JP5162562B2 - 遊技機 - Google Patents
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従来から、外枠に装着された状態にある内枠に対して前枠を閉止した際に、開閉軸が設けられた内枠の一側端縁と前枠の一側端縁との間に形成される隙間から、ピアノ線、セル板等の不正器具を遊技領域内に差し込んで遊技球や盤面部品に干渉させて遊技者に有利に遊技を進行させる不正行為が行われている。
しかし、この従来技術にあっては、内レールが配置されている領域に限って不正器具の挿入を防止できるに過ぎず、図柄表示装置の大型化に伴って盤面領域が拡大した昨今のパチンコ遊技機においては、内レールが配置されていない領域からの不正器具の挿入が可能となっており、不正行為を防止するには不十分であった。
また、特許文献2には、遊技盤を保持した内枠の左側端縁に断面コ字状のリブを設けると共に、遊技盤を覆うガラスパネルを保持した前枠の左側端縁にはI字状のリブを設け、内枠に対して前枠を閉止したときにコ字状リブの凹所内にI字状リブが嵌合して両枠間の隙間を埋めるようにした不正行為防止構造が提案されている。
しかし、内枠と前枠の隙間内にコ字状リブの固定面が位置しているため、バール、ドライバー等の不正行為実行工具を隙間から差し込んでリブを内枠から離脱させて不正器具を差し込む隙間を新たに形成することが可能であり、不正行為を防止するには十分でなかった。
即ち、前枠とガラスパネルとの接触面のうち、開閉軸側の端辺と、上下両辺においては、階段状、或いはクランク状に複雑に屈曲させた長い接触長とすることによって不正器具の挿入を阻止することが可能であるが、開閉軸とは反対側の他端縁は、ガラスパネル端縁と前枠端縁との間に施錠のためのロック機構を配置する必要から幅が狭くなっているため、前枠とガラスパネルとの接触面幅が狭く、不正器具の挿入が容易であった。
ガラスパネル110の外周側前面を前枠の背面に組付け固定することにより、前枠の開口部がガラスパネルにより閉止される。前枠の背面側には環状に板金製枠材140が固定されると共に、この板金製枠材140の前部には厚肉の樹脂部材141が環状に固定されている。ガラスパネル110は、前枠の開口部周縁に沿って環状に配置された樹脂部材141の内周面に形成される段差状のガラスパネル支持面によって外周縁を支持されることにより位置決めされ、固定レバー120を締結することにより前枠に固定される。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、遊技場に設置されたパチンコ遊技機の前枠とガラスパネルとの接触面からピアノ線、セル板等を差し込んで行われる不正行為を有効に阻止することができる不正防止部材を提供することを目的としている。
遊技盤前面を覆う透明パネルは、遊技盤を支持する内枠の一側端縁に対して開閉自在に配置された前枠の背面に取り付けられている。不正行為者は、前枠背面と透明パネルとの接触面に不正器具を差し込んで遊技盤面上の入賞口などに対して不正行為を行う。本発明では、前枠と透明パネルとの接触面の背面側に形成される隙間を利用して不正防止部材を装着し、表側から不正器具を挿入した場合に不正防止部材によってそれ以上の侵入を阻止できるようにした。不正防止部材は、係止突起を隙間内に設けた第1の被係止部に係止されることにより、表面側から押された場合にも脱落することがない。
不正に不正防止部材を除去しようとしても、係止突起が破損することにより、不正行為の形跡を残すことが可能となり、迅速な対応を行うことが可能となる。
嵌合突起部を隙間内に嵌合することにより、隙間はベース部との協働により閉塞され、表面側から挿入されてくる不正器具が遊技盤面側に侵入することを阻止することができる。不正防止部材の一部を第2の被係止部に係止することにより、不正防止部材を前枠に対して安定して固定することができる。
不正防止部材を前枠と内枠との間で抑えることにより、固定力を高めることができる。
