JP4481059B2 - 通信装置とその遠隔管理システム,os更新方法,プログラム,および記録媒体 - Google Patents

通信装置とその遠隔管理システム,os更新方法,プログラム,および記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4481059B2
JP4481059B2 JP2004107216A JP2004107216A JP4481059B2 JP 4481059 B2 JP4481059 B2 JP 4481059B2 JP 2004107216 A JP2004107216 A JP 2004107216A JP 2004107216 A JP2004107216 A JP 2004107216A JP 4481059 B2 JP4481059 B2 JP 4481059B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
update
unit
nonvolatile storage
communication device
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004107216A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004318871A (ja
Inventor
秀彦 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004107216A priority Critical patent/JP4481059B2/ja
Publication of JP2004318871A publication Critical patent/JP2004318871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4481059B2 publication Critical patent/JP4481059B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Description

この発明は、通信装置、この電子装置とこれをネットワークを介して遠隔管理する管理装置とによって構成された遠隔管理システム、上記電子装置におけるソフトウェア更新方法、上記電子装置を制御するコンピュータに必要な機能(この発明に係わる機能)を実現させるためのプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来から、通信機能を備えたプリンタ,ファクシミリ(FAX)装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像処理装置を始め、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能を持たせた通信装置(電子装置)を被管理装置とし、外部装置であるサービスセンタ(管理センタ)の管理装置が公衆回線やインタネット等のネットワーク経由でこれらの被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムが提案されている。
このような遠隔管理システムに使用されている通信装置は、一般に、内部に当該通信装置全体の動作を制御するCPU(中央処理装置)と、CPUにその制御を行わせるためのソフトウェア(プログラム)を記憶するメモリとを有している。
通常、ソフトウェアを記憶するメモリとしてROMが用いられ、そのROMに、通信装置の基本動作を制御するプログラムを始めとして、各種パラメータやプログラムコードを含むファームウェアが格納されている。
ところで、通信装置の性能を向上させたり、通信装置の不具合を解消するために設計変更等を行い、それによりソフトウェア(一般にはファームウェア)の更新(バージョンアップ)が必要となる場合がある。なお、ファームウェアの例としては、アプリ(アプリケーションプログラム)やOS(オペレーティングシステム)が挙げられる。
従来、この種の通信装置のソフトウェアの更新(例えばパラメータの書き換え等の更新を含む)は、サービスエンジニア(カスタマエンジニア)が顧客先を訪問し、その顧客先に設置されている通信装置の内部のROMを差し替えることによって行っていた。
一方、最近では、通信装置の工場出荷時に、その通信装置の動作を制御するためのソフトウェアをEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュROM等の不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)に書き込み、その不揮発性メモリを通信装置に実装しているが、この場合、その通信装置のSCSIポート,RS−232CポートやICカードスロット等から所定の機器を使用してソフトウェアを入力し、不揮発性メモリのソフトウェアの更新を行うことが可能になっている。
ところが、このような従来の通信装置にあっては、実行すべき処理内容を示すソフトウェアを直接ROMに焼き込んだり、必要に応じてSCSIポート,RS―232CポートやICカードスロット等からソフトウェアを入力してソフトウェアの更新を行う方法では、以下の(1)(2)に示すような問題点があり、多大な時間と費用がかかり、ひいてはサービス性向上の妨げとなっていた。
(1)ROMにソフトウェアを焼き込む場合、ソフトウェアの更新には人を介してROMの交換を行う必要があり、交換すべきROMの個数が多ければ多いほど、莫大な費用と人と時間を費やしてしまう。
(2)ソフトウェアの更新は、ROMを交換するか、SCSIポート,RS―232CポートやICカードスロット等からローカルな場所でしかできなかったので、遠隔地に設置されている通信装置のソフトウェアの更新は、直接サービスエンジニアがその設置場所を訪問して行うか、ソフトウェアを郵送など別の手段であらかじめ送っておいて、ローカルで行うしかなかった。
そこで、近年、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリが搭載されている場合、外部装置からネットワーク等を介して送られてくるソフトウェアに基づいて不揮発性メモリ内のソフトウェアを更新する機能を有する通信装置が製品化されている。
ところが、このような通信装置では、ソフトウェアの更新中に電源遮断等のトラブル発生によってそのソフトウェアの更新に失敗すると、ソフトウェアが壊れるなどの理由で、それ以降電源投入等によって再起動させても、正常に動作しなくなる場合があり、結局はSCSIポート,RS―232CポートやICカードスロット等からソフトウェアを入力したり、不揮発性メモリを交換したりして、ソフトウェアの更新を行わなければならない。
そこで、第1,第2の不揮発性メモリを備え、外部装置から更新用ソフトウェア(新バージョンのソフトウェア)をダウンロードして、その更新用ソフトウェアに基づいて第2の不揮発性メモリ内のソフトウェアを更新し(新バーションに書き換え)、その後の再起動時(電源投入時)に第2の不揮発性メモリ内のソフトウェアが正常か否かを判断し、正常ならばそのソフトウェアを、異常ならば第1の不揮発性メモリ内のソフトウェア(例えば固定ソフトウェア)をそれぞれ起動(実行)する機能を備えた通信装置(例えば特許文献1参照)が提案されている。
特開平9−231032号公報
このような通信装置(例えばパーソナルコンピュータ)では、通常、ソフトウェアの更新は機器利用者の操作によって開始されるため、ソフトウェアの更新中に電源遮断のトラブル発生によってそのソフトウェアの更新が失敗しても、すぐにソフトウェアを再ダウンロードしてソフトウェアの更新を開始させ、確実にソフトウェアの更新を完了させることが可能である。
一方、外部装置である管理装置からソフトウェア更新要求があった場合に、その外部装置から更新用ソフトウェアを自動的にダウンロードして第2の不揮発性メモリのソフトウェアを更新するタイプの通信装置、つまり上述したような遠隔管理システムにおける通信装置では、ソフトウェアの更新中に機器利用者が通信装置を利用しているとは限らないが、その時にトラブル発生によってソフトウェアの更新が失敗しても、その外部装置から再度ソフトウェア更新要求があれば、その外部装置から更新用ソフトウェアを自動的に再ダウンロードしてソフトウェアの更新を開始させ、ソフトウェアの更新を完了させることは可能である。
そのため、管理装置(外部装置)側では、通信装置側のソフトウェアの更新状況を知る必要があるが、従来は、通信装置側でOSの更新が失敗した場合には以下の理由によりその旨を管理装置へ通知できなかったため、管理装置に対して再度ソフトウェア更新要求を出すことができず、通信装置側でOSの更新を完了できない場合もあった。
特許文献1に記載された通信装置では、管理装置から更新用OSをダウンロードしてOSの更新を行う場合には、そのOS更新中に電源遮断等のトラブル発生によってそのOS更新が失敗しても、その後の電源投入による再起動時にその失敗を判断することはできない。
