JP4475351B2 - 流水鑑賞雨樋装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軒樋からの雨水を流しながら流水を鑑賞することができるようにした流水鑑賞雨樋装置に関するものである。
従来から、軒樋の排水口に集水器を取付け、該集水器に鎖樋の上端部を吊り下げることで鎖樋に沿って雨水を流下させ、雨水の流下する様子が鑑賞できるようにしたものが知られている。
ところが、この従来例にあっては、雨水が流れる際に周辺に飛散するという現象が見られ、更に、雨水が鎖樋を流下する様子も粒状の雨が落ちるようにして流下するものであった。
また、従来鎖樋は敷地入り口付近の門屋、玄関ポーチ等の付近に設けられることが多く、大量の雨水を流す場所には適さず、鎖樋を流下した雨水は容器に受けるか、多くは排水部は設けず自然に垂れ流す手法を用いている。
なお、雨樋装置ではないが、下部水槽からポンプで汲み上げた上部水槽の水を網を伝って流下させて下部水槽に流すことで、網を伝って流れる水の様子を鑑賞することができるようにしたオブジェ装置が特許文献1により知られている。
この特許文献1に示された従来例は、雨樋装置ではなく、しかも、水は網を流れるものであり、仮に、軒樋から排水する水を網を伝って流下させるとしても、鎖樋と同様に、周辺に飛散しやすく、また、大量の雨水を流す場所には適さない。
特開平6−269710号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、飛散を防止し且つ大量の雨水を流す箇所においても適用でき、従来にない雨水の流下する様子を鑑賞でき、しかも、防汚効果に優れて長期間にわたって観賞効果が低下しない流水鑑賞雨樋装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る流水鑑賞雨樋装置6は、軒樋1の雨水を集める集水装置2と、筒状体3よりなる縦樋と、下方で流下水を集めて排水管4に排出させる排水装置5とで構成する流水鑑賞雨樋装置6であって、集水装置2に筒状体3の上端部を嵌め込むための上嵌め込み部60を設け、該上嵌め込み部60に上嵌め込み部60に嵌め込んだ筒状体3に軒樋1の雨水を流すための内側通水用開口61を設けると共に、上嵌め込み部60の外側に軒樋1の雨水を筒状体3の外面側に流すための外側通水路62を形成し、集水装置2で集めた雨水を主として外側通水路62を経て筒状体3の上記上嵌め込み部60への嵌め込み部分よりも下方において当該筒状体3の外周面に沿って流下させることを特徴とするものである。
このように集水装置2に筒状体3の上端部を嵌め込むための上嵌め込み部60を設け、該上嵌め込み部60に上嵌め込み部60に嵌め込んだ筒状体3に軒樋1の雨水を流すための内側通水用開口61を設けると共に、上嵌め込み部60の外側に軒樋1の雨水を筒状体3の外面側に流すための外側通水路62を形成し、集水装置2で集めた雨水を主として外側通水路62を経て筒状体3の上記上嵌め込み部60への嵌め込み部分よりも下方において当該筒状体3の外周面に沿って流下させるので、軒樋1を流れる雨水を主として筒状体3の外周面に沿って流すと共に雨水の量が増えると筒状体3の内部にも流すことができ、これにより軒樋1を流れる雨水の量が増えても、確実に排水することができ、更に、軒樋1を流れる雨水の量が増えても、筒状体3の外周面に沿って流す雨水の量が多くなりすぎることがなく、筒状体3の外周面に沿って流下する雨水が多くなりすぎて飛散したり、あるいは、多くなりすぎて滑らかに流下しないといったことがなく、筒状体3の外周面に沿って流下する雨水の描く波紋の観賞効果が低下しないようにできる。
また、軒樋1の雨水を集水装置2に流すに当たって塵流入防止装置7を通過させることが好ましい。
このような構成とすることで、塵流入防止装置7で塵が除去された雨水が筒状体3の外周面に沿って流下することになり、集水装置2の目詰まりを防止してスムーズに筒状体3の外周面に沿って雨水を流下させることができる。
また、筒状体3の外面に親水処理が施してあることが好ましい。
このような構成とすることで、筒状体3の外周面に沿って雨水を流下させる際、雨水が外周面を滑らかに流れて、よりいっそう飛散が防止できる。
また、筒状体3の下端部を排水装置5に設けた下嵌め込み部38に抜き取り自在に嵌め込むと共に筒状体3の上端部を集水装置2に設けた上嵌め込み部60に抜き取り自在に嵌め込み、下嵌め込み部38の下端に筒状体3の最下端が位置した状態で筒状体3の上端から上嵌め込み部60の上端までの寸法Mが、下嵌め込み部38の下端から上端までの寸法Nよりも長いことが好ましい。
このような構成とすることで、筒状体3を上方に持ち上げて筒状体3の下端を下嵌め込み部38の上端より上にずらした後、筒状体3の上端部を上嵌め込み部60から下方に抜き取ることで、簡単に筒状体3を取り外し、また上記とは逆の順番で簡単に筒状体3を取付けることができる。これにより、筒状体3を取り外して掃除したり、台風などの際に筒状体3を取り外して被害にあわないようにすることができる。
