JP4476031B2 - 干渉低減装置及び干渉低減方法 - Google Patents

干渉低減装置及び干渉低減方法 Download PDF

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Description

本発明は、干渉低減装置及び干渉低減方法に係わり、特に、隣接セルのパスを介して到来する干渉波の干渉を低減する干渉低減装置及び干渉低減方法に関する。
スペクトル拡散通信方式は移動体通信の最も基本的な技術として広範囲に利用されている。スペクトラム拡散通信の最も単純なモデルとしての直接拡散(DS)方式では、送るべき情報信号の周期Tに対してチップ周期Tc(T/Tc=拡散比)の拡散コードを該情報信号に乗算して拡散変調し、これによりスペクトルを広げて受信側に送信する。受信側では広帯域に拡散された信号から、逆拡散によって信号成分を検出する。逆拡散は受信信号に拡散コードと同じコードを乗算して復調することにより行われる。
受信側で受信する信号には直接波の他に多くの反射波が存在する。このようなマルチパス環境においては、様々な遅延時間差を持って受信される信号を合成することにより正しい信号成分を検出する技術がRAKE(レイク)受信機として確立されている。すなわち、RAKE受信機は、直接波だけでなく、遅延波にも情報成分が含まれていることに着目して、各パスの遅延波に存在する情報成分を該パスの遅延タイミング(パスタイミング)に基づいて逆拡散し、各パスの逆拡散信号のタイミングを合わせて最大比合成して出力する方式である。
従来のRAKE受信機では、マルチパスを介して到来するそれぞれのタイミングをサーチャで検出し、各タイミングをパスに応じたフィンガー部に入力し、各フィンガーでは入力されたタイミングで逆拡散を行い、RAKE合成器は各フィンガー部で得られた逆拡散信号を合成することにより希望信号を復調する。
図23はRAKE受信機の従来の構成図であり、無線受信部2はアンテナ1で受信した高周波信号をべースバンド信号に周波数変換すると共に直交復調し、AGCアンプ3を介してAD変換器4に入力する。AD変換器4は直交復調信号をデジタルに変換し、パスサーチャ5は受信したスペクトラム拡散信号と送信側の拡散コードとの相関を計算し、相関結果に基づいてマルチパスを構成する各パスの遅延タイミングをサーチする。フィンガー6a〜6nはマルチパスの各パスに対応して設けられ、図示しないがそれぞれ逆拡散部や遅延回路を備えている。タイミング発生部7は、各パスの遅延タイミングを逆拡散タイミングとして各フィンガー部6a〜6nの逆拡散部に入力すると共に、各逆拡散部から出力される逆拡散信号のタイミングを一致させるための遅延時間を各フィンガー部6a〜6nの遅延回路に入力する。RAKE合成部8は、各フィンガー部6a〜6nから出力する逆拡散信号を最大比合成して次段の図示しないチャネルコーデック部に出力する。
かかるRAKE受信機において、各フィンガー部は対応するパスの遅延タイミングで逆拡散するが、そのタイミングにおける他パスの信号が干渉として逆拡散信号に含まれてしまう。この他パスの信号成分、すなわち干渉成分を低減できればBER(Bit Error Rate)を改善でき品質良好な受信が可能になる。
このため、本願出願人はMIXR (Multipath Interference eXchange Reduction method) と呼ぶ干渉低減方法を提案している(特許文献1参照)。この干渉低減方法はMICT (Multipath Interference Correlative Timing: マルチパス干渉相関タイミング)と呼ぶ特別なタイミングで逆拡散した信号(MICT信号)を使うことにより、干渉を低減する方法である。
図24〜図26はMIXR法の説明図であり、図24に示すようにCDMA 移動端末MSは基地局BTS1から2つのパスを介して信号を受信するものとする。CDMA 移動端末MSが受信する2つのパスの信号タイミングは図25に示すようになる。なお、2つのパスの遅延プロファイルは図26に示すようになっているものとする。図中、A,B,C,…Y,Z は各パスの各タイミングにおける信号を表すラベルで、A が正しい逆拡散タイミングにおける信号である。パス1 とパス2 のチャネル特性値をそれぞれα1 とα2、逆拡散タイミングをt1,t2、そのタイミングで逆拡散した信号をx1,x2 と表記する。ここで、特別なタイミングt0 = t1−(t2−t1) を決め、すなわち、時刻t1より(t2−t1)前の時刻t0(=2t1−t2)定め、そのタイミングt0 で逆拡散した信号をx0 と表記すると、x1,x0 はそれぞれ次のように表記できる。
x1 = α1 S + α2IZ + n1 (1)
x0 = α1IZ + α2IY + n0 (2)
ここで、α1 S はパス1 の受信信号をタイミングt1から逆各拡散した希望信号、α2IZ はパス2 の受信信号をタイミングt1から逆各拡散した干渉、α1IZ はパス1 の受信信号をタイミングt0から逆各拡散した信号、α2IY はパス2 の受信信号をタイミングt0から逆各拡散した信号、n1, n0 はそれぞれの雑音である。このx0 は、希望信号S を得られないタイミングで逆拡散したものであるが、その中にα1IZ が含まれている。つまりx1 の干渉成分α2IZ と相関を持つ信号がx0の中に含まれていることが分かる。この意味で、x0 のような信号のことをパス1 のパス2 に対するマルチパス干渉相関信号(MICS: Multipath Interference Correlative Signal) と呼び、t0 のようなタイミングのことをパス1 のパス2 に対するマルチパス干渉相関タイミング(MICT: Multipath Interference Correlative Timing) と呼ぶ。
x0 がx1 の干渉成分と相関を持つため、x1 からx0 に適切な係数rをかけて減ずることにより、x1 の干渉成分を減らすことができる。ここで注意することは、x1 に含まれる干渉成分IZ を全て消すように係数r を決めるとx0 に含まれる別の干渉成分IY が増大するためにかえって干渉全体の大きさがが増えてしまうことがある点である。最適な係数r は、もとの干渉IZ も残しつつ干渉全体の電力が最少になるように決めた係数である。以下、係数をr として干渉成分を最小にするr を求める。
Figure 0004476031