すなわち、電源投入によって当該通信装置を再起動する場合、OS起動前にROM等に記憶されているブートローダ(ブートプログラム)が起動するため、そのブートローダがOS更新が成功したか否かをチェックする必要がある。しかし、このブートローダは、第2の不揮発性メモリにおけるOSの有無をその名称等の識別情報を参照することによって判断することはできるが、OSの内容をチェックしてそのOSが正常か否かを判断するはできない。よって、OS更新が失敗していても、それを判断することはできない。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、通信装置において、管理装置等の外部装置から更新用OSをダウンロードしてOSの更新を行う場合に、電源遮断等のトラブル発生によってそのOS更新が失敗した場合でも、その後の電源投入による再起動時にその失敗を簡単且つ確実に判断できるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、通信装置と、その遠隔管理システム、および上記通信装置の異常発生時の制御方法、並びに上記通信装置を制御するコンピュータに必要な機能を実現させるためのプログラムを提供する。
請求項1の発明による通信装置は、第1,第2の不揮発性記憶手段と、外部装置からOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードするダウンロード手段と、該手段によってダウンロードされたOSに基づいて上記第1,第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新するOS更新手段とを有する通信装置であって、上記ダウンロード手段による更新用OSのダウンロードが成功した場合に、OS更新中を示す更新中情報を上記第1の不揮発性記憶手段に設定する第1の状態情報制御手段と、当該通信装置の起動時に、上記更新中情報の設定の有無をチェックし、該更新中情報が設定されていない場合には上記第2の不揮発性記憶手段内のOSを、該更新中情報が設定されている場合には上記第1の不揮発性記憶手段内のOSをそれぞれ起動させるOS起動手段と、該手段によって上記第2の不揮発性記憶手段内のOSが起動された後、該不揮発性記憶手段内のアプリケーションプログラムを起動させるアプリケーションプログラム起動手段と、上記OS更新手段による上記第2の不揮発性記憶手段内のOSの更新が成功した場合に、上記更新中情報の設定を解除すると共に、OS更新完了を示す更新完了情報を上記第1の不揮発性記憶手段に設定する第2の状態情報制御手段と、上記OS起動手段および上記アプリケーションプログラム起動手段によって上記第2の不揮発性記憶手段内のOSおよびアプリケーションプログラムが順次起動し、且つ上記更新完了情報が設定されている場合には、OS更新完了を上記外部装置へ通知するOS更新完了通知手段と、該手段による通知が終了した後、上記更新完了情報の設定を解除する第3の状態情報制御手段とを設け、上記OS更新手段に、上記第1の状態情報制御手段によって上記更新中情報が設定された後、上記更新用OSに基づいて上記第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新する手段と、上記第3の状態情報制御手段によって上記更新完了情報の設定が解除された後、上記第2の不揮発性記憶手段内のOSに基づいて上記第1の不揮発性記憶手段内のOSを更新する手段とを備えたものである。
請求項2の発明による通信装置は、請求項1の通信装置において、上記OS起動手段によって上記第1の不揮発性記憶手段内のOSが起動された場合には、OS更新失敗を上記外部装置へ通知するOS更新失敗通知手段を設けたものである。
請求項3の発明による通信装置は、請求項2の通信装置において、上記ダウンロード手段は、上記OS更新失敗通知手段による上記外部装置へのOS更新失敗の通知に対して、該外部装置から再びOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードする手段を備えたものである。
請求項の発明による遠隔管理システムは、管理装置によってネットワーク経由で複数の通信装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、上記通信装置に、第1,第2の不揮発性記憶手段と、上記管理装置からOS更新要求があった場合に、該管理装置から更新用OSをダウンロードするダウンロード手段と、該手段によってダウンロードされたOSに基づいて上記第1,第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新するOS更新手段と、上記ダウンロード手段による更新用OSのダウンロードが成功した場合に、OS更新中を示す更新中情報を上記第1の不揮発性記憶手段に設定する第1の状態情報制御手段と、当該通信装置の起動時に、上記更新中情報の設定の有無をチェックし、該更新中情報が設定されていない場合には上記第2の不揮発性記憶手段内のOSを、該更新中情報が設定されている場合には上記第1の不揮発性記憶手段内のOSをそれぞれ起動させるOS起動手段と、該手段によって上記第2の不揮発性記憶手段内のOSが起動された後、該不揮発性記憶手段内のアプリケーションプログラムを起動させるアプリケーションプログラム起動手段と、上記OS更新手段による上記第2の不揮発性記憶手段内のOSの更新が成功した場合に、上記更新中情報の設定を解除すると共に、OS更新完了を示す更新完了情報を上記第1の不揮発性記憶手段に設定する第2の状態情報制御手段と、上記OS起動手段および上記アプリケーションプログラム起動手段によって上記第2の不揮発性記憶手段内のOSおよびアプリケーションプログラムが順次起動し、且つ上記更新完了情報が設定されている場合には、OS更新完了を当該通信装置の識別情報と共に上記管理装置へ通知するOS更新完了通知手段と、該手段による通知が終了した後、上記更新完了情報の設定を解除する第3の状態情報制御手段とを設け、上記通信装置のOS更新手段に、上記第1の状態情報制御手段によって上記更新中情報が設定された後、上記更新用OSに基づいて上記第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新する手段と、上記第3の状態情報制御手段によって上記更新完了情報の設定が解除された後、上記第2の不揮発性記憶手段内のOSに基づいて上記第1の不揮発性記憶手段内のOSを更新する手段とを備えたものである。
請求項の発明による遠隔管理システムは、請求項の遠隔管理システムにおいて、上記通信装置に、上記OS起動手段によって上記第1の不揮発性記憶手段内のOSが起動された場合には、OS更新失敗を当該通信装置の識別情報と共に上記管理装置へ通知するOS更新失敗通知手段を設けたものである。
請求項の発明による遠隔管理システムは、請求項の遠隔管理システムにおいて、上記通信装置に、上記管理装置に対して定期的に送信要求があるかどうかの問い合わせを行う送信要求有無問合手段を設け、上記通信装置のダウンロード手段を、上記送信要求有無問合手段による上記管理装置への送信要求の問い合わせに対して、該管理装置からOS更新要求があった場合に、該管理装置に対して更新用OSを要求することにより、該管理装置から更新用OSをダウンロードする手段としたものである。
請求項の発明による遠隔管理システムは、請求項5又は6の遠隔管理システムにおいて、上記通信装置のダウンロード手段に、上記OS更新失敗通知手段による上記管理装置へのOS更新失敗の通知に対して、該外部装置から再びOS更新要求があった場合に、該管理装置に対して更新用OSを要求することにより、該管理装置から更新用OSをダウンロードする手段を備えたものである。
請求項の発明によるOS更新方法は、第1,第2の不揮発性記憶手段と、外部装置から更新用OSをダウンロードし、該OSに基づいて上記第1,第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新する通信装置におけるOS更新方法であって、外部装置からOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードし、該ダウンロードが成功した場合に、OS更新中を示す更新中情報を上記第1の不揮発性記憶手段に設定した後、上記更新用OSに基づいて上記第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新し、その更新が成功した場合に、上記更新中情報の設定を解除すると共に、OS更新完了を示す更新完了情報を上記第1の不揮発性記憶手段に設定し、当該通信装置の起動時に、上記更新中情報の設定の有無をチェックし、該更新中情報が設定されていない場合には上記第2の不揮発性記憶手段内のOSおよびアプリケーションプログラムを順次起動させた後、上記更新完了情報が設定されている場合には、OS更新完了を上記外部装置へ通知して、上記更新完了情報の設定を解除した後、上記第2の不揮発性記憶手段内のOSに基づいて上記第1の不揮発性記憶手段内のOSを更新し、上記更新中情報が設定されている場合には上記第1の不揮発性記憶手段内のOSを起動させるものである。
請求項の発明によるOS更新方法は、請求項のOS更新方法において、上記第1の不揮発性記憶手段内のOSが起動した場合には、OS更新失敗を上記外部装置へ通知するものである。
請求項1の発明によるOS更新方法は、請求項のOS更新方法において、上記外部装置への上記OS更新失敗の通知に対して、該外部装置から再びOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードするものである。
