JP4456258B2 - テープ印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、持ち運びのためのグリップ部を備えたテープ印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のテープ印刷装置として、装置本体の外郭を装置ケースにより形成し、装置ケースの前部に手提げ用のグリップ部と、中間部上面にキーボードと、後部左方にテープを供給するテープカートリッジ装着部と、後部上面右方にディスプレイとを配設して構成されているものが知られている。この場合、グリップ部は、装置ケースの前部を大きく貫通形成して、装置ケースから「コ」の字状に突出する形態で設けられている。そして、装置本体は、このグリップ部の貫通部分に4本の指が挿入され、把持されることで持ち運び可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のテープ印刷装置では、グリップ部が装置ケースを広く貫通させることで設けられているため、装置本体に比してグリップ部が目立ち、テープ印刷装置のデザイン性が損なわれている。また、装置ケースに構成部品を組み込み得ないグリップ部専用のスペース(デッドスペース)を確保しているため、テープ印刷装置自体の外形が大きいものとなってしまっている。もっとも、これらの問題を解消するべく、グリップ部を装置ケース内からのスライド式にすることも考えられるが、装置本体内部の構成部品の配置やグリップ部の耐久性を考えると、装置本体との関係上、グリップ部を設ける位置が特定されてしまう。
【0004】
本発明は、持ち運びを容易にすると共に、デザイン性および省スペース化を図り得るテープ印刷装置を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のテープ印刷装置は、装置本体の装置ケースに非貫通状態で設けられた当該装置本体を持ち運ぶためのグリップ部と、装置ケースの上表面に開閉自在に設けられた蓋体と、を備え、グリップ部は、装置ケースの裏表面に指が入り込む指差込み部と、指差込み部に対応して、装置ケースの上表面に設けられた指掛け部と、を有し、指掛け部は、閉蓋状態の蓋体の前端面と装置ケースの指掛け斜面とで形成された凹部位で構成されることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、装置本体を持ち運ぶためのグリップ部を装置ケースに非貫通状態で設けたため、装置ケースの表裏一方の面の指差込み部に指を挿入することで、装置本体を持ち運ぶことができる。このため、テープ印刷装置を容易に持ち運ぶための部位を装置ケースから突出して形成する必要がなくなり、装置本体の省スペース化が図れると共に、テープ印刷装置の外観デザインに幅を持たせることができる。
【0008】
この構成によれば、指掛け部が、指差込み部のある装置ケースの面とは反対側の面に、指差込み部と対応して設けられているため、装置ケースは、指差込み部に指が入り込んで引っ掛けられ、指掛け部に指が添えられることで把持される。これにより、装置本体を安定して持ち運びすることができる。なお、指掛け部は、装置ケースに指が掛かればよく、装置ケースに対し指が滑らない部位であればよい。
【0010】
この構成によれば、装置ケースの裏面を没入して指差込み部を形成したため、指を差し込む部位が装置本体の外観上目立たなくなる。これにより、テープ印刷装置のデザイン性を一層向上させることができるようになる。
【0012】
この構成によれば、キーボードを蓋体で保護する開閉式の装置本体の場合には、蓋体の開閉のための凹部位が、指掛け部として使用される。これにより、装置ケースの表面を指掛け部用にあえて加工する必要がなくなり、蓋体を開閉するために構造上不可欠な凹部位を指掛け部として有効に利用することができる。
【0013】
これらの場合、装置ケースの裏面には、電池収容部が所定の深さを有して没入形成されており、指差込み部は、電池収容部の深さ分を没入して形成されていることが、好ましい。
【0014】
