JP6035041B2 - 扉用のハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は扉用のハンドル装置に関し、特に、建具としての扉の壁面に配設されるプッシュ・プル式のハンドルに適合するトグル機構の扉用のハンドル装置に関する。
特許文献1のハンドル装置は、扉1の開放端側に設けられるラッチ錠9と、扉内外の扉面に縦向き又は横向きにハンドルを取り付けるための座12、13と、この座のそれぞれに押し引き可能に保持されるハンドル11a、11と、ハンドルを押し引きの中間位置に保持するバネ14、14と、中間位置からのハンドルの押し操作並びに引き操作によって、縦向きハンドルが取り付けられたときには縦向きハンドル用の操作部材27を作動させ、横向きハンドルが取り付けられたときには横向きハンドル用の操作部材28を作動させて、ラッチ錠9のラッチ16の後退を許容させる作動機構15、15を設けている(符号は特許文献1に記載のもの)。
この特許文献1のハンドル11a、11は、いわゆるプッシュ・プル式の操作部材であり、該操作部材の基端部には、錠箱内に突出する内外の作動片45a、45bが設けられている。これら内外の作動片45a、45bのいずれかが錠箱の上下方向(図3参照)又は左右方向(図13参照)に移動すると、上下一対のラッチ規制部材(ロッキングピース)22、22がラッチ16の規制を解く方向へ回転する。
一方、特許文献2には、操作部材が、例えば操作軸を有するレバーハンドルであって、前記操作軸の回転によりラッチボルト(棒状体)が後退した後に、該操作軸のさらなる回転操作によって、「抉じ開けラッチ83」が扉枠側の反力部材(39、121)に扉を抉じ開けるように圧接する事項(内外気圧差解消装置)が記載されている(符号は特許文献2に記載のもの)。
特許文献2に記載のような扉の開動助勢装置は、扉の自由端部に設けられた錠箱内に摺動或いは回動可能に設けられた駆動体に大きなモーメントを掛けないようにすることが要望されている。それは扉の開動助勢装置を構成する抉じ開け杆に戸枠側から反力が掛かるからである。また、内外のハンドル装置の工夫も要望されている。
ところで、特許文献3には「箱本体の前面開口を開閉する扉の側面にハンドルケース部を取り付け、該ハンドルケース部に、扉の側面に沿って起伏自在なハンドルと、ハンドルとリンクを介して連結されてハンドルの起伏操作により扉の側面に対して垂直方向の回動軸を中心として回動する鎖錠部とを取り付けるとともに、この鎖錠部が係止される係止部を箱本体の前面開口部の外側に設け、ハンドルの側面下方を把持して引き起こすことにより開錠されるものとした鎖錠用ハンドル装置」が記載されている。
しかしながら、この特許文献3は「電気機器収納箱の扉の開口部に取り付けられる鎖錠用ハンドル装置」に関するものであって、本願発明の如く「建具としての扉用のハンドル装置」ではない。
また特許文献3の構成は、例えば図1、図2、図3等から明らかなように、扉2の前面開口11を塞ぐようにハンドルケース部3を組み込み、該レハンドルケース部3にその基端部を軸支したレバー状ハンドル32の自由端部を前記ハンドルケース部3の外方向へ引くと、前記基端部に連結されたリンクプレート34の先端部に設けられたフック状鎖錠部31が、扉2内の係止部13から外れる錠装置である(符号は特許文献3のもの)。
それ故に、特許文献3のハンドルは、扉の側面に沿って起伏自在としたレバー式のハンドルであり、建具としての扉用のプッシュ・プル式のハンドルではない。
特開平11−148259号公報 特許第4295596号公報 特許第4360776号公報
本願発明の所期の目的は、特に、建具としての扉の操作部材に倍力機構を応用し、小さな操作力であっても、プッシュ・プル式のハンドルを操作(プッシュ、プル)することができる扉用のハンドル装置を提案することである。第2の目的は、プッシュ量或いはプル量が少なくしても、トグル機構の動力を伝達する作動片の回転角を大きくすることができ、例えば建具としての扉の自由端部に内設した単数又は複数の箱体内の駆動体を所望する位置まで移動させることができることである。第3の目的は、一度のハンドル操作で扉に設けられた複数の箱体内にそれぞれ設けた駆動体を略同時に作動させるこができることである。付言すると、一度のハンドル操作で、該ハンドルに個別的に設けた上下の作動片で、ラッチ錠の仮施錠状態を解くと共に、扉の開動助勢装置を作動させることを目的とする。
