JP2008201348A - 車両の車外視認装置 - Google Patents

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Kazuhiro Saeki
和洋 佐伯
Koji Nakao
浩二 中尾
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Abstract

【課題】車高が高い車両に低身長者が運転席に着座した場合においても、フロントノーズの側方部を適正に視認できるようにする。
【解決手段】車体の前方に向けて突出するフロントノーズ1と、車室内に配設された運転席2等からなる乗員席の前方部を覆うように配設されたフロントガラス3とを有する車両において、上記乗員席の斜め前方上部に、フロントガラス3を介して上記フロントノーズ1の側方部を視認するための側方視認手段7が配設された。
【選択図】図1

Description

本発明は車体の前方に向けて突出するフロントノーズと、車室内に配設された乗員席の前方部を覆うように配設されたフロントガラスとを有する車両において、上記フロントノーズの側方部を視認可能とする車両の車外視認装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に示されるように、一方の面に鏡部材を有するメインミラー部と、このメインミラー部の両端にそれぞれ連結手段を介して開閉可能に連結された二個のサブミラー部とを有し、このサブミラー部に鏡部材を設けることにより、自動車の走行中に、運転者が前方注視の視野範囲から目を離すことなく、左右両側、左右斜め後方および左右後部車輪の近周辺と、後方視界とを同時に確認することができるようにし、かつ必要に応じて寸法をコンパクト化できるようにした自動車用ルームミラーが提案されている。
また、下記特許文献2に示されるように、車高の高い車両にドアミラーを取り付け、さらに車両前方下側の前輪付近およびフロントドアの下部付近を視認するための透明部材からなる車外視認装置をドアミラーに取り付けることにより、コンパクトな構成で車外の景色を車室内へ光学的に伝達し得るように構成した車両用視認装置が提案されている。
特開2005−067517号公報 特開2005−41270号公報
上記特許文献1に開示されているように、メインミラー部と左右一対のサブミラー部とを有するルームミラーを運転席の斜め前方上部に設置した場合には、この運転席に着座した運転者がサブミラー部を視認することにより、前方から視線を逸らすことなく車両の左右両側部および後方部を視認することかできる。しかし、車室部から車体の前方へ大きく突出するフロントノーズを有し、車高が高く設定された車両において、女性ドライバー等からなる低身長者が運転席に着座した場合には、上記フロントノーズにより視線が遮られてその側方部に位置する障害物等に気づかないことがある。
一方、上記特許文献2に開示されているように、車両前方下側の前輪付近およびフロントドアの下部付近を視認するための透明部材からなる車外視認装置をドアミラーに取り付けた場合には、フロントノーズの側方部に対する視認性を向上させることが可能である。しかし、上記特許文献2に開示されているように、車外に配設されたドアミラーと一体的に車外視認装置を配設した場合には、この車外視認装置を大型化するとドアミラーが大型化して外観が悪化するとともに、車両の走行抵抗が大きくなる等の弊害がある。しかも、室内から上記車外視認装置に対してアクセスすることができないため、この車外視認装置を介した車外の視認範囲を調節することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、車高が高い車両に低身長者が運転席に着座した場合においても、フロントノーズの側方部を適正に視認することができる車両の車外視認装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、車体の前方に向けて突出するフロントノーズと、車室内に配設された乗員席の前方部を覆うように配設されたフロントガラスとを有する車両において、上記乗員席の斜め前方上部に、フロントガラスを介して上記フロントノーズの側方部を視認するための側方視認手段が配設されたものである。
請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の車両の車外視認装置において、上記側方視認手段が、フロントノーズの側方部からフロントガラスを介して車室内に入射した光を乗員席の上部に向けて反射する反射鏡を備えたものである。
