JP2015017483A - ラッチ錠のプッシュプル操作ハンドル - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハンドルの先端が扉面から大きく突出せず、鞄や衣服等を引っ掛ける危険性がないプッシュプルタイプのラッチ錠の操作ハンドルを提供することを目標とする。
【解決手段】 傾斜溝を有する円筒スライド部材と角軸を備えた回転部材を係合ピンにて組み付け、扉面に対して垂直方向に押し引きする動作で角軸を回転させる構成のプッシュプル機構を設け、プッシュ側とプル側の台座に各々振り分けて組み込む。ラッチ錠の角孔に角軸を挿入した状態で両台座を扉を挟み込んだ状態で装着する。円筒スライド部材にハンドルの片側を連結させた状態で装着し、ハンドルの逆側を扉面の台座から一定距離離れた位置の端部座に連結し、ハンドルのプッシュプル操作で施解錠を可能とする。台座とハンドルと端部座が全体としてなだらかなループ状になるように連結して形成し、鞄の紐や衣服等を引っ掛ける危険性を排除する。
【選択図】 図1
【解決手段】 傾斜溝を有する円筒スライド部材と角軸を備えた回転部材を係合ピンにて組み付け、扉面に対して垂直方向に押し引きする動作で角軸を回転させる構成のプッシュプル機構を設け、プッシュ側とプル側の台座に各々振り分けて組み込む。ラッチ錠の角孔に角軸を挿入した状態で両台座を扉を挟み込んだ状態で装着する。円筒スライド部材にハンドルの片側を連結させた状態で装着し、ハンドルの逆側を扉面の台座から一定距離離れた位置の端部座に連結し、ハンドルのプッシュプル操作で施解錠を可能とする。台座とハンドルと端部座が全体としてなだらかなループ状になるように連結して形成し、鞄の紐や衣服等を引っ掛ける危険性を排除する。
【選択図】 図1
Description
本発明は扉に取り付けられるラッチ錠の操作ハンドルに関するものである。
一般に扉に取り付けられるラッチ錠の操作ハンドルは、従来からレバーハンドル錠と呼ばれ、略棒状のハンドルを手で握って上下方向に回転させることにより施解錠するものが知られている。上記の構成としては扉を挟み込むように部屋外と部屋内に装着した、ハンドル本体と、台座と、角軸とからなる操作部分と、扉の厚み部分に掘り込んで配置した図23に示すようなラッチ錠31とからなり、ハンドルに固定された角軸をラッチ錠31に設けてある角孔30に貫通させることによりラッチ錠33とハンドルを連動させ、ハンドルを扉面と平行に角軸を中心として回転させることにより角軸が回転し、枠体の戸先面に設けたラッチ受け33に対してラッチ32を出没させて施解錠する方式のものであり、通常ではハンドルを水平位置から下方に回転させて操作するのが一般的である。
またハンドルを押し引きする操作により施解錠するプッシュプル方式のものもあり、操作ハンドルの扉面に対する押し引きの動作を、操作ハンドル内部で常にラッチを左右方向に引っ張る動作に変換し、ラッチを直接引っ掛けて吊元側に移動させる方式で、角軸は使用せずに専用のラッチ錠を必要とするものと、特開平11−293970や本出願者による特開2002−213133等に報告されているような、操作ハンドル内部でハンドルの押し引きの動作を回転方向の動きに変換することにより、角軸の回転運動を得る方式のものがある。ここで後者の特徴としては、ラッチ錠部分はレバーハンドル錠との互換性を有しており兼用が可能で、交換の際には操作ハンドル部分のみを取り替えるだけで実施可能になる。
特開平11−293970号公報
特開2002−213133号公報
ところがハンドルの回転操作により施解錠するレバーハンドル方式のものは、扉を押して開く側、引いて開く側の、どちら側からの開閉においてもハンドルを下方に一定角度回転させた状態で一旦保持し、そのままさらに扉を押し引きする必要があり、力の弱い障害者や高齢者等においては操作性において満足ではないことが挙げられる。したがって健常者においても非常にあわてて通行しようとする時などにおいては、ハンドルが下がりきっていないのに押し引きする力が勝ってスムーズに扉が開放せず、そのまま扉面にぶつかりそうになることもある。また、ハンドルを押し引きする操作にて解錠するプッシュプル方式のものでも、専用のラッチ錠を必要とする方式ではラッチ錠の取替えの手間だけでなく、従来使用していたラッチ錠を廃棄することになり経済性において乏しいと想定される。さらには特開2002−213133号公報にて報告されている構成においては、ハンドルの角軸の延長線上を扉面に対して垂直方向に押し引きすると操作しやすいが、少しでもハンドルの端部側を押し引きすると、ハンドルが倒れようとする力が掛かかってこじる動作になり、適正な操作感が得られないことが問題点として残っている。