この構成によれば、指差込み部は、指を挿入する深さ寸法として、電池収容部の深さと同等の寸法を確保されている。これにより、指差込み部を装置ケースの裏面に没入形成するために、電池収容部用の装置ケースの厚みを有効に利用することで、指差込み部専用に装置ケースの厚みをわざわざ確保しなくて済む。このため、装置ケースの小型化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置について説明する。このテープ印刷装置は、印刷対象物である印刷テープを引き出しながら、これに所望の文字や図形などの印刷を行うと共に、印刷テープの印刷済み部分を所定の長さに切断してラベルを作成するものである。また、このテープ印刷装置は、携帯可能な小型のものであり、ユーザが自身の手で把持することにより、容易に持ち運ぶことができるものである。
【0018】
図1ないし図3を参照して、テープ印刷装置について説明する。図1は、テープ印刷装置の全体斜視図であり、図2は、蓋体を開蓋した状態の全体斜視図であり、図3は、テープ印刷装置の裏側からの全体斜視図である。これらの図に示すように、テープ印刷装置1は、装置ケース4により外殻を形成した装置本体2と、装置本体2に着脱自在に装着したテープカートリッジ3とから構成され、このテープカートリッジ3内に印刷対象物となる剥離紙付きの印刷テープを繰り出し自在に収容している。
【0019】
装置ケース4は、図1および図2に示すように、上下2分割構造の上ケース4aと下ケース4bとからなり、手前のフロント面5と、手前反対側奥の背面6と、左右の両側面(7,8)と、下ケース4b裏側の裏面9と、上ケース4aの奥側の後半部を段上とした上表面10との6面で形成され、中間部に大型の蓋体13が開閉自在に取り付けられている。装置ケース4は、フロント面5から背面6に従って幅厚に形成され、蓋体13の閉蓋状態では、蓋体13と上表面10とが連続となって、外観上全体としてウエッジ形状を呈している。
【0020】
装置ケース4の上表面10は、後半部の一段高い上段面11と、これに連続して一段低い主に前半部の下段面12とで形成されている。上段面11には、右部にトリム部14と、トリム部14の左隣に窪入した開閉ボタン15とが配設されており、開閉ボタン15の左隣には、外側の表面が上段面11の一部となる窓付きの開閉蓋16が開閉自在に取り付けられている。開閉蓋16は、開閉ボタン15の押釦操作により開閉され、開閉蓋16の内側には、テープカートリッジ3を着脱自在に装着するカートリッジ装着部が形成されている。
【0021】
上表面10の下段面12には、蓋体13に開閉自在に覆われる複数のキーからなるキーボード18と、手前左側に2個のキーからなる露出キー群19とが配設されており、さらに下段面12の手前中央には、複数の表示ランプを有する三日月形状部20が下段面12から盛上り形成されている。そして、蓋体13の閉蓋状態では、三日月形状部20と蓋体13の外側表面とで平面視略「U」字状のウエッジ面を形成し、このウエッジ面が奥側の上段面11と面一となると共に、下段面12に連続する形態となる。
【0022】
キーボード18は、アルファベットキー群、数字キー群などの各種文字キーの他、印刷実行キーや、各種のファンクションキーなどの複数のキーが装置ケース4の下段面12に配列して構成されている。キーボード18は、印刷画像の作成や、各種指令・選択指示などを入力したりする際に使用され、蓋体13により隠蔽可能に構成されている。
【0023】
露出キー群19は、互いに近接して配設した左側の電源入力キー21と、右側の通信入力キー22とから成り、キーボード18と同一平面上の下段面12において、閉蓋状態の蓋体13から外れた位置に窪入して配設されている。電源入力キー21または通信入力キー22は、押釦操作により、電源のON−OFFまたは通信接続のON−OFFと、三日月形状部20に配設した対応する電源表示ランプ41または通信表示ランプ43の点灯・消灯とを行う。
【0024】
三日月形状部20は、手前側の複数の表示ランプを配設したフロント曲面25と、フロント曲面25に連なる奥側の指掛け斜面26とで形成され、下段面12からやや凸となっている。複数の表示ランプは、図示左側から順に、印刷表示ランプ40、電源表示ランプ41、ハーフカット表示ランプ42、通信表示ランプ43、およびトリム表示ランプ44がフロント曲面25の中央部に窪入して配列し、各種の動作状態に応じて点灯・消灯する。印刷表示ランプ40は、印刷テープに印刷中および印刷済みの印刷テープをフルカット動作中に点灯し、ハーフカット表示ランプ42は、印刷済みの印刷テープをハーフカット動作中に点灯し、さらにトリム表示ランプ44は、トリム部14で印刷済みの印刷テープを成形切断中に点灯する。
【0025】
三日月形状部20の指掛け斜面26は、装置ケース4のフロント面5側から装置本体2を把持する際に指が添えられる(詳細は、後述する)。一方、フロント曲面25は、前述したウエッジ面の一部をなし、三日月形状部20と蓋体13との間の凹部位を介して、蓋体13の外側の面と面一となっている。また、三日月形状部20は、フロント曲面25の下縁部が上表面10の下段面12にやや喰込み形成されており(図4参照)、この喰込み部分が平面視略「U」字状の溝27となっている。
【0026】
蓋体13は、開閉蓋16を逃げた後部右半部に内蔵したヒンジにより、上下方向に開閉自在に構成され、内側の面にディスプレイ28が組み込まれている。すなわち、蓋体13は、閉蓋状態ではキーボード18を覆い隠して保護し、その前端曲面と指掛け斜面26とで凹部位を形成し、一方開蓋状態ではヒンジを中心に後上方斜め姿勢に開放され、手前にキーボード18を開放すると共に、正面にディスプレイ28を配置し、キーボード18による入力作業を可能とする。ディスプレイ28は、台形の形状の内側に長方形の表示画面29を有しており、キーボード18から入力したデータを表示画面29に表示する。
【0027】
ところで、上記の凹部位は、指を挿入可能に構成され、蓋体13を上方向に開放する際および装置ケース4を把持する際に使用される。すなわち、詳細は後述するが、この凹部位が指掛け部32となっていて、装置ケース4の裏面9に没入形成した指差込み部31とで手提げ用のグリップ部30を形成している。そして、このグリップ部30により、装置本体2を把持して容易に持ち運びできるようになっている。
【0028】
また、装置ケース4の左側面7には、印刷済みの印刷テープが排出される排出口36が形成され、右側面8には、装置本体2を外部と接続するための接続端子部37が形成されている。接続端子部37は、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)と通信接続するための接続コネクタ50と、ACアダプタ用のアダプタ差込口51とから構成されている。テープ印刷装置1は、パソコンからのケーブルを接続コネクタ50に接続することで、パソコンで作成したデータのプリントアウトに使用可能となる。アダプタ差込口51は、ACアダプタを差し込むことで、商用電源がACアダプタを介して装置本体2に供給可能となる。装置本体2の電源は、商用電源の他、乾電池のバッテリ電源も使用され、乾電池を着脱自在に収容する電池収容部38が装置ケース4の裏面9に没入して形成されている(詳細は後述する)。
【0029】
また、装置ケース4の背面6には、一文字状の左右一対の脚突起(35,35)が形成され、脚突起(35,35)により背面6を下にした状態でテープ印刷装置1を立てることができるようになっている。さらに、装置ケース4のフロント面5は、装置ケース4の背面6に比して狭面に形成され、手で包み込まれるようにして把持可能となっている。
【0030】
このテープ印刷装置1をユーザが使用する場合には、先ず開閉ボタン15を押釦して、開閉蓋16を開蓋し、カートリッジ装着部にテープカートリッジ3を装着する。なお、特に図示しないが、テープカートリッジ3には、そのケース内に剥離紙付きの印刷テープの他、インクリボン、プラテン等が収容されており、テープカートリッジ3をカートリッジ装着部に装着すると、印刷テープおよびインクリボンとがプラテンおよび装置本体2側のサーマルヘッドとの間に挿入され、且つ駆動系の回転軸がプラテンおよびインクリボンの巻取側のリボン巻取コアに係合する。開閉蓋16を閉塞すると、印刷テープおよびインクリボンを挟むように、サーマルヘッドが回動して、プラテンに当接し印刷待機状態となる。
【0031】
次に、電源入力キー21を押釦してONする(このとき、電源表示ランプ41が点灯する)と共に、これに相前後して蓋体13を開蓋して、キーボード18を開放し、ディスプレイ28を正面に位置させて入力の準備を行う。ここで、ディスプレイ28を参照しながらキーボード18を操作して、所望の文字等を入力・編集して、印刷実行を指令する。印刷実行が指令されると、印刷表示ランプ40が点灯し、印刷テープおよびインクリボンが同時に送られて、サーマルヘッドが駆動し、インクリボンのインクが熱転写して印刷テープに印刷が行われる。印刷後のインクリボンは、テープカートリッジ3内で巻き取られ、一方印刷後の印刷テープは、排出口36に送られてゆき、切断機構が駆動して、印刷済み部分が切り落とされ、ラベルが作成され、印刷表示ランプ40が消灯する。
【0032】
この場合、印刷テープを切り落とす(フルカット)前に、印刷テープに剥離紙のみを残したハーフカットを施すこともできる。これにより、ラベルは、スリットの入ったタブ状のものが連続して形成される。なお、ハーフカットを施すハーフカット機構部は、装置ケース4内に収容され、装置ケース4の裏面9にやや突出している(詳細は、後述する)。また、このようにして形成したラベルの端部をトリム部14によりR形状にトリミングすることもできる。そして、このテープ印刷装置1は、グリップ部30を使用することで、装置本体2を把持して、どこへでも簡単に持ち運ぶことができるようになっている。
【0033】
グリップ部30は、上述したように、蓋体13と三日月形状部20との間の凹部位である指掛け部32と、装置ケース4内部を挟んで指掛け部32と対向する装置ケース4の裏面9の位置に没入形成した指差込み部31とから構成されている。すなわち、グリップ部30は、装置ケース4の上表面10と裏面9とで非貫通状態に設けられており、ユーザは、指差込み部31に指を挿入して指で引掛け、指掛け部32に指を添えるようにして、装置ケース4のフロント面5側を手で掴むことで、テープ印刷装置1を持ち上げることができるようになっている(図5参照)。
【0034】
図3および図4に示すように、指差込み部31は、指挿入ガイド面33と、指挿入ガイド面33に連続する上下方向の指引掛け面34とからなり、装置ケース4の手前裏面9に4本の指幅に対応する所定の幅で没入形成されている。指挿入ガイド面33は、装置ケース4の裏面9のうち平坦な面からアール状に装置ケース4内に没入形成され、通常のユーザの4本の指(人差し指から小指)の挿入を円滑にガイドするようになっている。指引掛け面34は、指挿入ガイド面33の底部から立ちあがった略方形状の面であり、装置ケース4の裏面9のうち平坦な面に連続している。また、指引掛け面34は、底部側が装置ケース4の手前フロント面5側に対しやや傾斜して形成されており、指挿入ガイド面33に案内挿入された指をフロント面5側に差し込んで幾分引っ掛けるようになっている。
【0035】
したがって、指差込み部31は、装置ケース4の裏面9の一部を窪入する形状に成形され、全体として浅い挿入穴となっており、指を円滑に挿入して、屈曲した指の第1関節部を適切に引っ掛けることができるようになっている。なお、指差込み部31の深さは、後述する電池収容部38の深さにほぼ対応している。また、指差込み部31は、装置ケース4の上表面10側の指掛け部32との関係において、適切に把持することができる位置にフロント面5側に片寄って形成されており、ユーザがグリップ部30を把持した際に、例えば指の第2関節部から手の平の上腹部に亘る部分が、装置ケース4の裏面9の手前平坦な面に触れるようになっている。
【0036】
装置ケース4の裏面9には、指差込み部31の他、指差込み部31に近接する電池収容部38と、装置ケース4の背面6側に転写スティックを着脱自在に収容するスティック収容部39とが没入形成されている。また、装置ケース4の裏面9左側は、装置ケース4内に収容したハーフカット機構部により縦長方形状にわずかに凸となっていると共に、裏面9の四隅には、円形ゴム状の四脚片55が糊着され、四脚片55により装置本体2を机上等に安定に載置できるようになっている。
【0037】
電池収容部38は、バッテリ電源となる単3型乾電池を収容する電池ボックス52と、装置ケース4に対し取り外し自在の電池カバー53とで構成されている。電池ボックス52は、単3型乾電池の形状に対応して、装置ケース4内側に半円状に窪んだ窪部54が6箇所形成されていると共に、その開口縁部に電池カバー53に対応する浅溝部が形成されている(図示省略)。電池ボックス52は、窪部54で単3型乾電池を左右に3本ずつ並べて計6本を寝かせた状態で収容し、浅溝部により電池カバー53を位置決めして、電池カバー53を装置ケース4の裏面9の平坦な面に面一となるように閉塞する。そして、装置ケース4に対して没入する電池収容部38の深さ量は、指差込み部31の深さ量とほぼ合致している。
【0038】
すなわち、指差込み部31と電池収容部38とは、装置ケース4の裏面9を没入形成する深さ寸法がほぼ同程度となっている。したがって、指差込み部31は、電池収容部38と同程度に装置ケース4に対し窪んでおり、電池収容部38用の装置ケース4の厚みを有効に利用することで形成されている。しかも、指差込み部31は、装置ケース4のフロント面5側に近接して配置されており、この部分は特に部品が配置されておらず、デッドスペースとなっているため、このスペースを有効利用することで、装置本体2は、全体として小型化になっている。
【0039】
一方で、指掛け部32は、上述のように、ウエッジ面を形成する蓋体13と三日月形状部20との間に形成され、装置本体2を把持する際に指が挿入される。より具体的には、指掛け部32は、指掛け斜面26の上側から指が滑り込み、挿入した指を指掛け斜面26に添えるように掛けることができる。したがって、図5に示すように、ユーザは、指差込み部31に4本の指を差し込んで装置本体2を引掛け、装置ケース4のフロント面5を手で包み込むようにして、親指を指掛け部32の指掛け斜面26に添えることで、装置本体2を安定して把持することができ、容易に持ち運びすることができる。
【0040】
したがって、このテープ印刷装置1では、指掛け部32を蓋体13の開閉に必要な凹部位としているため、および指差込み部31を装置ケース4の裏面9に没入形成したため、テープ印刷装置1を小型化にすることができると共に、テープ印刷装置1の外観を損なうことなく、むしろテープ印刷装置1の外観のデザイン性を向上させることができる。
【0041】
なお、指掛け部32を蓋体13と三日月形状部20との凹部位としたが、指掛け部32は、この凹部位に限るものでなく、上述の平面視略「U」字状の溝27でもよいし、指を軽く挿入する部位でなくてもよく、装置ケース4の上表面10で指を添えた際に滑らない部分であれば良い。この場合には、例えば、指掛け部32として、装置ケース4の上表面10を粗面に形成することで指がスリップしないようにしてもよい。また、指差込み部31を装置ケース4の裏面9に形成し、指掛け部32を装置ケース4の上表面10に形成したが、指差込み部31を装置ケース4の上表面10に形成し、指掛け部32を装置ケース4の裏面9に形成してもよい。
【0042】
もっとも、グリップ部30を把持しようとする際に、指差込み部31に挿入される指を親指とし、指掛け部32に添えられる指を4本の指となってもよく、グリップ部30は、これらの場合も考慮して形成されている。
【0043】
【発明の効果】
本発明のテープ印刷装置によれば、装置本体を容易に持ち運ぶためのグリップ構造が、指が掛かる指掛け部と指を挿入する指差込み部とを装置ケースの表裏の面にそれぞれ形成し、且つ装置ケースを非貫通状態としているため、装置ケースに外観上大きな空間部を持たせなくて済み、テープ印刷装置の外観デザインに幅を持たせることができるようになると共に、装置本体の小型化を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の全体斜視図である。
【図2】テープ印刷装置の蓋体を開放した状態の全体斜視図である。
【図3】テープ印刷装置の裏側の全体斜視図である。
【図4】テープ印刷装置の蓋体を閉蓋した状態の断面図である。
【図5】テープ印刷装置を手で把持した状態図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置
2 装置本体
3 テープカートリッジ
4 装置ケース
4a 上ケース
4b 下ケース
5 フロント面
6 背面
7 左側面
8 右側面
9 裏面
10 上表面
11 上段面
12 下段面
13 蓋体
16 開閉蓋
20 三日月形状部
25 フロント曲面
26 指掛け斜面
27 溝
30 グリップ部
31 指差込み部
32 指掛け部
33 指挿入ガイド面
34 指引掛け面
38 電池収容部
52 電池ボックス
53 電池カバー

Claims (2)

  1. 装置本体の装置ケースに非貫通状態で設けられた当該装置本体を持ち運ぶためのグリップ部と、
    前記装置ケースの上表面に開閉自在に設けられた蓋体と、を備え、
    前記グリップ部は、前記装置ケースの裏表面に指が入り込む指差込み部と、
    前記指差込み部に対応して、前記装置ケースの上表面に設けられた指掛け部と、を有し、
    前記指掛け部は、閉蓋状態の前記蓋体の前端面と前記装置ケースの指掛け斜面とで形成された凹部位で構成されることを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 前記装置ケースの裏面には、電池収容部が所定の深さを有して没入形成されており、
    前記指差込み部は、前記電池収容部の深さ分を没入して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
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