JP4469869B2 - 温冷感判定装置及び方法、及び前記温冷感判定結果を用いた空調制御装置及び方法 - Google Patents

温冷感判定装置及び方法、及び前記温冷感判定結果を用いた空調制御装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、被験者から得られる生体指標を利用する温冷感判定装置及び方法、及び前記温冷感判定結果を利用する空調制御装置及び方法に関する。
従来、SET(Standard Effective Temperature)やPMV(Predicted Mean Vote)と呼ばれる温熱指標を用いて被験者の温冷感を判定する装置が知られている。しかしながら、SETやPMVを利用するには気温、気流、放射熱、着衣量、作業量など環境側の指標を計測するための計測機器を用意する必要がある。一方、被験者の生体指標を検出・解析することにより、環境側の指標を用いずに比較的手軽に被験者の温冷感を判定する手法について研究されている。
被験者の温冷感を判定するための生体指標には、皮膚温が用いられることが多い。例えば非特許文献1及び非特許文献2では7乃至8点からなる計測点における平均皮膚温、深部体温及び皮膚表面熱流に関して実験値により得られた温冷感予測式が提案されており、前記予測式に基づいて被験者の温冷感を判定している。また、特許文献1では10分おきに足裏など人体の一部の領域に設けた10点からなる計測点において計測した皮膚温に基づいて温冷感を判定している。また、非特許文献3では計測した表面皮膚温の揺らぎと絶対温度により温冷感を「暑い」、「快適」及び「寒い」の3段階で判定している。
また、これら温冷感判定結果を用いて空調を制御することにより、被験者の快適と感じる空調環境を自動的に設定する手法についても研究されている。
特開平06−265189号公報 石黒晃子(A. Ishiguro)、外5名、「寝室、寝具および人体の熱水分移動を考慮した快適な睡眠環境:温冷感予測式を用いた空調制御(Indoor climate for comfortable sleep, considering head and moisture transfer between a bedroom, bedding and a human body: Air control system using a predictive model for thermal comfort)」、"The Third International Conference on Human Environment Systems(ICHES'05)"、(東京)、2005年9月、p139−144 森郁恵、外3名、「非定常状態における温冷感予測に関する実験的考察」、日本建築学会計画系論文集、2003年1月、第563号、p9−15 仲山加奈子、外2名、「生態信号を用いた温冷感計測」、電子情報通信学会技術研究報告、2006年3月、vol.105、No.682、p55−59
非特許文献1及び非特許文献2記載の手法では、平均皮膚温及び皮膚表面熱流を計測するために被験者の身体に複数の温度センサを装着する必要があり、更に深部体温計測のために体内に温度計を挿入する必要がある。また、特許文献1記載の手法では、10点もの温度を計測するため必然的に装置構成が大きくなる。また、非特許文献3記載の手法では、温冷感を3段階でしか判定できないため粗い判定結果しか得られない。従って、これらの手法では温冷感を手軽に判定できない、または詳細な判定結果が得られないため、前記判定結果を用いて日常的にきめ細やかな空調制御を行うことは困難である。
従って、本発明は手軽に詳細な温冷感判定結果が得られる温冷感判定装置及び方法、前記温冷感判定結果を用いた空調制御装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る温冷感判定装置は、被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と;前記皮膚温の変動状態を第1区間にわたり判定し、前記皮膚温の変動が最も穏やかな第1の状態、前記変動が最も激しい第2の状態、前記第1の状態及び第2の状態以外の第3の状態のうちいずれか1つに分類して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と;前記皮膚温の勾配を第2区間にわたり検出し、前記勾配を前記最も大きな第1の勾配、前記第1の勾配よりも小さな第2の勾配、前記第2の勾配よりも小さな第3の勾配のうちいずれか1つに分類して勾配検出結果を得る勾配検出部と;前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と;を具備する。
本発明の他の態様に係る空調制御装置は、被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と;前記皮膚温の変動状態を第1区間にわたり判定し、前記皮膚温の変動が最も穏やかな第1の状態、前記変動が最も激しい第2の状態、前記第1の状態及び第2の状態以外の第3の状態のうちいずれか1つに分類して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と;前記皮膚温の勾配を第2区間にわたり検出し、前記勾配を前記最も大きな第1の勾配、前記第1の勾配よりも小さな第2の勾配、前記第2の勾配よりも小さな第3の勾配のうちいずれか1つに分類して勾配検出結果を得る勾配検出部と;前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と;前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御部と;を具備する。
本発明によれば、手軽に詳細な温冷感判定結果が得られる温冷感判定装置及び方法、前記温冷感判定結果を用いた空調制御装置及び方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る温冷感判定装置100は、皮膚温取得部101、変動状態判定部102、勾配検出部103及び温冷感判定部104を有する。温冷感判定装置100は温冷感判定システム110内に組み込まれている。温冷感判定システム110は入力部111、記憶部112、電源供給部113及び制御部114を有する。被験者の身体の末梢部分の皮膚温を測定するための温度センサ120は温冷感判定システム110に接続されている。
温冷感判定システム110は例えば図2に示すようなリング状に形成されており、被験者の手指の付け根に装着される。温度センサ120は被験者の皮膚と密着する面に設けられている。皮膚温取得部101は温度センサ120から継続的に被験者の皮膚温を取得し、取得した皮膚温データを変動状態判定部102及び勾配検出部103に入力する。
ここで、手指の付け根の皮膚温を測定する技術的意義について説明する。手指の付け根など人体の末梢部分は筋層を有し、細動脈及び細静脈を直接短絡する動整脈吻合血管や毛細血管が数多く存在している。そして、毛細血管の前には前毛細血管括約筋が存在し、前記括約筋の開閉により前記毛細血管に流入出する血流量を調整しており、この血流量の変化に伴って皮膚温が比較的短い時間で変動すると考えられている。従って、人体の末梢部では中枢部などに比べて短時間での皮膚温の変動を測定しやすいといえる。
従って、温冷感判定システム110は例えば手指の先端に装着されてもよいし、足指に装着されてもよい。また、リング状でなく付け爪状に形成し、手や足の爪に装着するようにしてもよい。即ち、温冷感判定システム110は、動静脈吻合血管を有する末梢部の皮膚温を利用できればよく、図2は本実施形態に係る温冷感判定システム110の具体的な装着部位や外観までをも限定するものでない。また、温冷感判定システム110と温度センサ120を分離して構成してもよく、例えば温度センサ120のみを前述した指輪状に形成して被験者の手指に装着し、温冷感判定システム110はリストバンド上に形成して前記被験者の腕部に装着するようにしてもよい。また、温度センサ120として例えば熱電対、サーミスタなどを用いて皮膚に密着させることにより皮膚温を測定してもよいし、サーモグラフィーまたはサーモパイルなどを用いて非接触で皮膚温を測定してもよい。