またレバーハンドル方式とプッシュプル方式の両方が有する問題点としては、ラッチ錠の角孔に貫通させたハンドルの角軸を装着している台座を中心位置としてハンドルの先端部分を回転させたり押し引きする構成であり、操作の際にはハンドルの先端部分が大きく上下円弧運動するか若しくは前後押し引き運動することになる。また当然ハンドルは手で握って操作することになり、その結果扉面からかなり離れた位置にハンドルの握り手部分を持ち出しておかなければならないことになる。するとどうしてもハンドルの先端部分が扉面から突起状に出っ張った状態になり、通行の際にハンドルの先端部分に衣服を引っ掛けて破いてしまったり、鞄の紐等を引っ掛けて破損させるようなことが比較的頻繁に起こってしまう。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、鞄の紐や衣服等を引っ掛ける危険性があるハンドルの突起状の先端部分を排除し、かつ操作性に優れたプッシュプルタイプのラッチ錠の操作ハンドルを提供することを目標とする。さらには最も普及している角軸を回転させることで施解錠することができるラッチ錠をそのまま使用可能とする構成を併せ持つことを次の目的とする。
本発明では上記目的を達成するために次の技術手段を講じた。まず扉に対して垂直方向に押し引きすることでラッチ錠と係合する角軸を回転動作させる構成のプッシュプル機構部分を設ける。このプッシュプル機構部分は、台座と、パイプ状の円筒スライド部材と、円柱形状の回転部材と、角軸とからなり、回転部材の円柱形状の中心位置にラッチ錠の角孔と嵌合可能な角軸を固定し、回転部材の外径を円筒スライド部材の内径よりも少しだけ小さくしておき、円筒スライド部材内に回転部材が挿入可能で、かつ内部にてがたつきなく回転できるように設定する。そして円筒スライド部材表面に、長さ方向に対して一定の開き角度を有した傾斜溝を設け、回転部材には抜き差し可能な係合ピンを設ける。そして円筒スライド部材内に回転部材を挿入した状態で、外側から傾斜溝を通して係合ピンの先端が回転部材から突出した状態で差し込み、円筒スライド部材と回転部材を組み付ける。このとき係合ピンは傾斜溝内に位置し、先端の突出の度合いは円筒スライド部材の外周よりは出ないようにしておく。
次に台座の内部を中空にて形成し、前述のように組み付けた回転部材と円筒スライド部材をその中空部分内部に挿入する。このとき台座に対して円筒スライド部材が回転せずに扉面に対して垂直方向にのみ移動可能なように設定しておく。そして角軸を有する回転部材は台座に対して所定の位置にて空転するように保持しておく。すると台座に組み込まれた状態から円筒スライド部材を移動させると、回転部材は台座に空転するように取り付けられており、したがって回転部材の係合ピンは円筒スライド部材の傾斜溝に沿って移動することになる。このとき傾斜溝が円筒スライド部材の長さ方向に対して一定の開き角度を有しているため、この係合ピンの動きは回転運動になる。そして係合ピンと回転部材は共に回転し、回転部材に角軸を固定しておくと、角軸の台座に対しての回転の動きが得られることになる。すなわちこの角軸の動きはラッチ錠を解錠する動きと同じであり、その結果上記プッシュプル機構部分の動作にてラッチ錠を施解錠することが可能になる。
このとき、台座内の円筒スライド部材を扉面に対して垂直方向に押す動作で回転部材と角軸を回転させる構成と、引く動作で回転部材と角軸を回転させる構成を設け、押す動作で作動する構成を扉の押し開く側に、引く動作で作動する構成を扉の引いて開く側に配置し、両側の回転部材に固定された角軸がラッチ錠の角孔に挿入された状態で両側の台座を扉を挟み込むようにして取り付けねじにて固定する。また台座と円筒スライド部材間にばね部材を挿入し、押す動作で作動する構成においては円筒スライド部材が常に扉面から遠ざかる方向にばね部材の付勢力がかかるように配置し、引く動作で作動する構成においては円筒スライド部材が常に扉面に押し付けられるように配置しておく。そして円筒スライド部材の先端部分に連結部分を形成しておき、組み込んだ状態で台座前面から連結部分が突出した状態になるように設定しておく。
次に台座から一定距離離れた位置に端部座を装着する。そしてハンドルを設けてその両端部を円筒スライド部材の連結部分と端部座とに連結させるのであるが、ここでハンドルの押し引き操作の手段によって連結する構成が違ってくる。まず最初の構成としては、ハンドルの台座側の片端部を円筒スライド部材の連結部分に連結軸にて連結する。そしてハンドルの他端部を端部座に回転軸にて連結する。するとハンドルは端部座の回転軸を中心とする揺動動作を実施することになり、ハンドルの台座側の片端部が円弧運動して円筒スライド部材を押し引きする動作が得られる。したがってこの動作においては円筒スライド部材の連結部分に横方向の長孔を設け、長孔を通して連結軸にてハンドルと連結することで、ハンドルの揺動動作を無理なく円筒スライド部材の扉に対する垂直移動動作に変換できるように構成しておくと良い。