本願発明の扉用のハンドル装置は、プッシュ・プル式ハンドルが、建具としての扉の自由端部の壁面に固定された上方台座にその上端部が軸枢された短杆状リンクと、この短杆状リンクの下端部に前記壁面に対して接離可能な関節部が連結され、一方、該関節部とは反対側の軸支された端部が前記上方台座に対して所定間隔を有して前記壁面に固定された下方台座に連結された長杆状リンクとから成り、前記プッシュ・プル式ハンドルの内、プッシュ側のハンドルの長杆状リンクの下部であって前記反対側の軸支された端部よりも上方の下部寄りの部位にその基端部が軸支されていると共に、前記下方台座側の固定支軸を介して回転可能に軸支され、かつその先端部が前記扉の自由端部に内設された第1箱体内の第1駆動体と係合する第1作動片が直接連結されており、前記反対側の軸支された端部に力が働くとき、前記第1作動片は前記長杆状リンクを介して回転して前記第1駆動体が所定方向に移動することを特徴とする。
また本願発明の扉用のハンドル装置は、プッシュ・プル式ハンドルが、建具としての扉の自由端部の壁面に固定された上方台座にその上端部が軸枢された短杆状リンクと、この短杆状リンクの下端部に前記壁面に対して接離可能な関節部が連結され、一方、該関節部とは反対側の軸支された端部が前記上方台座に対して所定間隔を有して前記壁面に固定された下方台座に連結された長杆状リンクとから成り、前記プッシュ・プル式ハンドルの内、プッシュ側のハンドルの長杆状リンクの下部であって前記反対側の軸支された端部よりも上方の下部寄りの部位に動力変換アームを介してその基端部が接続していると共に前記下方台座側の固定支軸を介して回転可能に軸支され、かつその先端部が前記扉の自由端部に内設された第1箱体内の第1駆動体と係合する第1作動片が連結されており、前記反対側の軸支された端部に力が働くとき、前記第1作動片は前記長杆状リンク及び前記動力変換アームを介して回転して前記第1駆動体が所定方向に移動することを特徴とする。
(a)倍力機構を応用し、小さな操作力であっても、プッシュ・プル式のハンドルを操作(プッシュ、プル)することができるトグル機構の扉用のハンドル装置を提案することができる。
(b)また、プッシュ量、或いはプル量が少なくしても、ハンドルの動力を伝達する作動片の回転角を大きくすることができ、例えば建具としての扉の自由端部に内設した箱体内の駆動体を所望する位置まで移動させることができる。
(c)実施形態によっては、一度のハンドル操作で建具としての扉に設けられた複数の箱体内にそれぞれ設けた駆動体を略同時に作動させるこができる。
図1乃至図12は本発明の第1実施形態を示す各説明図、図16乃至図20は本発明の第2実施形態を示す各説明図、図21は本発明の第3実施形態を示す説明図である。
本発明の使用態様の一例を示す説明図。 第1実施形態の一方のハンドル装置の説明図。 トグル機構の技術的原理を簡単に示した説明図。 (a)は初期状態、(b)はプッシュした状態を示す概略説明図。 内側ハンドルの短杆状リンクの説明図。 内側ハンドルの長杆状リンクの説明図。 動力変換アームの説明図。 第1作動片の説明図。 扉の開動助勢装置(初期状態)の概略説明図。 扉の開動助勢装置(中途状態)の概略説明図。 扉の開動助勢装置(終期状態)の概略説明図。 扉の開動助勢装置(終期状態)の平面視からの概略説明図。 第2作動片の説明図。 ラッチ(仮施錠状態)の説明図。 ラッチ(解錠状態)の説明図。 第2実施形態の他方(外側)扉用のハンドル装置の説明図。 外側ハンドルの短杆状リンクの説明図。 外側ハンドルの長杆状リンクの説明図。 外側ハンドル用の第1作動片の説明図。 外側ハンドル用の第2作動片の説明図。 第3実施形態の主要部を示す概略説明図(初期状態)の説明図。
