JP2009029178A - ミラー装置 - Google Patents

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Toshiyuki Tanaka
敏之 田中
Yoshinobu Furuse
圭伸 古瀬
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Abstract

【課題】ミラー装置に映し出された像(虚像)の移動方向を視認することで、実際の像(実像)の移動方向を容易に認識することができるミラー装置を提供する。
【解決手段】ミラー装置15は、車両10のリヤウインド12の近傍に設けられ、車両左右の後側エリア54,55の視界を確保する後側方視認鏡17を備える。この後側方視認鏡17は、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52を備える。左右の後側視認鏡51,52は、車両左右の後側エリア54,55を映し出す反射面58aが水平方向に対して凹面形状に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両左右の後側エリアの視界を確保する後側方視認鏡をリヤウインド近傍に備えたミラー装置に関する。
車両のミラー装置として、車両後方エリアの視界を広く確保して運転者に無用の疲労を与えないようにしたものが知られている。このミラー装置によれば、車両後方エリアの視界を左右側にある程度拡げることは可能である(例えば、特許文献1参照。)。
実開平6−950号公報
しかし、ミラー装置を用いても、車両後方エリアの視界を左右側に十分に拡げることはできない。
この対策として、例えば、図11に示すミラー装置が考えられる。
図11は従来のミラー装置を示す正面図である。
ミラー装置200は、左右の後部ピラー201,202に左右の凸面鏡204,205がそれぞれ設けられている。
左凸面鏡204は、車両208の後右側エリアを映し出すように設けられている。右凸面鏡205は、車両208の後左側エリアを映し出すように設けられている。
図12(a),(b)は従来のミラー装置で後右側エリアを視認する例を説明する図である。
ミラー装置200によれば、(a)に示すように、車両208の後右側エリア209において車両210が矢印の如く走行している場合、左凸面鏡204に車両210が虚像212(図12(b)参照)として映し出される。
よって、運転席に着座した運転者が背後を振り向いて左凸面鏡204を目視することで車両210の虚像212を確認することが可能である。
ところで、従来のミラー装置200によれば、図12(b)に示すように、左凸面鏡204に映し出された虚像212は、車両208(図12(a)参照)の左側から右側に向けて矢印の如く移動する。
一方、図12(a)に示すように、実際の車両210は、車両208の右側から左側に向けて矢印の如く走行している。
このため、運転者は、左凸面鏡204に映し出された虚像212の移動方向を視認しても、実際の車両210の走行方向を認識することは難しい。
本発明は、ミラー装置に映し出された像(虚像)の移動方向を視認することで、実際の像(実像)の移動方向を容易に認識することができるミラー装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車両のリヤウインドの近傍に設けられ、前記車両左右の後側エリアの少なくとも一方の視界を確保する後側方視認鏡を備えたミラー装置において、前記後側方視認鏡は、前記車両左右の後側エリアの少なくとも一方を映し出す反射面が水平方向に対して凹面形状に形成されたことを特徴とする。
ここで、反射面を水平方向に対して凹面形状に形成した場合、焦点距離の内側の実像は反射面に左右逆向き(以下、「逆像」という)に映し出される。
一方、焦点距離の外側の実像は、反射面に左右同じ向き(以下、「正像」という)に映し出される。
そこで、請求項1において、反射面を水平方向に対して凹面形状に形成した。
なお、焦点距離の内側とは、反射面と焦点との間をいう。
また、焦点距離の外側とは、焦点を基準にして反射面から離れた位置をいう。
請求項2において、前記後側方視認鏡は、前記車両左右の後側エリアの左後側エリアの視界を確保する左後側視認鏡と、前記左後側視認鏡に対して右側に配置され、前記車両左右の後側エリアの右後側エリアの視界を確保する右後側視認鏡と、を備えたことを特徴とする。