変動状態判定部102は、皮膚温取得部101から入力された皮膚温データを予め定める第1区間遡り、前記第1区間における皮膚温の変動の状態が最も穏やかな第1の状態、最も激しい第2の状態、及びそれ以外の第3の状態のいずれであるか判定する。具体的には、変動状態判定部102は上記第1区間遡って皮膚温の最大値と最小値を検出し、両値の差分を算出する。変動状態判定部102はこの差分が予め定める皮膚温閾値よりも小さい場合には、前記第1区間を第1の周期変動状態と判定する。一方、変動状態判定部102は上記差分が予め定める閾値以上の場合、最大と最小の皮膚温が検出された時間の差に相当する時間幅を算出し、前記時間幅が予め定める第1時間閾値よりも大きければ前記第1区間を第1の周期変動状態と判定し、第1時間閾値以下であって前記第1時間閾値よりも小さな第2時間閾値以上であれば第2の周期変動状態と判定し、第2時間閾値よりも小さければ第3の周期変動状態と判定する。ここで、第1及び第2時間閾値は例えば夫々120秒及び50秒とする。
尚、周期変動状態の判定は上記手法に限らない。例えば、変動状態判定部102は上記第1区間内の皮膚温の変動に対してフーリエ変換などの周波数解析を行い、予め定める周波数範囲にピークが無い場合を第1の周期変動状態と判定し、前記周波数範囲内であって予め定める周波数閾値よりも低い周波数範囲にピークがある場合を第2の周期変動状態と判定し、前記周波数範囲内であって前記周波数閾値以上の周波数範囲にピークがある場合を第3の周期変動状態と判定してもよい。ここで、周波数閾値は例えば0.01[Hz]とする。
勾配検出部103は、皮膚温取得部101が入力された皮膚温データを上記第1区間よりも長い第2区間遡り、前記第2区間における皮膚温の温度勾配の状態が前記勾配の最も大きな第1の勾配、前記第1の勾配よりも勾配の小さな第2の勾配、前記第2の勾配よりも勾配の小さな第3の勾配のいずれであるかを判定する。具体的には勾配検出部103は、最小二乗法などにより温度勾配を求める。勾配検出部103は温度勾配が予め定める第1勾配閾値以上ならば第1の勾配と判定し、前記第1勾配閾値未満であって別に定める第2勾配閾値以上であれば第2の勾配と判定し、前記第2勾配閾値未満であれば第3の勾配と判定する。ここで、例えば第1勾配閾値を正数とし、第2勾配閾値を負数とすれば第1の温度勾配は右上がり、第3の温度勾配は右下がりの状態を夫々示すことになる。
尚、温度勾配の判定は上記した手法に限らない。例えば、勾配検出部103は上記第2区間における皮膚温の分散が、予め定める分散閾値未満ならば第2の勾配と判定し、前記分散閾値以上であって前記第2区間における温度勾配が予め定める第3の勾配閾値以上であれば第1の勾配と判定し、前記分散閾値以上であって前記温度勾配が前記第3の勾配閾値未満であれば第3の勾配と判定してもよい。ここで、第3の勾配閾値は例えば0とする。
以下、図3に示す実験結果を用いて被験者の温冷感と上記周期変動及び温度勾配の関係について説明する。図3(a)は、環境温を35℃から20℃まで変化させた場合の被験者の温冷感を示している。ここで縦軸には温冷感として「3」から「−3」までの数値を用意しており、「3」が「暑い」、「2」が「やや暑い」、「1」が「やや暖かい」、「0」が「快適」、「−1」が「涼しい」、「−2」が「やや寒い」、「−3」が「寒い」の代表値となっている。
図3(b)は、図3(a)に示す温冷感の時間変化に対応する被験者の身体の末梢部分の皮膚温変化を示している。図3(c)は、図3(b)に示すグラフにおいて「暑い」、「やや暑い」、「適温」、「やや寒い」、「寒い」を夫々代表する区間を抽出し、前記区間のデータに対して平滑化のための移動平均を求めてからトレンドを除去するための微分を行い、更にフーリエ変換を施した結果を示している。ここで、周期変動は前述した周波数解析の結果に基づいて判定するとすれば、「暑い」及び「寒い」の区間は予め定める周波数範囲(ここでは0.05Hzとしている)にピークが無いため、第1の周期変動状態に属する。また、「やや暑い」及び「やや寒い」の区間は予め定める周波数閾値(ここでは0.01Hzとしている)よりも低い周波数範囲にピークがあるため、第2の周波数変動状態に属する。また、「適温」の区間は上記閾値以上の周波数範囲でピークがあるため、第3の周波数変動状態に属する。
また、図3(b)における温度勾配の状態は「寒い」及び「やや寒い」の区間は右下がりであり、また「暑い」、「やや暑い」及び「適温」の区間では温度勾配はほとんど確認できない(右下がりとも右上がりとも言えない)ものの、「暑い」及び「やや暑い」の区間では皮膚温があまり変化せずに36℃を超える状態をほぼ保っている。また、図示しない別の実験では、「暑い」及び「やや暑い」の区間では勾配が右上がりになることが確認されている。本実施形態では、以上のような被験者の末梢皮膚温の周期変動状態、温度勾配及び絶対値と温冷感の関係に基づいて前記被験者の温冷感を推定する。
温冷感判定部104は、前回の温冷感判定値Xold、皮膚温取得部101が取得した現在の末梢皮膚温(または現在から予め定める区間前までの皮膚温の平均値でもよい)Tp、前記末梢皮膚温Tpの閾値Tt1、Tt2及びTt3、変動状態判定部102が判定した周期変動状態、勾配検出部103が判定した温度勾配、及びカウント用の変数N、前記変数Nの閾値Nt、温冷感判定値の調整幅α、フラグFLAG0を用いて温冷感判定値Xnewを判定する。具体的には温冷感判定部104は、上記周期変動状態及び温度勾配によって決まる図4乃至図12に示すいずれか1つのフローに従って動作し、新たな温冷感判定値Xnewを出力する。
周期変動が第1の状態及び温度勾配が第1の勾配の場合には前述した実験結果から被験者は「暑い」と感じていると予想できるため、温冷感判定部104は図4に示すように動作する。まず、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、3未満か否かを判断する(ステップS201)。前回の温冷感判定値Xoldが3未満であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldに調整幅αを加算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS202)。ここで、調整幅αは例えば1などの固定値であってもよいし、何らかの関数に基づいて決まる可変値であってもよい。一方、前回の温冷感判定値Xoldが3以上であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS203)。なお、Xnewの最大値は3とすることが好ましい。
周期変動が第1の状態及び温度勾配が第2の勾配の場合には前述した実験結果から被験者が「寒い」または「暑い」と感じていると予想できるため、温冷感判定部104は図5に示すように動作する。まず、温冷感判定部104は皮膚温Tpが閾値Tt1よりも大きいか否かを判断する(ステップS211)。ここで、閾値Tt1は前述した実験結果から例えば36℃とする。即ち、本ステップS211では温冷感判定部104は被験者が「暑い」と感じているか否かを大まかに判断している。皮膚温Tpが閾値Tt1よりも大きければ、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、3未満か否かを判断する(ステップS212)。前回の温冷感判定値Xoldが3未満であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldに調整幅αを加算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS213)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが3以上であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS214)。なお、Xnewの最大値は3とすることが好ましい。
