JP7491765B2 - ファームウェア更新システムおよびファームウェア更新方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本実施形態に係るファームウェア更新システム1は、マイコン2とコントローラ3とを備えている。マイコン2は、各種の機器に設けられ、当該機器の動作を制御する。コントローラ3は、後述するようにマイコン2に記憶されたファームウェアを更新するときに、マイコン2と通信可能に接続される。
マイコン2は、内蔵フラッシュメモリ10(本発明の「記憶装置」)を有する。内蔵フラッシュメモリ10は、第1バンク11と、第2バンク12と、第1可否情報記憶部13と、第2可否情報記憶部14と、ブートローダ記憶部15とを有する。なお、本実施形態では、第1バンク11および第2バンク12が、本発明の「2つのバンク」に相当し、第1可否情報記憶部13および第2可否情報記憶部14が、本発明の「2つの可否情報記憶部」に相当する。
次に、ファームウェア更新システム1において、ファームウェアを更新するための処理の流れについて説明する。本実施形態では、マイコン2が、ブートローダによって起動された、第1バンク11および第2バンク12のいずれかに記憶されたファームウェアに基づいて機器の制御を行っている状態で、ファームウェアの更新を行う。
次に、上述したようにしてファームウェアを更新している途中の各時点において停電等によって電源供給が遮断してしまった場合の内蔵フラッシュメモリ10の状態について説明する。なお、ここでは、第1バンク11に記憶されたファームウェアの動作中に、第2バンク12への更新ファームウェアデータの書き込みを行う場合、すなわち、第1バンク11が動作バンクであり、第2バンク12が非動作バンクである場合を例に挙げて説明する。
本実施形態では、マイコン2の内蔵フラッシュメモリ10が、ファームウェアを記憶する2つのバンク(第1バンク11、第2バンク12)と、2つのバンクに対応する2つの可否情報記憶部(第1可否情報記憶部13、第2可否情報記憶部14)と、ブートローダ記憶部15とを有する。そして、ファームウェアの更新時に、2つのバンクのうち、非動作バンクに対応する可否情報記憶部に記憶される起動可否情報を、ファームウェアを起動不可能であることを示す情報としたうえで、非動作バンクに更新後のファームウェアのデータを書き込む。これにより、上述したように、ファームウェアの更新中のどの時点で電源供給が遮断されてしまった場合でも、ファームウェアを起動できなくなってしまうことがない。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
2 マイコン
3 コントローラ
10 内蔵フラッシュメモリ
11 第1バンク
12 第2バンク
13 第1可否情報記憶部
14 第2可否情報記憶部
15 ブートローダ記憶部
Claims (4)
- ファームウェアが記憶される記憶装置を有するマイコンと、
前記マイコンに接続されるコントローラと、を備えたファームウェア更新システムであって、
前記記憶装置は、
前記ファームウェアがそれぞれ記憶される2つのバンクと、
前記2つのバンクに対してそれぞれ設けられ、前記ファームウェアが起動可能であるか否かを示す起動可否情報を記憶する2つの可否情報記憶部と、
前記ファームウェアを起動させるブートローダ、を記憶するブートローダ記憶部と、を有し、
前記コントローラが、
前記マイコンから、前記2つのバンクのどちらが、前記ファームウェアが動作中の動作バンクであるかの情報を取得し、
前記マイコンに、前記2つのバンクのうち前記動作バンクでない非動作バンクに、更新するための前記ファームウェアのデータを送信し、
前記マイコンは、
前記非動作バンクに対応する前記可否情報記憶部に記憶される前記起動可否情報を、前記ファームウェアが起動不可能であることを示す情報とした状態で、前記非動作バンクへの前記ファームウェアのデータの書き込みを行い、
前記非動作バンクへの前記ファームウェアのデータの書き込みの完了後に、前記非動作バンクに対応する前記可否情報記憶部に記憶される前記起動可否情報を、前記非動作バンクに記憶された前記ファームウェアを起動可能であることを示す情報に変更したうえで、再起動して前記ブートローダを実行させ、
前記ブートローダは、前記2つの可否情報記憶部に記憶された前記起動可否情報に基づいて、前記2つのバンクのいずれかに記憶された前記ファームウェアを選択的に起動させ、
前記ファームウェアは、自身を識別するための識別情報を含み、
前記識別情報は、前記ファームウェアに対応する機器固有の情報を含み、
前記ブートローダは、
