JP4466872B2 - インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents
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Description
レバーアームを装填する際とは逆方向へ回動すると、図34(A)に示す位置から図34(B)に示す位置へインクカートリッジ510とカートリッジ保持手段501とが一体となって移動する。そして、さらにレバーアーム(図示せず)を逆方向へ回動すると、ロック解除手段(図示せず)によってスライダ爪部(図示せず)とケース部502との係合が解除される。従って、図34(C)に示す如く、スライダばね508の付勢力によって、インクカートリッジ510は排出方向へ押し出される。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記カートリッジ強制移動手段のインクカートリッジを強制的に移動させる力は、前記カートリッジ保持手段が移動する力によって発生するように構成されている。即ち、該カートリッジ強制移動手段は、前記レバーアームの回動の動力を利用している。従って、新たな付勢手段を設ける必要がない。
また、逆に、前記カートリッジ保持手段が、前記カートリッジ強制移動手段の動作を妨げる虞がない。
従って、摩擦抵抗が比較的大きいときは、前記カートリッジ保持手段が、インクカートリッジを、該カートリッジ保持手段と一体に着脱装置本体の基体に対して排出方向へ確実に移動させることができる。そして、摩擦抵抗が比較的小さくなった後にインクカートリッジを、前記カートリッジ保持手段に対して排出方向へてこの原理を利用して移動させることができる。
本発明の第7の態様によれば、記録装置は、上記第1から第6の態様のいずれかの前記着脱装置を備えているので、記録装置において、上記第1から第6のいずれかに記載された作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
図1に示すのは、本発明に係る記録装置の概略を示す全体斜視図である。また、図2に示すのは、本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図である。
図3に示す如く、インクカートリッジの着脱装置201には、インクカートリッジ211を挿入する挿入開口部271が設けられている。この挿入開口部271は、図1および図2に示す記録装置100の背面側に設けられている。インクカートリッジの着脱装置201は、ユーザが操作するレバーアーム363と、レバーアーム363の動力をインクカートリッジ211の装填に必要な第2の所定ストロークS2(図11参照)の動きに変換する動力伝達変換機構230と、挿入開口部271に第1の所定ストロークS1(図8参照)挿入されたインクカートリッジ211を保持するカートリッジ保持手段210と、排出時にインクカートリッジ211がカートリッジ保持手段210に保持された状態を解除するカートリッジロック解除手段220と、排出時にインクカートリッジ211をカートリッジ保持手段210に対して排出方向へ強制的に移動させるカートリッジ強制移動手段400とを備えている。以下、これらの構造および動作について順に説明する。
また、フレーム部材190と、その上方に配置される他の構造体との締結を、側面から外すことができ、フレーム部材190およびフレーム部材の下方に配置される着脱装置201を単独で外せるように設けられている。即ち、記録装置全体から着脱装置201のみを容易に取り外すことができる。
図4〜図7に示す如く、インクカートリッジ211の着脱装置201は、動力伝達変換機構230と、カートリッジ保持手段210と、カートリッジロック解除手段220と、排出時にインクカートリッジ211をカートリッジ保持手段210に対して排出方向へ強制的に移動させるカートリッジ強制移動手段400とを備えている。
ここで、スライダ部240の移動方向は、スライダ部240に移動方向に沿って設けられた2つのガイドスリット241a、241bに、軸262a、262bが挿通されることによって規制されている。
尚、本願において、「第1の係合手段の係合」とは、スライダ係合部245とラッチプレート係合部254とが面接触している状態をいう。
尚、本願において、「第2の係合手段の係合」とは、スライダ突部242が、ラッチプレートスリット255の装填方向側の面255a(図28参照)を押圧して面接触している状態をいう。
このうち、キャンセルアーム260a、260bは、軸262a、262cを支点にキャンセルアームばね261の付勢力に抗して回動可能に設けられている。
