JP4475350B2 - 集水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軒樋を流れる雨水を集水して縦樋に流すための集水装置に関するものである。
軒樋を流れる雨水を集水して縦樋に流すための集水装置は、特許文献1に示されたようなものである。
この従来の集水装置は、図14に示すようなもので、上部に内筒部70の上部に落ち葉避け部71を形成し且つ上鍔部72を形成した上部材73と、下鍔部74を形成した外筒部75とで構成してあり、軒樋1の排水口8に上部材73の内筒部70を挿通して上鍔部72を軒樋1の底部上面に当接し、内筒部70に外筒部75を螺合して下鍔部74を軒樋1の底部下面に押し当てることで、集水装置を軒樋1に取付け、外筒部75に縦樋となる筒状体3の上端部を嵌め込むようになっている。
そして、軒樋1内を流れる雨水を落ち葉避け部71を介して集水装置内に流入させ、集水装置を経て全量を筒状体3内に流すようになっている。
上記の従来例にあっては、軒樋1の雨水を集水装置で集水して全量を筒状体3内に流すので、雨水が流下する様子が見えず、雨水の流下を鑑賞することができるような機能などなく、商品価値が乏しかった。また、従来例にあっては、集水装置内部で塵が詰まった場合、除去するのが面倒であった。
そこで、本発明者は、本発明に至る過程で、集水装置で集水した雨水を筒状体の外面に沿って流すことを考えたが、この場合、いかにして集水装置で集水した雨水を飛散させることなく筒状体の外周面に略均一に流すかということと、また、集水装置内で塵が詰まった場合、筒状体の外周面に略均一に流すことができず、この場合にいかにして簡単に塵の除去ができるかということが問題であることが判明した。
特開平8−199749号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、雨水の飛散の防止をしながら筒状体の外周面にほぼ均一に雨水を流下させて、従来にない雨水の流下する様子を鑑賞でき、しかも、集水装置内部に塵が詰まっても簡単に掃除して除去できる集水装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る集水装置は、軒樋1の雨水を集めて縦樋に流す集水装置であって、軒樋1の排水口に取付ける本体部9と、本体部9に対して下方から取付け自在で且つ本体部9から下方に取り外し自在となった着脱下部10とを備え、着脱下部10に本体部9から流入した雨水をガイドして筒状体3よりなる縦樋の外周面に向けて流す集水ガイド部25と、周囲が集水ガイド部25で囲まれた上記縦樋を嵌挿するための縦樋嵌挿部27とを設け、本体部9に、上記着脱下部10の縦樋嵌挿部27に挿通した縦樋の上端部を支持する縦樋支持部15と、軒樋1からの雨水を着脱下部10に設けた集水ガイド部25側に流す排水通路部16とを設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、軒樋1から集水装置5の排水通路部16に流入した雨水を集水ガイド部25により縦樋を構成する筒状体3の外周面側にガイドして流すことで、筒状体3の外周面に沿って雨水を流下させることができる。また、集水装置5内において集水ガイド部25に塵が目詰まりしても、着脱下部10が軒樋1に取付けられる本体部9に対して下方から取付け自在で且つ本体部9から下方に取り外し自在であるから、着脱下部10を本体部9から下方に取り外すことで、簡単に集水ガイド部25に溜まった塵を除去して目詰まりを解消できる。
また、着脱下部10に設けた集水ガイド部25が、内側に向かった先端側が下となるように傾斜した多数のくし部26よりなり、くし部26間がスリット28となり且つ多数のくし部26の先端で囲まれる部分が筒状体3を嵌挿する縦樋嵌挿部27となっていることが好ましい。
このような構成とすることで、集水装置5の排水通路部16に流入した雨水を複数のくし部26の上面と複数のスリット28に沿ってガイドしながら筒状体3の外周面側に流すことができて、筒状体3の外周面にほぼ均一に雨水を流すことが可能となる。
また、多数のくし部26は、平面視において内側への突出長さの異なるものが混在していることが好ましい。
このような構成とすることで、突出長さの長いくし部26aの先端で筒状体3の外周面を支持し、突出長さの短いくし部26bの先端と筒状体3の外面との間に隙間を形成してくし部26の上面に沿って流れてくる雨水をこの隙間から筒状体3の外面に流すことができ、雨水の飛散を防止しながら、確実に雨水を筒状体3の外面に流すことができる。