請求項1の発明によるプログラムは、第1,第2の不揮発性記憶手段を有する通信装置を制御するコンピュータに、外部装置からOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードするダウンロード機能と、該機能による更新用OSのダウンロードが成功した場合に、OS更新中を示す更新中情報を上記第1の不揮発性記憶手段に設定する第1の状態情報制御機能と、該機能によって上記更新中情報が設定された後、上記更新用OSに基づいて上記第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新するOS更新機能と、該機能による更新が成功した場合に、上記更新中情報の設定を解除すると共に、OS更新完了を示す更新完了情報を上記第1の不揮発性記憶手段に設定する第2の状態情報制御機能と、当該通信装置の起動時に、上記更新中情報の設定の有無をチェックし、該更新中情報が設定されていない場合には上記第2の不揮発性記憶手段内のOSを、該更新中情報が設定されている場合には上記第1の不揮発性記憶手段内のOSをそれぞれ起動させるOS起動機能と、該機能によって上記第2の不揮発性記憶手段内のOSが起動された後、該不揮発性記憶手段内のアプリケーションプログラムを起動させるアプリケーションプログラム起動機能と、上記OS起動機能および上記アプリケーションプログラム起動機能によって上記第2の不揮発性記憶手段内のOSおよびアプリケーションプログラムが順次起動し、且つ上記更新完了情報が設定されている場合には、OS更新完了を上記外部装置へ通知するOS更新完了通知機能と、該機能による通知が終了した後、上記更新完了情報の設定を解除する第3の状態情報制御機能とを実現させるためのプログラムであり、上記OS更新機能に、上記第3の状態情報制御機能によって上記更新完了情報の設定が解除された後、上記第2の不揮発性記憶手段内のOSに基づいて上記第1の不揮発性記憶手段内のOSを更新する機能を備えたものである。
請求項1の発明によるプログラムは、請求項1のプログラムにおいて、上記コンピュータに、上記OS起動機能によって上記第1の不揮発性記憶手段内のOSが起動された場合には、OS更新失敗を上記外部装置へ通知するOS更新失敗通知機能をも実現させるためのものである。
請求項1の発明によるプログラムは、請求項1のプログラムにおいて、上記ダウンロード機能に、上記OS更新失敗通知機能による上記外部装置へのOS更新失敗の通知に対して、該外部装置から再びOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードする機能を備えたものである。
請求項14の発明による記録媒体は、請求項113のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、通信装置が、管理装置等の外部装置から更新用OSをダウンロードしてOSの更新を行う場合に、電源遮断等のトラブル発生によってそのOS更新が失敗した場合でも、その後の電源投入による再起動時にその失敗を簡単且つ確実に判断することができる。よって、すぐに更新用のOSを再ダウンロードしてOSの更新を開始させることができるため、OSの更新を確実に完了させることが可能になる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明による通信装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例について説明する。図1は、その遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図である。
この遠隔管理システムは、プリンタ,FAX装置,デジタル複写機,デジタル複合機等の画像形成装置やスキャナ装置などの画像処理装置やスキャナ装置などの画像処理装置、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能を持たせた通信装置(電子装置)1(1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g)を被管理装置とする遠隔管理システムである。そして、この各通信装置1と接続される(通信装置側から見た)外部装置として、各通信装置1とインタネット5(公衆回線等の他のネットワークでもよい)を介して接続されるサーバ装置として機能する管理装置3を備え、その管理装置3が、インタネット5経由で各通信装置1を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。なお、公衆回線(又は専用回線)としては、アナログ回線,ADSL回線,デジタル回線(ISDN回線),光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線,PHS回線等の移動電話回線がある。
例えば、図1に示す設置環境Aでは、管理装置3とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)による直接的なコネクションを確立できる通信装置1a,1bが、設置環境Bでは、管理装置3とHTTPによる直接的なコネクションを確立できる通信装置1c,1d,1eが、設置環境Cでは、管理装置3とHTTPによる直接的なコネクションを確立できる通信装置1f,1gがそれぞれ設置されている。
なお、各設置環境A,B,Cには、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール7(7a,7b,7c)を設置する。
このような遠隔管理システムにおいて、各通信装置1は、自己の制御管理のためのアプリ(アプリケーションプログラム)を実装している。
管理装置3は、各通信装置1の制御管理を行うためのアプリを実装している。そして、この遠隔管理システムにおけるこれら各通信装置1は、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を通知し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
すなわち、通信装置1では、管理装置3への要求を生成してこれを管理装置3へ引き渡し(通知し)、この要求に対する応答を取得できる一方で、管理装置3は、通信装置1側への要求を生成してこれを通信装置1側へ引き渡し、この要求に対する応答を取得できるようになっている。
なお、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol),HTTP,FTP(File Transfer Protocol),COM(Component Object Model),CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格),技術,仕様などを利用することができる。
この送受信のデータ送受モデルを図2の概念図に示す。
(A)は、通信装置1で管理装置3に対する要求が発生したケースである。このケースでは、通信装置1が通信装置側要求aを生成し、これを受け取った管理装置3がこの要求に対する応答aを返すというモデルになる。なお、(A)では、応答aだけでなく応答遅延通知a′を返信するケースが表記されている。これは、管理装置3を、通信装置側要求を受け取って、当該要求に対する応答を即座に返せないと判断したときには、応答遅延通知を通知して一旦接続状態を切断し、次回の接続の際に上記要求に対する応答を改めて引き渡す構成としているためである。
(B)は、管理装置3で通信装置1に対する要求が発生したケースである。このケースでは、管理装置3が管理装置側要求bを生成し、これを受け取った通信装置1が、当該要求に対する応答bを返すというモデルになっている。なお、(B)のケースでも、応答を即座に返せないときに応答遅延通知b′を返すことは(A)のケースと同様である。
次に、通信装置1のハードウェア構成について図3を参照して説明する。
図3は、通信装置1内のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この通信装置1は、CPU11,DRAM12,フラッシュROM13,カードメモリコントローラ14,カードメモリ15,リアルタイムクロック回路(RTC)16,モデム17,NCU(網制御装置)18,NIC19,20,および電源回路21等によって構成されている。
CPU11は、DRAM12内の基本動作を制御するOS(オペレーションシステム)を含む各種プログラム(ソフトウェア)に基づいて、通信装置1の動作を制御したり、NCU18又はNIC19,20等により、図示しない公衆回線又はインタネット5経由で管理装置3に対する各種データ(又は信号)の送受信を制御したり、公衆回線経由で管理装置3に対して発呼を行うなど、この通信装置1全体を統括的に制御する中央処理装置である。
DRAM12には、OSを含む各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU11がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このDRAM12の代わりに、SRAMを使用してもよい。