尚、本実施形態において、スライダ部240およびラッチプレート250は、金属板で形成されているため、ラッチプレート250の位置を精度良く、所謂、リジッドに位置決めすることができる。また、高温の条件下で放置された場合であっても、変形する虞がない。
続いて動作について、インクカートリッジ211の挿入、装填、排出のそれぞれの状態に分けて説明する。
先ず、図4に示すインクカートリッジ211が着脱装置201の外部にある状態から、インクカートリッジ211を挿入開口部271に挿入する。このとき、レバーアーム363のアーム本体363bの先端側に形成されたつまみ部363aのレバー突起部363cには案内面363dが設けられており、案内面363dは、ユーザがインクカートリッジ211を挿入開口部271へ挿入する際、インクカートリッジ211を挿入開口部271へ案内するように設けられている。具体的には、挿入開口部271から対向する方向へ延びる進入路Aからはみ出たインクカートリッジ211を、挿入開口部271へ近づくにしたがって徐々に進入路Aへ押し戻すように案内面363dは、インクカートリッジ211の装填方向に対して傾斜して設けられている。
ここで、「装填方向」とは、インクカートリッジ211が挿入開口部271を進入して奥にあるインク供給針411に向かう方向をいう。具体的には、図5において矢印が示す図面下側から上側へ向かう方向である。
ここで、「排出方向」とは、装填方向と逆向きの方向をいう。
図5〜図7に示す状態から、排出レバー385の付勢力に抗してインクカートリッジ211をさらに押し込んで第1の所定ストロークS1分挿入すると、図8〜図10に示すインクカートリッジ211の挿入完了状態となる。
図11に示すのは、インクカートリッジの装填途中の着脱装置を示す平面図であり、図12に示すのは図11の要部側断面図である。
図11に示す如く、図8に示す「リセット位置」からレバーアーム363を、レバー支軸364を支点に反時計方向へ回動させると、前述したように第1ギア231が第2ギア232へ動力を伝達し、第2ギア232と一体に設けられた第3ギア233が第4ギア234へ動力を伝達する。第4ギア234と一体に設けられたカム部235が、第1スライダ開口部246の第1の面246aと当接・押圧してスライダ部240を装填方向へ移動させる。このとき、スライダ部240にはガイドスリット241a、241bが装填方向に沿って直列に2箇所設けられている。そして、基体387に設けられた軸262a、262bがガイドスリット241a、241bに挿通されることによって、スライダ部240の移動方向が規制されている。
そして、レバーアーム363を反時計方向へ回動させて「セット位置」まで操作するとインクカートリッジ211の装填完了状態となる。
図13〜図16に示す如く、図11および図12の状態からレバーアーム363をさらに回動させて「セット位置」まで操作すると、インクカートリッジ211は、インクカートリッジ211の挿入完了状態(図8〜図10参照)から第2の所定ストロークS2装填方向へ移動してインク供給針411が完全にインクカートリッジ211に突き刺さった状態、即ち、インクカートリッジ211の装填完了状態となる。
尚、コネクタ部412が、インク残量情報端子212と電気的に接続する際、および接続を解除する際、コネクタ部412とインクカートリッジ211との間に摩擦が生じる。
図17に示すのは、インクカートリッジ排出途中の着脱装置を示す平面図であり、図18に示すのは図17の要部側断面図である。
インクカートリッジ211を排出する際は、レバーアーム363を図13に示す「セット位置」から図5および図8に示す「リセット位置」まで時計方向へ回動する。この際、着脱装置201の動作が複雑であるので、段階ごとに分けて以下説明する。
尚、排出レバー385の付勢力はインクカートリッジ211とインク供給針411との摩擦力より小さいため、インクカートリッジ211は移動しない。
図19に示す如く、図17および図18の状態からレバーアーム363をさらに「リセット位置」側へ徐々に回動すると、スライダ部240はさらに排出方向である図面左側へ徐々に移動する。このとき、スライダ部240に設けられたど当て部243が、インクカートリッジ211の先端部と当接・押圧している。従って、インクカートリッジ211とインク供給針411との摩擦力に抗して、ど当て部243が、インクカートリッジ211を排出方向である図面左側へ徐々に移動させる。このとき、ど当て部243は、2つの爪部251、251と対向する位置に設けられている。そして、装填の際に爪部がインクカートリッジ211の姿勢を安定させながら押し込んだことと同様に、排出の際、2つのど当て部243、243は、インクカートリッジ211の姿勢を安定させながら排出方向へインクカートリッジ211を移動させることができる。