ここで、左後側エリアの視界を確保する視認鏡を右側に設け、右後側エリアの視界を確保する視認鏡を左側に設けた場合、車両左右の後側エリアと反対側の視認鏡で、それぞれの後側エリアの視界を目視することになる。
このため、視認鏡に映し出された虚像を視認しても、視認した像がどちら側のエリアを映し出したものであるかを認識することは難しい。
そこで、請求項2において、左後側視認鏡および右後側視認鏡をそれぞれ左右側に配置し、左後側視認鏡で左後側エリアの視界を確保し、右後側視認鏡で右後側エリアの視界を確保するようにした。
請求項3において、前記後側方視認鏡は焦点が車室内に設定されたことを特徴とする。
請求項4において、前記後側方視認鏡は、前記反射面が上下方向に対して凸面形状に形成されたことを特徴とする。
請求項5は、前記左後側視認鏡および右後側視認鏡間に設けられ、前記左後側エリアおよび前記右後側エリア間の後下側エリアの視界を確保する後下方視認鏡を備えたことを特徴とする。
請求項6において、前記後下方視認鏡は、前記後下側エリアを映し出す反射面が上下方向に対して凹面形状に形成されたことを特徴とする。
請求項7において、前記後下方視認鏡は、前記反射面が水平方向に対して凸面形状に形成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、後側方視認鏡の反射面を水平方向に対して凹面形状に形成した。
これにより、車両左右の後側エリアが焦点距離の外側に位置するように後側方視認鏡を配置することで、車両左右の後側エリアの像を、反射面に正像として映し出すことができる。
加えて、後側方視認鏡に映し出された虚像は、車両左右の後側エリアの実像と同じ方向に移動する。
具体的には、車両左右の後側エリアの実像が左側から右側に移動した場合、後側方視認鏡に映し出された虚像も左側から右側に移動する。
また、車両左右の後側エリアの実像が右側から左側に移動した場合、後側方視認鏡に映し出された虚像も右側から左側に移動する。
これにより、後側方視認鏡に映し出された虚像の移動方向を視認すれば、実像の移動方向を容易に認識することができる。
請求項2に係る発明では、左後側エリアの視界を確保する左後側視認鏡を左側に設け、右後側エリアの視界を確保する後右側視認鏡を右側に設けた。
これにより、車両左右の後側エリアと同じ側の視認鏡で、それぞれの後側エリアの視界を目視できるので、実像を一層容易に認識することができる。
請求項3に係る発明では、後側方視認鏡の焦点を車室内に設定した。これにより、車両左右の後側エリアの像を、反射面に正像として確実に映し出すことができ、かつ、反射面に映し出された虚像を、車両左右の後側エリアの実像と同じ方向に確実に移動させることができる。
請求項4に係る発明では、反射面を上下方向に対して凸面形状に形成した。これにより、反射面に映し出すことができる車両左右の後側エリアのうち、上下方向の領域を大きく確保することができる。
請求項5に係る発明では、左後側視認鏡および右後側視認鏡間に後下方視認鏡を備えた。そして、この後下方視認鏡で、左後側エリアおよび右後側エリア間の後下側エリアの視界を確保する。
よって、車両左右の後側エリアの一方から他方へ後下側エリアを経て実像が移動する場合、実像の移動を後側方視認鏡および後下方視認鏡で連続的に映し出すことができる。
このように、実像の移動を連続的に映し出すことで、実像の移動方向を一層容易に認識することができる。
請求項6に係る発明では、後下方視認鏡の反射面を上下方向に対して凹面形状に形成した。
これにより、後下側エリアが焦点距離の外側に位置するように後下方視認鏡を配置することで、後下側エリアの実像を、反射面に正像として映し出すことができる。
すなわち、後下方視認鏡に映し出された虚像が、後下側エリアの実像に対して上下方向で逆の像(逆像)になることを防ぐことができる。
なお、後下方視認鏡に映し出された虚像は、後下側エリアの実像と同じ方向に移動する。
具体的には、後下側エリアの実像が左側から右側に移動した場合、後下方視認鏡に映し出された虚像も左側から右側に移動する。
また、後下側エリアの実像が右側から左側に移動した場合、後下方視認鏡に映し出された虚像も右側から左側に移動する。
このように、後下方視認鏡に映し出された虚像が、実像に対して上下方向で正像になり、かつ、実像と同じ方向に移動するので、後下方視認鏡に映し出された虚像の移動方向を視認すれば、実像の移動方向を容易に認識することができる。
