JP4460369B2 - 錠の把手の構造 - Google Patents

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Description

本発明は、錠の把手の構造、特にハンドル錠の把手の構造に関する。
ハンドル錠の一例としてのプッシュ・プル錠は、そのラッチを係止するロッキングピースの係止状態を解除する場合には、扉(或いは錠箱)の一側面を基準にしてハンドル(把手)を壁面側へプッシュする(押す)、又は手前にプルする(引く)。
普通一般に、プッシュ・プル錠は、扉の壁面に固定される上下の台座と、これらの台座に案内される可動ハンドルと、前記台座の一方(例えば上方の台座)に対向するように扉の自由端部に内装され、かつ、錠機構を構成する作動片を有する錠箱とを備えている。
しかして、ハンドル用台座は、扉の壁面とハンドルとの間に設けられ、かつ、台座の一方には、錠箱内へと突出する駆動レバーが軸支されている。この駆動レバーが前記錠箱内の作動片に係合していることから、ハンドル(把手)を壁面側へプッシュする(押す)、又は手前にプルする(引く)と、駆動レバーの駆動力により錠箱の作動片が作動し、該作動杆に係合する錠箱内のロッキングピースは、ラッチの係止を解除するように揺動する。
したがって、扉を開くと、ラッチはラッチバネのバネ力に抗して後退する。そして、扉を開いた後にハンドルから手を離すと、ハンドル台座内部、錠箱等に設けられた復帰バネにより、初期位置へと自動的に復帰する。
ところで、ハンドルを壁面側へプッシュする、又は手前にプルする場合に、ハンドルの上部又は下部を操作すると、ハンドルに対する操作力が上下いずれかに偏るのが一般的であるから、例えば扉の錠箱に対して一方(上方又は下方)台座を扉に固定する方式(錠箱対向一方台座型)では、台座側の駆動レバーの駆動力が錠箱の作動片に対してスムースに伝達しない場合がある。そこで、棒状のハンドルのどの部分(中央部、上部、下部の意味)を操作しても、駆動レバーの駆動力が錠箱の作動レバーに伝達する方式が望ましい。
特開平10−31173号公報 実開平6−6656号公報 特開平11−324418号公報
本発明の第1の目的は、棒状ハンドルのどの部分(中央部、上部、下部の意味)を操作しても、均等な力が摺動腕乃至錠箱の作動レバーに伝達すること。第2の目的は、扉の壁面の外観性(部品点数の削減)、握りの所要空間性等を考慮し、扉の壁面に装着する部材を、極力少なくすること。第3の目的は、付随的目的であるが、台座部材に駆動レバーや復帰バネを合理的に取付けることである。
本発明の錠の把手の構造は、扉の壁面に所定間隔離間して固定された第1・第2台座部材に案内される第1・第2摺動腕を有する中空棒状のハンドル、このハンドルに全体が内装され、対向端部が可動連結ピンで枢支されていると共に、中間部が第1・第2台座部材をそれぞれ構成する支持板18,18の各軸受け部22,22の挿入先端部にそれぞれ固定軸43,43を介して軸支され、かつ、上下の端部がハンドル内の端部支軸44,44を介してハンドルの上下部に連結された長尺状の第1・第2同期杆、揺動自在に設けられ、前記第1・第2摺動腕並びに前記第1・第2台座部材のいずれかに軸支されかつハンドルの水平動に連動して錠箱内の作動片を作動させる駆動レバー、第1・第2台座部材内にそれぞれ設けられ、かつ、プッシュ又はプル操作により移動したハンドルを初期位置へと戻す復帰バネとから成る。
上記構成に於いて、台座部材は、筒状台座本体16と、この台座本体に固定される支持板18とを有し、前記支持板18には台座本体の内部空間に位置し、かつ、復帰バネ25を支持する支持部23が形成されていることを特徴とする。
(1)棒状ハンドルのどの部分(中央部、上部、下部の意味)を操作しても、均等な力が上下又は左右に位置する第1・第2摺動腕31.31A及び摺動腕に連結された作動レバーに伝わる。したがって、錠箱内の作動レバーがスムースに作動する。
(2)長尺状の第1・第2同期杆41.41Aが、中空の棒状ハンドル11の内部に設けられているから、扉の壁面の外観性(部品点数の削減―同期杆用軸受け、同期杆用カバー等が不要)を向上させることができる。また、扉の壁面に軸受け、同期杆、カバー等を装着する必要がないから、同期杆、カバー等の突出量を考慮してハンドルを扉の壁面から離す必要はなく、最低限、ハンドルを片手で握れる「所要空間」さえ設定すれば良い。