また別のハンドル操作の構成としては、台座に対してハンドルの片端部が垂直方向にのみ移動可能なように設定して両者を連結し、台座から一定距離離れた位置に同様に端部座を設ける。そして端部座に扉面に垂直なガイド面を設け、ハンドルの他端部にもそのガイド面に沿って移動可能としたガイド凹部を設け、互いを嵌め合わせて一定距離のみ扉面に対して垂直方向にのみ移動する構成が可能である。つまりハンドルを押し引き操作するとプッシュプル機構部分の円筒スライド部材の移動距離と同じ距離だけハンドル全体が扉面に平行なまま垂直方向に直線移動し、ラッチ錠の施解錠が実施できることになる。また操作後のハンドルが戻る際にさらにスムーズな動作を得るには、端部座のガイド面とハンドルのガイド凹部位置にばね部材を組み込み、押す動作で作動する側においては円筒スライド部材が常に扉面から遠ざかる方向にばね部材の付勢力がかかるように配置し、引く動作で作動する構成においては円筒スライド部材が常に扉面に押し付けられるように配置しておくとよい。
以上基本的な構成と作用は上記にて得られるのであるが、プッシュプル機構においては、扉は片側からは押して開き、反対側からは引いて開くため、押す側と引く側の動作を扉の納まりに応じて別々に設定する必要が生じる。したがって押す動作を必要とするプッシュ側機構部分は、操作前の段階で円筒スライド部材の傾斜溝の最も扉面に近い位置で係合ピンにより回転部材と連結しておき、円筒スライド部材が扉面側に押し込めるだけの空間を台座内に設けておくとよい。また逆に引く動作を必要とするプル側機構部分は、操作前の段階で、円筒スライド部材の傾斜溝の最も扉面から遠い位置で係合ピンにより回転部材と連結しておき、円筒スライド部材を扉面側から引っ張れるようにしておくとよい。またプッシュ側とプル側との操作による回転部材や角軸の回転方向が同じ方向になるように傾斜溝の傾斜の方向を設定しておくことも重要である。
次に、扉には左右勝手があり通常のレバーハンドル錠はハンドルを水平な位置から下方向に回転させて操作するのが一般的である。したがって勝手を変更する場合は、ラッチ錠の上下を変えずに反転させてラッチ錠を装着することで左右兼用になり、ハンドル側での左右勝手はもともと存在しない。しかし本発明のプッシュプル操作ハンドルにおいては、押し引きでの操作においては角軸の回転方向は変わらないため、そのまま反転させても左右兼用にはならない。そこで円筒スライド部材に中心線に対して対称な配置でもう一本の傾斜溝を設けるとよく、回転部材から係合ピンを抜き、円筒スライド部材を180°回転させ、もう一本の対称側に位置する傾斜溝に係合ピンを係合させることにより傾斜の方向が逆になり、回転方向を逆方向にすることができる。すなわち回転部材と円筒スライド部材を組み替えることで左右兼用が実現可能となる。
また本発明のプッシュプル操作ハンドルにおいては、ラッチ錠の角軸の延長線上にてハンドルを押し引きする構成であるため、扉面に対するハンドルの向きが特に限定されないのが特徴である。つまり台座に対して横方向に一定距離離れた位置に端部座を設けて水平状態にハンドルが配置される構成や、台座に対して上下方向に一定距離離れた位置に端部座を設けて縦方向にハンドルが配置される構成等任意の配置が可能になる。さらにはハンドルの向きや配置にかかわらず台座とハンドルと端部座が常に連続した形状になり、その連結部分に極端な突起や段差形状が生じないように形成することで全体としてループ状にすることができ、通行時に衣服や鞄等を引っ掛けるような危険性を排除することができる。そしてハンドル操作においても台座に連結されているハンドルを扉面に対して垂直方向に比較的短い距離だけ押し引きするだけであり、高齢者や障害者にも優しい操作が実現できることになる。
従来のレバーハンドル錠やプッシュプル錠のようなハンドル端部の突出した部分を回転させたり押し引きする操作ではなく、ラッチ錠の角軸の延長線上の位置にてハンドルを扉面に対して略垂直方向に比較的短い距離のみ押し引きする構成であるため、施解錠時のハンドル自体の操作距離が小さく、体重をハンドルにかけながら押し引きする操作が可能となり、力の弱い高齢者や障害者にも優しい操作が実現できる。
ラッチ錠の角軸の延長線上の位置にてハンドルを押し引きする構成であるため、略棒形状のハンドルを横水平方向に配置する構成のみではなく、上下縦方向の配置や斜め方向等の配置等任意の方向にて配置可能になり、デザイン性において幅広く展開可能になる。
ハンドルの向きや配置にかかわらず台座とハンドルと端部座が常に連続した状態になり、その連結部分に極端な突起形状や段差部分が生じないように形成することで全体としてなだらかなループ形状にすることが可能であり、通行時に衣服や鞄等を引っ掛けるような危険性を排除することができる。特にハンドルを上下縦方向に配置する構成においては鞄の紐や衣服を引っ掛ける頻度はさらに小さいと想定される。
