JP4479149B2 - 容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体、液状物体やゲル状物体等の内容物を収納して開閉可能な蓋付きの容器に関するもので、好ましくは未開封か開封済みかを判別可能で繰り返して開閉使用可能な蓋付きの容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の容器として、例えば下記特許文献1または2に記載のものがある。特許文献1記載の容器は、容器本体の開口を形成する周側部にヒンジ部を介して接続した略L字型のフランジを有していて、密閉用の蓋の外縁先端に全周に亘って内側に突出する係合部が設けられ、この係合部がフランジの下方を向く部分に形成した係合受け部と係合することで容器本体の開口を密封するようになっている。これによって、容器の蓋をみだりに開封できないようにしている。
そして蓋を開ける時には、フランジを外側に回動させることで蓋の外縁を上方に押動することができて、蓋の一部を変形させて容器本体からずらして手で開封可能にしている。
また、特許文献2は、容器本体の開口の縁部が外側に突出する係合突部とされ、この係合突部に蓋の折り曲げ部が嵌合することで密封されている。また容器本体の周側部にヒンジを介して下方に延びるフランジが段付き形状に形成され、蓋の折り曲げ部に続く外縁部がフランジの段付き部分に接触した状態に保持されている。そして、容器本体の周側部には閉蓋状態のフランジ部の外側を覆う帯状部が設けられていることで、フランジの未使用即ち蓋の未開封と開封済みとを判別できるバージンプルーフを構成している。
蓋を開ける時には、フランジ部を回動させて帯状部を切断して外側に折り曲げ、更に外縁部の先端をフランジの段付き部で押動することで、蓋の一部を上方に押し上げて変形させ、係合突部から蓋の折り曲げ部を部分的に離間させ、次いで手で蓋を開放できるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
EP 0565967 B1
【特許文献2】
EP 1052183 A1
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特許文献1記載の容器では、容器本体と蓋の係合による密封状態が蓋の外縁部先端で行われるために密閉性が悪く、特に蓋を繰り返して開閉する場合には蓋の変形が進んで密閉性が徐々に低下するという欠点がある。
また特許文献2記載の容器では、容器本体の開口縁部に形成した係合突部と蓋の折り曲げ部とを係合させて密閉する構造であるために、特許文献1と比較して密閉性を向上させることはできるが、特許文献1と同様に、蓋の開放時に蓋の外縁部をフランジ部で押し上げて開放するために、押し上げ力の反力が蓋の外縁部からフランジ部の段差部を押し下げる方向に働き、そのために機械的強度の小さいヒンジ部が大きな負荷を受けて損傷し易くクラックを生じたりする欠点がある。また、密閉した蓋を完全に開放させるためにはフランジ部を閉蓋状態の初期位置から略180°まで回動させる必要があるため、ヒンジ部が合成樹脂製等である場合には合成樹脂の伸びによる疲労のために破断し易く、分断されてしまうという欠点がある。
しかも帯状部をフランジ部の外側に形成する必要があるために、構造が複雑になり製造コストが上昇する欠点がある。
本発明は、このような実情に鑑みて、蓋を開放操作してもヒンジ部が損傷することのない容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による容器は、開口を有する容器本体と蓋とを有していて、容器本体には開口の周縁に形成された係合部と周側部に設けられているヒンジ部を支点として回動可能なタブとが備えられ、蓋には容器本体の係合部に嵌合可能な係止部と該係止部から外側に延びるスカート部とが備えられ、タブの回動によって蓋を開放させるようにした容器において、前記タブには前記容器本体の開口からの距離が異なる位置に複数のヒンジ部が設けられていて、前記タブには前記容器本体の開口からの距離が異なる位置に複数のヒンジ部が設けられていて、前記複数のヒンジ部は、前記開口からの距離が離れた位置のヒンジ部から前記開口からの距離が近い位置のヒンジ部へ向けて順次断面積が大きくなるように形成され、該ヒンジ部を介して該ヒンジ部の両側部分が互いに当接して該ヒンジ部を支点とする前記タブのそれ以上の回動が阻止されることで、容器本体の開口からの距離が離れた位置のヒンジ部から開口からの距離が近い位置のヒンジ部へ向けて順次回動の支点が変わるように構成され、前記タブとスカート部の少なくとも一方には、他方に向けて突起部が設けられ、前記突起部は、前記開口からの距離が最も離れた位置のヒンジ部の近傍に設けられてなることを特徴とする。
蓋の開放作動時に容器本体のタブを回動させると、タブは複数のヒンジ部のうちの一のヒンジ部を支点として回動を開始して蓋のスカート部が押し開き、所定の角度回動した後に別のヒンジ部を支点として更に回動することでスカート部を更に押し広げ、蓋を開放させることができる。しかも蓋の開放作動の際、タブの回動角度に応じて回動の支点となるヒンジ部が順次変わるために、タブによる蓋の押し上げ力の反力がタブに伝達されてタブを容器本体から引き離す方向に働いても特定のヒンジ部に過大な負荷がかかるのを抑制して複数のヒンジ部で負荷を分担できる。
しかもヒンジ部が合成樹脂製等である場合には各ヒンジ部の伸びが低減されることから、疲労による破断を著しく低減することができる。特に、内容物を低温保存するような場合には、容器を取り出した直後に開蓋すると合成樹脂の脆化による強度低下が顕著となるが、上記構成によればヒンジ部が合成樹脂製であっても特定のヒンジ部に過大な伸びを生じることがないため耐久性に優れ、容器を繰り返して使用する場合にもヒンジ部の破断を防止することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明による容器では、複数のヒンジ部は、容器本体の開口からの距離が異なる位置にそれぞれ設けられている。この場合、タブによる蓋の開放時に、タブの回動角度に応じて回動の支点となるヒンジ部が変わるために、タブによる蓋の押し上げ力の反力がタブに伝達されてタブを容器本体から引き離す方向に働いても特定のヒンジ部に過大な負荷がかかるのを抑制して負荷を分散できる。
特に、複数のヒンジ部は、容器本体の開口からの距離が離れた位置のヒンジ部から開口からの距離が近い位置のヒンジ部へ向けて順次回動の支点となるようにしてもよい。そのために、複数のヒンジ部は、容器本体の開口からの距離が離れた位置のヒンジ部から開口からの距離が近い位置のヒンジ部へ向けて順次断面積が大きくなるように形成されているのが好ましい。
タブを回動させることで蓋のスカート部を押し上げて開蓋を進めるが、このとき、タブの回動が進むにつれてスカート部が上方に押し上げられるため、これに応じてタブの回動の支点を開口に近い位置に移動させることで、支点とタブがスカート部を押し上げる作用点との距離を比較的短く維持できるから、支点が移動しない場合と比較して作用点に働く力を大きく設定できる。
【0007】
すなわち、閉蓋状態から最初にタブを開放作動させる場合、最も断面積の小さいヒンジ部が回動の支点となって回動を開始し、所定角度回動させた時点で次に断面積の小さいヒンジ部が回動の支点となり、順次タブ回動の支点となるヒンジ部が開口に近い位置に変化することになる。この場合、ヒンジ部とヒンジ部の間を両ヒンジ部よりも大きな断面積に設定すことで確実に回動の支点となるヒンジ部を選択できる。またヒンジ部をタブの凹陥部または屈曲部または湾曲部に設けることが更に好ましい。これによってヒンジ部を支点として両側部分が当接するまでタブを回動させるとそれ以上の回動を阻止するため、その後、当該ヒンジ部よりも容器本体により近い位置の他のヒンジ部を次の回動の支点として容易に設定でき、更にタブが回動することになる。
【0008】
また、タブとスカート部の少なくとも一方には、他方に向けて突起部が設けられていてもよく、蓋の開放作動時に容器本体のタブを回動させると、突起部でスカート部が早期に押し開かれ、押し上げ力の反力がタブを容器本体から離間する方向に働くのを抑制できる。特に突起部は、容器本体の開口からの距離が最も離れた位置のヒンジ部の近傍において設けられていれば、タブの開放作動の初期の段階から蓋のスカート部を押し広げることができて、スカート部の先端部が反力でタブを押す荷重を抑制できる。
また、容器本体にはタブに隣接して鍔部が設けられており、鍔部とタブは切り離し可能な切り離し部を介して接続されていてもよく、タブと鍔部とが切り離されているか否かによってバージンプルーフ、即ち蓋が開封済みか未開封かを識別できる。特に容器に収納されたものがインキ等の化学物質や薬品等で酸素や空気に触れて劣化し易い物質や、食品や医薬品等の安全性を重視する物質である場合には、バージンプルーフを設けることで未開封状態を確認できて便利である。
また、タブには段差部が形成されており、段差部は閉蓋時におけるスカート部との間に指が入らない程度の小さな隙間を以て対向配置されていてもよい。蓋のスカート部と容器本体のタブの段差部やその周囲の鍔部との隙間を指が入らない程度に小さく設定することで、タブ以外の部分から蓋を開けることが困難になり、タブと鍔部との間の切り離し部によって確実にバージンプルーフを機能させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1乃至図5は本発明の第一の実施例による容器を示すもので、図1は蓋と容器本体の分解斜視図、図2は容器の閉蓋状態における蓋と容器本体の嵌合構造を示す要部縦断面図、図3は図2に示す容器本体のタブ部分の正面図、図4はタブの要部縦断面図を示すもので、(a)は閉蓋状態、(b)は開蓋途中状態を示す図、図5(a)、(b)、(c)、(d)は蓋を開ける各工程を示す要部縦断面図である。
図1に示す実施例による容器1は、容器本体2と蓋3とで構成されており、例えばレジストインキ、水系塗料、はんだペースト等の液状、ゲル状の物質や、食品や薬品等を密封状態で収納するものである。容器本体2は例えば平面視円形の開口4を形成するテーパ状の筒状部をなす周側部5と底面とで形成されている。周側部5の上端側は例えば段部を介して拡径された略円筒状の上面部5aを形成し、この上面部5aの開口4を形成する縁部には外側に突部を形成する係合突部6(係合部)がリング状に設けられている。
また図2乃至図4に示すように、上面部5aの係合突部6から若干底面側にずれた位置にはタブ7が取り付けられており、このタブ7は上端を上面部5aに連結された基部7aとされ、その下側部分は段差部7bを介して基部7aから下方へ外側に傾斜しつつ延びる作動片7cとされている。タブ7の作動片7cには基部7aとの接続部近傍に略水平方向外側に突出する突起部9が形成されている。突起部9は図3に示すように正面視直線状の板状または横リブ状に連続して形成されている。
【0010】
またタブ7の基部7aは図4に示すように略L字形に形成されて作動片7cと上面部5aとを連結してなり、作動片7cとの接続部と上面部5a近傍の屈曲部はそれぞれタブ7の回動の支点をなすヒンジ部を構成する。このうち、作動片7cとの接続部を第一ヒンジ部11、屈曲部を第二ヒンジ部12とする。タブ7は、第一ヒンジ部11と第二ヒンジ部12を選択的に支点として容器本体2に対して外側に回動可能とされている。第一ヒンジ部11の断面積S1は第二ヒンジ部12の断面積S2よりも小さく形成されており、両ヒンジ部11、12間の腕部13の断面積は少なくとも第一ヒンジ部11の断面積S1よりも大きく設定されている。尚、両ヒンジ部11、12以外の基部7aの断面積は、両ヒンジ部11、12の断面積S1,S2より大きく設定されていることが更に好ましい。
これによって、タブ7を開放作動させた場合に、たとえば約90°の第一開放作動角度範囲では図4(a)に示すように第一ヒンジ部11が回動の支点をなし、作動終了時には同図(b)に示すように突起部9が腕部13に当接する。第一ヒンジ部11を支点としては、それ以上回動できない。そのため、更に約90°の第二開放作動角度範囲では第二ヒンジ部12が回動の支点をなすことになる。タブ7は第一及び第二ヒンジ部11、12を順次支点として略180°回動可能である。
また図3で示すように、タブ7の基部7aと作動片7cの突起部9から段差部7bまでの部分とは、段差部7bより下方の作動片7cの領域よりも幅が狭く形成されている。
【0011】
そして、タブ7の作動片7cの両側はタブ7と同様に段差14a付きの鍔部14が略円周状に形成されて同様に上端が上面部5aに連結されている。鍔部14の段差14aはタブ7の段差部7bとほぼ同一高さに設定されている。作動片7cの段差部7bより下側の両側部は切り離し部15、15を介して鍔部14の両端にそれぞれ連結されており、各切り離し部15は両側の作動片7c及び鍔部14よりも比較的薄い肉厚とされている。そのため、作動片7cを指で回動させることで切り離し部11は切断されて作動片7cだけが第一、第二ヒンジ部11、12を支点として上方へ回動可能とされている。
また蓋3は、図1及び図2に示すように、平面視円形をなす中央平面部17と、この中央平面部17の端部全周に亘って上方に隆起していて容器本体2の係合突部6と嵌合する断面略コの字型の係止凹部18(係止部)と、この係止凹部18から傾斜段部19aを介して円筒部19bに延びるスカート部19とで構成されている。スカート部19の傾斜段部19aは、好ましくは係合凹部18から円筒部19bに向けて斜め下方外側に延びており、容器本体2に蓋3を嵌合させた閉蓋状態でタブ7の突起部9が円筒部19b(または傾斜段部19aでもよい)の裏面に当接または近接している。
【0012】
またスカート部19の下端部は、閉蓋状態で指が入らない程度の若干の隙間を以ってタブ7の段差部7bに対向しており、その周囲の鍔部14に対しても同様に閉蓋状態で指が入らない程度の若干の隙間を以って段差14aに対向している。
尚、蓋3の係止凹部18の内側即ち中央平面部17側に、容器本体2の上面部5aの内面に当接する突起18aが全周に亘って形成されていることが閉鎖状態での蓋3と容器本体2との密閉性を向上させるために好ましい(図2参照)。
また、容器本体2と蓋3は好ましくは可撓性の合成樹脂組成物、例えばポリプロピレンやポリエチレン等からなっている。特に第一及び第二ヒンジ部11、12は繰り返し開閉作動するために耐久性が要求され、材質はポリプロピレンを用いることが好ましい。
【0013】
本実施例による容器1は上述の構成を有しており、次に蓋3の開放方法について図2乃至図5を中心に説明する。
先ず、図1に示す容器本体2内には例えばレジストインキ等の液状物が充填されており、図2に示すように容器本体2の開口4を封止して蓋3が嵌合されて閉蓋状態になっている。この状態で容器本体2の周側部5の上端に位置するリング状の係合突部6には、蓋3の係合凹部18が全周に亘って嵌合されており、これによって気密(または液密)に封止されている。蓋3のスカート部19は、タブ7に対向する位置では段差部7bに若干の隙間を以て対向すると共に、その周囲の鍔部14に対向する位置では段差14aに若干の隙間を以て対向している。これらの隙間は指が入らない程度の距離であるから、この部分から蓋3の開放操作をすることは困難である。
次に容器1の蓋3を開放する場合、図5(a)に示すように、タブ7の作動片7cを上方へ回動させると、タブ7は第一及び第二ヒンジ部11、12のうち断面積が小さく強度の小さい第一ヒンジ部11を支点として回動する。すると、作動片7cの両側で鍔部14と連結されている切り離し部15、15が容易に切り離され、作動片7cは段差部7bと共に上方に回動させられる。この時、作動片7cの回動の初期から突起部9が蓋3の円筒部19bを裏面から押し上げ、蓋3を部分的に変形させ、スカート部14につながる係止凹部18は部分的に係合突起6から外される。
【0014】
更にタブ7を上方に回動させると、スカート部19の下端部がタブ7の段差部7bに当接した状態でスカート部19を上方に押し上げて係止凹部18の変形を増大させる。そして第一ヒンジ部11を支点としてタブ7を略90°程度回動させた段階で、図4(b)及び図5(b)に示すように突起部9が基部7aの腕部13に当接する。そのため、この状態になるとタブ7は第一ヒンジ部11を支点としたそれ以上の回動ができなくなる。この段階までが第一開放作動角度範囲となる。
この段階で蓋3の係止凹部18は、スカート部19がタブ7の段差部7bで押されて容器本体2の係合突部6から部分的に外れている。しかしながら、その周囲の係止凹部18は係合突部6になお嵌合された状態にあるから、この状態でタブ7による開放作動を終了して下方の位置に戻せば、弾性変形した蓋3が元の姿勢に戻ろうとして弾性復帰することで、係止凹部18の外れた部分も係合突部6に係合した状態に戻ってしまう。
そのため、蓋3を完全に容器本体2から外すために、更にタブ7を上方に回動させる。すると、図5(c)に示すように、タブ7は回動によって突起部9が基部7aを押圧することになり、屈曲部に設けた第二ヒンジ部12を中心に回動することになる。そして更にタブ7を約90°回動させることで、図5(d)に示すようにタブ7は容器本体2と略180°の角度をなす位置に回動させる。ここに至って、蓋3の係止凹部18は容器本体2の係合突部6から完全に外れた開蓋状態になる。この段階までが第二開放作動角度範囲となる。
そしてタブ7を下方に回動させて元の位置に戻す。
【0015】
そのため、タブ7の回動によって蓋3を開放する際、最初の約90°の第一開放作動角度範囲では、第一ヒンジ部11を支点としてタブ7が蓋3のスカート部19を押し上げるために、押し上げ力の反力を第一ヒンジ部11で受けることになる。そして、次の約90°の第二開放作動角度範囲では、第二ヒンジ部12を支点としてタブ7が更に蓋3のスカート部19を押し上げて開蓋するために、押し上げ力の反力は第二ヒンジ部12で受けることになる。
従って、タブ7の開放作動の全範囲にわたって一つのヒンジ部で押し上げの反力を受けることなく、第一開放作動角度範囲と第二開放作動角度範囲とで第一及び第二ヒンジ部11,12で分担して受けるために各ヒンジ部11,12に過大な負荷がかからない。
そして、この容器本体2の開口4からレジストインキ等の内容物を取り出した後、蓋3を閉めれば図2に示す閉蓋状態になる。この場合、切り離し部15、15は既に切断されているために、作動片7cを上面部5a側に押して回動させれば蓋3を既に開封済みであることを確認でき、未開封状態と容易に識別できる。
【0016】
上述のように本実施例によれば、タブ7を押動する際の反力を、タブ7の回動角度によって第一及び第二ヒンジ部11,12で分担して受けることになるため、第一及び第二ヒンジ部11,12に過大な負荷がかからない。しかもタブ7の開放作動によって確実に蓋3を開蓋でき、繰り返して蓋3を開閉作動してもタブ7の損傷を抑制できて耐久性が高い。また蓋3の閉鎖時には係合突部6と係止凹部18との嵌合によって気密または液密に封止でき、また切り離し部15の切断によって容器1の開封済みと未開封とを容易に識別できる。
さらに、容器本体2はポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂により簡便に一体成形を行うことができ、低温時における強度低下が顕著なポリプロピレン樹脂等を使用した場合であっても、各ヒンジ部11、12の伸びが過大にならないために蓋開放時の破断を防止でき、耐久性に優れる容器1を提供することができる。
【0017】
次に本発明の他の実施例を説明するが、上述の第一の実施例と同一または同様の部材、部品には同一の符号を用いてその説明を省略する。
図6及び図7は第二の実施例による容器の閉蓋状態の要部縦断面図である。図において、容器21の容器本体2に設けたタブ7には突起部9が設けられていない。この場合、開蓋のためにタブ7を上方に回動操作すると、蓋3のスカート部19の先端はタブ7の段差部7bに当接した状態で上方に押し上げられる。この場合、回動初期にスカート部19は突起部9で外側に押されないために、タブ7の回動時においてスカート部19の先端が段差部7bから外れる時期が第一の実施例の場合よりも遅れることになる。
そのため、タブ7による押し上げ力の反力が比較的長く段差部7bに付与されることになるが、第一ヒンジ部11は最初の約90°の角度範囲のみ回動の支点となり、その後、第二ヒンジ部12が次の約90°の角度範囲に亘って回動の支点となるから、タブ7の開蓋操作による押し上げ力の反力を二つのヒンジ部11、12で分担する。しかも第一ヒンジ部11を支点として約90°回動させた状態で、第一ヒンジ部11を屈曲点として作動片7cが折り曲げられて基部7aと作動片7cの上端厚み面7dとが当接する(図7参照)。これによって、第一ヒンジ部11を支点とした第一開放作動角度範囲が終了する。その後、第二ヒンジ部12が支点となって更に開放作動する。
そのため、第二の実施形態の場合でも、各ヒンジ部11、12に過大な荷重がかかることを抑制でき、両ヒンジ部11,12にクラックが生じたり分断されるのを抑制して長寿命を確保できる。
【0018】
次に本発明の第三の実施例を図8乃至図10により説明する。
図8に示す容器30における容器本体2と蓋3との閉蓋状態において、タブ7は第一の実施例のタブと同様に、容器本体2の上面部5aに一端が取り付けられた略L字形の基部7aと、段差部7bを介して下方外側に傾斜状態で延びる作動片7cとで構成されている。しかも基部7aにあっては段差部7bに近い側から開口4に向けて開口4との距離を漸次異ならせて多数のヒンジ部、例えば三段のヒンジ部が設けられている。これらのヒンジ部は段差部7bに近い側から第一ヒンジ部31、第二ヒンジ部32、第三ヒンジ部33が設けられている。
ここで、図9に示すように、第一ヒンジ部31と第二ヒンジ部32と第三ヒンジ部33の各断面積をS3、S4,S5とすると、各断面積S3、S4,S5は相互の大きさがS3<S4<S5とされている。しかも、各断面積S3、S4,S5は基部7aの他の領域の断面積よりも小さく設定されているのが好ましい。また第一ヒンジ部31は図9に示す縦断面において例えば略V字形状に凹んだ凹陥部として形成され、段差部7b側と第二ヒンジ部32側に向けて肉厚が増大する方向に傾斜する傾斜面31a、31bを形成しており、両傾斜面31a、31b間の挟角θ1が適宜角度、例えば60°に設定されている。
【0019】
同様に第二ヒンジ部32は図9に示す縦断面において例えば略V字形状の凹陥部として形成され、第一ヒンジ部31側と第三ヒンジ部33側に向けて肉厚が増大する方向に傾斜する傾斜面32a、32bを形成しており、両傾斜面32a、32b間の挟角θ2が適宜角度、例えば60°に設定されている。
第三ヒンジ部33も同様に縦断面視で略V字形状の凹陥部として形成されており、第二ヒンジ部32側と上面部5a側に向けて肉厚が増大する方向に傾斜する傾斜面33a、33bを形成しており、両傾斜面33a、33b間のその挟角θ3は適宜角度、例えば60°以上に設定されている。
ここで、閉蓋状態から開蓋操作してタブ7の作動片7cを上方へ回動させると、最初に第一ヒンジ部31を支点として作動片7cが回動してθ1の角度範囲に亘って回動する。そして傾斜面31aと31bとが接触した状態に至ると、次に第二ヒンジ部32を支点として作動片7cが角度範囲θ2に亘って回動する。そして傾斜面32aと32bとが接触した状態に至ると、次に第三ヒンジ部33を支点として作動片7cが角度範囲θ3に亘って回動する。
このようにしてタブ7を略180°回動させて容器本体2の係合突部6から蓋3の係止凹部18を外すことができる。尚、第三ヒンジ部33は必ずしも角度θ3の全体に亘って回動させなくてもよく、その一部角度の回動で蓋3が外れるように設定してもよい。
【0020】
次に本実施例による容器30の開蓋操作について説明する。
図8、図9において、容器30の閉蓋状態から開蓋するためにタブ7の作動片7cを上方へ回動させると、最初に第一ヒンジ部31を支点として作動片7cが回動して角度範囲θ1に亘って回動する。このとき、作動片7cの段差部7bでスカート部19の先端を押動して押し上げて係止凹部18を部分的に係合突部6から外す。
そして、図10(a)に示すように傾斜面31aと31bとが接触した状態に至ると、次に第二ヒンジ部32を支点として作動片7cが角度範囲θ2に亘って回動する。この過程でスカート部19の先端は段差部7bから外れて作動片7c上を滑って移動しつつ更に上方に押し上げられ、係合突部6から外れる係止凹部18の領域が拡大する。
そして、図10(b)に示すように傾斜面32aと32bとが接触した状態に至ると、次に第三ヒンジ部33を支点として作動片7cが更に回動する。これによって図10(c)に示すように蓋3の係止凹部18は容器本体2の係合突部6から完全に外れて開蓋される。本実施例の場合には、タブ7の段差部7bの角部が係合突部6に当接した時点で開放作動が終了する。
【0021】
上述のように本実施例による容器30によれば、蓋3の開放作動時にタブ7の回動角度の変化や増大に応じて第一ヒンジ部31、第二ヒンジ部32,第三ヒンジ部33へ順次支点を移動させることで、押し上げ力の反力による荷重が各ヒンジ部31、32,33にかかる時間や工程を短く制御することができ、一層各ヒンジ部31、32,33の破損を防止して長寿命化できる。
【0022】
尚、上述の第一の実施例によれば、タブ7の突起部9は連続する横リブ形状に形成したが、このような形状のものに限定されることなく、ドット状の突起を1個または複数個所定間隔で配列させてもよい。
また、上述の第一の実施例において、タブ7に設けた突起部9はスカート部19に対向するタブ7の第一ヒンジ部11から段差部7bまでの領域のいずれに設けてもよいが、第一ヒンジ部11により近接した位置に設けた方が、回動の初期から蓋3のスカート部19を外側に押動できて、係止凹部18を係合突部6から外し易く、タブ7に押し上げ力の反力を伝達しにくくなるために、より好ましい。
また蓋3のスカート部10には必ずしも傾斜段部19aを設ける必要はない。係止凹部18から円筒部19bに直接または略直角の段差を介して接続されていてもよい。
尚、上述の第一の実施例では、タブ7に突起部9を形成して作動片7cの回動時にスカート部19を押動するようにしたが、これに代えてスカート部19の裏面にタブ7に向けて突起部9を突出させて形成するようにしてもよい。これによっても、作動片7cを回動させた際に突起部9を介してスカート部19を上方に押動することができる。
また指が入らない程度の距離の隙間を以てスカート部19と対向しているタブ7の段差部7bを傾斜面とせず、作動片7cに対して略直交するように略90°の角度に形成してもよい。
【0023】
また、第二、第三の実施例では突起部9を設けていないが、これらの容器21、30のタブ7またはスカート部19に上述した突起部9を設けてもよいことはいうまでもない。
また、タブ7に設けたヒンジ部について、二つまたは三つ設けた実施例について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、四つ以上のヒンジ部を設けてもよい。この場合、各ヒンジ部の位置は開口4から離間する方向に距離を違えて順次配設することが好ましく、更に開口4から最も離間した位置からより近接した位置へ各ヒンジ部の断面積を漸次増大させることが好ましい。
また、第二ヒンジ部12や第三ヒンジ部33は基部7aの屈曲部に設けたが、必ずしも屈曲部でなくてもよい。また第二ヒンジ部12、32や第三ヒンジ部33の断面積S2,S4、S5は必ずしも基部7aの他の領域よりも小さい断面積である必要はない。
更に、上述の各実施例では、容器本体2と蓋3の嵌合部として周側部5の上縁部5aに係合突部6を設けて蓋3に係止凹部18を設けたが、これとは逆に周側部5の上縁部5aに係止凹部18を設け、蓋3の円形の中央平面部17全周に形成した折り曲げ部の底面内に係合突部6を突出させて設けてもよく、容器本体1と蓋3の嵌合部を構成する係合部と係止部の構成は適宜設定できる。
【0024】
【発明の効果】
上述のように本発明による容器によれば、タブには複数のヒンジ部が設けられていて、タブの回動角度に応じて選択的に回動の支点となるようにしたから、蓋の開放作動時にタブの回動角度に応じて順次回動の支点となるヒンジ部を変えて確実に開蓋作業を行うことができ、タブの押し上げ力の反力による負荷を複数のヒンジ部に分担させることができてヒンジ部の破損を防止して各ヒンジ部の耐久性を向上させて長寿命化できる。
またタブまたはスカート部に突起部が設けられているため、タブの開放作動の初期の段階から蓋のスカート部を押し広げることができて、係合部と係止部の解除動作を早めて、各ヒンジ部に押し上げ力の反力による負荷がかかるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例による容器を蓋と容器本体とに分離した状態で示す斜視図である。
【図2】閉蓋状態における容器本体と蓋の嵌合部を示す部分縦断面図である。
【図3】容器本体のタブ部分を示す周側部の部分正面図である。
【図4】(a)は閉蓋状態のタブ位置、(b)は90°回動状態のタブ位置をそれぞれ示すタブの部分拡大縦断面図である。
【図5】タブの開放作動工程を示す図で、(a)は第一開放作動角度範囲の途中段階、(b)は第一開放作動角度範囲の終了段階、(c)は第二開放作動角度範囲の途中段階、(d)は第二開放作動角度範囲の終了段階を示す図である。
【図6】第二の実施例による容器の閉蓋状態における容器本体と蓋の嵌合部を示す部分縦断面図である。
【図7】第二の実施例による容器のタブについて、第一開放作動角度範囲だけ回動させた状態を示す部分縦断面図である。
【図8】第三の実施例による容器の閉蓋状態における容器本体と蓋の嵌合部を示す部分縦断面図である。
【図9】図8に示すタブの基部部分の拡大縦断面図である。
【図10】第三の実施例による容器の、タブの開放作動工程を示す図で、(a)は第一ヒンジ部を支点とした開放作動の終了段階、(b)は第二ヒンジ部を支点とした開放作動の終了段階、(c)は第三ヒンジ部を支点とした開放作動の終了段階を示す図である。
【符号の説明】
1、21、30 容器
2 容器本体
3 蓋
5 周側部
6 係合突部(係合部)
7 タブ
11、31 第一ヒンジ部
12、32 第二ヒンジ部
9 突起部
18 係止凹部(係止部)
19 スカート部
33 第三ヒンジ部

Claims (3)

  1. 開口を有する容器本体と蓋とを有していて、前記容器本体には開口の周縁に形成された係合部と周側部に設けられているヒンジ部を支点として回動可能なタブとが備えられ、前記蓋には容器本体の係合部に嵌合可能な係止部と該係止部から外側に延びるスカート部とが備えられ、タブの回動によって蓋を開放させるようにした容器において、
    前記タブには前記容器本体の開口からの距離が異なる位置に複数のヒンジ部が設けられていて、前記複数のヒンジ部は、前記開口からの距離が離れた位置のヒンジ部から前記開口からの距離が近い位置のヒンジ部へ向けて順次断面積が大きくなるように形成され、該ヒンジ部を介して該ヒンジ部の両側部分が互いに当接して該ヒンジ部を支点とする前記タブのそれ以上の回動が阻止されることで、容器本体の開口からの距離が離れた位置のヒンジ部から開口からの距離が近い位置のヒンジ部へ向けて順次回動の支点が変わるように構成され、
    前記タブとスカート部の少なくとも一方には、他方に向けて突起部が設けられ、前記突起部は、前記開口からの距離が最も離れた位置のヒンジ部の近傍に設けられてなることを特徴とする容器。
  2. 前記容器本体には、タブに隣接して鍔部が設けられており、該鍔部とタブは切り離し可能な切り離し部を介して接続されている請求項1記載の容器。
  3. 前記タブには段差部が形成されており、該段差部は閉蓋時における前記スカート部との間に指が入らない程度の小さな隙間を以て対向配置されている請求項1又は2に記載の容器。
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