JP4482059B2 - 遊技機用の開閉検出用センサユニット - Google Patents

遊技機用の開閉検出用センサユニット Download PDF

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Description

本発明は、ヒンジ開閉式の扉を有する機器の扉の開閉を検出するための技術に係り、特に、パチンコ機、アレンジボール機、雀球機、メダルを用いたスロットマシン、球を用いたスロットマシン等の遊技機に適する。
遊技機は、外郭をなす外枠に対して遊技盤を備えた中枠が開閉可能に組み付けられ、該中枠に対して遊技盤視認用の窓口を形成した前枠が開閉可能に組み付けられることにより構成されている。そして、不正に施錠が解かれることを防止するため、例えば特許文献1(特開2002−102488)に開示されるように、中枠または前枠を開放した場合に、その開放を検出する枠開放検出手段を備えた遊技機があった。
特開2002−102488号公報
ところが、特許文献1の実施形態5(0024,0025,図15〜図19)では、中枠(パチンコ機本体)に形成した前後貫通口(透口)内に、検出スイッチ(リミットスイッチ)が回動(揺動)自在に吊り下げボルトによって直接取り付ける構成となっている。このため、遊技機を製造する際の検出スイッチの取付作業が煩わしかったり、検出スイッチの不良や破損した際のメンテナンスがし難かったりして、その取扱いが不便であった。
また、特許文献1の各実施形態では、止めネジを中心として検出スイッチ自体が回動する構成となっているため、ネジを強く締めすぎると回動不良を引き起こし、逆に、ネジを緩く締めるとガタツキや外れを引き起こすという問題がある。
また、特許文献1の各実施形態では、検出スイッチの本体が外枠や前枠等に直接当接する構成となっているため、検出スイッチが破損し易いといった問題も内在していた。
なお、特許文献1に記載された実施形態1〜4(0006〜0023,図1〜図14)では、検出スイッチが左右に揺動する構成となっているので、一つの検出スイッチで前枠及び中枠の開閉状態を検出することはできない。
そこで、本願は、一つの検出スイッチで前枠及び中枠の開閉を検出する上で未解決の問題を解決すべく枠開放検出手段を改良し、取扱いが容易であって検出スイッチの破損を防止し得る枠開放検出手段を備えた遊技機を提供するために、それ自体の組み立ても容易なセンサユニットを提供することをも目的とする。
上記目的の前提となる遊技機は、外郭をなす外枠と、該外枠の前面に開閉可能に設けられ、遊技盤を着脱可能に備えた中枠と、該中枠の前面に開閉可能に設けられ、遊技盤視認用の窓口を形成した前枠と、前記中枠に形成された前後に貫通する貫通口に取り付けられ、前記前枠及び前記中枠が開放されたことを検出する枠開放検出センサとを有し、さらに、以下の構成をも備えるものである
(A)前記枠開放検出センサは、前記貫通口に対して前後方向からの操作で脱着可能な取付部を形成した本体部材と、押しボタンを有する検出スイッチと、該検出スイッチを保持すると共に、前記本体部材に対して前後方向揺動可能に組み付けられた保持部材とで構成されるセンサユニットにユニット化されていること。
(B)前記センサユニットは、前記保持部材の揺動端を、前記押しボタンと反対の方向に付勢し、前記中枠の押しボタンと反対側の面からはみ出す位置まで揺動させる付勢部材を備えていること。
(C)前記センサユニットは、前記中枠及び前枠を閉じたときに、前記付勢部材に抗して前記保持部材が揺動し、全体が前後方向から前記外枠と前記前枠とで挟まれることによって前記押しボタンが押下された状態となる様に前記貫通口に取り付けられていること。
この様な遊技機によれば、検出スイッチを中枠に対して直接取り付けるのではなく、センサユニットを構成する本体部材を中枠の貫通口に対して前後方向からの操作で脱着する様に構成したので、遊技機製造やメンテナンスの際の作業性が良い。また、検出スイッチを保持する保持部材を揺動させる構成としたので、スイッチの動作不良や使用中のガタツキ等を有効に防止することができる。さらに、検出スイッチは前後方向に揺動される構成なので、遊技機製造時に中枠の左右方向に飛び出すということがなく、中枠を持ち運ぶときに作業者の手が触れ難く、運搬や取扱いの際におけるスイッチの損傷を防止することができる。また、保持部材を付勢部材で付勢することによって枠開放時には中枠からはみ出す方向に動作させ、前枠及び中枠が閉じたときに前枠と外枠で挟んで押しボタンを押下した状態とする構成なので、前枠のみが開放されたときはもちろん、前枠は中枠に対して閉じているものの中枠を開放したときにも、開放を検出することができる。
そして、本発明の目的とする開閉検出用センサユニットは、外郭をなす外枠と、該外枠の前面に開閉可能に設けられ、遊技盤を着脱可能に備えた中枠と、該中枠の前面に開閉可能に設けられ、遊技盤視認用の窓口を形成した前枠と、前記中枠に形成された前後に貫通する貫通口に取り付けられ、前記前枠及び前記中枠が開放されたことを検出するためのセンサであって、押しボタンを有する検出スイッチと、該検出スイッチを固定する保持部材と、該保持部材を揺動可能に支持する本体部材とを有すると共に、さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする。
