディスプレ
イ11に表示して確認することができる。また、車庫入
れなどのように低速で前進・後退を繰り返すような場
合、左側方ディスプレイ10及び右側方ディスプレイ1
2には左右各々対応する側方テレビカメラ5の車体側方
近傍映像を表示すると共に、車体前後ディスプレイ11
には、前進時に正像テレビカメラ2が撮影した車体直前
の映像を表示し後退時に後方テレビカメラ3が撮影した
車体後方付近の映像を表示するので、車両が移動しよう
とする方向の盲域部の安全確認が容易になる。
【0015】このように、本発明の車両用間接視界確認
システムによれば、車両の走行状態や誘導員の有無など
に応じて最適の間接視界を得ることができ、しかも、各
ディスプレイは常に選択したカメラが撮影する一定の範
囲の映像を表示するので、ドライバーは体格や姿勢の変
化に関係なく同一の視界エリアを確保できる。
【0016】なお、図2においては、車体直前のX及び
車体側方のWをカバーするように配置した各カメラの撮
影範囲を示しているが、車体寸法などの条件が変化した
場合には通常はレンズの使いわけで対応可能である。し
かし、必要に応じてはカメラやディスプレイの台数を増
減してもよく、この場合は適宜使いやすいようにカメラ
とディスプレイの組合せを考慮すればよい。
【0017】
【発明の効果】前述した本発明の車両用間接視界確認シ
ステムによれば、次のような効果が得られる。 (1)従来のミラーステー等と比較すれば、車体からの突
出量を小さくでき、しかも間接視界を十分確保できる。 (2)車体からの突出量を小さくできることに加え、空力
特性に優れた取付構造を採用できるので、燃費の向上や
風切音の低減を実現できる。 (3)常に一定の視界が得られるのでドライバーのアイポ
イントに応じた再調整が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(a)は各カメラ
の配置及び視界を示す外観斜視図、(b)はディスプレイ
の配置を示す図である。
【図2】各カメラの配置及び視界を示す平面図である。
【符号の説明】
2 正像テレビカメラ 3 後方テレビカメラ 5 側方テレビカメラ 8 側方広角テレビカメラ 10 左側方ディスプレイ 11 車体前後ディスプレイ 12 右側方ディスプレイ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体直前の盲域部を撮影する正像撮影手段
    と、車体後方付近の盲域部を撮影する逆像変換後方撮影
    手段と、車体前端部近傍から車体後端部近傍の側方盲域
    部を左右各々独立して撮影する逆像変換側方撮影手段
    と、車体側方の中央付近から車体後方までの広い範囲を
    左右各々独立して撮影する逆像変換広角撮影手段と、前
    記正像撮影手段又は前記逆像変換後方撮影手段の映像を
    トランスミッションの選択に対応して選択表示する車体
    前後表示手段と、車速センサに連動して低速時には車体
    左側の前記逆像変換側方撮影手段の映像を、また中高速
    時には車体左側の前記逆像変換広角撮影手段の映像を選
    択して表示する車体左側表示手段と、同じく前記車速セ
    ンサに連動して低速時には車体右側の前記逆像変換側方
    撮影手段の映像を、また中高速時には車体右側の前記逆
    像変換広角撮影手段の映像を選択して表示する車体右側
    方表示手段とを具備して構成したことを特徴とする車両
    用間接視界確認システム。
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