JP6495201B2 - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ミラー装置に関する。
下記特許文献1には、車両用ミラー装置の組付構造が開示されている。この組付構造では、バイザリム側の係止対片がミラーフレームの第1連通部に差し込まれて係止され、さらに、バイザカバー側の嵌合片がバイザリム側の係止対片の両片間に配置されることで、バイザリム側の係止対片の反係止方向への変形が阻止されている。また、バイザカバー側の係止片がミラーフレームの第2連通部に差込まれて係止され、バイザリム側の弾性片がバイザカバー側の係止片に当接されることで、バイザカバー側の係止片の反係止方向への変形が阻止されている。
特開2002−347518号公報
しかしながら、上記先行技術では、車両用ミラー装置のバイザの底面、すなわち、バイザトリム(収容体)及びバイザカバー(被覆体)の各底面の相対位置を安定化させる点で改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、収容体及び被覆体の各底面の相対位置を安定化させることができる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両用ミラー装置は、車体側に支持される支持体と、前記支持体に支持されると共にミラーが設けられて前記支持体に対して回動される回動体の一部を構成し、前記ミラーの鏡面側を露出させた状態で前記ミラーを収容すると共に、基部側に設けられた第一底壁部が前記支持体との間に隙間を形成している収容体と、前記回動体の一部を構成し、前記ミラーの裏面側において前記収容体を被覆すると共に、基部側に設けられた第二底壁部が前記第一底壁部と並んで配置されて前記支持体との間に隙間を形成している被覆体と、前記第一底壁部及び前記第二底壁部における互いの隣接部側に設けられ、上下方向に互いに当接し、前記第一底壁部及び前記第二底壁部の上下方向への相対移動を規制する上下規制手段と、前記第一底壁部及び前記第二底壁部における互いの隣接部側に設けられ、底面視での前記第一底壁部と前記第二底壁部との境界部の延びる方向に互いに当接し、前記境界部の延びる方向への前記第一底壁部及び前記第二底壁部の相対移動を規制する横ずれ規制手段と、前記第一底壁部及び前記第二底壁部における互いの隣接部側に設けられ、底面視で前記第一底壁部と前記第二底壁部とを離反させる方向の張力を受けた状態で互いに係合している係合手段と、を有し、前記係合手段は、前記第一底壁部及び前記第二底壁部のうちの一方の底壁部に一体に設けられ、前記第一底壁部及び前記第二底壁部のうちの他方の底壁部の上面側に配置されるように延出されると共に、その延出方向中間部には該延出方向中間部が前記他方の底壁部の上面から離間する側に凸となるように屈曲された屈曲部が形成され、更に先端側に第一係合爪を有する係合第一手段と、前記第一底壁部及び前記第二底壁部のうちの前記他方の底壁部に一体に設けられ、前記第一係合爪に係合している第二係合爪を有する係合第二手段と、を備え、前記係合第一手段は、前記屈曲部の屈曲角度を小さくする方向の弾性復元力によって、前記第一係合爪を前記第二係合爪に押付けると共に互いに対向する前記第一底壁部と前記第二底壁部との端面同士を面接触状態で当接させている
請求項1に記載する本発明の車両用ミラー装置によれば、車体側に支持体が支持されており、支持体に回動体が支持されている。この回動体にはミラーが設けられており、回動体は支持体に対して回動される。また、回動体の一部を構成する収容体は、ミラーの鏡面側を露出させた状態でミラーを収容しており、収容体の基部側に設けられた第一底壁部は、支持体との間に隙間を形成している。さらに、回動体の一部を構成する被覆体は、ミラーの裏面側において収容体を被覆しており、被覆体の基部側に設けられた第二底壁部は、第一底壁部と並んで配置されて支持体との間に隙間を形成している。
ここで、第一底壁部及び第二底壁部における互いの隣接部側には、上下規制手段、横ずれ規制手段及び係合手段が設けられている。上下規制手段は、上下方向に互いに当接し、第一底壁部及び第二底壁部の上下方向への相対移動を規制する。また、横ずれ規制手段は、底面視での第一底壁部と第二底壁部との境界部の延びる方向に互いに当接し、境界部の延びる方向への第一底壁部及び第二底壁部の相対移動を規制する。さらに、係合手段は、底面視で第一底壁部と第二底壁部とを離反させる方向の張力を受けた状態で互いに係合しているので、前記境界部の延びる方向と交差する方向への第一底壁部及び第二底壁部の相対移動が安定的に規制される。
