JPH07315415A - プラスチック製オーバーキャップ - Google Patents

プラスチック製オーバーキャップ

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JPH07315415A
JPH07315415A JP6129577A JP12957794A JPH07315415A JP H07315415 A JPH07315415 A JP H07315415A JP 6129577 A JP6129577 A JP 6129577A JP 12957794 A JP12957794 A JP 12957794A JP H07315415 A JPH07315415 A JP H07315415A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プラスチック製オーバーキャップを、その外
径を大きくすることなく積み重ね機能を持たせ、替蓋と
して使用するときには密封性に優れてしかも容易に開蓋
することができる。 【構成】 天板部11と嵌合部12の連結部分付近を天
板部11中央および嵌合部12上端よりも低く形成し、
該連結部分付近に薄肉部11cを形成し、該連結部分付
近の下面に密封リング15を一体的に形成すると共に、
該密封リング15を、オーバーキャップ1が替蓋として
容器口部31に嵌合された状態で、容器口部内縁32に
密着し、且つ、その下方の容器内面33と密封リング1
5下部との間に空間が生じるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製キャップによっ
て封緘された容器に対してキャップカバーとして装着さ
れ、金属製キャップが除去された後には容器の開口部を
簡易密封するための替蓋として使用されるプラスチック
製のオーバーキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】飲料用カップ容器のような広口容器で
は、その開口部をプルタブ等により容易に開封可能な金
属製キャップで封緘すると共に、この金属製キャップの
上に更にプラスチック製のオーバーキャップをキャップ
カバーとして装着しておくことにより、保管,販売時に
は、オーバーキャップによって金属製キャップによる封
緘部分を保護すると共に、飲用時には、金属製キャップ
を除去した後にオーバーキャップを容器の開口部を簡易
密封するための替蓋として使用するということが従来か
ら公知となっている。(例えば、実開昭52−6224
3号公報,実開昭57−129018号公報等参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のプラスチック製オーバーキャップを付設した広
口容器において、保管,販売時に商品を縦方向に積み重
ねることができる機能をオーバーキャップに持たせるた
めには、オーバーキャップの上面周縁部を容器の下部外
径よりも大きな皿状に形成して、積み重ねる容器の底部
をオーバーキャップの上面に収納固定できるようにする
ことが必要となる。
【0004】ところが、カップ容器のように開口部の大
きい広口容器の場合、上記のような構成を採ることによ
ってオーバーキャップの外径が容器本体よりもかなり外
方に突出することとなり、段ボールケース等に多数の商
品を箱詰めする場合に嵩張ってケースの体積利用効率が
落ちると共に、オーバーキャップを大径に形成すること
によりプラスチックの使用量も増えてコスト面でも不利
となる。
【0005】一方、オーバーキャップを替蓋として使用
するときには、密封性を図るためにオーバーキャップの
天板部と側壁部の間に位置する嵌合部を容器口部に密着
させることが必要であるが、そうすると容器からオーバ
ーキャップを取り除いて開蓋するときにかなり強い力を
必要とすることとなり、特に、密封性を向上させるため
にオーバーキャップ下面に容器口部の内側に嵌入する密
封リングを設けたような場合には、更に開蓋に力を要す
ることになる。
【0006】本発明は、上記のような従来のプラスチッ
ク製オーバーキャップの持つ問題を解決することを目的
としており、具体的には、オーバーキャップの外径を大
きくすることなく積み重ね機能を持たせることができる
と共に、替蓋として使用するときには密封性に優れてし
かも容易に開蓋することができるプラスチック製オーバ
ーキャップを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決しかつ目的を達成するために、容器の開口上方に位
置する天板部と、天板部の外周に形成された嵌合部と、
嵌合部の下端から垂下された側壁部とからなり、当初は
容器を封緘する金属製キャップを覆うように側壁部で金
属製キャップに係止され、金属製キャップが除去された
後には替蓋として嵌合部で容器口部に嵌合されるプラス
チック製オーバーキャップにおいて、天板部と嵌合部の
連結部分付近を天板部中央および嵌合部上端よりも低く
形成し、該連結部分付近に薄肉部を形成し、該連結部分
付近の下面に密封リングを一体的に形成すると共に、該
密封リングを、オーバーキャップが替蓋として容器口部
に嵌合された状態で、容器口部内縁に密着し、且つ、そ
の下方の容器内面と密封リング下部との間に空間が生じ
るように形成することを特徴とするものである。
【0008】また、上記のプラスチック製オーバーキャ
ップにおいて、嵌合部の下端内面に容器口部に係合する
ための上部突条を形成し、上部突条から下方に離れた側
壁部の内面に容器を封緘している金属製キャップに係合
するための下部突条を形成すると共に、嵌合部の外面に
凹陥部を形成することを特徴とするものである。
【0009】
【作 用】上記のような構成により、オーバーキャップ
を金属製キャップによって封緘された容器のキャップカ
バーとして使用するときには、上方に積み重ねられた容
器の下方に突出した底周縁部が、オーバーキャップ上面
の天板部と嵌合部の連結部分付近の低く形成された部分
に嵌まりこんで固定されるため、安定した状態で容器同
士を積み重ねることができる。
【0010】また、オーバーキャップを金属製キャップ
を除去した後の替蓋として使用するときには、嵌合部が
容器口部に密着し、且つ、容器口部の内縁が密封リング
に食い込むように密着するため、替蓋として充分な密封
性が得られると共に、オーバーキャップを容器から取り
外すためにその側壁部を持ち上げたときには、天板部と
嵌合部の連結部分付近の薄肉部で容易に屈曲して、その
ままオーバーキャップ全体を簡単に引き上げて取り外す
ことができる。
【0011】その際、側壁部を持ち上げて薄肉部を屈曲
させる動きに伴って、密封リングの下部が外方に移動し
て容器の内面に押し付けられるような動きが発生する
が、密封リング下部と容器内面との間に空間が形成され
ているため、密封リング下部が容器内面に圧接して薄肉
部を屈曲させる動きを妨げるというようなことは起こら
ない。
【0012】なお、嵌合部の下端内面と側壁部の内面に
上部突条と下部突条を形成することによって、両突条の
間に金属製キャップのフランジが納まり、金属製キャッ
プの天板外周部に上部突条が重合するため、オーバーキ
ャップと金属製キャップの組み合わせ位置が変動するこ
となく、商品を多段に積み重ねてもその加圧に耐えるこ
とができ、また、オーバーキャップと金属製キャップの
間に空間部ができるため、各種のラベルや小型の器具
(スプーンやフォーク等)をこの空間部に収納すること
ができる。
【0013】また、そのようなものを替蓋として使用し
たときには、上部突条が容器口部のアール状外周部の下
方に嵌まり込むため、プラスチックの弾力により嵌合部
を容器口部により強く押し込んで密着させてもオーバー
キャップの上方への移動を防止することができて、オー
バーキャップと容器口部の当接面を広範囲に形成するこ
とができる。
【0014】そして、嵌合部の外面に凹陥部が形成され
ていることにより、上部突条が容器口部の下方に嵌まり
込んでいるにもかかわらず、オーバーキャップを取り外
すときには、側壁部の外方への弾性変形が天板部の薄肉
部と嵌合部の凹陥部の2か所を支点として行われるた
め、容器口部のアール状外周部の下方から上部突起が外
れ易く、オーバーキャップを取り外しを容易に行うこと
ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のプラスチック製オーバーキャ
ップの実施例について図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明のプラスチック製オーバー
キャップの一実施例を示すもので、オーバーキャップ1
は、全体が低密度ポリエチレンを用いて射出成形法によ
り一体的に形成されていて、その中央部に上方に突出し
た隆起部11aが形成されている天板部11と、天板部
11の外周に連続して形成され、内側傾斜部12aと頂
部12bと外側曲部12cとからなり、その内面が容器
の口部形状に合致した凹溝として形成されている嵌合部
12と、嵌合部12の下端から連続的に垂下形成されて
いる側壁部13とにより全体が構成されている。
【0017】オーバーキャップ1の天板部隆起部11a
と嵌合部頂部12bの間には、隆起部11aから外方に
向かって、天板部11に平坦部11bとこれから一段下
がった形状で薄肉部11cが形成されており、薄肉部1
1cは嵌合部の内側傾斜部12aに一体的に連結してい
て、天板部の平坦薄肉部11cと嵌合部の内側傾斜部1
2aの連結部分14の下面には密封リング15が一体的
に形成されている。
【0018】密封リング15は、容器口部の内側に密着
して密封性を向上させるためにオーバーキャップ1の下
面に環状に連続して形成されており、その断面形状は基
部から下方に向かって小さくなる先細り形状であり、そ
の先端部がやや内方に寄っていて、図8(A)に示すよ
うに、その先端部の径が容器口部31直下の容器内面3
3の内径よりも小さく形成され、その基部の外径が容器
内面33の内径よりも大きく形成されていて、密封リン
グ15の下部と容器内面33との間に空間16が設けら
れている。
【0019】図2は、上記のオーバーキャップ1が金属
製キャップ2によって封緘された容器3のキャップカバ
ーとして装着されている状態を示すもので、オーバーキ
ャップ1は、容器3を封緘している金属蓋2を覆うよう
に配置され、オーバーキャップ1の側壁部13が金属蓋
2のフランジ部を挟持することによって、金属蓋2に対
して係止されている。
【0020】図3は、容器3の開口部を封緘するための
金属製キャップ2を示すもので、全体がアルミニウムで
一体的に形成されている金属製キャップ2は、天板部2
1の周囲に僅かに立ち上がった状態から天板外周部22
が形成され、天板外周部22からフランジ23が垂下形
成され、フランジ23の一カ所にはリングタブ24が一
体的に形成されていて、リングタブ24の基部から天板
外周部22にはスコアー線Sが刻設されており、図示し
ていないが、天板外周部22の内面には密封性を高める
ためにコンパウンドが塗布されている。
【0021】図4は、金属製キャップ2により封緘さ
れ、オーバーキャップ1が替蓋として嵌合されるガラス
製の容器3を示すもので、容器の胴壁34の上部は、僅
かに先細り状に形成されてその上端がアール形状を付さ
れて外方に膨らむ口部31となっており、口部31の内
側は内縁段部32を経て垂直な容器内面33に移行して
いる。
【0022】容器3の胴壁34の下部は、アール形状の
底周縁部35を経て底壁36に連続しており、底壁36
は、その中央が上方に突出する緩やかな球状に形成され
ていて、底壁36の底周縁部35から少し内側に入った
箇所には、図5に示すように、環状ローレット37が突
設されている。
【0023】上記のようなオーバーキャップ1と金属製
キャップ2と容器3によって、容器3内に内容物を充填
した後、その内部を完全に密封状態に維持できるように
金属製キャップ2により容器3の開口部を封緘してして
から、金属製キャップ2を覆うようにオーバーキャップ
1を被せて金属製キャップ2のフランジ23にオーバー
キャップ1の側壁部13を係止させることにより、図2
に示すような、オーバーキャップ1がキャップカバーと
して装着された状態の商品が製造される。
【0024】このような状態の商品は、流通,販売の過
程において、図6に示すように、オーバーキャップ1の
天板部11の隆起部11aの立上り部分11dに容器3
の環状ローレット37の端部を当接させ、オーバーキャ
ップ1の嵌合部12の内側傾斜部12aの傾斜面に容器
3の底周縁部35のアール形状の外面を当接させるよう
にして、複数個が縦方向に積み重ねられる。
【0025】そして、このような商品を消費者が使用す
るときには、先ずオーバーキャップ1を取り外してか
ら、リングタブ24を引き上げることによりスコアー線
Sを破断して金属製キャップ2を取り除き、容器3内の
内容物を使用するが、内容物を一度に使い切らない場合
には、オーバーキャップ1を替蓋として、図8(A)に
示すように、オーバーキャップ1の嵌合部12を容器口
部31に嵌合して容器3内を再密封することとなる。
【0026】このように再密封した容器3の内容物を再
び使用するときには、図7に示すように、オーバーキャ
ップ1の側壁部13を指によって下方から持ち上げる
と、図8(B)に示すように、オーバーキャップ1は天
板部11の平坦薄肉部11cで折り曲がって、この状態
でそのまま側壁部13を持ち上げると、オーバーキャッ
プ1は容器口部31から容易に取り外される。
【0027】以上に述べたような本実施例のプラスチッ
ク製オーバーキャップ1によれば、オーバーキャップ1
が装着された状態の商品同士を縦方向に積み重ねたとき
には、オーバーキャップ隆起部11aの立上り部分11
dに容器3の環状ローレット37の端部が当接し、オー
バーキャップ嵌合部12の内側傾斜部12aの傾斜面に
容器2の底周縁部35の外面が当接するため、オーバー
キャップ上面を大きな皿状に形成しなくても安定した状
態で容器同士を積み重ねることができる。
【0028】また、オーバーキャップ1を替蓋として使
用したときには、オーバーキャップの嵌合部12が容器
口部31に密着し、且つ、密封リング15が容器口部3
1の内縁段部32に密着して、充分な密封性が得られる
と共に、オーバーキャップ1を容器3から取り外すため
にその側壁部13の下端を持ち上げたときには、天板部
11の平坦薄肉部11cで容易に屈曲して、そのままオ
ーバーキャップ1全体を簡単に引き上げて取り外すこと
ができる。
【0029】その際、オーバーキャップ1の下面に密封
リング15が形成されていると、側壁部13を持ち上げ
て平坦薄肉部11cを屈曲させるときに、密封リング1
5の下部が外方に移動して容器内面33に圧接して押し
付けられ、これが平坦薄肉部11cの屈曲を妨害する力
として働くこととなるが、本実施例では密封リング15
の下部と容器内面33との間には空間16が設けられて
いるため、平坦薄肉部11cが充分屈曲されるまで密封
リング15の下部は容器内面33に接触することなく移
動することができ、したがって密封リング15が平坦薄
肉部11cの屈曲を妨げるようなことはない。
【0030】図9〜図11は、本発明のプラスチック製
オーバーキャップの他の実施例を示すもので、既に詳述
した第1実施例が、嵌合部12の外側曲部12cの外面
が滑らかな曲面であり、側壁部13の内面が段部のない
ストレートなものであるのに対して、本実施例では、嵌
合部12の外側曲部12cの外面に環状の凹陥部12d
が形成されており、嵌合部12の下端内面に上部突条1
7が、その下方の側壁部13内面に下部突条18がそれ
ぞれ形成されている。
【0031】なお、この第2実施例と第1実施例の関係
については、図9が図2に、図10が図6に、図11が
図8にそれぞれ対応するものであるが、図面から見ても
判るように、上記の相違点以外について両者の間に構成
上格別の相違はないので、第2実施例の第1実施例と同
一の部分についての説明は省略する。
【0032】ところで、第2実施例では、オーバーキャ
ップ1の嵌合部12から側壁部13に続く部分の内面に
上部突条17が一体的に形成され、これから下方に離れ
て側壁部13の下端近傍の内面に下部突条18が一体的
に形成されていて、上部突条17の方が下部突条18よ
りも半径内方向に僅かに大きく突出されている。
【0033】そのため、図9に示すように、上部突条1
7と下部突条18の間に金属製キャップ2のフランジ2
3が納まり、金属製キャップ2の天板外周部22に上部
突条17が重合することとなるため、オーバーキャップ
1と金属製キャップ2の組み合わせ位置が変動すること
なく、機械によりオーバーキャップ1を自動装着するの
に適したものとなる。
【0034】そして、オーバーキャップ1の天板部11
の下面と金属製キャップ2の天板部21の上面との間に
空間部が形成されるため、この空間部に各種のラベルや
小型の器具(スプーンやフォーク等)を収納することが
できる。
【0035】また、図10に示すように、商品の上に別
の商品を積み重ねた場合には、上部突条17と下部突条
18によってオーバーキャップ1の組付上下方向位置が
安定していて、加圧に耐えうる構造となっているため、
多くの商品を多段に積み重ねた場合にも何ら問題はな
い。
【0036】さらに、オーバーキャップ1を替蓋として
使用したときには、図11(A)に示すように、上部突
条17が容器口部31のアール状外周面の下方に嵌まり
込むような状態となるため、プラスチックの弾性を利用
してオーバーキャップ1の嵌合部12を容器口部31に
押し付け、嵌合部12の内面を容器口部31の上面によ
り広範囲に強く密着させても、上部突条17によってオ
ーバーキャップ1の上方への移動を防止できて、密封す
るためのオーバーキャップ1と容器口部31の当接面を
変化させず、広範囲に当接面を形成することができる。
【0037】しかも、上部突条17が容器口部31のア
ール状外周面の下方に嵌まり込んでいるにもかかわら
ず、嵌合部12の外周面に凹陥部12dが形成されてい
るため、オーバーキャップ1を指で取り外すときには、
図11(B)に示すように、側壁部13の外方への弾性
変形が天板部11の平坦薄肉部11cと嵌合部12の凹
陥部12dの2か所を支点として行われ、容器口部31
のアール状外周面の下方から上部突起17が外れ易いも
のとなっている。
【0038】以上に述べたように、第2実施例のもの
は、第1実施例が有する作用効果を奏すると共に、加え
て、密封性能が更に良いにもかかわらず開蓋が容易であ
り、多段の積み重ねにも充分耐えられるという特徴を有
するものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したような本発明のプラスチッ
ク製オーバーキャップによれば、オーバーキャップの外
径を大きくすることなく積み重ね機能を持たせることが
できると共に、替蓋として使用するときには密封性に優
れてしかも容易に開蓋することができる。さらに、その
ようなオーバーキャップの嵌合部の下端と側壁部の内面
に上部突条と下部突条を形成し、嵌合部の外面に凹陥部
を形成することによって、更に密封性を向上させること
ができると共に容易に開蓋することができ、また、多段
の積み重ねにも充分耐えることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック製オーバーキャップの一
実施例を示す一部断面斜視図。
【図2】図1に示された実施例について、金属製キャッ
プにより封緘された容器のキャップカバーとして使用さ
れている状態を示す一部断面側面図。
【図3】図2に示された金属製キャップ自体を示す斜視
図。
【図4】図2に示された容器自体を示す一部断面斜視
図。
【図5】図4に示された容器の底部を示す下面斜視図。
【図6】図2に示されたものの積み重ね状態を示す一部
断面側面図。
【図7】替蓋として使用されている本発明のプラスチッ
ク製オーバーキャップを容器から取り外す状態を示す斜
視図。
【図8】図1に示された実施例について(A)替蓋とし
て使用されている状態,および(B)替蓋を容器から取
り外す状態を示す要部断面図。
【図9】本発明のプラスチック製オーバーキャップの他
の実施例について、金属製キャップにより封緘された容
器のキャップカバーとして使用されている状態を示す一
部断面側面図。
【図10】図9に示されたものの積み重ね状態を示す要
部断面図。
【図11】図9に示されたプラスチック製オーバーキャ
ップの他の実施例について(A)替蓋として使用されて
いる状態,および(B)替蓋を容器から取り外す状態を
示す要部断面図。
【符号の説明】
1 オーバーキャップ 2 金属製キャップ 3 容器 11 天板部 11c 薄肉部 12 嵌合部 12d 凹陥部 13 側壁部 14 天板部と嵌合部の連結部分 15 密封リング 16 密封リング下部と容器内面との間の空間 17 上部突条 18 下部突条 31 容器口部 32 容器口部内縁 33 容器内面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の開口上方に位置する天板部と、天
    板部の外周に形成された嵌合部と、嵌合部の下端から垂
    下された側壁部とからなり、当初は容器を封緘する金属
    製キャップを覆うように側壁部で金属製キャップに係止
    され、金属製キャップが除去された後には替蓋として嵌
    合部で容器口部に嵌合されるプラスチック製オーバーキ
    ャップにおいて、天板部と嵌合部の連結部分付近が天板
    部中央および嵌合部上端よりも低く形成され、該連結部
    分付近に薄肉部が形成され、該連結部分付近の下面に密
    封リングが一体的に形成されていると共に、該密封リン
    グが、オーバーキャップが替蓋として容器口部に嵌合さ
    れた状態で、容器口部内縁に密着し、且つ、その下方の
    容器内面と密封リング下部との間に空間が生じるように
    形成されていることを特徴とするプラスチック製オーバ
    ーキャップ。
  2. 【請求項2】 嵌合部の下端内面に容器口部に係合する
    ための上部突条が形成され、上部突条から下方に離れた
    側壁部の内面に容器を封緘している金属製キャップに係
    合するための下部突条が形成されていると共に、嵌合部
    の外面に凹陥部が形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のプラスチック製オーバーキャップ。
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