ただし、<>は時間平均、
Figure 0004476031
とした。式(3)より
Figure 0004476031
のとき、干渉と雑音の和が最小になることが判る。式(1)の低減前の干渉と雑音の平均値
Figure 0004476031
が、低減後は(3)式より
Figure 0004476031
のようになり、干渉と雑音の平均値が減少しているのが分かる。
このように、MIXR は逆拡散信号に含まれる干渉信号の一部を別の干渉信号と交換することにより全干渉電力を低減する方法である。
図27は、以上のMIXR干渉低減方法を採用したRAKE受信機の構成図である。図示しない無線受信部は受信した高周波信号をべースバンド信号に周波数変換すると共に直交復調してAD変換器11に入力し、AD変換器11は入力信号をデジタルに変換する。パスサーチャ12は受信したスペクトラム拡散信号と送信側の拡散コードとの相関を計算し、相関結果に基づいてマルチパスを構成する各パスの遅延タイミングt1,t2(図26参照)をサーチする。干渉低減用タイミング生成部13は遅延タイミングt1,t2より干渉低減用タイミング(2t1−t2)を計算し、逆拡散タイミング決定部14は逆拡散タイミングt1,t0=(2t1−t2)をフィンガー部150,151に入力する。フィンガー部150はタイミングt0で逆拡散して(2)式のx0を出力し、フィンガー部151はタイミングt1で逆拡散して(1)式のx1を出力する。同期検波/RAKE合成部16は、各フィンガー部から入力する逆拡散信号を同期検波した後、重み付けして(係数rを乗算して)合成し、図示しないチャネルコーデック部に出力する。
以上ではチャネル特性α1のパス1にのみに含まれる干渉成分を除去した場合であるが、同時にパス2に含まれる干渉成分を除去してRAKE合成するように構成することもできる。図28に示すようにパス1 とパス2 の逆拡散タイミングをt1,t2、そのタイミングで逆拡散した信号をx1,x2 と表記する。また、特別なタイミングt3 = t2+(t2−t1) =2 t2−t1を決め、すなわち、時刻t2より(t2−t1)後の時刻t3(=2t2−t1)定め、そのタイミングt3 で逆拡散した信号をx3 と表記すると、x2,x3 はそれぞれ次のように表記できる。
2 = α2 S + α1IB + n3 (7)
3 = α2IB + α1IC + n4 (8)
ここで、α2 S はパス2 の受信信号をタイミングt2から逆各拡散した希望信号、α1IB はパス1 の受信信号をタイミングt2から逆各拡散した干渉、α2IB はパス2 の受信信号をタイミングt3から逆各拡散した信号、α1ICはパス1 の受信信号をタイミングt3から逆各拡散した信号、n3, n4 はそれぞれの雑音である。このx3 は、希望信号S を得られないタイミングで逆拡散したものであるが、その中にα2IB が含まれている。つまりx2 の干渉成分α1IB と相関を持つ信号がx3の中に含まれていることが分かる。以上から、x3がx2 の干渉成分と相関を持つため、x2 からx3 に適切な係数r′をかけて減ずることにより、x2 の干渉成分を減らすことができる。
図29は、チャネル特性α1のパス1に含まれる干渉成分を除去すると同時に、パス2に含まれる干渉成分を除去してRAKE合成するRAKE受信機の構成図である。図示しない無線受信部は受信した高周波信号をべースバンド信号に周波数変換すると共に直交復調してAD変換器11に入力し、AD変換器11は入力信号をデジタルに変換する。パスサーチャ12は受信したスペクトラム拡散信号と送信側の拡散コードとの相関を計算し、相関結果に基づいてマルチパスを構成する各パスの遅延タイミングt1,t2(図28参照)をサーチする。干渉低減用タイミング生成部13は遅延タイミングt1,t2より干渉低減用タイミング(2t1−t2),(2t2−t1)を計算し、逆拡散タイミング決定部14は逆拡散タイミングt0(=2t1−t2),t1,t2,t3(=2t2−t1)をフィンガー部150,151,152,153に入力する。フィンガー部150はタイミングt0で逆拡散して(2)式のx0を出力し、フィンガー部151はタイミングt1で逆拡散して(1)式のx1を出力し、フィンガー部152はタイミングt2で逆拡散して(7)式のx2を出力し、フィンガー部153はタイミングt3で逆拡散して(8)式のx3を出力する。
同期検波/RAKE合成部16は、各フィンガー部から入力する逆拡散信号を同期検波した後、重み付けして(係数r,r′を乗算して)合成し、図示しないチャネルコーデック部に出力する。
特開2003−133999号公報
通信中基地局BTS1のセル内のマルチパスが干渉の主な要因となる場合、すなわち、移動端末MSが通信中基地局BTS1に近い場所にいる場合、前述のように通信中基地局BTS1のセル内の遅延プロファイルを用いた手法が有効な干渉低減方法となる。
しかし、セル端に移動端末MSが移動すると隣接セルからの干渉が特性劣化の大きな要因となり、通信中基地局のセル内のマルチパス干渉を低減しても全体としては大きな干渉低減にはならない。例えば、図30、図31に示すように基地局BTS1から1パス、隣接基地局BTS2からは2パスが見えており、移動端末MSが基地局BTS1と通信中の場合、干渉源となるのは隣接基地局BTS2からの信号である。かかる場合、従来の方法では干渉を低減することはできない。
以上から本発明の目的は、隣接基地局からの干渉を低減することである。
本発明の別の目的は、マルチパスのタイミングに加えて隣接基地局からの干渉を低減するタイミングで逆拡散し、逆拡散結果を合成して該隣接基地局からの干渉を除去することである。
本発明の別の目的は、隣接基地局からの干渉を除去する逆拡散タイミングを決定することである。
本発明の別の目的は、通信中基地局からのマルチパスあるいは隣接基地局からのマルチパスを考慮して干渉を効果的に除去する逆拡散タイミングを決定することである。
上記課題は本発明によれば、スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減する干渉低減装置によりに達成される。