請求項3に係る発明は、上記請求項1に記載の車両の車外視認装置において、上記側方視認手段が、フロントノーズの側方部からフロントガラスを介して車室内に入射した光を乗員席の上部に向けて偏向する側方視認用のプリズムを備えたものである。
請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の車外視認装置において、上記側方視認手段の視認範囲を拡大する凹レンズが、フロントガラスと側方視認手段との間に配設されたものである。
請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の車外視認装置において、上記乗員席の斜め前方上部に、車両後方を視認するためのルームミラーが設けられるとともに、このルームミラーの近傍に上記側方視認手段が配設されたものである。
請求項6に係る発明は、上記請求項5に記載の車両の車外視認装置において、上記乗員席の斜め前方上部に、ルームミラーと側方視認手段とがステーを介して一体的に取り付けられたものである。
請求項7に係る発明は、上記請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両の車外視認装置において、上記乗員席の斜め前方上部に、フロントノーズの前方部を視認するための前方視認手段が設けられるとともに、この前方視認手段の近傍に上記側方視認手段が配設されたものである。
請求項8に係る発明は、上記請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両の車外視認装置において、上記側方視認手段の運転席に対向する面と反対方向に位置する面側に、雨滴センサが配設されたものである。
請求項1に係る発明では、上記乗員席に着座した乗員が運転姿勢を保ったままの状態で、上記側方視認手段を視認することにより、このフロントノーズの側方部に障害物が存在しているか否か等を容易に確認することができるため、車室部から前方へ大きく突出するフロントノーズを有し、車高が高く設定された車両の乗員席に女性ドライバー等の低身長者からなる乗員が着座し、この乗員の視線が上記フロントノーズに遮られることにより、その側方部に位置する障害物を直接に視認することができないような状況下であっても、この障害物等に気づかないまま車両が発進される等の事態が発生するのを効果的に防止できるとともに、乗員席に着座した乗員が上記前方視認手段の設置角度を調節することにより、フロントノーズの側方視認領域を調節する作業を容易かつ適正に実行できるという利点がある。
請求項2に係る発明では、ロントノーズの側方部から車室内に入射した光を乗員席の上部に向けて反射する反射鏡を上記側方視認手段に設けることにより、フロントノーズの側方部に位置する領域の鏡像を上記反射鏡に映し出すように構成したため、簡単かつ安価な構成で、上記フロントノーズの側方部に障害物等が存在しているか否かを容易に確認することができるとともに、上記反射鏡の設置角度を調節することにより、フロントノーズの側方部に位置する領域の視認範囲を極めて容易に調節できるという利点がある。
請求項3に係る発明では、フロントノーズの側方部から上記フロントガラスを介して車室内に入射した光の軸線が、上記プリズムを通過することにより下方に偏向されるため、上記側方視認手段に、フロントノーズの前方部に位置する領域からの光を乗員席の上部に向けて反射する反射鏡を設けた場合のように、視認される鏡像が反転するという事態を生じることなく、上記側方視認用のプリズムを介してフロントノーズの前方部を適正に視認できるという利点がある。
請求項4に係る発明では、フロントノーズの側方部に位置する領域の視認範囲を拡大するための凹レンズを、上記フロントガラスと側方視認手段との間に配設したため、上記側方視認手段に設けられた反射鏡等の上下寸法および左右寸法が大きくなるのを抑制しつつ、フロントノーズの側方部を適正に視認できるという利点がある。
請求項5に係る発明では、乗員席の斜め前方上部に配設された後方視認用のルームミラーの近傍に上記側方視認手段を配設したため、上記乗員席に着座した乗員がその視線を大きく移動させることなく、上記ルームミラーを利用して車両の後方部を視認することができるとともに、上記側方視認手段を利用してフロントノーズの側方部を視認することができ、車両の走行時における安全性を良好状態に維持しつつ、車外の状況を迅速かつ正確に把握できるという利点がある。
請求項6に係る発明では、運転席の斜め前方上部にステーを介してルームミラーと側方視認手段とを一体的に取り付けるように構成したため、このルームミラーおよび側方視認手段の両方を、簡単な構成でコンパクトに配設してその組付作業性を効果的に向上させることができるとともに、上記乗員席に着座した乗員が視線を大きく動かすことなく、車両の後方部およびフロントノーズの側方部をそれぞれ効果的に視認できるという利点がある。