また、皮膚温Tpが閾値Tt1以下であれば(ステップS211)、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、−3より大きいか否かを判断する(ステップS215)。前回の温冷感判定値Xoldが−3より大きければ、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldから調整幅α減算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS216)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが−3以下であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS217)。なお、Xnewの最小値は−3とすることが好ましい。
周期変動が第1の状態及び温度勾配が第3の勾配の場合には前述した実験結果から被験者は「寒い」と感じていると予想できるため、温冷感判定部104は図6に示すように動作する。まず、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、−3より大きいか否かを判断する(ステップS221)。前回の温冷感判定値Xoldが−3より大きければ、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldから調整幅αを減算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS222)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが−3以下であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS223)。なお、Xnewの最小値は−3とすることが好ましい。
周期変動が第2状態及び温度勾配が第1の勾配の場合には前述した実験結果から被験者はどちらかというと「暑い」と感じていると予想できるため、温冷感判定部104は図7に示すように動作する。まず、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、1未満か否かを判断する(ステップS231)。前回の温冷感判定値Xoldが1未満であれば、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldに調整幅αを加算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS232)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが1以上であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS233)。
周期変動が第2状態及び温度勾配が第2の勾配の場合には前述した実験結果から被験者の温冷感を予測することは困難であるため、温冷感判定部104は図8に示すように動作する。まず、温冷感判定部104は皮膚温Tpが閾値Tt2(例えば36℃)よりも大きいか否かを判断する(ステップS241)。皮膚温Tpが閾値Tt2よりも大きければ、温冷感判定部104はフラグFLAG0が0であるか否かを判断する(ステップS242)。ここで、フラグFLAG0は前回の温冷感判定値Xoldを判定した際の温冷感判定処理が本図8に示す処理であったか否かを示しており、温冷感判定部104が本図8に示す処理を連続して実行する限り値は保存されるが、本図8に示す処理以外の温冷感判定処理を実行すると0にリセットされる。フラグFLAG0が0であれば、温冷感判定部104はフラグFLAG0に1を代入し、カウンタ用変数Nに0を代入して、ステップS244へと進む(ステップS243)。一方、フラグFLAG0が0であればステップS243を経由せずにステップS244へと進む。
ステップS244では、温冷感判定部104はカウンタ用変数Nと閾値Ntが等しいか否かを判断する。ここで、閾値Ntは例えば勾配検出部103が以前に温度勾配を判定した回数とする。カウンタ用変数Nが閾値Nt以下であれば、温冷感判定部104は勾配検出部103によるN回前の温度勾配の判定結果が第2の勾配であるか否かを判断する(ステップS245)。勾配検出部103によるN回前の温度勾配の判定結果が第2の勾配であれば、温冷感判定部104はカウンタ用変数Nを1インクリメントして、ステップS244へと戻る(ステップS246)。一方、勾配検出部103によるN回前の温度勾配の判定結果が第2の勾配でなければ、温冷感判定部104は前記判定結果が第1の勾配か否かを判定する(ステップS247)。勾配検出部103によるN回前の温度勾配の判定結果が第1の勾配であれば、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、2未満か否かを判断する(ステップS248)。前回の温冷感判定値Xoldが2未満であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldに調整幅αを加算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS249)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが2以上であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS250)。
また、勾配検出部104によるN回前の温度勾配の判定結果が第3の勾配であれば(ステップS247)、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS251)。
また、カウンタ用変数Nが閾値Ntより大であれば(ステップS244)、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、1未満か否かを判定する(ステップS252)。前回の温冷感判定値Xoldが1未満であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldに調整幅αを加算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS253)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが1以上であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS254)。
また、皮膚温Tpが閾値Tt2以下であれば(ステップS241)、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、0か否かを判断する(ステップS255)。前回の温冷感判定値Xoldが0であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS256)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが0以外であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldが0未満か否かを判断する(ステップS257)。前回の温冷感判定値Xoldが0未満であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldに調整幅αを加算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS258)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが0より大であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldから調整幅αを減算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS259)。
