JP4465888B2 - 基板の接続方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導体パターンが形成された複数の層を積層し接着してなる多層基板と、導体パターンが形成された1枚のフレキシブル基板とを接続する基板の接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の一般的な接続方法を図6及び図7に示す。まず、多層基板10は、図6に示す様に、銅等の導体パターン20が形成されたフレキシブルな複数(図6では4枚)の層11を積層し、この積層体をプレス機の押さえ治具K4等により加熱・加圧し、各層11を全域に渡って接着することにより作製される。
【0003】
この多層基板10と1枚のフレキシブル基板40との接続は、図7に示す様に行われる。図7(a)に示す様に、多層基板10の最表面(第1層11aの表面)には、ハンダの流れ防止のためのカバーレイ15が設けられる。そして、各層11の導体パターン20をカバーレイ15上に電気的に引き出すためのビアホール16が形成されている。
【0004】
各ビアホール16は、各層11毎にドリルやレーザを用いて穴を空けたり、各層11を積層した後レーザを用いて穴を空ける等により形成され、この形成された穴の内部に銅等の導体が充填され、各導体パターン20の電気的な引き出しが可能となっている。
【0005】
一方、1枚のフレキシブル基板40の導体パターン50には、カバーレイ15まで引き出された各ビアホール16等のランド17に対応してバンプ55が形成されている。そして、図7(b)に示す様に、各バンプ55を各ランド17に挿入した状態で、1枚のフレキシブル基板40と多層基板10とを、加熱しながら加圧することで熱圧着させる。
【0006】
こうして、バンプ55が溶融し溶融したバンプ55aがビアホール16と接合されるとともに、両基板10、40同士が変形して接着されるため、両基板10、40が機械的に接着し且つ電気的に接合された基板間接続がなされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の接続方法では、多層基板10の内層の導体パターン(内層配線パターン)20を表層まで引き出すために、多層基板10には、ビアホール16の形成が必須であり、多層基板10を作製するためのコストが著しく上昇してしまう。
【0008】
本発明は上記問題に鑑み、導体パターンが形成された複数の層を積層し接着してなる多層基板と、導体パターンが形成された1枚のフレキシブル基板とを接続する基板の接続方法において、多層基板にビアホールを形成することなく、両基板の機械的接着と電気的接合とを同時に行えるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、多層基板(10)の端部(30)を除いて各々の層(11)同士を接着する第1の工程と、1枚のフレキシブル基板(40)の端部に切り込みを形成する第2の工程と、1枚のフレキシブル基板における切り込みにより分割された分割端部(41)を、多層基板における未接着の端部にて各々の前記層間に挿入する第3の工程と、1枚のフレキシブル基板の分割端部が挿入された多層基板の端部を、加熱しながら加圧し、両基板の導体パターン(20、50)同士を接合すると共に両基板同士を接着する第4の工程とを備えることを特徴としている。
【0010】
それによれば、1枚のフレキシブル基板の分割端部を、多層基板における未接着の端部にて各々の層間に挿入し、この挿入部(60)を加熱・加圧することにより、当該挿入部において分割端部の導体パターンと各層の導体パターンとの接合が可能になると共に、両基板の変形により両基板同士を接着することができる。
【0011】
よって、本発明によれば、多層基板にビアホールを形成することなく、両基板の機械的接着と電気的接合とを同時に行えるようにすることができる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明では、多層基板(10)の端部(30)および1枚のフレキシブル基板(40)の分割端部(41)のうち少なくとも一方の導体パターン(20、50)上に、ハンダを形成した後、第3の工程を行うことを特徴としている。それによれば、ハンダを介して両基板の導体パターンの電気的接合を適切に行うことができる。
【0013】
また、多層基板(10)の端部(30)を除いて各々の層(11)同士を接着する第1の工程は、各々の層(11)を積層して積層体を形成し、この積層体を加熱しながら積層体の端部を除いて積層体を積層方向に圧縮するように加圧すること(請求項3の発明)により、適切に実行することができる。
【0014】
また、上記第1の工程は、各々の層(11)を積層して積層体を形成するとともに、積層体の端部にて各々の層間に当該層とは接着しない材料よりなるスペーサ部材(70)を挿入した状態で、積層体を加熱しながら積層方向に圧縮するように加圧すること(請求項4の発明)により、適切に実行することができる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明のように、第4の工程において、多層基板(10)の端部(30)において1枚のフレキシブル基板(40)の分割端部(41)が挿入されない部位に、1枚のフレキシブル基板と同一の材料よりなるフィルム(80)を挿入することにより、両基板同士の接着部の厚さを均一にすれば、当該接着部の接着強度を安定なものとできる。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1の接続方法により形成されたものであり、その効果は、請求項1の発明と同様である。