フラッシュROM13は、この通信装置1を起動させるブートローダ(ブートプログラム)を記憶するブートローダメモリ、OSのファイルであるOSイメージを記憶するOSイメージメモリ、ファームウェア書き換え中を示すファームウェア書き換え中フラグ(OS更新中を示す更新中情報を含む)およびファームウェア書き換え完了を示すファームウェア書き換え完了フラグ(OS更新完了を示す更新完了情報を含む)フラグメモリ、ファームウェアの再書き換えを実行するためのリカバリプログラムを記憶するリカバリプログラムメモリ、管理装置3および各通信装置1の一方から他方への送信データ、各通信装置1の中から1台を特定するそれぞれの機番情報(識別情報)、管理装置3等の通信先のIPアドレス,電話番号(発呼先電話番号)、回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数),再発呼間隔などを記憶するデータメモリ(データ領域)として使用する不揮発性メモリ(第1の不揮発性記憶手段)であり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このフラッシュROM13の代わりに、EEPROM等の他の不揮発性メモリを使用してもよい。
カードメモリコントローラ14は、カードメモリ15に対する各種データの読み書きを制御するものである。
カードメモリ15は、SDメモリ等の記録媒体であり、OSイメージを記憶するOSイメージメモリ,アプリ(アプリケーションプログラム)を記憶するアプリメモリや、各種データを記憶するデータメモリとして使用する不揮発性メモリ(第2の不揮発性記憶手段)である。なお、この実施例では、アプリおよびOSイメージ(OSファイル)をファームウェアとするが、それらのいずれか、あるいは他のデータをファームウェアとしても構わない。
なお、フラッシュROM13やカードメモリ15の代わりに、ハードディスク装置等の大容量記憶装置(大容量記憶手段)を用いることもできる。あるいは、不揮発性記憶手段としてフラッシュROM13や大容量記憶装置等の記憶装置を1個のみ使用し、そこにフラッシュROM13として使用する記憶領域とカードメモリ15として使用する記憶領域を確保するようにしてもよい。
リアルタイムクロック回路16は、時刻情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
モデム17は、変復調手段であり、管理装置3へ公衆回線経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線に流せる形に変調する。また、管理装置3から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
NCU18は、公衆回線経由で管理装置3を含む各種外部装置との通信(データの送受信)を制御するものである。
NIC19,20は、LAN(他のネットワークでもよい)上の他の通信装置との通信を制御したり、インタネット5を介して管理装置3を含む各種の外部装置と通信を制御するものである。
電源回路21は、ACアダプタ22からのAC電源(商用電源)をDC電源に変換して通信装置1内の上述した各部に供給するものである。
ここで、モデム17とCPU11とは、送信データ(TX),受信データ(RX)のデータ線、および送信可能信号(CTS),送信要求信号(RTS),データセットレディ信号(DSR),キャリア検出信号(DCD)の信号線によって接続されており、モデム17はCPU11からの送信要求信号(RTS)およびキャリア検出信号(DCD)に従って制御する。
また、NCU18とモデム17とは、受信データ(RXD)および送信データ(TXD)の信号線によって接続されている。受信データ(RXD)は管理装置3のモデムにより変調されたアナログ信号、送信データ(TXD)はモデム17によって変調されたアナログ信号である。
次に、管理装置3のハードウェア構成について図4を参照して説明する。
図4は、管理装置3内のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この管理装置3は、モデム31,通信端末32,プロキシ(Proxy)サーバ33,操作者端末34,データベース35,制御装置36等からなる。
モデム31は、公衆回線を介して機器利用者側(通信装置1を利用している顧客先)の通信装置1と通信するものであり、送受信するデータを変復調する。
通信端末32は、モデム31による通信を制御するものである。
プロキシサーバ33は、インタネット5を介して機器利用者側の通信装置1との通信およびセキュリティ管理を行う。
操作者端末34は、各種データの入力をオペレータによるキーボード又はポインティングデバイス(マウス等)などの入力装置上の操作により受け付ける。入力されるデータとしては、各機器利用者側の通信装置1と通信する際に使用するそれらのIPアドレスや電話番号(発呼先電話番号)等の顧客情報がある。
データベース35は、図示しないサーバのハードディスク装置等の大容量記憶装置に存在し、各機器利用者側の顧客情報および通信装置1の更新用ファームウェア(新バージョンのファームウェア)や制御装置36のCPUを動作させるためのプログラムを含む各種ソフトウェア、通信装置1から受信したデータ、操作者端末34から入力されたデータ等を記憶する。
制御装置36は、図示しないCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置3全体を統括的に制御する。そのCPUが、データベース35内の所定のプログラムに従って動作する。
以下、このように構成した遠隔管理システムにおけるこの実施例の特徴となる処理動作について、図5〜図8も参照して具体的に説明する。
まず、通信装置1のCPU11による起動時の動作の概要について、図5を参照して説明する。
図5は、通信装置1のCPU11による起動時の動作の概要例を示すフローチャートである。
通信装置1のCPU11は、電源投入(電源回路21からの給電)時に、フラッシュROM13内のブートローダに従い、図5の動作を開始する。
そして、まずステップS1でフラッシュROM13内のファームウェア書き換え中フラグを参照してファームウェアの書き換えが正常に終了しているか否かをチェックし、正常に終了していなければステップS4でフラッシュROM13内のOSを起動させる。
すなわち、フラッシュROM13内のOSイメージを読み出し、それをDRAM12にロードして使用可能なOSに展開した後、そのOSを起動させる。
次に、ステップS5で後述するリカバリ処理を行う。
すなわち、フラッシュROM13内のリカバリプログラムを読み出し、それをDRAM12にロードして展開した後、そのリカバリプログラムを起動させてリカバリ処理を行う。
一方、ファームウェアの書き換えが正常に終了している場合には、ステップS2でカードメモリ15内のOSを起動させる。
すなわち、カードメモリコントローラ14を制御してカードメモリ15内のOSイメージを読み出し、それをDRAM12にロードして使用可能なOSに展開した後、そのOSを起動させる。
そして、正常に起動すると、ステップS3の通常動作のモードに進む。
このモード時には、何らかの要求があった場合に、その要求に応じた動作(通常動作)を行う。このとき、必要に応じて所要のアプリをカードメモリ15から読み出し、それをDRAM12にロードして展開して起動させる。
ここで、通信装置1のCPU11が、フラッシュROM13内のブートローダに基づいて動作することによってOS起動手段としての機能を、DRAM12に展開したOSおよびリカバリプログラムに基づいて動作することによって送信要求有無問合手段,ダウンロード手段,第1の状態情報制御手段,OS更新手段,第2の状態情報制御手段,OS起動手段,OS更新失敗通知手段,OS更新失敗通知手段,第3の状態情報制御手段を含む各種手段としての機能をそれぞれ実現することができる。
次に、通信装置1のCPU11による起動(再起動を含む)時の動作の詳細と管理装置3によるファームウェアの更新(書き換え)に関する動作の概要について、図6〜図8を参照して説明する。なお、ここでは、通信装置1がNIC19又は20を、管理装置3がプロキシサーバ33をそれぞれ使用することにより、互いにインタネット5経由で通信を行うものとするが、通信装置1がモデム17およびNCU18を、管理装置3がモデム31および通信端末32をそれぞれ使用することにより、互いに図示しない公衆回線経由で通信を行うこともできる。
図6および図7は、通信装置1のCPU11による起動時の動作の詳細例を示すフローチャートである。
図8は、通信装置1と管理装置3との通信シーケンスの一例を示す説明図である。
通信装置1のCPU11は、電源投入(電源回路21からの給電)時に図6,図7の動作を開始し、まずステップS11でフラッシュROM13内のブートローダを起動させ、そのブートローダに従い、ステップS12でフラッシュROM13内のファームウェア書き換え中フラグ(以下「ファーム書き換え中フラグ」ともいう)の状態(有無)をチェックし、ファーム書き換え中フラグが“0”にリセット(設定解除)されていればステップS13へ、“1”にセット(設定)されていればステップS26へそれぞれ移行する。
ステップS13では、カードメモリ15内のOSイメージ(当該通信装置1の通常動作用OS)を読み出し、それをDRAM12にロードして使用可能なOSに展開する。
DRAM12へのOSの展開が完了すると、ステップS14でそのOSを起動させ、ステップS15へ移行する。
ステップS15では、カードメモリ15内のアプリ(当該通信装置1の通常動作用アプリ)を読み出し、それをDRAM12にロードして展開した後、そのアプリを起動させる。このアプリの起動により、通信装置1としての動作が可能になる。