以下、第1実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の使用態様の説明図、図2は内側ハンドル装置の説明図、図3は技術的思想を簡単に示した概略説明図、図4も前記技術的原理を応用した本発明の一例を示す概略説明図である。これらの図に於いて、1は建具としての扉、1aは扉の自由端部、1bは扉の内壁面、1cは扉の外壁面、1dは扉の基端部である。扉1は、周知のように、建物の開口部にその基端部1dが上下の丁番を介してして枢着され、水平方向に開閉する。
Hはプッシュ・プル式ハンドルで、実施形態ではプッシュ側のハンドルである。2は扉の自由端部1aの内壁面1bに固定された上方台座、3はこの上方台座に図示しない支持板を介して横設された固定枢軸、4はこの固定枢軸3に軸支された短杆状リンク、5は短杆状リンク4と長杆状リンク8とを連結する関節部(実施形態では関節軸を含む)、6は上下方向に移動するスライダー部(実施形態では可動軸)、7はスライダー部6を案内する前記内壁面1bに固定された下方台座、8は前記関節部6を介して短杆状リンク4の下端部(関節部)にその上端部(関節部)が接続する長杆状リンク、10は扉の自由端部1aに内設された下方の第1箱体、11はこの第1箱体内の第1駆動体、12は基端部が動力変換部材12を介して長杆状リンク8の下端部寄りの部位に連結され、その先端部が第1駆動体11と係合する第1作動片である。そして、16は前記短杆状リンク4の中央部の内側に基端部が連係手段17を介して連結された第2作動片である。
詳しくは、ハンドル装置YのハンドルHは、扉1の自由端部1aの内壁面1bに固定された上方台座2に固定枢軸3を介してその上端部4aが軸枢された短杆状リンク4と、この短杆状リンクの下端部4bに前記内壁面に対して接離可能な関節部5が連結され、一方、該関節部5とは反対側のスライダー部6が前記上方台座2に対して所定間隔を有して前記内壁面1bに固定された下方台座7に連結された長杆状リンク8とから成る。
しかして、実施形態では、前記長杆状リンク8の下部8bであって、前記スライダー部6よりも上方の部位(下端部寄りの部位の内側)には、先端部12aが前記扉1の自由端部1aに内設された第1箱体10内の第1駆動片11と係合する第1作動片12が直接又は間接的(実施形態)に連結されている。
ここで本発明の技術的原理を理解するために、図3を参照にして説明する。(ここでは便宜上、原理図を横にして説明する)。仮想線の1は扉、1bは扉の内壁面である。図面の仮想線内には第2箱体20(左側)と第1箱体10(右側)がそれぞれ描かれている。前記上方台座2と下方台座7との間はハンドルの長さを考慮して所定の間隔が設けられている。
また仮想線上には、後述する上方台座2と下方台座7が描かれている。プッシュ・プル式のハンドルHは短杆状の第1リンク4と、この第1リンク4と関節部5を介して連結された長杆状の第2リンク8から成る。
前記第1リンク4の左側の一端部は関節に相当するので、左側の上方台座2に固定枢軸3を介して軸支されている。一方、第2リンク8の左側の一端部は第1リンクの右側の他端部に連結されていると共に、図面右側の他端部に相当する部位はスライダー部(可動軸)6となっている。このスライダー部6は下方台座7の表面上を移動可能である。
ハンドルHの関節部5に対して、扉1の内壁面1bに対して直交する垂直からの力Pを作用させる(リンクを内側方向へプッシュする)と、第1リンク4は、固定枢軸3を支点に時計方向に回動し、一方、第2リンク8のスライダー部(可動軸)6は矢印F方向へ移動する。つまり、第2リンク8の関節部5とは反対側の軸支された端部に位置するスライダー部6にはF方向の力が作用する(換言すると、軸支された端部に力が作用する)。本実施形態では、図4の(b)で示すように、プッシュのハンドルHの長杆状リンク8の下部であって、前記スライダー部よりも上方の下部寄りの部位にその基端部が軸支されていると共に、下方台座7側の固定支軸13を介して回転可能に軸支され、かつその先端部が前記扉の自由端部に内設された第1箱体10内の第1駆動体11と係合する第1作動片12が直接連結されているが、前記スライダー部6の下方方向Fの力が働くとき、第1作動片12は長杆状リンク8を介して回転して第1駆動体11が所定方向に移動することにより、例えば箱体内の扉の開動助勢装置を作動させている。また、実施形態では、プッシュのハンドルHの短杆状リンクの略中央部に連係手段4c及び固定支軸15を介して第2作動片16が直接的に連結されているので、該第2作動片16と前記第1作動片12と同時に前記固定支軸15を介して回転し、第2箱体20内の第2駆動体21を矢印方向に押し込む。
