JP4478928B2 - 蛍光発光性硬化物用の組成物および蛍光発光性硬化物 - Google Patents
蛍光発光性硬化物用の組成物および蛍光発光性硬化物 Download PDFInfo
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Description
(1)ジアルコキシアントラセン、光ラジカル重合開始剤及びアクリレート化合物を含有する蛍光発光性硬化物用の組成物。
(2)ジアルコキシアントラセンが9,10−ジエトキシアントラセン、9,10−ジプロポキシアントラセン、9,10−ジブトキシアントラセン又は9,10−ビス(2-エチルヘキシルオキシ)アントラセンである(1)に記載の蛍光発光性硬化物用の組成物。
(3)光ラジカル重合開始剤が1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン又は2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オンである(1)に記載の蛍光発光性硬化物用の組成物。
(4)アクリレート化合物がトリメチロールプロパントリアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート又はペンタエリスリトールトリアクリレートである(1)に記載の蛍光発光性硬化物用の組成物。
(5) (1)乃至(4)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物用の組成物を366nmのUV光で硬化させることを特徴とする蛍光発光性硬化物。
(6) (1)乃至(4)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物用の組成物を基材に塗布したのち、366nmのUV光で硬化させることを特徴とする蛍光発光性硬化物。
(7)(1)乃至(4)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物用の組成物を366nmのUV光で硬化させ、次いでその硬化物の一部に254nmのUV光を照射することにより当該照射部分の蛍光を消光させることを特徴とする蛍光発光性硬化物。
(8)(1)乃至(4)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物用の組成物を基材に塗布したのち、366nmのUV光で硬化させ、次いでフォトマスクを用いて254nmのUV光を照射し、当該照射部分の蛍光を消光させることを特徴とする蛍光発光性硬化物。
(9)(1)乃至(4)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物用の組成物に、酸素存在下、254nmのUV光を照射し、次いで、酸素不存在下、366nmのUV光で硬化させた蛍光発光性硬化物。
(10)(1)乃至(4)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物用の組成物を基材に塗布したのち、酸素存在下、フォトマスクを用いて254nmのUV光を照射し次いで、酸素不存在下366nmのUV光で硬化させた蛍光発光性硬化物。
(11)(1)乃至(4)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物用の組成物を366nmのUV光で硬化させた情報記録用硬化物。
(12)(1)乃至(4)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物用の組成物を366nmのUV光で硬化させ、次いでその硬化物の一部に254nmのUV光を照射することにより当該照射部分の蛍光を消光させることを特徴とする情報の記録方法。
(13)(1)乃至(4)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物用の組成物を基材に塗布したのち、366nmのUV光で硬化させ、次いでフォトマスクを用いて254nmのUV照射し、当該照射部分の蛍光を消光させることを特徴とする情報の記録方法。
(14)(5)乃至(10)のいずれかに記載の蛍光発光性硬化物にブラックライトを照射することにより蛍光発光させる方法。
上記式中のアルキル基としては、メチル基、エチル基、ブチル基、アミル基、2-エチ ルへキシル基が挙げられる。アリール基としてはフェニル基、トリル基、ナフチル基 が挙げられる。アラルキル基としてはベンジル基、2-フェニルエチル基が挙げられる。ヒドロキシル基としては、2-ヒドロキシプロピル基、2-ヒドロキシルブチル基、2-ヒドロキシ3-ブトキシプロピル基が挙げられる。
トリメチロールプロパントリアクリレート 4g、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 0.1g、ビス(2-エチルヘキシルオキシ)アントラセン 0.02gを混合し、バーコーターを用いてルミナーフィルム(膜厚100μ)上に塗布して12μ厚みの塗布層を作る。次いで、塗布層の上をマスクし、254nmのUV光を用いて空気中で2分間照射し、照射部のアントラセン化合物を二量化させる。そののち、窒素雰囲気下で、366nmのUV光(照射強度 0.2mw/cm2)照射して、全体を硬化させフィルムを得る。
「ブラックライトを用いた画像表示」
実施例1で調製した蛍光発光性フィルムにブラックライトを照射すると図1に示すような画像を得ることが出来る。254nmのUV照射部はアントラセン化合物が二量化して、蛍光を消光するため暗く、文字部は254nmのUVが当らないため蛍光が消光せずブラックライト照射で明るく蛍光を発している。
Claims (13)
- ジアルコキシアントラセン、光ラジカル重合開始剤及びアクリレート化合物を含有する蛍光発光性硬化物用の組成物であって、該ジアルコキシアントラセンの含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%であり、該光ラジカル重合開始剤の含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%である蛍光発光性硬化物用の組成物を366nmのUV光で硬化させ、次いでその硬化物の一部に254nmのUV光を照射することにより当該照射部分の蛍光を消光させることを特徴とする蛍光発光性硬化物。
- ジアルコキシアントラセン、光ラジカル重合開始剤及びアクリレート化合物を含有する蛍光発光性硬化物用の組成物であって、該ジアルコキシアントラセンの含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%であり、該光ラジカル重合開始剤の含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%である蛍光発光性硬化物用の組成物の一部に、酸素存在下、254nmのUV光を照射し、次いで、酸素不存在下、366nmのUV光で硬化させた蛍光発光性硬化物。
- ジアルコキシアントラセン、光ラジカル重合開始剤及びアクリレート化合物を含有する蛍光発光性硬化物用の組成物であって、該ジアルコキシアントラセンの含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%であり、該光ラジカル重合開始剤の含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%である蛍光発光性硬化物用の組成物を基材に塗布したのち、366nmのUV光で硬化させ、次いでフォトマスクを用いて硬化物の一部に254nmのUV光を照射し、当該照射部分の蛍光を消光させることを特徴とする蛍光発光性硬化物。
- ジアルコキシアントラセン、光ラジカル重合開始剤及びアクリレート化合物を含有する蛍光発光性硬化物用の組成物であって、該ジアルコキシアントラセンの含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%であり、該光ラジカル重合開始剤の含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%である蛍光発光性硬化物用の組成物を基材に塗布したのち、酸素存在下、フォトマスクを用いて塗布物の一部に254nmのUV光を照射し次いで、酸素不存在下366nmのUV光で硬化させた蛍光発光性硬化物。
- ジアルコキシアントラセンが9,10−ジエトキシアントラセン、9,10−ジプロポキシアントラセン、9,10−ジブトキシアントラセン又は9,10−ビス(2-エチルヘキシルオキシ)アントラセンである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の蛍光発光性硬化物。
- 光ラジカル重合開始剤が1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン又は2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オンである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の蛍光発光性硬化物。
- アクリレート化合物がトリメチロールプロパントリアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート又はペンタエリスリトールトリアクリレートである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の蛍光発光性硬化物。
- ジアルコキシアントラセン、光ラジカル重合開始剤及びアクリレート化合物を含有する蛍光発光性硬化物用の組成物であって、該ジアルコキシアントラセンの含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%であり、該光ラジカル重合開始剤の含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%である蛍光発光性硬化物用の組成物を366nmのUV光で硬化させ、次いでその硬化物の一部に254nmのUV光を照射することにより当該照射部分の蛍光を消光させることを特徴とする情報の記録方法。
- ジアルコキシアントラセン、光ラジカル重合開始剤及びアクリレート化合物を含有する蛍光発光性硬化物用の組成物であって、該ジアルコキシアントラセンの含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%であり、該光ラジカル重合開始剤の含有量が該アクリレート化合物に対し、0.01重量%から10重量%である蛍光発光性硬化物用の組成物を基材に塗布したのち、366nmのUV光で硬化させ、次いでフォトマスクを用いて254nmのUV照射し、当該照射部分の蛍光を消光させることを特徴とする情報の記録方法。
- ジアルコキシアントラセンが9,10−ジエトキシアントラセン、9,10−ジプロポキシアントラセン、9,10−ジブトキシアントラセン又は9,10−ビス(2-エチルヘキシルオキシ)アントラセンである請求項8又は請求項9に記載の情報の記録方法。
- 光ラジカル重合開始剤が1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン又は2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オンである請求項8又は請求項9に記載の情報の記録方法。
- アクリレート化合物がトリメチロールプロパントリアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート又はペンタエリスリトールトリアクリレートである請求項8又は請求項9に記載の情報の記録方法。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の蛍光発光性硬化物にブラックライトを照射することにより蛍光発光させる方法。
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