周期変動が第2状態及び温度勾配が第3の勾配の場合には前述した実験結果から被験者はどちらかというと「寒い」と感じていると予想できるため、温冷感判定部104は図9に示すように動作する。まず、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、−2より大きいか否かを判断する(ステップS261)。前回の温冷感判定値Xoldが−2より大きければ、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldから調整幅αを減算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS233)。一方、温冷感判定値Xoldが−2以下であれば、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する。
周期変動が第3状態及び温度勾配が第1の勾配の場合には前述した実験結果から被験者が「適温」またはどちらかというと「暑い」と感じていると予想できるため、温冷感判定部104は図10に示すように動作する。まず、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、0未満か否かを判断する(ステップS271)。温冷感判定値Xoldが0未満であれば、温冷感判定部104は温冷感判定値Xoldに調整幅αを加算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS272)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが0以上であれば温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS273)。
周期変動が第3状態及び温度勾配が第2の勾配の場合には前述した実験結果から被験者は「適温」と感じていると予想できるため、温冷感判定部104は図11に示すように動作する。まず、温冷感判定部104は皮膚温Tpが閾値Tt3よりも大きいか否かを判断する(ステップS281)。ここで、閾値Tt3は前述した実験結果から例えば36℃とする。皮膚温Tpが閾値Tt3よりも大きければ、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、そのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS282)。一方、皮膚温Tpが閾値Tt3以下であれば、温冷感判定部104は前回の温冷感判定値Xoldが0か否かを判断する(ステップS283)。前回の温冷感判定値Xoldが0であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS284)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが0以外であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldが0未満か否かを判断する(ステップS285)。前回の温冷感判定値Xoldが0未満であれば、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldに調整幅αを加算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS286)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが0よりも大きければ、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldから調整幅αを減算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS287)。
周期変動が第3状態及び温度勾配が第3の勾配の場合には前述した実験結果から被験者が「適温」またはどちらかいというと「寒い」と感じていると予想できるため、温冷感判定部104は図12に示すように動作する。まず、温冷感判定部104は前回判定の温冷感判定値Xoldを記録部112より制御部114を介して読み出し、−1より大きいか否かを判断する(ステップS291)。前回の温冷感判定値Xoldが−1より大きければ、温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldから調整幅αを減算した値を今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS292)。一方、前回の温冷感判定値Xoldが−1以下であれば温冷感判定部104は前記温冷感判定値Xoldをそのまま今回の温冷感判定値Xnewとして出力する(ステップS293)。
入力部111は、被験者から温冷感判定システム110による温冷感判定の開始または終了の指示を受け付ける。入力部111に温冷感判定システム110による温冷感判定の開始の指示が入力されると制御部114は温冷感判定装置100の動作を開始させ、終了の指示が入力されると制御部114は温冷感判定装置100の動作を終了させる。
記憶部112は、皮膚温取得部101によって取得された皮膚温データ、周期変動判定部102によって判定された周期変動状態、勾配検出部103によって検出された温度勾配、温冷感判定部104によって判定された温冷感判定値及び前記判定に要する各種パラメタなどを記録する。
電源供給部113は、温冷感判定システム110全体に電源を供給する。制御部114は、温冷感判定システム110全体を制御する。制御部114は例えば各部に対する処理要求やデータの流れを制御する。
以上説明したように本実施形態に係る温冷感判定装置では、末梢皮膚温の絶対値、周期変動及び温度勾配に基づいて温冷感を段階的に判定している。従って、本実施形態によれば手軽に、かつ詳細な温冷感の判定結果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図13に示すように、本発明の第2の実施形態に係る温冷感判定装置300は、図1に示す温冷感判定装置100に環境温取得部305及び判定値補正部306を更に設けている。温冷感判定装置300は温冷感判定システム310内に組み込まれている。環境温を測定するための温度センサ321は温冷感判定システム310に接続されている。図13において図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略し、図1と異なる部分を中心に述べる。
環境温取得部305は温度センサ321から継続的に被験者の周囲の環境温を取得する。ここで、環境温と温冷感の関係について説明する。ある実験を行い、図14(a)に示すように環境温を変化させたところ、図14(a)に示すように被験者の末梢皮膚温が変化し、被験者から図14(b)に示すような温冷感が得られた。図14(a)に示すように、時刻25[min]乃至45[min]頃は環境温を25度程度に保っており、被験者の末梢皮膚温は環境温を下回り続けている。この間の被験者の温冷感は図14(b)に示すように、下降し続けている。一方、時刻50[min]乃至70[min]頃は環境温を28度前後に保っており、また、時刻60[min]頃からは被験者の末梢皮膚温が環境温を上回っている。しかしながら、上記例とは対照的に被験者の末梢皮膚温が環境温を上回っても快適(0)付近を推移する。この実験から、被験者の末梢皮膚温が環境温を下回り続けると、被験者の温冷感が下降しやすい傾向があると考えられるため、温冷感判定部104による温冷感判定値を補正する必要がある。