角軸を回転させることで施解錠する従来のラッチ錠をそのまま使用することができ、プッシュプル錠専用のラッチ錠に交換する必要がない。また角軸を有する回転部材と円筒スライド部材とを組み込んだ台座からなるプッシュプル機構部分と端部座と両者を連結するハンドルのみの簡易な部品構成にて実施できるため、安価に供給可能であり誤作動の危険性も少ない。
以下図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のラッチ錠のプッシュプル操作ハンドルを扉34に装着した状態の納まり上面図であり、扉34を押して開く側と、引いて開く側の操作ハンドルは共に操作前の状態を示している。また本発明のプッシュプル操作ハンドルは図1に示すように、扉34を押して開くプッシュ側、引いて開くプル側共に比較的類似した構成であり、台座13とその内部に配置される円筒スライド部材1と角軸12を備えた回転部材6と圧縮ばね19とからなるプッシュプル機構部分と、端部座20と、両者を連結するハンドル22とから構成されている。そして図23に示すようなラッチ錠31を扉34の戸先部分に掘り込んだ状態で装着する。このラッチ錠31は中央部分に配置された角孔30に角軸12を挿入して回転させることでラッチ32が没して解錠する構成であり、このラッチ錠31と連動可能とするように、プッシュ側機構部分とプル側機構部分の角軸12をラッチ錠31の角孔30に差し込み、扉34を挟み込んだ状態で装着する。そして戸先側の枠体35にラッチ受け33を配置しておく。
図2はプル側機構部分の円筒スライド部材1の上面図であり、内部が中空の円筒部分2と板状の連結部分3からなり、円筒部分2に長さ方向の中心線に対して一定の開き角度を持った傾斜溝4を設けておき、連結部分3には横方向の長孔5を形成しておく。そして図3はプル側機構部分の円筒部分2の正面図であり、傾斜溝4の傾き角度θをラッチ錠31のラッチ32が完全に没して解除するために必要な角軸12の回転角度に設定しておく。図4はプル側機構部分の回転部材6の上面図であり、円柱形状部7は円筒スライド部材1の内部に挿入可能でかつがたつき無く回転動作できるように設定しておく。そして回転部材6の正面図である図5に示すように、角軸12を固定する角型凹部8を片端部に設け、角軸12を差し込んだ状態でセットボルト等の手段を用いて角軸12を固定しておく。そして図4に示すように角型凹部8の外周部分に空転用溝9を設け、さらに円柱形状部7に係合ピン固定用雌ねじ部10を形成しておく。
図6はプル側機構部分の円筒スライド部材1に角軸12を備えた回転部材6をがたつきなく円滑に回転可能な状態で挿入し、係合ピン11を傾斜溝4を通して回転部材6の係合ピン固定用雌ねじ部10に螺合した状態を示した上面図である。このとき雄ねじ部分を有した係合ピン11の頭部のサイズを、円筒スライド部材1の傾斜溝4の幅よりも少しだけ小さくしておき、係合ピン11を完全に螺合した状態で、頭部が円筒スライド部材1の円筒部分2の厚みを超えない範囲で回転部材6から傾斜溝4内に突出するように係合ピン11の頭部の厚みを設定しておく。そして回転部材6を定位置にて回転動作のみ可能なように空転させた状態で保持する。すると、図6(a)に示す円筒スライド部材1の内部にほぼ回転部材6が入り込んだ状態から円筒スライド部材1を真っ直ぐに引く動作により、図6(b)に示すように係合ピン11が傾斜溝4に押されて回転部材6が回転し、その結果角軸12も一緒に回転する動作を得ることができる。したがって図2に示す円筒スライド部材1と図4に示す回転部材6との傾斜溝4と係合ピン11との組み合わせにより、プッシュプル機構でのプル側機構部分の動作で角軸12を回転させることが可能になる。
図7は同様に傾斜溝4を備えた円筒部分2と板状の連結部分3を有するプッシュ側機構部分の円筒スライド部材1の上面図であり、図8は同様に角型凹部8とその外周部分に空転用溝9を有し、さらに円柱形状部7に係合ピン固定用雌ねじ部10を設けたプッシュ側機構部分の回転部材6の上面図である。そして図9は回転部材6に角軸12を装着し、円筒スライド部材1に回転部材6を挿入し、係合ピン11を傾斜溝4を通して回転部材6に螺合した状態を示したプッシュ側機構部分の上面図である。また先述のプル側機構部分と同様に回転部材6を定位置にて回転動作のみ可能なように空転させて保持しておく。すると、図9(a)に示す円筒スライド部材1の内部に一部のみ回転部材6が入っている状態から円筒スライド部材1を真っ直ぐに押す動作により、図9(b)に示すように係合ピン11が傾斜溝4に押されて回転部材6が回転し、その結果角軸12も一緒に回転動作することになる。したがって図7に示す円筒スライド部材1と図8に示す回転部材6との傾斜溝4と係合ピン11との組み合わせにより、プッシュプル機構でのプッシュ側機構部分の動作で同様に角軸12を回転させることが可能になる。