また、係合手段は、第一底壁部及び第二底壁部のうちの一方の底壁部に一体に設けられた係合第一手段と、第一底壁部及び第二底壁部のうちの他方の底壁部に一体に設けられた係合第二手段と、を備えている。係合第一手段は、第一底壁部及び第二底壁部のうちの他方の底壁部の上面側に配置されるように延出されると共に、その延出方向中間部には該延出方向中間部が前記他方の底壁部の上面から離間する側に凸となるように屈曲された屈曲部が形成され、更に先端側の第一係合爪に係合第二手段の第二係合爪が係合している。そして、係合第一手段は、屈曲部の屈曲角度を小さくする方向の弾性復元力によって、第一係合爪を第二係合爪に押付けると共に互いに対向する第一底壁部と第二底壁部との端面同士を面接触状態で当接させている。
以上のように、第一底壁部及び第二底壁部は、上下方向、底面視での第一底壁部と第二底壁部との境界部の延びる方向、及び前記境界部の延びる方向と交差する方向への移動が規制される。このため、収容体及び被覆体の各底面の位置が安定化する。
請求項2に記載する本発明の車両用ミラー装置は、請求項1記載の構成において、前記上下規制手段は、前記第一底壁部が前記第二底壁部に対して下方側へ相対移動するのを規制する上下規制第一手段と、前記上下規制第一手段に対して前記境界部の延びる方向に離間して設けられて前記第一底壁部が前記第二底壁部に対して上方側へ相対移動するのを規制する上下規制第二手段と、を備え、前記係合手段は、前記境界部の延びる方向において前記上下規制第一手段と前記上下規制第二手段との間に設定されている。
請求項2に記載する本発明の車両用ミラー装置によれば、上下規制第一手段は、第一底壁部が第二底壁部に対して下方側へ相対移動するのを規制する。また、上下規制第一手段に対して底面視での第一底壁部と第二底壁部との境界部の延びる方向に離間して設けられた上下規制第二手段は、第一底壁部が第二底壁部に対して上方側へ相対移動するのを規制する。ここで、係合手段は、前記境界部の延びる方向において上下規制第一手段と上下規制第二手段との間に設定されている。このため、係合手段は、第一底壁部及び第二底壁部の上下方向への相対移動が安定的に規制された範囲で、安定的に係合される。
請求項3に記載する本発明の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記横ずれ規制手段は、前記第一底壁部が前記第二底壁部に対して前記境界部の延びる方向の一方へ相対移動するのを規制する横ずれ規制第一手段と、前記横ずれ規制第一手段に対して前記境界部の延びる方向に離間して設けられて前記第一底壁部が前記第二底壁部に対して前記境界部の延びる方向の他方へ相対移動するのを規制する横ずれ規制第二手段と、を備え、前記係合手段は、前記境界部の延びる方向において前記横ずれ規制第一手段と前記横ずれ規制第二手段との間に設定されている。
請求項3に記載する本発明の車両用ミラー装置によれば、横ずれ規制第一手段は、底面視での第一底壁部と第二底壁部との境界部の延びる方向の一方へ第一底壁部が第二底壁部に対して相対移動するのを規制する。横ずれ規制第一手段に対して前記境界部の延びる方向に離間して設けられた横ずれ規制第二手段は、第一底壁部が第二底壁部に対して前記境界部の延びる方向の他方へ相対移動するのを規制する。ここで、係合手段は、前記境界部の延びる方向において横ずれ規制第一手段と横ずれ規制第二手段との間に設定されている。このため、係合手段は、前記境界部の延びる方向への第一底壁部及び第二底壁部の相対移動が安定的に規制された範囲で、安定的に係合される。
請求項4に記載する本発明の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記横ずれ規制手段は、前記係合第一手段と、前記他方の底壁部に設けられて前記係合第一手段に対して前記境界部の延びる方向に当接している当て部と、を備える。
請求項4に記載する本発明の車両用ミラー装置によれば、第一底壁部及び第二底壁部のうちの前記他方の底壁部には当て部が設けられており、当て部は、係合第一手段に対して、底面視で第一底壁部と第二底壁部との境界部の延びる方向に当接している。このため、第一底壁部と第二底壁部との相対変位が一層効果的に抑えられる。
以上説明したように、本発明に係る車両用ミラー装置によれば、収容体及び被覆体の各底面の相対位置を安定化させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用ドアミラー装置を車両後方側から見た状態で示す正面図である。 図1の車両用ドアミラー装置のバイザを底面側から見た状態で示す底面図である。 図2の状態からバイザリムとバイザカバーとを分離した状態を示す分解底面図である。 図4(A)は図2の4A−4A線に沿った断面図である。図4(B)は図2の4B−4B線に沿った断面図である。図4(C)は図2の4C−4C線に沿った断面図である。
本発明の車両用ミラー装置が適用された一実施形態に係る車両用ドアミラー装置について図1〜図4を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。また、以下の説明において、車両前後方向、車両上下方向及び車両幅方向で方向を示す場合には、車両用ドアミラー装置のミラーが使用位置に配置された状態での方向を指しているものとする。