判定値補正部306は、温冷感判定部104によって判定された温冷感判定値Xnew、皮膚温取得部101が取得した現在の末梢皮膚温(または現在から予め定める区間前までの皮膚温の平均値でもよい)Tp、及び末梢皮膚温Tpが環境温Teを連続して下回った回数をカウントするための変数M、前記変数Mの閾値Mt、温冷感判定値Xnewの調整幅α、前回の補正時に末梢皮膚温Tpが環境温Teを以下であったか否かを示すフラグFLAG1を用いて温冷感判定値Xnewを補正する。以下、図15に示すフローチャートを用いて判定値補正部306の実行する補正処理について説明する。
まず、判定値補正部306は末梢皮膚温Tpが環境温Teより大か否かを判定する(ステップS401)。末梢皮膚温Tpが環境温Teより大であれば、温冷感判定値Xnewを補正する必要が無いため、判定値補正部306はフラグFLAG1に0を代入して処理を終了する。一方、末梢皮膚温Tpが環境温Te以下であれば、判定値補正部306はフラグFLAG1が0か否かを判断する(ステップS403)。フラグFLAG1が0であれば、判定値補正部306はフラグFLAG1に1を代入し、変数Mに0を代入してリセットし、ステップS405へと進む(ステップS404)。一方、FLAG1が1であれば、ステップS404を省略してステップS405へと進む(ステップS403)。
ステップS405では、判定値補正部306は変数Mを1インクリメントする。次に、判定値補正部306は変数Mが閾値Mt未満か否かを判定する(ステップS406)。ここで、閾値Mtは判定値補正部306が温冷感判定値Xnewに対する補正を実行に移すための閾値である。従って、閾値Mtは温冷感判定部104が温冷感判定を行う周期などに応じて適宜異なる値とする。変数Mが閾値Mt未満であれば、判定値補正部306はまだ補正を行わずに処理を終了する。一方、変数Mが閾値Mt以上であれば、判定値補正部306は温冷感判定値Xnewから調整幅αを減算した値を補正後の温冷感判定値Xnewとして(ステップS407)処理を終了する。
以上説明したように本実施形態では被験者の末梢皮膚温が環境温を連続して下回り続けた場合に、温冷感判定値を下げるように補正している。従って、本実施形態によれば末梢皮膚温が環境温を連続して下回り続けた場合の被験者の温冷感と、温冷感判定装置によって判定された温冷感とのずれを解消することが可能となる。
(第3の実施形態)
図16に示すように、本発明の第3の実施形態に係る温冷感判定装置500は、図1に示す温冷感判定装置100に判定値補正部506及び発汗検出部507を更に設けている。温冷感判定装置500は温冷感判定システム510内に組み込まれている。図16において図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略し、図1と異なる部分を中心に述べる。
まず、発汗と温冷感の関係について説明する。ある実験において、図17(a)に示すように被験者の末梢皮膚温が変化した場合、被験者から図17(b)に示すような温冷感が得られた。ここで、図17(a)において矢印で指定した区間(被験者の温冷感が1乃至2、即ち「暖かい」から「やや暑い」を示した区間)の波形を拡大したところ、図17(c)に示す波形が得られた。図17(c)からは皮膚温の揺らぎ、特に、鋭く下に凸の波形を読み取ることができる。被験者が他の温冷感を示した区間についても検証したが、このような下に鋭く凸の波形(揺らぎ)は、被験者が「暖かい」から「やや暑い」の温冷感を示した区間に特に多く見られた。従って、このような被験者の末梢皮膚温の一時的な低下は発汗によるものと考えられる。尚、被験者が「暑い」の温冷感を示した区間付近で、このような揺らぎがあまり見られないのは、周囲の環境温に対して発汗による放熱の影響が相対的に小さいためと考えられる。
発汗検出部507は、例えば上記発汗に伴う皮膚温の波形の揺らぎを基準として、皮膚温取得部101が取得した皮膚温データから前記波形を検出する適応フィルタである。判定値補正部506は、発汗検出部507が被験者の発汗を検出すると温冷感判定部104が判定した温冷感判定値Xnewを補正する。具体的な補正方法は特に限定しないが、例えば発汗の有無を示すフラグFLAG2を用意しておき、発汗検出部507が被験者の発汗を検出すると、前記フラグFLAG2に1が代入される。判定値補正部506はフラグFLAG2が1であれば、前記フラグFLAG2に0を代入してリセットした後、温冷感判定部104によって判定された温冷感判定値Xnewが1より小さければ調整幅αを加算して補正するようにする。
以上説明したように本実施形態では被験者の発汗が検出された場合に、温冷感判定値を補正している。従って、本実施形態によれば被験者の発汗が検出されるような比較的暑い環境下において前記被験者が実際に感じる温冷感と、温冷感判定装置によって判定された温冷感とのずれを解消することが可能となる。
(第4の実施形態)
図18に示すように、本発明の第4の実施形態に係る空調制御システム610は、図1に示す温冷感判定システム110に更に空調制御部615を更に設けて空調装置630に対する空調制御を行えるようにしている。尚、図18において図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略し、図1と異なる部分を中心に述べる。
空調制御部615は、温冷感判定部104による温冷感判定値Xnewを用いて空調装置630の動作を制御する。以下、一例として空調制御システム610によって空調装置630のON/OFF及び設定温度を制御する場合の動作例について図19に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、空調制御部615は、温冷感判定値Xnewの値を確認する(ステップS701)。温冷感判定値Xnewが0未満であれば、被験者はどちらかというと寒いと感じているため、被験者の温冷感を適温に近づけるべくステップS702へと進む。ステップS702では、空調制御部615は空調装置630がONしているか否かを判定する。空調装置630がOFFであれば、空調制御部615は空調装置630をONにしてステップS703へと進む(ステップS704)。一方、空調装置630がONであればステップS704は省略して、ステップS703へと進む。ステップS703では、空調制御装置615は空調装置630の設定温度を上げる。
また、温冷感判定値Xnewが0であれば、被験者は適温と感じているため、この環境を維持するべくステップS705へと進む。ステップS705では、空調制御部615は空調装置630がONしているか否かを判定する。空調装置630がONであれば、空調制御部615は前記空調装置630をOFFする(ステップS706)。一方、空調装置630がOFFであれば、空調制御部615は何もしない。
また、温冷感判定値Xnewが0より大であれば、被験者はどちらかというと暑いと感じているため、被験者の温冷感を適温に近づけるべくステップS707へと進む。ステップS707では、空調制御部615は空調装置630がONしているか否かを判定する。空調装置630がOFFであれば、空調制御部615は空調装置630をONにしてステップS708へと進む(ステップS709)。一方、空調装置630がONであればステップS709は省略して、ステップS708へと進む。ステップS708では、空調制御装置615は空調装置630の設定温度を下げる。
尚、前述した空調制御はあくまで一例に過ぎず、本実施形態による空調制御を限定するものではない。例えば比較的短い周期で温冷感判定部104による温冷感判定を行っている場合、温冷感判定値Xnewが与えられる度に空調制御を行うことはシステムにとって大きな負担となると考えられるため、温冷感判定を行う周期よりも長い周期で空調制御を行うようにしてもよい。また、前述した例では設定温度を制御するとしたが、被験者が実際に感じる温冷感の変化に対して空調制御を行う周期が短いと、設定温度が上がり過ぎるまたは下がり過ぎるおそれがあるため、設定温度の制御を省略したり、空調装置630のON/OFFに比べて長い周期で設定温度の制御を行うようにしたりしてもよい。また、空調制御部615は温冷感判定部104による温冷感判定値Xnewに基づいて空調装置630の風速または風向を制御してもよい。
