JP5634852B2 - 車両用ミラーのミラーホルダー - Google Patents

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この発明は車両用ミラーのミラーホルダーに関し、鏡面角度を調整する際にミラーホルダーがその背後の電装品等の機器類と干渉するのを抑制して振り角を十分確保しつつ、短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部とで弾性変形の仕方や剛性に大きな違いが生じるのを防止したものである。
車両用アウターミラーは一般に、ミラー板をミラーホルダーの前面に嵌め込み装着し、該ミラーホルダーをミラーハウジングの開口部内に収容してミラーハウジング内の傾動機構に支持する構造を有する。ミラーホルダーは手動または電動で駆動される該傾動機構により上下方向および左右方向に傾動され、これによりミラー板の鏡面角度が調整される。
ミラーホルダーは前面にミラー板を嵌め込み装着するために、その周縁部全周に壁部が前方に向けて突出形成され、該壁部の先端部近傍の内周面に鉤部が形成されている。ミラー板は面部と壁部で囲まれた収容空間に押し込まれ、周縁部が鉤部で係止されてミラーホルダーに装着される。ミラーホルダーの壁部の下部は断面U字またはV字状で周方向に延在する屈曲部を介してミラーホルダーの面部(ミラー板の裏面に対面する部分)に繋がっており、ミラー板を押し込む際にミラーホルダーの壁部がこの屈曲部で外方向に弾性変形することによりミラー板の嵌め込みを容易にしている。
以上のような構造を有する従来のミラーホルダーにおいては、U字またはV字状の屈曲部が該ミラーホルダーの背面方向に突出しているため、該屈曲部がその背後の電装品等の機器類と干渉(衝突)してミラーホルダーの傾動可能角度範囲(振り角)を狭める問題がある。特にミラーホルダーの長手方向(通常左右方向)に対向する両辺部は傾動中心からの距離が長いので、長手方向の傾動角度の変化に対する該両辺部の前後方向の変位量が大きく、このため該両辺部の屈曲部はその背後の機器類と干渉し易く、傾動可能角度範囲を特に狭める原因となっている。
そこで特許文献1の図7〜図9に記載のミラーホルダーでは、長手方向に対向する両辺部について、U字またはV字状の屈曲部を廃止して、面部の周縁部から壁部を直角に立ち上げるようにして、該両辺部がその背後の機器類と干渉しにくくして、傾動可能角度範囲を狭めないようにしている。
ところが特許文献1の図7〜図9に記載のミラーホルダーは長手方向に対向する両辺部で屈曲部が廃止されているため、該両辺部の壁部が外方向に弾性変形しにくく、ミラー板を嵌め込み装着し難くなっていた。この問題を解決するために特許文献1の図2〜図6に記載のミラーホルダーは該屈曲部を廃止した箇所で面部の周縁部の板厚を薄く形成することにより、該両辺部の壁部が外方向に弾性変形し易くしてミラー板の嵌め込み装着を容易にしている。
特開2002−337609
特許文献1の図2〜図6に記載のミラーホルダーによれば、短手方向に対向する両辺部は屈曲部が形成され、長手方向に対向する両辺部は屈曲部がなくかつ薄肉部が形成されているので、両部分は構造が相互に大きく異なる。このため短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部とでは弾性変形の仕方や剛性に大きな違いが生じ易い。その結果短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部とでミラー板の保持力に大きな差が生じてミラー板の保持が不安定になってがたつきが生じる等の不具合が発生しやすい。また短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部の連結部で剛性の違いが明確となる。剛性の違いが明確な箇所では、ミラー板を嵌め込むと壁部に変形差(撓み差)が生じ、該壁部に波打ち現象(ミラーホルダーの正面から見て壁部がミラー板の周縁部形状にぴったり沿わずに波打つ現象)が生じ外観を損ねる不都合が生じやすい。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、鏡面角度を調整する際にミラーホルダーがその背後の機器類と干渉するのを抑制して振り角を十分確保しつつ、短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部とで弾性変形の仕方や剛性に大きな違いが生じるのを防止したミラーホルダーを提供しようとするものである。