本発明の干渉低減装置は、通信中基地局および周辺基地局のそれぞれからの遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出手段、各遅延プロファイルをシフトして重ね合せて合成する手段、合成遅延プロファイルの2つのタイミングにおける合成電力の和が最大となるタイミング差と前記通信中基地局のパスタイミングを用いて干渉低減タイミングを決定するタイミング決定手段、前記通信中基地局のパスタイミング、前記干渉低減タイミングより前記スペクトル拡散信号を逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定する手段、前記各逆拡散タイミングで該スペクトル拡散信号を逆拡散する逆拡散手段、前記複数の逆拡散結果を合成する合成手段を備えている。
上記課題は本発明によれば、スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減するCDMA受信装置における干渉低減方法により達成される。
本発明の干渉低減方法は、通信中基地局および周辺基地局のそれぞれからの遅延プロファイルを算出するステップ、各遅延プロファイルをシフトして重ね合せて合成するステップ、合成遅延プロファイルの2つのタイミングにおける合成電力の和が最大となるタイミング差を求めるステップ、該タイミング差と前記通信中基地局のパスタイミングを用いて干渉低減タイミングを決定するステップ、前記通信中基地局のパスタイミング、前記干渉低減タイミングより逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定するステップ、前記各逆拡散タイミングで前記スペクトル拡散信号を逆拡散するステップ、前記複数の逆拡散結果を合成して干渉成分を低減するステップを有している。
本発明によれば、移動端末がセル境界に移動して隣接基地局からの干渉が発生しても該干渉を低減することができる。
本発明によれば、マルチパスのタイミングに加えて隣接基地局からの干渉を低減するタイミングで逆拡散し、逆拡散結果をRAKE合成するようにしたから、隣接基地局からの干渉を低減することができる。
本発明によれば、スペクトル拡散信号の自己相関あるいは、隣接基地局からの遅延プロファイルを求め、これらに基づいて隣接基地局からの干渉を低減する逆拡散タイミングを決定し、該タイミングで逆拡散するようにしたから隣接基地局からの干渉を低減することができる。
本発明によれば、希望信号に含まれる電力が大きな干渉成分を効果的に低減することができる。
スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減するCDMA受信機における本発明の干渉低減装置は、隣接基地局から到来する干渉成分を除去するための干渉低減タイミングを決定する手段、通信中の基地局からのマルチパスのタイミングを決定する手段、各タイミングより逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定する手段、前記各逆拡散タイミングで前記スペクトル拡散信号を逆拡散する手段、前記複数の逆拡散結果を合成して干渉成分を低減する合成手段を備えている。前記干渉低減タイミング決定手段は、受信信号の自己相関を演算してピークを検出し、該ピークタイミングに前記マルチパスのタイミングを加減算して前記干渉低減タイミングを決定する。
(A)本発明の原理
図1、図2は本発明の原理説明図であり、図1は移動端末と基地局の位置関係説明図、図2は各基地局からの遅延プロファイルである。
移動端末MSがセル境界に移動して周辺セルからの干渉が支配的な環境において、該周辺セルからの干渉低減に有効に使えるタイミングは、該周辺セルからのマルチパス間のタイミング差(τ2−τ1)を自セルのパスタイミングτに加減算したタイミングである。例えば、図1に示すように、基地局BTS1から1つのパス(チャネル特性はα)を介して、基地局BTS2から2つのパス(チャネル特性はβ1、β2)を介して、それぞれ信号が移動端末MSに到着し、移動端末MSが基地局BTS1と通信している環境を考える。かかる環境において、干渉低減に有効に使えるタイミングは、図2に示すようにτを通信中基地局BTS1からのパスタイミング(信号到達時刻)、τ1、τ2を隣接基地局BTS2からの2つのパスタイミング(信号到達時刻)とすれば、τ0=τ−(τ2−τ1),τ3=τ+(τ2−τ1)である。
τのタイミングで逆拡散した場合、通信中基地局BTS1からの自分宛の信号は逆拡散され希望信号となるが、隣接基地局BTS2からの信号は干渉となり、通信品質劣化の原因となる。隣接基地局BTS2の干渉を低減するために、τ±(τ2−τ1)のタイミングの逆拡散結果を用いることができる。図3ではτ−(τ2−τ1)のタイミングを利用した例を示しており、パスαとパスβ1間のタイミング差を3チップ、パスαとパスβ2間のタイミング差を5チップとし、通信中基地局BTS1の拡散コードをp1,p2,.....,pNとし、隣接基地局BTS2の拡散コードをq1,q2,.....,qNとする。
CDMA受信機が受信したスペクトル拡散信号をタイミングτで逆拡散すると、次式で示す逆拡散信号X
Figure 0004476031
が得られる。なお、Sは希望信号である。同様に、スペクトル拡散信号をタイミングτ+(τ1−τ2)で逆拡散すると、次式で示す逆拡散信号Y
Figure 0004476031
が得られる。(9),(10)式を比較すると、τのタイミングで逆拡散した希望信号Xに含まれる干渉β1I1と同一成分がτ−(τ2−τ1) のタイミングで逆拡散した信号Yに含まれており、この信号Yを用いて干渉β1I1を低減できる。すなわち、τのタイミングで逆拡散したときの隣接基地局BTS2のパスβ1からの干渉β1I1と同じ成分I1をτ0=τ−(τ2−τ1)のタイミングを逆拡散することで生成して、適当な重み付けを行い干渉を低減できる。
以上より、本発明では、(9)式の右辺に示す大きな干渉
β2I21I1
から、(10)式の右辺に重みwを乗算して減算することにより、小さな干渉
β2I21I1−w(β2I11I3+αI0
に変換してトータルの干渉電力を低減している。ここで、αは通信中基地局BTS1からのパスのチャネル特性、β1、β2は隣接基地局BTS2からの2つのパスにおけるチャネル特性を示し、I1、I2、I3はそれぞれτ−τ1、τ−τ2、τ−2τ12のタイミング差で隣接基地局BTS2からの信号を拡散コードp1,p2,.....,pNで逆拡散した成分の相関値(干渉)、I0は−τ12のタイミング差で拡散コードp1,p2,.....,pNで通信中基地局BTS1からの信号を逆拡散した成分の相関値(干渉)である。