以上説明したように本実施形態に係る空調制御システムでは温冷感判定結果に基づいて空調装置を制御している。従って、本実施形態によれば被験者が快適に感じるような空調制御を自動的に行うことができる。また、空調装置のON/OFFを制御することにより、前記空調装置の無駄な動作を避けることができるため、省エネにも貢献できる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る温冷感判定装置を示すブロック図。 図1に示す温冷感判定システムの外観構成の一例を示す図。 (a)環境温を35℃から20℃まで変化させた場合の被験者の温冷感を示すグラフ図。(b)(a)に対応する被験者の皮膚温の変化を示すグラフ図。(c)(b)の指定領域内の皮膚温の変化の周波数解析結果を示すグラフ図。 周期変動状態が第1の状態、温度勾配が第1の勾配の場合における、図1に示す温冷感判定部の判定動作を示すフローチャート。 周期変動状態が第1の状態、温度勾配が第2の勾配の場合における、図1に示す温冷感判定部の判定動作を示すフローチャート。 周期変動状態が第1の状態、温度勾配が第3の勾配の場合における、図1に示す温冷感判定部の判定動作を示すフローチャート。 周期変動状態が第2の状態、温度勾配が第1の勾配の場合における、図1に示す温冷感判定部の判定動作を示すフローチャート。 周期変動状態が第2の状態、温度勾配が第2の勾配の場合における、図1に示す温冷感判定部の判定動作を示すフローチャート。 周期変動状態が第2の状態、温度勾配が第3の勾配の場合における、図1に示す温冷感判定部の判定動作を示すフローチャート。 周期変動状態が第3の状態、温度勾配が第1の勾配の場合における、図1に示す温冷感判定部の判定動作を示すフローチャート。 周期変動状態が第3の状態、温度勾配が第2の勾配の場合における、図1に示す温冷感判定部の判定動作を示すフローチャート。 周期変動状態が第3の状態、温度勾配が第3の勾配の場合における、図1に示す温冷感判定部の判定動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る温冷感判定装置を示すブロック図。 (a)環境温を変化させた場合の被験者の末梢皮膚温の変化を示すグラフ図(b)(a)に対応する被験者の温冷感を示すグラフ図。 図13に示す判定値補正部の補正動作を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る温冷感判定装置を示すブロック図。 (a)被験者の末梢皮膚温の変化を示すグラフ図(b)(a)に対応する被験者の温冷感を示すグラフ図(c)(a)において矢印で示した範囲を拡大したグラフ図。 本発明の第4の実施形態に係る空調制御システムを示すブロック図。 図17に示す空調制御システムの空調制御動作を示すフローチャート。
符号の説明
100・・・温冷感判定装置
101・・・皮膚温取得部
102・・・変動状態判定部
103・・・勾配検出部
104・・・温冷感判定部
110・・・温冷感判定システム
111・・・入力部
112・・・記憶部
113・・・電源供給部
114・・・制御部
120・・・温度センサ
300・・・温冷感判定装置
305・・・環境温取得部
306・・・判定値補正部
310・・・温冷感判定システム
321・・・温度センサ
500・・・温冷感判定装置
506・・・判定値補正部
507・・・発汗検出部
510・・・温冷感判定システム
610・・・空調制御システム
615・・・空調制御部
630・・・空調装置

Claims (33)

  1. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出部と、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と、
    を具備することを特徴とする温冷感判定装置。
  2. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出部と、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と、
    を具備することを特徴とする温冷感判定装置。
  3. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出部と、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と、
    を具備することを特徴とする温冷感判定装置。
  4. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出部と、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と、
    を具備することを特徴とする温冷感判定装置。
  5. 前記温冷感判定部は、前記変動状態判定結果が前記第1の変動状態であって前記勾配検出結果が前記第1の勾配状態である場合、前回の温冷感判定結果が「暑い」でなければ前記温冷感判定結果を「暑い」に近づくように更新することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の温冷感判定装置。
  6. 前記温冷感判定部は、前記変動状態判定結果が前記第1の変動状態であって前記勾配検出結果が前記第2の勾配状態である場合、前記皮膚温が予め定められた第2の皮膚温閾値以上であって前回の温冷感判定結果が「暑い」でなければ前記前回の温冷感判定結果を「暑い」に近づくように更新し、前記皮膚温が前記第2の皮膚温閾値未満であって前記前回の温冷感判定結果が「寒い」でなければ前記温冷感判定結果を「寒い」に近づくように更新することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の温冷感判定装置。
  7. 前記温冷感判定部は、前記変動状態判定結果が前記第1の変動状態であって前記勾配検出結果が前記第3の勾配状態である場合、前回の温冷感判定結果が「寒い」でなければ前記温冷感判定結果を「寒い」に近づくように更新することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の温冷感判定装置。
  8. 前記温冷感判定部は、前記変動状態判定結果が前記第2または第3の変動状態であって前記勾配検出結果が前記第1の勾配状態である場合、前回の温冷感判定結果が「寒い」から「適温」の間であれば前記温冷感判定結果を「暑い」に近づくように更新することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の温冷感判定装置。
  9. 前記温冷感判定部は、前記変動状態判定結果が前記第2の変動状態であって前記勾配検出結果が前記第2の勾配状態である場合、当該勾配検出結果より以前の勾配検出結果を順に参照して前記第1または第3の勾配状態を検索し、前記第1の勾配状態が先に検索されると、前回の温冷感判定結果が「寒い」から「適温」の間であれば前記温冷感判定結果を「暑い」に近づくように更新することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の温冷感判定装置。
  10. 前記温冷感判定部は、前記変動状態判定結果が前記第2または第3の変動状態であって前記勾配検出結果が前記第3の勾配状態である場合、前回の温冷感判定結果が「暑い」から「適温」の間であれば前記温冷感判定結果を「寒い」に近づくように更新することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の温冷感判定装置。