【0017】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1〜図3に、本発明の第1実施形態に係る基板の接続方法を順に示す。図1は、本接続方法における多層基板10の作製工程を示す概略断面図、図2は、本接続方法における1枚のフレキシブル基板40の多層基板10への挿入工程を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は概略断面図、図3は、1枚のフレキシブル基板40と多層基板10との接着工程を示す斜視図である。以下、本接続方法について工程順に説明していく。
【0019】
図1に示す様に、多層基板10は、導体パターン20が形成された複数(図1では4枚)の熱可塑性樹脂よりなる層11を積層し接着してなるものである。
【0020】
この多層基板10の各層11を構成する熱可塑性樹脂として、本例では、ポリエーテリケトン(PEEK)樹脂を65〜35重量%とポリエーテルイミド(PEI)樹脂を35〜65重量%含む熱可塑性樹脂(以下、PEEK−PEIという)が使用されている。このPEEK−PEIは、ガラス転移温度以上の温度において軟化する。
【0021】
また、各層11に形成された内部配線層としての導体パターン20は、銅等(本例では銅)よりなり、メッキ法や箔を貼り付ける方法等によって所定の配線パターンに形成されている(図2(a)中の太線パターン参照)。
【0022】
この多層基板10の作製は、多層基板10の端部30を除いて各々の層11同士を接着することにより行われる(第1の工程)。具体的には、熱プレスを利用した熱圧着法にて作製するが、図1に示す様に、プレス機の押さえ治具K1として、多層基板10の端部30には当たらず圧力がかからないように凸形状をなすものを用いる。
【0023】
そして、図1に示す様に、導体パターン20が形成された各層11を積層して積層体を形成し、上記押さえ治具K1によって積層体を挟み付け、積層体を加熱しながら積層体の端部を除いて積層体を積層方向に圧縮するように加圧する。これにより、端部30を除いて各々の層11同士が接着された多層基板10が作製される。
【0024】
この加熱・加圧において、本例では、層11を構成するPEEK−PEIのガラス転移温度(150℃〜230℃)以上の温度となるように、例えば加熱温度240℃〜340℃にて5秒〜15秒程度加熱および加圧を継続する。これにより、各層11を構成するPEEK−PEIが軟化変形し、上記端部(未接着部)30を除いて接着する。この端部30の幅は例えば数mm程度とすることができる。
【0025】
また、一面側に導体パターン50が形成された1枚のフレキシブル基板40を用意する(図2参照)。このフレキシブル基板40は熱可塑性樹脂よりなり、また、フレキシブル基板40の導体パターン50は、上記多層基板10の導体パターン20と同様の材質、形成方法を採用することができる。本例では、1枚のフレキシブル基板40を構成する熱可塑性樹脂として上記PEEK−PEI、その導体パターン50として銅を採用している。
【0026】
そして、この1枚のフレキシブル基板40に対しては、図2(a)の破線に示す様に、カッター等の刃具等を用いて、1枚のフレキシブル基板40の端部に切り込みを形成する(第2の工程)。この切り込みにより分割されたフレキシブル基板40における分割端部41は、各々が導体パターン50を有し、互いに独立して動かせるようになっている。
【0027】
このようにして第1及び第2の工程を終え、多層基板10と、分割端部41を有する1枚のフレキシブル基板40とが形成される。ここで、好ましい形態としては、多層基板10の端部30および1枚のフレキシブル基板40の分割端部41のうち少なくとも一方の導体パターン20、50上に、メッキ法やコーティング法(塗布法)等によりハンダを形成する。
【0028】
本例では、多層基板10の端部30の導体パターン20および1枚のフレキシブル基板40の分割端部41の導体パターン50の両方に、ハンダ(図示せず)を形成する。このハンダとしては、具体的には、Sn−Pbハンダ、Ag−Snハンダ、Snハンダ等を用いることができるが、本例では、Sn−Pbハンダ(溶融温度183℃)を用いる。
【0029】
なお、このハンダの形成時期は、次に行う第3工程の前であれば、特に限定はしないが、例えば、多層基板10の端部30の導体パターン20に形成する場合、各層11の積層前(単層の状態)にメッキ法やコーティング法にて行ったり、積層後にコーティング法にて行う。また、1枚のフレキシブル基板40の分割端部41の導体パターン50に形成する場合、切り込みを行う前(第2工程の前)にメッキ法やコーティング法にて行うことができる。
【0030】