図1は本発明の一実施形態に係る不正防止部材を装着した遊技機の一例としてのパチンコ遊技機を開放した状態を示す外観斜視図であり、図2は図1のパチンコ遊技機を一部破線で示す正面図であり、図3は図1のパチンコ遊技機の前枠の背面図であり、図4は前枠に対してガラスパネルと不正防止部材を組付ける手順を示す分解斜視図であり、図5は前枠に不正防止部材を取り付けた状態を示す要部拡大斜視図であり、図6は図5において不正防止部材を取り付ける手順を示す説明図であり、図7(a)及び(b)は不正防止部材を取り付ける前の不正行為実施可能箇所を示す図、及び不正防止部材を取り付けた後の不正行為実施可能箇所を示す図であり、図8(a)及び(b)は不正防止部材の一例の構成を示す斜視図であり、図9は不正防止部材の各部と不正行為実行可能箇所との係合関係を示す模式図であり、図10は図1のA−A断面図であり、図11(a)及び(b)は図1のB−B断面図であり、図12は前枠に組み付けられた不正防止部材と内枠、或いは遊技盤の一部との対応関係を示す説明図である。
このように本発明の不正防止部材60を適用するパチンコ遊技機1は、一側部に軸支部3を有した外枠2と、遊技盤25を支持し且つ軸支部3により一側部を回動可能に軸支された内枠20と、遊技盤の前面を覆うガラスパネル(透明パネル)50を着脱自在に支持し且つ軸支部3により一側端部30aを回動可能に軸支された前枠30と、を備えている。
不正防止部材60は、樹脂、ゴム等の射出成型により製造可能な材料から成り、前枠30の背面にガラスパネル50の前面外周部を添設して固定した際に、ガラスパネル50の外周縁と前枠背面(樹脂部材37)との間に針金、薄板等の不正器具を挿入可能な接触面37aが形成される場合に、接触面と連通する隙間37b内に背面側から装着されて、接触面37a、及び隙間37bを通過して不正器具が遊技盤面へ挿入されることを阻止する手段である。
矩形環状の前枠30の背面にはガラスパネル50がその外周側前面を添設させた状態で固定レバー35によって数カ所を着脱自在に固定されている。
ガラスパネル50の外周部を前枠の背面に組付け固定することにより、前枠の開口部30Aがガラスパネルにより閉止される。前枠の背面側には環状に板金製枠材36が固定されると共に、この板金製枠材36の前部には厚肉の樹脂部材37が環状に固定されている(図10、図11参照)。
ガラスパネル50は、前枠の開口部周縁に沿って環状に配置された樹脂部材37の内周面に形成される段差状のガラスパネル支持面37aによって外周縁及び前面を支持されることにより位置決めされ、固定レバー35を締結することにより前枠に固定される。
ガラスパネル50は、二枚のガラス板51を所定のギャップGを間に挟んで対向配置させた状態で各ガラス板の外周縁を樹脂製の環状枠材52、パッキン53により保持一体化した構成を備えており、ガラスパネル50の外周に沿った前面を前枠30の背面(樹脂部材37の内周段差面37a)に添設した状態で、前枠に設けた固定レバー35により固定される。
前枠の開閉軸側の一側端縁では、前枠背面とガラスパネルとの接触面の厚さ方向長さ(前後方向長さ)を十分に長く確保できるため、当該接触面を図10中に示すように階段状(クランク状)に構成して不正器具の挿入を阻止することが可能となる。また、この開閉軸側の部位には、スペース上の余裕があるために突起、その他の不正防止構造を採用することが可能であるが、他側端縁30b側には突起等の不正防止構造を採用するスペース上の余裕がない。
これに対して本発明では、前枠背面とガラスパネル50の一端縁との間に形成される隙間37b、換言すれば板金製枠材36と樹脂部材37との接触面37aと連通した背面側の隙間37bに樹脂、或いはゴムから成る不正防止部材60を装着して固定し、矢印D方向から接触面37a内に圧入されてきた不正器具70によって除去され得ないように構成したため、不正器具による不正行為を有効に防止することができる。
嵌合突起部61を隙間37b内に嵌合したときに、嵌合突起部61とベース部62との協働によって隙間37bを塞ぎ、不正器具が遊技盤面側へ侵入することを阻止するように構成されている。