(a) 前記保持部材の前記本体部材に対する揺動角度を、前記保持部材の揺動端が揺動方向の少なくとも一方については前記本体部材からはみ出し得る範囲内で規制する揺動角度規制部材を備えていること。
(b) 前記保持部材を、前記はみ出す方向に向かって付勢する付勢部材を備えていること。
(c) 前記検出スイッチは、前記はみ出す方向と反対側に押しボタンが向く様に前記保持部材に取り付けられること。
(x) 前記中枠及び前枠を閉じたときに、前記付勢部材に抗して前記保持部材が揺動し、全体が前後方向から前記外枠と前記前枠とで挟まれることによって前記押しボタンが押下された状態となる様に前記貫通口に取り付け得るものであること。
この本発明の開閉検出用センサユニットによれば、「(a)揺動角度規制部材」を備えることにより、「(b)付勢部材」によって付勢された状態で保持部材を安定させることができる。よって、センサユニットの輸送や取扱いの際にガタツキ等によって検出スイッチが損傷するということがない。また、(c)の構成を採用したので、例えば遊技機に取り付ける前の状態において検出スイッチの押しボタンは本体部材の外面よりも入り込んだ状態になっており、作業者の手指や周囲の器物等に接触し難く、これによっても検出スイッチの損傷を有効に防止している。
ここで、本発明の開閉検出用センサユニットは、さらに以下の構成をも備える様にするとよい。
(d)前記保持部材には、前記検出スイッチの押しボタンと反対側の面を覆う立ち上がり部が形成されていること。
(e)該立ち上がり部の外面は、揺動中心側から揺動端側に向かって前記検出スイッチに近づく様に、傾斜又は湾曲する形状とされていること。
かかる構成を採用することで、例えば遊技機に組み付けたときに検出スイッチが外枠等に直接当接して傷ついたりすることがなく、また、枠の開閉時における保持部材の揺動動作がスムーズに行われる。
また、本発明の開閉検出用センサユニットは、さらに以下の構成をも備える様にするとよい。
(f)前記本体部材には、装着対象物に形成した貫通口に対してスナップ係合によって着脱するためのスナップ係合爪が設けられていること。
(g)該スナップ係合爪は、前記本体部材の一方の端部に設けられ、前記本体部材の他方の端部には、前記装着対象物側に設けられた回動用の支持軸又は支持突起を挿入するための孔又は凹部、若しくは前記装着対象物側に設けられた回動用の支持孔又は支持凹部に挿入するための軸又は突起が設けられていること。
(h)前記スナップ係合爪を備える端部は、前記本体部材における前記保持部材の揺動中心側の端部であり、前記孔又は凹部若しくは前記軸又は突起を備える端部は、前記本体部材における前記保持部材の揺動端側の端部であること。
かかる構成を採用することで、例えば遊技機に組み付ける際の作業が片手でワンタッチにて実施できる。
また、本発明の開閉検出用センサユニットは、さらに以下の構成をも備える様にするとよい。
(i)前記本体部材の前記スナップ係合爪を形成した端部の端面、前記スナップ係合爪の前記本体部材側の面、及び該本体部材側の面に形成した突起によって構成され、前記検出スイッチから伸びる信号線を抱え込む信号線抱え込み部が形成されていること。
かかる構成を採用することにより、スナップ係合させる際の信号線の挟み込みによる断線を有効に防止することができる。さらに、保持部材が揺動する際に、信号線が該保持部材に引っ掛かって揺動の妨げになる様なことを防止する。
また、本発明の開閉検出用センサユニットは、さらに以下の構成をも備える様にするとよい。
(k)前記揺動角度規制部材は、前記保持部材の前記本体部材側に設けた突起と、前記本体部材の側面に設けた溝部及び前記保持部材側の面に設けた段部とによって構成されていること。
(l)前記段部と係合し得る突起が、前記付勢部材の付勢力に抗して前記段部を乗り越えさせることによって該段部とスナップ係合する爪部によって構成されていること。
(m)前記溝部が、前記保持部材の揺動中心と同心円状に形成され、前記本体部材を厚さ方向に貫通すると共に該本体部材の側面に開口を有する円弧状の溝によって構成されていること。
(n)前記溝部と係合する突起が、前記円弧状の溝に対して前記側面の開口から挿入し得る棒状部と、該棒状部の先端側に前記円弧状の溝よりもはみ出す様に設けられた張り出し部とによって構成されていること。
かかる構成を採用することにより、センサユニットは、本体部材の溝部に対して保持部材の棒状部を挿入し、付勢部材に抗する様に保持部材を回動させることで保持部材の爪部をスナップ係合させるという作業で組み立てることができる。そして、組み立てられた状態においては、保持部材の棒状部の先端の張り出し部が本体部の溝に対して裏から係合するので、付勢部材による強い付勢力が加わっていても保持部材が本体部材から抜け出すということがない。