この発明は、ミラー板をミラーホルダーの前面に嵌め込み装着し、該ミラーホルダーをミラーハウジングの開口部内に収容して該ミラーハウジング内の傾動機構に支持し、該ミラーホルダーは手動または電動で駆動される該傾動機構により上下方向および左右方向に傾動され、これによりミラー板の鏡面角度が調整される車両用ミラーに適用されるミラーホルダーであって、前記ミラー板の裏面に対面する面部と、該面部の周縁部全周に前方に向けて突出形成され、前記面部と共に包囲する内側に前記ミラー板を収容する収容空間を形成する壁部と、該壁部の先端部近傍の内周面に形成され、前記ミラー板の周縁部に係合して該周縁部を係止して該ミラー板を前記収容空間内に保持する鉤部と、前記壁部の下部と前記面部の周縁部とを概ね全周にわたり繋ぐ、断面U字またはV字状の屈曲部とを具備し、前記鉤部のミラー板係止面と前記U字またはV字による溝の最深部(あるいは屈曲部の裏面の頂部)との間の長さが、該ミラーホルダーの面の短手方向に対向する両辺部では、長手方向に対向する両辺部より長い値に設定されているものである。
この発明によれば、屈曲部はミラーホルダーの概ね全周にわたり形成されているので、壁部を屈曲部とともに外方向に弾性変形させてミラー板を嵌め込むことができる。また屈曲部はミラーホルダーの概ね全周にわたり形成されているので、特許文献1の図2〜図6に記載のミラーホルダーのように短手方向に対向する両辺部は屈曲部が形成され、長手方向に対向する両辺部は屈曲部がなくかつ薄肉部が形成されているものに比べて、短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部とで弾性変形の仕方や剛性に大きな違いが生じるのが防止される。したがって短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部とでミラー板の保持力に大きな差が生じるのが防止され、ミラー板を安定に保持することができる。また短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部の連結部で剛性の違いが緩和され、該連結部において壁部に波打ち現象が生じるのを抑制することができる。また鉤部のミラー板係止面とU字またはV字による溝の最深部との間の長さを、ミラーホルダーの面の短手方向に対向する両辺部では、長手方向に対向する両辺部より長い値に設定したので、背後の機器類と干渉し易い長手方向に対向する両辺部が該背後の機器類と干渉するのを抑制することができる。これにより該長手方向の鏡面角度の調整範囲を十分に確保することができる。
この発明のミラーホルダーは、短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部とを繋ぐ連結部において、前記鉤部のミラー板係止面と前記U字またはV字による溝の最深部(あるいは屈曲部の裏面の頂部)との間の長さを、前記短手方向に対向する両辺部における当該長さと前記長手方向に対向する両辺部における当該長さの間を徐変する長さに設定することができる。これによれば短手方向に対向する両辺部と長手方向に対向する両辺部とを繋ぐ連結部において剛性が徐々に変化するので、該連結部において壁部に波打ち現象が生じるのをさらに抑制することができる。
この発明のミラーホルダーは、前記壁部および前記屈曲部の板厚を、相互に等しく、かつ前記面部の一般厚よりも薄く形成することができる。これによれば壁部および屈曲部は面部の一般厚よりも薄いので、壁部および屈曲部は弾性変形しやすくなり、ミラー板の嵌め込みを容易にすることができる。
この発明のミラーホルダーは、曲面に形成されたミラー板が嵌め込み装着されるミラーホルダーであって、前記面部が全体として該ミラー板と平行な曲面に形成されているものとすることができる。これによれば面部が全体としてミラー板と平行な曲面に形成されているので、壁部の高さを各辺ごとに長さ方向に一定とすることができる。このためミラー板の保持力を各辺ごとに長さ方向に一定とすることができ、ミラー板をより安定に保持することができる。