請求項7に係る発明では、乗員席の斜め前方上部に配設された前方視認手段の近傍に上記側方視認手段を配設したため、上記乗員席に着座した乗員がその視線を大きく移動させることなく、上記側方視認手段を利用してフロントノーズの側方部を視認することができるとともに、上記前方視認手段を利用してフロントノーズの前方部を視認することができるため、車両の走行時における安全性を良好状態に維持しつつ、車外の状況を迅速かつ正確に把握できるという利点がある。
請求項8に係る発明では、側方視認手段の乗員席に対向する面の反対方向に位置する面側に雨滴センサを配設したため、この雨滴センサのレイアウト性を効果的に向上させることができ、かつ上記側方視認手段と雨滴センサとを同時に組み付けることができるという利点がある。
図1〜図5は、本発明に係る車外視認装置の第1実施形態を示している。この車両は、車体の前方に向けて突出するフロントノーズ1と、車室内に配設された運転席2からなる乗員席の前方部を覆うように設置されたフロントガラス3と、車室の天井部に配設されたルーフパネル4とを有している。
上記ルーフパネル4の前辺部下方において上記運転席2の斜め前方上部に位置する部位には、車幅方向に伸びるようにフロントヘッダ5が設置され、このフロントヘッダ5の上部前端にはフロントガラス3の上辺部が支持されている。また、上記フロントヘッダ5の車幅方向の略中央部下面には、車両の後方を視認するための後方視認用のルームミラー6と、上記フロントノーズ1の側方部を視認するための側方視認手段7と、フロントノーズ1の前方部を視認するための前方視認手段8とがステー9を介して一体的に取り付けられている。
上記ステー9は、フロントヘッダ5の下面にビス止め等により固定される取付板10と、この取付板10の下面中央部から前下がり状態で斜めに延びる上方支持部11と、その前端部から下方に延びる下方支持部12とを有し、この下方支持部12の下端部に設けられた玉継手12aにより上記後方視認用のルームミラー6が角度調節可能に取り付けられている。このルームミラー6は、図外のリヤウインドおよびサイドウインド等を介して車室内に入射した光を運転席2の上部に向けて反射する反射鏡6aを有し、この反射鏡6aに映し出された車両後方の鏡像が、上記運転席2に着座した乗員αにより視認されるようになっている。
上記ステー9の上方支持部11には、左右一対の第1,第2分岐部13,14が側方に向けて突設されている。そして、車室の助手席15側(図3の左側)位置する第1分岐部13には、その先端部に設けられた玉継手13aを介して上記側方視認手段7が角度調節可能に取り付けられるとともに、車室の運転席2側(図3の右側)位置する第2分岐部14には、その先端部に設けられた玉継手14aを介して上記前方視認手段8が角度調節可能に取り付けられることにより、上記ルームミラー6の上部近傍において側方視認手段7と前方視認手段8とが車幅方向に連続して配設されている。
上記側方視認手段7は、フロントガラス3を介して車室内に入射した光を運転席2の上部に向けて反射する反射鏡7aを有し、この反射鏡7aに映し出されたフロントノーズ1の左側方視認領域(助手席15側の部位)Yの鏡像が、上記運転席2に着座した乗員により視認されるようになっている。すなわち、上記側方視認手段7の反射鏡7aは、運転席2に着座した乗員αに対してフロントノーズ1の側方部における所定の側方視認領域Yを映し出すことができるように、その大きさが設定されている。そして、上記側方視認手段7の反射鏡7aは、側面視において前下がりの状態でルームミラー6の上方近傍に設置されるとともに、図3に示すように車両の後面から見て略水平状態で設置されることにより、上記運転席2に着座した乗員αに対してフロントノーズ1の側方視認領域Yが映し出されるようになっている。
また、上記側方視認手段7の運転席2に対向する面の反対方向に位置する面、つまり側方視認手段7の上面側には、フロントガラス3の表面に付着した雨滴を検出する雨滴センサ16が、上記ステー9の設置部を避けるように配設されている。上記雨滴センサ16は、例えばフロントガラス3に向けて光を照射する発光部と、その反射光の光量を検出する検出部とを有し、フロントガラス3に水滴が付着することに起因した上記反射光の光量変化に基づいて降雨量を検出し、必要に応じて図外のワイパー装置を自動的に作動させる機能を有している。