次に図10は台座13の上面図であり、図11は台座13の正面図である。図10と図11に示すように台座13も内部が円柱状の中空部分14を有しており、台座13の先端面に矩形孔15を設け、中空部分14の両側の座面16に取り付け用のねじ柱17を設けておく。台座13に関しては特にプッシュ側プル側の区別は無いが、片方のねじ柱17には雌ねじ部を設けておき、他方のねじ柱17には皿孔と取り付けねじを貫通させるためのねじ孔を設けておく。そして図12や図13に示すように台座13の中空部分14に、図6や図9に示している組み付けた状態の円筒スライド部材1と角軸12を備えた回転部材6を、台座13の矩形孔15に連結部分3が貫通した状態で配置する。このとき矩形孔15に対して連結部分3ががたつき無く直線移動のみ可能なように両者を設定しておく。そしてさらに回転部材6の空転用溝9にEリングのような効果を有する保持板18を嵌め込んで回転部材6を台座13に対して定位置にて空転のみ可能な状態で装着しておく。
その結果円筒スライド部材1の連結部分3を押し引きする操作により回転部材6と共に角軸12が回転する動作が得られることになる。また図12はプル側機構部分を表示しており、引く動作により角軸12の回転動作を得る構成であるため、円筒スライド部材1と台座13の中空部分14の間に常に円筒スライド部材1を台座13の座面16方向に付勢するように圧縮ばね19を挿入しておくとよい。すると通常時には図12に示す角軸12は回転していない状態を保持し、施解錠操作である円筒スライド部材1の連結部分3を引く動作を実施すると圧縮ばね19を撓ませながら角軸12が回転し、そのまま引く動作を止めると圧縮ばね19の付勢力にて図12に示す元の状態に戻ることになる。またプッシュ側機構部分に関しては、図13に示すように円筒スライド部材1と台座13の座面16側の中空部分14に常に円筒スライド部材1を台座13の先端面方向に付勢するように圧縮ばね19を挿入しておくとよい。すると通常時には図13に示すように角軸12は回転していない状態を保持し、円筒スライド部材1の連結部分3を押す動作において同様に圧縮ばね19を撓ませながら角軸12が回転し、そのまま押す動作を止めると圧縮ばね19の付勢力にて図13に示す状態に戻ることになる。
そして次の段階としては、図12に示すプル側機構部分と図13に示すプッシュ側機構部分とを図1のように扉34に向かい合わせた配置で装着することになり、このときプッシュ側とプル側のどちらの操作においても同じ方向に角軸12が回転するように構成する必要がある。ここで図12と図13においてはどちらも図6や図9に示すように角軸12は時計回り方向に動作するように設定されている。しかしここで問題となる点は、扉34には右勝手と左勝手があり、このままの構成では両方の勝手には対応することができないことである。つまり図12と図13に示している構成では図1に示す右勝手にしか対応することができないことになり、左勝手に対応するためには図12や図13に示す構成で円筒スライド部材1を押し引きすることで回転部材6と角軸12が時計と逆方向に回転する構成が必要になる。そこで図14に示すように円筒スライド部材1の円筒部分2に図3に示す傾斜溝4と対称の位置関係にもうひとつの傾斜溝4を形成しておくとよい。そして左勝手に対応したい場合には、もうひとつの傾斜溝4を通して係合ピン11を挿入することで角軸12の回転方向を逆回転にすることができ、同じ部材を用いて左右勝手を組み替えることが可能になる。
次に図15は扉面に装着するための取り付け孔を有した端部座20の上面図であり、図16はハンドル22の上面図であり、図17はハンドル22の正面図である。そして図1に示すように扉34に装着されたプル側機構部分とプッシュ側機構部分から各々一定距離離れた位置に端部座20を装着し、円筒スライド部材1とハンドル22を連結軸で、ハンドル22と端部座20を回転軸で連結する。その連結の具体的な手段は様々に可能であるが、プル側機構部分とプッシュ側機構部分の台座13と両端部座20を扉34の両面にあらかじめ取り付けておき、ハンドル22を被せるようにして装着する手段が施工性においてはよいと想定される。そこで一例としては連結軸として連結軸用ねじ25を用い、回転軸として回転軸用ねじ26を用いる手段が有効と考えられる。つまり、図15に示すように端部座20にハンドル22の揺動動作の中心となる回転軸用ねじ挿入孔21を設けておく。そして図16及び図17に示すようにハンドル22の片側にプッシュプル機構部分の連結部分3が挿入できるような窪み部分と、その下部に連結軸用ねじ挿入孔23を、そしてその上部に連結軸用ねじ固定用雌ねじ部24を形成し、ハンドル22の逆側に端部座20を抱き込むような同様の窪み部分と、その下部に回転軸用ねじ挿入孔21を、さらにその上部に回転軸用ねじ固定用雌ねじ部27を形成しておく。