  11. 前記温冷感判定部は、前記変動状態判定結果が前記第3の変動状態であって前記勾配検出結果が前記第2の勾配状態である場合、前回の温冷感判定結果が「適温」でなければ前記温冷感判定結果を「適温」に近づくように更新することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の温冷感判定装置。
  12. 前記被験者の周囲の環境温を検出する温度検出部と、
    前記皮膚温が前記環境温を下回ると前記温冷感判定結果を「寒い」に近づくように補正する補正部を更に具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の温冷感判定装置。
  13. 前記被験者の発汗を検出する発汗検出部と、
    前記発汗が検出されると前記温冷感判定結果を「暑い」に近づくように補正する補正部を更に具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の温冷感判定装置。
  14. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出ステップと、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定ステップと、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出ステップと、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定ステップと、
    を具備することを特徴とする温冷感判定方法。
  15. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出ステップと、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定ステップと、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出ステップと、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定ステップと、
    を具備することを特徴とする温冷感判定方法。
  16. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出ステップと、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定ステップと、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出ステップと、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定ステップと、
    を具備することを特徴とする温冷感判定方法。
  17. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出ステップと、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定ステップと、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出ステップと、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定ステップと、
    を具備することを特徴とする温冷感判定方法。
  18. コンピュータを
    被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出手段、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定手段、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出手段、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定手段、
    として機能させるための温冷感判定プログラム。
  19. コンピュータを
    被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出手段、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判手段、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出手段、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定手段、
    として機能させるための温冷感判定プログラム。
  20. コンピュータを
    被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出手段、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定手段、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出手段、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定手段、
    として機能させるための温冷感判定プログラム。
  21. コンピュータを
    被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出手段、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定手段、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出手段、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定手段、
    として機能させるための温冷感判定プログラム。
  22. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出部と、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御部と
    を具備することを特徴とする空調制御装置。
  23. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出部と、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御部と
    を具備することを特徴とする空調制御装置。
  24. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出部と、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御部と
    を具備することを特徴とする空調制御装置。
  25. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出部と、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定部と、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出部と、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定部と、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御部と
    を具備することを特徴とする空調制御装置。