図1には、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10が車両後方側から見た状態の正面図で示されている。図1に示されるように、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両のドア12(車体側)の外部に設けられている。ドア12の下側部分の外側面は、ドアパネル12A(ドアアウタパネル)によって構成されており、ドアパネル12Aの上端の車両前側端部には、取付孔(図示省略)が貫通形成されている。
車両用ドアミラー装置10は、車両幅方向内側端部において、車体側であるドア12に支持される支持体14を備えている。この支持体14は、金属製でブロック状のベース16(「支持部材」として把握される要素である。) を備えている。ベース16は、ドア12に取付孔を介して取付けられており、これにより、車両用ドアミラー装置10が車体側のドア12に取付けられて支持されている。
ベース16の外周は、支持体14を構成するベースカバー18によって被覆されている。ベースカバー18は、樹脂製で略円筒状とされ、下方側が開放されている。ベースカバー18の上端には、平板状の上壁18Aが設けられている。上壁18Aの中心側部分には、露出孔(図示省略)が貫通形成されている。
ベース16の上側には、本体部20が支持されており、本体部20には、回動手段である格納装置22(リトラクタ)が設けられている。格納装置22は、支持体14を構成する金属製のスタンド24(「支持部」として把握される要素である。)を備えている。スタンド24は、ベースカバー18の上壁18Aにおける露出孔(図示省略)を介してベース16に取付けられている。これにより、格納装置22がベース16に取付けられて支持されている。
スタンド24は、回動体26を支持しており、この回動体26には、ミラー28が設けられている。また、回動体26の一部を構成する収容体32は、ミラー28の鏡面28A側を露出させた状態でミラー28を収容し、図示しないフレーム(ブラケットともいう)及びバイザリム36を備えている。すなわち、ミラー28の背面側部分は、鏡面調整装置(図示省略)を介して、前記フレームに固定されており、フレームには、その車両後方側に配置されたバイザリム36が固定されている。なお、回動体26の内部構成は、例えば、特開2014−19274号公報等で公知であるため、詳細説明を省略する。回動体26は、格納装置22が駆動された際にはスタンド24に対して上下方向の軸周りに回動される。
バイザリム36は、樹脂製とされ、車両用ドアミラー装置10の意匠部分の一部を構成している。図2には、バイザリム36を含んで構成されたバイザ30を底面側から見た状態で示す底面図が示されている。バイザリム36は、略矩形筒状に形成されてミラー28が収容される枠状部36Aを備えると共に、枠状部36Aの車両幅方向内側の下部から下方側(図中では紙面手前側)に延出された延出部36Bの下端(基部側)には、第一底壁部36Cが設けられている。第一底壁部36Cには、スタンド24(図1参照)を通すための切欠部36Dが形成されている。また、第一底壁部36Cは、図1に示されるベースカバー18の上壁18Aと上下方向に対向している。この第一底壁部36Cは、ベースカバー18の上壁18Aとの間に隙間を形成している。
図2に示されるように、バイザリム36の車両前方側には、回動体26の一部を構成する被覆体としてのバイザカバー38が設けられている。バイザカバー38は、ミラー28の裏面側において収容体32を被覆しており、バイザリム36と共にバイザ30を構成している。なお、バイザカバー38は、一例として上部側を構成する第一バイザカバー38X(図4参照)と、上部側以外の部分を構成する第二バイザカバー38Yと、を含んで構成され、第一バイザカバー38X(図4参照)と第二バイザカバー38Yとは結合されている。バイザカバー38の下端(基部側)には第二底壁部38Cが設けられている。第二底壁部38Cには、スタンド24を通すための切欠部38Dが形成されている。また、第二底壁部38Cは、図1に示されるベースカバー18の上壁18Aと上下方向に対向し、ベースカバー18の上壁18Aとの間に隙間を形成している。
図2に示されるように、第二底壁部38Cは、第一底壁部36Cと並んで配置されている。第一底壁部36Cと第二底壁部38Cとの互いの対向端面は基本的には接触している。底面視での第一底壁部36Cと第二底壁部38Cとの境界部Bは、概ね車両前後方向に延びているが、車両前方側の部分では車両前方側へ向けて車両幅方向内側に傾斜している。なお、以下の説明では、底面視での第一底壁部36Cと第二底壁部38Cとの境界部Bの延びる方向を、単に「境界部Bの延びる方向」と略すと共に、図中では境界部Bの延びる方向を両矢印Cで示す。