請求項7に係る発明では、後下方視認鏡の反射面を水平方向に対して凸面形状に形成した。これにより、反射面に映し出すことができる後下側エリアのうち、左右方向の領域を大きく確保することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向にしたがい、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
図1は本発明に係るミラー装置(第1実施の形態)を備えた車両を示す斜視図であり、運転席に着座した運転者が背後を振り向いてミラー装置を視認した状態を示す。
車両10は、リヤウインド12の上辺13において、車幅方向中央(リヤウインド12の近傍)13aにミラー装置15が設けられている。
ミラー装置15を車幅方向中央13aに設けることで、運転席に着座した運転者が背後を振り向いた状態でミラー装置15を容易に視認できる。
図2は第1実施の形態に係るミラー装置を示す分解斜視図である。
ミラー装置15は、図1に示すリヤウインド12の上辺13に取り付けられる取付ブラケット16と、取付ブラケット16の左右側部に取り付けられる後側方視認鏡17と、取付ブラケット16の中央に取り付けられる後下方視認鏡18とを備える。
取付ブラケット16は、左右側にそれぞれ設けられた左右の支持部21,22と、左右の支持部21,22を連結する連結プレート23とを有する。
左支持部21は、左外側壁25および左内側壁26が平面視で略く字状に折り曲げられている。
左外側壁25は、車幅方向に延びる直線28に対して角度θで傾斜した壁である。
左外側壁25には、上端に左取付片29が形成されるとともに、上下の辺にそれぞれ上下の左ガイド片31,32が形成されている。
左内側壁26は、左外側壁25の前辺25aから車体後方に向けて傾斜状に折り曲げられた壁である。
左内側壁26には、後側方視認鏡17を取り付ける左取付孔34が形成され、左取付孔34の下方に後下方視認鏡18を支える左支持片35が形成されている。
右支持部22は、左支持部21と同様に、右外側壁37および右内側壁38が平面視で略く字状に折り曲げられている。
右外側壁37は、左外側壁25と左右対称の壁で、車幅方向に延びる直線28に対して角度θで傾斜した壁である。
右外側壁37には、上端に右取付片39が形成されるとともに、上下の辺にそれぞれ上下の右ガイド片41,42が形成されている。
右内側壁38は、左内側壁26と略左右対称の壁で、右外側壁37の前辺37aから車体後方に向けて傾斜状に折り曲げられた壁である。
右内側壁38には、後側方視認鏡17を取り付ける右取付孔44が形成され、右取付孔44の下方に後下方視認鏡18を支える右支持片45が形成されている。
連結プレート23は、左内側壁26の上端部26aと右内側壁38の上端部38aとを一体に連結するプレートである。
取付ブラケット16は、連結プレート23の取付孔23a、左取付片29の取付孔29aおよび右取付片39の取付孔39aに差し込まれたボルト(図示せず)で車幅方向中央13a(図1参照)に取り付けられている。
後側方視認鏡17は、左支持部21に取り付けられた左後側視認鏡51と、右支持部22に取り付けられた右後側視認鏡52とを備える。
左後側視認鏡51は、車両左右の後側エリア54,55(図3参照)のうち、左後側エリア54の視界を確保する鏡である。
この左後側視認鏡51は、支持部材57に後側鏡本体58が支持されている。支持部材57は左内側壁26の左取付孔34にボルト61で取り付けられている。
この状態で、後側鏡本体58は、左外側壁25に沿って傾斜角度θで配置されるとともに、上下の左ガイド片31,32間に水平に配置されている。
後側鏡本体58は、ガラス基板59の裏面に反射膜(図示せず)が塗布されたものである。
この後側鏡本体58は、反射面58aが水平方向に対して凹面形状に形成されるとともに、上下方向に対して凸面形状に形成されている。
具体的には、反射面58aは、右端58bから左端58cに向けて水平方向に延びる湾曲線63で示すように凹面形状に形成されている。
さらに、反射面58aは、上辺58dから下辺58eに向けて上下方向に延びる湾曲線64で示すように凸面形状に形成されている。
反射面58aを上下方向に対して凸面形状に形成することで、反射面58aに映し出す左後側エリア54のうち、上下方向の領域を大きく確保することができる。
なお、反射面58aを水平方向に対して凹面形状に形成した理由は図3、図4で詳しく説明する。
右後側視認鏡52は、車両左右の後側エリア54,55(図3参照)のうち、右後側エリア55の視界を確保する鏡である。
この右後側視認鏡52は、支持部材57に後側鏡本体58が支持されている。支持部材57は右内側壁38の右取付孔44にボルト61で取り付けられている。
この状態で、後側鏡本体58は、右外側壁37に沿って傾斜角度θで配置されるとともに、上下の右ガイド片41,42間に水平に配置されている。
よって、右後側視認鏡52は、左後側視認鏡51に対して右側に配置されている。
なお、右後側視認鏡52は、左後側視認鏡51と左右対称の部材である。よって、右後側視認鏡52の構成部材に左後側視認鏡51のものと同じ符号を付して右後側視認鏡52の説明を省略する。
後下方視認鏡18は、図3に示す左右の後側エリア54,55間の後下側エリア56の視界を確保する鏡である。
この後下方視認鏡18は、下方支持部66に後下方鏡本体67が支持されている。
下方支持部66は、左取付片71が左支持片35にボルト61で取り付けられるとともに、右取付片72が右支持片45にボルト61で取り付けられている。
左支持片35は右支持片45に対して車体前方側に位置している。
よって、後下方視認鏡18は、左端部18bに対して右端部18cが車体後方に取り付けられている。
これにより、後下方視認鏡18の反射面18aが運転者に向けて配置されている。
さらに、後下方視認鏡18は、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52間に水平に設けられている。
後下方鏡本体67は、ガラス基板74の裏面に反射膜(図示せず)が塗布されたものである。
この後下方鏡本体67は、反射面18aが上下方向に対して凹面形状に形成されるとともに、水平方向に対して凸面形状に形成されている。
具体的には、反射面18aは、上辺18dから下辺18eに向けて上下方向に延びる湾曲線76で示すように凹面形状に形成されている。
さらに、反射面18aは、左端18bから右端18cに向けて水平方向に延びる湾曲線77で示すように凸面形状に形成されている。
後下方視認鏡18の反射面18aを水平方向に対して凸面形状に形成することで、反射面18aに映し出す後下側エリア56のうち、左右方向の領域を大きく確保することができる。
なお、反射面18aを上下方向に対して凹面形状に形成した理由は図5、図6で詳しく説明する。
図3は第1実施の形態に係るミラー装置の後側方視認鏡で確保できる視界について説明する図、図4は第1実施の形態に係る後側方視認鏡の要部を示す断面図である。
後側方視認鏡17は、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52が車両の左右側にそれぞれ配置されている。
これにより、左後側視認鏡51で左後側エリア54の視界を確保し、右後側視認鏡52で右後側エリア55の視界を確保することができるので、各エリア54,55内の実像を一層容易に認識することができる。
つぎに、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52について説明する。
左後側視認鏡51は、運転席81に着座した運転者が背後を振り向いた状態で反射面58aを目視することで、左後側エリア54の視界を確保可能な鏡である。
なお、左後側エリア54のうち、地上範囲54aを「///」で示す。
この左後側視認鏡51は、焦点F1がリヤウインドガラス82の裏面82aに設定されている。すなわち、左後側視認鏡51は、焦点F1が車室84内に設定されている。
これにより、左後側エリア54が焦点距離F1の外側に位置する。
ここで、左後側視認鏡51は反射面58aを水平方向に対して凹面形状に形成されている。よって、左後側視認鏡51の焦点距離の内側の実像は反射面58aに逆像として映し出される。
一方、焦点距離の外側の実像は、反射面58aに正像として映し出される。
なお、「焦点距離の内側」とは、反射面58aと焦点F1との間をいう。
また、「焦点距離の外側」とは、焦点F1を基準にして反射面58aから離れた位置をいう。
これにより、左後側エリア54が焦点距離の外側に位置するように後側方視認鏡を配置することで、左後側エリア54の像を、左後側視認鏡51の反射面58aに正像として確実に映し出すことができる。
