JP4463410B2 - 配管取出部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住戸内の床板に設けられて、給水・給湯用配管としての柔軟管を室内に取り出すのに用いられる配管取出部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、住居内の配管システムとして、耐震性等に優れた架橋ポリエチレン管のような柔軟管を床から直接取り出して給水・給湯用の配管をすること行われるようになってきた。
【0003】
この場合、住居内の床板を貫通するようにして、架橋ポリエチレン管のような柔軟管を配管して室内に取り出す工法として、従来行われているような、あらかじめ床下や壁内にガイドとなるさや管を敷設しておき、水回りの周辺に設置したヘッダーから途中で分岐することなく、水栓ボックスを経由して床から取り出す、いわゆるさや管ヘッダー式配管工法を採用した場合、柔軟管を極端に曲げて座屈が発生したり、床上の柔軟管が露出されたままになっているために傷が発生したり、使用時のウォーターハンマーによって柔軟管が揺れて音が発生したりするという問題点がある。
【0004】
この点に鑑み、例えば、図3に示すように、一端部に金属管螺合部cが設けられ、他端部に曲り管接続部dが設けられ、中央部にフランジbが設けられた床板取付継手を用いて、そのフランジbを床板aの貫通孔の周囲部に固定し、直立管螺合部cに金属管eを直立するように螺合し、曲り管g内に挿通した柔軟管hの先端部を床下から金属管e内を挿通するようにして室内に取り出した後、曲り管gの端部を曲り管接続部dに締結具fにて締結する工法が考えられる。
しかしながら、このような従来の工法では、床板取付継手に対する金属管eと曲り管gの取り付けを別々に行う必要があるので、施工性が悪く、特に、曲り管gの取り付けは、暗くて狭い床下側から、曲り管接続部dに締結具fにて締結する必要があるので、その作業がきわめてやり難いという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のごとき従来の問題点を解消し、柔軟管を床から直接取り出して給水・給湯用の配管をするに際して、床上の柔軟管に座屈や傷を発生させたり、使用時のウォーターハンマーによって音を発生させたり、床下の柔軟管に極端な曲げを発生させたりしない状態に、容易に施工性よく施工することができる配管取出部材を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、住戸内の床板に形成された貫通孔を経て、給水・給湯用配管としての柔軟管を室内に取り出す配管取出部材であって、前記床板の貫通孔の周辺部の室内側の表面部に固定されるフランジ部が短管の一端部に設けられた取出部材本体と、該取出部材本体の短管の他端面に当接する鍔部が直立管の一端に設けられ、内部に前記柔軟管が挿通される挿通孔が設けられた直立部材と、前記取出部材本体内に、床下から前記床板に形成された貫通孔を経てその一端部が挿着でき、内部に前記柔軟管が挿通される挿通孔が設けられた曲り部材と、前記直立部材の鍔部を前記取出部材本体の短管の他端面との間で挟着しつつ、前記曲り管の一端部が挿着された状態の前記取出部材本体の短管の他端部に螺合できる袋ナットとからなる配管取出部材である。
【0007】
本発明において、給水・給湯用配管としての柔軟管としては、例えば、架橋ポリエチレン管やポリブテン管等が挙げられる。
本発明において、取出部材本体、直立部材、曲り部材及び袋ナットとしては、例えば、ポリプレピレン、ポリエチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル等を用い、ブロー成形や射出成形により製造されたもの等が使用されるが、繊維強化樹脂からなるものであってもよい。
【0008】
【作用】
本発明の配管取出部材は、前記床板の貫通孔の周辺部の室内側の表面部に固定されるフランジ部が短管の一端部に設けられた取出部材本体と、該取出部材本体の短管の他端面に当接する鍔部が直立管の一端に設けられ、内部に前記柔軟管が挿通される挿通孔が設けられた直立部材と、前記取出部材本体内に、床下から前記床板に形成された貫通孔を経てその一端部が挿着でき、内部に前記柔軟管が挿通される挿通孔が設けられた曲り部材と、前記直立部材の鍔部を前記取出部材本体の短管の他端面との間で挟着しつつ、前記曲り部材の一端部が挿着された状態の前記取出部材本体の短管の他端部に螺合できる袋ナットとからなることにより、床板の貫通孔の周辺部の室内側の表面上にそのフランジ面が当接するように取出部材本体を載置し、そのフランジを床板の貫通孔の周辺部の表面部に固定し、直立部材を、その鍔部が取出部材本体の短管の他端面に当接するように載置し、一方、曲り部材内に、柔軟管を挿通しておき、その柔軟管の先端部を直立部材内を挿通するようにして室内側に取り出すとともに、曲り部材の一端部を、取出部材本体内に押し込むようにして挿着した後、袋ナットにて、曲り部材の一端部が挿着された状態の取出部材本体の短管の他端部に螺合して、両者間に直立部材の鍔部を挟着するとともに、曲り部材の一端部を取出部材本体内に締め付けるようにして固定する作業を同時に行うようにして、柔軟管を用いて床板を貫通し、その床上部分は直立部材にて擦傷やウォーターハンマーの音の発生を防止た状態にて直線状に立ち上げ、床下部分は曲り部材にて極端な折り曲げを防止した状態となした配管作業を容易に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の配管取出部材の一例を示す一部断面図である。
図1に示すように、この配管取出部材1は、取出部材本体11と、直立部材12と、曲り部材14と、袋ナット13とからなる。
【0010】
取付部材本体11は、床板2の貫通孔21の周辺部の室内側の表面部に固定されるフランジ部112を有している。このフランジ部112は短管111の一端部に設けられており、短管111の他端部には軸方向に沿って図示しない切欠きが設けられており、その外周面には、袋ナット螺合用の雄ねじが設けられており、後述する袋ナット13を締め付けることにより、その中に挿着される曲り部材の一端部を締め付けるように固定することができるようになっている。
【0011】
直立部材12は、取出部材本体11の短管111の他端面に当接する鍔部122が直立管121の一端部に設けられ、内部に柔軟管3が挿通される挿通孔123が設けられたものからなる。
【0012】
曲り部材14は、取出部材本体11内に、床下から床板2に形成された貫通孔21を経てその一端部を挿着でき、内部に柔軟管3が挿通される挿通孔(図示せず)が設けられたものからなる。
曲り部材14の曲率Rとしては、例えば、口径10mmの場合には120〜175mm、口径13mmの場合には150〜200mm、口径16mmの場合には175〜250mmが、施工スペースを十分確保しつつ柔軟管の極端な折り曲げを防止することができるので好ましい。
【0013】
袋ナット13は、直立部材12の鍔部122を取出部材本体11の短管111の他端面との間で挟着しつつ、曲り部材14の一端部が挿着された状態の取出部材本体11の短管111の他端部に螺合できるようにされているものからなる。
【0014】
以下、図1に示す配管取出部材の使用状態を図2を参照して説明する。
まず、床板2の貫通孔21の周辺部の室内側の表面上にそのフランジ112面が当接するように載置し、そのフランジ112を図示しない木ねじ等の締結具にて床板2の貫通孔21の周辺部の表面部に固定する。
【0015】
次に、直立部材12を、その鍔部122が取出部材本体11の短管111の他端面に当接するように載置する。一方、曲り部材14内に、柔軟管3を挿通しておき、その柔軟管3の先端部を直立部材12内を挿通するようにして室内側に取り出すとともに、ともに、曲り部材14の一端部を、取出部材本体11内に押し込むようにして挿着する。
【0016】
そして、袋ナット13にて、曲り部材14の一端部が挿着された状態の取出部材本体11の短管111の他端部に螺合することにより、両者間に直立部材12の鍔部122を挟着するとともに、曲り部材14の一端部を取出部材本体11内に締め付けるようにして固定する作業を同時に行うことができる。
【0017】
最後に、室内側に取り出した柔軟管3の先端部に図示しない給水栓や給湯栓に接続する。
これにより、床板2を貫通して柔軟管3を室内側に取り出し、その床上部分は直立部材12にて擦傷やウォーターハンマーの音の発生を防止できる状態にて直線状に立ち上げ、床下部分は曲り部材にて極端な折り曲げを防止した状態となした配管作業を終了する。
【0018】
【発明の効果】
本発明の配管取出部材は、上記のとおりの構成とされているので、柔軟管を床から直接取り出して給水・給湯用の配管をするに際して、床上の柔軟管に座屈や傷を発生させたり、使用時のウォーターハンマーによって音を発生させたり、床下の柔軟管に極端な曲り曲げを発生させたりしない状態に、容易に施工性よく施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管取出部材の一例を説明する一部断面図である。
【図2】図1に示す配管取出部材の使用状態を説明する一部断面図である。
【図3】従来の配管取出構造の一例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 配管取出部材
2 床板
3 柔軟管
11 取出部材本体
12 直立部材
13 袋ナット
14 曲り部材
21 貫通孔
111 短管
112 フランジ
121 直立管
122 鍔部
123 挿通孔

Claims (1)

  1. 住戸内の床板に形成された貫通孔を経て、給水・給湯用配管としての柔軟管を室内に取り出す配管取出部材であって、前記床板の貫通孔の周辺部の室内側の表面部に固定されるフランジ部が短管の一端部に設けられた取出部材本体と、該取出部材本体の短管の他端面に当接する鍔部が直立管の一端に設けられ、内部に前記柔軟管が挿通される挿通孔が設けられた直立部材と、前記取出部材本体内に、床下から前記床板に形成された貫通孔を経てその一端部が挿着でき、内部に前記柔軟管が挿通される挿通孔が設けられた曲り部材と、前記直立部材の鍔部を前記取出部材本体の短管の他端面との間で挟着しつつ、前記曲り部材の一端部が挿着された状態の前記取出部材本体の短管の他端部に螺合できる袋ナットとからなることを特徴とする配管取出部材。
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