その後、ステップS16でフラッシュROM13内のファームウェア書き換え完了フラグ(以下「ファーム書き換え完了フラグ」ともいう)の状態をチェックし、ファーム書き換えフラグが“0”にリセットされていればステップS20へ、“1”にセットされていればステップS17へそれぞれ移行する。
ステップS20の通常動作のモード時には、前述したように、何らかの要求があった場合に、その要求に応じた動作(通常動作)を行う。
この通常動作のモード中に、定期的にステップS21へ移行し、管理装置3からインタネット5経由でファームウェア書き換え要求(以下「ファーム書き換え要求」ともいう)がなければステップS20へ戻るが、ファーム書き換え要求があればステップS22へ移る。そして、管理装置3から書き換え(更新)用のファームウェア(例えば新バージョンのOS,アプリ,又はその両者)をダウンロードする。
ここで、通信装置1は、ファイアウォール7経由で管理装置3と通信可能にするため、図示しないタイマを使用して時間管理を行い、例えば図8に示すように、管理装置3に対してファイアウォール7およびインタネット5経由で定期的にポーリング(送信要求があるかどうかの問い合わせ)を行うようにしている。
管理装置3の制御装置36は、データベース35に書き換え用のファームウェアがある場合、いずれかの通信装置1からのポーリングにより、ファーム書き換えをその通信装置1に対して要求する。
通信装置1のCPU11は、管理装置3からファーム書き換え要求があった場合に、ファーム書き換え要求を受けた旨(応答)を管理装置3へ通知した後、書き換え用のファームウェアを管理装置3に対して要求する。
管理装置3の制御装置36は、ポーリング元の通信装置1から書き換え用のファームウェアの要求があると、データベース35内の書き換え用のファームウェアをその通信装置1へダウンロードする。
なお、通信装置1側にファイアウォール7が設けられ、そのファイアウォール7が管理装置3からの通信要求を通信装置1へ通さないように設定されている場合には、管理装置3は通信装置1に対してファーム書き換え要求を行っても、その要求がファイアウォール7で遮断され、通信装置1に届かない。しかし、通信装置1から管理装置3に対してポーリングを行った場合に、管理装置3からの通信要求を通信装置1へ通すような設定がファイアウォール7でなされていれば、管理装置3はポーリングを受けた時に、通信装置1に対してファーム書き換え要求を行うことにより、その要求はファイアウォール7を介して通信装置1に届くことになる。
もし、通信装置1側でセキュリティ面を考慮する必要がなければ、ファイアウォール7を設けないか、そのファイアウォール7に対して管理装置3からの通信要求を通信装置1へ通すように設定すればよく、その場合には、管理装置3は通信装置1からポーリングを受けることなく、その通信装置3に対してファーム書き換え要求を行えば、その要求は通信装置1に届くことになる。
通信装置1のCPU11は、管理装置3からの書き換え用ファームウェアのダウンロードが終了すると、図6のステップS24でそのダウンロードの結果をチェックし、そのダウンロードが失敗した場合にはその旨を通信装置1の識別情報と共に管理装置3へ通知し、ステップS20へ戻る。書き換え用ファームウェアのダウンロードが失敗した旨を管理装置3へ通知するのは、管理装置3にそのダウンロードが失敗したことを認識させ、同じ書き換え用ファームウェアを再度送ってもらうためである。
書き換え用ファームウェアのダウンロードが成功した場合には、図7のAへ移行し、ステップS33で書き換え用ファームウェアのダウンロードが成功した旨を通信装置1の識別情報と共に管理装置3へ通知し、ステップS34でフラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグを“1”にセットする。
その後、ステップS35でダウンロードした書き換え用のファームウェアに基づいてカードメモリ15内のファームウェアの書き換えを実施する。
すなわち、ダウンロードした書き換え用のファームウェアがアプリであれば、カードメモリ15内のアプリをダウンロードしたアプリに書き換える。ダウンロードした書き換え用のファームウェアがOSとアプリであれば、カードメモリ15内のOSとアプリをダウンロードしたOSとアプリに書き換える。
ファームウェアの書き換えが終了すると、ステップS36でその書き換えが成功したか失敗したかをチェックし、失敗すればステップS39へ移行する。
ファームウェアの書き換えが成功した場合には、ステップS37でフラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグを“0”にリセットすると共に、ファーム書き換え完了フラグを“1”にセットした後、ステップS39でこの通信装置1を再起動させ、図6のBへ移行して、再びステップS11以降の各処理を行う。
ファームウェアの書き換えが成功し、フラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグが“0”にリセットされ、且つファーム書き換え完了フラグが“1”にセットされている場合には、ステップS11〜S15の処理を行い、ステップS16のファーム書き換え完了フラグの状態チェックで“1”と判断するため、ステップS17でファームウェアの書き換え完了を通信装置1の識別情報と共に管理装置3へ通知し、ステップS18でフラッシュROM13内のファーム書き換え完了フラグを“0”にリセットした後、ステップS19でカードメモリ15内の書き換え後のファームウェアに基づいてフラッシュROM13内のファームウェアを書き換える。但し、その書き換えは、カードメモリ15内の書き換え後のファームウェアにOSが含まれている場合だけ行う。
ここで、図7のステップS35でファームウェアの書き換えを実施している最中に、機器利用者の誤操作等によって電源が遮断された場合、フラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグは“1”を保持している。
そして、この状態で再び電源が投入された場合には、CPU11は図6の動作を再開し、上述と同様にステップS11でフラッシュROM13内のブートローダを起動させ、そのブートローダに従い、ステップS12でフラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグの状態をチェックする。
この場合、フラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグは“1”であるため、カードメモリ15内のOSイメージの書き換え失敗を判断して、ステップS26へ移行する。
ステップS26では、フラッシュROM13内のレスキュー用OSイメージを読み出し、それをDRAM12にロードして使用可能なOSに展開する。
DRAM12へのレスキュー用OSの展開が完了すると、ステップS27でそのOSを起動させ、ステップS28へ移行する。
ステップS28では、フラッシュROM13内のリカバリプログラムを読み出し、それをDRAM12にロードして展開した後、そのリカバリプログラムを起動させる。
その後、リカバリプログラムに従い、ステップS29で書き換え用ファームウェアの書き換え(更新)が失敗した旨を通信装置1の識別情報と共に管理装置3へ通知してステップS30へ移行し、管理装置3からファーム書き換え要求がなければ、ステップS32でファームウェアの書き換えが失敗した旨を図示しない表示部に表示するなどのエラー処理を行って、処理を終了する。書き換え用ファームウェアの書き換えが失敗した旨を管理装置3へ通知するのは、管理装置3にその書き換えが失敗したことを認識させ、同じ書き換え用ファームウェアを再度送ってもらうためである。
管理装置3からファーム書き換え要求があった場合には、ステップS31で管理装置3に対して書き換え用ファームウェアのダウンロードを要求し、ステップS23で管理装置3から書き換え用ファームウェアをダウンロードし、以後上述と同様の処理を繰り返す。
この実施例の通信装置1によれば、以下の(1)〜(8)に示す作用効果を得ることができる。
(1)通信装置1のCPU11が、管理装置3からファームウェア(OSを含む)の書き換え(更新)要求があった場合に、管理装置3から書き換え用のファームウェアをダウンロードし、そのダウンロードが成功した場合に、フラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグを“1”にセットし、その後の通信装置1の起動(ブートローダの起動)時に、ファーム書き換え中フラグの状態をチェックし、ファーム書き換え中フラグが“0”にリセットされている場合には、カードメモリ15内のOSおよびアプリを順次DRAM12に展開させて起動させ、ファーム書き換え中フラグが“1”にセットされている場合には、フラッシュROM13内のOSおよびリカバリプログラムを順次DRAM12に展開させて起動させることにより、管理装置3から書き換え用ファームウェアをダウンロードしてファームウェアの書き換えを行う場合に、電源遮断(他のトラブル発生でもよい)によってそのファームウェアの書き換えが失敗した場合でも、その後の電源投入による再起動時にその失敗を簡単且つ確実に判断することができる。