(3)従属項に記載の発明は、台座部材に駆動レバーや復帰バネを合理的に取付けることができる。
以下、図1乃至図11に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。なお、発明の特定要件に関係のない細部的事項は省略する。また、各構成部材の各部位の符号を一部省略する。また、例えばハンドル摺動腕、駆動レバー、同期連結杆など可動する部材を軸支する、或いは連結するための軸孔が真円か、それとも非真円かは、当然、当業者は可動部材が進退動或いは回動することができるように円形、楕円形、弧状の長孔、案内切欠、案内溝等に適宜に設計することから、真円か否か、弧状か否か等については詳細に説明しない。
(1)実施の環境
図1、図2を参照して本発明の実施例の環境を説明する。1は扉、2は扉の自由端部、3は扉の自由端部の開閉端面、4は扉枠、5は扉枠側の受け金具である。周知のように、扉1の自由端部2には、錠箱6が内装されている。この錠箱6には、受け金具5と係脱するラッチ、ロッキングピース、スライダーなど錠を構成する部材が適宜に組み込まれている。
本発明は、錠の把手の構造Xに特徴があるので、説明の便宜上、図1、図2では錠の内部構造は省略し、ハンドルの摺動腕(駆動腕)の位置と関係がある錠箱6と、摺動腕及び台座部材にそれぞれ関係する(例えば連係する、軸支されているなど)駆動レバーと係合する作動片7のみを図示している。
(2)錠の把手の構造X
錠の把手の構造Xのハンドル11は、扉1の壁面1aに対して所要空間12を有して垂直に配設されている。ここで、「所要空間」とは、棒状のハンドル11を、扉1の壁面1aに対してプッシュする場合に於いて、少なくともハンドルを片手で握った状態でプッシュできる空間のことを意味する。また、ハンドル11は、上下部の内側にそれぞれ水平状態に突出する上下一対の摺動腕(ここでは、上方の摺動腕を「第1摺動腕」、下方の摺動腕を「第2摺動腕」とう。)を有しているが、前記第1摺動腕は、第1台座部材13と共に錠箱6の側壁に向かって位置付けられている。
(3)主要部(特定要件)
本発明の主要部は、錠箱6を備えた扉1の壁面1aに所定間隔離間して固定された第1・第2台座部材13.3Aと、これらの第1・第2台座部材にそれぞれ同時に案内される第1・第2摺動腕31.31Aを有する中空の棒状ハンドル11と、このハンドルにそれぞれ内装され、かつ、ハンドル中央部側の対向端部が可動の連結ピン42で枢支されていると共に、中間部が前記第1・第2台座部材の突片状軸受け部22.22の固定軸43.43に軸支され、かつ、上下の端部が端部支軸44.44を介してハンドルの上下部に連結された長尺状の第1・第2同期杆41.41Aと、前記錠箱側の摺動腕31及び台座部材13に揺動自在に設けられハンドルの水平動に連動して前記錠箱内の作動片7を作動させる駆動レバー45と、第1・第2台座部材内にそれぞれ設けられ、かつ、プッシュ又はプル操作により移動したハンドルを初期位置へと戻すハンドル用復帰バネ25.25とから成る。その他の構成は、付加的事項である。
図1、図2で示すように、ハンドル11内の略中央部に位置する可動の連結ピン(図面上中央部の枢支ピン)42を基準にすると、長尺状の第1・第2同期杆等の上方側の部材と下方側の部材とは、第1台座部材13及び第1摺動腕31に駆動レバー45を備えているか否かを除き、同一形態、同一寸法等に構成され、かつ、対称に配設されている。そして、両方の部材の構成及び作用は同一なので、ここでは、上方側の構成部材を参照にして説明し、下方側の構成部材には同一又は同様の符号を付して重複する説明を省略する。
(4)扉1
扉1は蝶番を介して建物の出入り口に開閉自在に取付けられている。ハンドル錠(例えばプッシュ・プル錠)の錠箱6は、扉1の自由端部2の開口に内装され、前述したように、ラッチ、ラッチバネ、ラッチと係脱するロッキングピース、単数又は複数(2枚)の作動片7など錠機構を構成する各部材を備えている。
(5)第1・第2台座部材