本発明によれば、本体部材、検出スイッチおよび保持部材で構成してユニット化し、本体部材を中枠に対して前後方向からの操作で取り付ける様にしたので、検出スイッチの取付作業が容易になる。また、メンテナンス等の作業も容易になるという効果が発揮される。
スナップ係合爪で係合する構成を採用した場合は、作業性が一層向上し、特に、一端を回動支点とし、他端にスナップ係合爪を備える構成においては、作業性はより一層向上する。
また、揺動範囲を規制する構成を採用することにより、運搬等における振動で検出スイッチが損傷するのを防止できる。
さらに、押しボタンが隠れる方向に付勢する構成においては、組み立て作業や運搬等における押しボタンの損傷を有効に防止することができる。
加えて、保持部材に立ち上がり部を備えさせることで、検出スイッチが外枠等に直に当接することがなく、遊技機の稼働中における検出スイッチの損傷の機会を減少させる。
また、本体部材の溝に保持部材の棒状部を挿入し、保持部材の爪部を本体部材の段部にスナップ係合させて組み立て得る構成を採用したセンサユニットは、組み立て作業が容易であるにも拘わらず、構造的に頑丈で、部品の外れ等を生じ難い。
実施形態の枠開閉検出用センサユニットを示し、(A)は分解斜視図、(B)は組み立てられた状態の斜視図である。 実施形態の枠開閉検出用センサユニットを構成する検出スイッチを示し、(A)は左側面図、(B)はレバーが開いた状態の正面図、(C)はレバーが閉じた状態の正面図である。 実施形態の枠開閉検出用センサユニットを構成する保持部材を示し、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。 実施形態の枠開閉検出用センサユニットを構成する本体部材を示し、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。 実施形態の枠開閉検出用センサユニットを示し、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は保持部材が前方へ揺動された状態の正面図、(D)は保持部材が前方へ揺動されると共にレバーが後方に揺動された状態の正面図である。 実施形態のパチンコ機の分解斜視図である。 実施形態のパチンコ機の中枠に枠開閉検出用センサユニットを取り付ける様子を示す要部の拡大断面図である。 実施形態のパチンコ機の中枠に枠開閉検出用センサユニットが取り付けられた状態を示し、(A)は要部の断面図、(B)は要部の背面図である。 実施形態のパチンコ機を示し、(A)は枠が開いた状態の断面図、(B)は枠が閉じた状態の断面図である。 実施形態のパチンコ機を示し、(A)は前枠を開いた状態の断面図、(B)は中枠を開いた状態の断面図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態のパチンコ機を図1〜図10に基づき詳細に説明する。まず、本実施形態における枠開閉検出用センサユニットについて、図1〜図5に基づいて説明する。なお、説明における「上・下、左・右、表・裏」とは、図2(B)〜図5(B)の正面図を基準とし、「前・後」とは、図1の斜視図を基準とする。この枠開閉検出用センサユニット10は、図1に示す様に、検出スイッチ20と、この検出スイッチ20を固定する保持部材30と、この保持部材30を揺動可能に支持する本体部材40と、保持部材30を揺動方向に付勢する捻りバネ60とを組み立ててユニット化したものである。
検出スイッチ20は、いわゆるヒンジ・レバー形の超小型スイッチであり、図1,図2に示す様に、レバー21の揺動によって押下される押しボタン22を有する。この検出スイッチ20には、押しボタン22がある側と反対側の面(スイッチ背面)23の近くに貫通孔24,25が形成されている。この貫通孔24,25は、検出スイッチ20を機器等に設置する際に、固定用のネジを挿通するためのものである。また、検出スイッチ20には信号線26が接続されており、該信号線26の先端にはコネクタ27が装備されている。なお、本実施形態では、検出スイッチ20として、オムロン製の超小型基本スイッチ(形式番号:DM3−01K1−3)を用いている。
保持部材30は、プラスチック射出成型品であり、図1(A),図3に示す様に、検出スイッチ20をセットするための平らな面を有する平板状のベース31と、このベース31の上端部の裏面側において垂直に伸びる揺動中心軸32とを備えている。
ベース31の表面側には、検出スイッチ20の上側の貫通孔24に対応して形成されたネジ止め用の孔33と、検出スイッチ20の下側の貫通孔25に対応して形成された位置決め用の垂直軸34と、検出スイッチ20のスイッチ背面23を覆う様に立ち上がる立ち上がり部35とが形成されている。この立ち上がり部35は、図3(B)に示す様に、上下方向に伸びる垂直部35aと、この垂直部35aの下端から検出スイッチ20のスイッチ背面23側に近付く様に傾斜した傾斜部35bと、これら垂直部35a及び傾斜部35bから検出スイッチ20の取付側に伸びる水平部35c〜35eとを備えている。なお、水平部35eは、保持部材30の下端に位置する。そして、検出スイッチ20は、垂直軸34と止めネジによって位置決めされ、保持部材30に固定される。