この発明のミラーホルダーは、平面に形成されたミラー板が嵌め込み装着されるミラーホルダーであって、前記面部が全体として該ミラー板と平行な平面に形成されているものとすることもできる。この場合も壁部の高さを各辺ごとに長さ方向に一定とすることができるので、ミラー板の保持力を各辺ごとに長さ方向に一定とすることができ、ミラー板をより安定に保持することができる。
この発明のミラーホルダーは、前記屈曲部の根元付近に該屈曲部の延在方向に沿ってスリット状の肉抜き溝が形成されているものとすることができる。これによれば屈曲部で外方向に弾性変形し易くなり、ミラー板の嵌め込みをより容易にすることができる。
この発明のミラーホルダーの実施の形態を示す正面図である。 図1のミラーホルダーの背面図である。 図1のミラホルダーの底面図である。 図1のミラーホルダーのA−A矢視断面図である。 図1のミラーホルダーのB−B矢視断面図である。 図4のC部拡大図である。 図5のD部拡大図である。
この発明の実施の形態を図面を参照して以下説明する。これは鏡面が曲面に形成されたミラー板を保持する右側用ドアミラーのミラーホルダーにこの発明を適用したものである。ミラーホルダー10はPP(ポリプロピレン)等の合成樹脂により全体が一体に成型されている。ミラーホルダー10は、ミラー板12(図4、図5)の裏面に対面する面部14を有する。面部14は全体としてミラー板12と平行な曲面に形成されている。面部14の裏面(図2)の中央部には、ミラーホルダー10を、ミラーハウジング(図示せず)内の手動または電動による傾動機構(図示せず)に連結して支持するための支持平面11が形成されている。支持平面11には傾動機構と連結するためのフック13,15が形成されている。面部14の前面(図1)にはミラー板12の裏面の各所に当接して該ミラー板12を支持する複数の突起17,27が形成されている。このうち突起27は面部14を切り欠いて構成した片29の先端部上に形成されたもので、片29の可撓性によるばね作用により、ミラー板12を裏面側から押圧してミラー板12の周縁部表面を鉤部20(図6、図7)のミラー板係止面20aに押圧当接させて係止させ、ミラー板12をがたつきなくミラーホルダー10に保持する働きをする。
面部14の周縁部全周には前方に向けて壁部16(図2〜図7)が突出形成されている。面部14と壁部16とで包囲される内側にミラー板12を収容する収容空間18(図1、図4、図5)が形成されている。壁部16にはその先端部近傍の内周面に鉤部20(図6、図7)が全周にわたり形成されている。鉤部20はミラー板12の周縁部に係合して該周縁部を係止してミラー板12を収容空間18内に保持する。壁部16の先端部近傍には壁部16を挟んで鉤部20と反対側(外側)に折り返す折返し部21が全周にわたり形成されている。折返し部21は壁部16の先端部に丸みを持たせると共に、壁部16の剛性および保持力を向上させる効果を奏する。
壁部16の下部と面部14の周縁部とを繋ぐ部分には断面U字またはV字状の屈曲部22が全周にわたり連続して形成されている。壁部16および屈曲部22は板厚が相互に等しくかつ面部14の一般厚(一般的な箇所の厚さ)よりも薄く形成されて弾性変形しやすく構成されている。
壁部16の高さはミラーホルダー10の周方向の辺位置によって異なっている。すなわちミラーホルダー10の面の短手方向に対向する上下両辺部24,26(図2)の壁部16は相対的に(左右両辺部28,30に比べて)高い一定値に設定され、ミラーホルダー10の面の長手方向に対向する左右両辺部28,30(図2)の壁部16は相対的(上下両辺部24,26に比べて)に低い一定値に設定されている。これに伴い鉤部20のミラー板係止面20a(図6、図7)とU字またはV字による溝19の最深部19a(あるいは溝19の最深部19aの裏面側の屈曲部の頂部)との間の長さd1はミラーホルダー10の周方向の辺位置によって異なっている。すなわちミラーホルダー10の面の短手方向に対向する上下両辺部24,26(図2)のミラー板係止面20aとU字またはV字による溝19の最深部19aとの間の長さd1は図6に示すように6.5〜9.5mm(溝19の最深部19aに丸みを付けなかった場合の値)に設定されている。これに対しミラーホルダー10の面の長手方向に対向する左右両辺部28,30(図2)のミラー板係止面20aとU字またはV字による溝19の最深部19aとの間の長さd1は図7に示すように3.5〜6.5mm(溝19の最深部19aに丸みを付けなかった場合の値)(ただし上下両辺部24,26のミラー板係止面20aとU字またはV字による溝19の最深部19aとの間の長さd1が6.5mmのときは、6.5mmよりも短い値)に設定されている。各辺24,28,26,30を各コーナーで繋ぐ連結部32,34,36,38におけるミラー板係止面20aとU字またはV字による溝19の最深部19aとの間の長さd1はこれら両方の長さ(6.5〜9.5mm,3.5〜6.5mm)の間を徐変する長さに設定されている。