(2)通信装置1のCPU11が、上述したようにフラッシュROM13内のOSおよびリカバリプログラムを順次DRAM12に展開させて起動させた場合には、その後ファームウェア書き換え失敗を通信装置1の識別情報と共に管理装置3へ通知することにより、その管理装置3から書き換え用ファームウェアを再ダウンロードしてファームウェアの書き換えを開始させることが可能になるため、ファームウェアの書き換えを確実に完了させることが可能になる。
(3)通信装置1のCPU11が、フラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグを“1”にセットした後、上記書き換え用ファームウェアに基づいてカードメモリ15内のファームウェアを書き換えることにより、管理装置3から書き換え用ファームウェアをダウンロードしてファームウェアの書き換えを行っている最中に、電源遮断によってそのファームウェアの書き換えが失敗した場合でも、その後の電源投入による再起動時にその失敗を簡単且つ確実に判断することができる。
(4)通信装置1のCPU11が、管理装置3へのファームウェア書き換え失敗の通知に対して、その管理装置3から再びファームウェアの書き換え要求があった場合に、書き換え用ファームウェアを再ダウンロードしてファームウェアの書き換えを開始させることにより、ファームウェアの書き換えをより確実に完了させることが可能になる。
(5)通信装置1のCPU11が、管理装置3へのファームウェア書き換え失敗の通知に対して、その管理装置3から再びファームウェアの書き換え要求があった場合に、ファームウェア書き換え要求を受けた旨を通信装置1の識別情報と共に管理装置3へ通知すれば、管理装置3側では通信装置1でファームウェアの書き換え要求を受けたことを確認できるため、書き換え用ファームウェアを通信装置1へ直ちにダウンロードできるように準備しておくことができる。
(6)通信装置1のCPU11が、管理装置3に対して定期的に送信要求があるかどうかの問い合わせを行い、その問い合わせに対して、管理装置3からファームウェア書き換え要求があった場合に、管理装置3に対して書き換え用ファームウェアを要求することにより、管理装置3から書き換え用ファームウェアをダウンロードできるため、管理装置3に書き換え用ファームウェアがある場合、管理装置3からファームウェア書き換え要求を確実に受けることができる。
(7)通信装置1のCPU11が、フラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグを“1”にセットした後、管理装置3からダウンロードした書き換え用ファームウェアに基づいてカードメモリ15内のファームウェアの書き換えを行い、その書き換えが成功した場合に、フラッシュROM13内のファーム書き換え中フラグを“0”にリセットすると共に、ファーム書き換え完了フラグを“1”にリセットすれば、そのファーム書き換え完了フラグの状態を参照することにより、フラッシュROM13内のファームウェアの書き換えが完了したことを確実に認識することが可能になる。
(8)通信装置1のCPU11が、カードメモリ15内のファームウェアが起動し、フラッシュROM13内のファーム書き換え完了フラグが“1”にセットされている場合には、ファーム書き換え完了を管理装置3へ通知し、該通知が終了した後、ファーム書き換え完了フラグを“0”にリセットし、カードメモリ15内のファームウェアに基づいてフラッシュROM13内のファームウェアを書き換えることにより、以後のファームウェア書き換え失敗時にも比較的新しいファームウェアを用いて処理を行うことができる。
なお、この発明によるプログラムは、通信装置1を制御するコンピュータに、送信要求有無問合手段,ダウンロード手段,第1の状態情報制御手段,OS更新手段,第2の状態情報制御手段,OS起動手段,OS更新失敗通知手段,OS更新失敗通知手段,第3の状態情報制御手段を含む各種手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
この発明を、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等や、ネットワークに接続可能なコンピュータ等も含め、通信機能を備えた各種通信装置(被管理装置)、その通信装置とそれを管理する管理装置とからなる遠隔管理システムに適用可能である。
この発明による通信装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例を示す概念図である。 その遠隔管理システムにおけるデータ送受モデルを示す概念図である。 図1の通信装置1のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1の管理装置3内のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3のCPU11による起動時の動作の概要例を示すフロー図である。 同じく起動時の動作の詳細例を示すフロー図である。 その続きを示すフロー図である。 図1の通信装置1と管理装置3との通信シーケンスの一例を示す説明図である。
符号の説明
1:通信装置 3:管理装置 5:インタネット 7:ファイアウォール 11:CPU 12:DRAM 13:フラッシュROM 14:カードメモリコントローラ 15:カードメモリ 16:リアルタイムクロック回路 17:モデム 18:NCU 19,20:NIC 21:電源回路 31:モデム 32:通信端末 33:プロキシサーバ 34:操作者端末 35:データベース 36:制御装置

Claims (14)

  1. 第1,第2の不揮発性記憶手段と、外部装置からOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードするダウンロード手段と、該手段によってダウンロードされたOSに基づいて前記第1,第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新するOS更新手段とを有する通信装置であって、
    前記ダウンロード手段による更新用OSのダウンロードが成功した場合に、OS更新中を示す更新中情報を前記第1の不揮発性記憶手段に設定する第1の状態情報制御手段と、
    当該通信装置の起動時に、前記更新中情報の設定の有無をチェックし、該更新中情報が設定されていない場合には前記第2の不揮発性記憶手段内のOSを、該更新中情報が設定されている場合には前記第1の不揮発性記憶手段内のOSをそれぞれ起動させるOS起動手段と
    該手段によって前記第2の不揮発性記憶手段内のOSが起動された後、該不揮発性記憶手段内のアプリケーションプログラムを起動させるアプリケーションプログラム起動手段と、
    前記OS更新手段による前記第2の不揮発性記憶手段内のOSの更新が成功した場合に、前記更新中情報の設定を解除すると共に、OS更新完了を示す更新完了情報を前記第1の不揮発性記憶手段に設定する第2の状態情報制御手段と、
    前記OS起動手段および前記アプリケーションプログラム起動手段によって前記第2の不揮発性記憶手段内のOSおよびアプリケーションプログラムが順次起動し、且つ前記更新完了情報が設定されている場合には、OS更新完了を前記外部装置へ通知するOS更新完了通知手段と、
    該手段による通知が終了した後、前記更新完了情報の設定を解除する第3の状態情報制御手段とを設け、
    前記OS更新手段は、前記第1の状態情報制御手段によって前記更新中情報が設定された後、前記更新用OSに基づいて前記第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新する手段と、前記第3の状態情報制御手段によって前記更新完了情報の設定が解除された後、前記第2の不揮発性記憶手段内のOSに基づいて前記第1の不揮発性記憶手段内のOSを更新する手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1記載の通信装置において、
    前記OS起動手段によって前記第1の不揮発性記憶手段内のOSが起動された場合には、OS更新失敗を前記外部装置へ通知するOS更新失敗通知手段を設けたことを特徴とする通信装置。
  3. 請求項2記載の通信装置において、
    前記ダウンロード手段は、前記OS更新失敗通知手段による前記外部装置へのOS更新失敗の通知に対して、該外部装置から再びOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードする手段を有することを特徴とする通信装置。
  4. 管理装置によってネットワーク経由で複数の通信装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、