上記前方視認手段8は、フロントノーズ1の前方部からフロントガラス3を介して車室内に入射した光を運転席2の上部に向けて反射する反射鏡8aを有し、この反射鏡8aに映し出されたフロントノーズ1の前方部に位置する領域の鏡像が、上記運転席2に着座した乗員αにより視認されるようになっている。すなわち、上記前方視認手段8の反射鏡8aは、運転席2に着座した乗員αに対してフロントノーズ1の前方部における所定の前方視認領域Xを映し出すことができるように、その大きさが設定されている。そして、上記反射鏡8aは、側面視において略水平、もしくはやや前上がりの状態でルームミラー6の上方近傍に設置されるとともに、図3に示すように車両の後面から見て左下がりの傾斜状態で設置されることにより、車室の右側に位置する上記運転席2に着座した乗員αに対してフロントノーズ1の前方視認領域Xが映し出されるようになっている。
なお、上記第1実施形態では、フロントノーズ1の前側方部において大きな幅方向寸法を有する前方視認領域Xの鏡像が、上記前方視認手段8の反射鏡8aに映し出されるようにするため、その左右寸法が上記側方視認手段7の反射鏡7aに比べて大きな値に設定されるとともに、上記反射鏡8aの前後寸法が上記側方視認手段7の反射鏡7aに比べて小さな値に設定されている。
上記のように車体の前方に向けて突出するフロントノーズ1と、車室内に配設された運転席2からなる乗員席の前方部を覆うように配設されたフロントガラス3とを有する車両において、上記運転席2の斜め前方上部に、フロントガラス3を介して上記フロントノーズ1の側方部を視認するための側方視認手段7を配設したため、図4および図5に示すように、上記運転席2に着座した乗員αがフロントガラス3を介して直接に側方部を視認する際の下限範囲を示すラインLよりも下方に位置するフロントノーズ1の側方視認領域Yの鏡像が、反射鏡7aに映し出されて乗員αにより視認されることになる。このため、上記運転席2に着座した乗員αが運転姿勢を保ったままの状態で、上記側方視認手段7の反射鏡7aに映し出された鏡像を視認することにより、このフロントノーズ1の側方部に障害物が存在しているか否か等を容易に確認することができる。
したがって、車室部から前方へ大きく突出するフロントノーズ1を有し、車高が高く設定された車両の運転席2に女性ドライバー等の低身長者からなる乗員αが着座し、この乗員αの視線が上記フロントノーズ1に遮られることにより、その側方部に位置する障害物を直接に視認することができないような状況下であっても、この障害物に気づかないまま車両が発進される等の事態が発生するのを効果的に防止することができる。しかも、上記側方視認手段7が車室内において運転席2の斜め前方上部に配設されているため、この運転席2に着座した乗員が上記側方視認手段7の設置角度を調節することにより、上記反射鏡7aに映し出されるフロントノーズ1の側方視認領域Yを調節する作業を容易かつ適正に実行できるという利点がある。
また、上記第1実施形態では、フロントノーズ1の側方部から車室内に入射した光を運転席2の上部に向けて反射する反射鏡7aを上記側方視認手段7に設けることにより、フロントノーズ1の側方部に位置する領域の鏡像を上記反射鏡7aに映し出すように構成したため、簡単かつ安価な構成で、上記フロントノーズ1の側方部に障害物等が存在しているか否かを容易に確認することができるとともに、上記反射鏡7aの設置角度を調節することにより、フロントノーズ1の側方部に位置する領域の視認範囲を極めて容易に調節できるという利点がある。
さらに、上記第1実施形態に示すように、運転席2の斜め前方上部に配設された後方視認用のルームミラー6の近傍に上記側方視認手段7を配設した場合には、運転席に着座した乗員αがその視線を大きく移動させることなく、上記ルームミラー6を利用して車両の後方部を視認することができるとともに、上記側方視認手段7を利用してフロントノーズ1の側方部を視認することができるため、車両の走行時における安全性を良好状態に維持しつつ、車外の状況を迅速かつ正確に把握できるという利点がある。
なお、上記ルームミラー6と側方視認手段7とを、上記フロントヘッダ5等からなる車体側部材に対してそれぞれ個別に取り付けるように構成することも可能であるが、上記第1実施形態に示すように、運転席2の斜め前方上部に、ステー9等を介してルームミラー6と側方視認手段7とを一体的に取り付けるように構成した場合には、このルームミラー6および側方視認手段7の両方を、簡単な構成でコンパクトに配設してその組付作業性を効果的に向上させることができるとともに、視線を大きく動かすことなく、車両の後方部およびフロントノーズ1の側方部をそれぞれ効果的に視認できるという利点がある。
また、上記第1実施形態に示すように、側方視認手段7の運転席2に対向する面の反対方向に位置する面側(上面側)に雨滴センサ16を配設した場合には、上記側方視認手段7とフロントガラス3との間に形成されたデッドスペースを利用して上記雨滴センサ16を配設することができるため、そのレイアウト性を効果的に向上させることができる。しかも、上記側方視認手段7と雨滴センサ16とを同時に組み付けることができるため、これらの組付作業を容易化できるという利点がある。
