JP4474865B2 - 直流モータ - Google Patents

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本発明は、直流電流により駆動される直流ブラシモータに係わり、より詳しくは車両に搭載されアンチ・スキッド・ブレーキシステムやトラクション・システムの駆動源として好適な小型薄型の直流モータに関するものである。
従来のこの種の直流モータとしては、後記の特許文献1に記載のものが公知となっている。
この従来の直流モータでは、直流ブラシモータ1のケース2は、ヨークを兼ねたケース本体2aと、ケース本体2aの開放側を覆うエンドプレート2bとから構成されている。ケース本体2aは有底円筒状に形成されるとともに中央に円筒状の折曲げ部3が軸方向の内側に延びるように形成されている。折曲げ部3の先端には段差部3a及び小径部3bが形成されている。小径部3bには電機子4のシャフト5を支持する二つの軸受6a,6bのうち、後記するブラシに近い側に配設される一方の軸受6aが嵌合固定されている。エンドプレート2bは中央に軸受6bを支持する円筒状の軸受支持部7がケース2の内側に向かって折り曲げ形成され、軸受支持部7に軸受6bが嵌合固定される構造となっていた。
しかしながら、この従来の直流モータの構成では、エンドプレート2bをケース本体2aの解放側を覆うように構成されており、直流モータの軸方向の長さ、即ち直流モータの厚さがエンドプレート2b分だけ厚くなってしまうという問題点を抱えていた。また、エンドプレート2bから出力しているシャフト5を軸支する軸受6bの受側となる軸受支持部7をエンドプレート上にプレス等により形成しなければならない工程が必要で、その分製造コストに影響を及ぼすものであった。
特開2001−86719号公報(図1参照)
本発明は、直流モータにて、その軸方向の長さ、即ち直流モータの厚さを薄くすることができ、かつ直流モータのシャフトが確実にモータに軸支できる新規な構造を提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、一端に開口部を有する有底のハウジングと、該ハウジング内に固定される固定子と、前記固定子に径方向に対向して前記ハウジング内で回転自在な電機子と、該電機子の回転を出力するシャフトと、該シャフトを前記ハウジングの有底に対し軸支する第1軸受と、前記ハウジングの開口部に配され前記電機子の整流子に摺動可能なブラシを保持するブラシホルダと、前記シャフトを回転自在に軸支する前記ブラシホルダ上に配設される第2軸受と、該第2軸受は少なくともインナレースとアウタレースを有し前記アウタレースを前記ブラシホルダに対して固定するファスナを前記アウタレース上に配設したことを特徴とする直流モータとしたことである。
好ましくは、請求項2に記載の様に、前記ファスナはCリングであることが良い。
好ましくは、請求項3に記載の様に、前記ハウジングの開口部に配される前記ブラシホルダは樹脂からなり、かつ前記開口を閉塞するように前記ハウジングに嵌合することが良い。
好ましくは、請求項4に記載の様に、前記電機子の一側面には軸芯周りに円形の凹部が形成されており、前記凹部内に前記ブラシが配置されることが良い。
好ましくは、請求項5に記載の様に、前記ブラシホルダは前記開口の外方に延在するフランジ部を有し、該フランジ部上には前記ファスナに当接可能な突条が形成されたことが良い。
好ましくは、請求項6に記載の様に、前記突条は前記フランジ部の全体に形成されることが良い。
請求項1に記載の発明によれば、ブラシホルダを直流モータの開口部に配したことにより、ブラシホルダが直流モータのハウジングの一部となるため、直流モータの厚さを薄く抑えることができるという効果を奏する。また、第2軸受のアウタレースをブラシホルダに対して固定するファスナを設けたことで、ファスナにより第2軸が直流モータ本体の外殻を構成するブラシホルダに確実に固定することができる。即ち、直流モータが取付けられる被駆動部との構造体の構成に係わらず、直流モータを単体部品として成立させることができるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、汎用部品であるCリングにより軸受を固定することができるため、大幅なコスト増を招くことなく確実な軸受のファスナ構造とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ブラシホルダが樹脂材料から成るため第2軸受を保持する部分全体の構造を樹脂成形により容易に製作することができ、構造変更にも柔軟に対応可能である。