そして図1に示すようにハンドル22をプッシュプル機構部分の連結部分3と台座13及び端部座20に被せるように配置して、ハンドル22の下側から連結軸用ねじ25にて連結軸用ねじ挿入孔23と円筒スライド部材1の長孔5を通して、連結軸用ねじ固定用雌ねじ部24に螺合することでハンドル22と円筒スライド部材1を連結するとよい。また同様にハンドル22の下側から回転軸用ねじ26にて両回転軸用ねじ挿入孔21を通して、回転軸用ねじ固定用雌ねじ部27に螺合することでハンドル22と端部座20を揺動動作可能な状態で連結するとよい。するとハンドル22の上面にはねじの頭や取り付け孔等が露出することなく、デザイン性に優れた構成が得られることになる。また上記のようにプッシュプル機構部分と端部座20に嵌め込むことが可能であるなら、ハンドル22の形状は任意であり、様々なデザインにて展開することができる。
また上記の構成では角軸12をプル側機構部分とプッシュ側機構部分とに分割してあらかじめ両方の回転部材6に装着した状態で表記しており、扉34の両側から図23に示すようなラッチ錠31の角孔30に挿入するようにしている。したがって扉34の片方でのプッシュ操作若しくはプル操作により両者がより確実に連動することが必要とされる。そこで図6と図9に示すように3枚の長短のある板材を重ね合わせた構成にて角軸12を形成し、片方は3枚のうちの真ん中の板材を長く、他方は真ん中の板材を短く設定し、図1に示すように両者の角軸12の真ん中の長短の部分がお互いに嵌り込むようにすることでより確実に連動させることが可能となる。
そして図1に示す操作前の状態からまずプッシュ側機構部分のハンドル22を押し込むとすると、図18に示すようにハンドル22が端部座20の回転軸用ねじ26を中心に揺動動作して連結軸用ねじ25が円筒スライド部材1の連結部分3の長孔5内を移動しながら円筒スライド部材1を扉面に対して垂直方向に押す動作になり、その結果圧縮ばね19を撓ませながら角軸12が回転してラッチ錠31を解錠することができる。そして同時にプル側機構部分の角軸12も同じ方向に回転して自動的にプル側機構部分のハンドル22も引っ張られた状態になる。したがって操作前の状態からプル側機構部分のハンドル22を引く操作においても同様の結果が得られることになる。また扉34の開放操作後はそのままハンドル22から手を離して放置すると、両方の圧縮ばね19の付勢力により自然に図1に示す元の状態に戻ることになる。
その結果、ハンドル22を小さな距離のみ押し引きする、極簡単で解り易い高齢者や障害者にも優しい操作で扉34を開放することが可能になる。またこの構成においては、プル側機構部分とプッシュ側機構部分とハンドル22のみではなく、ハンドル22と端部座20をも連結したことが最大の特徴である。つまり図1や図18に示すように常に扉面に対してプッシュプル機構部分とハンドル22と端部座20が全体の形状としてなだらかなループ状に連結されており、ハンドル22の両端部を斜めにカットした形状にし、かつ各々の連結部分に段差ができないように形成することで、従来のレバーハンドルのように端部に突出部分が無く、通行時に衣服の袖や鞄の紐等を引っ掛けてしまう危険性を排除でき、より安全な通行を実現することが可能になる。
ここで一般的な発想としては、図1や図18に示したように扉面に対してハンドル22が水平に配置されている構成が普通であるのだが、本発明で採用したプッシュプル機構部分は、角軸12とその延長線上での押し引きの動作を回転動作に変換する構成であるため、その機構自体においての上下左右の方向性の制限は無く、したがってハンドル22を配置する向きにおいては任意である点が特徴として挙げられる。そこで図19はハンドル22を上下縦方向に配置した構成での、扉34の先端側から見た状態を示しており、図20は同じ上下配置での閉鎖状態の上面図を示している。この構成においては、端部座20はプッシュプル機構部分から真下に配置され、縦長のハンドル22を押し引きして施解錠する操作になり、デザイン性において全く違った印象を有するだけでなく、前述の鞄の紐や衣服を引っ掛ける危険性においてはさらに有効と考えられる。またこの縦型だけにとどまらず様々なハンドル22の配置が可能になり、その各々においてさらにデザイン性も広がると想定される。
