JP4461811B2 - 液体のフラッシング装置および液体噴射装置 - Google Patents
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ターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置として、記録ヘッドから記録媒体に対してインク滴を噴射させて印刷を行うインクジェット式記録装置が知られていた。そして、このようなインクジェット式記録装置は、記録ヘッドのノズルから記録媒体に対して微小なインク滴を吐出させて、所望の文字や図形等の画像を記録する。
このインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。
そして共通のキャリッジ上に、たとえばブラックインクを吐出するブラック用記録ヘッドと、イエロー、シアン、マゼンタの各インクの吐出が可能なカラー用記録ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
このため、インクジェット式記録装置は、非印刷領域において記録ヘッドのノズル形成面を封止するキャッピング手段と、このキャッピング手段内にインクを吸引排出する吸引ポンプと、この吸引ポンプによるインクの吸引排出後に記録ヘッドのノズル形成面を清掃するワイピング手段とを備えている。ノズル開口の目詰まり発生および記録ヘッド内への気泡混入を防止するために、吸引ポンプによって記録ヘッドからインクを強制的にキャッピング手段内に吸引排出した後、ワイピング手段によって記録ヘッドのノズル形成面を払拭(ワイピング)することが行われる。
また、インクジェット式記録装置にあっては、非印刷領域(フラッシング領域)において一定時間毎に記録ヘッドのノズル開口からフラッシング領域にインクを吐出させることにより、ノズル開口の目詰まりを解消させる、いわゆるフラッシング(空吐出動作)も行われている(例えば特許文献1)。
インクとして特に顔料インクを用いた場合には、フラッシング領域内へのインクの堆積現象が生じてしまい、この堆積現象が進行してしまうと、堆積したインクが記録ヘッドのノズル面に付着して、記録ヘッドによる印刷不良を生じてしまう。
この堆積現象に対して記録ヘッドの印字時間の寿命を延ばすために、記録ヘッドのノズル面からより遠い位置にフラッシング領域の底部を設けることも考えられる。しかしながら、このように記録ヘッドのノズル面からフラッシング領域の底部までの距離が遠くなると、記録ヘッドから空吐出したインク滴が底部へ着弾し切れずに、インクジェット式記録装置内へインクのミストとして舞い戻る現象が生じる。このミストは、記録ヘッドのノズル面に付着して、記録ヘッドによる印刷不良を生じたり、装置内の汚れを生じてしまう。
そこで本発明は上記課題を解消し、液体噴射ヘッドから液体をフラッシングする際にミストを発生させずに堆積させて、その堆積させた液滴は確実に別の区画側へ移すことができる液体のフラッシング装置および液体噴射装置を提供することを目的としている。
除去部は本体に対して堆積部を移動することで、堆積部に堆積された液体を堆積部から除去して落とす。収容部は、除去部により落とされた液体を収容する。
これにより、液体噴射ヘッドからフラッシングされた液体は、液滴となって本体の開口部を通じて一旦堆積部に堆積される。このため、フラッシングされた液体が堆積部に一旦堆積されるので、フラッシングされた液体の移動距離が短くでき、液体のミストが発生するのを確実に防げる。
そして除去部は、本体に対して堆積部を移動することで、堆積部に堆積された液体を堆積部から除去して機械的に落とす。落とされた液体は収容部により収容する。このことから、収容部内の液体は、液体噴射ヘッドから遠い位置に収容することができる。
したがって、液体噴射ヘッドから液体をフラッシングする際にミストを発生させずに堆積させて、その堆積させた液滴は確実に別の区画側へ移すことができる。
これにより、堆積用部材の上には液体を一旦堆積させることができる。堆積された液体は、堆積用部材が直線往復移動することにより除去部により除去して確実に落とすことができる。
これによって、堆積用部材に一旦堆積された液体は、直線往復移動の内の一方向に移動することだけで、傾斜面部との相対的な移動により液体を機械的に確実にかき落とすことができる。
この構成によれば、駆動操作部は案内部と駆動源を有している。案内部は、本
体に配置されていて、堆積用部材を直線往復移動させる際に案内する。駆動源は、堆積用部材を案内部に沿って直線往復移動させる。
これにより、駆動源を駆動させるだけで堆積用部材は案内部に沿って直線往復移動させることができる。
除去部は本体に対して堆積部を移動することで、堆積部に堆積された液体を堆積部から除去して落とす。収容部は、除去部により落とされた液体を収容する。
これにより、液体噴射ヘッドからフラッシングされた液体は、液滴となって本体の開口部を通じて一旦堆積部に堆積される。このため、フラッシングされた液体が堆積部に一旦堆積されるので、フラッシングされた液体の移動距離が短くでき、液体のミストが発生するのを確実に防げる。
そして除去部は、本体に対して堆積部を移動することで、堆積部に堆積された液体を堆積部から除去して機械的に落とす。落とされた液体は収容部により収容する。このことから、収容部内の液体は、液体噴射ヘッドから遠い位置に収容することができる。
したがって、液体噴射ヘッドから液体をフラッシングする際にミストを発生させずに堆積させて、その堆積させた液滴は確実に別の区画側へ移すことができる。
これにより、堆積用部材の上には液体を一旦堆積させることができる。堆積された液体は、堆積用部材が直線往復移動することにより除去部により除去して確実に落とすことができる。
これによって、堆積用部材に一旦堆積された液体は、直線往復移動の内の一方向に移動することだけで、傾斜面部との相対的な移動により液体を機械的に確実にかき落とすことができる。
この構成によれば、駆動操作部は案内部と駆動源を有している。案内部は、本体に配置されていて、堆積用部材を直線往復移動させる際に案内する。駆動源は、堆積用部材を案内部に沿って直線往復移動させる。
これにより、駆動源を駆動させるだけで堆積用部材は案内部に沿って直線往復移動させることができる。
この構成によれば、堆積部の堆積用部材は、液体噴射ヘッドが液体のフラッシング動作に同期して、本体の開口部に対応する堆積作業位置に位置される。
これによって、液体噴射ヘッドが液体のフラッシング動作を行うときには、必ず堆積用部材は本体の開口部に対応する堆積作業位置に位置される。このため液体噴射ヘッドからフラッシングされた液体は堆積作業位置において堆積用部材上に一旦、確実に堆積させることができる。
図1は、本発明の液体噴射装置の実施形態であるインクジェット式記録装置10を示している。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、インクジェットプリンタとも呼んでいる。インクジェット式記録装置10は、本体部1を有している。この本体部1は、ガイドレール17、プラテン12、キャリッジ14、インク吸引装置20、記録ヘッド30、ワイピング部材400を備えている。記録ヘッド30は、印刷ヘッドとも言う。
インク吸引装置20は、記録ヘッド30のノズルプレート面のノズル開口のインクの乾燥を防止する機能と、吸引ポンプ19からの負圧をノズル開口に作用させてノズル開口からインクを強制的に吸引して排出させる機能を備える。この吸引ポンプ19は、インク吸引装置20を構成する一構成要素である。インク吸引装置20は、液体吸引装置の1種類である。各インクは液体の1種類である。
ワイピング部材400は、インク吸引されたノズルプレート面に付着したインク滴やインクのミストを、ノズルプレート面を払拭することで除去する。
図2の用紙搬送機構15Aは、図1の用紙29をプラテン12上を搬送するようになっている。用紙29は記録媒体の一種である。
インクジェット式記録装置10は、特にカラープリンタとして用いられる場合には、この記録ヘッド30は、互いに種類の異なる複数種類のインクを吐出するために、インクの種類ごとに独立したインク経路50を有している。
各インクカートリッジ2ないし5からのインクは、インク供給針50Aを介してインク経路50に流入する。インクの種類ごとに独立したインク経路50は、それぞれ複数の圧力室51に接続されている。各圧力室51には、各ノズル開口列54が接続されている。圧力室51から押し出されたインク滴が、ノズル開口列54のノズル開口55から吐出される。これらのノズル開口列54は、ノズルプレート62のノズルプレート面61に位置している。
図5は、本発明のインクジェット式記録装置の記録ヘッド30の内部構造例を示している。上述したインクカートリッジから供給されるインクは、インク経路50を通って圧力室51へ供給される。印刷の際には、圧力発生素子としての圧電振動子39が伸縮動作することによって、圧力室51の容積を変化させて、圧力室51内のインクに圧力変動を生じさせる。これによって、ノズル開口55からインク滴が吐出できる。
記録ヘッド30内のインク中に気泡が混入したり、インク経路50や圧力室51内あるいはノズル開口のメニスカス付近のインクが増粘すると、インクの正常な流れが阻害されて、正常なインクの吐出が行えないことがある。これを回避するために定期的な吐出動作(フラッシング動作)が行われ、インクの強制排出が必要となる。インクとしては顔料インクや染料インクが用いられる。
図1のフラッシング領域100では、記録ヘッド30がフラッシング領域100に移動した後に、定期的なフラッシング動作を行う領域である。このフラッシング動作は、例えばクリーニング操作時に記録ヘッド30のノズル開口付近の不揃いのメニスカスを回復するために行われる。またフラッシング動作は、ワイピングによりノズルから逆流した混色インクを吐出して排出する場合にも行われる。またフラッシング動作は、印刷中にインク滴の吐出量の少ないノズル開口において、インクの増粘による目詰まりを防止する目的で行われる。
フラッシング領域100は、通常の印刷動作を行う印刷動作領域600の左側に位置している。印刷動作領域600は液体噴射動作領域(印刷領域)に相当する。フラッシング領域100は、液体噴射領域外(非液体噴射領域(非印刷領域))である。
液体のフラッシング装置300は、ガイドレール17とほぼ平行に配置されている。液体のフラッシング装置300は、記録ヘッド30がフラッシング領域100に位置決めされたときに、記録ヘッド30がフラッシング動作を行ってインクの空吐出を行う場合に、空吐出されたインク滴を受けて収容するための装置である。
図7は非フラッシング動作時F2を示しており、図8はフラッシング動作時F1を示している。図7に示す非フラッシング動作時F2では、記録ヘッド30はフラッシング領域100には達していない。図8のフラッシング動作時F1では記録ヘッド30はフラッシング領域100に達している。
図6と図7の本体301は、ガイドレール17と廃インクタンク99の間において、ガイドレール17に平行に、すなわち主走査方向Tに平行に配置されている。本体301は、例えばプラスチックや金属により作られている。本体301はほぼ板状の部材であるが、矩形状の開口部313と、空間部315を有している。
開口部313は、例えば記録ヘッド30のノズルプレート面61の面積よりもやや大きい面積を有しているのが好ましい。しかし開口部313は、ノズルプレート面61の任意の数のノズル開口列を含むような大きさの面積であっても勿論構わない。
開口部313は、本体301の端部317の付近に形成されていて、開口部313の開口面はノズルプレート面61と平行になっている。
駆動操作部70は、図7と図8に示すように例えばモータ71と送りねじ72および案内部340を有している。モータ71は例えば電動モータを使用することができる。送りねじ72は、モータ71の出力軸に取り付けられている。モータ71と送りねじ72は駆動源73を構成している。
図9(B)は、図9(A)のA−A線における断面構造例を示している。堆積用部材320は、図8と図9(B)に示す空間部315内において、T1方向とT2方向に直線往復移動可能である。図9(C)では、送りねじ72、モータ71および堆積用部材320の例を示している。モータ71の出力軸71Aは、送りねじ72に対して連結されている。モータ71が作動すると、送りねじ72が正方向または逆方向に回転できるので、堆積用部材320はT1方向あるいはT2方向に移動して位置決め可能である。送りねじ72は、ナット73に対してかみ合っている。ナット73は堆積用部材320に取り付けられている。
これに対して、図7に示すように、堆積用部材320が待機位置P2に位置決めされた場合には、本体301の空間部315の収納部335に堆積用部材320が収納された状態になる。
次に、主に図10と図11を参照しながら、好ましいフラッシング動作モード1について説明する。