  26. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出ステップと、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定ステップと、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出ステップと、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定ステップと、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御ステップと
    を具備することを特徴とする空調制御方法。
  27. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出ステップと、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定ステップと、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出ステップと、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定ステップと、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御ステップと
    を具備することを特徴とする空調制御方法。
  28. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出ステップと、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定ステップと、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出ステップと、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定ステップと、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御ステップと
    を具備することを特徴とする空調制御方法。
  29. 被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出ステップと、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定ステップと、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出ステップと、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定ステップと、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御ステップと
    を具備することを特徴とする空調制御方法。
  30. コンピュータを
    被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出手段、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定手段、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出手段、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定手段、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御手段、
    として機能させるための空調制御プログラム。
  31. コンピュータを
    被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出手段、
    (a)第1検出期間における前記皮膚温の最大値・最小値差が予め定められた皮膚温閾値未満、または前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記最大値及び最小値の検出時刻の時間差が予め定められた第1時間閾値以上であれば前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第1時間閾値よりも小さい第2時間閾値未満であれば前記周期変動状態を第2の変動状態と判定し、(c)前記最大値・最小値差が前記皮膚温閾値以上であって且つ前記時間差が前記第2時間閾値以上であって前記第1閾値未満であれば前記周期変動状態を第3の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判手段、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出手段、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定手段、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御手段、
    として機能させるための空調制御プログラム。
  32. コンピュータを
    被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出手段、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定手段、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた第1勾配閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配が前記第1勾配閾値よりも小さな第2勾配閾値以上であって前記第1勾配閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が前記第2勾配閾値未満である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出手段、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定手段、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御手段、
    として機能させるための空調制御プログラム。
  33. コンピュータを
    被験者の身体の末梢部分の皮膚温を検出する皮膚温検出手段、
    第1検出期間における前記皮膚温を周波数解析し、(a)周波数解析結果のピークが予め定められた周波数範囲内になければ前記第1検出期間における前記皮膚温の周期変動状態を第1の変動状態と判定し、(b)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって予め定められた周波数閾値以上であれば前記変動状態を第3の変動状態と判定し、(c)前記周波数解析結果のピークが前記周波数範囲内であって前記周波数閾値未満であれば前記変動状態を第2の変動状態と判定して変動状態判定結果を得る変動状態判定手段、
    前記第1検出期間よりも長い第2検出期間における前記皮膚温の温度勾配を検出し、前記温度勾配の状態が(d)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値以上であって且つ前記第2検出期間における前記皮膚温の分散が予め定められた分散閾値以上である第1の勾配状態、(e)前記温度勾配に関わらず前記分散が前記分散閾値未満である第2の勾配状態、(f)前記温度勾配が予め定められた勾配閾値未満であって且つ前記分散が前記分散閾値以上である第3の勾配状態のいずれであるかを判定して勾配検出結果を得る勾配検出手段、
    前記変動状態判定結果及び前記勾配検出結果を用いて前記被験者の温冷感を判定し、「適温」を基準として「暑い」と「寒い」との間で段階的な温冷感判定結果を得る温冷感判定手段、
    前記温冷感判定結果に基づいて空調装置のON/OFFを制御する制御手段、
    として機能させるための空調制御プログラム。
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