13.13Aは、錠箱6を備えた扉1の壁面1aに所定間隔離間して固定された第1・第2台座部材である。図5は上方の台座部材、図8は下方の台座部材をそれぞれ示す(ここでは、便宜上、上方の台座部材を「第1台座部材」、下方の台座部材を「第2台座部材」という。)。第1・第2台座部材13.13Aは、それぞれ単数又は複数個の部材で構成される。
ここでは、主に図4〜図6を参照にして説明する。台座部材13(13A)は、本実施例では、扉1の貫通孔に差し込まれる複数個の第1固着手段(螺合筒、螺杆)14を介して扉1の壁面1aに固定される取付けベース板15と、これらの取付けベース板15にそれぞれ固定される角筒状台座本体16と、これらの台座本体16に複数個の第2固着手段17を介して固定される支持板18とから成る。
取付けベース板15、台座本体16及び支持板18の細部的な用語の符号を割愛するが、これらの各板15、16、18の上下部等には、固着手段用のネジ孔、貫通孔が上下にそれぞれ適宜に形成されている。また、台座本体16及び支持板18には、ハンドル用復帰バネ25の中間部を支持する固定支軸19用の取付け孔が形成されている。
しかして、前記台座本体16は、内部空間、固着手段用のネジ孔や貫通孔を有する支持板用取付け部、ハンドル11内側の2本の縦長受け入れ溝29に嵌入可能な左右一対の突片部16a.16aなどが形成されている。
一方、前記支持板18には、台座本体16の支持板用取付け部の前面に第2固着手段17を介して固定される垂直壁部21と、この垂直壁部21の一端部(第1支持板18では下端部、第2支持板18では上端部)にハンドル方向に向かって突出され、かつ、固定軸43を介して長尺状の第1・第2同期杆41.41Aの中間部を軸支する軸受け部22と、この軸受け部22とは反対方向へ向かって延び、台座本体16の内部空間に位置する支持部23がそれぞれ形成されている。しかして、支持部23又は台座本体16の対向内壁には、ハンドル摺動腕31のピン状案内部(例えば可動支軸)35を案内する案内長孔が形成されている。
また、支持板18の前記垂直壁部21には、復帰バネの一端部を支持するための切欠部が形成されていると共に、ハンドル11の摺動腕31が入り込むことが可能な開口或いは切欠部が形成されている。
(6)ハンドル11と第1・第2摺動腕31.31A
棒状のハンドル11は、図3で示すように断面逆コ字型状の前方ハンドル片11aと、このハンドル片11aに一体的に係合する断面鉤状の後方ハンドル片11bとで構成されている。前方ハンドル片11aと後方ハンドル片11bとが固定手段(例えばネジ)27を介して合体すると、ハンドル11の内部が上下端部を除いて中空28と成る。この中空28内で上下の同期杆41.41Aが前後方向に揺動可能である。なお、後方ハンドル片11bは肉厚に形成され、前方ハンドル片11aと後方ハンドル片11bとが固定手段(例えばネジ)27を合体すると、強靭なハンドル11が出来上がる。
ところで、前述した2本の縦長受け入れ溝29は、第1・第2台座部材13.13Aの各突片部を受け入れることができるように後方ハンドル片11bの上下部にそれぞれ2本形成されている。ハンドル11に縦長受け入れ溝29を形成することは本発明の限定要件ではなく、第1・第2摺動腕31.31Aの前方側の形態如何によっては、縦長受け入れ溝29は不要である。
また、後方ハンドル片11bには、支持板18の突片状軸受け部22がハンドル11の内部に入り込むための切欠部が上下部にそれぞれ形成されている。 したがって、支持板18の突片状軸受け部22は、図1、図2で示すように、ハンドル11の中空28内に嵌入し、上下の同期杆41.41Aの略中間部をそれぞれ軸支している。
第1・第2摺動腕31.31Aは、棒状ハンドル11の後方ハンドル片11bの上下の端部寄りの部位にそれぞれ第3固着手段32を介して水平状態にそれぞれ固定され、各摺動腕31.31Aは、第1・第2台座部材13.13Aの内部空間に所定量入り込んでいる。
しかして、摺動腕31(31A)は、前記第3固着手段32用の水平貫通孔を有する前方側取付け部33と、この前方側取付け部から台座部材の内部空間へ延び、かつ、台座部材の水平長孔に案内される案内部(例えば可動支軸)35を有する後方対向壁34とから成る。本実施例では、レバー状の第1・第2同期杆41.41Aを有することから、摺動腕31(31A)は、棒状ハンドル11のどの部位を押しても、第1・第2台座部材13.13Aにそれぞれ同時(同期状態)に案内される。