    前記通信装置に、第1,第2の不揮発性記憶手段と、前記管理装置からOS更新要求があった場合に、該管理装置から更新用OSをダウンロードするダウンロード手段と、該手段によってダウンロードされたOSに基づいて前記第1,第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新するOS更新手段と、前記ダウンロード手段による更新用OSのダウンロードが成功した場合に、OS更新中を示す更新中情報を前記第1の不揮発性記憶手段に設定する第1の状態情報制御手段と、当該通信装置の起動時に、前記更新中情報の設定の有無をチェックし、該更新中情報が設定されていない場合には前記第2の不揮発性記憶手段内のOSを、該更新中情報が設定されている場合には前記第1の不揮発性記憶手段内のOSをそれぞれ起動させるOS起動手段と、該手段によって前記第2の不揮発性記憶手段内のOSが起動された後、該不揮発性記憶手段内のアプリケーションプログラムを起動させるアプリケーションプログラム起動手段と、前記OS更新手段による前記第2の不揮発性記憶手段内のOSの更新が成功した場合に、前記更新中情報の設定を解除すると共に、OS更新完了を示す更新完了情報を前記第1の不揮発性記憶手段に設定する第2の状態情報制御手段と、前記OS起動手段および前記アプリケーションプログラム起動手段によって前記第2の不揮発性記憶手段内のOSおよびアプリケーションプログラムが順次起動し、且つ前記更新完了情報が設定されている場合には、OS更新完了を当該通信装置の識別情報と共に前記管理装置へ通知するOS更新完了通知手段と、該手段による通知が終了した後、前記更新完了情報の設定を解除する第3の状態情報制御手段とを設け、
    前記通信装置のOS更新手段は、前記第1の状態情報制御手段によって前記更新中情報が設定された後、前記更新用OSに基づいて前記第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新する手段と、前記第3の状態情報制御手段によって前記更新完了情報の設定が解除された後、前記第2の不揮発性記憶手段内のOSに基づいて前記第1の不揮発性記憶手段内のOSを更新する手段とを有することを特徴とする遠隔管理システム。
  5. 請求項記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記通信装置に、前記OS起動手段によって前記第1の不揮発性記憶手段内のOSが起動された場合には、OS更新失敗を当該通信装置の識別情報と共に前記管理装置へ通知するOS更新失敗通知手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  6. 請求項記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記通信装置に、前記管理装置に対して定期的に送信要求があるかどうかの問い合わせを行う送信要求有無問合手段を設け、
    前記通信装置のダウンロード手段は、前記送信要求有無問合手段による前記管理装置への送信要求の問い合わせに対して、該管理装置からOS更新要求があった場合に、該管理装置に対して更新用OSを要求することにより、該管理装置から更新用OSをダウンロードする手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
  7. 請求項5又は6記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記通信装置のダウンロード手段は、前記OS更新失敗通知手段による前記管理装置へのOS更新失敗の通知に対して、該外部装置から再びOS更新要求があった場合に、該管理装置に対して更新用OSを要求することにより、該管理装置から更新用OSをダウンロードする手段を有することを特徴とする遠隔管理システム。
  8. 第1,第2の不揮発性記憶手段と、外部装置から更新用OSをダウンロードし、該OSに基づいて前記第1,第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新する通信装置におけるOS更新方法であって、
    外部装置からOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードし、
    該ダウンロードが成功した場合に、OS更新中を示す更新中情報を前記第1の不揮発性記憶手段に設定した後、前記更新用OSに基づいて前記第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新し、
    該更新が成功した場合に、前記更新中情報の設定を解除すると共に、OS更新完了を示す更新完了情報を前記第1の不揮発性記憶手段に設定し、
    当該通信装置の起動時に、前記更新中情報の設定の有無をチェックし、
    該更新中情報が設定されていない場合には前記第2の不揮発性記憶手段内のOSおよびアプリケーションプログラムを順次起動させた後、前記更新完了情報が設定されている場合には、OS更新完了を前記外部装置へ通知して、前記更新完了情報の設定を解除した後、前記第2の不揮発性記憶手段内のOSに基づいて前記第1の不揮発性記憶手段内のOSを更新し、
    前記更新中情報が設定されている場合には前記第1の不揮発性記憶手段内のOSを起動させることを特徴とするOS更新方法。
  9. 請求項記載のOS更新方法において、
    前記第1の不揮発性記憶手段内のOSが起動した場合には、OS更新失敗を前記外部装置へ通知することを特徴とするOS更新方法。
  10. 請求項記載のOS更新方法において、
    前記外部装置への前記OS更新失敗の通知に対して、該外部装置から再びOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードすることを特徴とするOS更新方法。
  11. 第1,第2の不揮発性記憶手段を有する通信装置を制御するコンピュータに、
    外部装置からOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードするダウンロード機能と、該機能による更新用OSのダウンロードが成功した場合に、OS更新中を示す更新中情報を前記第1の不揮発性記憶手段に設定する第1の状態情報制御機能と、該機能によって前記更新中情報が設定された後、前記更新用OSに基づいて前記第2の不揮発性記憶手段内のOSを更新するOS更新機能と、該機能による更新が成功した場合に、前記更新中情報の設定を解除すると共に、OS更新完了を示す更新完了情報を前記第1の不揮発性記憶手段に設定する第2の状態情報制御機能と、当該通信装置の起動時に、前記更新中情報の設定の有無をチェックし、該更新中情報が設定されていない場合には前記第2の不揮発性記憶手段内のOSを、該更新中情報が設定されている場合には前記第1の不揮発性記憶手段内のOSをそれぞれ起動させるOS起動機能と、該機能によって前記第2の不揮発性記憶手段内のOSが起動された後、該不揮発性記憶手段内のアプリケーションプログラムを起動させるアプリケーションプログラム起動機能と、前記OS起動機能および前記アプリケーションプログラム起動機能によって前記第2の不揮発性記憶手段内のOSおよびアプリケーションプログラムが順次起動し、且つ前記更新完了情報が設定されている場合には、OS更新完了を前記外部装置へ通知するOS更新完了通知機能と、該機能による通知が終了した後、前記更新完了情報の設定を解除する第3の状態情報制御機能とを実現させるためのプログラムであり、
    前記OS更新機能が、前記第3の状態情報制御機能によって前記更新完了情報の設定が解除された後、前記第2の不揮発性記憶手段内のOSに基づいて前記第1の不揮発性記憶手段内のOSを更新する機能を有することを特徴とするプログラム。
  12. 請求項1記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記OS起動機能によって前記第1の不揮発性記憶手段内のOSが起動された場合には、OS更新失敗を前記外部装置へ通知するOS更新失敗通知機能をも実現させるためのプログラム。
  13. 請求項1記載のプログラムにおいて、
    前記ダウンロード機能が、前記OS更新失敗通知機能による前記外部装置へのOS更新失敗の通知に対して、該外部装置から再びOS更新要求があった場合に、該外部装置から更新用OSをダウンロードする機能を有することを特徴とするプログラム。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2004107216A 2003-03-31 2004-03-31 通信装置とその遠隔管理システム,os更新方法,プログラム,および記録媒体 Expired - Fee Related JP4481059B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004107216A JP4481059B2 (ja) 2003-03-31 2004-03-31 通信装置とその遠隔管理システム,os更新方法,プログラム,および記録媒体

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003095650 2003-03-31
JP2004107216A JP4481059B2 (ja) 2003-03-31 2004-03-31 通信装置とその遠隔管理システム,os更新方法,プログラム,および記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004318871A JP2004318871A (ja) 2004-11-11