また以上においては細長いハンドル22を用いて円筒スライド部材1の連結部分3を扉面に対して垂直方向に移動動作させるのに適した構成として、端部座20の回転軸用ねじ26を中心としたハンドル22の揺動動作で円筒スライド部材1の連結部分3を押し引きする実施例にて説明してきた。しかし円筒スライド部材1の連結部分3を押し引きする構成としてはこの揺動動作に限られわけではなく、他の動作においても実施可能である。そこで図21はハンドル22全体を扉面に対して垂直方向に平行移動させる動作でプッシュプル操作を実施する構成の上面図であり、同様のプル側機構部分とプッシュ側機構部分を用い、端部座20の両側面を扉面に対して垂直なガイド面28として形成し、ハンドル22の端部座20側にガイド凹部29を設け、両者を嵌め合わせた状態でがたつき無く垂直方向にのみ移動できるようにしておく。そして同時に台座13の外周面も同様に扉面に対して垂直な平行面とし、ハンドル22の中空部分14の内面に添ってがたつき無く動作するように形成しておくとよい。この場合はガイド面28の長さが重要になり、扉面からのガイド長さが大きいほど安定した動作が得られることになる。また図示はしないが端部座20側にもばね部材を挿入して、プッシュプル機構部分での圧縮ばね19と同じ方向に付勢させておくと、プッシュプル操作後にハンドル22が戻る動作時においてよりスムーズな動作が可能になると想定される。
また以上においてはハンドル22の中央部分を握って押し引きするような構成にて、完全にハンドル22の操作面を扉面から離した状態での配置にて説明してきたが、この配置では、プッシュプル操作はしやすいが扉面からの持ち出し量はレバーハンドル錠とあまり差がない点がまだ改良の余地を残していると考えられる。また基本となる動作がプッシュプル機構であるため、必ずしもレバーハンドル錠のようにハンドル22を完全に握って操作することが絶対条件ではなく、押し引きの操作での移動距離も小さくて可能であるため、プル動作においてはハンドル22の一部分を指で引っ掛けて引く操作や、プッシュ動作においてはハンドル22の正面をそのまま指等で押し込むような操作であってもよいと想定される。そこで図22に示すようなプッシュプル機構部分を扉34の厚み方向内に一部内蔵させた配置も可能である。
このプッシュプル機構部分を一部扉34に内蔵する配置においても、図1に示すようなハンドル22が端部座20の回転軸用ねじ26を中心に揺動動作する構成と、図21に示すようなハンドル22全体が扉面と平行移動する構成の両方が可能である。図22はハンドル22が扉面に対して平行移動する構成にて表記しており、プッシュ操作やプル操作でのハンドル22の移動距離を小さくしたことで、操作前の状態ではハンドル22を扉面に対して比較的フラットに近い配置にすることができ、さらにデザイン性を高めることが可能になる。またハンドル22の形状としては、図22に示すように平たい棒状で上下面の中央部分に湾曲したくぼみを形成しておくとよく、引く操作時での十分な指の引っかかりを設けておくことで操作性も確保することが可能と想定される。
1 円筒スライド部材
2 円筒部分
3 連結部分
4 傾斜溝
5 長孔
6 回転部材
7 円柱形状部
8 角型凹部
9 空転用溝
10 係合ピン固定用雌ねじ部
11 係合ピン
12 角軸
13 台座
14 中空部分
15 矩形孔
16 座面
17 ねじ柱
18 保持板
19 圧縮ばね
20 端部座
21 回転軸用ねじ挿入孔
22 ハンドル
23 連結軸用ねじ挿入孔
24 連結軸用ねじ固定用雌ねじ部
25 連結軸用ねじ
26 回転軸用ねじ
27 回転軸用ねじ固定用雌ねじ部
28 ガイド面
29 ガイド凹部
30 角孔
31 ラッチ錠
32 ラッチ
33 ラッチ受け
34 扉
35 枠体
2 円筒部分
3 連結部分
4 傾斜溝
5 長孔
6 回転部材
7 円柱形状部
8 角型凹部
9 空転用溝
10 係合ピン固定用雌ねじ部
11 係合ピン
12 角軸
13 台座
14 中空部分
15 矩形孔
16 座面
17 ねじ柱
18 保持板
19 圧縮ばね
20 端部座
21 回転軸用ねじ挿入孔
22 ハンドル
23 連結軸用ねじ挿入孔
24 連結軸用ねじ固定用雌ねじ部
25 連結軸用ねじ
26 回転軸用ねじ
27 回転軸用ねじ固定用雌ねじ部
28 ガイド面
29 ガイド凹部
30 角孔
31 ラッチ錠
32 ラッチ
33 ラッチ受け
34 扉
35 枠体
Claims (6)
- 扉に装着され、ラッチがハンドル操作により出没して施解錠するように構成されているラッチ錠の操作ハンドルであって、連結部分を備えた円筒スライド部材を押し引きする動作で角軸を装着した回転部材を回転させる構成のプッシュプル機構を設け、そのプッシュプル機構を台座に組み込んだ構成のプル側機構部分とプッシュ側機構部分を、角軸をラッチ錠の角孔に挿入した状態で扉面の両側に配置し、台座から一定距離離れた所定位置に端部座を装着し、略棒状のハンドルを設けてプッシュ側機構部分とプル側機構部分の連結部分に各々のハンドルの片側を連結させ、各々のハンドルの逆側を端部座に連結して構成し、ハンドルを扉面に対して略垂直の方向に押し引きする操作で円筒スライド部材の直線移動動作を得、さらに回転部材に備えられた角軸の回転動作を得ることで、ラッチ錠を施解錠可能としたことを特徴とするラッチ錠の操作ハンドル。