板金製枠材36は、隙間37bの外側位置に延在する被係止片36aを備えており、被係止片36aの底部(隙間37b寄り端部)には第1の被係止部36a’が設けられると共に、被係止片36aの先端部には第2の被係止部36a”が設けられている(図11)。
不正防止部材60の嵌合突起部61を隙間37b内に嵌合する際には、係止突起63を含む嵌合突起部61が隙間37b内に嵌合される一方で、係止突起63が第1の被係止部36a’と係合した後では、不正防止部材60は隙間から取出し困難となる。仮に、不正にロック機構を解除して前枠を開放し、不正防止部材60を取り外そうとした場合には、係止突起63が破損するようにその強度、構造を工夫しておけば、不正防止部材を不正に取り外した形跡を残すことなり、不正行為を発見することが可能となる。
なお、図12に示すように前枠30に不正防止部材60をセットした状態で前枠30を内枠20に閉止した際に、不正防止部材60のベース部62が、内枠20にセットされた遊技盤25の一部、或いは盤面部品、本例では遊技盤の外周に設けた突部26(返しゴムの支持部)の前面と圧接するように構成することにより、前枠30の閉止時に不正防止部材を前枠と突部26との間で挟圧保持することができる。このため、不正器具を接触面37aから圧入して不正防止部材を除去しようとしてもそのような試みは完遂不能となる。
また、この不正防止部材は、低コストな樹脂成形品であり、しかも既設のパチンコ遊技機の前枠に対して簡単に装着することにより、防犯効果を発揮できる点が利点である。
また、不正防止部材を装着可能な箇所は、上記実施形態において説明した開閉軸と対向した端縁のみならず、不正器具を圧入可能な部位であればどこでよい。
本発明の不正防止部材は、パチンコ遊技機の前枠(ガラス枠)のみならず、ガラス枠を有した遊技機一般に適用することができる。
Claims (3)
- 一側部に軸支部を有した外枠と、遊技盤を支持し且つ該軸支部により一側部を回動可能に軸支された内枠と、前記遊技盤の前面を覆う透明パネルを着脱自在に支持し且つ前記軸支部により一側部を回動可能に軸支された前枠と、前記前枠の背面に前記透明パネルの前面外周部を添設して固定した際に、該透明パネルの外周縁と前記前枠背面との間に形成される不正器具を挿入可能な接触面と連通する隙間内に着脱自在に装着されて前記不正器具の遊技盤面への挿入を阻止する樹脂、或いはゴムから成る不正防止部材と、を備えた遊技機であって、
前記前枠の背面には、固定された前記透明パネルの外周縁に沿って配置され、且つ第1の被係止部を有した板金製枠材と、該板金製枠材に沿って配置された樹脂部材と、から成る透明パネル支持枠が形成されており、
前記隙間は、前記透明パネル支持枠と前記透明パネルとの間に形成され、且つ前記隙間は前記接触面と連通することによって前記接触面に挿入された前記不正器具が前記隙間を通過して前記遊技盤面に挿入されるように構成されており、
前記不正防止部材は、前記隙間内に嵌合される嵌合突起部と、該嵌合突起部に設けられ該嵌合突起部が前記隙間内に嵌合された時に前記隙間内に設けられた前記第1の被係止部に係止される係止突起と、を備え、
前記隙間に固定された前記不正防止部材を該隙間から離脱させた場合には、前記係止突起が破損して不正行為の形跡が残されることを特徴とする遊技機。 - 前記板金製枠材は、第2の被係止部を備え、
前記嵌合突起部と一体化され該嵌合突起部が前記隙間内に嵌合された時に前記隙間外に位置するベース部と、前記ベース部に設けられて前記第2の被係止部と係合される係止片と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記前枠に前記不正防止部材を固定した状態で、前記前枠を前記内枠に閉じた時に、前記内枠により支持された前記遊技盤の一部、或いは盤面部品が前記不正防止部材の背面と圧接するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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