JPH11265282A - 自動販売機の制御装置 - Google Patents

自動販売機の制御装置

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JPH11265282A
JPH11265282A JP6690598A JP6690598A JPH11265282A JP H11265282 A JPH11265282 A JP H11265282A JP 6690598 A JP6690598 A JP 6690598A JP 6690598 A JP6690598 A JP 6690598A JP H11265282 A JPH11265282 A JP H11265282A
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JP
Japan
Prior art keywords
vending machine
control program
program
area
communication
Prior art date
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Application number
JP6690598A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Ichinose
信彦 一ノ瀬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリを利用した自動販売機の制
御装置において、制御プログラムの書き換えに失敗した
場合でもバックアップ機能を図り、また制御プログラム
の書き換え装置の低コスト化を図り、更には、遠隔地か
らでも制御プログラムの書き換えを可能とし、しかも、
セキュリティの向上を図った自動販売機の制御装置を提
供する。 【解決手段】 フラッシュメモリ部14のエリアBに市
場で新しい制御プログラムをプログラムデータ書き込み
装置16により書き込む。電源投入時にエリアBに制御
プログラムが完全に書き込まれていると判断した場合に
CPU10はエリアBの先頭番地から実行する。エリア
Bへの制御プログラムが不完全な場合には、エリアAの
制御プログラムが実行され、自動販売機のシステムダウ
ンは生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
を搭載した自動販売機の制御装置に関するものであり、
より詳しくは制御プログラムを書き換える利用分野にお
いて、書き換え失敗時のバックアップ機能、低コスト、
拡張性、高セキュリティを考慮した自動販売機の制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フラッシュメモリを搭載した自動
販売機は、自動販売機の制御プログラムそのものをメモ
リカード等から唯一の自動販売機制御プログラム本体そ
のものを書き換えしていた。また、遠隔地からの自動販
売機への制御プログラムの書き換えは実現されていなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
自動販売機の制御プログラムの書き換えにおいては、以
下に示すような問題を有している。
【0004】 制御プログラムの書き換え中の電源断
や何らかのトラブルで書き換えが正常に出来なかった場
合に自動販売機自体の機能が停止してしまうという問題
がある。また、制御ソフトが消えてしまったり、制御プ
ログラムの書き換えの失敗の表示ができない。
【0005】 制御プログラムを書き換えする際にメ
モリカードを使用する場合には、書き換え用にメモリカ
ードソケット等を具備する必要があり、コストがかか
る。
【0006】 また、遠隔地からの制御プログラムの
書き換えが出来ず、書き換えのために自動販売機が設置
されている場所まで作業者が足を運ぶ必要があり、手間
がかかる。
【0007】そこで本発明は上記問題点に鑑み、フラッ
シュメモリを利用した自動販売機の制御装置において、
制御プログラムの書き換えに失敗した場合でもバックア
ップ機能を図り、また制御プログラムの書き換え装置の
低コスト化を図り、更には、遠隔地からでも制御プログ
ラムの書き換えを可能とし、しかも、セキュリティの向
上を図った自動販売機の制御装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の自動
販売機の制御装置は、自動販売機をコントロールする制
御プログラムが書き込まれたフラッシュメモリと、デー
タ等を記憶するRAMと、新たな自動販売機制御プログ
ラムを前記フラッシュメモリに書き込むためのプログラ
ムデータ書き込み装置と、全体のコントロールを行なう
中央演算装置とで構成される自動販売機の制御装置にお
いて、前記フラッシュメモリは自動販売機の制御に必要
なプログラムをデバイス単位、あるいは1デバイスの消
去セクター単位で区切られるエリアに複数記憶できる記
憶エリアを備え、前記記憶エリアの1つのエリアAには
工場出荷時に制御プログラムAが書き込まれ、前記プロ
グラムデータ書き込み装置は前記エリアA以外のエリア
Bに新しい制御プログラムBを書き込み、電源投入時の
処理プログラムにエリアBに制御プログラムBが完全に
書き込まれているかを検出する書き込み検出手段を備
え、前記書き込み検出手段による検出結果により新しい
制御プログラムBが完全な状態で存在している場合には
その制御プログラムBへ中央演算装置の実行権を渡し、
不完全と判断された場合には旧ソフトの制御プログラム
Aに中央演算装置の実行権を渡す手段を備えていること
を特徴としている。
【0009】請求項2の自動販売機の制御装置は、請求
項1のものにおいて、書き込まれる制御プログラムに
は、書き込まれる制御プログラムの新旧が判るバージョ
ン番号が付加されており、新しい制御プログラムの書き
込み時に実行されているエリアを除き、書き込みは空き
エリア又は最も古いバージョンのソフトがあるエリアに
ついて行なわれ、電源投入時の処理プログラムは各記憶
エリアのプログラムバージョンを取得するバージョン取
得手段を備え、前記バージョン取得手段から得られたバ
ージョン番号のうち最新のバージョン番号を持つエリア
の制御プログラムに中央演算装置の実行権を渡す手段を
備えていることを特徴としている。
【0010】請求項3の自動販売機の制御装置は、請求
項1のものにおいて、制御プログラムのデータ書き込み
装置はシリアルインターフェイスで構築され、前記制御
プログラムは前記シリアルインターフェイスから入力さ
れる新たな制御プログラム書き込みのためのライタープ
ログラムを前記RAM上に書き込み、前記ライタープロ
グラム受信後に中央演算装置の実行権をライタープログ
ラムに渡して書き込み制御をライタープログラムに委ね
ることを特徴としている。
【0011】請求項4の自動販売機の制御装置は、請求
項1のものにおいて、制御プログラムのデータ書き込み
装置はシリアルインターフェイスで構成され、前記シリ
アルインターフェイスは販売情報データ通信をハンディ
ターミナルと赤外光通信で行なうシリアルインターフェ
イスと共用化され、プログラムデータの書き込み時の通
信は前記赤外光通信と同一のシリアルインターフェイス
の赤外光通信変復調器前段の回路に有線接続されて通信
し、プログラムデータ転送装置との通信では通信の途中
から赤外光通信では復調不可能な高速の通信速度で通信
する手段を備えていることを特徴としている。
【0012】請求項5の自動販売機の制御装置は、請求
項4のものにおいて、前記赤外光通信変復調器とプログ
ラムデータ転送装置とはOR回路で構成されていること
を特徴としている。
【0013】請求項6の自動販売機の制御装置は、請求
項1のものにおいて、通信回線で遠隔地のセンターコン
ピュータと通信をする通信装置と、自動販売機の内部に
設けられた予めセンターコンピュータの電話番号を設定
しておくセンター電話番号設定装置と、センターコンピ
ュータからの発呼による自動販売機着呼時に相手の電話
番号を検出する発信番号検出装置と、センターコンピュ
ータからの着呼時に前記発信番号検出装置から得られた
発信番号と前記センター電話番号設定装置に記憶されて
いる電話番号を比較し、番号が一致していればセンター
コンピュータから送られる制御プログラムを書き込むこ
とを許可する手段を備えていることを特徴としている。
【0014】請求項7の自動販売機の制御装置は、請求
項6のものにおいて、商品の価格設定や節電タイマー、
冷却加温切替等の自動販売機の制御設定を書き換えるよ
うにしていることを特徴としている。
【0015】請求項8の自動販売機の制御装置は、請求
項1のものにおいて、通信回線で遠隔地のセンターコン
ピュータと通信をする通信装置と、自動販売機の内部に
設けられた予めセンターコンピュータの電話番号を設定
しておくセンター電話番号設定装置と、センターコンピ
ュータからの発呼による自動販売機の着呼時に制御プロ
グラム変更発信要求コマンドを受け、交信終了後に自動
販売機からセンターコンピュータへ発呼し、新たな制御
プログラムをセンターコンピュータからダウンロードす
る手段を備えていることを特徴としている。
【0016】請求項9の自動販売機の制御装置は、請求
項1のものにおいて、中央演算装置とメモリとの間にメ
モリマネジメントユニットを備え、前記メモリマネジメ
ントユニットにより複数のエリアは同一の論理アドレス
にマッピングすることを特徴としている。
【0017】請求項1の自動販売機の制御装置において
は、フラッシュメモリに記憶される自動販売機の制御プ
ログラムをデバイス又は消去セクター単位で複数搭載で
きるシステムとし、制御プログラムの書き換えに失敗し
ても新しい制御プログラムが完全に書き込まれているか
電源投入時に検出する手段により、書き換え異常時は旧
プログラムを動作させて、自動販売機のシステムを停止
させないようにできる。
【0018】請求項2の自動販売機の制御装置である
と、書き換えソフトにバージョンを付加し、制御プログ
ラムの書き換えに失敗したときに一つ古いバージョンの
ソフトに戻るようにしたものであり、これにより制御プ
ログラムの書き換えに失敗しても自動販売機のシステム
をダウンさせることがない。
【0019】請求項3の自動販売機の制御装置である
と、書き換え制御プログラムをファイル読み込みやシリ
アル通信により行なうようにしたものであり、書き換え
制御プログラムをRAM上に展開、実行することで、将
来書き換えの高速化や多機能化に対応できるシステムを
提供できる。
【0020】請求項4の自動販売機の制御装置である
と、制御プログラムの書き換えに仕様する入出力インタ
ーフェイスは、自動販売機の販売情報を赤外光にて入出
力する入出力インターフェイスと同一ラインを使い、さ
らに赤外光では交信できないように復調不可能な高速の
通信速度にすることで、赤外光からの制御プログラムの
書き換えを不可能として、セキュリティを保ち、低コス
トな書き換えシステムを提供することができる。
【0021】請求項5の自動販売機の制御装置である
と、自動販売機の制御プログラムの書き換えの際に、通
信線のつなぎ変えを必要としないシステムを提供するこ
とができる。
【0022】請求項6の自動販売機の制御装置である
と、遠隔地から自動販売機の制御プログラムの書き換え
ができるようにし、遠隔通信にて制御プログラムを書き
換える際に、自動販売機に登録された電話番号とセンタ
ー発信電話番号との比較を行ない、一致したときのみ書
き込みを許可することで、セキュリティの高い遠隔書き
換えシステムを提供することができる。
【0023】請求項7の自動販売機の制御装置である
と、制御プログラムの書き換えだけでなく、制御プログ
ラム以外の商品の価格設定や節電タイマー、冷却加温切
替等の自動販売機の制御設定を容易にできる。
【0024】請求項8の自動販売機の制御装置である
と、発信電話番号を検出できない回線には、自動販売機
から自動販売機に登録された電話番号へ発呼して書き換
えプログラムデータを要求する手段を用いて、セキュリ
ティの高い遠隔書き換えシステムを提供することができ
る。
【0025】請求項9の自動販売機の制御装置である
と、メモリマネジメントユニット(MMU)により、統
一論理アドレス上に制御プログラムが書き込まれている
エリアをマッピングすることで、唯一のプログラムコー
ドで任意のエリアに書き込むことができるシステムを提
供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、本発明の
第1の実施例について、図1〜図5に基づいて説明す
る。
【0027】本実施例は、フラッシュメモリに記憶され
る自動販売機の制御プログラムをデバイス又は消去セク
ター単位で複数搭載できるシステムとし、制御プログラ
ムの書き換えに失敗しても新しい制御プログラムが完全
に書き込まれているか電源投入時に検出する手段によ
り、書き換え異常時は書き換え異常エラーを表示し、旧
プログラムを動作させて、自動販売機のシステムを停止
させないようにしているものである。
【0028】図1は本発明のハード構成を示すブロック
図であり、全体の制御を司る中央演算装置(以下、CP
Uという)10と、データ等を記憶しておくRAM12
と、制御プログラムを格納するフラッシュメモリ部14
と、フラッシュメモリ部14に制御プログラムを書き込
むプログラムデータ書き込み装置16等から構成されて
いる。なお、図中点線で示したプログラムデータ書き込
み装置は、ハードウエアで構成した場合を示している。
【0029】図1に示すように、フラッシュメモリ部1
4には3ブロックのプログラム格納ブロックに分かれて
おり、電源投入時処理エリアと、プログラムAが格納さ
れるエリアAと、プログラムBが格納されるエリアBと
に分かれている。
【0030】電源投入時処理エリアは、後述する図5の
フローに従い、電源投入時のハードウエアの初期化を行
ない、図4に示すフォームから最終アドレスの「55」
を検索し、エリアBにプログラムが存在するかを検索
し、存在すればエリアBのチェックサムを最終3バイト
を「FF」として計算し、最後に付加されているチェッ
クサム値と比較し、一致すればプログラムは完全に書き
込まれていると判断してエリアBの先頭番地にCPU実
行権を渡すようになっている。
【0031】フラッシュメモリ部14のエリアAは、工
場出荷時に自動販売機の制御プログラムが書き込まれる
領域であり、製品の生涯にわたって消えることがない領
域である。エリアBに制御プログラムが書き込まれてい
ない場合やエリアBの制御プログラムが不完全書き込み
の場合に実行されるものである。
【0032】またフラッシュメモリ部14のエリアB
は、市場で新しい制御プログラムをプログラムデータ書
き込み装置16により書き込む領域であり、工場出荷時
では何も書き込まれていない領域である。このエリアB
に制御プログラムが完全な状態で存在すると、前記電源
投入時処理エリアのプログラムによりCPU実行権がエ
リアBの先頭番地に渡されるようになっている。
【0033】ここで、フラッシュメモリ部14のエリア
の分割方法は、フラッシュメモリの仕様により、図2に
示すように消去セクターのグループ単位とするか、図3
に示すようにデバイス単位の分割にしても良い。図3の
場合では、1つのデバイスのフラッシュメモリ〓にエリ
アAを格納し、1つのデバイスのフラッシュメモリ〓に
エリアBを格納している。そして、電源投入時処理エリ
アは、いわゆる1チップマイコンとしてCPU10の内
蔵ROM18内に格納するようにしている。
【0034】図4はフラッシュメモリ部(フラッシュメ
モリ)14のエリアBに書き込まれる制御プログラムデ
ータと、完全に書き込まれているかチェックするための
チェックサムと、書き込み終了マーク(例えば、「5
5」)を付加して書き込んだプログラムの書き込みフォ
ーム例を示している。
【0035】次に、第1の実施例の制御動作について図
5を参照して説明する。先ず自動販売機に電源が投入さ
れると、電源投入時処理エリアに格納されているプログ
ラムによりハードウエアの初期化が行なわれ(ステップ
S1参照)、次にステップS2に進んで図4に示すフォ
ームから最終アドレスの「55」を検索し、エリアBに
制御プログラムが存在するかを検索する。工場から出荷
後に新しい制御プログラムがプログラムデータ書き込み
装置16によりエリアBに書き込まれている場合には、
最終アドレスの「55」を検索でき、ステップS3に示
すように、エリアBに制御プログラムが存在すれば、エ
リアBのチェックサムを最終3バイトをFFとして計算
し、最後に付加されているチェックサム値と比較し(ス
テップS4参照)、値が一致すれば制御プログラムはエ
リアBに完全に書き込まれていると判断してエリアBの
先頭番地にCPU実行権を渡す(ステップS5参照)。
【0036】また、ステップS2において、エリアBに
書き込み終了マーク「55」が存在しない場合には、エ
リアBには新しい制御プログラムが格納さていないと判
断して、ステップS6に移行し、エリアAに格納されて
いる工場出荷時の制御プログラムを実行する。
【0037】ステップS4においても、エリアBのチェ
ックサムの計算値と最後に付加されているチェックサム
値とを比較して一致しない場合には、エリアBには新し
い制御プログラムが完全に書き込まれていないと判断
し、ステップS6に移行してエリアAに格納されている
工場出荷時の制御プログラムを実行する。
【0038】このように第1の実施例においては、プロ
グラムデータ書き込み装置16によりフラッシュメモリ
のエリアBに新しい制御プログラムを書き込む時に、電
源断やノイズによる書き込み不良が発生しても、工場出
荷時に格納されているエリアAの制御プログラムが動作
するようにしているため、自動販売機のシステムが停止
するということがなく、そのため、自動販売機の販売制
御ができて、再度制御プログラムの書き込みをすること
も可能となる。
【0039】なお、一旦エリアBに制御プログラムを書
き換えた後に、工場出荷時の制御プログラムに戻すこと
も可能である。例えば、故意にエリアBの最終アドレス
に「55」とは違った値を上書きすることで、自動販売
機の制御プログラムはエリアAのプログラム(工場出荷
時のプログラム)でシステムが機能するからである。
【0040】(第2の実施例)第2の実施例は、書き換
えソフトにバージョンを付加し、制御プログラムの書き
換えに失敗したときに一つ古いバージョンのソフトに戻
るようにしたものである。
【0041】この実施例の回路構成は先の実施例と同様
の回路構成であり、制御プログラムの書き換えをエリア
AとエリアBの交互に行なう場合の例である。この実施
例では、フラッシュメモリのエリアAに書かれている制
御プログラムとエリアBに書かれている制御プログラム
のうち新しいバージョン番号のものを優先して実行する
ものである。
【0042】図6はエリアAとエリアBの制御プログラ
ムの書き込みフォーム例を示し、各エリアにバージョン
番号を付加したものであり、例えば、エリアAの制御プ
ログラムのバージョン番号は、「01−12」であり、
エリアBの制御プログラムのバージョン番号は、「01
−03」である。この場合、エリアAのバージョン番号
が「01−12」なので、エリアBのバージョン番号
「01−03」より大きい(プログラムが新しい)た
め、エリアAの制御プログラムが優先して実行されるよ
うになっている。
【0043】図7は第2の実施例の制御動作を示すフロ
ーチャートであり、このフローチャートに基づいて動作
を説明する。電源が投入された後、先の実施例と同様に
ハードウエアの初期化がなされ(ステップS11参
照)、ステップS12でエリアAに書き込み終了マーク
「55」があるとステップS13に進む。ステップS1
3ではエリアBに書き込み終了マーク「55」があるか
否かを判断し、書き込み終了マーク「55」があればス
テップS14に移行する。ステップS14でエリアAと
エリアBのバージョン番号を判断し、この例では図6に
示すようにエリアAのバージョン番号が新しいので、ス
テップS19に進む。
【0044】そして、ステップS19でエリアAに書き
込み終了マーク「55」があるか否かを判断し、書き込
み終了マーク「55」があればステップS20に移行す
る。ステップS20では図5の場合と同様にチェックサ
ムの計算を行ない、ステップS21で計算したチェック
サムと、最後に付加されているチェックサム値とを比較
して、一致していれば制御プログラムは完全に書き込ま
れていると判断してエリアAの制御プログラムが実行さ
れることになる。
【0045】また、ステップS14でエリアBのバージ
ョン番号が新しい場合には、ステップS15に進み、同
様にして処理がなされ(ステップS16、ステップS1
7参照)、エリアBの制御プログラムが実行される(ス
テップS18参照)。
【0046】なお、各エリアに書き込み終了マーク「5
5」がない場合や、チェックサム値が一致しない場合に
は、ステップS23あるいはステップS24に移行し
て、新しく書き込みされる前の制御プログラム(書き込
み時に動作していたエリアの制御プログラム)が実行さ
れることになる。これにより、自動販売機のシステムダ
ウンが起こらず、機能が停止することはない。
【0047】この例では、制御プログラムが存在するエ
リアはA、Bの2つしかなく、書き換え時に動いていた
エリアは古いソフトなのでチェックサムを比較する必要
はない。本例では、制御プログラムの書き込みに失敗し
た場合、第1の実施例の場合では工場出荷時のソフトが
動くようにしていたが、本実施例では書き込み前の1つ
古いバージョンの制御プログラムが動くというメリット
がある。工場出荷時におけるソフトに不具合があった場
合などでは第1の実施例では不都合が生じることになる
が、本実施例ではかかる不都合は生じない。
【0048】(第3の実施例)第3の実施例では、書き
換え制御プログラムをファイル読み込みやシリアル通信
により行なうようにしたものであり、書き換え制御プロ
グラムをRAM上に展開、実行することで、将来書き換
えの高速化や多機能化に対応できるシステムを提供する
ようにしたものである。
【0049】図8は第3の実施例のファイル読み込みを
行なう場合のハード構成を示すブロック図であり、図9
は、シリアル通信による制御プログラムの書き換えを行
なう場合のハード構成を示すブロック図である。図示す
るように自動販売機VMにはプログラムデータ入力装置
20が設けられ、図8ではフロッピーディスク、PCカ
ード等のファイル記憶媒体22がプログラムデータ入力
装置20に取り出し自在に装着できるようになってい
る。また、図9では自動販売機VMのプログラムデータ
入力装置20の書き込み端子にポータブルコンピュータ
24のシリアル通信線が接続されるようになっている。
【0050】図10は自動販売機VMに制御プログラム
の書き換えを行なう場合の通信内容と制御プログラム書
き込みのフローを時系列で表した動作説明図であり、こ
の図10に基づいて書き込みの動作を説明する。なお、
ファイル記憶媒体22によるフラッシュメモリ部14へ
の書き込みも、ポータブルコンピュータ24による書き
込みも制御動作は同じである。
【0051】図10の〓通常動作において、フラッシュ
メモリ部14のエリアAにCPU実行権のソフト(制御
プログラム)があり、またRAM12には空き領域があ
る。制御プログラムを書き換えるためには、ファイル記
憶媒体22あるいはポータブルコンピュータ24から書
き換えプログラムをダウンロードして目的のエリアに書
き換えするが、このダウンロードの前段で、プログラム
データ入力装置20で読み込み、さらに読み込んだ書換
ソフトをRAM12の空き領域に展開する。次に、取り
込んだRAM12上の書換ソフトを実行し、新しい制御
プログラムをエリア、この例ではエリアBに書き込む。
次に、システムを一旦リセットし、エリアBに書き込ま
れている制御プログラムを実行し、通常の販売制御が行
なわれる。この場合、いずれかのエリアに新しく書き込
んだ制御プログラムを実行するようにプログラムされて
いる。
【0052】これにより、将来制御プログラムの書き換
えの高速化や多機能化に対応できるシステムを提供する
ことができるものである。
【0053】(第4の実施例)次に第4の実施例につい
て説明する。この実施例では、制御プログラムの書き換
えに仕様する入出力インターフェイスは、自動販売機の
販売情報を赤外光にて入出力する入出力インターフェイ
スと同一ラインを使い、さらに赤外光では交信できない
ように復調不可能な高速の通信速度にすることで、赤外
光からの制御プログラムの書き換えを不可能として、セ
キュリティを保ち、低コストな書き換えシステムを提供
するものである。
【0054】図11はハード構成を示すブロック図であ
り、この自動販売機VMでは、赤外線による通信により
ハンディターミナル34からの販売情報データの授受を
行なう赤外線変復調ユニット28と、この赤外線変復調
ユニット28とデータ通信ライン30を介して接続され
ている入出力インターフェイス26とが設けられてい
る。他の構成は先の実施例における自動販売機VMの場
合と同様である。
【0055】本実施例は、赤外光線を使った自動販売機
VMの販売情報のデータの伝送を行なうデータ通信ライ
ン30と、フラッシュメモリ部14の書き換えデータ通
信線を共用化したものである。図11に示すように、制
御プログラムを書き換える場合に、赤外線変復調ユニッ
ト28からのデータ通信ライン30とポータブルコンピ
ュータ24からの信号線32を差し替えて行なうように
している。光(赤外光)通信は発光波長を主搬送波と
し、さらに数十kHzの方形波を副搬送波として変調さ
れるASK方式である。したがって、光通信の通信可能
な速度には限界があり、あまり速い通信速度では変復調
はできない。また、光通信は自動販売機VMの扉を開け
ないで通信ができるように自動販売機VMの前面に付い
ているのが一般的で、そのため、光通信で制御プログラ
ムが書き変わってしまってはセキュリティ上問題があ
る。
【0056】そこで、本実施例では、ハンディターミナ
ル34による最初のデータリンクまでは赤外光通信と同
じ方式で交信を行ない、制御プログラムを書き換えする
場合には途中から通信速度を上げて光通信では交信不可
能、すなわち、通信異常となり光通信からのセキュリテ
ィを保てるようにしている。また、通信速度を上げるこ
とで制御プログラムの書き換え時間の短縮に役立つもの
である。
【0057】図12は上記通信の制御動作を示す動作説
明図であり、図12(a)は自動販売機VMとハンディ
ターミナル34との販売情報を設定する場合の赤外光に
よる通常の通信状態を示し、図12(b)はポータブル
コンピュータ24による制御プログラムの書き換えの通
信の場合を示している。
【0058】図12(a)に示すように、ハンディター
ミナル34と自動販売機VMとの赤外光による通信で
は、最初から最後まで通信速度は4800BPSであ
り、初めにハンディターミナル34からコマンドが送信
され、それにより自動販売機VMがハンディターミナル
34へアクノリッジ信号ACKを返送し、次いで、パス
ワード等を送り、さらにハンディターミナル34から自
動販売機VMへ販売情報設定等のデータを送る。
【0059】次に、自動販売機VMの制御プログラムを
書き換える場合には、ポータブルコンピュータ24から
コマンドを自動販売機VMへ送り、自動販売機VMから
ポータブルコンピュータ24へアクノリッジ信号ACK
を返送する。ここまでの通信速度は先の場合と同様に4
800BPSである。そして、ポータブルコンピュータ
24から自動販売機VMへパスワードを送る時から光通
信では復調不可能な76800BPSの通信速度に変更
している。ポータブルコンピュータ24がデータ(制御
プログラムのデータ)を自動販売機VMへ送り、自動販
売機VMではいずれかのエリアA、Bに制御プログラム
が書き換えられる。
【0060】これによりセキュリティが保たれることに
なる。なお、制御プログラムの書き換え以外に販売価格
や節電タイマー、冷却加温切替等のセキュリティを必要
とする自動販売機の設定データの変更にも応用すること
ができる。
【0061】(第5の実施例)本実施例は先の第4の実
施例の改良例であり、赤外線変復調ユニット28と入出
力インターフェイス26との間にOR回路を採用するこ
とで、自動販売機VMの制御プログラムの書き換えの際
に、通信線のつなぎ変えを必要としないシステムを提供
するものである。
【0062】すなわち、第4の実施例では赤外線変復調
ユニット28への信号線32をポータブルコンピュータ
24につなぎ変える必要があったが、この信号ラインを
トランジスタのオープンコレクタによるOR回路を採用
することで、ポータブルコンピュータ24への専用端子
(コネクタ)を装備でき、そのコネクタにポータブルコ
ンピュータ24からの信号線を差し込むだけで制御プロ
グラムの書き換えが可能となり、作業性が向上するもの
である。
【0063】図13にブロック図を示す。書き換え専用
のコネクタ36からのラインとデータ通信ライン30と
をOR接続とし、コネクタ36とポータブルコンピュー
タ24とは信号線38で接続する構成である。図14
(a)は上記OR回路40の例を示すものであり、図中
のオープンコレクタ型のゲートGの具体回路図を図14
(b)に示す。ここで、図示するように、RS−232
C等の信号電圧レベルを使う場合にはレベル変換器42
を備えたインターフェイス回路44を用いる必要があ
る。
【0064】このように本実施例では、制御プログラム
を書き換える場合にポータブルコンピュータ24からの
信号線38をコネクタ36に接続するだけで書き換えを
行なうことができ、書き換えの作業性が向上する。
【0065】(第6の実施例)本実施例では、遠隔地か
ら自動販売機の制御プログラムの書き換えができるよう
にし、遠隔通信にて制御プログラムを書き換える際に、
自動販売機に登録された電話番号とセンター発信電話番
号との比較を行ない、一致したときのみ書き込みを許可
することで、セキュリティの高い遠隔書き換えシステム
を提供するようにしたものである。
【0066】図15に本実施例のブロック図を示す。図
示するように自動販売機VMとセンターコンピュータ5
8との間は電話回線60等で接続されており、自動販売
機VMには、電話回線60を介して発信された電話番号
を検出する発信番号検出装置50とモデム48からなる
通信装置46と、予めセンターコンピュータ58の電話
番号を登録しておくセンター電話番号設定装置52と、
SIO54等が設けられている。また、RAM12はセ
ンターコンピュータ58の電話番号を記憶させる場合に
活用させており、電池56にて電源を供給するようにし
ている。他の構成は先の実施例と同様である。
【0067】本実施例は電話回線60を用いた制御プロ
グラムの書き換え例で、これもセキュリティ確保の問題
がクローズアップされる。発信番号検出装置50は、最
近NTTがサービスを開始したナンバーディスプレイ等
に代表される発信番号を検出する装置で、既に周知なの
で説明は省略する。自動販売機VM側でセンター電話番
号設定装置52で予め設定されている電話番号と相手の
電話番号とを比較し、制御プログラムの書き換えができ
る相手を特定することでセキュリティを確保するように
したものである。
【0068】図16は本実施例の制御動作を示すフロー
チャートであり、センターコンピュータ58から電話回
線60を介して自動販売機VMの制御プログラムを書き
換える場合、ステップS31に示すようにセンターコン
ピュータ58から自動販売機VMへ回線接続をして交信
を開始する。次にステップS32において、センターコ
ンピュータ58から要求されたコマンドが制御プログラ
ムの書き込みでなければ、ステップS35に移行してセ
ンターコンピュータ58が要求しているコマンドに応じ
て通信される。制御プログラムの書き込み要求であれば
ステップS33に進み、発信番号検出装置50で検出し
た発信番号とセンター電話番号設定装置52で登録して
いる電話番号とを比較し、一致していなければ異常とし
て処理を行なう(ステップS36参照)。電話番号が一
致していれば、ステップS34に進んで先の実施例と同
様に制御プログラムをフラッシュメモリ部14のエリア
に書き込む。なお、センターコンピュータ58の電話番
号をRAM12に記憶させておき、記憶された電話番号
と発信番号検出装置50で検出した電話番号とを比較し
て処理を行なうようにしても良い。
【0069】なお、センター電話番号設定装置52はセ
キュリティ確保のため、自動販売機VMの扉を開けない
と設定できないようにしている。また、第4の実施例と
同様に自動販売機VMの設定データの変更にも応用する
ことができる。
【0070】このように本実施例では、電話回線60を
介して制御プログラムを書き換えする場合に、セキュリ
ティの高い遠隔書き換えシステムを構築することができ
るものである。
【0071】(第7の実施例)本実施例では、第6の実
施例において、発信電話番号を検出できない回線には、
自動販売機から自動販売機に登録された電話番号へ発呼
して書き換えプログラムデータを要求する手段を用い
て、セキュリティの高い遠隔書き換えシステムを提供す
るものである。
【0072】図17に本実施例のブロック図を示す。こ
の場合は発信番号が分からない場合なので、発信番号検
出装置50が設けられていない以外は図15の場合と同
じ構成である。図18は本実施例の制御動作を示すフロ
ーチャートであり、先ず、ステップS41に示すように
センターコンピュータ58から自動販売機VMへ回線接
続をして交信を開始する。次にステップS42におい
て、センターコンピュータ58から要求されたコマンド
が制御プログラムの書き込みでなければ、ステップS4
7に移行してセンターコンピュータ58が要求している
コマンドに応じて通信される。制御プログラムの書き込
み要求であればステップS43に示すように、自動販売
機VMからセンターコンピュータ58に肯定応答を行な
い、一旦回線を切断する。
【0073】その後、自動販売機VMから予め登録して
いるセンターコンピュータ58の電話番号を発呼し(ス
テップS44参照)、ステップS45に示すように回線
が接続されなければ異常として処理をする(ステップS
48参照)。センターコンピュータ58と回線が接続さ
れれば、ステップS46に示すように、先の実施例と同
様にフラッシュメモリ部14に制御プログラムの書き換
えを行なう。
【0074】このように、先ずセンターコンピュータ5
8の発呼により制御プログラムを書き込みしたい旨を自
動販売機VMに伝え、その後の自動販売機VMからの予
め設定されたセンターコンピュータ58の電話番号への
発呼により制御プログラムの書き換え交信を行なうこと
で、制御プログラムの書き換え相手の特定を行なって高
いセキュリティを確保することができる。
【0075】なお、第6の実施例と同じく、自動販売機
の設定データの変更にも応用できる。
【0076】(第8の実施例)本実施例は、メモリマネ
ジメントユニット(MMU)により、統一論理アドレス
上に制御プログラムが書き込まれているエリアをマッピ
ングすることで、唯一のプログラムコードで任意のエリ
アに書き込むことができるシステムを提供するようにし
たものである。
【0077】本実施例の構成を図19に示す。図示する
ように図1の構成にメモリマネジメントユニット62を
追加した構成となっている。図20は説明図である。
【0078】複数のプログラムエリアを持ち、任意のエ
リアに制御プログラムを書き込む場合、物理アドレスが
違ってくるので、書き込むプログラムコードはエリアに
より異なってしまい、各エリア毎に書き込むプログラム
を用意しなければならない。これを解決すべくメモリマ
ネジメントユニット62を用いて図20に示すように各
エリアの論理アドレスを同一にする。図示例では、フラ
ッシュメモリ部14のエリアAに格納されているプログ
ラムAの物理アドレスは「4000」(先頭番地)であ
り、エリアBに格納されているプログラムBの物理アド
レスは「C000」(先頭番地)である。これをメモリ
マネジメントユニット62によりエリアAとエリアBと
の論理アドレスを同一の「4000」にする。これによ
り、どのエリアに制御プログラムを書き込む場合でも、
同一のプログラムコードを使えるメリットがある。
【0079】
【発明の効果】以上により本発明の自動販売機の制御装
置によれば、制御プログラムの書き換え失敗時に制御が
停止することなく、旧ソフトで動作が可能であり、ま
た、プログラムダウンロードソフトを予め製品に搭載す
る必要がなく、メモリの効率化を図ることができ、しか
も、ダウンロード仕様は後からでも変更が可能である。
さらには、書き込み信号を赤外線情報通信信号線と共用
化でき、低コスト化、高セキュリティ化を確保でき、ま
た、電話回線等の通信回線を用いて遠隔地からの制御プ
ログラムの書き換えができ、しかも、制御プログラム書
き換えの高セキュリティ化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のハード構成を示すブロ
ック図である。
【図2】第1の実施例のフラッシュメモリのプログラム
エリア分けをセクター単位で行なった例を示す図であ
る。
【図3】第1の実施例のフラッシュメモリのデバイス単
位でエリア分けを行なった場合のブロック図である。
【図4】第1の実施例のエリアBにチェックサムと書き
込み終了マークを付加して書き込んだプログラムの書き
込みフォーム例を示す図である。
【図5】第1の実施例の制御動作を示すフローチャート
である。
【図6】第2の実施例のバージョン番号を付加した場合
のプログラムの書き込みフォーム例を示す図である。
【図7】第2の実施例の制御動作を示すフローチャート
である。
【図8】第3の実施例の自動販売機のブロック図であ
る。
【図9】第3の実施例の他の例の自動販売機のブロック
図である。
【図10】第3の実施例の通信内容と自動販売機の動作
の流れを示す図である。
【図11】第4の実施例の自動販売機のブロック図であ
る。
【図12】第4の実施例の通信プロトコルと通信速度を
変更した場合の動作説明図である。
【図13】第5の実施例の自動販売機のブロック図であ
る。
【図14】(a)は第5の実施例のOR接続の回路例を
示す図である。(b)はゲートの具体回路例である。
【図15】第6の実施例の自動販売機のブロック図であ
る。
【図16】第6の実施例の制御動作を示すフローチャー
トである。
【図17】第7の実施例の自動販売機のブロック図であ
る。
【図18】第7の実施例の制御動作を示すフローチャー
トである。
【図19】第8の実施例の自動販売機のブロック図であ
る。
【図20】第8の実施例の説明図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 RAM 14 フラッシュメモリ部 16 プログラムデータ書き込み装置 20 プログラムデータ入力装置 22 ファイル記憶媒体 24 ポータブルコンピュータ 26 入出力インターフェース 28 赤外線変復調ユニット 30 データ通信ライン 34 ハンディターミナル 40 OR回路 50 発信番号検出装置 52 センター電話番号設定装置 58 センターコンピュータ 60 電話回線 62 メモリマネジメントユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動販売機をコントロールする制御プログ
    ラムが書き込まれたフラッシュメモリと、データ等を記
    憶するRAMと、新たな自動販売機制御プログラムを前
    記フラッシュメモリに書き込むためのプログラムデータ
    書き込み装置と、全体のコントロールを行なう中央演算
    装置とで構成される自動販売機の制御装置において、 前記フラッシュメモリは自動販売機の制御に必要なプロ
    グラムをデバイス単位、あるいは1デバイスの消去セク
    ター単位で区切られるエリアに複数記憶できる記憶エリ
    アを備え、 前記記憶エリアの1つのエリアAには工場出荷時に制御
    プログラムAが書き込まれ、 前記プログラムデータ書き込み装置は前記エリアA以外
    のエリアBに新しい制御プログラムBを書き込み、電源
    投入時の処理プログラムにエリアBに制御プログラムB
    が完全に書き込まれているかを検出する書き込み検出手
    段を備え、 前記書き込み検出手段による検出結果により新しい制御
    プログラムBが完全な状態で存在している場合にはその
    制御プログラムBへ中央演算装置の実行権を渡し、不完
    全と判断された場合には旧ソフトの制御プログラムAに
    中央演算装置の実行権を渡す手段を備えていることを特
    徴とする自動販売機の制御装置。
  2. 【請求項2】書き込まれる制御プログラムには、書き込
    まれる制御プログラムの新旧が判るバージョン番号が付
    加されており、 新しい制御プログラムの書き込み時に実行されているエ
    リアを除き、書き込みは空きエリア又は最も古いバージ
    ョンのソフトがあるエリアについて行なわれ、電源投入
    時の処理プログラムは各記憶エリアのプログラムバージ
    ョンを取得するバージョン取得手段を備え、 前記バージョン取得手段から得られたバージョン番号の
    うち最新のバージョン番号を持つエリアの制御プログラ
    ムに中央演算装置の実行権を渡す手段を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の自動販売機の制御装置。
  3. 【請求項3】制御プログラムのデータ書き込み装置はシ
    リアルインターフェイスで構築され、 前記制御プログラムは前記シリアルインターフェイスか
    ら入力される新たな制御プログラム書き込みのためのラ
    イタープログラムを前記RAM上に書き込み、前記ライ
    タープログラム受信後に中央演算装置の実行権をライタ
    ープログラムに渡して書き込み制御をライタープログラ
    ムに委ねることを特徴とする請求項1記載の自動販売機
    の制御装置。
  4. 【請求項4】制御プログラムのデータ書き込み装置はシ
    リアルインターフェイスで構成され、 前記シリアルインターフェイスは販売情報データ通信を
    ハンディターミナルと赤外光通信で行なうシリアルイン
    ターフェイスと共用化され、 プログラムデータの書き込み時の通信は前記赤外光通信
    と同一のシリアルインターフェイスの赤外光通信変復調
    器前段の回路に有線接続されて通信し、 プログラムデータ転送装置との通信では通信の途中から
    赤外光通信では復調不可能な高速の通信速度で通信する
    手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の自動
    販売機の制御装置。
  5. 【請求項5】前記赤外光通信変復調器とプログラムデー
    タ転送装置とはOR回路で構成されていることを特徴と
    する請求項4記載の自動販売機の制御装置。
  6. 【請求項6】通信回線で遠隔地のセンターコンピュータ
    と通信をする通信装置と、 自動販売機の内部に設けられた予めセンターコンピュー
    タの電話番号を設定しておくセンター電話番号設定装置
    と、 センターコンピュータからの発呼による自動販売機着呼
    時に相手の電話番号を検出する発信番号検出装置と、 センターコンピュータからの着呼時に前記発信番号検出
    装置から得られた発信番号と前記センター電話番号設定
    装置に記憶されている電話番号を比較し、番号が一致し
    ていればセンターコンピュータから送られる制御プログ
    ラムを書き込むことを許可する手段を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の自動販売機の制御装置。
  7. 【請求項7】商品の価格設定や節電タイマー、冷却加温
    切替等の自動販売機の制御設定を書き換えるようにして
    いることを特徴とする請求項6記載の自動販売機の制御
    装置。
  8. 【請求項8】通信回線で遠隔地のセンターコンピュータ
    と通信をする通信装置と、 自動販売機の内部に設けられた予めセンターコンピュー
    タの電話番号を設定しておくセンター電話番号設定装置
    と、 センターコンピュータからの発呼による自動販売機の着
    呼時に制御プログラム変更発信要求コマンドを受け、交
    信終了後に自動販売機からセンターコンピュータへ発呼
    し、新たな制御プログラムをセンターコンピュータから
    ダウンロードする手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の自動販売機の制御装置。
  9. 【請求項9】中央演算装置とメモリとの間にメモリマネ
    ジメントユニットを備え、 前記メモリマネジメントユニットにより複数のエリアは
    同一の論理アドレスにマッピングすることを特徴とする
    請求項1記載の自動販売機の制御装置。
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