本発明は、上記のように、本体部に筒状体よりなる縦樋の上端部を支持する縦樋支持部と、軒樋からの雨水を集水ガイド部側に流す排水通路部とを備え、着脱下部に排水通路部から流入した雨水をガイドして筒状体の外周面に向け流す集水ガイド部を設けてあるので、軒樋から流れる雨水を集水ガイド部でガイドして飛散を防止しながら筒状体の外周面に確実に流し、雨水が筒状体に沿って流下する様子を鑑賞できるようにするための集水装置を提供できる。また、集水ガイド部を有する着脱下部が軒樋に取付けられる本体部に対して下方から取付け自在で且つ本体部から下方に取り外し自在であるため、集水装置内で塵が詰まっても、着脱下部を本体部に対して外すことで、簡単に掃除ができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明の流水鑑賞雨樋装置6は、軒樋1の雨水を集める集水装置2と、筒状体3よりなる縦樋と、下方で流下水を集めて排水管4に排出させる排水装置5と、塵流入防止用カバー30とで構成してある。
図6乃至図10には集水装置2を構成する各部品が示してあり、この集水装置2は、軒樋1の排水口8に取付ける本体部9と、本体部9に対して着脱自在に取付けられる着脱下部10とを備えている。
本体部9は本体上部9aと、本体下部9bとで構成してある。
本体上部9aは図6、図7に示すように、外周部に雄ねじ部11を有する筒部12の上端開口部に外側方に向けて鍔部13を設け、筒部12の内周面から内方に突出した縦板状の複数の突片部14の上端部を筒部12から上方に突出させてある。また、隣合う突片部14の間が排水通路部16となっている。
複数の突片部14の先端は、筒部12内に縦樋支持部15に縦樋である筒状体3の上端部を嵌め込んだ際に、突片部14の先端部が筒状体3の外面に当接して筒状体3を支持するようになっており、本実施形態においては複数の突片部14の先端部で縦樋支持部15が構成してある。
複数の突片部14の上端部はオーバーフロー部となる中央筒部17に一体に連設してあり、該中央筒部17は上記のように縦樋支持部15に筒状体3の上端部を嵌め込んで支持した際に筒状体3の上端部内に連通するようになっており、中央筒部17の上部は下部よりも径が大きくなっている。
本体下部9bは図8に示すように、外側筒部18の上端部と内側筒部19の上端部とを一体に連設すると共に外側筒部の上端外周から外側方に向けて鍔部20を設け、内側筒部19の内周面に雌ねじ部21を設け、内側筒部19の下部と外側筒部18との間に下方が開口した嵌め込み凹所22が形成してある。
着脱下部10は図9、図10に示すように、内周に雌ねじ部23を有する上筒部24の下端部に集水ガイド部25を設け、更に、上筒部24の下端部から集水ガイド部25の外方を覆うようにカバー筒部24aを下方に向けて突設してある。
集水ガイド部25は、図9に示すように、上筒部24の下端から内側に向かって先端側が下と成るように傾斜した逆円錐台形状をした逆円錐台筒部29と逆円錐台筒部29の下端縁部の周部から先端側が下となるように傾斜した多数のくし部26を突出して構成してあり、くし部26間が上下及び先端側に開口したスリット28となっており、また、多数のくし部26の先端で囲まれる部分が縦樋である筒状体3を嵌挿する縦樋嵌挿部27となっている。
上記くし部26間のスリット28のスリット巾は1.5〜3mmとなっている。
また、多数のくし部26は、図9に示すように、平面視において内側への突出長さの異なるものが混在しており、図9の実施形態では突出長さの長いくし部26aと突出長さの短いくし部26bとが周方向に交互に設けてある。突出長さの長いくし部26aは、縦樋嵌挿部27に筒状体3を嵌挿した状態で突出長さの長いくし部26aの先端が筒状体3の外面に当接するか又は両者の間に1mm以下の隙間が生じるように設定してあり、また、突出長さの短いくし部26bは、縦樋嵌挿部27に筒状体3を嵌挿した状態で突出長さの短いくし部26bの先端と筒状体3の外面との間に1.5〜3mmの隙間が生じるように設定してある。
カバー筒部24aの下端はくし部26の下端と同じ高さ又はくし部26下端よりも下となっている。
ここで、くし部26間のスリット28のスリット巾を1.5〜3mmとし、突出長さの短いくし部26bの先端と筒状体3の外面との間に1.5〜3mmの隙間が生じるように設定したのは、スリット28、隙間を通して筒状体3の外周面にほぼ均一に雨水を流すことができるようにするためである。