加えて、左後側視認鏡51の反射面58aに映し出された虚像を、左後側エリア54の実像と同じ方向に確実に移動させることができる。
右後側視認鏡52は、運転席81に着座した運転者が背後を振り向いた状態で反射面58aを目視することで、右後側エリア55の視界を確保可能な鏡である。
なお、右後側エリア55のうち、地上範囲55aを「///」で示す。
この右後側視認鏡52は、焦点F2がリヤウインドガラス82の裏面82aに設定されている。すなわち、右後側視認鏡52は、焦点F2が車室84内に設定されている。
これにより、右後側エリア55が焦点距離F2の外側に位置する。
これにより、左後側視認鏡51の場合と同様に、右後側エリア55の像を、右後側視認鏡52の反射面58aに正像として確実に映し出すことができる。
加えて、右後側視認鏡52の反射面58aに映し出された虚像を、右後側エリア55の実像と同じ方向に確実に移動させることができる。
ここで、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52間に後下方視認鏡18を備えた。
よって、後下方視認鏡18で左後側エリア54および右後側エリア55間の後下側エリア56の視界を確保することができる。
図5は第1実施の形態に係るミラー装置の後下方視認鏡で確保できる視界について説明する図、図6は第1実施の形態に係る後下方視認鏡の要部を示す断面図である。
後下方視認鏡18は、運転席81に着座した運転者が背後を振り向いた状態で反射面18a(図6も参照)を目視することで、後下側エリア56の視界を確保可能な鏡である。
なお、後下側エリア56のうち、地上範囲56aを「///」(図3参照)で示す。
この後下方視認鏡18は、焦点F3がリヤウインドガラス82の裏面82aに設定されている。すなわち、後下方視認鏡18は、焦点F3が車室84内に設定されている。
これにより、後下側エリア56が焦点距離F3の外側に位置する。
ここで、後下方視認鏡18は反射面18aを上下方向に対して凹面形状に形成されている。よって、後下方視認鏡18の焦点距離の内側の実像は反射面18aに逆像として映し出される。
一方、焦点距離の外側の実像は、反射面18aに正像として映し出される。
これにより、後下側エリア56が焦点距離の外側に位置するように後下方視認鏡18を配置することで、後下側エリア56の像を、後下方視認鏡18の反射面18aに正像として確実に映し出すことができる。
すなわち、後下方視認鏡18に映し出された虚像が、後下側エリアの像に対して上下方向で逆像になることを防ぐことができる。
なお、後下方視認鏡18の反射面18aに映し出された虚像は、後下側エリア56の実像と同じ方向に移動する。
つぎに、車両左右の後側エリア54,55および後下側エリア56の歩行者(実像)90をミラー装置15で視認する例を図7〜図9に基づいて説明する。
図7(a),(b)は第1実施の形態に係る左後側視認鏡で左後側エリアの実像を確認する例を説明する図である。
(a)において、左後側エリア54内の歩行者(実像)90が矢印Aの如く移動している。歩行者90は左後側視認鏡51の反射面58aに正像として映し出される。
(b)において、運転席81(図3参照)に着座した運転者が、背後を振り向いた状態で左後側視認鏡51の反射面58aを目視する。
反射面58aに正像として映し出された虚像91を確認することができる。
加えて、確認した虚像91は、左後側エリア54の歩行者90と同じ方向に矢印Aの如く移動する。
図8(a),(b)は第1実施の形態に係る後下方視認鏡で後下側エリアの実像を確認する例を説明する図である。
(a)において、後下側エリア56内の歩行者90が矢印Aの如く移動している。歩行者90は後下方視認鏡18の反射面18a(図6も参照)に正像として映し出される。
(b)において、運転席81(図3参照)に着座した運転者が、背後を振り向いた状態で後下方視認鏡18の反射面18aを目視する。
ここで、反射面18aに正像として映し出された虚像91は、後下側エリア56の歩行者90に対して上下方向で逆になることを防ぐことができる。
すなわち、反射面18aに正像として映し出された虚像91を確認することができる。
加えて、確認した虚像91は、後下側エリア56の歩行者90と同じ方向に矢印Aの如く移動する。
図9(a),(b)は第1実施の形態に係る右後側視認鏡で右後側エリアの実像を確認する例を説明する図である。