そこで、図4の(a)と(b)を参照にして、本発明の作用を説明する。なお、作用の重複的な説明となるので、本発明の作用については図3の原理図の説明を援用する。 図4(a)はハンドルを操作する前の初期状態、一方、図4(b)はハンドルを内壁面に向かってプッシュした状態を示す。図4(b)で示すようにハンドルHの握り部分Gを扉1の内壁面1bに向って矢印A方向へ押圧すると、短杆状リンク4は、上方の固定枢軸3を支点に時計方向に回動し、一方、長杆状リンク8の下端部に設けられたスライダー部6は矢印F方向へ下方台座7に案内されて移動する。
そうすると、第1作動片12の先端部は第1駆動体11を押し下げ或いは押し上げると略同時に、後述の第2作動片16の先端部は第2駆動体21を押し下げ、或いは押し上げる。その結果、後述する第1箱体10内に設けた扉の開動助勢装置Xを構成する第1駆動体11は第1作動片12によって動かされ、それと略同時に第2箱体20に設けられた第2駆動体21は第2作動片16によって動かされる。なお、実施化レベルの実施形態を示す図2では、下方台座7に下方固定軸9を介して軸支された動力変換アーム23を介して間接的に第1作動片12にハンドルHの操作力を伝えている。付言すると、プッシュ・プル式ハンドルの内、プッシュ側のハンドルHの長杆状リンク8の下部であって、該第2リンク8の関節部5とは反対側の軸支された端部に位置する前記スライダー部よりも上方の下部寄りの部位に動力変換アーム23を介してその基端部が接続していると共に前記下方台座側の固定支軸13を介して回転可能に軸支され、かつその先端部が前記扉の自由端部に内設された第1箱体10内の第1駆動体11と係合する第1作動片12が連結されており、前記スライダー部6の下方方向Fの力働くとき、第1作動片12は長杆状リンク8及び動力変換アーム23を介して回転して前記第1駆動体11が所定方向に移動する。したがって、設計如何によって、各作動片12、21の方向が決まる。
ここで、図5以降の図面を参照にして内側ハンドル装置Yの各部材を説明する。図5は短杆状リンク4を示し、4aは上端部、4bは下端部、5は関節軸、4cは中間部の内側に形成された第2作動片16用連結突起部、4dはこの連結突起部4cよりも下方の部位の内側に形成され、かつ上方台座2に形成された規制用ガイド溝或いはガイト長孔と係合するガイド突起である。そして、前記下端部4bは長杆状リンク部材8の上端部に前記関節軸5を介して一体的に連結されている。
図6は長杆状リンク部材8を示し、8aは下端部、8bは下端部寄りの部位、8cは上端部である。
しかして、6は前記下端部8aの内側の突起部分に設けられたスライダー部(実施形態では可動軸)、8fは前記下端部寄りの部位の内側に形成された動力変換アーム23用の連結突起部である。
長杆状リンク部材8の上端部は関節部に相当し、該関節部は前述したように関節軸5が設けられている。なお、関節部の関節軸5は、例えば可撓性接続部に置き換えることもできる。
図7は動力変換部材の一例としての短板状変換アーム23で、図面上方の23aは長杆状リンク8の連結突起部8fと連結するためのガイド長孔、23cは短板状変換アーム23を下方台座7に取付けるために中央部に形成された軸孔、図面下方の23dは第1作動片12の基端部と連結するために設けられたガイド長孔である。
図8は短板状変換アーム23の先端部に連結された第1作動片12である。符号12aは動力変換アーム23と連結するための連結孔、12bは下方台座7に台座固定軸13を介して取付けるために中央部軸孔、12cは第1駆動体11に係合する先端部(作用端部)である。
ここで、図9乃至図12を参照にして、扉の開動助勢機構Xを説明する。図9は閉扉時の状態で、この時、垂直方向に移動可能な第1駆動体11は、例えば第1箱体10の底壁側に存在している。また、「マラカス」形態の短杆状抉じ開け部材33も垂直状態となっている。