図20および図21に示す如く、図19に示す状態からレバーアーム363をさらに「リセット位置」側へ徐々に回動すると、スライダ部240はさらに排出方向へ徐々に移動する。このとき、ラッチプレート250の傾斜部253、253は、キャンセルアーム260a、260bの先端当接部260c、260cに完全に乗り上げる。従って、ラッチプレート250は上方へ揺動の最高点に達し、爪部251、251は、凹部211a、211aから完全に抜け切れて係合が解除された状態となる。
ここで、ラッチプレート250の上方への揺動は、爪部251、251と凹部211a、211aとの間の隙間を必要とするので、ど当て部243、243がインクカートリッジ211を排出方向へ移動させている間に行われるように構成されている。
そして、インクカートリッジ211とインク供給針411との摩擦抵抗が無くなった後は、スライダ部240の設けられた押出レバー401が作用して、インクカートリッジ211をカートリッジ保持手段210であるスライダ部240に対して排出方向へ強制的に移動させる。押出レバー401は、前述したインクカートリッジ211とコネクタ部412との比較的小さい摩擦抵抗に抗して、インクカートリッジ211を移動させるように設けられている。
ここで、「第3の所定ストロークS3」とは、インクカートリッジ211のスライダ部240に対する移動距離であって、爪部251、251と凹部211a、211aとが係合する位置から係合しない位置まで移動距離をいう。
また、本実施形態では、押出レバー401は、インクカートリッジ211とコネクタ部412との比較的小さい摩擦抵抗に抗して作用するように構成されているが、インクカートリッジ211とインク供給針411との比較的大きい摩擦抵抗に抗して作用するように構成してもよいのは勿論である。
図22および図23に示す如く、図20および図21に示す状態からレバーアーム363をさらに「リセット位置」側へ徐々に回動すると、スライダ部240はさらに排出方向へ徐々に移動する。そして、押出レバー401がインクカートリッジ211とコネクタ部412との比較的小さい摩擦抵抗に抗してインクカートリッジ211をスライダ部240に対して移動させた後は、インクカートリッジ211と着脱装置201との間に摩擦抵抗が殆どない状態となる。従って、排出レバー385の付勢力が、まさにインクカートリッジ211を排出方向へ押し出そうとする。
そして、レバーアーム363を完全に「リセット位置」(図4〜図6、図8および図9参照)まで回動しレバー突起部363cを進入路Aの外側へ移動させると、インクカートリッジ211を挿入開口部271から取り出すことができる。
図25に示す如く、カム部235は、カム軸235cを支点に回動するように設けられており、カム軸235cに対して偏心した偏心カム部235aと、カム軸235cと同心の同心カム部235bとを備えている。前述したようにレバーアーム363を「リセット位置」から「セット位置」側へ回動すると、カム部235が図25(A)に示す如く反時計方向へ回動する。このとき、偏心カム部235aが第1スライダ開口部246の第1の面246aを押圧するので、スライダ部240は、ガイドスリット241a、241bと軸262a、262bとに案内されながら矢印の装填方向へ移動する。
図26に示すのは、ラッチプレートが下がっている状態であって、第1の係合手段によって係合した状態を示す要部拡大図であり、同図(A)はその要部拡大平面図、同図(B)は同図(A)の側断面図である。
図26(A)(B)に示す状態は、前述したインクカートリッジ211の挿入が完了前の状態(図4〜図7参照)、前述したレバーアーム363の「セット位置」から僅かに「リセット位置」側へレバーアーム363を回動させる際の状態(図17、図18参照)、および前述したインクカートリッジ211を排出する際のラッチプレート250が上がってから下がった後の状態(図24参照)である。第1の係合手段および第2の係合手段は、幅方向に一対設けられており同じ動作をするので、ここでは一方について説明し、他方については説明を省略する。
図27(A)(B)に示す状態は、前述したインクカートリッジ211を排出する際であって、キャンセルアーム260a、260bの先端当接部260c、260cが、傾斜部253、253を介してラッチプレート250を上方へ押し上げている状態である(図19〜図21参照)。