さらに、アルカンのような炭化水素化合物を、ハンダおよび両基板10、40の重ね合わせ面全体に塗布することが好ましい。これは、ハンダの塗れ性を確保するとともに、PEEK−PEI同士の接着性を向上させることができるためである。
【0031】
次に、1枚のフレキシブル基板40の分割端部41を、それぞれ、多層基板10における未接着の端部30にて各々の層11の間に挿入する(第3の工程)。具体的には、図2に示す様に、層11の間は、1層目と2層目、2層目と3層目、3層目と4層目の3箇所あるが、未接着の端部30にて、これら各層間を広げ、1枚のフレキシブル基板40の分割端部41をそれぞれ挿入する。
【0032】
ここで、1枚のフレキシブル基板40の分割端部41が挿入された多層基板10の端部30を、挿入部60ということとする(図2(b)参照)そして、次に、この挿入部60を加熱・加圧し、両基板10、40の導体パターン20、50同士を接合すると共に両基板10、40同士を接着する(第4の工程)。
【0033】
具体的には、図3に示す様に、パルスヒート方式の熱圧着ツールK2、K3を用いて、挿入部60を、その外側から加熱しながら加圧する。なお、図3中の下側のツールK3は加圧用の押さえ台であっても良い。本例では、PEEK−PEIのガラス転移温度(150℃〜230℃)以上で且つSn−Pbハンダの溶融温度(183℃)以上の温度となるように、圧力を加える。例えば、加熱温度は240℃〜340℃であり、5秒〜15秒間加熱および加圧を継続する。
【0034】
この加熱・加圧により、挿入部60において、多層基板10の導体パターン20および1枚のフレキシブル基板40の導体パターン50の両方に形成された上記ハンダが溶融して両導体パターン20、50が電気的に接合するとともに、両基板10、40のPEEK−PEIが軟化変形して互いに接着する。こうして、両基板10、40が機械的に接着し且つ電気的に接合される。
【0035】
以上が本実施形態の接続方法であり、本接続方法によれば、上記第1〜第3の工程を経て形成された挿入部60を、第4の工程にて加熱・加圧することにより、挿入部60において分割端部41の導体パターン50と各層11の導体パターン20との接合が可能になると共に、両基板10、40の変形により両基板10、40同士を接着することができる。
【0036】
そのため、本実施形態によれば、多層基板10に従来のようなビアホールを形成することなく、低コストにて、多層基板10と1枚のフレキシブル基板40との機械的接着及び電気的接合を同時に行うことができる。
【0037】
また、上記製造方法では、好ましい形態として、多層基板10の端部30および1枚のフレキシブル基板40の分割端部41のうち少なくとも一方の導体パターン20、50上に、ハンダを形成した後、第3の工程を行うようにしている。
【0038】
それによれば、このハンダを介して両基板10、40の導体パターン20、50の電気的接合を適切に行うことができる。なお、ハンダを用いずに、両基板10、40の機械的接着力による両導体パターン20、50の接触により、両導体パターン20、50の電気的接合を行っても良い。
【0039】
(第2実施形態)
本第2実施形態は、上記第1実施形態にて述べた接続方法のうち第1の工程(多層基板10の作製工程)を変形したものである。図4は、本実施形態に係る多層基板10の作製工程を示す概略断面図である。
【0040】
本実施形態では、多層基板10は、一般的な形状を有するプレス機の押さえ治具K4を用いて行うことができる。すなわち、図4に示す様に、各々の層11を積層して積層体を形成するとともに、積層体の端部にて各々の層11間に当該層11とは接着しない材料よりなるスペーサ部材70を挿入した状態で、積層体を加熱しながら積層方向に圧縮するように加圧する。
【0041】
それにより、スペーサ部材70が挿入された部分では未接着の状態となり、加熱・加圧後にスペーサ部材70を引き抜くことにより、端部30を除いて各々の層11同士が接着された多層基板10を、適切に作製することができる。このスペーサ部材70としては、PEEK−PEIと接着しないポリイミドやテフロン(デュポン社の商品名、四フッ化エチレンの重合体)等の材料よりなるものを採用できる。
【0042】
(第3実施形態)
本第3実施形態は、上記第1実施形態にて述べた接続方法のうち第4の工程(両基板10、40の接着工程)を変形したものである。図5は、本実施形態に係る両基板10、40の接着工程を示す斜視図である。
【0043】
本実施形態では、第4の工程において、多層基板10の端部30において1枚のフレキシブル基板40の分割端部41が挿入されない部位に、1枚のフレキシブル基板40と同一の材料よりなるフィルム80を挿入することにより、両基板10、40同士の接着部の厚さを均一にする。
【0044】
すなわち、上記挿入部60において、フレキシブル基板40の分割端部41が挿入されない空間に、フレキシブル基板40と同一の材料であるPEEK−PEIよりなるフィルム80を挿入し配置する。次に、上記第1実施形態と同様に、熱圧着ツールK2、K3を用いて、挿入部60を、その外側から加熱しながら加圧する。
【0045】