図3には図2の状態からバイザリム36とバイザカバー38とを分離した状態の分解底面図が示されている。また、図4(A)には図2の4A−4A線に沿った断面図が示され、図4(B)には図2の4B−4B線に沿った断面図が示され、図4(C)には図2の4C−4C線に沿った断面図が示されている。
図3の部分拡大図に示されるように、第一底壁部36Cの切欠部36Dよりも車両前方側で第一底壁部36Cにおける第二底壁部38Cとの隣接部側には、いずれも上下規制手段としての第一当接部40A、第二当接部40B及び第三当接部40Cが、車両前方側からこの順で形成されている。
上下規制第一手段としての第一当接部40Aは、第一底壁部36Cの側端面の上部から第二底壁部38Cの側に延出されており(図4(A)参照)、上下規制第二手段としての第二当接部40B及び第三当接部40Cは、第一底壁部36Cの側端面の下部から第二底壁部38Cの側に延出されている(第二当接部40Bについては図4(B)参照)。また、第一当接部40Aは、第一底壁部36Cの車両前方側の端部側に舌状に形成され、第三当接部40Cは、第一底壁部36Cにおいて切欠部36Dの車両前方側の近傍に底面視で略矩形状に形成されている。すなわち、第三当接部40Cは、第一当接部40Aに対して境界部Bの延びる方向に離間して設けられている。また、第二当接部40Bは、第一当接部40Aと第三当接部40Cとの間で第一当接部40Aの近傍において舌状に形成されている。
これらに対応して、第二底壁部38Cの切欠部38Dよりも車両前方側で第二底壁部38Cにおける第一底壁部36Cとの隣接部側には、いずれも上下規制手段としての第一被当接部42A、第二被当接部42B及び第三被当接部42Cが、車両前方側からこの順で形成されている。
上下規制第一手段としての第一被当接部42Aは、第二底壁部38Cの上面側が凹とされて薄肉化された部位とされ(図4(A)参照)、上下規制第二手段としての第二被当接部42B及び第三被当接部42Cは、第二底壁部38Cの下面側が凹とされて薄肉化された部位とされている(第二被当接部42Bについては図4(B)参照)。また、第一被当接部42Aは、第二底壁部38Cの車両前方側の端部側に形成され、第三被当接部42Cは、第二底壁部38Cにおいて切欠部38Dの車両前方側の近傍に形成されている。すなわち、第三被当接部42Cは、第一被当接部42Aに対して境界部Bの延びる方向に離間して設けられている。また、第二被当接部42Bは、第一被当接部42Aと第三被当接部42Cとの間で第一被当接部42Aの近傍に形成されている。
図4(A)に示されるように、第一当接部40Aの下面と第一被当接部42Aの上面とが上下方向に互いに当接している。これにより、第一当接部40A及び第一被当接部42Aは、第一底壁部36Cが第二底壁部38Cに対して下方側へ相対移動するのを規制している。また、図4(B)に示されるように、第二当接部40Bの上面と第二被当接部42Bの下面とが上下方向に互いに当接し、さらに、図3に示される第三当接部40Cの上面と第三被当接部42Cの下面とが上下方向に互いに当接している。これにより、第二当接部40B及び第二被当接部42B、並びに、第三当接部40C及び第三被当接部42Cは、第一底壁部36Cが第二底壁部38Cに対して上方側へ相対移動するのを規制している。
以上のように、第一当接部40Aと第一被当接部42Aとが当接し、第二当接部40Bと第二被当接部42Bとが当接し、第三当接部40Cと第三被当接部42Cとが当接することで、第一底壁部36C及び第二底壁部38Cの上下方向への相対移動が規制されている。
図2及び図3の各部分拡大図に示されるように、第一底壁部36Cの切欠部36Dよりも車両前方側で第一底壁部36Cにおける第二底壁部38Cとの隣接部側には、横ずれ規制手段としての第四当接部44A及び第五当接部44Bが形成されている。横ずれ規制第一手段としての第四当接部44Aは、第一底壁部36Cにおいて第二当接部40Bの車両後方側の端面とされている。また、横ずれ規制第二手段としての第五当接部44Bは、第一底壁部36Cにおいて第三当接部40Cの車両前方側の端面とされている。すなわち、第五当接部44Bは、第四当接部44Aに対して境界部Bの延びる方向に離間して設けられている。
これらに対応して、第二底壁部38Cの切欠部38Dよりも車両前方側で第二底壁部38Cにおける第一底壁部36Cとの隣接部側には、いずれも横ずれ規制手段としての第四被当接部46A及び第五被当接部46Bが形成されている。図3に示されるように、横ずれ規制第一手段としての第四被当接部46Aは、第二底壁部38Cにおいて第二被当接部42Bとその車両後方側の下面との段差部とされている。また、横ずれ規制第二手段としての第五被当接部46Bは、第二底壁部38Cにおいて第三被当接部42Cとその車両前方側の下面との段差部とされている。すなわち、第五被当接部46Bは、第四被当接部46Aに対して境界部Bの延びる方向に離間して設けられている。