図4はτ+(τ2−τ1)のタイミングを利用した例を示しており、CDMA受信機が受信したスペクトル拡散信号をタイミングτで逆拡散すると、(9)式で示す逆拡散信号Xが得られ、スペクトル拡散信号をタイミングτ+(τ2−τ1)で逆拡散すると、次式で示す逆拡散信号Y
Figure 0004476031
が得られる。(9),(11)式を比較すると、τのタイミングで逆拡散した希望信号Xに含まれる干渉β2I2と同一成分がτ+(τ2−τ1) のタイミングで逆拡散した信号Zに含まれており、干渉β2I2を信号Zを用いて低減できる。すなわち、τのタイミングで逆拡散したときの隣接基地局BTS2のパスβ2からの干渉β2I2と同じ成分I2をτ+(τ2−τ1)のタイミングを逆拡散することで生成して、適当な重み付けを行い干渉を低減できる。
以上より、本発明では、(9)式の右辺に示す大きな干渉
β2I21I1
から、(11)式の右辺に重みw′を乗算して減算することにより、小さな干渉
β2I21I1−w′(β2I41I2+αI0′)
に変換してトータルの干渉電力を低減している。ここで、I1、I2、I4はそれぞれτ−τ1、τ−τ2、τ−2τ21のタイミング差で隣接基地局BTS2からの信号を拡散コードp1,p2,.....,pNで逆拡散した成分の相関値(干渉)、I0′は−τ21のタイミング差で拡散コードp1,p2,.....,pNで通信中基地局BTS1からの信号を逆拡散した成分の相関値(干渉)である。
(B)第1実施例の干渉除去の逆拡散タイミング
原理説明より、隣接基地局BTS2から移動端末MSへ2本のパスβ1、β2が存在する時、干渉除去の逆拡散タイミングは
τ0=τ−(τ2−τ1),τ3=τ+(τ2−τ1)
である。上記のタイミングτはCDMA受信機が受信したスペクトル拡散信号と送信機の拡散コードp1,p2,.....,pNとの相関をマッチトフィルタ構成のパスサーチャでサーチすることにより取得できる。従って、パスタイミング差Δτ(=τ2−τ1)が求まれば干渉除去の逆拡散タイミングτ0=τ−(τ2−τ1),τ3=τ+(τ2−τ1)が得られる。
各基地局からの遅延プロファイルが図5(A)に示すようになっているものとすれば、CDMA受信機が受信したスペクトル拡散信号の自己相関を算出すると、自己相関値はt=0とt=τ2−τ1においてピークを示す。従って、t=0以外のピークタイミングを求めれば該タイミングがパスタイミング差Δτ(=τ2−τ1)になる。なお、隣接基地局BTS2から移動端末MSへ3本のパスβ1、β2、β3が存在し、遅延プロファイルが図6(A)に示すようになっているものとすれば、(B)に示すようにt=0,τ2−τ1,τ3−τ2,τ3−τ1おいて自己相関値がピークを示すから、t=0以外で最もピーク値が大きいピークタイミングを選択して前記パスタイミング差Δτ(=τ2−τ1)とすれば、隣接基地局から到来する最も大きな干渉成分を低減できるようになる。又、以上では隣接基地局が1つの場合であるが、2以上の場合には同様の自己相関を演算して最大ピークのタイミングを選択してパスタイミング差Δτとすれば、複数の隣接基地局から到来する最も大きな干渉成分を低減できるようになる。
(C)第1実施例のCDMA受信機の要部構成
図7は第1実施例のCDMA受信機の要部構成図であり、遅延プロファイルは図5に示すようになっているものとする。
無線受信部51は受信した高周波信号をべースバンド信号に周波数変換すると共に直交復調してAD変換器52に入力し、AD変換器52は入力信号をデジタルに変換して出力する。マッチトフィルタ構成のパスタイミング検出部(パスサーチャ)53は受信したスペクトル拡散信号と通信中基地局BTS1で使用した拡散コードp1,p2,.....,pN(既知)との相関を演算して、通信中基地局BTS1からのパス (パスタイミングτ) をサーチする。
パスサーチと並行して自己相関ピーク検出部54は受信したスペクトル拡散信号の自己相関を演算してピークタイミングΔτ(=τ2−τ1)を検出する。干渉低減用タイミング生成部55はパスタイミングτとピークタイミング(=τ2−τ1)を用いて隣接基地局から到来する干渉成分を除去するための干渉低減タイミングτ±(τ2−τ1)を発生する。逆拡散タイミング決定部56は、マルチパスタイミングτ、干渉低減タイミングτ±(τ2−τ1)より逆拡散する複数の逆拡散タイミングτ,τ±(τ2−τ1)を決定し、フィンガー部571〜573に入力する。フィンガー部571〜573は拡散コードp1,p2,.....,pNを受信スペクトル拡散信号にタイミングτ,τ±(τ2−τ1)でそれぞれ乗算して逆拡散し、同期検波/RAKE合成部58は干渉が低減するように重み付けしてRAKE合成し、図示しないチャネルコーデック部に出力する。
第1実施例では、受信機が受信したスペクトル拡散信号の自己相関のピークタイミングよりパスタイミング差Δτ(=τ2−τ1)を算出したが、隣接セルからの遅延プロファイルを求めることができれば、該プロファイルよりパスタイミング差Δτ(=τ2−τ1)を算出することができる。すなわち、隣接セルからの遅延プロファイルが図8(A)の実線β1、β2で示すものとすれば、パスβ1、β2のタイミング差がΔτ(=τ2−τ1)である。なお、遅延プロファイルが図8(B)に示すようであれば、電力が第1、第2番目に大きいパスβ1、β2のタイミング差がΔτ(=τ2−τ1)である。
図9は第2実施例のCDMA受信機の要部構成図であり、遅延プロファイルは図8(A)に示すようになっているものとする。
無線受信部51は受信した高周波信号をべースバンド信号に周波数変換すると共に直交復調してAD変換器52に入力し、AD変換器52は入力信号をデジタルに変換して出力する。マッチトフィルタ構成のパスタイミング検出部(パスサーチャ)53は受信したスペクトル拡散信号と通信中基地局BTS1で使用した拡散コードp1,p2,.....,pNとの相関を演算して、通信中基地局BTS1からのパスタイミングτ(図8(A)参照)をサーチする。また、隣接セルのパスタイミング検出部(パスサーチャ)61は、受信したスペクトル拡散信号と隣接基地局の拡散コードq1,q2,.....,qNとの相関を演算して、隣接基地局BTS2からの遅延プロファイル(パスタイミングτ1,τ2)を求める。