- 前記プッシュプル機構が、内部に中空部分を有した台座と、パイプ状で連結部分を有した円筒スライド部材と、円柱形状で中心部分に角軸を備えた回転部材とを有し、前記円筒スライド部材と回転部材のどちらか一方に一定の角度を有した傾斜溝を設け、他方に抜き差し可能に係合ピンを設け、傾斜溝を通して係合ピンを差し込んだ状態で回転部材と円筒スライド部材を組み付け、回転部材を台座内の所定の位置に空転するように装着し、台座内での円筒スライド部材の直線動作を傾斜溝と係合ピンにて回転部材の回転動作に変換する構成であり、ハンドルはプッシュプル機構側においては円筒スライド部材の連結部分と、逆側においては端部座と連結され、全体の形状が、扉面に対してハンドル中央部分が持ち出され、かつ両端部が扉面から離脱することなくループ状に連続されている略コの字形状若しくは略湾曲形状であることを特徴とする請求項1に記載のラッチ錠の操作ハンドル。
- 前記プッシュプル機構部分の円筒スライド部材を押し引きする際のハンドル操作の構成が、端部座に対して回転軸にてハンドルの端部を一定角度範囲のみ回転可能に連結しておき、ハンドルとプッシュプル機構部分との連結においては、端部座の回転軸を中心としたハンドルの揺動動作を、台座内での円筒スライド部材の扉面に対する垂直方向への移動動作に変換させることが可能な構成を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のラッチ錠の操作ハンドル。
- 前記プッシュプル機構部分の円筒スライド部材を押し引きする際のハンドル操作の構成が、端部座に扉面に垂直なガイド面を設け、ハンドルの端部にもガイド凹部を設け、互いを嵌め合わせて一定距離のみ扉面に対して垂直方向にのみ移動可能な状態で連結し、同時に台座の外周に対してがたつきなしにハンドルが扉面に対して垂直方向にのみ移動するように互いを連結し、ハンドルのプッシュプル操作により、プッシュプル機構部分の台座に対する円筒スライド部材の移動距離と同じ距離だけハンドルが扉面に平行なまま垂直方向に直線移動する構成であることを特徴とする請求項1または2に記載のラッチ錠の操作ハンドル。
- 前記ハンドルの片側は常にプッシュプル機構部分の台座内に組み込まれた円筒スライド部材に連結し、ハンドルの逆側を連結する端部座の位置及び方向においては、プッシュプル機構部分から横方向に水平に伸ばして所定の距離離れた位置にて端部座にて扉面と連結するハンドル配置や、プッシュプル機構部分から下方向に真っ直ぐ伸ばして所定の距離離れた位置にて端部座にて扉面と連結するハンドル配置等、任意のハンドル配置が可能であることを特徴とする請求項1及至4いずれかに1項に記載のラッチ錠の操作ハンドル。
- 扉の角軸やねじ柱を挿入する所定の範囲に掘り込みを設け、プッシュ側機構部分とプル側機構部分の角軸側の一定範囲を掘り込み内の扉の厚み部分に内蔵して配置し、ハンドルの扉面からの突出量を低減可能としたことを特徴とする請求項1及至6いずれか1項に記載のラッチ錠の操作ハンドル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013147138A JP2015017483A (ja) | 2013-07-13 | 2013-07-13 | ラッチ錠のプッシュプル操作ハンドル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013147138A JP2015017483A (ja) | 2013-07-13 | 2013-07-13 | ラッチ錠のプッシュプル操作ハンドル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015017483A true JP2015017483A (ja) | 2015-01-29 |
Family
ID=52438715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013147138A Pending JP2015017483A (ja) | 2013-07-13 | 2013-07-13 | ラッチ錠のプッシュプル操作ハンドル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015017483A (ja) |
Cited By (5)
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-
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- 2013-07-13 JP JP2013147138A patent/JP2015017483A/ja active Pending
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