(7)第1・第2同期杆41.41A
長尺状の第1・第2同期杆41.41Aは、中空ハンドル11にそれぞれ内装され、かつ、ハンドル中央部側の対向端部が可動の連結ピン42で枢支されていると共に、中間部が第1・第2台座部材の突片状軸受け部22.22の固定軸43にそれぞれ軸支されている。
しかして、上方に位置する第1同期杆41の上端部及び下方に位置する第2同期杆41Aの下端部は、ハンドル11の上下端部にそれぞれ横設軸架された端部支軸44.44に連結(例えば軸支)され、かつ、各同期杆41.41Aの中間部は、中空ハンドル11内の上下の固定軸43.43にそれぞれ軸支されている。
(8)駆動レバー45とその作動
駆動レバー45は、錠箱6側の第1摺動腕31及び第1台座部材13に揺動自在に設けられ、かつ、ハンドル11の水平動に連動して錠箱6内の作動片7を作動させる。
しかして、L型状の駆動レバー45は、その中央部が固定支軸19を介して第1台座部材13に軸支されていると共に、一端部(上端部)は、第1摺動腕31の案内部35に連係(例えば軸支、係合)している。
したがって、駆動レバー45は、ハンドル11が水平動すると、ピン状案内部35が壁面1a側へ移動することから、前記固定支軸19を支点に回転する。図11を参照にすると、駆動レバー45は、固定支軸19及び摺動腕31の可動支軸35を介して時計計方向へ回転する。なお、駆動レバー45は、軸支された傾斜部分46と、この傾斜部分の中央部から延設する水平部分(係合部分)47とを有する。前記傾斜部分46には、軸孔或いは長孔が形成され、一方、前記水平部分47は、壁面1aの内部(錠箱1の内部)まで延び、錠箱6内の作動片7と係合可能である。
(9)ハンドル用復帰バネ25
前述したように、駆動レバー45を軸支する固定支軸19は、支持板18の断面或いは端面コ字型の支持部23に横架され、該固定支軸19にハンドル用復帰バネ25の中間部が巻装されている。
しかして、復帰バネ25の直線状一端部25aは、支持板18の垂直壁部21の切欠部の切欠端面に支持され、一方、湾曲状の他端部25bは、ハンドル摺動腕31のピン状案内部35に圧接している。ハンドル用復帰バネ25の装着態様により、ハンドル11をプシュ方式にするか、それともプル方式にするかを決めることができる。本実施例では、ハンドル用復帰バネ25は、第1・第2台座部材13.13Aにそれぞれ設けられ、かつ、プッシュ操作により移動したハンドル11を初期位置へと戻す(壁面1aから離す)。
したがって、ハンドル用復帰バネ25は、ハンドル11を壁面1a側にプッシュした場合に於いて、当該ハンドル11から手を離すと、ハンドル11を初期位置へと戻す弾性復帰機能を発揮する。これにより、駆動レバー45も初期位置へと戻る。
(10)作用
図2は初期状態を示す概略説明図、図9はハンドルをプッシュした場合の説明図、図10は第1・第2同期杆41.41Aの動きを示す説明図、図11は駆動レバーの説明図である。これらの図を参照にして作用を説明する。
図2で示すように、ハンドル11をプッシュしない初期状態の場合には、第1・第2同期杆41.41Aを連結する連結ピン42は、上下の端部支軸44.44によりも右側(壁面1a側)に位置し、上下の第1・第2同期杆41.41Aは、右側に若干傾倒している(図10では、仮想線の位置)。
そこで、今仮に、図9で示すように、ハンドル11の上部寄りの部位(Pの部分)を壁面1aに向かって直交方向(矢印A)へプッシュする。そうすると、第1・第2同期杆41.41Aの上下部(端部、或いは端部寄りの部位)は、上下の端部支軸44.44に軸支され、かつ、ハンドル中央部側の対向端部が可動の連結ピン42で枢支されていることから、Pの部分の押圧力は、上部の端部支軸44、上側の固定軸43、連結ピン42、下側の固定軸43及び下部の端部支軸44をそれぞれ介して当該ハンドル11の下部側にも均等に伝わる。
そこで、ハンドル11を図9の矢印A方向へ押し込むと、第1・第2同期杆41.41Aの連結ピン42は、逆に図10の矢印B方向へ移行し、第1・第2同期杆41.41Aは略垂直状態となる(図10では、実線の位置)。