スリット28、隙間の巾が3mmを超えると、スリット28を流れる雨水がスリット28に沿って筒状体3側に流れることなくスリット28の上部から直接スリット28を通過して落下して飛散したり、あるいは、筒状体3の外周面の周方向の一部を集中して雨水が流下して周方向にほぼ均一に雨水を流下させることができないためである。また、スリット28、隙間の巾が1.5mmに満たないと、スリット28や隙間がつまり易く、スムーズに筒状体3の外周面に雨水を流すことができないのでスリット28、隙間の巾が1.5mm以上確保する必要がある。
上記の構成の集水装置2は、軒樋1の排水口8に取付ける。
すなわち、排水口8に上方から本体上部9aの筒部12を挿入して、筒部12を軒樋1の下方に突出させると共に鍔部13を軒樋1の底部上面に当接する。この状態で、筒部12の雄ねじ部11に本体下部9bの内側筒部19の雌ねじ部21を螺合し、鍔部20を軒樋1の底部下面に押し当て、鍔部13、20で軒樋1の底部を上下より挟着する。この状態で、雌ねじ部21は雄ねじ部11の上部に螺合される。このようにして本体上部9aと本体下部9bとよりなる本体部9を軒樋1の排水口8部分に取付ける。
次に、着脱下部10の上筒部24の雌ねじ部23を本体上部9aの雄ねじ部11の下部に着脱自在に螺合し、着脱下部10の上筒部24の上端部を本体下部9bの嵌め込み凹所22に嵌め込むことで、着脱下部10を本体部9に対して着脱自在に取付ける。
上記のように軒樋1の排水口8に集水装置2を取付けるのであるが、軒樋1の排水口8は更に軒樋1内において塵流入防止用カバー30で覆われるようになっている。
塵流入防止用カバー30は図12に示すようなもので、下面が開口し、側周面及び上面に多数の通水用開口31を設けあり、更に、上面部の下面の中央から下方に向けて弾性を有する係止脚33を突設して構成してある。
上記塵流入防止用カバー30は軒樋1内において、集水装置2を取付けた排水口8を覆うように配設されるもので、係止脚33を中央筒部17に挿入して係止脚33の下端の係止部34を中央筒部17の下端開口縁に着脱自在に係止することで取付けるようになっている。
塵流入防止用カバー30に設けた通水用開口31は開口巾が1.5mm〜3mmに設定してある。
すなわち、従来から軒樋1の排水口8を覆う塵流入防止用カバーは、通水用開口の開口巾が5〜15mm程度と大きく、落ち葉を避けることは可能であるが、巾あるいは径が5〜15mm以下の塵等はそのまま流れるようにしている。
しかし、本発明のように筒状体3の外周面に沿って流下する雨水の様子を鑑賞することができるようにした流水鑑賞雨樋装置6においては、集水装置2で集水した雨水を筒状体3の外周面の周方向にほぼ均一に流す必要があり、このため、本発明においては前述のように、くし部26間のスリット28のスリット巾は1.5〜3mmとし、突出長さの短いくし部26bの先端と筒状体3の外面との間に1.5〜3mmの隙間が生じるように設定したので、これに対応して、塵流入防止用カバー30の通水用開口31の開口巾を1.5mm〜3mmに設定し、上記筒状体3の外周面に雨水をほぼ均一に流下させるためのスリット28や隙間を塞ぐ大きさの塵(例えば、落ち葉、昆虫、粉塵、その他)が集水装置2内に流込まないようにし、スリット28や隙間の目詰まりを抑制するようになっている。
塵流入防止用カバー30の側周面及び上面には通水用開口31よりも外方に突出する塵除け用突部32が突出している。塵流入防止用カバー30の側周面部のうち軒樋1の長手方向と交差する両側面に複数の塵除け用突部32を突出した状態で、図12(a)に示すように、両側面に突設した複数の塵除け用突部32を結んだ仮想線が円弧状となるように構成してある。また、隣接する塵除け用突部32間の間隔は上記通水用開口31の開口巾よりも広く設定してあり、塵除け用突部32の突出先端部は面取りがしてある。
これにより、例えば落ち葉などが塵除け用突部32により集水装置2内に流れ込むのが防止されるが、両側面に突設した複数の塵除け用突部32を結んだ仮想線が円弧状となるように構成してあるので、落ち葉が塵除け用突部32の先端面に張り付くことがなく、また、雨水は落ち葉などが引っ掛かっても、引っ掛かっている部分以外の部分から通水用開口31の開口巾よりも広い塵除け用突部32間の空間に流れ込んで、上記開口巾の狭い通水用開口31を通って滑らかに集水装置2内に流入することができる。