さらに、上記第1実施形態では、運転席2の斜め前方上部に、フロントノーズ1の側方部を視認する側方視認手段7と、フロントノーズ1の前方部を視認する前方視認手段8とを相隣接して配設したため、運転席2に着座した乗員αが運転姿勢を保ったままの状態で、上記側方視認手段7の反射鏡7aに映し出された鏡像を視認することにより、上記フロントノーズ1の側方部に障害物が存在しているか否か等を容易に確認することができるとともに、上記前方視認手段8の反射鏡8aに映し出された鏡像を視認することにより、上記フロントノーズ1の前方部に障害物が存在しているか否か等を容易に確認することができる。
したがって、車室部から車体の前方側へ大きく突出するフロントノーズ1を有し、車高が高く設定された車両の運転席2に女性ドライバー等からなる低身長者が着座し、この低身長者からなる乗員の視線が上記フロントノーズ1に遮られることにより、その前方部または側方部に位置する障害物を直接に視認することができないような状況下であっても、この障害物に気づかないまま車両が発進される等の事態が発生するのを効果的に防止できるという利点がある。しかも、上記側方視認手段7および前方視認手段8の両方が車室内において運転席2の斜め前方上部に配設されているため、この運転席2に着座した乗員が上記側方視認手段7および側方視認手段7の設置角度をそれぞれ調節することにより、フロントノーズ1の前方部および側方部に位置する領域の視認範囲を容易かつ適正に調節することができる。
なお、上記第1実施形態では、前方視認手段8の助手席15側に上記側方視認手段7を設けることにより、フロントノーズ1の左側方視認領域(助手席15側の部位)Yの鏡像を、上記運転席2に着座した乗員が視認するように構成した例について説明したが、上記側方視認手段7に代え、またはこの側方視認手段7とともに、フロントノーズ1の右側方部からフロントガラス3を介して車室内に入射した光を運転席2の上方部に向けて反射する右側方視認手段を設けることにより、フロントノーズ1の右側方部(運転席2側の部位)に位置する領域鏡像を、上記運転席2に着座した乗員が視認し得るように構成してもよい。
図6は、本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態では、ステー9の上方支持部11から下方に突設された分岐部18にルームミラー6が取り付けられるとともに、下方支持部12の下端部に側方視認手段7および前方視認手段8が取り付けられることにより、上記ルームミラー6の下方部に側方視認手段7および前方視認手段8が配設されている。このようにルームミラー6の下方部に側方視認手段7を配設した場合には、このルームミラー6および側方視認手段7および前方視認手段8をフロントヘッダ5等に取り付けるためのステー9が上記側方視認手段7の反射鏡7a等に映し出されるのを防止できるという利点がある。
これに対して上記第1実施形態のように、側方視認手段7をルームミラー6の上方部に配設した場合には、フロントノーズ1に近い車体の前方視認領域が上記側方視認手段7を介して視認することが可能であるという利点がある。すなわち、図7の実線に示す第2実施形態のように、上記側方視認手段7をルームミラー6の下方部に配設した場合には、側方視認手段7に対する光の入射角度θ′および反射角θ′が、図7の仮想線で示す第1実施形態のように上記側方視認手段7をルームミラー6の上方部に配設した場合の入射角度θおよび反射角θに比べて大きくなるため、フロントノーズ1の側方下部を視認することが困難になる傾向がある。したがって、フロントノーズ1に近い車体の側方視認領域を効果的に視認するためには、上記第1実施形態のように、側方視認手段7をルームミラー6の上方部近傍に配設することが好ましい。
また、上記ルームミラー6と側方視認手段7とを、ルーフパネル4の前辺部下方に配設されたフロントヘッダ5にステー9を介して取り付けてなる上記実施形態に代え、上記ルームミラー6および側方視認手段7の両方またはその一方を、運転席2の斜め前方上部に位置するフロントガラス3の上部内面側に取り付けた構造としてもよい。
図8は、本発明に係る車外視認装置の第3実施形態を示し、この第3実施形態では、上記フロントガラス3を介して車外から車室内に入射した光を運転席2の上部に向けて偏向する側方視認用のプリズム7b〜7dが、ステー9を介して上記運転席2の斜め前方上部に取り付けられた側方視認手段7内に設けられている。この構成によれば、フロントノーズ1の側方部から上記フロントガラス3を介して車室内に入射した光の軸線Pが、上記プリズム7b〜7dを通過することにより下方に偏向されるため、上記側方視認手段7に、フロントガラス3を介して車外から車室内に入射した光を運転席2の上部に向けて反射する反射鏡7aを設けた上記第1実施形態等のように、運転席2に着座した乗員αにより視認される鏡像が反転するという事態を生じることなく、上記側方視認用のプリズム7b〜7dを介してフロントノーズ1の側方部を適正に視認できるという利点がある。
なお、図9に示すように、フロントノーズ1の側方部からフロントガラス3を介して車室内に入射した光を、運転席2からなる乗員席の上部に向けて偏向または反射する側方視認用のプリズム7eを上記側方視認手段に設けた構造としてもよい。また、図8、図9もしくは図2の仮想線に示すように、フロントノーズ1の側方部に位置する領域の視認範囲を拡大するための凹レンズ17を、フロントガラス3と側方視認手段7との間に配設した構造としてもよい。このように構成した場合には、上記側方視認手段7に設けられた反射鏡7a等の上下寸法および左右寸法が大きくなるのを抑制しつつ、フロントノーズ1の側方部に位置する広範囲の鏡像を適正に視認できるという利点がある。
本発明に係る車両の車外視認装置の実施形態を示す説明図である。 本発明に係る車外視認装置の第1実施形態を示す側面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両の車外視認装置を車体後方側から見た状態を示す図である。 車体前方側から見た上記車外視認装置の使用状態を示す説明図である。 本発明に係る車外視認装置による前方視認領域および側方視認領域を示す斜視図である。 本発明に係る車外視認装置の第2実施形態を示す側面断面図である。 本発明に係る車外視認装置の第3実施形態を示す側面断面図である。 本発明に係る車外視認装置の第4実施形態を示す正面図である。 本発明の第4実施形態に係るに車外視認装置を変形例を示す側面断面図である。
符号の説明
1 フロントノーズ
2 運転席(乗員席)
3 フロントガラス
6 ルームミラー
7 側方視認装置
7a 反射鏡
7b〜7d 側方視認用のプリズム
8 前方視認装置
9 ステー
16 雨滴センサ
17 凹レンズ

Claims (8)

  1. 車体の前方に向けて突出するフロントノーズと、車室内に配設された乗員席の前方部を覆うように配設されたフロントガラスとを有する車両において、上記乗員席の斜め前方上部に、フロントガラスを介して上記フロントノーズの側方部を視認するための側方視認手段が配設されたことを特徴とする車両の車外視認装置。
  2. 上記側方視認手段は、フロントノーズの側方部からフロントガラスを介して車室内に入射した光を乗員席の上部に向けて反射する反射鏡を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両の車外視認装置。
  3. 上記側方視認手段は、フロントノーズの側方部からフロントガラスを介して車室内に入射した光を乗員席の上部に向けて偏向する側方視認用のプリズムを備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両の車外視認装置。
  4. 上記側方視認手段の視認範囲を拡大する凹レンズが、フロントガラスと側方視認手段との間に配設されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の車外視認装置。
  5. 上記乗員席の斜め前方上部に、車両後方を視認するためのルームミラーが設けられるとともに、このルームミラーの近傍に上記側方視認手段が配設されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の車外視認装置。
  6. 上記乗員席の斜め前方上部に、ルームミラーと側方視認手段とがステーを介して一体的に取り付けられたことを特徴とする請求項5に記載の車両の車外視認装置。
  7. 上記乗員席の斜め前方上部に、フロントノーズの前方部を視認するための前方視認手段が設けられるとともに、この前方視認手段の近傍に上記側方視認手段が配設されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両の車外視認装置。
  8. 上記側方視認手段の運転席に対向する面と反対方向に位置する面側に、雨滴センサが配設されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両の車外視認装置。
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