図2の部分拡大図に示されるように、第四当接部44Aと第四被当接部46Aとは、境界部Bの延びる方向に互いに当接している。これにより、第四当接部44Aと第四被当接部46Aとは、第一底壁部36Cが第二底壁部38Cに対して境界部Bの延びる方向の一方(略車両後方側)へ相対移動するのを規制している。また、第五当接部44Bと第五被当接部46Bとは、境界部Bの延びる方向に互いに当接している。これにより、第五当接部44Bと第五被当接部46Bとは、第一底壁部36Cが第二底壁部38Cに対して境界部Bの延びる方向の他方(略車両前方側)へ相対移動するのを規制している。
以上のように、第四当接部44Aと第四被当接部46Aとが当接すると共に、第五当接部44Bと第五被当接部46Bとが当接することで、第一底壁部36C及び第二底壁部38Cは、境界部Bの延びる方向への相対移動が規制されている。
さらに、図3に示されるように、第一底壁部36Cの切欠部36Dよりも車両前方側で第一底壁部36Cにおける第二底壁部38Cとの隣接部側には、側端面の上部から車両幅方向外側に延出されて第二底壁部38Cの上面側に配置される係合第一手段としての係合アーム50が形成されている。係合アーム50は、係合手段を構成して屈曲板状とされ、基端側に第一屈曲部50Cが形成されると共に、延出方向中間部に第二屈曲部50Bが形成されている。係合アーム50は、第一屈曲部50Cから第二屈曲部50Bまでの部位が底面視での延出方向へ向けて上方側(図3では紙面奥側)に傾斜すると共に、組付け前の状態では第二屈曲部50Bから先端部側へ延びる部位が底面視での延出方向へ向けて下方側(図3では紙面手前側)に傾斜している。係合アーム50の先端部側には、下方側(図3では紙面手前側)に凸とされた第一係合爪50Aが形成されている。また、係合アーム50の先端部側の一方のサイド部(図3では図中下側に図示されたサイド部)には、斜めに切り欠かれた切欠部50Kが形成されている。
また、第二底壁部38Cの切欠部38Dよりも車両前方側で第二底壁部38Cにおける第一底壁部36Cとの隣接部側には、図4(C)に示されるように、第一係合爪50Aの下方側に係合第二手段としての第二係合爪52Aが形成されている。第二係合爪52Aは係合手段を構成して上方側に凸とされている。第一係合爪50Aと第二係合爪52Aとは、底面視で第一底壁部36Cと第二底壁部38Cとを離反させる方向の張力を受けた状態で互いに係合している。
補足説明すると、第二係合爪52Aに第一係合爪50Aを係合させる際には、屈曲板状の係合アーム50を弾性変形させており、第二屈曲部50Bから先端部側へ延びる部位を第二底壁部38Cの上面と平行に配置させかつ第一係合爪50Aを第二係合爪52Aに係合させるように第一屈曲部50C及び第二屈曲部50Bの屈曲角度を変化させている。そして、第一係合爪50Aと第二係合爪52Aとが係合された状態では、車両幅方向に互いに対向する第一底壁部36Cの端面36Tと第二底壁部38Cの端面38Tとが面接触状態で当接しており、係合アーム50が元の形状に復元しようとする力が第一係合爪50Aから第二係合爪52Aに作用するようになっている。
第二係合爪52Aに第一係合爪50Aが係合されている係合アーム50は、図2に示される第一底壁部36C及び第二底壁部38Cにおける互いの隣接部側において、境界部Bの延びる方向の中間部に設定されている。そして、第二係合爪52Aに第一係合爪50Aが係合されている係合アーム50は、境界部Bの延びる方向において、第一当接部40A及び第一被当接部42A並びに第二当接部40B及び第二被当接部42B(図3参照)と、第三当接部40C及び第三被当接部42C(図3参照)と、の間に設定されている。また、第二係合爪52Aに第一係合爪50Aが係合されている係合アーム50は、境界部Bの延びる方向において第四当接部44A及び第四被当接部46Aと、第五当接部44B及び第五被当接部46Bと、の間に設定されている。
また、図2及び図4(C)に示されるように、第二底壁部38Cには、係合アーム50の側面の大部分に対して境界部Bの延びる方向(図4(C)では紙面に垂直な方向)に当接している横ずれ規制手段としての当て部48A、49Aが形成されている。言い換えれば、係合アーム50は横ずれ規制手段の一部をも構成している。当て部48A、49Aは、第二底壁部38Cの上面から上方側に突出されたリブ状の凸部48、49で構成されている。