それにより、各層11間の全体に渡って挿入部60の厚さが均一の状態にて、第4の工程を行うことができるため、両基板10、40が機械的に接着し且つ電気的に接合された後で、接着部の厚さを全体に均一なものにすることができ、当該接着部の接着強度を安定なものとできる。
【0046】
なお、以上の各実施形態における接続方法によって形成された基板の接続構造は、導体パターン20が形成された複数の層11を積層し接着してなる多層基板10と、導体パターン50が形成された1枚のフレキシブル基板40とが接続されてなるものであるが、構造的に以下の特徴を有する。
【0047】
すなわち、図3に示す様に、1枚のフレキシブル基板40は、その端部が分割された分割端部41となっており、1枚のフレキシブル基板40の分割端部41のそれぞれは、多層基板10の端部にて各々の層11間に挿入されており、この分割端部41の挿入部60にて、両基板10、40の導体パターン20、50同士の接合および両基板10、40同士の接着がなされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る基板の接続方法のうち多層基板の作製工程を示す概略断面図である。
【図2】第1実施形態に係る基板の接続方法のうち1枚のフレキシブル基板の多層基板への挿入工程を示す図である。
【図3】第1実施形態に係る基板の接続方法のうち1枚のフレキシブル基板と多層基板との接着工程を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る多層基板の作製工程を示す概略断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る1枚のフレキシブル基板と多層基板との接着工程を示す斜視図である。
【図6】従来の多層基板の作製方法を示す概略断面図である。
【図7】従来の基板の接続方法を断面的に示す説明図である。
【符号の説明】
10…多層基板、11…多層基板の層、20…多層基板の導体パターン、
30…多層基板の端部、40…1枚のフレキシブル基板、
41…1枚のフレキシブル基板の分割端部、
50…1枚のフレキシブル基板の導体パターン、70…スペーサ部材、
80…フィルム。

Claims (6)

  1. 導体パターン(20)が形成された複数の層(11)を積層し接着してなる多層基板(10)と、導体パターン(50)が形成された1枚のフレキシブル基板(40)とを接続する基板の接続方法であって、
    前記多層基板の端部(30)を除いて各々の前記層同士を接着する第1の工程と、
    前記1枚のフレキシブル基板の端部に切り込みを形成する第2の工程と、
    前記1枚のフレキシブル基板における前記切り込みにより分割された分割端部(41)を、前記多層基板における未接着の端部にて各々の前記層間に挿入する第3の工程と、
    前記1枚のフレキシブル基板の分割端部が挿入された前記多層基板の端部を、加熱しながら加圧し、前記両基板の導体パターン同士を接合すると共に、前記両基板同士を接着する第4の工程とを備えることを特徴とする基板の接続方法。
  2. 前記多層基板(10)の端部(30)および前記1枚のフレキシブル基板(40)の分割端部(41)のうち少なくとも一方の前記導体パターン(20、50)上に、ハンダを形成した後、前記第3の工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の基板の接続方法。
  3. 前記第1の工程では、各々の前記層(11)を積層して積層体を形成し、この積層体を加熱しながら前記積層体の端部を除いて前記積層体を積層方向に圧縮するように加圧するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の基板の接続方法。
  4. 前記第1の工程では、各々の前記層(11)を積層して積層体を形成するとともに、前記積層体の端部にて各々の前記層間に前記層とは接着しない材料よりなるスペーサ部材(70)を挿入した状態で、前記積層体を加熱しながら積層方向に圧縮するように加圧することを特徴とする請求項1または2に記載の基板の接続方法。
  5. 前記第4の工程では、前記多層基板(10)の端部(30)において前記1枚のフレキシブル基板(40)の分割端部(41)が挿入されない部位に、前記1枚のフレキシブル基板と同一の材料よりなるフィルム(80)を挿入することにより、前記両基板同士の接着部の厚さを均一にすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の基板の接続方法。
  6. 導体パターン(20)が形成された複数の層(11)を積層し接着してなる多層基板(10)と、導体パターン(50)が形成された1枚のフレキシブル基板(40)とが接続されてなる基板の接続構造であって、
    前記1枚のフレキシブル基板は、その端部が切り込みにより分割された分割端部(41)となっており、
    前記1枚のフレキシブル基板の分割端部のそれぞれは、前記多層基板の端部にて各々の前記層間に挿入されており、
    この分割端部の挿入部にて、前記両基板の導体パターン同士の接合および前記両基板同士の接着がなされていることを特徴とする基板の接続構造。
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