干渉低減用タイミング生成部55はパスタイミングτとτ1,τ2を用いて隣接基地局から到来する干渉成分を除去するための干渉低減タイミングτ±(τ2−τ1)を発生する。逆拡散タイミング決定部56は、パスタイミングτと干渉低減タイミングτ±(τ2−τ1)より逆拡散する複数の逆拡散タイミングτ,τ±(τ2−τ1)を決定し、フィンガー部571〜573に入力する。フィンガー部571〜573は拡散コードp1,p2,.....,pNを受信スペクトル拡散信号にタイミングτ,τ±(τ2−τ1)でそれぞれ乗算して逆拡散し、同期検波/RAKE合成部58は干渉が低減するように重み付けしてRAKE合成し、図示しないチャネルコーデック部に出力する。
第1、第2実施例では、通信中基地局BTS1からのパスが1本の場合であるが、複数の場合もある。図10(A)、(B)に示すように通信中基地局BTS1から2本のマルチパスα1,α2が存在し、隣接基地局BTS2から3本のマルチパスがβ1,β2,β3存在する場合である。かかる場合におけるパスタイミング差Δτは次のように決定する。すなわち、観測可能な全ての基地局BTSの遅延プロファイルを求め、適当に各遅延プロファイルをシフトして重ね合わせて合成し、2つの合成電力の合計が最大となる2パスを求め、そのタイミング差をパスタイミング差Δτとする。たとえば、図10の例では、(C)に示すように通信中基地局BTS1の遅延プロファイルのパスα1と隣接基地局BTS2の遅延プロファイルのパスβ1を重ね合わせた時、パスα2とパスβ3も重なり、合成電力P11,P23の和が、他のいかなる重ね合わせにおいても最大となるから、(C)に示すタイミング差(=τ12−τ11=τ23−τ21)をパスタイミング差Δτとし、また、パスα1のタイミングτ11をτとして逆拡散タイミングを決定する。このようにパスタイミング差Δτ及びτを決定すると、パスα1,α2のRAKE合成信号に含まれるパスβ1、パスα2等からの干渉成分を効果的に低減することができる。
図10では遅延プロファイルのパスα1と遅延プロファイルのパスβ1を重ね合わせた時、パスα2とパスβ3も重なった場合であるが、図11、図12に示すように重ならない場合もある。図11の場合、(C)に示すように通信中基地局BTS1の遅延プロファイルのパスα1と隣接基地局BTS2の遅延プロファイルのパスβ1を重ね合わせた時、合成電力P11とパスα2の電力P20の和が、他のいかなる重ね合わせにおいても最大となるから、(C)に示すタイミング差(=τ12−τ11)をパスタイミング差Δτとし、また、パスα1のタイミングτ11をτとして逆拡散タイミングを決定する。このようにパスタイミング差Δτ及びτを決定すると、図28、図29で説明した従来例と同じになり、RAKE合成信号に含まれる干渉成分を効果的に低減することができる。この場合、隣接基地局BTS2からの干渉成分は小さいため低減しない。
図12の場合は、(C)に示すように通信中基地局BTS1の遅延プロファイルのパスα1と隣接基地局BTS2の遅延プロファイルのパスβ1を重ね合わせた時、合成電力P11とパスβ2の電力P02の和が、他のいかなる重ね合わせにおいても最大となるから、(C)に示すタイミング差をパスタイミング差Δτとし、また、パスα1のタイミングτ11をτとして逆拡散タイミングを決定する。このようにパスタイミング差Δτ及びτを決定すると、第1、第2実施例でで説明したと同じになり、RAKE合成信号に含まれる隣接基地局BTS2からの干渉成分を効果的に低減することができる。この場合、通信中基地局BTS2からの干渉成分は小さいため低減しない。
図13は第3実施例のCDMA受信機の要部構成図であり、隣接基地局は1つとする。
無線受信部51は受信した高周波信号をべースバンド信号に周波数変換すると共に直交復調してAD変換器52に入力し、AD変換器52は入力信号をデジタルに変換して出力する。マッチトフィルタ構成の第1のパスサーチャ711は受信したスペクトル拡散信号と通信中基地局BTS1で使用した拡散コードp1,p2,.....,pNとの相関を演算して、通信中基地局BTS1からのパスタイミングτ11,τ12(図10〜図12参照)をサーチする。また、隣接セルのパスサーチャ712は、受信したスペクトル拡散信号と隣接基地局の拡散コードq1,q2,.....,qN(既知)との相関を演算して、隣接基地局BTS2からの遅延プロファイル(パスタイミングτ21,τ22,τ23)を求める。
BTS間遅延調整部72は各遅延プロファイルを適宜シフトして重ね合せて合成し、合成遅延プロファイルにおける2つのタイミングにおける2つの合成電力の和が最大となるパスタイミング差Δτ(図10〜図12参照) を求める。干渉低減用タイミング生成部73は、通信中基地局BTS1からのパスタイミングτ11,τ12とパスタイミング差Δτを用いて干渉低減タイミングτ11±Δτ、τ12+Δτを発生する。なお、τ11±Δτは隣接基地局からの干渉波を除去するための干渉低減タイミング、τ12+Δτ,τ11−Δτは通信中基地局からの干渉を除去する干渉低減タイミングである。
逆拡散タイミング決定部74は、パスタイミングτ11,τ12と干渉低減タイミングτ11±Δτ、τ12+Δτより逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定して出力する。図10(C)の場合には、隣接基地局からの干渉波と通信中基地局からの干渉を低減する必要があるため、逆拡散タイミングとしてτ11,τ12,τ11±Δτ,τ12+Δτを出力する。又、図11(C)の場合には、通信中基地局からの干渉のみを低減すればよいため、逆拡散タイミングとしてτ11,τ12,τ11−Δτ,τ12+Δτを出力する。図12(C)の場合には、隣接基地局からの干渉のみを低減すればよいため、逆拡散タイミングとしてτ11,τ11−Δτ,τ11+Δτを出力する。
フィンガー部751,752,753,...はそれぞれ、逆拡散タイミング決定部74から指示されたタイミングτ11,τ11±Δτ,...で拡散コードp1,p2,.....,pNを受信スペクトル拡散信号にそれぞれ乗算して逆拡散し、同期検波/RAKE合成部76は各逆拡散結果を同期検波し、しかる後、干渉が低減するように重み付けしてRAKE合成し、図示しないチャネルコーデック部に入力する。