図2に示されるように、当て部48A、49Aは、本実施形態では一対設けられ、係合アーム50の両側面と当接している。図2に示される車両前方側の当て部49Aを備えた凸部49については、車両前方側から見た状態の図示を省略するが、凸部49の車両前方側から見た形状は、図4(C)に示される凸部48と実質的に同様の形状とされている。また、図3に示される係合アーム50の第一係合爪50Aを第二係合爪52Aに係合させようとする際には当て部48Aに対して係合アーム50の切欠部50Kが当てられることで、係合アーム50の先端側がガイドされやすい構成になっている。なお、本実施形態の変形例として、一対の当て部48A、49Aのいずれかに相当する当て部が一個設けられ、当該当て部が係合アーム50のいずれか一方の側面と当接している構成も採り得る。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図1に示される車体側であるドア12に支持体14が支持されており、支持体14に回動体26が支持されている。この回動体26にはミラー28が設けられており、回動体26は支持体14に対して回動される。また、回動体26の一部を構成する収容体32は、ミラー28の鏡面28A側を露出させた状態でミラー28を収容しており、収容体32の基部側に設けられた第一底壁部36Cは、支持体14におけるベースカバー18の上壁18Aとの間に隙間を形成している。さらに、図2に示される回動体26の一部を構成するバイザカバー38は、ミラー28の裏面側において収容体32を被覆しており、バイザカバー38の基部側に設けられた第二底壁部38Cは、第一底壁部36Cと並んで配置され、図1に示される支持体14におけるベースカバー18の上壁18Aとの間に隙間を形成している。
ここで、図2に示される第一底壁部36C及び第二底壁部38Cにおける互いの隣接部側には、図3、図4(A)及び図4(B)に示される第一当接部40A、第二当接部40B及び第三当接部40Cが設けられると共に、これらに対応する第一被当接部42A、第二被当接部42B及び第三被当接部42Cが設けられている。第一当接部40Aと第一被当接部42A、第二当接部40Bと第二被当接部42B、及び、第三当接部40Cと第三被当接部42Cは、それぞれ上下方向に互いに当接し、第一底壁部36C及び第二底壁部38Cの上下方向への相対移動を規制している。
また、第一底壁部36C及び第二底壁部38Cにおける互いの隣接部側には、図2及び図3に示される第四当接部44A及び第五当接部44Bが設けられると共に、第四被当接部46A及び第五被当接部46Bが設けられている。第四当接部44Aと第四被当接部46A、及び第五当接部44Bと第五被当接部46Bは、境界部Bの延びる方向に互いに当接し、境界部Bの延びる方向への第一底壁部36C及び第二底壁部38Cの相対移動を規制している。
さらに、第一底壁部36C及び第二底壁部38Cにおける互いの隣接部側には、図3及び図4(C)に示される係合アーム50及び第二係合爪52Aが設けられている。係合アーム50の第一係合爪50Aと第二係合爪52Aとは、底面視で第一底壁部36Cと第二底壁部38Cとを離反させる方向の張力を受けた状態で互いに係合しているので、境界部Bの延びる方向と交差する方向への第一底壁部36C及び第二底壁部38Cの相対移動が安定的に規制される。
以上のように、第一底壁部36C及び第二底壁部38Cは、上下方向、境界部Bの延びる方向、及び境界部Bの延びる方向と交差する方向への移動が規制される。このため、収容体32(バイザリム36)及びバイザカバー38の各底面の位置が安定化する。
また、本実施形態では、図4(A)に示されるように、第一当接部40A及び第一被当接部42Aは、第一底壁部36Cが第二底壁部38Cに対して下方側へ相対移動するのを規制し、図3及び図4(B)に示される第二当接部40B及び第二被当接部42B、並びに、第三当接部40C及び第三被当接部42Cは、第一底壁部36Cが第二底壁部38Cに対して上方側へ相対移動するのを規制している。そして、図2に示される第二係合爪52Aに第一係合爪50Aが係合されている係合アーム50は、境界部Bの延びる方向において、第一当接部40A及び第一被当接部42Aと、第三当接部40C及び第三被当接部42Cと、の間に設定されている。このため、第一係合爪50A及び第二係合爪52Aは、第一底壁部36C及び第二底壁部38Cの上下方向(図2では紙面に垂直な方向)への相対移動が安定的に規制された範囲で、互いに安定的に係合される。
また、本実施形態では、第四当接部44A及び第四被当接部46Aは、第一底壁部36Cが第二底壁部38Cに対して境界部Bの延びる方向の一方(略車両後方側)へ相対移動するのを規制し、第五当接部44B及び第五被当接部46Bは、第一底壁部36Cが第二底壁部38Cに対して境界部Bの延びる方向の他方(略車両前方側)へ相対移動するのを規制している。そして、第二係合爪52Aに第一係合爪50Aが係合されている係合アーム50は、境界部Bの延びる方向において、第四当接部44A及び第四被当接部46Aと、第五当接部44B及び第五被当接部46Bと、の間に設定されている。このため、第一係合爪50A及び第二係合爪52Aは、境界部Bの延びる方向への第一底壁部36C及び第二底壁部38Cの相対移動が安定的に規制された範囲で、互いに安定的に係合される。