図11に示すフラッシング動作モード1では、図1の堆積用部材320が、記録ヘッド30のフラッシング動作を行う動作に同期して、待機位置P2から開口部313に対応する堆積作業位置P1に位置決めされるようになっているモードである。
図11のステップST1では、図1に示す記録ヘッド30が主走査方向Tに移動することにより印刷動作領域600において用紙29に対して通常の印刷動作を行う。
図11のステップST2では、キャリッジ14とともに記録ヘッド30が非印刷領域であるフラッシング領域100へ移動して、定期的なフラッシング動作を行う準備をする。これとともに、ステップST3では、記録ヘッド30のフラッシング動作に同期して、堆積用部材320が待機位置P2から堆積作業位置P1に移動する。
図11のステップST5では、堆積用部材320が堆積作業位置P1から待機位置P2に移動して、これにより堆積用部材320と傾斜面部330との相対的な移動を行う。これによって、堆積用部材320の堆積面321に堆積されている堆積インク800は、図10(B)に示すように機械的に確実にかき落とされることになる。このかき落とされた堆積インク800は、収容部500内に落とされる。
堆積用部材320がT2方向に移動することにより堆積インク800をかき落とすタイミングは、フラッシング動作毎、あるいはフラッシング動作毎ではなくある程度堆積用部材320の堆積面321に堆積したときに行うことができる。
図12は、好ましいフラッシング動作モード2を示している。フラッシング動作モード2では、図6に示す記録ヘッド30が印刷動作領域600において用紙29に対して印刷しているときには、いつフラッシング動作が行われてもいいように、堆積作業位置P1には堆積用部材320が常に位置決めされている。これに対して、インクジェット式記録装置の電源がオフになったときには、フラッシング動作は生じないものとして、堆積用部材320は堆積作業位置P1から待機位置P2に位置決めされる。
図12のステップST12では、図6の記録ヘッド30が堆積用部材320の上にインクのフラッシング動作を行う。空吐出されたインク滴は、開口部313を通じて堆積用部材320の堆積面321に堆積される。
図12のステップST14では、インクジェット式記録装置の電源がオフの時には、フラッシング動作は無いものとする。これによって、堆積用部材320は図6の待機位置P2に位置される。
そこで、空吐出されたインク滴は、図6の開口部313を通じて堆積用部材320の上に一旦堆積させる。例えば図10(A)に示すように、記録ヘッド30のノズルプレート面61から堆積面321までの距離Mは比較的短くすることができる。これによって、インク滴が空吐出されたとしても、インク滴がミストになる前に堆積面321にインク滴を堆積させることができる。
これによって、空吐出されたインク滴の落下距離はMで示すように短くすることができ、インク滴のミストが発生する程の飛行距離を必要としない。このため、インク滴のミストがインクジェット式記録装置内に発生して、ミストが記録ヘッド30のノズルプレート面61に付着してしまうという現象を防ぐことができる。かき落とされた堆積インク800は、十分な広さを有する別の区画の収容部500内にかき落とすことから、かき落とされた堆積インク800が溢れ出るようなことはない。
図13に示す除去部305は、回転体370とモータ371を有している。回転体370の表面には凹凸部分が形成されている。回転体370がモータ371によりRT方向に回転することにより、図13(A)および図13(B)に示すように堆積用部材320の上の堆積インク800は、さらに確実に機械的に除去することができる。
また、本発明のキャップ本体の形状や、ミスト形成部の形状は、図示例に限らず色々な形状を採用することができる。
そして除去部は、本体に対して堆積部を移動することで、堆積部に堆積された液体を堆積部から除去して機械的に落とす。落とされた液体は収容部により収容する。このことから、収容部は、液体を液体噴射ヘッドから遠い位置に収容することができる。
したがって、液体噴射ヘッドから液体をフラッシングする際にミストを発生させずに堆積させて、その堆積させた液滴は確実に別の区画側へ移すことができる。
堆積用部材に一旦堆積された液体は、直線往復移動の内の一方向に移動することだけで、傾斜面部との相対的な移動により液体を機械的に確実にかき落とすことができる。
駆動源を駆動させるだけで、堆積用部材は案内部に沿って直線往復移動させることができる。
堆積部と除去部は、液体噴射装置の液体噴射動作領域外に配置されていることから、液体噴射ヘッドは、液体噴射動作領域外(非液体噴射動作領域)において必要に応じてノズル開口におけるメニスカス付近の液体の増粘による液体吐出不良を回避するために、フラッシング動作(吐出動作)を行うことができる。
図6において、廃インクタンク99の少なくとも一部には、インクの吸収体99Aが設けられている。しかしこれに限らず吸収体99Aは収容部500内にも配置して、除去された堆積インクを吸収するような構造にしても勿論構わない。
また、図6の収容部500は、廃インクタンク99とは別の構造物として設けても良い。
開口部313の形状は必ずしも長方形状もしくは正方形状に限らず他の形状を採用することができる。堆積用部材320についても長方形状あるいは正方形状に限らず他の形状を採用することができる。図8に示す本体301は、収容部500と記録ヘッドとの間の区画を兼ねている。
本発明では、堆積用部材は磁性体により作って、キャリッジ側には磁石を設ける。これにより、キャリッジがフラッシング領域に移動するのに同期して、堆積用部材を磁気的吸引力により吸引して移動して開口部を閉じるようにしても良い。
Claims (5)
- 液体噴射ヘッドから液体を噴射するためのフラッシング装置であって、
開口部を有する本体と、
前記本体に配置されており、前記噴射された液体構成成分を前記本体の前記開口部を通じて一旦堆積させる堆積部と、
前記本体に対して前記堆積部を移動することで、前記堆積部に堆積された前記液体構成成分の堆積物を、前記堆積部から除去して落とす除去部と、
前記除去部により落とされた前記液体構成成分の堆積物を収容する収容部と、を備え、
前記堆積部は、前記噴射された液体構成成分を一旦堆積させる板状の堆積用部材を有しており、前記堆積用部材は前記液体噴射ヘッドの移動方向と平行な方向に直線往復移動可能であり、
前記除去部は、
前記堆積用部材を前記直線往復移動させる駆動操作部と、
前記堆積用部材を前記直線往復移動の内の一方向に移動させたときに前記堆積用部材に堆積されている前記液体構成成分の堆積物をかき落とす傾斜面部と、を有していることを特徴とする液体のフラッシング装置。 - 前記駆動操作部は、
前記本体に配置されて前記堆積用部材を前記直線往復移動させる際に案内する案内部と、
前記堆積用部材を前記案内部に沿って前記直線往復移動させる駆動源と、を有することを特徴とする請求項1に記載の液体のフラッシング装置。 - 液体噴射ヘッドから液体を噴射するためのフラッシング装置を有する液体噴射装置であって、
前記液体のフラッシング装置は、
開口部を有する本体と、
前記本体に配置されており、前記噴射された液体構成成分を前記本体の前記開口部を通じて一旦堆積させる堆積部と、
前記本体に対して前記堆積部を移動することで、前記堆積部に堆積された前記液体構成成分の堆積物を、前記堆積部から除去して落とす除去部と、
前記除去部により落とされた前記液体構成成分の堆積物を収容する収容部と、を備え、
前記堆積部は、前記噴射された液体構成成分を一旦堆積させる板状の堆積用部材を有しており、前記堆積用部材は前記液体噴射ヘッドの移動方向と平行な方向に直線往復移動可能であり、
前記除去部は、
前記堆積用部材を前記直線往復移動させる駆動操作部と、
前記堆積用部材を前記直線往復移動の内の一方向に移動させたときに前記堆積用部材に堆積されている前記液体構成成分の堆積物をかき落とす傾斜面部と、を有していることを特徴とする液体噴射装置。 - 前記駆動操作部は、
前記本体に配置されて前記堆積用部材を前記直線往復移動させる際に案内する案内部と、
前記堆積用部材を前記案内部に沿って前記直線往復移動させる駆動源と、を有することを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。 - 前記堆積部の前記堆積用部材は、前記液体噴射ヘッドが前記液体のフラッシング動作に同期して、前記本体の前記開口部に対応する堆積作業位置に位置されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の液体噴射装置。
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