図14は重み係数生成部を備えた第4実施例のCDMA受信機の要部構成図であり、第1実施例のCDMA受信機(図7参照)の構成に重み係数生成部81を設けた構成になっている。重み付け生成部81は受信したスペクトル拡散信号と逆拡散タイミングとを用いて各逆拡散結果に乗算する重み係数w0〜w2を算出して同期検波/RAKE合成部58に入力する。フィンガー部573は通信中基地局BTS1からの希望信号を復調するために、τのタイミングで逆拡散し、フィンガー部571〜572は隣接基地局BTS2からの干渉を低減するために、τ0=τ−τ2+τ1、τ3=τ+τ2−τ1のタイミングで逆拡散し、逆拡散結果を同期検波/RAKE合成部58に入力する。同期検波/RAKE合成部58は各逆拡散結果を重み係数w0〜w2で重み付けして合成して出力する。
図15は重み係数生成部81のブロック構成図であり、チャネル推定/雑音成分分離部91は受信信号(スペクトル拡散信号)と逆拡散タイミングτ,τ±(τ2−τ1)とを用いて各パスのチャネルを推定すると共に雑音成分を分離し、雑音相関行列生成部92は雑音成分より雑音相関行列を生成し、逆行列生成部93は雑音相関行列の逆行列を求め、重み係数計算部94は雑音相関行列の逆行列とチャネル推定値を用いて重み係数を計算して出力する。
図16はチャネル推定/雑音成分分離部91の構成図である。受信信号に既知信号(パイロット信号)が多重されているから、チャネル推定/雑音成分分離部91はこのパイロット信号を用いてチャネル推定値を求めると共に雑音成分を分離する。逆拡散部91a0〜91a2はそれぞれ逆拡散タイミング決定部56で求めた逆拡散タイミングタイミングm(=0, 1, 2)において、受信信号にパイロット信号の拡散コードを乗算して逆拡散を行い、パイロット信号の逆拡散信号を出力する。なお、m=0が逆拡散タイミングτに対応し、m=1が逆拡散タイミングτ+τ1−τ2に対応し、m=2が逆拡散タイミングτ−τ1+τ2に対応する。
チャネル推定部91b0〜91b2はそれぞれタイミングm(=0, 1, 2)のk番目の逆拡散信号をvm,kとし、k番目の既知のパイロット信号をakとするとき、Nシンボル平均してチャネル推定値αmを次式
Figure 0004476031
により計算する。パイロット信号akは大きさ1のQPSKの信号とすれば、
Figure 0004476031
のいずれかであり、例えば
Figure 0004476031
である。
レプリカ信号生成部91c0〜91c2は、既知のパイロット信号akにチャネル推定値αmを乗算してレプリカ信号を発生する。演算部91d0〜91d2は、逆拡散信号vm,kからレプリカ信号ak・αmを引くことにより雑音成分nm,kを求める。すなわち、次式
Figure 0004476031
により雑音成分nm,kを計算する。
図17は、雑音相関行列生成部92の構成図である。雑音の相関は、(13)式により求めた雑音成分の自己及び相互相関である。雑音の相関値mi,jは次式
Figure 0004476031
より計算できる。図17において、ABSは絶対値計算部、MPLは乗算部、AVRは平均部であり、*は複素共役を表す。
図18は、逆行列生成/重み係数計算部であり、3つのチャネル推定値α0,α1,α2を要素とするチャネル推定ベクトルの共役転置行列と、雑音相関行列Mの逆行列を求め、それらのベクトル乗算により得られるベクトルの各成分w0,w1,w2を重み係数として同期検波/RAKE合成部58に入力する。なお、同期検波/RAKE合成部58は各逆拡散結果を重み係数w0〜w2で重み付けして合成し、合成結果を出力する。RAKE合成後の信号xkは次式
Figure 0004476031
で与えられる。
図19は重み係数生成部を備えたCDMA受信機の別の要部構成図であり、第2実施例のCDMA受信機(図9参照)の構成に重み係数生成部81を設けた構成になっている。
図20は重み係数生成部を備えたCDMA受信機の更に別の要部構成図であり、第3実施例のCDMA受信機(図13参照)の構成に重み係数生成部81を設けた構成になっている。
第1〜第4実施例では逆拡散後にRAKE合成するが、各逆拡散タイミング分、受信信号をそれぞれ遅延した後に合成し、合成結果に一括して逆拡散を施すように構成することもできる。図21はかかる第5実施例のCDMA受信機の要部構成図であり、図7の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。
タイミング調整部31の各遅延部311〜313はそれぞれ、逆拡散タイミング決定部56から入力する逆拡散タイミングτ,τ±(τ2−τ1)分、受信スペクトラム拡散信号を遅延し、重み付け合成部32は各遅延信号を重み付けして合成し、逆拡散部33は合成信号に拡散コードを乗算して逆拡散し、得られた逆拡散信号をチャネルコ―デックに入力する。
図22は重み係数生成部を備えたCDMA受信機の要部構成図であり、第5実施例のCDMA受信機(図21参照)の構成に重み係数生成部81を設けた構成になっている。
・変形例
図9の第2実施例を変形し、フィンガー部571〜573、同期検波/RAKE合成部58を削除し、代わってタイミング調整部31、重み付け合成部32、逆拡散部33を追加して第5実施例のように各逆拡散タイミング分、受信信号をそれぞれ遅延した後に合成し、合成結果に一括して逆拡散を施すように構成することもできる。
・付記
(付記1)
スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減する干渉低減装置において、
隣接基地局から到来する干渉成分を低減するための干渉低減タイミングを決定する第1のタイミング決定手段、
通信中の基地局からのマルチパスのタイミングを決定する第2のタイミング決定手段、
前記各タイミングより逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定する手段、
前記各逆拡散タイミングで前記スペクトル拡散信号を逆拡散する逆拡散手段、
前記複数の逆拡散結果をRAKE合成する合成手段、
を備えたことを特徴とする干渉低減装置。
(付記2)
スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減する干渉低減装置において、
隣接基地局から到来する干渉成分を低減するための干渉低減タイミングを決定する第1のタイミング決定手段、
通信中の基地局からのマルチパスのタイミングを決定する第2のタイミング決定手段、
前記各タイミングに基づいて前記スペクトル拡散信号を遅延する複数の遅延タイミングを決定する手段、
前記各遅延タイミングで前記スペクトル拡散信号をそれぞれ遅延して合成する遅延/合成手段、