また、内側通水用開口61の下端部が軒樋1の底面部と略同じ高さとなっていることが好ましい。
このような構成とすることで、軒樋1を流れる雨水の量が僅かで勢いが弱い時は外側通水路62から筒状体3の外周面に流れ、軒樋1を流れる雨水の量が多くなって勢いが強くなるにつれて、外側通水路62から筒状体3の外周面に流れるだけでなく、筒状体3の上端開口から内部に流入して流れる。これにより、軒樋1を流れる雨水の量が増えて勢いを増すと、その分だけ、より多くの雨水が筒状体3の上端開口に流れ込むことになり、軒樋1を流れる雨水の量が変化しても、筒状体3の外周面には略同じようにして雨水を流すことができ、雨量により筒状体3の外周面に沿って流下する雨水の観賞効果が低下しないようにできる。
また、排水装置5の主体を構成する排水筒部35の内周から内方に向かって複数の縦板状の内向き突部37を突設し、該内向き突部37の突出先端で囲まれた部分が筒状体3の下端部を嵌め込むための下嵌め込み部38となり、上記複数の内向き突部の各先端が筒状体3の外周面に当接し、隣合う内向き突部37間の間隔が排水筒部35の内周側に行く程幅広となっていることが好ましい。
このような構成とすることで、筒状体3の外周面に沿って流れる雨水が筒状体3の下嵌め込み部38部分で、複数の縦板状の内向き突部37の両側面に伝わって、両側面に沿って広がるようにして流下する。この場合、隣合う内向き突部37間の間隔が排水筒部35の内周側に行く程幅広となっているので、隣接する内向き突部37の側面に沿って排水筒部35の内周側に向けて流れながら流下する雨水同士が衝突して乱れることがなく、内向き突部37を伝ってスムーズに下方に排水できる。
また、排水装置5の主体を構成する排水筒部35の内周から内方に向かって複数の縦板状の内向き突部37を突設し、該内向き突部37の突出先端で囲まれた部分が筒状体3の下端部を嵌め込むための下嵌め込み部38となり、上記複数の内向き突部37の各先端が筒状体3の外周面に当接し、内向き突部37の上端面の断面形状を山形又は中央部が凸となった上向き弧状となると共に内向き突部37の上端面が排水筒部35の上端よりも下方に位置していることが好ましい。
筒状体3の外周面に沿って流れる雨水が筒状体3の下嵌め込み部38部分で、複数の縦板状の内向き突部37の上端面に伝わると内向き突部37の上端面の断面形状を山形又は中央部が凸となった上向き弧状となっているため、上端面を排水筒部35の内周面側に走って流れることなく、上端面に沿って流れる途中で内向き突部37の側面側に流下することになる。また、内向き突部37の上端面が排水筒部35の上端よりも下方に位置しているので、内向き突部37の上端面を流れて排水筒部35を越えて外方に飛散することがない。
また、塵流入防止用カバー30の上面部に複数の塵除け用突部32を突設すると共に塵除け用突部32間に通水用開口31を設け、上記塵除け用突部32の上端面の断面形状を山形又は中央部が凸となった上向き弧状としてあることが好ましい。
塵流入防止用カバー30の上面部が平面形状の場合、屋根の軒先から流下する雨水が塵流入防止用カバー30の上面部に流れ込むと、上面部に衝突して勢いよく飛び散って軒樋1の外に飛散するおそれがあるが、塵流入防止用カバー30の上面部に複数の塵除け用突部32を突設してあるので、軒先から流下する雨水が勢い良く飛び散るのが抑制され、また、山形又は中央部が凸となった上向き弧状となった部分に沿ってスムーズに塵除け用突部32間の通水用開口31側に雨水を流すことができる。
また、光触媒で親水処理がしてあることが好ましい。
このような構成とすることで、光触媒の超親水性により筒状体3の外周面に沿って雨水を流下させる際、飛散を防止しながら雨水が外周面に沿って波紋を形成しながら滑らかに流れて、雨水の流れの観賞効果を向上させ、また、雨水が外周面に沿って波紋を形成しながら流れて鑑賞効果を発現している際に、同時に光触媒により筒状体に付着している汚れを浮き出して流すことができる。ここで、筒状体3に汚れが付着していると、筒状体3の外面に沿った雨水の滑らかな流れが阻害されて、波紋が形成されず、雨水の流れの鑑賞効果が低下するが、本発明にあっては、汚れを浮き出して洗い流すので、長期間にわたって、雨水の流れの鑑賞効果が低下しない。
また、筒状体3の外面に縦方向又は横方向の筋状凹条42又は筋条突条が形成してあることが好ましい。
このような構成とすることで、筒状体3の外面に沿って雨水が流下する際、雨水が筋状凹条42又は筋条突条に沿って流れて、変化のあるより鑑賞効果に優れた雨水の流れを現出できると共に、よりいっそう飛散が防止できる。