また、本実施形態では、第二係合爪52Aに第一係合爪50Aが係合されている係合アーム50は、第一底壁部36C及び第二底壁部38Cにおける互いの隣接部側において、境界部Bの延びる方向の中間部に設定されている。このため、第一底壁部36Cと第二底壁部38Cとの境界部Bをバランス良く安定化させることができる。
また、本実施形態では、図4(C)に示される係合アーム50に対しては、図2に示される第二底壁部38Cに形成された当て部48A、49Aが境界部Bの延びる方向に当接している。このため、第一底壁部36Cと第二底壁部38Cとの相対変位が一層効果的に抑えられる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10によれば、収容体32(バイザリム36)及びバイザカバー38の各底面の位置を安定化させることができる。
なお、上記実施形態の変形例として、バイザカバー(被覆体)の第二底壁部に図4(C)に示される第一係合爪50Aを有する係合アーム50と同様の係合第一手段としての係合アーム(第一係合爪を有する係合アーム)が形成されて当該係合アームが係合手段を構成すると共に、収容体(バイザリム)の第一底壁部に第二係合爪52Aと同様の係合第二手段としての第二係合爪が形成されて当該第二係合爪が係合手段を構成し、更に前記係合アームに対して、底面視での第一底壁部と第二底壁部との境界部の延びる方向に当接している当て部が第一底壁部に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、係合手段としての係合アーム50の第一係合爪50Aと第二係合爪52Aとがバイザ30の内面側(底壁部の上面側)で互いに係合しているが、本発明の実施形態ではない参考例として、係合手段がバイザ30の外面側(底壁部の下面側)で互いに係合する構成とされてもよい。
また、上記実施形態では、第二係合爪52Aに第一係合爪50Aが係合される係合アーム50は、図2に示される第一底壁部36C及び第二底壁部38Cにおける互いの隣接部側において境界部Bの延びる方向の中間部に設定されているが、係合手段が例えば境界部Bの延びる方向の両端部や一方端部に設定されるような構成も採り得る。
また、上記実施形態では、第二係合爪52Aに第一係合爪50Aが係合される係合アーム50は、境界部Bの延びる方向において、第一当接部40A及び第一被当接部42Aと、第三当接部40C及び第三被当接部42Cと、の間に設定されているが、このように設定されない構成も採り得る。
また、上記実施形態では、第二係合爪52Aに第一係合爪50Aが係合される係合アーム50は、境界部Bの延びる方向において、第四当接部44A及び第四被当接部46Aと、第五当接部44B及び第五被当接部46Bと、の間に設定されているが、このように設定されない構成も採り得る。
また、上記実施形態では、第二底壁部38Cには、第一係合爪50Aに対して、境界部Bの延びる方向に当接している横ずれ規制手段としての当て部48A、49Aが形成されているが、このような当て部が形成されない構成も採り得る。また、上記実施形態の変形例として、第一底壁部36Cにおける第四当接部44A及び第五当接部44B並びに第二底壁部38Cにおける第四被当接部46A及び第五被当接部46Bが設けられずに係合アーム50及び当て部48A、49Aのみが横ずれ規制手段として設けられた構成も採り得る。また、上記実施形態では、横ずれ規制手段としての当て部48A、49Aは、第一係合爪50Aを含む係合アーム50の側面の大部分に対して、境界部Bの延びる方向に当接しているが、横ずれ規制手段としての当て部を備える凸部は、例えば、係合アーム(50)の側面の基端側、先端側及び延出方向中間部のいずれかに対してのみ境界部(B)の延びる方向に当接するようなものであってもよい。
また、上記実施形態では、当て部48A、49Aが凸部48、49で構成されているが、例えば、第二底壁部(38C)に係合アーム(50)が収納される凹部が形成されると共に、当該凹部の底面と一般部(非凹部)の上面とを繋ぐ段差面の一部を、係合アーム(50)に対して境界部(B)の延びる方向に当接している当て部とするような構成も採り得る。
また、上記実施形態では、本発明の車両用ミラー装置が車両用ドアミラー装置10に適用されているが、本発明の車両用ミラー装置は、例えば車両用フェンダミラー装置等のような車両外部の他の車両用アウタミラー装置に適用されてもよいし、車両内部の車両用インナミラー装置に適用されてもよい。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車両用ドアミラー装置
14 支持体
26 回動体
28 ミラー
28A 鏡面
32 収容体
36C 第一底壁部
36T 端面
38 バイザカバー(被覆体)