前記合成信号を逆拡散する逆拡散手段、
を備えたことを特徴とする干渉低減装置。
(付記3)
前記第1のタイミング決定手段は、
受信信号の自己相関を演算してピークを検出するピーク検出手段、
ピークタイミングと前記マルチパスのタイミングを用いて前記干渉低減タイミングを決定する干渉低減タイミン決定部、
を備えたことを特徴とする付記1又は2記載の干渉低減装置。
(付記4)
前記干渉低減タイミン決定部は、ピーク値が最も大きなタイミングを前記ピークタイミングとする、
ことを特徴とする付記3記載の干渉低減装置。
(付記5)
前記第1のタイミング決定手段は、
隣接基地局からの遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出手段、
該遅延プロファイルのタイミングとマルチパスのタイミングを用いて前記干渉低減タイミングを決定する干渉低減タイミン決定部、
を備えたことを特徴とする付記1又は2記載の干渉低減装置。
(付記6)
前記干渉低減タイミン決定部は、前記遅延プロファイルにおいて電力が第1、第2に大きなタイミングを求め、該2つのタイミング差とマルチパスのタイミングを用いて前記干渉低減タイミングを決定する、
ことを特徴とする付記5記載の干渉低減装置。
(付記7)
干渉成分が低減するように各逆拡散結果の重みを算出する重み係数算出部、
を備え、前記合成手段は前記各逆拡散結果を重み付けして合成する、
ことを特徴とする付記1記載の干渉低減装置。
(付記8)
干渉成分が低減するように各遅延結果の重みを算出する重み係数算出部、
を備え、前記遅延/合成手段は前記受信信号の各遅延結果を重み付けして合成する、
ことを特徴とする付記2記載の干渉低減装置。
(付記9)
スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減する干渉低減装置において、
通信中基地局および周辺基地局のそれぞれからの遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出手段、
各遅延プロファイルをシフトして重ね合せて合成する手段、
合成遅延プロファイルの2つのタイミングにおける合成電力の和が最大となるタイミング差と前記通信中基地局のパスタイミングを用いて干渉低減タイミングを決定するタイミング決定手段、
前記通信中基地局のパスタイミング、前記干渉低減タイミングより前記スペクトル拡散信号を逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定する手段、
前記各逆拡散タイミングで該スペクトル拡散信号を逆拡散する逆拡散手段、
前記複数の逆拡散結果を合成する合成手段、
を備えたことを特徴とする干渉低減装置。
(付記10)
干渉成分が低減するように各逆拡散結果の重みを算出する重み係数算出部、
を備え、前記合成手段は前記各逆拡散結果を重み付けして合成する、
ことを特徴とする付記9記載の干渉低減装置。
(付記11)
スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減するCDMA受信装置における干渉低減方法において、
隣接基地局から到来する干渉成分を低減するための干渉低減タイミングを決定し、
通信中の基地局からのマルチパスのタイミングを決定し、
前記各タイミングより逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定し、
前記各逆拡散タイミングで前記スペクトル拡散信号を逆拡散し、
前記複数の逆拡散結果を合成して干渉成分を低減する、
ことを特徴とする干渉低減方法。
(付記12)
スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減するCDMA受信装置における干渉低減方法において、
隣接基地局から到来する干渉成分を低減するための干渉低減タイミングを決定し、
通信中の基地局からのマルチパスのタイミングを決定し、
前記各タイミングより前記スペクトル拡散信号を遅延する複数の遅延タイミングを決定し、
前記各遅延タイミングで該スペクトル拡散信号をそれぞれ遅延して合成し、
前記合成信号を逆拡散して干渉成分を低減する、
ことを特徴とする干渉低減方法。
(付記13)
前記干渉低減タイミング決定ステップにおいて、
受信信号の自己相関を演算してピークを検出し、
該ピークタイミングと前記マルチパスのタイミングを用いて前記干渉低減タイミングを決定する、
ことを特徴とする付記11又は12記載の干渉低減方法。
(付記14)
ピーク値が最も大きなタイミングを前記ピークタイミングとする、
ことを特徴とする付記13記載の干渉低減方法。
(付記15)
前記干渉低減タイミング決定ステップにおいて、
隣接基地局からの遅延プロファイルを算出し、
該遅延プロファイルのタイミングと前記マルチパスのタイミングを用いて前記干渉低減タイミングを決定する、
ことを特徴とする付記11又は12記載の干渉低減方法。
(付記16)
前記遅延プロファイルにおいて電力が第1、第2に大きなタイミングを求め、
該2つのタイミング差とマルチパスのタイミングを用いて前記干渉低減タイミングを決定する、
ことを特徴とする付記15記載の干渉低減方法。
(付記17)
干渉成分が低減するように各逆拡散結果の重みを算出し、
前記合成ステップにおいて前記各逆拡散結果を重み付けして合成する、
ことを特徴とする付記11記載の干渉低減方法。
(付記18)
干渉成分が低減するように前記スペクトル拡散信号の各遅延結果の重みを算出し、
該各遅延結果を重み付けして合成する、
ことを特徴とする付記12記載の干渉低減方法。
(付記19)
スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減するCDMA受信装置における干渉低減方法において、
通信中基地局および周辺基地局のそれぞれからの遅延プロファイルを算出し、
各遅延プロファイルをシフトして重ね合せて合成し、
合成遅延プロファイルの2つのタイミングにおける合成電力の和が最大となるタイミング差を求め、
該タイミング差と前記通信中基地局のパスタイミングを用いて干渉低減タイミングを決定し、
前記通信中基地局のパスタイミング、前記干渉低減タイミングより逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定し、