前記2つの可否情報記憶部に記憶された前記起動可否情報と、前記2つのバンクに記憶された前記ファームウェアの前記識別情報とに基づいて、前記2つのバンクのいずれかに記憶された前記ファームウェアを選択的に起動させ、
前記2つのバンクの各々について、前記バンクに対応する前記起動可否情報が前記ファームウェアを起動可能であることを示しており、かつ、当該バンクに記憶されている前記ファームウェアの前記識別情報に含まれる前記機器固有の情報が、前記マイコンが制御する機器の種類に対応するものである場合にのみ、当該バンクに記憶されている前記ファームウェアを起動可能と判断し、
前記マイコンは、
前記非動作バンクへの前記ファームウェアのデータの書き込みの完了後に、前記非動作バンクに書き込まれた前記ファームウェアの前記識別情報が正しいか否かを判断し、当該識別情報が正しい場合にのみ、前記非動作バンクに対して設けられた前記可否情報記憶部に記憶される前記起動可否情報を、前記ファームウェアを起動可能であることを示す情報に変更することを特徴とするファームウェア更新システム。 - 前記識別情報は、前記ファームウェアのバージョンの情報を含み、
前記ブートローダは、
前記2つの可否情報記憶部に記憶された前記起動可否情報の両方が、前記ファームウェアを起動可能であることを示している情報である場合に、前記2つのバンク記憶された前記ファームウェアのうち、前記識別情報が示すバージョンが新しいほうの前記ファームウェアを起動させることを特徴とする請求項1に記載のファームウェア更新システム。 - 前記マイコンは、
前記コントローラから前記ファームウェアのデータを受信したときに、前記ファームウェアのデータに問題がないか否かを判断し、前記ファームウェアのデータに問題がない場合にのみ、前記非動作バンクへの前記ファームウェアのデータの書き込みを行うことを特徴とする請求項1または2に記載のファームウェア更新システム。 - ファームウェアが記憶される記憶装置を有するマイコンにおいて前記ファームウェアを更新するファームウェア更新方法であって、
前記記憶装置が、
前記ファームウェアがそれぞれ記憶される2つのバンクと、
前記2つのバンクに対してそれぞれ設けられ、前記ファームウェアが起動可能であるか否かを示す起動可否情報を記憶する2つの可否情報記憶部と、
前記ファームウェアを起動させるブートローダを記憶するブートローダ記憶部と、を有し、
前記マイコンから、前記2つのバンクのどちらが、前記ファームウェアが起動中の動作バンクであるかの情報を取得し、
前記マイコンに、前記2つのバンクのうち前記動作バンクでない非動作バンクに、更新するための前記ファームウェアのデータを送信し、
前記非動作バンクに対して設けられた前記可否情報記憶部に記憶される前記起動可否情報を、前記ファームウェアが起動不可能であることを示す情報とした状態で、前記非動作バンクへの前記ファームウェアのデータの書き込みを行い、
前記非動作バンクへの前記ファームウェアのデータの書き込みの完了後に、前記非動作バンクに対応する前記可否情報記憶部に記憶される前記起動可否情報を、前記非動作バンクに記憶された前記ファームウェアを起動可能であることを示す情報に変更したうえで、前記マイコンを再起動させて前記ブートローダを実行して、
前記ブートローダに、前記2つの可否情報記憶部に記憶された前記起動可否情報に基づいて、前記2つのバンクのいずれかに記憶された前記ファームウェアを選択的に起動させ、
前記ファームウェアは、自身を識別するための識別情報を含み、
前記識別情報は、前記ファームウェアに対応する機器固有の情報を含み、
前記ブートローダに、
前記2つの可否情報記憶部に記憶された前記起動可否情報と、前記2つのバンクに記憶された前記ファームウェアの前記識別情報とに基づいて、前記2つのバンクのいずれかに記憶された前記ファームウェアを選択的に起動させ、
前記2つのバンクの各々について、前記バンクに対応する前記起動可否情報が前記ファームウェアを起動可能であることを示しており、かつ、当該バンクに記憶されている前記ファームウェアの前記識別情報に含まれる前記機器固有の情報が、前記マイコンが制御する機器の種類に対応するものである場合にのみ、当該バンクに記憶されている前記ファームウェアを起動可能と判断させ、
前記マイコンに、
前記非動作バンクへの前記ファームウェアのデータの書き込みの完了後に、前記非動作バンクに書き込まれた前記ファームウェアの前記識別情報が正しいか否かを判断させ、当該識別情報が正しい場合にのみ、前記非動作バンクに対して設けられた前記可否情報記憶部に記憶される前記起動可否情報を、前記ファームウェアを起動可能であることを示す情報に変更させることを特徴とするファームウェア更新方法。
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