また、ベース31の裏面側には、その上端部分から垂直に伸びる突起としての第1ガイド棒36と、ネジ止め用の孔33の直下位置から垂直に伸びる突起としての第2ガイド棒37が形成されている。上部の第1ガイド棒36は、下面が円弧状に湾曲する断面形状を呈し、その先端には、上方に向かって張り出すプレート状の張り出し部36aが形成されている。中央の第2ガイド棒37は、円形断面を呈し、その先端には上方に向かって張り出すプレート状の張り出し部37aが形成されている。
さらに、ベース31の下端部には、正面から見たときに左に向かって伸びる爪部としてのスナップ爪38が形成されている。このスナップ爪38の先端に形成された直角三角形状の係合突起38aは、裏面に向かって突出している。また、ベース31の正面視における右側上部には、検出スイッチ20の信号線26の先端に装備されているコネクタ27を押さえるために、右へ張り出した後に上方に伸びる形状のコネクタ押さえフック39が形成されている(図8参照)。
本体部材40は、プラスチック射出成型品であり、図4(B),(C)に示す様に、平板部41の表面側及び裏面側にそれぞれ垂直に伸びるリブ42,43を備えている。表面側のリブ42は、図1(A)に示す様に、高さの低いものである。一方、裏面側のリブ43は、平板部41の縁をほぼ取り巻く様に形成されている。これらリブ42,43によって、本体部材40は十分な強度を有する。
また、本体部材40の下端部には、上方に向かって切れ込む様に逆U字状の凹部44が形成されている。裏面側のリブ43は、この凹部44の縁を取り巻く様に形成されている。そして、本体部材40の上端部には、正面視において右方向に伸びるスナップ係合爪45が形成されている。このスナップ係合爪45は、図1(A)に示す様に、表面側のリブ42の延長として形成されており、平板部41の上端部の端面に対して約2mmの間隔(空所)をおいて形成されている。スナップ係合爪45の先端には、上方に飛び出す様に直角三角形状の係合突起45aが形成されている。また、スナップ係合爪45の下面(本体部40側の面)の中央部には、外側(正面視右側)を傾斜面とした二等辺三角形状の突起45bが突設されている。この突起45bは、スナップ係合爪45の下面と平板部41の上端面との間の空所を仕切って、検出スイッチ20の信号線26を抱え込むための信号線抱え込み部としての信号線抱え込み空所46を形成する役割を果たしている(図1(A),(B)参照)。
さらに、本体部材40の正面視において左上部の位置に、保持部材30の揺動中心軸32を挿通するための揺動中心孔47が形成されている。揺動中心孔47の表面側の縁は、リブ42よりも低いリング状のリブ47aが形成されている(図1(A)参照)。また、平板部41には、厚さ方向に貫通すると共に、正面視において左側面に開口を有する円弧状の溝部としての第1ガイド溝48が形成されている。この第1ガイド溝48は、裏面側のリブ43の外面を利用した摺動面を備えており、揺動中心孔47の同心円上に位置する。そして、この第1ガイド溝48に対して右下方の位置に、本体部材40の正面視において右側面に開口を有する円弧状の溝部としての第2ガイド溝49が、同じく平板部41に対して厚さ方向に貫通する様に形成されている。この第2ガイド溝49は、表面側のリブ42の外面を利用した摺動面を備えており、揺動中心孔47の同心円上に位置する。
本体部材40の平板部41は、上述の第2ガイド溝49より下の部分において表面側のリブ42の表面と面一となる様に途中で段差を持って表面側にずれた平面(持ち上がり面)50を形成している(図1(A)参照)。上述の凹部44は、この持ち上がり面50に形成されている。そして、この持ち上がり面50には、さらにリブ51が突設されている。このリブ51は、凹部44の正面視右側に伸びる水平部51aに続いて上方に伸びる垂直部51bを備えると共に、この垂直部51bに続いて斜めに第2ガイド溝49の開口から約1/3の位置まで伸びる傾斜部51cと、この傾斜部51cに続いて持ち上がり面50の上縁を取り巻く上部51dとから構成されている。このリブ51の傾斜部51cは、本体部材40に保持部材30を組み付けたときに、該保持部材30のスナップ爪38の先端の係合突起38aを係止するための段部を構成している。
さらに、本体部材40の平板部41には、揺動中心孔47に対して正面視右側所定距離の位置に、捻りバネ60の短い方の腕部62を係合するためのバネ係合孔52が形成されている。
捻りバネ60は、図1(A)に示す様に、巻線部61から同じ方向にほぼ平行に伸びる短い腕部62と長い腕部63とを備えている。巻線部61は、保持部材30の揺動中心軸32を挿入できる直径に鋼線を巻いた部分である。短い腕部62は、本体部材40に形成したバネ係合孔52に挿入できる様に先端をほぼ直角に裏側へ折り曲げてある。また、長い腕部63は、本体部材40に捻りバネ60と保持部材30とを組み付けたときに、該保持部材30の裏面に突出する第2ガイド棒37に達することのできる長さに形成されている。
本実施形態における枠開閉検出用センサユニット10は、上述した部品(検出スイッチ20等)を組み立てて形成される。組み立てに当たっては、まず、図1に示す様に、本体部材40のバネ係合孔52に、捻りバネ60の短い腕62の先端を挿入する。この際、巻線部61を、本体部材40の揺動中心孔47に一致させる。続いて、保持部材30の下端を右側(後方)に向けた状態にし、揺動中心軸32を捻りバネ60の巻線部61を介して本体部材40の揺動中心孔47に挿入する。そして、保持部材30の第1ガイド棒36を本体部材40の第1ガイド溝48に開口側から挿入する様に保持部材30の下端を下側に向けて回転させる。このとき、第1ガイド棒36に捻りバネ60の長い腕部63を当接させた(引っ掛けた)状態で、該捻りバネ60の付勢力に抗して保持部材30を回転させる。すると、保持部材30のスナップ爪38が弾性変形することにより、係合突起38aが本体部材40の持ち上がり面50に形成されたリブ51の傾斜部(段部)51cを越えて係合する。このとき、保持部材30の第2ガイド棒37は、本体部材40の第2ガイド溝49に自然に入り込む。これにより、保持部材30の下端(揺動端)は、捻りバネ60によって右側(後方)へと付勢されるが、スナップ爪38の係合突起38aの背面が本体部材40の段部(傾斜部51c)に当接することで、揺動角度(範囲)が規制された状態が構成される。また、保持部材30の第1,第2のガイド棒36,37の先端の張り出し部36a,37aが、本体部材40の第1,第2のガイド溝48,49の周囲を構成する平板部41の縁41a,41bに裏面側から引っかかった状態となる。この結果、保持部材30が本体部材40に対して揺動可能にしっかりと組み付けられる。なお、張り出し部36a,37aが平板部41の縁に引っ掛かった状態となる結果として、捻りバネ60の付勢力によって保持部材30が本体部材40から脱落するということもない。
次に、検出スイッチ20を保持部材30に組み付ける。この際、検出スイッチ20を、保持部材30に形成した垂直軸34が下側の貫通孔25に挿入される様に位置を合わせ、上側の貫通孔24から止めネジを挿入し、保持部材30のネジ止め用の孔33にねじ込む。このネジを緩めれば、検出スイッチ20は保持部材から取り外すことができる。検出スイッチ20は、ネジ1本で止められているだけであるが、垂直軸34を備えたので、正しい位置に容易に組み付けることができる。
なお、検出スイッチ20を先に保持部材30に組み付けてから、保持部材30と本体部材40の組付けを行う様にしても構わない。そして最後に、図1(B)に示す様に、検出スイッチ20の信号線26を信号線抱え込み空所46に抱え込ませて保持しておく様にする。こうしておけば、保持部材30が揺動する際に、信号線26が該保持部材30に引っ掛かって揺動の妨げになる様なことを防止できる。
こうして組み立てられた枠開閉検出用センサユニット10は、図5(B)に示す様に、保持部材30が、捻りバネ60により付勢されることで、その揺動端(下端)を検出スイッチ20の押しボタン22がある側と反対側(スイッチ背面23側)に所定角度揺動された状態になる。この状態において、保持部材30の揺動端(水平部35e)は、本体部材40の図示右側の面(本体部材40の背面)からはみ出す様に位置している。また、立ち上がり部35の傾斜部35bが垂直な状態となる。なお、スナップ爪38及び傾斜部51cが揺動角度規制部材として構成される。
この枠開閉検出用センサユニット10の立ち上がり部35が右側(後方)から押されると、図5(C)に示す様に、保持部材30が押しボタン22のある側(前方)に揺動する。そして、保持部材30の第1ガイド棒36が本体部材40の第1ガイド溝48の端部に当接することにより、揺動角度(範囲)が規制される。このとき、保持部材30の第2ガイド棒37も本体部材40の第2ガイド溝49の端部にほぼ当接した状態となる。これにより、検出スイッチ20の押しボタン22側の面(検出スイッチ20の前面)が本体部材40の図示左側の面(本体部材40の前面)に対してほぼ面一となる。なお、設計上は、第2ガイド棒37と第2ガイド溝49によって上記面一の状態を形成する様にしてもよいし、第1,第2ガイド棒36,37と第1,第2ガイド溝48,49が共に当接して上記面一の状態を形成する様にしてもよい。第1ガイド棒36、第2ガイド棒37、第1ガイド溝48及び第2ガイド溝49が、揺動角度規制部材として構成される。
そして、図5(D)に示す様に、検出スイッチ20のレバー21が左側(前方)から押されて右側(後方)に揺動すると、該レバー21と検出スイッチ20の前面とがほぼ面一な状態となって押しボタン22が押し込まれ、これに対応する信号が検出スイッチ20から出力される。
この様に、本実施形態の枠開閉検出用センサユニット10は、前方及び後方の両方から押されているときにだけ、押しボタン22が押し込まれた状態となり、前方及び後方の少なくとも一方の押圧力が加わらないときは、押しボタン22が飛び出した状態となる。
次に、本実施形態の枠開閉検出用センサユニット10を備えたパチンコ機について、図6〜図10に基づいて説明する。なお、説明における「上・下、前・後」とは、図6の斜視図を基準とする。図6に示す様に、本実施形態のパチンコ機1は、外郭をなす外枠2と、外枠2の前面にヒンジ2a,3aによって開閉可能に設けられ、遊技盤を着脱可能に備えた中枠3と、中枠3の前面にヒンジ3a,5aによって開閉可能に設けられ、遊技盤視認用の窓口4を形成した前枠5と、中枠3の前面にヒンジ3a,7aによって開閉可能に設けられた上球皿7と、中枠3の下部に設けられた下球皿8と、中枠3に形成された前後に貫通する貫通口6に取り付けられ、前枠5及び中枠3が開放されたことを検出する枠開放検出手段としての枠開閉検出用センサユニット10を備えている。
枠開閉検出用センサユニット10は、上述した通りのもので、機能的に説明すると、貫通口6に対して前後方向からの操作で脱着可能な取付部としてのスナップ係合爪45及び凹部44を形成した本体部材40と、押しボタン22を有する検出スイッチ20と、検出スイッチ20を保持すると共に、本体部材40に対して前後方向揺動可能に組み付けられた保持部材30とで構成され、保持部材30の揺動端を、少なくとも中枠3からはみ出す位置まで揺動させる付勢部材としての捻りバネ60を備え、中枠3及び前枠5を閉じたときに、保持部材30が捻りバネ60の付勢力に抗して揺動し、外枠2と前枠5とで前後から挟まれることによって押しボタン22が押下された状態となる様に貫通口6に取り付けられている。
枠開閉検出用センサユニット10を中枠3に取り付ける様子を、図7に基づいて説明する。まず、中枠3の貫通口6の辺りの構造について説明する。図7(A)に示す様に、中枠3に形成した貫通口6には、その開口部分の下端近くに支持軸71が設けられている。この支持軸71は、枠開閉検出用センサユニット10の本体部材40の下端に形成した凹部44に挿入できる寸法となっている。また、貫通口6の上縁部分には、後方に延びるリブ72が形成されている。このリブ72は、枠開閉検出用センサユニット10の本体部材40の上端に設けられたスナップ係合爪45の係合突起45aを係合するための係合部である。このリブ72の奥行きは、スナップ係合爪45の係合突起45aを係合させたときに、枠開閉検出用センサユニット10の前面(本体部材40の前面)が中枠3の前面と面一になる寸法に設計されている(図7(C)参照)。また、中枠3の遊技盤取付枠73の側面には、検出スイッチ20の信号線26を配線留めするための配線フック74が追加されている。
枠開閉検出用センサユニット10を中枠3に取り付ける作業は極めて簡単である。図7(B)に示す様に、枠開閉検出用センサユニット10側の凹部44を中枠3側の支持軸71に前側斜め上方から引っ掛ける(嵌合させる)様にした後、枠開閉検出用センサユニット10の上部を後方に押すだけである。これにより、支持軸71(凹部44)を支点に枠開閉検出用センサユニット10が回動すると共に、スナップ係合爪45が貫通口6の上縁に当接して弾性変形し、該スナップ係合爪45の係合突起45aがリブ72の後端にスナップ係合する。スナップ係合した状態を図7(C)に示す。なお、中枠3の背面側から、スナップ係合爪45の係合突起45aを押し下げながら前方に押し出す様にすれば簡単に枠開閉検出用センサユニット10を取り外すことができる。着脱いずれの操作においても、凹部44を支持軸71で下方から支えているので、片手での作業が可能である。
この枠開閉検出用センサユニット10の組み付けの際、検出スイッチ20から伸びる信号線26は、信号線抱え込み空所46に抱え込まれており、スナップ係合爪45と貫通口6との間に挟み込み難い構造となっている。従って、組み付け作業において信号線26が断線するといった故障を生じ難い。また、中枠3に組み付けられた後、図8に示す様に、信号線26を配線フック74に掛け留めることにより、該信号線26のコネクタ27を中継基板や制御基板に接続し易くなる。また、中枠3を閉じる際に、該中枠3と外枠2との間に信号線26が挟み込まれることを防止できる。さらに、信号線26を配線フック74に掛け回すと共に、保持部材30の後方上端部分に形成したコネクタ押さえフック39でコネクタ27の根元(信号線26の先端)を押さえることにより、中枠3を運搬したり保管したりするときに、信号線26が邪魔になることもない。
次に、本実施形態のパチンコ機1における枠開閉検出の様子について説明する。まず、図9に基づいて、中枠3及び前枠5を閉じる状態を説明する。図9(A)に示す様に、中枠3及び前枠5を開いた状態においては、枠開閉検出用センサユニット10の保持部材30は後方(外枠2側)に向かって揺動された状態にある。このとき、保持部材30の立ち上がり部35を構成する傾斜部35b及び水平部35e(保持部材30の揺動端)は、中枠3の背面からはみ出す様に位置している。この状態から、中枠3を閉じると、最初に、立ち上がり部35の傾斜部35bが外枠2の前面に当接する。さらに、中枠3を閉じる方向に移動させると、外枠2との当接する部分が傾斜部35bから垂直部35aへと変化して、保持部材30は前方へスムーズに揺動する。そして、中枠3を完全に閉じた状態では、立ち上がり部35の垂直部35aが外枠2と当接していることにより、保持部材30は、該外枠2との当接が安定的に保たれる。続いて、前枠5を閉じると、図9(B)に示す様に、検出スイッチ20のレバー21が前枠5の背面に押されて後方へ揺動した状態となり、押しボタン22が押下される。これにより、検出スイッチ20からはスイッチONの信号が出力される。
次に、前枠5の開閉を検出する様子を示す。図9(B)の閉じた状態から、前枠5を開くと、図10(A)に示す様に、レバー21が前枠5で押されなくなるため、検出スイッチ20の押しボタン22がそれ自身の復元力によって突出し、レバー21が前方へ揺動する。このとき、押しボタン22は、中枠3の前面からはみ出す様に位置している。これにより、検出スイッチ20からは、スイッチOFFの信号が出力される。
また、前枠5と共に中枠3を開くと、図10(B)に示す様に、立ち上がり部35が外枠2で押されなくなるため、捻りバネ60の付勢力によって保持部材30が後方に揺動し、検出スイッチ20のレバー21への押圧力がなくなる。この結果、押しボタン22が突出してレバー21が前方へ揺動し、やはり、スイッチOFFの信号が出力される。スイッチOFFの信号が出力された場合、その信号に基づいて制御基板は、発光手段等の報知手段によって中枠3又は(及び)前枠5が開放したことを報知する様に制御する。なお、スイッチONの信号が出力されている間、制御基板は報知手段による報知を行わない様に制御する。
この様に、本実施形態によれば、枠開閉検出手段を、本体部材40、検出スイッチ20および保持部材30で構成してユニット化した枠開閉検出用センサユニット10を採用し、本体部材40を中枠3に対して前後方向からの操作で取り付ける様にしたので、検出スイッチ20の取付作業が容易である。また、メンテナンス等の作業も容易である。
特に、スナップ係合爪45で係合する構成を採用したので、取付やメンテナンスにおける作業性が一層向上している。しかも、本実施形態は本体部材40の下端の凹部44を回動支点として前方から押し込むだけで取付作業を実行できるので、片手でも検出スイッチ20を取り付けることができるという効果がある。
また、付勢部材である捻りバネ30、本体部材40の段部51c及び保持部材30のスナップ爪38で保持部材30の揺動範囲を規制する構成を採用したので、運搬等における振動で検出スイッチ20が損傷するのを防止できる。特に、本実施形態においては、押しボタン21が隠れる方向に付勢しているので、組み立て作業や運搬等の際における押しボタン21の損傷を有効に防止することができる。
加えて、保持部材30に立ち上がり部35を備えさせたので、検出スイッチ20が外枠2に直に当接することがなく、中枠3の開閉による検出スイッチ20の損傷の機会を減少させる。
また、本体部材40のガイド溝47,48に保持部材のガイド棒36,37を挿入し、保持部材30のスナップ爪38を本体部材40の段部51cにスナップ係合させて組み立て得る構成を採用した本実施形態のセンサユニット10は、組み立て作業が容易であるにも拘わらず、構造的に頑丈で、部品の外れ等を生じ難い。加えて、ガイド棒36,37の先端の張り出し部36a,37aがガイド溝47,48の縁に裏側から引っ掛かった状態となるので、捻りバネ60の付勢力で保持部材30が本体部材40から脱落するといった問題もなくしている。
以上、発明を実施するための最良の形態としての一実施形態を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、捻りバネ60に代えて、板バネを用いる様にするなど、保持部材に対する付勢部材の種類は限定されない。また、パチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球機、メダルを用いたスロットマシン、球を用いたスロットマシン等の遊技機に適用することもできる。
1・・・パチンコ機
2・・・外枠
3・・・中枠
4・・・窓口
5・・・前枠
6・・・貫通口
10・・・枠開閉検出用センサユニット
20・・・検出スイッチ、21・・・レバー、22・・・押しボタン、23・・・スイッチ背面、24,25・・・貫通孔、26・・・信号線、27・・・コネクタ
30・・・保持部材、31・・・ベース、32・・・揺動中心軸、33・・・ネジ止め用の孔、34・・・位置決め用の垂直軸、35・・・立ち上がり部、35a・・・垂直部、35b・・・傾斜部、35c〜35e・・・水平部、36・・・第1ガイド棒、36a・・・張り出し部、37・・・第2ガイド棒、37a・・・張り出し部、38・・・スナップ爪、38a・・・直角三角形状の係合突起、39・・・コネクタ押さえフック