前記各逆拡散タイミングで前記スペクトル拡散信号を逆拡散し、
前記複数の逆拡散結果を合成して干渉成分を低減する、
ことを特徴とする干渉低減方法。
(付記20)
干渉成分が低減するように各逆拡散結果の重みを算出し、
前記合成ステップにおいて、前記各逆拡散結果を重み付けして合成する、
ことを特徴とする付記19記載の干渉低減方法。
(付記21)
受信したスペクトル拡散信号を干渉低減タイミングで逆拡散して干渉成分を低減するCDMA受信装置における干渉低減の逆拡散タイミング決定方法において、
前記スペクトル拡散信号の自己相関を演算してピークを検出し、
該ピークタイミングを通信中基地局からのマルチパスのタイミングに加減算して干渉低減逆拡散タイミングを決定する、
ことを特徴とする干渉低減逆拡散タイミング決定方法。
(付記22)
ピーク値が最も大きなタイミングを前記ピークタイミングとし、
該ピークタイミングをマルチパスのタイミングに加減算して干渉低減の逆拡散タイミングを決定する、
ことを特徴とする付記21記載の干渉低減逆拡散タイミング決定方法。
(付記23)
受信したスペクトル拡散信号を干渉低減タイミングで逆拡散して干渉成分を低減するCDMA受信装置における干渉低減の逆拡散タイミング決定方法において、
隣接基地局からの遅延プロファイルを算出し、
該遅延プロファイルのタイミング差を通信中基地局からのマルチパスのタイミングに加減算して干渉低減逆拡散タイミングを決定する、
ことを特徴とする干渉低減逆拡散タイミング決定方法。
(付記24)
前記遅延プロファイルにおいて電力が第1、第2に大きなタイミングを求め、
該2つのタイミング差をマルチパスのタイミングに加減算して前記干渉低減の逆拡散タイミングを決定する、
ことを特徴とする付記23記載の干渉低減逆拡散タイミング決定方法。
移動端末と基地局の位置関係説明図である。 各基地局からの遅延プロファイルである。 τ−(τ2−τ1)のタイミングでにおける逆拡散結果である。 τ+(τ2−τ1)のタイミングでにおける逆拡散結果である。 各基地局からの遅延プロファイル例である。 各基地局からの別の遅延プロファイル例である。 第1実施例のCDMA受信機の要部構成図である。 隣接セルからの遅延プロファイル例である。 第2実施例のCDMA受信機の要部構成図である。 通信中基地局BTS1から2本のマルチパスα1,α2が存在し、隣接基地局BTS2から3本のマルチパスがβ1,β2,β3存在する場合の遅延プロファイル例である。 通信中基地局BTS1から2本のマルチパスα1,α2が存在し、隣接基地局BTS2から3本のマルチパスがβ1,β2,β3存在する場合の別の遅延プロファイル例である。 通信中基地局BTS1から2本のマルチパスα1,α2が存在し、隣接基地局BTS2から3本のマルチパスがβ1,β2,β3存在する場合の更に別の遅延プロファイル例である。 第3実施例のCDMA受信機の要部構成図である。 重み係数生成部を備えた第4実施例のCDMA受信機の要部構成図である。 重み係数生成部のブロック構成図である。 チャネル推定/雑音成分分離部の構成図である。 雑音相関行列生成部の構成図である。 逆行列生成/重み係数計算部の説明図である。 重み係数生成部を備えたCDMA受信機の別の要部構成図である。 重み係数生成部を備えたCDMA受信機の更に別の要部構成図である。 第5実施例のCDMA受信機の要部構成図である。 重み係数生成部を備えたCDMA受信機の要部構成図である。 RAKE受信機の従来の構成図である。 MIXRの説明図(2パス)である。 MIXRの説明図(2パスの信号、タイミング説明図)である。 MIXRの説明図(2パスの遅延プロファイル)である。 MIXR干渉低減方法を採用したRAKE受信機の構成図である。 干渉成分を除去する逆拡散タイミング説明図である。 チャネル特性α1のパス1に含まれる干渉成分を除去すると同時に、パス2に含まれる干渉成分を除去してRAKE合成するRAKE受信機の構成図である。 通信中基地局BTS1、隣接基地局BTS2から移動端末MSへのパス説明図である。 遅延プロファイルである。
符号の説明
51 無線受信部
52 AD変換器
53 パスタイミング検出部(パスサーチャ)
54 自己相関ピーク検出部
55 干渉低減用タイミング生成部
56 逆拡散タイミング決定部
571〜573 フィンガー部
58 同期検波/RAKE合成部

Claims (2)

  1. スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減する干渉低減装置において、
    通信中基地局および周辺基地局のそれぞれからの遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出手段、
    各遅延プロファイルをシフトして重ね合せて合成する手段、
    合成遅延プロファイルの2つのタイミングにおける合成電力の和が最大となるタイミング差と前記通信中基地局のパスタイミングを用いて干渉低減タイミングを決定するタイミング決定手段、
    前記通信中基地局のパスタイミング、前記干渉低減タイミングより前記スペクトル拡散信号を逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定する手段、
    前記各逆拡散タイミングで該スペクトル拡散信号を逆拡散する逆拡散手段、
    前記複数の逆拡散結果を合成する合成手段、
    を備えたことを特徴とする干渉低減装置。
  2. スペクトル拡散信号を逆拡散して得られる逆拡散信号に含まれる干渉成分を低減するCDMA受信装置における干渉低減方法において、
    通信中基地局および周辺基地局のそれぞれからの遅延プロファイルを算出し、
    各遅延プロファイルをシフトして重ね合せて合成し、
    合成遅延プロファイルの2つのタイミングにおける合成電力の和が最大となるタイミング差を求め、
    該タイミング差と前記通信中基地局のパスタイミングを用いて干渉低減タイミングを決定し、
    前記通信中基地局のパスタイミング、前記干渉低減タイミングより逆拡散する複数の逆拡散タイミングを決定し、
    前記各逆拡散タイミングで前記スペクトル拡散信号を逆拡散し、
    前記複数の逆拡散結果を合成して干渉成分を低減する、
    ことを特徴とする干渉低減方法。
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