本発明は、上記のように、軒樋の雨水を集める集水装置と、筒状体よりなる縦樋と、下方で流下水を集めて排水管に排出させる排水装置とで構成する流水鑑賞雨樋装置であって、集水装置で集めた雨水を主として筒状体の外周面に沿って膜状として流下させると共に雨水の量が増えると筒状体の内部にも流すことができ、これにより軒樋を流れる雨水の量が増えても、確実に排水することができ、更に、軒樋を流れる雨水の量が増えても、筒状体の外周面に沿って流す雨水の量が多くなりすぎることがなく、筒状体の外周面に沿って流下する雨水が多くなりすぎて飛散したり、あるいは、多くなりすぎて滑らかに流下しないといったことがない。これにより、飛散を防止し且つ大量の雨水を流す箇所においても適用でき、従来にない筒状体の外周面に沿って流下する雨水の様子、特に、雨水の描く波紋を鑑賞することができる商品価値の高い流水鑑賞雨樋装置を提供できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明の流水鑑賞雨樋装置6は、図6の分解斜視図に示すように、軒樋1の雨水を集める集水装置2と、筒状体3よりなる縦樋と、下方で流下水を集めて排水管4に排出させる排水装置5と、塵流入防止装置7とで構成してある。
図7に集水装置を示している。また、図9乃至図13には集水装置2を構成する各部品が示してあり、この集水装置2は、軒樋1の排水口8に取付ける本体部9と、本体部9に対して着脱自在に取付けられる着脱下部10とを備えている。
本体部9は本体上部9aと、本体下部9bとで構成してある。
本体上部9aは図9、図10に示すように、外周部に雄ねじ部11を有する筒部12の上端開口部に外側方に向けて鍔部13を設け、筒部12の内周面から内方に突出した縦板状の複数の突片部14の上端部を筒部12から上方に突出させてある。また、隣合う突片部14の間が排水通路部16となっている。
複数の突片部14の先端は、筒部12内に縦樋支持部15に縦樋である筒状体3の上端部を嵌め込んだ際に、突片部14の先端部が筒状体3の外面に当接して筒状体3を支持するようになっており、本実施形態においては複数の突片部14の先端部で縦樋支持部15が構成してあり、各縦樋支持部15により囲まれた部分が筒状体3よりなる縦樋の上端部を嵌め込むための上嵌め込み部60となっている。
複数の突片部14の上端部はオーバーフロー部となる中央筒部17に一体に連設してあり、該中央筒部17は上記のように縦樋支持部15に囲まれた部分である上嵌め込み部60に筒状体3の上端部を嵌め込んで支持した際に筒状体3の上端開口と対向するようになっており、中央筒部17の上部は下部よりも径が大きくなっている。
ここで、上記各縦樋支持部15により囲まれた部分である上嵌め込み部60には上嵌め込み部60に筒状体3よりなる縦樋の上端部を嵌め込んだ際に雨水を筒状体3の上端開口に流すための内側通水用開口61が設けてある。
添付図面に示す実施形態においては、前記排水通路部16の上部が共通通路部63となり、下部が外側通水路62となっていて、共通通路部63の内側端部(突片部14の先端の縦樋支持部15間の開口)が上嵌め込み部60における内側通水用開口61となっている。
また、添付図面に示す実施形態では、中央筒部17の開口も内側通水用開口61となっていて、軒樋1を流れる雨水の雨量が多く、水位が中央筒部17よりも高くなった場合は、中央筒部17の開口からオバーフローして筒状体3内に流れるようになっている。
本体下部9bは図11に示すように、外側筒部18の上端部と内側筒部19の上端部とを一体に連設すると共に外側筒部18の上端外周から外側方に向けて鍔部20を設け、内側筒部19の内周面に雌ねじ部21を設け、内側筒部19の下部と外側筒部18との間に下方が開口した嵌め込み凹所22が形成してある。
着脱下部10は図12、図13に示すように、内周に雌ねじ部23を有する上筒部24の下端部に集水ガイド部25を設け、更に、上筒部24の下端部から集水ガイド部25の外方を覆うようにカバー筒部24aを下方に向けて突設してある。
集水ガイド部25は、図12に示すように、上筒部24の下端から内側に向かって先端側が下と成るように傾斜した逆円錐台形状をした逆円錐台筒部29と逆円錐台筒部29の下端縁部の周部から先端側が下となるように傾斜した多数のくし部26を突出して構成してあり、くし部26間が上下及び先端側に開口したスリット28となっており、また、多数のくし部26の先端で囲まれる部分が縦樋である筒状体3を嵌挿する縦樋嵌挿部27となっている。
上記くし部26間のスリット28のスリット巾は1.5〜3mmとなっている。
また、多数のくし部26は、図12に示すように、平面視において内側への突出長さの異なるものが混在しており、図12の実施形態では突出長さの長いくし部26aと突出長さの短いくし部26bとが周方向に交互に設けてある。突出長さの長いくし部26aは、縦樋嵌挿部27に筒状体3を嵌挿した状態で突出長さの長いくし部26aの先端が筒状体3の外面に当接するか又は両者の間に1mm以下の隙間が生じるように設定してあり、また、突出長さの短いくし部26bは、縦樋嵌挿部27に筒状体3を嵌挿した状態で突出長さの短いくし部26bの先端と筒状体3の外面との間に1.5〜3mmの隙間が生じるように設定してある。
カバー筒部24aの下端はくし部26の下端と同じ高さ又はくし部26下端よりも下となっている。
ここで、くし部26間のスリット28のスリット巾を1.5〜3mmとし、突出長さの短いくし部26bの先端と筒状体3の外面との間に1.5〜3mmの隙間が生じるように設定したのは、スリット28、隙間を通して筒状体3の外周面にほぼ均一に雨水を流すことができるようにするためである。
スリット28、隙間の巾が3mmを超えると、スリット28を流れる雨水がスリット28に沿って筒状体3側に流れることなくスリット28の上部から直接スリット28を通過して落下して飛散したり、あるいは、筒状体3の外周面の周方向の一部を集中して雨水が流下して周方向にほぼ均一に雨水を流下させることができないためである。また、スリット28、隙間の巾が1.5mmに満たないと、スリット28や隙間がつまり易く、スムーズに筒状体3の外周面に雨水を流すことができないのでスリット28、隙間の巾が1.5mm以上確保する必要がある。
上記の構成の集水装置2は、軒樋1の排水口8に取付ける。
すなわち、排水口8に上方から本体上部9aの筒部12を挿入して、筒部12を軒樋1の下方に突出させると共に鍔部13を軒樋1の底部上面に当接する。この状態で、筒部12の雄ねじ部11に本体下部9bの内側筒部19の雌ねじ部21を螺合し、鍔部20を軒樋1の底部下面に押し当て、鍔部13、20で軒樋1の底部を上下より挟着する。この状態で、雌ねじ部21は雄ねじ部11の上部に螺合される。このようにして本体上部9aと本体下部9bとよりなる本体部9を軒樋1の排水口8部分に取付ける。
次に、着脱下部10の上筒部24の雌ねじ部23を本体上部9aの雄ねじ部11の下部に着脱自在に螺合し、着脱下部10の上筒部24の上端部を本体下部9bの嵌め込み凹所22に嵌め込むことで、着脱下部10を本体部9に対して着脱自在に取付ける。
上記のように軒樋1の排水口8に集水装置2を取付けるのであるが、軒樋1の排水口8は更に軒樋1内において塵流入防止装置7を構成する塵流入防止用カバー30で覆われるようになっている。
塵流入防止用カバー30は図15に示すようなもので、下面が開口し、側周面及び上面に多数の通水用開口31を設けあり、更に、上面部の下面の中央から下方に向けて弾性を有する係止脚33を突設して構成してある。
上記塵流入防止用カバー30は軒樋1内において、集水装置2を取付けた排水口8を覆うように配設されるもので、係止脚33を中央筒部17に挿入して係止脚33の下端の係止部34を中央筒部17の下端開口縁に着脱自在に係止することで取付けるようになっている。
塵流入防止用カバー30に設けた通水用開口31は開口巾が1.5mm〜3mmに設定してある。
すなわち、従来から軒樋1の排水口8を覆う塵流入防止用カバーは、通水用開口の開口巾が5〜15mm程度と大きく、落ち葉を避けることは可能であるが、巾あるいは径が5〜15mm以下の塵等はそのまま流れるようにしている。
しかし、本発明のように筒状体3の外周面に沿って流下する雨水の様子を鑑賞することができるようにした流水鑑賞雨樋装置6においては、集水装置2で集水した雨水を筒状体3の外周面の周方向にほぼ均一に流す必要があり、このため、本発明においては前述のように、くし部26間のスリット28のスリット巾を1.5〜3mmとし、突出長さの短いくし部26bの先端と筒状体3の外面との間に1.5〜3mmの隙間が生じるように設定したので、これに対応して、塵流入防止用カバー30の通水用開口31の開口巾を1.5mm〜3mmに設定し、上記筒状体3の外周面に雨水をほぼ均一に流下させるためのスリット28や隙間を塞ぐ大きさの塵(例えば、落ち葉、昆虫、粉塵、その他)が集水装置2内に流込まないようにし、スリット28や隙間の目詰まりを抑制するようになっている。また、上記塵流入防止用カバー30の通水用開口31の開口巾と、くし部26間のスリット28のスリット巾及び、突出長さの短いくし部26bの先端と筒状体3の外面との間の隙間の巾とを同じ寸法にすると、塵流入防止用カバー30の通水用開口31を通過した小さな塵はスリット28、突出長さの短いくし部26bの先端と筒状体3の外面との間の隙間かを通過して流れ、スリット28や隙間に、よりいっそう塵が詰まることがない。
塵流入防止用カバー30の側周面及び上面には通水用開口31よりも外方に突出する複数の塵除け用突部32が突出している。塵流入防止用カバー30の側周面部のうち軒樋1の長手方向と交差する両側面に複数の塵除け用突部32を突出した状態で、図15(a)に示すように、両側面に突設した複数の塵除け用突部32を結んだ仮想線が円弧状となるように構成してある。また、隣接する塵除け用突部32間の間隔は上記通水用開口31の開口巾よりも広く設定してあり、塵除け用突部32の突出先端部は面取りがしてある。
これにより、例えば落ち葉などが塵除け用突部32により集水装置2内に流れ込むのが防止されるが、両側面に突設した複数の塵除け用突部32を結んだ仮想線が円弧状となるように構成してあるので、落ち葉が塵除け用突部32の先端面に張り付くことがなく、また、雨水は落ち葉などが引っ掛かっても、引っ掛かっている部分以外の部分から通水用開口31の開口巾よりも広い塵除け用突部32間の空間に流れ込んで、上記開口巾の狭い通水用開口31を通って滑らかに集水装置2内に流入することができる。
また、塵流入防止用カバー30の上面部が平面形状であると、屋根の軒先から流下する雨水が塵流入防止用カバー30の上面部に流れ込むと、上面部に衝突して勢いよく飛び散って軒樋1の外に飛散するおそれがある。しかしながら、上記のように、塵流入防止用カバー30の上面部に複数の塵除け用突部32を突設してあるので、軒先から流下する雨水が勢い良く飛び散るのが抑制されることになる。ここで、塵除け用突部32は上端面の断面形状が山形又は中央部が凸となった上向き弧状となっており、塵除け用突部32は上端面に流下した雨水は山形又は弧状となった傾斜面に沿ってスムーズに塵除け用突部32間の通水用開口31側に流れることになり、雨水の飛散を防止することができる。
塵流入防止用カバー30は、係止脚33の下端の係止部34と中央筒部17の下端開口縁との係止を解除することで簡単に取り外して簡単に塵流入防止用カバー30に引っ掛かった塵を除去することができる。ここで、係止部34は矢尻形状をしているが、矢尻の先端部は返し部がなく、着脱を容易にしている。
また、塵流入防止用カバー30が上記のように着脱自在であるため、集水装置2における中央筒部17の形状を共通化することで、排水容量の異なる集水装置にも着脱自在に取付けることができる。
筒状体3よりなる縦樋は外面に処理が施してあるものを用いるのが好ましい。
筒状体3は上端部を集水装置2の多数のくし部26の先端で囲まれる部分である縦樋嵌挿部27に嵌挿し、更に縦樋支持部15に嵌め込み、更に、最上端を嵌め込み凹所22にはめ込んである。
また、排水装置5は図14に示すようなもので、主体を構成する排水筒部35には筒状体3よりも大径の孔を設けてあり、この孔の上端部が該孔の他の部分よりも更に大径の大径孔部36となり、排水筒部35の孔の上記大径孔部36を除いた部分の内周から内方に向けて複数の縦板状をした内向き突部37が突設してある。複数の内向き突部37は上記孔の周方向に一定ピッチで突設してあって内向き突部37間が排水用隙間49となっている。
複数の内向き突部37は放射状(排水筒部35の中心部を中心とした放射状)をしており、隣接する内向き突部37間の間隔が排水筒部35の内周側に行く程幅広となっている。
また、内向き突部37の上端面の断面形状を山形又は中央部が凸となった上向き弧状となっており、更に、内向き突部37の上端面が排水筒部35の上端よりも下方に位置している。
この複数の内向き突部37の上下方向の上半分は下半分よりも突出長さが短くなっており、複数の内向き突部37の上下方向の上半分の各先端は筒状体3の外径と同じ径の仮想円上に位置していて、該複数の内向き突部37の上下方向の上半分の各先端で囲まれた部分が筒状体3の下端部を嵌め込むための下嵌め込み部38となっている。また、内向き突部37の上下方向の上半分の先端の下端と下半分の先端の上端とは段部39で連続している。
排水筒部35には下方に開口する下嵌め込み用凹部40が形成してある。
排水装置5の上記下嵌め込み部38には筒状体3の下端部が抜き取り自在にはめ込まれて支持される。この場合、筒状体3の下端面が段部39に載置される。したがって、筒状体3の外周面に沿って流れた雨水は排水筒部35の孔の内周部に突設した内向き突部37間の排水用隙間49を通って排水されることになる。
添付図面に示す実施形態では、排水筒部35の下嵌め込み用凹部40には筒体よりなる調整部材41の上端部が嵌め込まれ、該調整部材41の下端部に排水管4の上端が嵌め込まれるようになっている。
調整部材41は図1、図3、図6に示すように、上偏芯用部材50と、下偏芯用部材51とで構成してあり、上偏芯用部材50は排水筒部35の下嵌め込み用凹部40に回転自在に嵌め込まれる嵌め込み筒部52の下部に嵌め込み筒部52に対して偏芯した接続筒部53を一体に形成したものであり、下偏芯用部材51は接続筒部53に回転自在に嵌め込んで接続される被接続筒部54の下部に被接続筒部54に対して偏芯した排水管接続筒部55とで構成してあり、排水管接続筒部55に排水管4の上端を嵌め込むようになっている。
そして、上偏芯用部材50の嵌め込み筒部52を筒状体3に対して回転し、接続筒部53に対して被接続筒部54を回転し、排水管4に対して排水管接続筒部55を回転することで、集水装置2に上端を接続した縦樋である筒状体3と排水管4とが平面視で位置ずれして芯ずれしている場合でも接続することができる。
もちろん、調整部材41を用いることなく下嵌め込み用凹部40に直接排水管4の上端部を嵌め込んでもよい。
ここで、筒状体3の下端部を排水装置5に設けた下嵌め込み部38に嵌め込んで支持すると共に、筒状体3の上端部を集水装置2に設けた上嵌め込み部60に嵌め込んで支持することにつき更に説明する。
図1に示す実施形態では、筒状体3の下端部を排水装置5に設けた下嵌め込み部38に抜き取り自在に嵌め込むと共に筒状体3の上端部を集水装置2に設けた上嵌め込み部60に抜き取り自在に嵌め込んだ際に、下嵌め込み部38の下端に筒状体3の最下端が位置した状態で筒状体3の上端から上嵌め込み部60の上端までの寸法Mが、下嵌め込み部38の下端から上端までの寸法Nよりも長くなるように筒状体3の長さを設定してある。
これにより筒状体3を上方に持ち上げて筒状体3の下端を下嵌め込み部38の上端より上にずらした後、筒状体3の上端部を上嵌め込み部60から下方に抜き取ることで、いわゆる「けんどん方式」で簡単に筒状体3を取り外して筒状体3の掃除、点検等ができ、また、台風等の際には筒状体3を簡単に取り外して筒状体3が台風等の被害にあわないようにすることができる。筒状体3の取付けに当たっては、上記と逆の順番で取付けることができる。
もちろん、本発明においては、これにのみ限定されず、筒状体3が取り外せないようにしたのものであってもよい。
上記のように組み合せ接続されることで構成される本発明の流水鑑賞雨樋装置6は、軒樋1を流れる雨水が塵流入防止用カバー30の通水用開口31から、集水装置2の排水通路部16の上部の共通通路部63内に流入する。軒樋1から流入する雨水の量が少ない場合は、共通通路部63内に流入する雨水の勢いが弱いので、雨水が内側通水用開口61まで至らず、ほぼ全量が排水通路部16の上部の共通通路部63からそのまま下部の外側通水路62に流下し、集水ガイド部25に流れ込む。集水ガイド部25に流れた雨水は一部が複数の下り傾斜したくし部26上面に沿って筒状体3の外周面側に整流されながら流れると共に一部が複数のスリット28を伝って筒状体3の外周面側に整流されながら流れ、くし部26の先端と筒状体3の外面との間の隙間及びスリット28の先端から筒状体3の外周面の周方向の略全周にわたって略均一に雨水が流れる。
また、軒樋1から流入する雨水の量が多くなると、排水通路部16の上部の共通通路部63内に流入する雨水の勢いが強くなり、一部の雨水は前述のように、排水通路部16の上部の共通通路部63からそのまま下部の外側通水路62に流下して、筒状体3の外周面側に流れるが、残りは勢いが強いため内側通水用開口61に至って、内側通水用開口61から筒状体3の上端開口に流れ込んで排水される。
したがって、軒樋1から流れ込む雨水の量が多くなっても大量の雨水が筒状体3の外周面側に流れ込まず、大量の雨水が筒状体3の外周面を流下して周囲に飛散するのを防止することができる。また、筒状体3の外周面に沿って雨水が流下する際に流下する雨水の量が多くなりすぎて滑らかに流下しないといったことがなく、筒状体3の外周面に沿って流下する雨水の観賞効果が低下しないようにできる。
内側通水用開口61の下端部が軒樋1の底面部と略同じ高さ(内側通水用開口61の下端部が軒樋1の底面部が同じ高さだけでなく、図1に示す実施形態のように、上嵌め込み部60に嵌め込んだ際の筒状体3の上端の位置が軒樋1の底面部よりやや低い場合、あるいは、図示を省略しているが、上嵌め込み部60に嵌め込んだ際の筒状体3の上端の位置が軒樋1の底面部よりやや高い場合を含む)とするのが好ましい。この場合は、軒樋1を流れる雨水の量が僅かで勢いが弱い時は外側通水路62から筒状体3の外周面に流れ、軒樋1を流れる雨水の量が多くなって勢いが強くなるにつれて、外側通水路62から筒状体3の外周面に流れるだけでなく、筒状体3の上端開口から内部に流入して流れる。
これにより、軒樋1を流れる雨水の量が増えて勢いを増すと、その分だけ、より多くの雨水が筒状体3の上端開口に流れ込むことになり、軒樋1を流れる雨水の量が変化しても、よりいっそう筒状体3の外周面に略同じようにして雨水を流すことができ、雨量により筒状体3の外周面に沿って流下する雨水の観賞効果が低下しないようにできる。
このようにして筒状体3の上端部の外周面の周方向の略全周にわたって略均等に流れた雨水は、飛散することなく筒状体3の外周面の全周を薄い膜のようにして筒状体3の外周面に沿って滑らかに流下するものであり、従来の鎖樋では得られない飛散防止と、雨水が膜状になって筒状体3の外周面を流下する雨水の流下の様子を鑑賞できる。
この場合、くし部26の先端と筒状体3の外面との間の隙間及びスリット28の先端から筒状体3の外周面の周方向の略全周にわたって略均一に雨水が流れるとは言え、隙間及びスリット28の先端から筒状体3に流れる雨水の微妙な変化により、図16に示すように筒状体3の外周面を流れる雨水の膜に流紋が生じ、筒状体3の外周面を膜状となって流下する雨水の流下の鑑賞効果を上げることができる。
筒状体3の外側に親水処理材を塗装したり、親水性を付与したコーティング材を塗布する等して筒状体3の外周面に親水処理加工が施してあると、筒状体3の外周面に沿って流下する雨水の飛散をより防止して外周面に沿って滑らかに流下させることができる。
筒状体3は金属又は合成樹脂により形成する。金属製の場合、例えば、アルミニュウム製の筒を挙げることができるが、必ずしもこれにのみ限定されない。
いずれにせよ金属又は合成樹脂製の筒状体3の外面に親水処理をすると雨水を筒状体3の外面に沿って流す際に、波紋を確実に形成することができる。
筒状体3の外周面を親水処理するに当たっては、例えば、筒状体3の外面に酸化チタンのような光触媒効果のある光触媒を含む塗膜を形成する。
光触媒は超親水性を有しているため、筒状体3の外周面に沿って雨水を流下させる際、飛散を防止しながら雨水が外周面に沿って薄膜を形成しながら流下し、しかも波紋を確実に形成しながら滑らかに流れる。これにより、飛散を防止効果が向上するだけでなく、波紋が確実に形成できるので雨水の流れの観賞効果がよりいっそう向上する。しかも、光触媒は防汚効果があるため上記のように雨水が外周面に沿って波紋を形成しながら流れて鑑賞効果を発現している際に、同時に光触媒により筒状体3に付着している汚れを浮き出して雨水により洗い流すことができる。
ここで、筒状体3に汚れが付着していると、筒状体3の外面に沿った親水性処理による雨水の滑らかな流れが阻害されて、綺麗な波紋が形成され難く、雨水の流れの鑑賞効果が低下するおそれがあるが、本発明においては、上記のように光触媒により汚れを浮き出して洗い流すので、長期間にわたって、親水性処理による綺麗な波紋を生じながら雨水を流すことができて、雨水の流れの鑑賞効果が低下しないようにできる。
また、図17(a)のように筒状体3の外面に縦方向に長い筋状凹条42又は筋状突条を周方向に複数列形成したり、あるいは、図17(b)のように筒状体3の横方向(周方向)の筋状凹条42又は筋条突条を上下に複数一定間隔で形成してもよい。
このように筒状体3の外面に筋状凹条42又は筋状突条を形成することで、筒状体3の外面に沿って雨水が流下する際、雨水が筋状凹条42又は筋条突条に沿って流れて、変化のあるより鑑賞効果に優れた雨水の流れを現出できる。しかも、雨水が筒状体3の外面を薄膜となって流下する際に、薄膜の一部が筋状凹条42又は筋条突条に沿って流れるため、薄膜の筒状体3への接触抵抗が大きくなって、よりいっそう飛散が防止できることになり、雨水の流下の鑑賞効果が向上する。
筒状体3の外周面を膜状となって流下する雨水は、排水装置5に流れて排水される。
筒状体3の外周面を膜状となって流下する雨水は、排水装置5に設けた下嵌め込み部38部分において、筒状体3の外周面から図8矢印のように、放射状をした複数の縦板状の内向き突部37の両側面に伝わって、両側面に沿って膜状に広がるようにして滑らかに流下して排水筒部35から排水管4に流れ(調整部材41がある場合は調整部材41を介して排水管4に流れ)、排水される。隣合う内向き突部37間の間隔が排水筒部35の内周側に行く程幅広となっているので、隣接する内向き突部37の側面に沿って排水筒部35の内周側に流れながら流下する雨水同士が内向き突部37間に形成される排水用隙間49内で乱れて衝突することがなく、排水装置5部分における雨水の飛散を防止すると共に雨水の流下の様子を観賞する観賞効果が低下しないようになっている。
また、内向き突部37の上端面の断面形状を山形又は中央部が凸となった上向き弧状となっているため、筒状体3の外周面から内向き突部37の上端面に雨水が伝わると、図8の矢印のように内向き突部37の上端面に伝わった雨水は、上端面を排水筒部35の内周面側に走って流れることなく、途中で内向き突部37の側面側に流れることになる。また、内向き突部37の上端面が排水筒部35の上端よりも下方に位置しているので、内向き突部37の上端面を流れて排水筒部35を越えて外方に飛散することがない。
また、縦板状の内向き突部37に伝わらなかった雨水は筒状体3の下端部の外周面をそのまま膜状となって流れて排水管4に流れる。
更に、筒状体3の内部を流下した雨水は、筒状体3の下端開口から排水筒部35の下半分の中央部をそのまま流下して排水管4に流れ(調整部材41がある場合は調整部材41を介して排水管4に流れ)、排水される。
筒状体3の外周面を膜状となって流下する雨水は排水装置5の排水用隙間49に流れ、排水管4に流れ(調整部材41がある場合は調整部材41を介して排水管4に流れ)、排水される。
軒樋1内を流れる雨水が多くなり、塵流入防止用カバー30を通過した雨水が中央筒部17の上端を越えると、雨水の一部は中央筒部17の上開口から流入し、中央筒部17から直接筒状体3の上開口内に流入して筒状体3内を通り、排水管4に流れ(調整部材41がある場合は調整部材41を介して排水管4に流れ)、排水される。もちろん、この場合も、前述と同様にして筒状体3の外周面に沿って流下する。
このようにして、軒樋1を流れる雨水を集水装置2で集水して集水装置2に上端部を嵌め込み保持した筒状体3の外周面に沿って流下させ(軒樋1を流れる雨水の量が多い場合は一部を筒状体3内を流下させ)、筒状体3の外周面に沿って流れる雨水を筒状体3よりも径の大きい孔を有する排水装置5を介して排水管4に排水されるので、筒状体3の外周面に沿って流下した雨水が垂れ流しにされることなく、排水管4に流され、雨水の量が多くなっても、確実に排水できるものであり、したがって、本発明の流水鑑賞雨樋装置6は、敷地入り口付近の門屋、玄関ポーチ等の付近はもちろん、大量の雨水を流す場所であっても支障なく用いることができる。
本発明の流水鑑賞雨樋装置の正面断面図である。 同上の正面図である。 同上の側面図である。 同上の平面図である。 同上の施工状態の斜視図である。 同上の一部省略分解斜視図である。 同上の集水装置を示し、(a)は一部破断斜視図であり、(b)は断面図であり、(c)は斜視図である。 同上の筒状体の外周面から排水装置に設けた内向き突部に雨水が伝わって流下することを説明する説明図である。 同上に用いる本体上部を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面断面図であり、(c)は異なる位置で切断した断面図であり、(d)は下面図である。 (a)は同上の本体上部を上方から見た斜視図であり、(b)は下方から見た斜視図である。 同上の本体下部を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は正面断面図である。 同上に用いる着脱下部を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面断面図であり、(c)は下面図である。 (a)は同上の着脱下部を下方から見た斜視図であり、(b)は上方から見た斜視図である。 同上に用いる排水装置を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 同上に用いる塵流入防止用カバーを示し、(a)は平面図であり、(b)は正面断面図であり、(c)は側面断面図であり、(d)は斜視図である。 同上の筒状体の外周面に沿って雨水が流下している際に発生する波紋を示す斜視図である。 (a)は同上の筒状体の外面に縦方向の筋状凹条又は筋状突条を形成した例の斜視図であり、(b)は筒状体の外面に横方向の筋状凹条又は筋状突条を形成した例の斜視図である。
符号の説明
1 軒樋
2 集水装置
3 筒状体
4 排水管
5 排水装置
6 流水鑑賞雨樋装置
7 塵流入防止装置
8 排水口

Claims (10)

  1. 軒樋の雨水を集める集水装置と、筒状体よりなる縦樋と、下方で流下水を集めて排水管に排出させる排水装置とで構成する流水鑑賞雨樋装置であって、集水装置に筒状体の上端部を嵌め込むための上嵌め込み部を設け、該上嵌め込み部に上嵌め込み部に嵌め込んだ筒状体に軒樋の雨水を流すための内側通水用開口を設けると共に、上嵌め込み部の外側に軒樋の雨水を筒状体の外面側に流すための外側通水路を形成し、集水装置で集めた雨水を主として外側通水路を経て筒状体の上記上嵌め込み部への嵌め込み部分よりも下方において当該筒状体の外周面に沿って流下させることを特徴とする流水鑑賞雨樋装置。
  2. 軒樋の雨水を集水装置に流すに当たって塵流入防止用カバーを通過させることを特徴とする請求項1記載の流水鑑賞雨樋装置。
  3. 筒状体の外面に親水処理が施してあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の流水鑑賞雨樋装置。
  4. 筒状体の下端部を排水装置に設けた下嵌め込み部に抜き取り自在に嵌め込むと共に筒状体の上端部を集水装置に設けた上嵌め込み部に抜き取り自在に嵌め込み、下嵌め込み部の下端に筒状体の最下端が位置した状態で筒状体の上端から上嵌め込み部の上端までの寸法が、下嵌め込み部の下端から上端までの寸法よりも長いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の流水鑑賞雨樋装置。
  5. 内側通水用開口の下端部が軒樋の底面部と略同じ高さとなっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の流水鑑賞雨樋装置。
  6. 排水装置の主体を構成する排水筒部の内周から内方に向かって複数の縦板状の内向き突部を突設し、該内向き突部の突出先端で囲まれた部分が筒状体の下端部を嵌め込むための下嵌め込み部となり、上記複数の内向き突部の各先端が筒状体の外周面に当接し、隣合う内向き突部間の間隔が排水筒部の内周側に行く程幅広となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の流水鑑賞雨樋装置。
  7. 排水装置の主体を構成する排水筒部の内周から内方に向かって複数の縦板状の内向き突部を突設し、該内向き突部の突出先端で囲まれた部分が筒状体の下端部を嵌め込むための下嵌め込み部となり、上記複数の内向き突部の各先端が筒状体の外周面に当接し、内向き突部の上端面の断面形状を山形又は中央部が凸となった上向き弧状となると共に内向き突部の上端面が排水筒部の上端よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の流水鑑賞雨樋装置。
  8. 塵流入防止用カバーの上面部に複数の塵除け用突部を突設すると共に塵除け用突部間に通水用開口を設け、上記塵除け用突部の上端面の断面形状を山形又は中央部が凸となった上向き弧状として成ることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の流水鑑賞雨樋装置。
  9. 光触媒で親水処理がしてあることを特徴とする請求項3記載の流水鑑賞雨樋装置。
  10. 筒状体の外面に縦方向又は横方向の筋状凹条又は筋条突条が形成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の流水鑑賞雨樋装置。
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