またミラー板係止面20aとU字またはV字による溝19の最深部19aとの間の長さd1がミラーホルダー10の周方向の辺位置によって異なっているのに伴いミラーホルダー10の裏面における面部14の一般面に対する屈曲部22の突出高さd3はミラーホルダー10の周方向の辺位置によって異なっている。すなわち図6、図7において、ミラー板12の表面とミラーホルダー10の面部14の裏面の一般面(一般的な箇所の面)との間の長さd2は周方向の辺位置によらず一定であるのに対し、ミラー板係止面20aとU字またはV字による溝19の最深部19aとの間の長さd1はミラーホルダー10の周方向の辺位置によって異なり、しかも屈曲部22の厚さは周方向の辺位置によらず一定なので、必然的にミラーホルダー10の面部14の裏面の一般面と屈曲部22の頂点との間の長さd3はミラーホルダー10の周方向の辺位置によって異なるものとなる。すなわちミラーホルダー10の面の短手方向に対向する上下両辺部24,26では屈曲部22の突出高さd3は相対的に高くなり(図6)、ミラーホルダー10の面の長手方向に対向する左右両辺部28,30では屈曲部22の突出高さd3は相対的に低くなる(図7)。また各辺24,28,26,30を各コーナーで繋ぐ連結部32,34,36,38では屈曲部22の突出高さd3はこれら両方の高さの間を徐変する高さに設定されている。このように屈曲部22の突出高さd3がミラーホルダー10の周方向の辺位置によって異なっているのに伴いミラーホルダー10の周縁部の厚さはミラーホルダー10の周方向の辺位置によって異なるものとなる。すなわちミラーホルダー10の面の短手方向に対向する上下両辺部24,26は相対的に厚くなり、ミラーホルダー10の面の長手方向に対向する左右両辺部28,30は相対的に薄くなる。また各辺24,28,26,30を各コーナーで繋ぐ連結部32,34,36,38はこれら両方の厚さの間を徐変する厚さとなる。
以上の構成のミラーホルダー10をドアミラーに装着する手順を説明する。
(1)ミラーホルダー10の前面の収容空間18にミラー板12を嵌め込み装着する。このときミラーホルダー10の壁部16は全周にわたり屈曲部22で外方向に弾性変形してミラー板12の嵌め込みを可能にする。すなわち上下両辺部24,26の屈曲部22はミラー板係止面20aとU字またはV字による溝19の最深部19aとの間の長さd1が長いので、上下両辺部24,26の壁部16は容易に弾性変形することができる。また左右両辺部28,30のミラー板係止面20aとU字またはV字による溝19の最深部19aとの間の長さd1は上下両辺部24,26の屈曲部22に比べて短いものの、屈曲部22は存在するので、屈曲部22が存在しない場合に比べて左右両辺部28,30の壁部16は容易に弾性変形することができる。したがってミラーホルダー10に対するミラー板12の嵌め込みを比較的容易に行うことができる。
(2)このようにしてミラー板12が嵌め込み装着されたミラーホルダー10をミラーハウジング(図示せず)の開口部内に収容して該ミラーハウジング内の傾動機構にフック13,15を引っ掛けてかつ嵌合させて該傾動機構に取付支持する。これでミラーホルダー10はドアミラーに装着される。各図において点Pは傾動中心を示す。
以上のようにしてミラーハウジングに装着されたミラーホルダー10は、傾動機構を手動または電動で動作させることにより、ミラーホルダー10に装着されたミラー板12の鏡面角度が調整される。このときミラーホルダー10の面の長手方向に対向する左右両辺部28,30は屈曲部22の突出高さd3が低いので、背後の機器類と干渉し易い該左右両辺部28,30が該背後の機器類と干渉するのを抑制することができる。これにより左右方向の鏡面角度の調整範囲を十分に確保することができる。