40・・・本体部材、41・・・平板部、41a,41b・・・平板部の縁、42・・・表面側のリブ、43・・裏面側のリブ、44・・・逆U字状の凹部、45・・・スナップ係合爪、45a・・・直角三角形状の係合突起、45b・・・二等辺三角形状の突起、46・・・信号線抱え込み空所、47・・・揺動中心孔、47a・・・リング状のリブ、48・・・第1ガイド溝、49・・・第2ガイド溝、50・・・持ち上がり面、51・・・リブ、51a・・・水平部、51b・・・垂直部、51c・・・傾斜部、51d・・・上部、52・・・バネ係合孔
60・・・捻りバネ、61・・・巻線部、62・・・短い腕部、63・・・長い腕部
71・・・支持軸
72・・・リブ
73・・・遊技盤取付枠
74・・・配線フック

Claims (5)

  1. 外郭をなす外枠と、該外枠の前面に開閉可能に設けられ、遊技盤を着脱可能に備えた中枠と、該中枠の前面に開閉可能に設けられ、遊技盤視認用の窓口を形成した前枠と、前記中枠に形成された前後に貫通する貫通口に取り付けられ、前記前枠及び前記中枠が開放されたことを検出するための遊技機用のセンサであって、
    押しボタンを有する検出スイッチと、該検出スイッチを固定する保持部材と、該保持部材を揺動可能に支持する本体部材とを有すると共に、さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする開閉検出用センサユニット。
    (a) 前記保持部材の前記本体部材に対する揺動角度を、前記保持部材の揺動端が揺動方向の少なくとも一方については前記本体部材からはみ出し得る範囲内で規制する揺動角度規制部材を備えていること。
    (b) 前記保持部材を、前記はみ出す方向に向かって付勢する付勢部材を備えていること。
    (c) 前記検出スイッチは、前記はみ出す方向と反対側に押しボタンが向く様に前記保持部材に取り付けられること。
    (x) 前記中枠及び前枠を閉じたときに、前記付勢部材に抗して前記保持部材が揺動し、全体が前後方向から前記外枠と前記前枠とで挟まれることによって前記押しボタンが押下された状態となる様に前記貫通口に取り付け得るものであること。
  2. さらに以下の構成をも備えることを特徴とする請求項記載の開閉検出用センサユニット。
    (d)前記保持部材には、前記検出スイッチの押しボタンと反対側の面を覆う立ち上がり部が形成されていること。
    (e)該立ち上がり部の外面は、揺動中心側から揺動端側に向かって前記検出スイッチに近づく様に、傾斜又は湾曲する形状とされていること。
  3. さらに以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉検出用センサユニット。
    (f)前記本体部材には、装着対象物に形成した貫通口に対してスナップ係合によって着脱するためのスナップ係合爪が設けられていること。
    (g)該スナップ係合爪は、前記本体部材の一方の端部に設けられ、前記本体部材の他方の端部には、前記装着対象物側に設けられた回動用の支持軸又は支持突起を挿入するための孔又は凹部、若しくは前記装着対象物側に設けられた回動用の支持孔又は支持凹部に挿入するための軸又は突起が設けられていること。
    (h)前記スナップ係合爪を備える端部は、前記本体部材における前記保持部材の揺動中心側の端部であり、前記孔又は凹部若しくは前記軸又は突起を備える端部は、前記本体部材における前記保持部材の揺動端側の端部であること。
  4. さらに以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の開閉検出用センサユニット。
    (i)前記本体部材の前記スナップ係合爪を形成した端部の端面、前記スナップ係合爪の前記本体部材側の面、及び該本体部材側の面に形成した突起によって構成され、前記検出スイッチから伸びる信号線を抱え込む信号線抱え込み部が形成されていること。
  5. さらに以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の開閉検出用センサユニット。
    (k)前記揺動角度規制部材は、前記保持部材の前記本体部材側に設けた突起と、前記本体部材の側面に設けた溝部及び前記保持部材側の面に設けた段部とによって構成されていること。
    (l)前記段部と係合し得る突起が、前記付勢部材の付勢力に抗して前記段部を乗り越えさせることによって該段部とスナップ係合する爪部によって構成されていること。
    (m)前記溝部が、前記保持部材の揺動中心と同心円状に形成され、前記本体部材を厚さ方向に貫通すると共に該本体部材の側面に開口を有する円弧状の溝によって構成されていること。
    (n)前記溝部と係合する突起が、前記円弧状の溝に対して前記側面の開口から挿入し得る棒状部と、該棒状部の先端側に前記円弧状の溝よりもはみ出す様に設けられた張り出し部とによって構成されていること。
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