この時、上下の第1・第2摺動腕31.31Aは、支持部材としての第1・第2台座部材13.13Aに同時に案内されながら、かつ、上下の復帰バネ25.25のバネ力に抗して傾くことなく水平移動する。そして、駆動レバー45は、図11で示すように固定支軸19を支点に時計方向へ所定量回転し、作動片7を押し下げる。
発明の実施の形態に於いて、第1・第2同期杆41.41Aの各中間部は、固定軸43.43でそれぞれ軸支されていることから、可動の連結ピン42及び上下の端部支軸44.44でそれぞれ枢支されている部分の孔は遊び有している。また発明の実施の形態に於いて、ハンドル11をプッシュする場合を一例にして説明したが、復帰バネ25の他端部の圧接方向を変えると、ハンドル11をプルする方式に変えることができるので、ハンドル11をプッシュする実施例に限定するものではない。
また、第1・第2台座部材13.13Aは、上下のみならず、左右に配設することもできる。この場合には、ハンドル11は垂直ではなく、水平状態になり、また駆動レバー45は扉の開閉端部3側の台座部材の方に設けられる。
さらに、特に図示しないが、ハンドル11の端部に開口部を単数又は複数個形成し、該開口部にサムター部材又はシリンダー錠を任意に装着することができる。
本発明は、主に建具や錠前の業界で利用される。
図1乃至図11は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
扉の壁面側から見た一部切欠の概略説明図。 扉の開閉端面側から見た断面概略説明図。 図2の3−3線拡大端面図。 ハンドルの上部を壁面に向かって正面視した場合に於いて、ハンドルの内部構造を示す説明図。 図3に於いて、扉の開閉端面側から見た断面概略説明図。 第1台座部材及び内部構造を示す説明図。 ハンドルの下部を壁面に向かって正面視した場合に於いて、ハンドルの内部構造を示す説明図。 図7に於いて、扉の開閉端面側から見た断面概略説明図。 ハンドルをプッシュした場合の説明図。 第1・第2同期杆の動きを示す説明図。 駆動レバーの作動状態の説明図。
1…扉、1a…壁面、2…扉の自由端部、3…開閉端面、4…扉枠、6…錠箱、7…作動片、11…ハンドル、12…所要空間、13…第1台座部材(上方)、13A…第2台座部材(下方)、14…第1固着手段、15…取付けベース板、16…台座本体、17…第2固着手段、18…支持板、19…固定支軸、31…第1摺動腕、22…軸受け部、23…支持部、25…ハンドル用復帰バネ、31A…第2摺動腕、32…第3固着手段、35…ピン状案内部、41…第1同期杆、41A…第2同期杆、42…連結ピン、43…固定軸、44…端部支軸、45…駆動レバー。

Claims (3)

  1. 扉の壁面に所定間隔離間して固定された第1・第2台座部材に案内される第1・第2摺動腕を有する中空棒状のハンドル、このハンドルに全体が内装され、対向端部が可動連結ピンで枢支されていると共に、中間部が第1・第2台座部材をそれぞれ構成する支持板18,18の各軸受け部22,22の挿入先端部にそれぞれ固定軸43,43を介して軸支され、かつ、上下の端部がハンドル内の端部支軸44,44を介してハンドルの上下部に連結された長尺状の第1・第2同期杆、揺動自在に設けられ、前記第1・第2摺動腕並びに前記第1・第2台座部材のいずれかに軸支されかつハンドルの水平動に連動して錠箱内の作動片を作動させる駆動レバー、第1・第2台座部材内にそれぞれ設けられ、かつ、プッシュ又はプル操作により移動したハンドルを初期位置へと戻す復帰バネとから成る錠の把手の構造。
  2. 請求項1に於いて、台座部材は、筒状台座本体16と、この台座本体に固定される支持板18とを有し、前記支持板18には台座本体の内部空間に位置し、かつ、復帰バネ25を支持する支持部23が形成されていることを特徴とする錠の把手の構造。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、支持板18の支持部23には、固定支軸19が横架され、該固定支軸に駆動レバー45が軸支されていると共に、復帰バネ25の中間部が巻装されていることを特徴とする錠の把手の構造。
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