38C 第二底壁部
38T 端面
40A 第一当接部(上下規制第一手段(上下規制手段))
40B 第二当接部(上下規制第二手段(上下規制手段))
40C 第三当接部(上下規制第二手段(上下規制手段))
42A 第一被当接部(上下規制第一手段(上下規制手段))
42B 第二被当接部(上下規制第二手段(上下規制手段))
42C 第三被当接部(上下規制第二手段(上下規制手段))
44A 第四当接部(横ずれ規制第一手段(横ずれ規制手段))
44B 第五当接部(横ずれ規制第二手段(横ずれ規制手段))
46A 第四被当接部(横ずれ規制第一手段(横ずれ規制手段))
46B 第五被当接部(横ずれ規制第二手段(横ずれ規制手段))
48A 当て部(横ずれ規制手段)
49A 当て部(横ずれ規制手段)
50 係合アーム(係合第一手段(係合手段)、横ずれ規制手段)
50A 第一係合爪
50B 第二屈曲部(屈曲部)
52A 第二係合爪(係合第二手段(係合手段))
B 境界部
C 境界部の延びる方向

Claims (4)

  1. 車体側に支持される支持体と、
    前記支持体に支持されると共にミラーが設けられて前記支持体に対して回動される回動体の一部を構成し、前記ミラーの鏡面側を露出させた状態で前記ミラーを収容すると共に、基部側に設けられた第一底壁部が前記支持体との間に隙間を形成している収容体と、
    前記回動体の一部を構成し、前記ミラーの裏面側において前記収容体を被覆すると共に、基部側に設けられた第二底壁部が前記第一底壁部と並んで配置されて前記支持体との間に隙間を形成している被覆体と、
    前記第一底壁部及び前記第二底壁部における互いの隣接部側に設けられ、上下方向に互いに当接し、前記第一底壁部及び前記第二底壁部の上下方向への相対移動を規制する上下規制手段と、
    前記第一底壁部及び前記第二底壁部における互いの隣接部側に設けられ、底面視での前記第一底壁部と前記第二底壁部との境界部の延びる方向に互いに当接し、前記境界部の延びる方向への前記第一底壁部及び前記第二底壁部の相対移動を規制する横ずれ規制手段と、
    前記第一底壁部及び前記第二底壁部における互いの隣接部側に設けられ、底面視で前記第一底壁部と前記第二底壁部とを離反させる方向の張力を受けた状態で互いに係合している係合手段と、
    を有し、
    前記係合手段は、
    前記第一底壁部及び前記第二底壁部のうちの一方の底壁部に一体に設けられ、前記第一底壁部及び前記第二底壁部のうちの他方の底壁部の上面側に配置されるように延出されると共に、その延出方向中間部には該延出方向中間部が前記他方の底壁部の上面から離間する側に凸となるように屈曲された屈曲部が形成され、更に先端側に第一係合爪を有する係合第一手段と、
    前記第一底壁部及び前記第二底壁部のうちの前記他方の底壁部に一体に設けられ、前記第一係合爪に係合している第二係合爪を有する係合第二手段と、
    を備え、
    前記係合第一手段は、前記屈曲部の屈曲角度を小さくする方向の弾性復元力によって、前記第一係合爪を前記第二係合爪に押付けると共に互いに対向する前記第一底壁部と前記第二底壁部との端面同士を面接触状態で当接させている、車両用ミラー装置。
  2. 前記上下規制手段は、
    前記第一底壁部が前記第二底壁部に対して下方側へ相対移動するのを規制する上下規制第一手段と、
    前記上下規制第一手段に対して前記境界部の延びる方向に離間して設けられて前記第一底壁部が前記第二底壁部に対して上方側へ相対移動するのを規制する上下規制第二手段と、
    を備え、
    前記係合手段は、前記境界部の延びる方向において前記上下規制第一手段と前記上下規制第二手段との間に設定されている、請求項1記載の車両用ミラー装置。
  3. 前記横ずれ規制手段は、
    前記第一底壁部が前記第二底壁部に対して前記境界部の延びる方向の一方へ相対移動するのを規制する横ずれ規制第一手段と、
    前記横ずれ規制第一手段に対して前記境界部の延びる方向に離間して設けられて前記第一底壁部が前記第二底壁部に対して前記境界部の延びる方向の他方へ相対移動するのを規制する横ずれ規制第二手段と、
    を備え、
    前記係合手段は、前記境界部の延びる方向において前記横ずれ規制第一手段と前記横ずれ規制第二手段との間に設定されている、請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置。
  4. 記横ずれ規制手段は、前記係合第一手段と、前記他方の底壁部に設けられて前記係合第一手段に対して前記境界部の延びる方向に当接している当て部と、を備える、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用ミラー装置。
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