塵流入防止用カバー30は、係止脚33の下端の係止部34と中央筒部17の下端開口縁との係止を解除することで簡単に取り外して簡単に塵流入防止用カバー30に引っ掛かった塵を除去することができる。ここで、係止部34は矢尻形状をしているが、矢尻の先端部は返し部がなく、着脱を容易にしている。
また、塵流入防止用カバー30が上記のように着脱自在であるため、集水装置2における中央筒部17の形状を共通化することで、排水容量の異なる集水装置にも着脱自在に取付けることができる。
筒状体3よりなる縦樋は外面に処理が施してあるものを用いるのが好ましい。
筒状体3は上端部を集水装置2の多数のくし部26の先端で囲まれる部分である縦樋嵌挿部27に嵌挿し、更に縦樋支持部15に嵌め込み、更に、最上端を嵌め込み凹所22にはめ込んである。
また、排水装置5は図11に示すようなもので、主体を構成する排水筒部35には筒状体3よりも大径の孔を設けてあり、この孔の上端部が該孔の他の部分よりも更に大径の大径孔部36となり、排水筒部35の孔の上記大径孔部36を除いた部分の内周から内方に向けて複数の縦板状をした内向き突部37が突設してある。複数の内向き突部37は上記孔の周方向に一定ピッチで突設してあって内向き突部37間が排水用隙間49となっている。
この複数の内向き突部37の上下方向の上半分は下半分よりも突出長さが短くなっており、複数の内向き突部37の上下方向の上半分の各先端は筒状体3の外径と同じ径の仮想円上に位置していて、該複数の内向き突部37の上下方向の上半分の各先端で囲まれた部分が筒状体3の下端部を嵌め込むための下嵌め込み部38となっている。また、内向き突部37の上下方向の上半分の先端の下端と下半分の先端の上端とは段部39で連続している。
排水筒部35には下方に開口する下嵌め込み用凹部40が形成してある。
排水装置5の上記下嵌め込み部38には筒状体3の下端部がはめ込まれて支持される。この場合、筒状体3の下端面が段部39に載置される。したがって、筒状体3の外周面に沿って流れた雨水は排水筒部35の孔の内周部に突設した内向き突部37間の排水用隙間49を通って排水されることになる。
添付図面に示す実施形態では、排水筒部35の下嵌め込み用凹部40には筒体よりなる調整部材41の上端部が嵌め込まれ、該調整部材41の下端部に排水管4の上端が嵌め込まれるようになっている。
調整部材41は図1、図3に示すように、上偏芯用部材50と、下偏芯用部材51とで構成してあり、上偏芯用部材50は排水筒部35の下嵌め込み用凹部40に回転自在に嵌め込まれる嵌め込み筒部52の下部に嵌め込み筒部52に対して偏芯した接続筒部53を一体に形成したものであり、下偏芯用部材51は接続筒部53に回転自在に嵌め込んで接続される被接続筒部54の下部に被接続筒部54に対して偏芯した排水管接続筒部55とで構成してあり、排水管接続筒部55に排水管4の上端を嵌め込むようになっている。
そして、上偏芯用部材50の嵌め込み筒部52を筒状体3に対して回転し、接続筒部53に対して被接続筒部54を回転し、排水管4に対して排水管接続筒部55を回転することで、集水装置2に上端を接続した縦樋である筒状体3と排水管4とが平面視で位置ずれして芯ずれしている場合でも接続することができる。
もちろん、調整部材41を用いることなく下嵌め込み用凹部40に直接排水管4の上端部を嵌め込んでもよい。
上記のように組み合せ接続されることで構成される本発明の流水鑑賞雨樋装置6は、軒樋1を流れる雨水が塵流入防止用カバー30の通水用開口31から、集水装置2の排水通路部16内に流入し、排水通路部16から集水ガイド部25に流れ込む。集水ガイド部25に流れた雨水は一部が複数の下り傾斜したくし部26上面に沿って筒状体3の外周面側に整流されながら流れると共に一部が複数のスリット28を伝って筒状体3の外周面側に整流されながら流れ、くし部26の先端と筒状体3の外面との間の隙間及びスリット28の先端から筒状体3の外周面の周方向の略全周にわたって略均一に雨水が流れる。
このようにして筒状体3の上端部の外周面の周方向の略全周にわたって略均等に流れた雨水は、飛散することなく筒状体3の外周面の全周を薄い膜のようにして筒状体3の外周面に沿って滑らかに流下するものであり、従来の鎖樋では得られない飛散防止と、雨水が膜状になって筒状体3の外周面を流下する雨水の流下の様子を鑑賞できる。
この場合、くし部26の先端と筒状体3の外面との間の隙間及びスリット28の先端から筒状体3の外周面の周方向の略全周にわたって略均一に雨水が流れるとは言え、隙間及びスリット28の先端から筒状体3に流れる雨水の微妙な変化により、図13に示すように筒状体3の外周面を流れる雨水の膜に流紋Aが生じ、筒状体3の外周面を膜状となって流下する雨水の流下の鑑賞効果を上げることができる。