図10は、内側ハンドルHを操作し始めたとき、第1駆動体11が上方へと始動した中途状態の概略説明図である。この時、横軸に軸支された式動力変換部材35は回転し始める。図11は扉の開動助勢装置(終期状態)の概略説明図、図12は扉の開動助勢装置(終期状態)の平面視からの概略説明図である。
図11で示すように、第1駆動体11がさらに上方へと上昇すると、中央部が横軸34で軸支され、かつ第1駆動体11と共働するシーソ式動力変換部材35の後端部分35aはさらに上方へと回転する。そうすると、シーソ式動力変換部材35の先端部分35bの係合突起36が短杆状抉じ開け部材33の規制長孔33bと係合しているので、短杆状抉じ開け部材33は下方へと押し下げられる。
この時、短杆状抉じ開け部材33は第2横軸37を介して時計方向へと回転し、その先端部35bはフロント10aに形成した開口40から飛び出て行く。そうすると、前記連係突片33aが扉枠30側の反力部材31に対して回転しながら傾斜状受け面31aに圧接し、該圧接力が扉1を開く方向に作用する反力と成る(図12参照)。
なお、図12に於いて、30は戸枠、31は傾斜状の受け面31aを有する反力部材、32は反力部材を固定する固着具である。
図13は第2作動片16で、16aは第2駆動体21に係合する先端部、16bは短杆状リンク4の連結突起部と連結する他端部、16cは他端部に設けられた短杆状リンクと連結する長孔、16dは上方台座2に取付けるための中央部軸孔である。
最後に、図14及び図15を参照にしてラッチ錠Rの構成を説明する。図14はラッチの仮施錠状態を示す説明図で、ラッチ錠Rは、第2箱体20内に設けられた反転ラッチ25をその先端部で規制する一組のラッチ規制片22と、これらのラッチ規制片22の一方の後方係合腕22aと係合するコ字形状の第2駆動片21とを有する。
図15は、ハンドルを操作すると、第2作動片16の先端部16aが、例えば矢印で示す下方へ移動することから、第2駆動片21の上壁の内面で押圧された一組のラッチ規制片22を図示するように回転し、その結果、反転ラッチ25が、ラッチ規制片22から規制が解かれた解錠状態を示す。実施形態では、一度のハンドル操作で建具としての扉に設けられた複数の箱体10、20内にそれぞれ設けた駆動体11、21を略同時に作動させ、例えば扉の開動助勢装置とラッチ錠を作動させている。
次に、図16乃至図20は、本発明の第2実施形態の各説明図である。この第2実施形態の説明に当って、第1実施形態と同一の部分には同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
これらの図に於いて、例えばZはプル側の扉用のハンドル装置、H1はハンドル、Gは握り部分、2Aは上方台座、3Aは固定枢軸、4Aは短杆状リンク、5Aは関節部、6Aはスライダー部、7Aは下方台座、8Aは長杆状リンク、12Aは第1作動片、16Aは第2作動片等である。
図16で示すように、ハンドルH1も、プッシュ側のハンドルHと同様に、上方台座2Aに設けられている短杆状リンク4Aと、この短杆状リンク4Aに関節部5Aを介して連結された長杆状リンク8Aにから成る。
ここで、図17乃至図20を参照にして、プル側の扉用のハンドル装置Zの構成部材を説明する。図17は短杆状リンク4Aである。この図に於いて、4aは上端部、4bは下端部、5は本実施例では関節軸、4cは中間部に形成された連結突起部、4dはガイド溝と係合するガイド突起である。
図18は第2リンク部材8Aで、8aは下端部、8bは下端部寄りの部位、8cは上端部である。しかして、前記上端部8cは関節部に相当し、関節軸5Aを有する。また前記下端部8aにはスライダー部(可動軸)6Aが設けられている。さらに、8fは第1作動片12Aと連結する連結突起部分である。
図19は第1作動片12Aで、12aは連結突起部分8fと連結するための連結孔、12bは下方台座7に取付けるための中央部軸孔、12cは第1駆動体11に係合する先端部(作用端部)である。
上記構成に於いて、プル方式のハンドル(外側ハンドル)1Hの長杆状リンク8Aの上端部(上端部寄りの部位も含む)に相当する箇所(握り部分)G1を、扉1の外壁面1bから離れる矢印A方向へ引くと、短杆状リンク4Aは、上方の固定枢軸3Aを支点に回動し、一方、長杆状リンク8Aの下端部に設けられたスライダー部(可動軸)6Aは矢印F1方向へ移動する。
そうすると、プッシュ側の扉用のハンドル装置の場合と同様に、第1作動片12Aの先端部は第1駆動体11を押し下げ或いは押し上げると略同時に、後述の第2作動片16Aの先端部は第2駆動体16を押し下げ、或いは押し上げる。なお、設計如何によって、各第1作動片12A、21Aの方向が決まる。
最後に、図21は本発明の第3実施形態を示す説明図で、この第3実施形態は、プッシュ側の扉用のハンドル装置Yとプル側の扉用のハンドル装置Zを組み合わせたものである。プル側の扉用のハンドル装置Zは、プッシュ側の扉用のハンドル装置Yの逆の原理であるが、このように組み合わせても、本発明の目的を達成することができる。
本発明は錠前及び建具の分野で利用される。
Y…プッシュ側の扉用のハンドル装置、Z…プル側の扉用のハンドル装置、H.H1…ハンドル、R…ラッチ錠、G…握り部分、X…扉の開動助勢機構、1…扉、2.2A…上方台座、3.3A…固定枢軸、4.4A…短杆状リンク、5.5A…関節部、6.6A…スライダー部、7.7A…下方台座、8.8A…長杆状リンク、10…第1箱体、11…第1駆動体、12…第1作動片、16.16A…第2作動片、20…第2箱体、21…第2駆動体、22…ラッチ規制片、23…動力変換アーム、30…扉枠、31…反力部材、32…固着具、33…短杆状抉じ開け部材、34…横軸、35…シーソ式動力変換部材、36…係合突起、37…第2横軸。

Claims (4)

  1. プッシュ・プル式ハンドルが、建具としての扉の自由端部の壁面に固定された上方台座にその上端部が軸枢された短杆状リンクと、この短杆状リンクの下端部に前記壁面に対して接離可能な関節部が連結され、一方、該関節部とは反対側の軸支された端部が前記上方台座に対して所定間隔を有して前記壁面に固定された下方台座に連結された長杆状リンクとから成り、前記プッシュ・プル式ハンドルの内、プッシュ側のハンドルの長杆状リンクの下部であって前記反対側の軸支された端部よりも上方の下部寄りの部位にその基端部が軸支されていると共に、前記下方台座側の固定支軸を介して回転可能に軸支され、かつその先端部が前記扉の自由端部に内設された第1箱体内の第1駆動体と係合する第1作動片が直接連結されており、前記反対側の軸支された端部に力が働くとき、前記第1作動片は前記長杆状リンクを介して回転して前記第1駆動体が所定方向に移動する扉用のハンドル装置。
  2. 請求項1に於いて、第1箱体内の第1駆動体は、扉の開動助勢機構を構成する部材であることを特徴とする扉用のハンドル装置。
  3. 請求項1に於いて、短杆状リンクの中間部には、第2作動片が連係手段を介して連結され、該第2作動片の先端部は上方台座側の扉の自由端部に内設された第2箱体内の第2駆動体と係合し、この第2駆動体はラッチ錠のラッチ規制片に係合することを特徴とする扉用のハンドル装置。
  4. プッシュ・プル式ハンドルが、建具としての扉の自由端部の壁面に固定された上方台座にその上端部が軸枢された短杆状リンクと、この短杆状リンクの下端部に前記壁面に対して接離可能な関節部が連結され、一方、該関節部とは反対側の軸支された端部が前記上方台座に対して所定間隔を有して前記壁面に固定された下方台座に連結された長杆状リンクとから成り、前記プッシュ・プル式ハンドルの内、プッシュ側のハンドルの長杆状リンクの下部であって前記反対側の軸支された端部よりも上方の下部寄りの部位に動力変換アームを介してその基端部が接続していると共に前記下方台座側の固定支軸を介して回転可能に軸支され、かつその先端部が前記扉の自由端部に内設された第1箱体内の第1駆動体と係合する第1作動片が連結されており、前記反対側の軸支された端部に力が働くとき、前記第1作動片は前記長杆状リンク及び前記動力変換アームを介して回転して前記第1駆動体が所定方向に移動する扉用のハンドル装置。
JP2012096892A 2012-04-20 2012-04-20 扉用のハンドル装置 Expired - Fee Related JP6035041B2 (ja)

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