即ち、揺動支点Qと、揺動半径規制手段としてのスライダ係合部245とラッチプレート係合部254とが面接触する位置Rと、を別々に設け、ラッチプレート250を揺動させると共に位置Rを支点Qに対して接離移動させることによって、ラッチプレート250を揺動させる際に支点Qから爪部251、251までの距離を変えることができる。
またさらに、ラッチプレートばね256の付勢方向を変更して、ラッチプレート係合部254を、スライダ係合部245の曲げ加工した箇所、所謂、アール箇所と面接触させて、該面接触している位置(R)を支点にラッチプレート250を揺動させてもよいのは勿論である。
図28に示す状態は、前述したレバーアーム363を「リセット位置」から「セット位置」まで回動してインクカートリッジ211を装填する際の状態である(図11〜図16参照)。
図29(A)(B)に示す如く、カートリッジ強制移動手段400は、スライダ部240に設けられた押出レバー401と、基体387の押出レバー開口部387cに設けられた突起387bと、押出レバーばね402と、を備えている。押出レバー401については、インクカートリッジ211の排出の際の説明で説明したが、さらに詳しく以下に説明する。
図30に示すのは、インクカートリッジ装填途中のカートリッジ強制移動手段を示す底面図である。図面において下側から上側へ向かう方向が装填方向である。
図30に示す如く、インクカートリッジ211は、カートリッジ保持手段210によって保持されている状態であるので、レバーアーム363の「セット位置」側への回動操作によって、スライダ部240および押出レバー401と一体に矢印の示す装填方向へ移動する。そして、スライダ部240および押出レバー401が装填方向へ移動すると、押出レバー401の当接部401aが、基体側の突起387bに徐々に接近し当接する。
図31に示す如く、図30に示す状態からスライダ部240および押出レバー401がさらに装填方向へ移動すると、突起387bが、当接部401aと係合し、押出レバーばね402の付勢力に抗して押出レバー401を図中の反時計方向へ回動させる。このとき、押出レバー401の押出部401bは、インクカートリッジ211の装填方向の先端側の面から離間するように揺動する。そして、スライダ部240および押出レバー401がさらに装填方向へ移動すると、突起387bと当接部401aとの係合が解除される。
図32に示す如く、図31に示す状態からスライダ部240および押出レバー401がさらに装填方向へ移動すると、基体側の突起387bと押出レバー401の当接部401aとの係合が解除される。従って、押出レバー401は、押出レバーばね402の付勢力によって、図中の時計方向へ回動して図32に示す姿勢にもどされる。以上、説明したように、インクカートリッジ211を装填する際、押出レバー401は回動するが、押出レバー401は、インクカートリッジ211と当接することがないので、インクカートリッジ211に対して何ら作用しない。
図33に示すのは、インクカートリッジ排出途中に押出レバーが回動している状態のカートリッジ強制移動手段を示す底面図である。
図33に示す如く、図32に示す状態からレバーアーム363を「セット位置」から「リセット位置」側へ回動操作すると、インクカートリッジ211は、スライダ部240および押出レバー401と一体に矢印の示す排出方向へ移動する。そして、押出レバー401の当接部401aが、基体側の突起387bに徐々に接近して当接する。
以上、説明したように、押出レバー401は、インクカートリッジ211を装填する際および排出する際に回動するが、排出する際にのみインクカートリッジ211と当接・押圧してインクカートリッジ211を排出方向へ強制的に移動させるように構成されている。
また、押出レバー軸403から当接部401aおよび押出部401bまでの比は、約1対1に設けられているが、当接部401aおよび押出部401bのいずれか一方までの距離を長くして前記比を大きく構成してもよいのが勿論である。
また、カートリッジ強制移動手段400は、カートリッジ保持手段210がインクカートリッジ211と一体に排出方向へ移動し、着脱装置側であってインクカートリッジ211に挿通するインク供給針411がインクカートリッジ211から引き抜かれた後に作用するように構成されていることを特徴とする。
さらに、インクカートリッジ側に設けられた電気的な接続端子部としてのインク残量情報端子212と、記録装置側に設けられ、インク残量情報端子212と接触可能なコネクタ部412との接触装置414を備え、カートリッジ強制移動手段400は、少なくともコネクタ部412とインクカートリッジ211とが離間するまで、作用するように構成されていることを特徴とする。