JP4481059B2 true JP4481059B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=33478695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004107216A Expired - Fee Related JP4481059B2 (ja) 2003-03-31 2004-03-31 通信装置とその遠隔管理システム,os更新方法,プログラム,および記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4481059B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8726090B2 (en) 2010-03-17 2014-05-13 Ricoh Company, Limited Information processing system, management apparatus, information processing apparatus, and computer program product

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042038A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 端末機器の制御装置及び制御方法
JP4822544B2 (ja) 2006-04-26 2011-11-24 株式会社リコー 複数のモジュール構成情報を管理できる画像形成装置
JP5040264B2 (ja) 2006-11-01 2012-10-03 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、情報更新方法及びそのプログラム
JP4980809B2 (ja) 2007-07-10 2012-07-18 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成装置の起動方法、およびプログラム
GB2478971A (en) * 2010-03-25 2011-09-28 Nec Corp Generating a user interface on a mobile phone for an application on a UICC using metadata
DE102011102425A1 (de) 2011-05-24 2012-11-29 Heidelberger Druckmaschinen Ag Simultanes Softwareupdate
JP5939896B2 (ja) 2012-06-12 2016-06-22 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2016143318A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 三菱電機株式会社 プログラム更新装置、プログラム更新システム、家電機器、通信アダプタ、コントローラ、プログラム更新方法、および、プログラム
JP6555096B2 (ja) 2015-11-18 2019-08-07 富士通株式会社 情報処理装置およびプログラム更新制御方法
WO2019207729A1 (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 三菱電機株式会社 産業用コンピュータ、産業用コンピュータシステム、オペレーティングシステム更新方法及びプログラム
CN109386936A (zh) * 2018-09-27 2019-02-26 Tcl空调器(中山)有限公司 空调电控板的烧录、遥控方法、空调、遥控器及系统
JP7206106B2 (ja) * 2018-12-25 2023-01-17 東芝テック株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP7491765B2 (ja) 2020-07-28 2024-05-28 ニチコン株式会社 ファームウェア更新システムおよびファームウェア更新方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002312187A (ja) * 2001-04-11 2002-10-25 Konica Corp 画像形成システム、画像形成装置、管理装置、プログラム書換方法、及び情報記録媒体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3069877B2 (ja) * 1992-08-26 2000-07-24 株式会社東芝 情報送受信装置
JPH11265282A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Toshiba Corp 自動販売機の制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002312187A (ja) * 2001-04-11 2002-10-25 Konica Corp 画像形成システム、画像形成装置、管理装置、プログラム書換方法、及び情報記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8726090B2 (en) 2010-03-17 2014-05-13 Ricoh Company, Limited Information processing system, management apparatus, information processing apparatus, and computer program product

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004318871A (ja) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4408033B2 (ja) 遠隔管理システム
JP4481059B2 (ja) 通信装置とその遠隔管理システム,os更新方法,プログラム,および記録媒体
US6971095B2 (en) Automatic firmware version upgrade system
EP1887759B1 (en) Method and system for realizing automatic restoration after a device failure
JP5112787B2 (ja) 情報処理装置、プログラム更新方法及びプログラム
JP4085930B2 (ja) 画像処理装置
EP1259031B1 (en) Home appliance protocol upgrading method
JP2001216167A (ja) 本体と周辺装置からなるシステム
JP2004222247A (ja) 通信装置,通信装置の遠隔管理システム,通信装置の制御方法,およびプログラム
US20150169257A1 (en) Information processing apparatus, image processing apparatus, information processing method, and firmware upload method
US7957316B2 (en) Network device management apparatus and device management method
JP4497195B2 (ja) 情報処理システムおよびデバイス
US20040133674A1 (en) Remote management system, electronic apparatus, control method, and program that reduce communication costs in occurrence of abnormality
JP4327541B2 (ja) 遠隔管理システムとその被管理装置,およびプログラム
JP2004165734A (ja) 画像形成装置及びファームウェアプログラム
JP4163550B2 (ja) 遠隔管理システムとその仲介装置,管理装置,秘密情報設定方法,およびプログラム
JP5016475B2 (ja) 通信装置,制御方法,プログラム,および記録媒体
JP2004297777A (ja) 電子装置とその遠隔管理システムおよびログ管理方法並びにプログラム
JP4133290B2 (ja) 画像形成装置のデータ更新方法、画像形成装置、及び画像形成システム
JP2004180276A (ja) 遠隔管理システムとその通信装置,制御方法,およびプログラム
JP5944003B2 (ja) 表示器管理システム、そのサーバ装置、プログラマブル表示器、運用制御方法
JP4962595B2 (ja) 情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理システム
JP5494772B2 (ja) 機器、プログラム更新方法、プログラム、及びプログラム更新システム
JP2002222068A (ja) ネットワークシステムにおける画像形成装置のファームウェアバージョンアップ時の処理方法およびドライババージョンアップ時の処理方法
JP2004160687A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100219

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100317

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees