JP4314499B2 - カセット装置、記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体を覆い、記録装置本体側の給送ローラによって給送される際に被記録媒体が通過する給送開口部を有するカセット筐体部と、被記録媒体が載置され、記録装置本体に取り付けられた状態のときに前記給送ローラに対して接離移動可能なカセットホッパと、前記給送開口部における被記録媒体の通過の可否を切り換えるシャッタ部と、を備えたカセット装置、該カセット装置を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
また、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置本体に着脱可能なカセットは、筐体部と、カセット内ホッパと、カバー蓋部と、シャッタ部とから成る複数の部品によって構成されていた。ここで、前記筐体部は、カセット内に収納された被記録媒体の一例である用紙を覆う部材である。また、前記カセット内ホッパは、揺動可能に設けられ、載置された用紙を記録装置本体の給送ローラに接離移動させることができるように構成されている。
またさらに、前記カバー蓋部は、前記筐体部の前面に設けられ、該カバー蓋部を開けることによって、前記カセット内に用紙を補充することができるように構成されている。また、前記シャッタ部は、カセット内の用紙が、給送方向へ移動しないように規制する部材である。そして、前記シャッタ部は、前記カセットが前記記録装置本体に取り付けられる際、開状態にすることが可能に設けられている。さらに、前記シャッタ部は、前記カセットが前記記録装置本体から取り外される際、閉状態にすることが可能に設けられている。
特開2006−103859号公報
しかしながら、前記カセットは、複数の部品から構成されている。従って、組み立てる際、少なくとも部品点数から一の値を引いた数の組立工数を必要とする。また、部品点数が多い分、コストが掛かる虞がある。またさらに、組立工数が多ければ、解体する際の解体工数が多くなる虞がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、組立性がよいカセット装置、該カセット装置を備えた記録装置および液体噴射装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様のカセット装置は、被記録媒体を覆い、記録装置本体側の給送ローラによって給送される際に被記録媒体が通過する給送開口部を有するカセット筐体部と、被記録媒体が載置され、記録装置本体に取り付けられた状態のときに前記給送ローラに対して接離移動可能なカセットホッパと、前記給送開口部における被記録媒体の通過の可否を切り換えるシャッタ部と、が一体に形成され、前記カセットホッパは、前記カセット筐体部側との第1接合部において、該カセットホッパが前記給送ローラへ接近する側へ折り曲げられ、前記カセット筐体部側に設けられた第1係合部と係合されて組み立てられたことを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記カセットホッパは、前記カセット筐体部側との第1接合部において、該カセットホッパが前記給送ローラへ接近する側へ折り曲げられ、前記カセット筐体部側に設けられた第1係合部と係合されることによって、前記カセット装置が組み立てられている。従って、前記カセット装置の組立性がよい。即ち、各部材が一体に形成されており、前記カセットホッパを前記第1接合部において折り曲げるだけで、カセット装置の組立てを完成させることができ、非常に作業効率がよい。
また、前記カセットホッパは、前記給送ローラへ接近する側へ折り曲げられている。例えば、前記カセット装置を、可撓性素材によって一体に形成することができる。係る場合、前記第1接合部において、曲げを戻そうとする力が作用する。
その結果、前記カセットホッパは、前記給送ローラから離間する側へ付勢される。即ち、記録装置本体側から何ら力を受けない状態では、前記カセットホッパを確実に前記給送ローラから離間した状態である所謂、ホッパダウン状態にすることができる。
ここで、「可撓性素材」とは、板状にしたときに撓ませることができる材質のものをいう。例えば、PP(ポリプロピレン)等の樹脂であることが望ましい。また、コシの強い紙であってもよいのは勿論である。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記カセット筐体部における前記カセットホッパ側に、前記カセット筐体部の内部に被記録媒体を挿通することができるホッパ側開口部を有することを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記カセット装置は、前記カセット筐体部における前記カセットホッパ側に、前記カセット筐体部の内部に被記録媒体を挿通することができるホッパ側開口部を有する。従って、前記カセット装置を組み立てる際、前記カセットホッパを前記第1接合部において折り曲げる前の状態において、前記ホッパ側開口部を介して被記録媒体を、前記カセット筐体部内に収納することができる。即ち、前記カセットホッパが、所謂、カセットカバーを兼ねる構造である。
また、前記カセット装置を組み立てる際、前記カセットホッパを前記第1接合部において折り曲げる前の状態、即ち、前記ホッパ側開口部が既に開いている状態において、被記録媒体を収納することができる。従って、被記録媒体を収納しやすく、作業性が非常によい。即ち、前記組み立てる際に被記録媒体を収納するために、カセットカバーとしての前記カセットホッパを、前記第1係合部との係合を解除して、開かせる必要がない。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記シャッタ部は、前記カセット筐体部側との第2接合部において、前記カセット筐体部の内側へ折り曲げられ、前記カセット筐体部側に設けられた第2係合部と係合されて組み立てられたことを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記シャッタ部は、前記カセット筐体部側との第2接合部において、前記カセット筐体部の内側へ折り曲げられ、前記カセット筐体部側に設けられた第2係合部と係合されて組み立てられている。従って、前記カセット装置の組立性がよい。即ち、前記シャッタ部を、前記第2接合部において折り曲げて、前記第2係合部と係合させるだけでよい。
また、前記シャッタ部は、前記カセット筐体部の内側へ折り曲げられている。例えば、前記カセット装置を、前述したように可撓性素材によって一体に形成することができる。係る場合、前記第1接合部と同様に、前記第2接合部において、曲げを戻そうとする力が作用する。
その結果、前記シャッタ部は、前記カセット筐体部の外側へ付勢される。従って、記録装置本体側から何ら力を受けない状態では、前記シャッタ部を、前記給送開口部における被記録媒体の通過を規制するシャッタ閉状態に安定させることが可能である。即ち、前記シャッタ部を、確実に前記体2係合部と係合させた状態である、前記シャッタ閉状態に安定させることができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記シャッタ部は、第2係合部と係合した状態を被記録媒体の通過を規制する閉状態とし、該閉状態から前記第2接合部を支点に前記カセット筐体部の内側へ回動して被記録媒体の通過の規制を解除する開状態となり、前記シャッタ部が、閉じたときに前記カセット筐体部側に設けられた第3係合部と係合し、開くときに該第3係合部との係合が解除され、該第3係合部の位置は、前記第2接合部を基準に前記第2係合部の位置より離間した構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第3の態様と同様の作用効果に加え、前記シャッタ部が、閉じたときに前記カセット筐体部側に設けられた第3係合部と係合し、開くときに該第3係合部との係合が解除される構成である。従って、前記シャッタ部に対して意図しない僅かな外力が作用した場合であっても、確実にシャッタ閉状態を保持することができる。即ち、前記シャッタ部を、シャッタ閉状態により安定させることができる。
また、該第3係合部の位置は、前記第2接合部を基準に前記第2係合部の位置より離間した構成である。例えば、前記カセット装置を、前述したように可撓性素材によって一体に形成することができる。係る場合、基準に対してより離間した位置は、近傍となる位置と比較して撓み変形しやすい傾向にある。従って、前記シャッタ部と前記第2係合部とが係合したままの状態で、前記シャッタ部と前記第3係合部とを係合・係合解除することが可能である。
本発明の第5の態様は、第3または第4の態様において、前記シャッタ部は、L字状に形成されていることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第3また第4の態様と同様の作用効果に加え、前記シャッタ部は、L字状に形成されている。従って、前記シャッタ部が前記第2接合部を支点に回動する構成において、容易に前記給送開口部における被記録媒体の通行の可否を切り換えることができる。
また、前記シャッタ部をL字状に設けることによって、前記第2係合部および前記第3係合部との係合する前記位置の関係を容易に構成することができる。
またさらに、例えば、前記シャッタ部を可撓性素材でL字状に設けることによって、L字を構成する2軸方向に対して直交する方向へ、容易に前記シャッタ部のL字状の屈曲部近傍を、撓ませて傾かせることができる。
例えば、ユーザが前記カセット部を前記記録装置本体から取り外す際、前記シャッタ部が撓むことを利用して、前記記録装置本体側に設けられたシャッタ閉作用部(図40における符号240)が前記シャッタ部から退避するように移動させることが可能である。即ち、L字状の可撓性素材の前記シャッタ部は、閉じた後、容易に前記シャッタ閉作用部を該シャッタ部から退避させることができる。
その結果、ユーザが前記カセット部を前記記録装置本体から取り外す際、前記シャッタ部と前記第2係合部とが係合したままの状態で、前記シャッタ部と前記第3係合部とを、より確実に係合させることができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれか一の態様において、前記カセットホッパは、前記給送ローラと対向する位置に切欠き部を有することを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第1から第5のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記カセットホッパは、前記給送ローラと対向する位置に切欠き部を有する。従って、前記記録装置本体側に設けられたホッパが有する、例えば、コルク等の公知技術である高摩擦部材を、前記切欠き部を介して被記録媒体と接触させることができる。即ち、コルク等の前記高摩擦部材を前記カセットホッパに設ける必要がない。その結果、コルク等の前記高摩擦部材を設けなかった分だけ、前記カセット装置のコストダウンをすることができる。
本発明の第7の態様は、第1から第6のいずれか一の態様において、被記録媒体を有することを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、第1から第6のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記カセット装置は、被記録媒体を有する。即ち、被記録媒体は、前記カセット装置の構成要素の一つである。
本発明の第8の態様は、第1から第7のいずれか一の態様において、前記記録装置本体側に設けられた弾性係合部と係合可能な被係合部を有することを特徴とする。
本発明の第8の態様によれば、第1から第7のいずれが一の態様と同様の作用効果に加え、前記記録装置本体側に設けられた弾性係合部と係合可能な被係合部を有する。従って、前記カセット装置が前記記録装置本体に取り付けられたとき、前記カセット装置の前記記録装置本体に対する位置を精度良く決めることができる。即ち、前記取り付けた状態における前記カセット装置のガタツキを低減することができる。
その結果、前記記録装置本体において、被記録媒体の給送性能を向上させることができる。例えば、給送部に設けられた分離部への突入角度を安定させ、被記録媒体が重送される虞を低減することができる。
また、前記弾性係合部は、ユーザが触れにくい前記記録装置本体側に設けられている構成である。即ち、ユーザが触れる前記カセット装置には、前記弾性係合部が設けられていない構成である。従って、ユーザが誤って前記弾性係合部を破損する虞がない。
またさらに、前記カセット装置を可撓性素材によって形成した場合、前記カセット装置側に前記弾性係合部を設けると十分に作用しない虞がある。
そこで、本態様のカセット装置は、前記記録装置本体側の前記弾性係合部と係合可能な前記被係合部を有している。従って、前記カセット装置は、前記弾性係合部と前記被係合部とを有効に係合させることができる。本態様は、コスト面を重視して前記カセット装置を可撓性素材によって一体に形成した場合に特に有効である。
本発明の第9の態様は、第8の態様において、前記弾性係合部は、前記カセット装置の取り付け方向に対して傾斜する傾斜部を有し、前記カセット装置が前記記録装置本体に取り付けられた状態において、前記傾斜部は前記被係合部と当接する構成であることを特徴とする。
本発明の第9の態様によれば、第8の態様と同様の作用効果に加え、前記弾性係合部は、前記カセット装置の取り付け方向に対して傾斜する傾斜部を有し、前記カセット装置が前記記録装置本体に取り付けられた状態において、前記傾斜部は前記被係合部と当接する構成である。従って、該構成は、前記取り付けられた状態において、より前記ガタツキを低減することができる。
本発明の第10の態様の記録装置は、被記録媒体が載置される載置部と、載置された被記録媒体を給送する給送部と、該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、前記載置部は、上記第1から第9のいずれかの態様の前記カセット装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第10の態様によれば、前記載置部は、上記第1から第9のいずれかの態様の前記カセット装置を備えている。従って、記録装置において、上記第1から第9のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第11の態様の液体噴射装置は、被液体噴射媒体が載置される載置部と、載置された被液体噴射媒体を給送する給送部と、該給送部から給送された被液体噴射媒体に液体噴射ヘッドにより液体を噴射する液体噴射部と、を備えた液体噴射装置であって、前記載置部は、被液体噴射媒体を覆い、液体噴射装置本体側の給送ローラによって給送される際に被液体噴射媒体が通過する給送開口部を有するカセット筐体部と、被液体噴射媒体が載置され、液体噴射装置本体に取り付けられた状態のときに前記給送ローラに対して接離移動可能なカセットホッパと、該カセットホッパに載置された状態から前記給送ローラによって給送される際に被液体噴射媒体が通過する給送開口部と、前記給送開口部における被液体噴射媒体の通過の可否を切り換えるシャッタ部と、が一体に形成され、前記カセットホッパは、前記カセット筐体部側との第1接合部において、該カセットホッパが前記給送ローラへ接近する側へ折り曲げられ、前記カセット筐体部側に設けられた第1係合部と係合されて組み立てられたことを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る液体噴射装置の一例である記録装置の概略を示す全体斜視図である。また、図2に示すのは、本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図である。
記録装置100の本体の背面側には、被記録媒体としての用紙Pが載置・積層される載置部145のカセット部300が記録装置本体101に装填されている。そして、カセット部300の内部には、カセットホッパ320(図3〜図8参照)が、給送部144の後述する給送ローラ190(図3〜図8参照)に対して接離移動可能に設けられている。具体的には、カセットホッパ320は、載置される用紙Pの幅方向Xに延設され、カセットホッパ320の上方に設けられた第1接合部321(図3、図10および図11参照)を支点に揺動するように設けられている。
そして、カセットホッパ320(図3〜図8参照)の最上位に載置された用紙Pは、給送部144によって、搬送方向下流側である記録部側へ給送される。具体的には、載置された用紙Pは、給送用モータ104によって駆動する給送ローラ190(図3〜図8参照)により、左右のエッジガイド318、318…(図10参照)に案内されながら搬送方向の下流側の搬送ローラ対(図示せず)へと給送される。搬送ローラ対(図示せず)まで給送された用紙Pは、搬送用モータ(図示せず)によって駆動する搬送ローラ対(図示せず)により、さらに搬送方向の下流側の記録部143へと搬送される。
記録部143は、用紙Pを下方から支持するプラテン105と、プラテン105の上方に対向するように設けられたキャリッジ107とによって構成される。そのうち、キャリッジ107は、搬送される用紙Pの幅方向Xである主走査方向へ延びたキャリッジガイド軸(図示せず)に案内されながらキャリッジモータ102によって駆動する。さらに、キャリッジ107の底面部には、用紙Pへ向かってインクを吐出する記録ヘッド106が設けられている。記録部143で記録された用紙Pは、さらに下流側へと搬送され排紙ローラ(図示せず)によって記録装置100の正面側から排出される。
また、記録装置100の本体の下方には、インクカートリッジ(図示せず)が装填され、インク供給針(図示せず)を介してインク供給路(図示せず)へとインクが供給される。さらに、インクは、インク供給チューブ110を介してキャリッジ107の記録ヘッド106まで供給される。そして、記録ヘッド106のフラッシング時、およびクリーニング時には、1桁側に設けられ、記録部143の吐出特性を維持する吐出特性維持部としてのインク吸引装置200においてインクの吐出・吸引動作が行われる。インク吸引装置200は、キャップ部204を備え、キャップ部204を上下方向へ移動させて記録ヘッド106を封止することができるように構成されている。
図3に示すのは、ホッパダウンのときの給送部の概略を示す全体側断面図である。また、図4に示すのは、図3の要部拡大側断面図である。
図3および図4に示す如く、カセット部300は、カセット筐体部310と、カセットホッパ320と、先端規制部319と、を有している。このうち、カセット筐体部310は、用紙Pを覆うように設けられている。また、カセットホッパ320は、カセット筐体部310と第1接合部321において接合されている。そして、カセットホッパ320は、第1接合部321を支点に揺動することができるように構成されている。また、先端規制部319は、カセット部300が記録装置本体101に取り付けられた状態において、カセット部内に収納された用紙Pの先端の位置を規制するように設けられている。
カセット部300が記録装置本体101に取り付けられた状態において、カセット部300の位置および姿勢は、基体部210に設けられた度当て部212と、カセット案内部213と、カセット規制部214と、によって規制されている。
具体的には、度当て部212は、カセット部300の給送方向Yの位置を規制するように設けられている。
また、カセット案内部213は、カセット部300の幅方向Xの位置および給送ローラ190から離間する方向の位置を規制するように設けられている。またさらに、カセット規制部214は、カセット部300の給送ローラ190へ接近する方向の位置を規制するように設けられている。さらに、カセット案内部213およびカセット規制部214は、協働してカセット部300の姿勢を規制するように構成されている。
給送ローラ190は、弧部192と、弦部191と、支軸193と、を有している。そして、給送ローラ190は、給送用モータ104の動力がギア輪列215(図17参照)および公知技術であるクラッチ装置216(図17参照)によって支軸193まで伝達され、支軸193を支点に図3および図4において時計方向へ回動するように設けられている。
また、給送用モータ104の動力によって、ホッパカム部219は、カム軸220を支点に図中において反時計方向へ回動するように構成されている。そして、ホッパカム部219の回動に伴って一対の戻しレバー228、228およびリフタ部221が回動するように構成されている。具体的には、リフタ部221は、リフタ軸222を支点に回動可能に設けられている。そして、リフタ部221は、図示しないホッパばねによって、リフタ部221の先端に係合されたホッパ225が給送ローラ190に接近する方向へ付勢されている。
そして、ホッパカム部219によって、ホッパ225が給送ローラ190から離間するように、リフタ部221が回動する。所謂、ホッパダウンである。リフタ部221の先端には、姿勢規制部223が設けられている。そして、ホッパ225は、リフタばね224によって姿勢規制部側に付勢されている。ここで、ホッパダウン状態では、ホッパ225は、基体部210に設けられたホッパ規制部227と当接し、姿勢規制部223から僅かに離間した状態となる。
従って、ホッパダウン状態のホッパ225の位置および姿勢を精度よく決めることができる。その結果、カセット部300を記録装置本体101に対して着脱する際、カセット部300が、ホッパ225およびホッパ225に設けられた公知技術である高摩擦部材の一例であるコルク材226と当接する虞がない。即ち、前記着脱する際、カセット部300がホッパ225およびコルク材226に引っ掛かる虞がない。
また、基体部210には、予備分離部217および本分離部としての分離パッド218が設けられている。予備分離部217は、給送ローラ190に対して接離移動可能に設けられている。また、予備分離部217は、図示しない付勢手段によって給送ローラ側へ付勢されている。
尚、図示しない規制部によって、図3および図4に示す予備分離部217の位置より、予備分離部217の給送ローラ側への移動は規制されている。
用紙Pが給送され、予備分離部217を通過した用紙Pは、分離パッド218へ進入し突き当てられる。ここで、複数の用紙Pが予備分離部217を通過した場合、分離パッド218に突き当てられることによって、最上位の用紙Pのみが余分な用紙Pから分離され給送方向下流側へさらに送られる。所謂、土手分離である。そして、最上位の用紙Pは、基体部210に設けられた用紙案内面部211に案内され記録部143へ送られる。一方、分離パッド218において停止した前記余分な用紙Pは、一対の戻しレバー228、228によってカセット部300へ戻される。
尚、弦部191が予備分離部217、分離パッド218および用紙案内面部211と対向している状態が、給送ローラ190のリセット位置である。
図5に示すのは、カセット部内の用紙の枚数が最大載置可能枚数であるMax枚におけるホッパアップのときの給送部の概略を示す全体側断面図である。また、図6に示すのは、図5の要部拡大側断面図である。
図5および図6に示す如く、図3および図4に示す状態から給送ローラ190が時計方向へ回動すると、ホッパカム部219は反時計方向へ回動する。このとき、ホッパカム部219とリフタ部221との係合が解除され、リフタ部221は、ホッパばね(図示せず)の付勢力によって反時計方向へ回動する。
従って、ホッパ225は、給送ローラ190に接近する方向へ移動する。所謂、ホッパアップである。そして、ホッパ225は、カセット部300のカセットホッパ320の切欠き部324と係合し、カセットホッパ320および用紙Pを給送ローラ190へ接近する方向へ移動させる。従って、最上位の用紙Pは、給送ローラ190と接触する。このとき、給送ローラ190と最上位の用紙Pとの間の摩擦によって、給送ローラ190の回動力が、最上位の用紙Pに伝達される。即ち、給送ローラ190との摩擦力によって送り力が、最上位の用紙Pに生じる。
また、ホッパアップによって用紙Pが給送ローラ側に接近移動すると、カセット部300の先端規制部319の給送ローラ側に設けられた給送開口部330を通過可能な状態となる。
そして、用紙Pは、給送ローラ190によって、給送開口部330を介してカセット部300の外部へ送られ、前述したように、予備分離部217および分離パッド218を通過して記録部143へ給送される。給送ローラ190が、再びリセット位置に戻るとき、再びホッパダウンとなる。
以上のようにして、用紙Pは、順次給送される。
図7に示すのは、カセット部内の用紙の枚数が一枚数であるMin枚におけるホッパアップのときの給送部の概略を示す全体側断面図である。また、図8に示すのは、図7の要部拡大側断面図である。
図7および図8に示す如く、図5および図6に示す状態から用紙Pの給送を繰り返すと、用紙Pの枚数が徐々に少なくなり、最後は一枚となる。このとき、ホッパ225に設けられたコルク材226が用紙Pの裏側と接触しているので、用紙Pが給送方向下流側へ滑り落ちる虞を低減することができる。
そして、最後の一枚の用紙Pを給送すると、給送ローラ190はリセット位置に戻る。従って、ホッパ225は、ホッパダウン状態となる。
このとき、カセット部300には用紙Pが一枚も残っていないので、カセット部300を取り替える、またはカセット部300に用紙Pを補充する必要がある。
以下、先ず、カセット部300の構造および組立方について説明し、次に、カセット部300の取り付けおよび取り外しについて説明する。
[カセット部の構造および組立方]
図9に示すのは、本発明に係る組立前におけるカセット部の全体を示す前方斜視図である。また、図10に示すのは、図9の後方斜視図である。
またさらに、図11に示すのは、組立後におけるカセット部の全体を示す後方斜視図である。図12(A)に示すのは、図10の要部拡大斜視図である。また、図12(B)に示すのは、図11の要部拡大斜視図である。
図9および図10に示す如く、カセット装置としてのカセット部300は、カセット筐体部310と、カセットホッパ320と、シャッタ部340と、を有している。そして、カセット筐体部310、カセットホッパ320およびシャッタ部340は、可撓性素材の一例としてPP(ポリプロピレン)によって一体成形されている。図9および図10に示すのが、成形して出来上がった状態である。
カセットホッパ320には、切欠き部324と、一対の第1肉薄部322、322と、複数の第2肉薄部323、323…とが設けられている。また、カセット筐体部310には、一対の第1筐体側爪部311、311と、複数の第2筐体側爪部312、312…と、第3筐体側爪部313(図13、図15および図16参照)と、第4筐体側爪部314(図13、図15および図16参照)とが設けられている。またさらに、カセット筐体部310には、ホッパ側開口部315と、シャッタ作用部用開口部317と、複数のエッジガイド318、318…と、先端規制部319とが設けられている。
このうち、一対の第1筐体側爪部311、311は、カセット筐体部310の前方から後方へ延設されている。
また、カセットホッパ320は、カセット筐体部310と肉薄の第1接合部321(図12(A)参照)によって接合されている。ここで、第1接合部321は、幅方向Xに延設されている。
またさらに、シャッタ部340は、カセット筐体部310と肉薄の第2接合部341によって接合されている。ここで、シャッタ部340は、用紙Pが給送開口部330を通過することを規制および規制解除するための部材である。
そして、組み立てる際、先ず、カセット部300の後方にあるホッパ側開口部315を介して用紙Pを、カセット筐体部内に収納する。
次に、カセットホッパ320を、第1接合部321において折り曲げて、矢印の方向へ回動する。
そして、図11および図12(B)に示す如く、一対の第1筐体側爪部311、311を幅方向外側へ撓ませながら、一対の第1肉薄部322、322を、一対の第1筐体側爪部311、311に係合させる。
これに伴って、複数の第2肉薄部323、323…を、複数の第2筐体側爪部312、312…に係合させる。
このとき、複数の第2筐体側爪部312、312…が僅かに撓むが、これ以上にカセットホッパ320を撓ませることによって、容易に係合させることができる。即ち、Y軸方向においてカセットホッパ320の中央部を、カセット筐体部310へ押し込むことによって、第1肉薄部322、322および第2肉薄部323、323…を、第1筐体側爪部311、311および第2筐体側爪部312、312…に一度に係合させることができる。
図13に示すのは、本発明に係る組立前におけるシャッタ部を示す上方拡大斜視図である。また、図14に示すのは、図13の下方拡大斜視図である。
またさらに、図15に示すのは、組立後におけるシャッタ部を示す上方拡大斜視図である。また、図16に示すのは、図15の下方拡大斜視図である。
図13および図14に示す如く、シャッタ部340は、L字状に形成されている。そして、シャッタ部340において、第2接合部341に対して近い側に第3肉薄部342が、遠い側に第4肉薄部343が設けられている。
一方、カセット筐体部側において、第2接合部341に対して近い側に第3筐体側爪部313が、遠い側に第4筐体側爪部314が設けられている。
尚、第2接合部341は、用紙Pの厚み(積層)方向であるZ軸方向に延設されている。
前述したようにカセットホッパ320を折り曲げて係合させた後、シャッタ部340を、第2接合部341において折り曲げ、矢印の方向へ回動する。
そして、図15および図16に示す如く、第3肉薄部342を撓ませながら、第3筐体側爪部313を乗り越えさせて、第3肉薄部342と第3筐体側爪部313とを係合させる。
このとき、第4肉薄部343は、第4筐体側爪部314を乗り越えないようにする。
尚、第4肉薄部343が第4筐体側爪部314を乗り越えた場合、シャッタ部を図14に示す矢印と逆方向へ軽くひねるとよい。係る場合、第3肉薄部342と第3筐体側爪部313とを係合させたままの状態で、第4肉薄部343が第4筐体側爪部314を乗り越える前の状態にすることが容易にできる。
以上のように、用紙Pを収納する工数を入れると、簡単な3工程でカセット部300を組み立てることができる。この際、工具は不要であり、曲げと係合だけで非常に容易に組み立てることができる。即ち、組立作業性が非常によい。また、一体成形により一部材であるので、コスト性もよい。またさらに、解体するときは、組み立てる際の手順と逆の手順によって、容易に解体することができる。
また、第1接合部321を曲げて組み立てているので、第1接合部321において戻ろうとする力が生じる。従って、カセットホッパ320は、給送ローラ190から離間する方向であるホッパダウンする方向へ付勢される。即ち、カセットホッパ320に対して何ら外力が作用していない状態では、カセットホッパ320は、第1筐体側爪部311、311および第2筐体側爪部312、312…に規制されたホッパダウンした状態となる。
またさらに、第2接合部341を曲げて組み立てているので、第2接合部341において戻ろうとする力が生じる。従って、シャッタ部340は、カセット筐体部310の外側へ向かって開こうとする方向へ付勢される。即ち、シャッタ部340に対して何ら外力が作用していない状態では、シャッタ部340は、第3筐体側爪部313および第4筐体側爪部314に規制されたシャッタ閉状態となる。
ここで、シャッタ閉状態とは、用紙Pが給送開口部330を通過しないように規制している状態をいう。
一方、シャッタ開状態とは、シャッタ部340がカセット筐体部310の内側へ向かって回動し、用紙Pが給送開口部330を通過することができるように規制を解除している状態をいう。
詳しくは後述するが、第3筐体側爪部313は、シャッタ閉状態のシャッタ部340を外側へ回動することを規制している。また、第4筐体側爪部314は、シャッタ閉状態のシャッタ部340を内側へ回動することを係止している。即ち、第4筐体側爪部314は、シャッタ部340をシャッタ閉状態において安定させている。
尚、シャッタ作用部用開口部317は、カセット筐体部310が後述するシャッタ開用突起230およびシャッタ閉用フック240のシャッタ部340に対する作用を妨げないように設けられている。
[カセット部の取り付け]
図17に示すのは、カセット部が記録装置本体に取り付けられる様子を示す全体斜視図である。また、図18に示すのは、図17の要部であるシャッタ開用突起とシャッタ閉用フック等とを示す上方拡大斜視図である。またさらに、図19に示すのは、図18の下方拡大斜視図である。また、図20に示すのは、図18および図19の拡大正面図である。

図17〜図20に示す如く、記録装置本体101の図17における左側である幅方向80桁側には、シャッタ開用突起230と、シャッタ閉用フック240とが設けられている。
このうち、シャッタ開用突起230は、Y軸方向であるカセット部300の装填方向の下流から上流へ向かって度当て部212から突出するように形成されている。
また、シャッタ閉用フック240は、シャッタ開用突起230と同じ方向へ延設されている。
そして、ユーザが、記録装置本体101のカセット案内部213およびカセット規制部214に沿ってY軸方向へ、カセット部300を移動させて記録装置本体101に取り付ける。
この際、シャッタ閉状態であるシャッタ部340は、徐々にシャッタ開用突起230およびシャッタ閉用フック240に接近する。
図21に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図17〜図20に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。また、図22に示すのは、図20の超拡大正面断面図である。またさらに、図23に示すのは、図21のQ−Q’における平面図である。また、図24に示すのは、図21の下面図である。
尚、図22は、図23のR−R’における断面図である。
図21〜図24に示す如く、シャッタ閉用フック240は、Y軸方向に対して傾斜した傾斜部241と、鉤状のフック部242とを有する。具体的には、傾斜部241は、取り付け方向であるY軸方向下流側へ進むに従って徐々に隆起するように傾斜している。
ユーザがカセット部300を図17〜図20に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、カセット部側のシャッタ部340が、記録装置本体側のシャッタ閉用フック240の傾斜部241と当接する。
図25に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図21〜図24に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。
図25に示す如く、ユーザがカセット部300を図21〜図24に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、シャッタ部340と傾斜部241との接触によって、シャッタ閉用フック240が、図25における左側である幅方向80桁側へ撓みながら退避移動する。
ここで、シャッタ閉用フック240は、樹脂で形成されている。さらに、前述したように、取り付け方向下流側から上流側へ向かって延設されている。従って、Y軸方向と交差する方向の力を受けると、シャッタ閉用フック240は撓むことができる。
一方、シャッタ部340において、シャッタ閉用フック240の傾斜部241と当接する箇所は、第2接合部341の近傍である。また、このときの板状のシャッタ部340は、X軸およびZ軸方向に延びている。即ち、シャッタ部340は、X軸およびZ軸方向に厚みを有している。従って、シャッタ部340は殆ど撓まない。その結果、前記当接する箇所は、シャッタ閉用フック240のみを、撓ませてシャッタ部340から退避する方向へ移動させることができる。
図26に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図25に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。
図26に示す如く、ユーザがカセット部300を図25に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、シャッタ部340が、シャッタ閉用フック240の傾斜部241を通過する。従って、シャッタ閉用フック240は、退避移動した状態から突出する方向へ移動し図20に示す位置と同じ状態となる。即ち、シャッタ閉用フック240は、撓んでいない状態となる。そして、シャッタ部340の外側面345が、シャッタ開用突起230に徐々に接近する。
図27に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図26に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。また、図28に示すのは、図27のQ−Q’における平面図である。
図27および図28に示す如く、ユーザがカセット部300を図26に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、シャッタ部340の外側面345が、シャッタ開用突起230と当接する。
そして、カセット部300が取り付け方向下流側Yへさらに移動すると、シャッタ開用突起230が、カセット部300に対して相対的にシャッタ部340を押し上げる。従って、第4肉薄部343および第4筐体側爪部314が撓みながら、第4肉薄部343が、第4筐体側爪部314を乗り越える。そして、シャッタ部340は、第2接合部341を支点に図27において反時計方向へ回動する。即ち、シャッタ部340は、カセット筐体部310の内側へ回動し、開く途中の状態となる。
図29に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図27および図28に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。また、図30に示すのは、図29のQ−Q’における平面図である。
図29および図30に示す如く、ユーザがカセット部300を図27および図28に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、カセット部300の下方が記録装置本体側の度当て部212と度当たって、カセット部300の取り付け方向下流側Yへの移動が停止する。
このとき、シャッタ開用突起230は、シャッタ部340をカセット部300に対して相対的にさらに押し上げる。従って、シャッタ部340は、さらに図29において反時計方向へ回動し、完全に開いた状態となる。このとき、第2接合部341において、図29の時計方向へシャッタ部340を押し戻そうとする力が作用するが、シャッタ開用突起230によって、シャッタ部340のシャッタ開状態が保持される。
以上のようにして、カセット部300の記録装置本体101への取り付けが完了する。

尚、シャッタ開用突起230の位置は、第2接合部341を支点としたとき、第4肉薄部343の近傍と当接するように構成することが望ましい。係る場合、より確実に第4肉薄部343と第4筐体側爪部314との係合を解除することができる。
[カセット部の取り外し]
図31に示すのは、カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図である。
図31に示す如く、ユーザがカセット部300を図29および図30に示す状態より取り付け方向と逆の方向である取り外し方向下流側へ移動させる。すると、シャッタ部340は、第2接合部341の戻ろうとする力によって、シャッタ開用突起230に規制されながら図31において第2接合部341を支点に時計方向へ回動する。即ち、シャッタ部340は、閉じる途中の状態となる。
図32に示すのは、カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図であって、図31に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。また、図33に示すのは、図32の超拡大正面断面図である。またさらに、図34に示すのは、図32のQ−Q’における平面図である。
尚、図33は、図34のR−R’における断面図である。
図32〜図34に示す如く、ユーザがカセット部300を図31に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340は、第2接合部341を支点に図32における時計方向へさらに回動する。そして、シャッタ部340の第4肉薄部343が、第4筐体側爪部314と軽く当接する。従って、シャッタ部340の図32における時計方向への回動が停止する。その後、シャッタ部340の外側面345は、記録装置本体側のシャッタ開用突起230から離間する。
尚、この状態では、シャッタ部340は、完全にシャッタ閉となってない状態である。即ち、シャッタ部340は、閉じる途中の状態である。
図35に示すのは、カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図であって、図32〜図34に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。
図35に示す如く、ユーザがカセット部300を図32〜図34に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340の内側面344が、記録装置本体側のシャッタ閉用フック240のフック部242に接近する。
そして、シャッタ部340の内側面344が、フック部242と当接し、フック部242によって下方へ押圧される。このとき、該押圧された力によって、シャッタ部340の第4肉薄部343は、カセット筐体部側の第4筐体側爪部314に対して強く押圧される。そして、第4肉薄部343および第4筐体側爪部314は撓み、第4肉薄部343が第4筐体側爪部314を下方へ乗り越えようとする。
図36に示すのは、カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図であって、図35に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。
図36に示す如く、ユーザがカセット部300を図35に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340の内側面344が、フック部242によって、より強く押圧される。このとき、該押圧された力によって、第4肉薄部343は、第4筐体側爪部314に対してより強く押圧される。従って、第4肉薄部343および第4筐体側爪部314はさらに撓み、第4肉薄部343が第4筐体側爪部314を下方へ乗り越える。即ち、シャッタ部340が、完全にシャッタ閉状態となる。
図37に示すのは、カセット部の取り外しにおいて、シャッタ部が閉じた際の様子を示す拡大正面図であって、図36に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。また、図38に示すのは、図37の超拡大正面図である。またさらに、図39に示すのは、図37のQ−Q’における平面図である。
尚、図38において、解りやすくするためにシャッタ部を透視(一点鎖線に)して示す。
図37〜図39に示す如く、ユーザがカセット部300を図36に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340は、フック部242に押圧されて撓む。具体的に説明すると、シャッタ部340が完全にシャッタ閉状態のとき、第3肉薄部342が第3筐体側爪部313と当接している。そして、第3筐体側爪部313は、シャッタ部340がシャッタ閉状態の位置より外側へ回動することを規制している。
従って、シャッタ部340がフック部242によってさらに強く押圧されても、シャッタ部340は、第3筐体側爪部313の規制により、シャッタ閉状態の位置より図37における時計方向へ回動することができない。
ここで、シャッタ部340は、L字状に形成されており、第2接合部341からZ軸方向に延び、X軸方向に屈曲して設けられている。そして、第2接合部341がZ軸方向に延設されていることから、シャッタ部340は、Z軸を支点に回動するように構成されている。また、シャッタ部340において、第3筐体側爪部313と係合する第3肉薄部342は、第2接合部341と前記屈曲した箇所との間に設けられている。またさらに、第4筐体側爪部314と係合する第4肉薄部343は、前記屈曲した箇所より先端側に設けられている。
そして、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、前記屈曲した箇所の近傍に設けられている。具体的には、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、Z軸方向において、第2接合部341および第3肉薄部342の位置と異なる位置にずらして構成されている。即ち、シャッタ部340において、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、第2接合部341および第3肉薄部342の位置より先端側となるように構成されている。
従って、シャッタ部340がフック部242によってさらに強く押圧されたとき、第3肉薄部342と第3筐体側爪部313との接触点S、および第2接合部341におけるシャッタ部340の先端側の点Tの2点が成す軸を支点に、シャッタ部340に回転モーメントが働く。また、このときの板状のシャッタ部340は、X軸およびZ軸方向に延びている。即ち、シャッタ部340は、Y軸方向に比較的薄く、第3筐体側爪部313に規制された状態では、内側面344において特定の箇所に集中したY軸方向の力によって撓みやすい。
その結果、シャッタ部340は、傾くように撓む。より具体的には、シャッタ部340の内側面344において、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、接触点Sおよび点Tより取り外し方向上流側である下方へ下がるように撓みながら傾く。
尚、第4肉薄部343と第4筐体側爪部314とが係合する位置を、接触点Sおよび点Tが成す軸線上に構成することが望ましい。係る場合、フック部242によってシャッタ部340が撓んだ場合であっても、第4肉薄部343の位置は殆ど変位しない。従って、前記構成は、第4肉薄部343と第4筐体側爪部314との係合を安定させることができる。
図40に示すのは、カセット部の取り外しにおいて、シャッタ部が閉じた際の様子を示す超拡大正面図であって、図37〜図39に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。また、図41に示すのは、図40の平面図である。
尚、図40において、解りやすくするためにシャッタ部を透視(一点鎖線に)して示す。
図40および図41に示す如く、ユーザがカセット部300を図37〜図39に示す状態より取り外し方向下流側へ僅かに移動させると、シャッタ部340が、フック部242によってさらに押圧される。
このとき、シャッタ部340の内側面344の法線は、取り外し方向であるY軸に対して傾いている。そして、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、接触点Sおよび点Tより取り外し方向上流側である下方へ下がっている。従って、フック部242は、傾いたシャッタ部340の内側面344によって、図40および図41において左側への力を受ける。よって、シャッタ閉用フック240は、図40および図41において左側へ、シャッタ部340に対してフック部242が退避するように、撓む。
一方、シャッタ部340は、シャッタ閉用フック240よりも可撓性の高い素材で形成されているので、シャッタ閉用フック240の反力を受けて、図40および図41における右側へ撓む。具体的には、シャッタ部340において、第2接合部341と、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所との間のZ軸方向に延設された部分が、X軸方向右側へ撓む。
従って、フック部242とシャッタ部340の内側面344との係合が、外れそうになる。
図42に示すのは、カセット部の取り外しにおいて、シャッタ部が閉じた際の様子を示す拡大正面図であって、図40および図41に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。
図42に示す如く、ユーザがカセット部300を図40および図41に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340がフック部242によってさらに押圧される。
そして、シャッタ閉用フック240は、図42において左側へ、シャッタ部340に対してフック部242が退避するように、さらに撓む。また、シャッタ部340は、前記反力を受けて、図42における右側へさらに撓む。
その結果、フック部242とシャッタ部340の内側面344との係合が外れる。即ち、シャッタ部340がフック部242を取り外し方向下流側へ乗り越えた状態となる。このとき、シャッタ部340は、フック部242からの押圧から解放されている。従って、シャッタ部340は、撓まずにシャッタ部340の内側面344の法線がY軸方向である状態となる。即ち、シャッタ部340は、完全なシャッタ閉状態となる。
そして、ユーザがカセット部300を取り外し方向下流側へさらに移動させることにより、カセット部300を記録装置本体101から完全に取り外すことができる。
本実施形態のカセット装置としてのカセット部300は、被記録媒体の一例である用紙Pを覆い、給送ローラ190によって給送される際に用紙Pが通過する給送開口部330を有するカセット筐体部310と、用紙Pが載置され、記録装置本体101に取り付けられた状態のときに給送ローラ190に対して接離移動可能なカセットホッパ320と、給送開口部330における用紙Pの通過の可否を切り換えるシャッタ部340と、が一体に形成され、カセットホッパ320は、カセット筐体部側との第1接合部321において、カセットホッパ320が給送ローラ190へ接近する側へ折り曲げられ、カセット筐体部側に設けられた第1係合部としての第1筐体側爪部311、311および第2筐体側爪部312、312…と係合されることによって組み立てられていることを特徴とする。
また、本実施形態のカセット部300は、カセット筐体部310におけるカセットホッパ側に、カセット筐体部310の内部に用紙Pを挿通することができるホッパ側開口部315を有することを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、シャッタ部340は、カセット筐体部側との第2接合部341において、カセット筐体部310の内側へ折り曲げられ、カセット筐体部側に設けられた第2係合部としての第3筐体側爪部313と係合されて組み立てられていることを特徴とする。
本実施形態において、シャッタ部340は、第3筐体側爪部313と係合した状態を用紙Pの通過を規制する閉状態とし、該閉状態から前記第2接合部341を支点に前記カセット筐体部310の内側へ回動して用紙Pの通過の規制を解除する開状態となり、シャッタ部340が、閉じたときにカセット筐体部側に設けられた第3係合部としての第4筐体側爪部314と係合し、開くときに第4筐体側爪部314との係合が解除され、第4筐体側爪部314の位置は、第2接合部341を基準に第3筐体側爪部313の位置より離間した構成であることを特徴とする。
さらに、シャッタ部340は、L字状に形成されていることを特徴とする。
また、本実施形態のカセットホッパ320は、給送ローラ190と対向する位置に切欠き部324を有することを特徴とする。
またさらに、本実施形態のカセット装置は、用紙Pを有することを特徴とする。
本実施形態の記録装置100は、用紙Pが載置される載置部145と、載置された用紙Pを給送する給送部144と、給送部144から給送された用紙Pに記録ヘッド106により記録を実行する記録部143と、を備え、載置部145は、カセット部300を備えていることを特徴とする。
尚、シャッタ閉用フック240の撓み具合と、シャッタ部340の撓み具合とを考慮して、フック部242の先端に適宜丸みや傾斜を設けてもよいのは勿論である。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
[他の実施形態1]
図43に示すのは、他の実施形態1に係る給送部を示す斜視図である。また、図44に示すのは、図43の給送部の幅方向Xにおける80桁側の要部を示す拡大斜視図である。またさらに、図45に示すのは、図43の給送部の幅方向Xにおける1桁側の要部を示す拡大斜視図である。
図43〜図45に示す如く、他の実施形態1の記録装置本体405における給送部404の基体部400には、用紙の幅方向Xに一対の位置決めフック部401、401が設けられている。そして、位置決めフック部401、401は、用紙の幅方向Xの外側に撓むことができるように設けられている。
ここで、幅方向Xの外側とは、一対の位置決めフック部401、401が互いに離間する方向をいう(図50参照)。
また、一対の位置決めフック部401、401は、カセット部410の取り付け方向Yに対して傾斜した上側傾斜部402、402および下側傾斜部403、403をそれぞれ有している。
尚、位置決めフック部401、401の作用については後述するものとする。
また、その他の部材については、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
図46に示すのは、他の実施形態1に係るカセット部を示す前方斜視図である。また、図47に示すのは、図46のカセット部の幅方向Xにおける80桁側の要部を示す拡大斜視図である。またさらに、図48に示すのは、カセット部を示す後方斜視図である。また、図49に示すのは、図46のカセット部の幅方向Xにおける1桁側の要部を示す拡大斜視図である。
図46〜図49に示す如く、他の実施形態1のカセット部410の取り付け方向下流側である下方であって、幅方向Xにおける両側には、一対の凹部411、411が設けられている。また、一対の凹部411、411における取り付け方向下流側である下方には、下側端部412、412が設けられている。一対の凹部411、411は、後述するように、位置決めフック部401、401と係合可能に設けられている。
またさらに、カセット部410の取り付け方向下流側の先端規制部319には、一対の突条413、413が設けられている。一対の突条413、413は、後述するように、基体部400に設けられた一対の度当て部212、212と当接可能に設けられている。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
図50に示すのは、カセット部を給送部に取り付けた状態を示す正面断面図である。また、図51に示すのは、図50の1桁側の要部を示す拡大正面断面図である。
図50および図51に示す如く、カセット部410を記録装置本体405に取り付ける際、先ず、カセット部410の下方である先端規制部319の幅方向Xにおける両側端が、位置決めフック部401、401の上側傾斜部402、402と当接する。そして、ユーザがカセット部410を取り付け方向Yへ押し込むことによって、カセット部410が、上側傾斜部402、402を上ると共に、位置決めフック部401、401を幅方向Xの外側へ押し広げる。即ち、位置決めフック部401、401は、幅方向Xの外側へ退避するように変形する。
さらに、ユーザがカセット部410を取り付け方向Yへ押し込むと、位置決めフック部401、401が凹部411、411と係合すると共に、カセット部410の一対の突条413、413が、給送部404の基体部400の一対の度当て部212、212と当接する。このとき、位置決めフック部401、401の下側傾斜部403、403が、凹部411、411の下側端部412、412と当接するように構成されている。
そして、位置決めフック部401、401には、幅方向Xの外側へ変形していることによって、幅方向Xの内側へ戻ろうとする力が発生する。従って、位置決めフック部401、401の幅方向Xの内側へ作用する力は、下側傾斜部403、403によって、凹部411、411の下側端部412、412を取り付け方向Yへ付勢する力へ変換される。
ここで、幅方向Xの内側とは、一対の位置決めフック部401、401が互いに接近する方向をいう(図50参照)。
その結果、該力は、カセット部410の一対の突条413、413を、基体部400の一対の度当て部212、212に確実に当接させることができる。また、該力は、該当接を保持することができる。即ち、カセット部410が、ガタツク虞がない。従って、該構成は、カセット部410の位置および姿勢を安定させることができる。そして、該構成は、給送部404が用紙を給送する性能を向上させることができる。即ち、該構成は、給送部の給送動作を安定させることができる。
また、本願において、記録装置(405、410)は、凹部411、411と比較して破損する虞が大きい変形可能な位置決めフック部401、401を記録装置本体側に設ける構成である。従って、ユーザが位置決めフック部401、401に触れて破損する虞を低減することができる。
またさらに、本願において、カセット部410は、可撓性素材によって形成されている。従って、記録装置本体側に変形可能な位置決めフック部401、401を設けることによって、位置決めフック部401、401の係合する力を上記のように有効に作用させることができる。係る場合、ユーザがカセット部410を取り付ける際の取り付け感覚を向上させることもできる。
一方、カセット部410を記録装置本体405から取り外す場合、ユーザがカセット部410を取り付け方向Yと逆方向へ引っ張ることによって、カセット部410を取り外すことができる。このとき、凹部411、411の下側端部412、412が、位置決めフック部401、401の下側傾斜部403、403を上ると共に、位置決めフック部401、401を幅方向Xの外側へ押し広げる。
そして、ユーザがさらにカセット部410を前記逆方向へ引っ張ると、カセット部410の幅方向Xの両側が、位置決めフック部401、401を乗り越えて、カセット部410を取り外すことができる。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
他の実施形態1のカセット部410は、カセット装置であるカセット部410が取り付けられる記録装置本体側に設けられた弾性係合部としての位置決めフック部401、401と係合可能な被係合部としての凹部411、411を有することを特徴とする。
また、他の実施形態1において、位置決めフック部401、401は、カセット部410の取り付け方向Yに対して傾斜する傾斜部としての下側傾斜部403、403を有し、カセット部410が記録装置本体405に取り付けられた状態において、下側傾斜部403、403は凹部411、411の下側端部412、412と当接する構成であることを特徴とする。
尚、凹部411、411と位置決めフック部401、401との係合は、カセット部410の両側面において係合するように構成したが、これに限られない。他の面、例えば、カセット部410の前面および背面で係合するように構成してもよいのは勿論である。
また、上記実施例では、位置決めフック部を一対設けたが、数量はこれに限られない。1つであってもよいし、3つ以上であっても同様の作用効果を得ることができる。
またさらに、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置の概略を示す全体斜視図。 本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図。 ホッパダウンのときの給送部の概略を示す全体側断面図。 ホッパダウンのときの給送部の要部を示す拡大側断面図。 ホッパアップのときの給送部の概略を示す全体側断面図(Max枚)。 ホッパアップのときの給送部の要部を示す拡大側断面図(Max枚)。 ホッパアップのときの給送部の概略を示す全体側断面図(Min枚)。 ホッパアップのときの給送部の要部を示す拡大側断面図(Min枚)。 本発明に係るカセット部の全体を示す前方斜視図(組立前)。 本発明に係るカセット部の全体を示す後方斜視図(組立前)。 本発明に係るカセット部の全体を示す後方斜視図(組立完了)。 (A)(B)はカセット部の要部拡大斜視図。 本発明に係るシャッタ部を示す上方拡大斜視図(組立前)。 本発明に係るシャッタ部を示す下方拡大斜視図(組立前)。 本発明に係るシャッタ部を示す上方拡大斜視図(組立完了)。 本発明に係るシャッタ部を示す下方拡大斜視図(組立完了)。 カセット部が記録装置本体に取り付けられる様子を示す全体斜視図。 シャッタ開用突起とシャッタ閉用フック等とを示す上方拡大斜視図。 シャッタ開用突起とシャッタ閉用フック等とを示す下方拡大斜視図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す超拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大平面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大下面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部が開く様子を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部が開く様子を示す拡大平面図。 カセット部取り付け完了の際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付け完了の際のシャッタ部等を示す拡大平面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す超拡大正面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大平面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じた様子を示す拡大正面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す拡大正面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す超拡大正面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す拡大平面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す超拡大正面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す拡大平面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す拡大正面図。 他の実施形態1に係る給送部を示す斜視図。 他の実施形態1に係る給送部の80桁側の要部を示す拡大斜視図。 他の実施形態1に係る給送部の1桁側の要部を示す拡大斜視図。 他の実施形態1に係るカセット部を示す前方斜視図。 他の実施形態1に係るカセット部の80桁側の要部を示す拡大斜視図。 他の実施形態1に係るカセット部を示す後方斜視図。 他の実施形態1に係るカセット部の1桁側の要部を示す拡大斜視図。 カセット部を給送部に取り付けた状態を示す正面断面図。 図50の1桁側の要部を示す拡大正面断面図。
符号の説明
100 記録装置、101 記録装置本体、102 キャリッジモータ、
104 給送用モータ、105 プラテン、106 記録ヘッド、107 キャリッジ、
110 インク供給チューブ、143 記録部、144 給送部、145 載置部、
200 インク吸引装置、204 キャップ部、190 給送ローラ、191 弦部、
192 弧部、193 支軸、210 基体部、211 用紙案内面部、
212 度当て部、213 カセット案内部、214 カセット規制部、
215 ギア輪列、216 クラッチ装置、217 予備分離部、218 分離パッド、
219 ホッパカム部、220 カム軸、221 リフタ部、222 リフタ軸、
223 姿勢規制部、224 リフタばね、225 ホッパ、226 コルク材、
227 ホッパ規制部、228 戻しレバー、230 シャッタ開用突起、
240 シャッタ閉用フック、241 傾斜部、242 フック部、
300 カセット部、310 カセット筐体部、311 第1筐体側爪部、
312 第2筐体側爪部、313 第3筐体側爪部、314 第4筐体側爪部、
315 ホッパ側開口部、317 シャッタ作用部用開口部、318 エッジガイド、
319 先端規制部、320 カセットホッパ、321 第1接合部、
322 第1肉薄部、323 第2肉薄部、324 切欠き部、330 給送開口部、
340 シャッタ部、341 第2接合部、342 第3肉薄部、343 第4肉薄部、
344 内側面、345 外側面、400 (他の実施形態1の)基体部、
401 位置決めフック部、402 上側傾斜部、403 下側傾斜部、
404 給送部、405 記録装置本体、410 カセット部、411 凹部、
412 下側端部、413 突条、P 用紙、X 用紙の幅方向、
Y 給送方向(カセット部の取り付け方向)、Z 用紙の厚み方向

Claims (2)

  1. 被記録媒体を覆い、記録装置本体側の給送ローラによって給送される際に被記録媒体が通過する給送開口部を有するカセット筐体部と、
    被記録媒体が載置され、記録装置本体に取り付けられた状態のときに前記給送ローラに対して接離移動可能なカセットホッパと、
    L字状に形成され、前記給送開口部における被記録媒体の通過の可否を切り換えるシャッタ部と、が可撓性素材によって一体に形成され、
    前記カセットホッパは、前記カセット筐体部側との第1接合部において、該カセットホッパが前記給送ローラへ接近する側へ折り曲げられ、前記カセット筐体部側に設けられた第1係合部と係合されて組み立てられており、
    前記シャッタ部は、前記カセット筐体部側との第2接合部において、前記カセット筐体部の内側へ折り曲げられ、前記カセット筐体部側に設けられた第2係合部と係合されて組み立てられており、
    前記シャッタ部は、第2係合部と係合した状態を被記録媒体の通過を規制する閉状態とし、該閉状態から前記第2接合部を支点に前記カセット筐体部の内側へ回動して被記録媒体の通過の規制を解除する開状態となり、
    前記シャッタ部が、
    閉じたときに前記カセット筐体部側に設けられた第3係合部と係合し、
    開くときに該第3係合部との係合が解除され、
    該第3係合部の位置は、前記第2接合部を基準に前記第2係合部の位置より離間した構成であるカセット装置。
  2. カセット部の外部へ被記録媒体が移動することの可否を開閉により切り換えるシャッタ部を有し、記録装置本体に着脱可能なカセット部と、
    該カセット部内に収納された被記録媒体を給送する給送ローラと、
    該給送ローラによって給送された被記録媒体に対して記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、
    前記カセット部が記録装置本体に取り付けられる際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を開くシャッタ開用突起と、
    前記カセット部が記録装置本体から取り外される際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を閉じるシャッタ閉用フックと、を備えた記録装置であって、
    前記シャッタ閉用フックは、鉤状に形成され、前記カセット部の取り付け方向上流側に、傾斜部を有し、
    該傾斜部は、前記取り付け方向下流側に向かって徐々に隆起するように傾斜しており、
    前記カセット部の筐体部側には、閉じた状態の前記シャッタ部が外側へ回動することを規制する第2係合部、および内側へ開くことを係止する第3係合部が設けられ、
    前記シャッタ開用突起は、前記シャッタ部と前記第3係合部との係合を解除し、
    前記シャッタ閉用フックは、前記シャッタ部と前記第3係合部とを係合させ、
    前記シャッタ部と前記第2係合部との係合により、前記シャッタ部から退避する方向へ移動する構成であり、
    前記カセット部は、請求項に記載された前記カセット装置である記録装置。
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