請求項4に記載の発明によれば、ブラシホルダを電機子の凹部(軸方向内方の凹部)に配設することができるため、直流モータの厚さを薄くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、ブラシホルダは開口の外方に延在するフランジ部を有し、フランジ部上にはファスナに当接可能な突条を有するため、直流モータが被駆動部に取り付けられた場合、突条がファスナとの当接部が変形して直流モータと被駆動部のクリアランス(ガタ)を埋めることできるという効果がある。
請求項6に記載の発明によれば、ブラシホルダのフランジ部分に形成された突条が全周に形成されているため、直流モータと被駆動部のクリアランス(ガタ)を均一に埋めることができ、シャフトの傾きを抑え被駆動部への駆動力が損失を招くことがないという効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
(第1の実施形態)図1に示すように、直流ブラシモータ1のハウジング2はその一端に開口部2aを有し、他方は有底部2b(有底)となっている。ハウジング2は金属から成り、直流モータ1の磁気回路を構成する際のヨークとして機能する。開口部2aを覆うようにエンドプレートとしてのブラシホルダ3が配設されている。有底部2bには開口部2aに向かって起立する折曲部2cがプレス等により成形され、直流モータ1の出力軸となるシャフト4を軸支する軸受5(第1軸受を形成)が配設されている。折曲部2cはハウジング2をプレス成形することにより形成しているが、ハウジング2に軸受部材を固定して軸受5を軸支することも可能である。
ブラシホルダ3は樹脂から成り、ハウジング2の開口部2aと同一の外形状である。ブラシホルダ3の中央部3aには直流モータ1の軸方向に延びるフランジ3bが形成され、フランジ3bにはシャフト4を軸支する軸受7(第2軸受を形成)が配設されている。軸受7はインナレース7a、ボールベアリング7b、アウタレース7cおよびメカニカルシール7dから構成されている。本実施例では軸受としてボールベアリングを使用した例を説明したが、ボールベアリングに限定されるものではなく、インナ、アウタレースを有する軸受構造であれば軸受構造は問わない。
ハウジング2の内部空間には磁石6が周壁面2dに沿って固定され、磁石6の軸方向の長さはハウジング2の軸方向の内寸法と略同一の長さに設定され、ブラシホルダ3はハウジング2に嵌合し直流モータ1の内部空間1aを画成している。磁石6に取り囲まれるハウジング2内の空間には電機子8がシャフト4と共に一体回転可能に配設されている。電機子8はコア9(固定子)と電機子コイル10から構成されている。本実施例ではコア9は積層鉄板で形成されているが、軟磁性粉末の成形体で形成することも可能である。
シャフト4に固定される電機子8のブラシホルダ3に対向する面であり、かつその略中央部、即ち電機子8の軸心周りには凹部8aが形成されている。この凹部8aの内壁面には電機子コイル10に電気的に接続された整流子11が配設されている。また、整流子11に対向し、かつ整流子11に摺動自在にブラシ12が凹部8a内に配設されている。従って、整流子11およびブラシ12は磁石6および電機子8の軸方向の長さ内に位置している。
本実施例ではブラシ12はブラシホルダ3の電機子8の方向にシャフト4に凹部8a内に伸張する径を有するフランジ3cを有しており、その周上には整流子11に対向するようにブラシ12を収容固定可能なブラシ保持孔3dが形成されている。
直流モータ1のシャフト4には被駆動部、例えばアンチ・スキッド・ブレーキシステムやトラクション・システム、の駆動機構20に駆動的に結合しており、ハウジング2の開口部に形成された取付フランジ2e、ブラシホルダ3も被駆動部のハウジング本体21に直接接触する形で固定されている。