また、本実施形態では、爪部を2つ設けたが、幅方向に延設された爪部を1つ設けてもよいし、幅方向に3つ以上設けてもよいのは勿論である。
またさらに、本実施形態では、ラッチプレートの揺動支点を、装填方向において爪部より上流側に設けたが、下流側であってもよいのは勿論である。
本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
104 給送用モータ、105 プラテン、106 記録ヘッド、107 キャリッジ、
110 インク供給チューブ、143 記録部、144 給送部、190 フレーム部材、
200 インク吸引装置、201 着脱装置、210 カートリッジ保持手段、
211 インクカートリッジ、211a 凹部、212 インク残量情報端子、
213 キャップ部、220 カートリッジロック解除手段、230 動力伝達変換機構、
231 第1ギア、232 第2ギア、233 第3ギア、234 第4ギア、
235 カム部、235a 偏心カム部、235b 同心カム部、235c カム軸、
240 スライダ部、241a ガイドスリット、241b ガイドスリット、
241c スリット、242 スライダ突部、243 ど当て部、
245 スライダ係合部、245a 係合開口部、245b 上側の面、
246 第1スライダ開口部、246a 第1の面、246b 第2の面、
247 第2スライダ開口部、248 C型開口部、249 フック、
250 ラッチプレート、251 爪部、252 肩部、253 傾斜部、
254 ラッチプレート係合部、255 ラッチプレートスリット、
255a 装填方向側の面、256 ラッチプレートばね、260a キャンセルアーム、
260b キャンセルアーム、260c 先端当接部、261 キャンセルアームばね、
262a 軸、262b 軸、262c 軸、271 挿入開口部、
363 レバーアーム、363a つまみ部、363b アーム本体、
363c レバー突起部、363d 案内面、364 レバー支軸、
366 レバー回動規制部、369 レバー回動規制突起、385 排出レバー、
386 排出レバー軸、387 基体、387a 基体開口部、387b 突起、
387c 押出レバー開口部、400 カートリッジ強制移動手段、401 押出レバー、
401a 当接部、401b 押出部、402 押出レバーばね、403 押出レバー軸、
411 インク供給針、412 コネクタ部、413 コネクタばね、414 接触装置、
500 従来の着脱装置、501 カートリッジ保持手段、502 ケース部、
503 溝部、504 係合部、505 突起部、506 スライダ部、
507 ど当て部、508 スライダばね、510 インクカートリッジ、511 凹部、
512 当接部、Q 支点、R 接触面(第1の係合手段の)、
S1 第1の所定ストローク、S2 第2の所定ストローク、
S3 第3の所定ストローク
Claims (7)
- インクカートリッジをスライドさせて記録装置本体に装填するインクカートリッジの着脱装置であって、
インクカートリッジを第1の所定ストローク挿入することによってインクカートリッジを保持するカートリッジ保持手段と、
レバーアームの回動により、てこの原理を利用してインクカートリッジの装填に必要な押し込み力を確保すると共に、レバーアームの回動を前記カートリッジ保持手段に保持された状態のインクカートリッジの装填に必要な第2の所定ストロークの動きに変換する動力伝達変換機構と、
レバーアームの回動に伴ってインクカートリッジを保持した状態の前記カートリッジ保持手段をインクカートリッジの排出方向へ移動させる際のみに、てこの原理を利用してインクカートリッジを前記カートリッジ保持手段に対して排出方向へ強制的に移動させるカートリッジ強制移動手段と、を備え、
該カートリッジ強制移動手段は、
着脱装置の基体側に設けられた突起と、
前記カートリッジ保持手段側に回動自在に設けられ、一端側が前記突起と係合して姿勢が変化する押出レバーと、
姿勢が変化した前記押出レバーの一端側と前記突部との係合が解除された後に前記押出レバーの姿勢を付勢力によって元に戻すばねと、を備え、
前記カートリッジ保持手段が排出方向と逆方向である装填方向へ移動した際、前記押出レバーの一端側は、前記突起と係合することにより前記カートリッジ保持手段に対して相対的に排出方向へ揺動し、
前記押出レバーの他端側は、前記カートリッジ保持手段に対して相対的に装填方向へ揺動するためインクカートリッジに対して排出方向への力を作用させず、