筒状体3の外周面に前述のように親水処理加工が施してあると、筒状体3の外周面に沿って流下する雨水の飛散をより防止して外周面に沿って滑らかに流下させることができる。
筒状体3の外周面を膜状となって流下する雨水は排水装置5の排水用隙間45に流れ、排水管4に流れ(調整部材41がある場合は調整部材41を介して排水管4に流れ)、排水される。
軒樋1内を流れる雨水が多くなり、塵流入防止用カバー30を通過した雨水が中央筒部17の上端を越えると、雨水の一部は中央筒部17の上開口から流入し、中央筒部17から直接筒状体3の上開口内に流入して筒状体3内を通り、排水管4に流れ(調整部材41がある場合は調整部材41を介して排水管4に流れ)、排水される。もちろん、この場合も、前述と同様にして筒状体3の外周面に沿って流下する。
このようにして、軒樋1を流れる雨水を集水装置2で集水して集水装置2に上端部を嵌め込み保持した筒状体3の外周面に沿って流下させ(軒樋1を流れる雨水の量が多い場合は一部を筒状体3内を流下させ)、筒状体3の外周面に沿って流れる雨水を筒状体3よりも径の大きい孔を有する排水装置5を介して排水管4に排水されるので、筒状体3の外周面に沿って流下した雨水が垂れ流しにされることなく、排水管4に流され、雨水の量が多くなっても、確実に排水できるものである。
したがって、本発明の流水鑑賞雨樋装置6は、敷地入り口付近の門屋、玄関ポーチ等の付近はもちろん、大量の雨水を流す場所であっても支障なく用いることができる。
本発明の流水鑑賞雨樋装置の正面断面図である。 同上の正面図である。 同上の側面図である。 同上の平面図である。 同上の施工状態の斜視図である。 同上に用いる本体上部を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面断面図であり、(c)は異なる位置で切断した断面図であり、(d)は下面図である。 (a)は同上の本体上部を上方から見た斜視図であり、(b)は下方から見た斜視図である。 同上の本体下部を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は正面断面図である。 同上に用いる着脱下部を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面断面図であり、(c)は下面図である。 (a)は同上の着脱下部を下方から見た斜視図であり、(b)は上方から見た斜視図である。 同上に用いる排水装置を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 同上に用いる塵流入防止用カバーを示し、(a)は平面図であり、(b)は正面断面図であり、(c)は側面断面図であり、(d)は斜視図である。 同上の筒状体の外周面に沿って雨水が流下している際に発生する流紋を示す斜視図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 軒樋
2 集水装置
3 筒状体
9 本体部
10 着脱下部
15 縦樋支持部
16 排水通路部
25 集水ガイド部

Claims (3)

  1. 軒樋の雨水を集めて縦樋に流す集水装置であって、軒樋の排水口に取付ける本体部と、本体部に対して下方から取付け自在で且つ本体部から下方に取り外し自在となった着脱下部とを備え、着脱下部に本体部から流入した雨水をガイドして筒状体よりなる縦樋の外周面に向けて流す集水ガイド部と、周囲が集水ガイド部で囲まれた上記縦樋を嵌挿するための縦樋嵌挿部とを設け、本体部に、上記着脱下部の縦樋嵌挿部に挿通した縦樋の上端部を支持する縦樋支持部と、軒樋からの雨水を着脱下部に設けた集水ガイド部側に流す排水通路部とを設けて成ることを特徴とする集水装置。
  2. 着脱下部に設けた集水ガイド部が、内側に向かった先端側が下となるように傾斜した多数のくし部よりなり、くし部間がスリットとなり且つ多数のくし部の先端で囲まれる部分が筒状体嵌挿する縦樋嵌挿部となっていることを特徴とする請求項1記載の集水装置。
  3. 多数のくし部は、平面視において内側への突出長さの異なるものが混在していることを特徴とする請求項2記載の集水装置。
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