ブラシホルダ3のフランジ3b上に配設された軸受7のアウタレース7cの外周面上には、凹溝7eが形成され、ブラシホルダ3に軸受7が組み付けられた後にこの凹溝7eにファスナ13が嵌着され軸受7を固定するように機能している。ファスナ13は、ブラシホルダ3のフランジ3bと被駆動部のハウジング21の間にて挟持されるように配設されている。本実施例ではファスナ13としてCリングを用いているが、軸受7のアウタレース7cが固定されるものであれば、その他の手段を適宜使用することができる。
(第2の実施形態)図2は本発明の第2実施例を示し、同一部分には同一番号符号を付している。第1実施例と異なる構成はブラシホルダ3のフランジ部3bの構成が異なるのみであるため、以下、異なる部分についてのみ説明する。
ブラシホルダ3のフランジ3bは、軸受7のアウタレース7cに嵌着されたファスナ13に向かって突出する突条3eが形成されている。突条3eはアウタレース7cにファスナ13が嵌着されたとき、ファスナ13に当接し、さらに直流モータ1が被駆動部のハウジング21に取リ付けられた状態では、突条3eの先端部分が変形して、直流モータ1と被駆動部との間の取り付けガタを吸収するように機能する。図2では突条3eの断面形状が三角形であることと示したが、曲率(所謂円形や楕円)を有する形状でも良く、直流モータ1が被駆動部に取り付けられ、ファスナ13との当接により変形することができればその形状は問わない。また、突条3eはブラシホルダ3のフランジ3b上の全周に亘って形成しても良いし、適当な間隔を置いてフランジ3b上に形成することも可能である。なお、突条3eを全周に亘って形成することにより、直流モータ1が被駆動部に取り付けられたとき、両者の間に発生する取付ガタを全周にわたって吸収できるという効果がある。
なお、第1、2実施例に共通する事項であるが、軸受7が収容されるブラシホルダ3の3eの底面とフランジ3b間の長さは、アウタレース7cの左端部からファスナ13の左端面までの長さよりも小さく。かつ、非駆動部のハウジング21がファスナ13と当接する端部とハウジング21がブラシホルダ3に当接するまでの距離は、ファスナ13の厚さよりも小さくすることで直流モータ1を非駆動部に取り付けたとき両者を強固に固定することが可能である。
以上の通り、第1、2実施例を説明したが、本発明の請求項に記載した発明の主旨を変更しない限りにおいて、その構造は適宜変更可能であることは言うまでもない。
本発明の直流モータの第1実施例を示す断面図である。 本発明の直流モータの第2実施例を示す断面図である。
符号の説明
2a 開口部
2 ハウジング
6 固定子
8 電機子
4 シャフト
5 軸受(第1軸受)
11 整流子
12 ブラシ
3 ブラシホルダ
7 軸受(第2軸受)
7a インナレース
7c アウタレース
13 ファスナ
8a 凹部
3e 突条

Claims (6)

  1. 一端に開口部を有する有底のハウジングと、
    該ハウジング内に固定される固定子と、
    前記固定子に径方向に対向して前記ハウジング内で回転自在な電機子と、
    該電機子の回転を出力するシャフトと、
    該シャフトを前記ハウジングの有底に対し軸支する第1軸受と、
    前記ハウジングの開口部に配され前記電機子の整流子に摺動可能なブラシを保持するブラシホルダと、
    前記シャフトを回転自在に軸支する前記ブラシホルダ上に配設される第2軸受と、
    該第2軸受は少なくともインナレースとアウタレースを有し前記アウタレースを前記ブラシホルダに対して固定するファスナを前記アウタレース上に配設したことを特徴とする直流モータ。
  2. 前記ファスナはCリングであることを特徴とする請求項1に記載の直流モータ。
  3. 前記ハウジングの開口部に配される前記ブラシホルダは樹脂からなり、かつ前記開口を閉塞するように前記ハウジングに嵌合する請求項1に記載の直流モータ。
  4. 前記電機子の一側面には軸芯周りに円形の凹部が形成され、前記凹部内に前記ブラシが配置される請求項1に記載の直流モータ。
  5. 前記ブラシホルダは前記開口の外方に延在するフランジ部を有し、該フランジ部上には前記ファスナに当接可能な突条が形成された請求項2に記載の直流モータ。
  6. 前記突条は前記フランジ部の全体に形成される請求項5に記載の直流モータ。
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