(a)において、右後側エリア55内の歩行者90が矢印Aの如く移動している。歩行者90は右後側視認鏡52の反射面58aに正像として映し出される。
(b)において、運転席81(図3参照)に着座した運転者が、背後を振り向いた状態で右後側視認鏡52の反射面58aを目視する。
反射面58aに正像として映し出された虚像91を確認することができる。
加えて、確認した虚像91は、右後側エリア55の歩行者90と同じ方向に矢印Aの如く移動する。
図7〜図9で説明したように、左後側視認鏡51の反射面58a、後下方視認鏡18の反射面18aおよび右後側視認鏡52の反射面58aに映し出された虚像91は歩行者90と同じ方向に移動する。
これにより、左後側視認鏡51の反射面58a、後下方視認鏡18の反射面18aおよび右後側視認鏡52の反射面58aに映し出された虚像91の移動方向を視認すれば、歩行者90の移動方向を容易に認識することができる。
加えて、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52間に後下方視認鏡18を備えることで、図7〜図9で説明したように、左後側エリア54から右後側エリア55に歩行者90が移動する際に、歩行者90の移動を後下方視認鏡18で連続的に映し出すことができる。
このように、歩行者90の移動を連続的に映し出すことで、歩行者90の移動方向を一層容易に認識することができる。
つぎに、第2実施の形態について説明する。
図10は本発明に係るミラー装置(第2実施の形態)を示す分解斜視図である。
ミラー装置100は、リヤウインド12の上辺13(図1も参照)に取り付けられる取付ブラケット101と、取付ブラケット101に取り付けられる後視認鏡102とを備える。
取付ブラケット101は、上辺13の車幅方向中央13aに取り付けられる取付バー104と、取付バー104から車室84側に膨出された鏡支持部105とを有する。
取付バー104の取付孔104aにボルト(図示せず)が差し込まれ、差し込んだボルトで取付バー104が車幅方向中央13aに取り付けられている。
鏡支持部105に後視認鏡102が取り付けられている。
後視認鏡102は、後側方視認鏡106および後下方視認鏡109が一体形成されている。
後側方視認鏡106は、第1実施の形態の後側方視認鏡17と同様に、左後側視認鏡107および右後側視認鏡108を備える。左後側視認鏡107および右後側視認鏡108は後下方視認鏡109と一体形成されている。
左後側視認鏡107は、第1実施の形態の左後側視認鏡51と比較して高さ寸法を小さくしてスリム化したもので、その他の形状は左後側視認鏡51と同じである。
右後側視認鏡108は、第1実施の形態の右後側視認鏡52と比較して高さ寸法を小さくしてスリム化したもので、その他の形状は右後側視認鏡52と同じである。
後下方視認鏡109は、第1実施の形態の後下方視認鏡18と比較して高さ寸法を小さくしてスリム化したもので、その他の形状は後下方視認鏡18と同じである。
第2実施の形態のミラー装置100によれば、後側方視認鏡106および後下方視認鏡109を一体形成することでコンパクト化を図ることができる。
さらに、左後側視認鏡107、右後側視認鏡108および後下方視認鏡109を、第1実施の形態の各鏡51,52,18と比較して高さ寸法を小さくしてスリム化することで一層コンパクト化を図ることができる。
加えて、第2実施の形態のミラー装置100によれば、第1実施の形態のミラー装置15と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施の形態では、ミラー装置15として、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52間に後下方視認鏡18とを備えた例について説明したが、これに限らないで、後下方視認鏡18を備えなくてもよい。
また、前記実施の形態では、後側方視認鏡17として、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52の2個の鏡を備えた例について説明したが、これに限らないで、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52のいずれか一方のみを備えることも可能である。
さらに、前記実施の形態では、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52の反射面58aを水平方向に対して凹面形状に形成し、かつ、上下方向に対して凸面形状に形成した例について説明したが、これに限らないで、反射面58aを水平方向に対して凹面形状に形成し、かつ、上下方向に対して平面に形成することも可能である。
加えて、前記実施の形態では、後下方視認鏡18の反射面18aを上下方向に対して凹面形状に形成し、かつ、水平方向に対して凸面形状に形成した例について説明したが、これに限らないで、反射面18aを上下方向に対して凹面形状に形成し、かつ、水平方向に対して平面に形成することも可能である。
また、前記実施の形態では、左後側視認鏡51および右後側視認鏡52を取付ブラケット16に沿って傾斜角度θで配置した例について説明したが、これに限らないで、左右の後側視認鏡51,52の傾斜角度を運転席から視認しやすいように任意に変えることが可能である。
本発明のミラー装置は、車両左右の後側エリアの視界を確保する後側方視認鏡をリヤウインド近傍に備えた自動車への適用に好適である。
本発明に係るミラー装置(第1実施の形態)を備えた車両を示す斜視図である。 第1実施の形態に係るミラー装置を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係るミラー装置の後側方視認鏡で確保できる視界について説明する図である。 第1実施の形態に係る後側方視認鏡の要部を示す断面図である。 第1実施の形態に係るミラー装置の後下方視認鏡で確保できる視界について説明する図である。 第1実施の形態に係る後下方視認鏡の要部を示す断面図である。 第1実施の形態に係る左後側視認鏡で左後側エリアの実像を確認する例を説明する図である。 第1実施の形態に係る後下方視認鏡で後下側エリアの実像を確認する例を説明する図である。 第1実施の形態に係る右後側視認鏡で右後側エリアの実像を確認する例を説明する図である。 本発明に係るミラー装置(第2実施の形態)を示す分解斜視図である。 従来のミラー装置を示す正面図である。 従来のミラー装置で後右側エリアを視認する例を説明する図である。
符号の説明
10…車両、12…リヤウインド、13a…上辺の車幅方向中央(リヤウインドの近傍)、15,100…ミラー装置、17,106…後側方視認鏡、18,109…後下方視認鏡、18a,58a…反射面、51,107…左後側視認鏡、52,108…右後側視認鏡、54…左後側エリア、55…右後側エリア、56…後下側エリア、84…車室、90…歩行者(実像)、91…虚像、F1,F2,F3…焦点。

Claims (7)

  1. 車両のリヤウインドの近傍に設けられ、前記車両左右の後側エリアの少なくとも一方の視界を確保する後側方視認鏡を備えたミラー装置において、
    前記後側方視認鏡は、前記車両左右の後側エリアの少なくとも一方を映し出す反射面が水平方向に対して凹面形状に形成されたことを特徴とするミラー装置。
  2. 前記後側方視認鏡は、
    前記車両左右の後側エリアの左後側エリアの視界を確保する左後側視認鏡と、
    前記左後側視認鏡に対して右側に配置され、前記車両左右の後側エリアの右後側エリアの視界を確保する右後側視認鏡と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のミラー装置。
  3. 前記後側方視認鏡は焦点が車室内に設定されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のミラー装置。
  4. 前記後側方視認鏡は、前記反射面が上下方向に対して凸面形状に形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のミラー装置。
  5. 前記左後側視認鏡および右後側視認鏡間に設けられ、前記左後側エリアおよび前記右後側エリア間の後下側エリアの視界を確保する後下方視認鏡を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のミラー装置。
  6. 前記後下方視認鏡は、前記後下側エリアを映し出す反射面が上下方向に対して凹面形状に形成されたことを特徴とする請求項5記載のミラー装置。
  7. 前記後下方視認鏡は、前記反射面が水平方向に対して凸面形状に形成されたことを特徴とする請求項5または請求項6記載のミラー装置。
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