前記カートリッジ保持手段が排出方向へ移動した際、力点としての前記押出レバーの一端側は、前記突起と係合することにより前記カートリッジ保持手段に対して相対的に装填方向へ揺動し、
作用点としての前記押出レバーの他端側は、前記カートリッジ保持手段に対して相対的に排出方向へ揺動しインクカートリッジと当接・押圧して該インクカートリッジを前記カートリッジ保持手段に対して排出方向へ移動させる構成であるインクカートリッジの着脱装置。 - 請求項1に記載のインクカートリッジの着脱装置において、前記カートリッジ強制移動手段のインクカートリッジを強制的に移動させる力は、前記カートリッジ保持手段が移動する力によって発生するように構成されていることを特徴とするインクカートリッジの着脱装置。
- 請求項1または2に記載のインクカートリッジの着脱装置において、前記カートリッジ保持手段は、該カートリッジ保持手段のインクカートリッジを保持した状態を解除するカートリッジロック解除手段を備え、
前記カートリッジ強制移動手段のインクカートリッジを強制的に移動させる力は、前記カートリッジロック解除手段がインクカートリッジを保持した状態を解除した後に発生するように構成されていることを特徴とするインクカートリッジの着脱装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクカートリッジの着脱装置において、前記カートリッジ強制移動手段は、前記カートリッジ保持手段がインクカートリッジと一体に排出方向へ移動し、着脱装置側であってインクカートリッジに挿通するインク供給針がインクカートリッジから引き抜かれた後に作用するように構成されていることを特徴とするインクカートリッジの着脱装置。
- 請求項3または4に記載のインクカートリッジの着脱装置において、インクカートリッジ側に設けられた電気的な接続端子部と、記録装置側に設けられ、該接続端子部と接触可能なコネクタ部との接触装置を備え、
前記カートリッジ強制移動手段は、少なくとも該コネクタ部とインクカートリッジとが離間するまで、作用するように構成されていることを特徴とするインクカートリッジの着脱装置。 - インクカートリッジをスライドさせて記録装置本体に装填するインクカートリッジの着脱装置を備える記録装置であって、前記インクカートリッジの着脱装置は請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクカートリッジの着脱装置であることを特徴とする記録装置。
- 液体カートリッジをスライドさせて液体噴射装置本体に装填する液体カートリッジの着脱装置を備える液体噴射装置であって、
液体カートリッジを第1の所定ストローク挿入することによって液体カートリッジを保持するカートリッジ保持手段と、
レバーアームの回動により、てこの原理を利用して液体カートリッジの装填に必要な押込み力を確保すると共に、レバーアームの回動を前記カートリッジ保持手段に保持された状態の液体カートリッジの装填に必要な第2の所定ストロークの動きに変換する動力伝達変換機構と、
レバーアームの回動に伴って液体カートリッジを保持した状態の前記カートリッジ保持手段を液体カートリッジの排出方向へ移動させる際のみに、てこの原理を利用して液体カートリッジを前記カートリッジ保持手段に対して排出方向へ強制的に移動させるカートリッジ強制移動手段と、を備え、
該カートリッジ強制移動手段は、
着脱装置の基体側に設けられた突起と、
前記カートリッジ保持手段側に回動自在に設けられ、一端側が前記突起と係合して姿勢が変化する押出レバーと、
姿勢が変化した前記押出レバーの一端側と前記突部との係合が解除された後に前記押出レバーの姿勢を付勢力によって元に戻すばねと、を備え、
前記カートリッジ保持手段が排出方向と逆方向である装填方向へ移動した際、前記押出レバーの一端側は、前記突起と係合することにより前記カートリッジ保持手段に対して相対的に排出方向へ揺動し、
前記押出レバーの他端側は、前記カートリッジ保持手段に対して相対的に装填方向へ揺動するため液体カートリッジに対して排出方向への力を作用させず、
前記カートリッジ保持手段が排出方向へ移動した際、力点としての前記押出レバーの一端側は、前記突起と係合することにより前記カートリッジ保持手段に対して相対的に装填方向へ揺動し、
作用点としての前記押出レバーの他端側は、前記カートリッジ保持手段に対して相対的に排出方向へ揺動し液体カートリッジと当接・押圧して該液体カートリッジを前記カートリッジ保持手段に対して排出方向へ移動させる構成である液体噴射装置。
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