また上記構成によれば、屈曲部22はミラーホルダー10の全周にわたり形成されているので、上下両辺部24,26と左右両辺部28,30とで弾性変形の仕方や剛性に大きな違いが生じるのが防止される。したがって上下両辺部24,26と左右両辺部28,30とでミラー板12の保持力に大きな差が生じるのが防止され、ミラー板12を安定に保持することができる。また特許文献1の図2〜図6の構造に比べて上下両辺部24,26と左右両辺部28,30の連結部32,34,36,38で剛性の違いが緩和され、連結部32,34,36,38において壁部16に波打ち現象が生じるのを抑制することができる。さらに各辺24,28,26,30を繋ぐ連結部32,34,36,38におけるミラー板係止面20aとU字またはV字による溝19の最深部19aとの間の長さd1はこれら両方の長さの間を徐変する長さに設定されているので、ミラーホルダー10の周縁部は連結部32,34,36,38で剛性が徐々に変化する。その結果ミラーホルダー10の壁部16に波打ち現象が生じるのを抑制することができる。
なお左右両辺部28,30において壁部16が屈曲部22で外方向に弾性変形するのをさらにし易くするために、図7に点線40で示すように、屈曲部22と面部14との境界部分に一本または複数本のスリット状の肉抜き溝40を全周に形成することもできる。
前記実施の形態では鏡面が曲面に形成されたミラー板(曲面鏡)を保持するミラーホルダーにこの発明を適用した場合について説明したが、鏡面が平面に形成されたミラー板(平面鏡)を保持するミラーホルダーにこの発明を適用することもできる。これは例えば前記実施の形態で示したミラーホルダー10の面部14およびミラー板12を曲板から平板に置き換えることで実現できる。
10…ミラーホルダー、12…ミラー板、14…面部、16…壁部、18…収容空間、、19…U字またはV字による溝、19a…U字またはV字による溝の最深部、20…鉤部、20a…ミラー板係止面、22…屈曲部、24,26…短手方向に対向する両辺部、28,30…長手方向に対向する両辺部、32,34,36,38…連結部、40…スリット状の肉抜き溝、d…鉤部のミラー板係止面とU字またはV字による溝の最深部との間の長さ

Claims (5)

  1. ミラー板をミラーホルダーの前面に嵌め込み装着し、該ミラーホルダーをミラーハウジングの開口部内に収容して該ミラーハウジング内の傾動機構に支持し、該ミラーホルダーは手動または電動で駆動される該傾動機構により上下方向および左右方向に傾動され、これによりミラー板の鏡面角度が調整される車両用ミラーに適用されるミラーホルダーであって、
    前記ミラー板の裏面に対面する面部と、
    該面部の周縁部全周に前方に向けて突出形成され、前記面部と共に包囲する内側に前記ミラー板を収容する収容空間を形成する壁部と、
    該壁部の先端部近傍の内周面に形成され、前記ミラー板の周縁部に係合して該周縁部を係止して該ミラー板を前記収容空間内に保持する鉤部と、
    前記壁部の下部と前記面部の周縁部とを概ね全周にわたり繋ぐ、断面U字またはV字状の屈曲部とを具備し、
    前記鉤部のミラー板係止面と前記U字またはV字による溝の最深部との間の長さが、該ミラーホルダーの面の短手方向に対向する両辺部では、長手方向に対向する両辺部より長い値に設定されている
    車両用ミラーのミラーホルダー。
  2. 前記鉤部のミラー板係止面と前記U字またはV字による溝の最深部との間の長さが、前記ミラーホルダーの面の前記短手方向に対向する両辺部と前記長手方向に対向する両辺部の各辺を繋ぐ連結部において、前記短手方向に対向する両辺部における当該長さと前記長手方向に対向する両辺部における当該長さの間を徐変する長さに設定されている請求項1記載の車両用ミラーのミラーホルダー。
  3. 曲面に形成されたミラー板が嵌め込み装着されるミラーホルダーであって、
    前記面部が全体として該ミラー板と平行な曲面に形成されている請求項1または2記載の車両用ミラーのミラーホルダー。
  4. 平面に形成されたミラー板が嵌め込み装着されるミラーホルダーであって、
    前記面部が全体として該ミラー板と平行な平面に形成されている請求項1または2記載の車両用ミラーのミラーホルダー。
  5. 前記屈曲部の根元付近に該屈曲部の延在方向に沿ってスリット状の肉抜き溝が形成されている請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ミラーのミラーホルダー。
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